JP6062713B2 - 光学素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光学素子の製造方法に関する。
近年、光学系を使用する機器のデジタル化や高精細化が急速に進んでおり、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮影機器をはじめ、各種光学機器に用いられるレンズ等の光学素子に対する高精度化、軽量、及び小型化の要求は、ますます強まっている。
軽量且つ小型化された光学素子を作製する方法として、ガラス素材に対してリヒートプレス成形や精密プレス成形等のモールドプレス成形を行って、ガラス成形体を作製する方法が用いられている。モールドプレス成形を行う方法としては、成形型の上型及び下型の間にガラス素材を置き、上型及び下型に隣接し且つこれらを囲むように胴型を設け、この胴型を加熱する加熱手段を用いて上型及び下型とガラス素材を加熱して上型及び下型を押圧することで、プレス成形を行う方法が知られている(特許文献1参照)
特に、非球面レンズを作製する場合には、光学素子を研削や研磨法で作製することは高コストである低能率であるため、ガラス素材からなるゴブやガラスブロックを切断・研磨したプリフォーム材を加熱軟化させ、これを高精度な面を持つ成形型で加圧成形させる精密プレス成形を行うことによって、研削・研磨工程を省略し、低コスト・大量生産を実現させている。
特開平06−016435号公報
しかし、特許文献1に開示された方法では、プレス成形を行った際にガラスの割れやクラックが多く発生していた。特に、大口径のガラス素材をプレス成形する際には、その傾向が顕著であった。ひとたび割れやクラックが発生したガラスは、もはや光学素子として用いることができない。そのため、プレス成形時における割れやクラックを低減できるような、光学素子の製造方法の開発が望まれている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、プレス成形時におけるガラスの割れやクラックを低減でき、ひいては光学素子の生産性を高めることが可能な光学素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討し、本発明を完成させた。具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1) ガラス転移点(Tg)と屈伏点(At)との間の温度範囲における線膨張係数の最大値(αmax)が1500×10−7−1以下のガラス素材を、加熱により軟化した状態で、成形型によってプレス成形する工程を含む光学素子の製造方法。
(2) 前記プレス成形は、前記ガラス素材をガラス転移点(Tg)より高い温度への加熱により軟化した状態で行う(1)記載の光学素子の製造方法。
(3) 前記プレス成形は、前記ガラス素材を屈伏点(At)以上の温度への加熱により軟化した状態で行う(1)又は(2)記載の光学素子の製造方法。
(4) 前記ガラス素材が、溶融ガラスから作製されるガラス成形体である(1)から(3)のいずれか記載の光学素子の製造方法。
(5) 前記ガラス素材が、板状のガラスから作製されるガラス成形体である(1)から(4)のいずれか記載の光学素子の製造方法。
(6) 前記ガラス素材が、1.40以上2.00以下の屈折率(nd)と、60以上のアッベ数(νd)を有する(1)から(5)のいずれか記載の光学素子の製造方法。
(7) 前記ガラス素材が、カチオン成分としてP5+、Al3+及びCa2+を含有し、アニオン成分としてO2−及びFを含有する(1)から(6)のいずれか記載の光学素子の製造方法。
(8) 前記光学素子として非球面レンズを作製する(1)から(7)のいずれか記載の光学素子の製造方法。
(9) (1)から(8)のいずれか記載の光学素子の製造方法で製造された光学素子を用いて光学機器を作製する光学機器の製造方法。
本発明によれば、プレス成形時におけるガラスの割れやクラックを低減でき、ひいては光学素子の生産性を高めることが可能な光学素子の製造方法を提供できる。
本発明の光学素子の製造方法は、ガラス転移点(Tg)と屈伏点(At)との間の温度範囲における線膨張係数の最大値(αmax)が1500×10−7−1以下のガラス素材を、加熱により軟化した状態で、成形型によってプレス成形する工程を含む。
これにより、ガラス素材に対してガラス転移点より高い温度に加熱してプレス成形を行ってもガラスが割れ難くなるため、光学素子の生産性を高めることができる。このようにガラスが割れ難くなる理由として、例えば、ガラスを加熱して軟化させる際や、軟化したガラスをプレス成形して冷却する際に、ガラス内部の温度差によって、ガラス内部に線膨張係数の大きいガラス転移点以上の高温部と、線膨張係数の小さいガラス転移点以下の低温部に分かれたときに、高温部の熱膨張や熱収縮が小さくなることで、高温部の熱膨張や熱収縮によって低温部に掛かる力が小さくなることが挙げられる。
以下、本発明の光学ガラスの製造方法の実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合があるが、発明の趣旨を限定するものではない。
[光学ガラス]
本発明で用いられる光学ガラスは、ガラス転移点(Tg)と屈伏点(At)との間の温度範囲における線膨張係数の最大値(αmax)が1500×10−7−1以下であるガラスを用いる。これにより、ガラス転移点より高い温度に加熱してプレス成形を行ってもガラスが割れ難くなるため、光学素子の生産性を高めることができる。
従って、本発明で用いられる光学ガラスでは、ガラス転移点(Tg)と屈伏点(At)との間の温度範囲における線膨張係数の最大値(αmax)の上限は、好ましくは1500×10−7−1、より好ましくは1450×10−7−1、さらに好ましくは1400×10−7−1、さらに好ましくは980×10−7−1とする。この線膨張係数の最大値(αmax)の下限は、好ましくは500×10−7−1、より好ましくは600×10−7−1、さらに好ましくは700×10−7−1としてもよい。
ガラスの線膨張係数の最大値(αmax)は、日本光学硝子工業会規格JOGIS08−2003「光学ガラスの熱膨張の測定方法」に従って測定し、ガラス転移点(Tg)から屈伏点(At)までの間における5℃刻みの線膨張係数の最大値である。線膨張係数の計算には、5の倍数の温度における試料の長さの値を用いる。
ここで、ガラスのガラス転移点(Tg)及び屈伏点(At)は、日本光学硝子工業会規格JOGIS08−2003「光学ガラスの熱膨張の測定方法」に従い、温度と試料の伸びとの関係を測定することで得られる熱膨張曲線より求める。
なお、本明細書では、ガラス転移点(Tg)と屈伏点(At)との間の温度範囲における線膨張係数の最大値を、単に「線膨張係数の最大値」と記載することがある。
本発明では、屈折率(nd)が1.40〜2.30である光学ガラスを用いることが好ましい。第1の態様では、より好ましくは屈折率(nd)が1.40〜2.00であり、且つアッベ数(νd)が60以上の光学ガラスを用い、さらに好ましくは、屈折率(nd)が1.40〜1.60であり、且つアッベ数(νd)が60以上の光学ガラス用いる。第2の態様では、屈折率(nd)が1.60以上であり、且つアッベ数(νd)が50未満の光学ガラスを用い、さらに好ましくは、屈折率(nd)が1.70以上であり、且つアッベ数(νd)が30以下の光学ガラスを用いる。このような光学定数を有するガラスを用いることで、プレス成形によるガラス成形体の損傷をより顕著に低減できる。
また、本発明では、600℃以下のガラス転移点を有するガラス素材を用いることが好ましい。これにより、ガラスがより低い温度で軟化するため、より低い温度でガラスをモールドプレス成形できる。また、モールドプレス成形に用いる金型の酸化を低減して金型の長寿命化を図ることもできる。従って、本発明のガラス素材のガラス転移点は、好ましくは600℃、より好ましくは550℃、さらに好ましくは500℃を上限とする。
また、本発明では、700℃以下の屈伏点を有するガラス素材を用いることが好ましい。これにより、ガラス転移点と屈伏点の差が所定以下に保たれることで、プレス成形後に屈伏点からガラス転移点までガラス素材及び成形型を冷却する際の、ガラス素材と成形型の熱収縮の大きさの差が低減されるため、成形型による光学ガラスの損傷をより低減し易くできる。従って、本発明のガラス素材の屈伏点は、好ましくは700℃、より好ましくは650℃、さらに好ましくは600℃を上限とする。
また、本発明では、平均線膨張係数(α)が大きいガラス素材を用いることが好ましい。特に、本発明の光学ガラスの平均線膨張係数は、好ましくは50×10−7−1、より好ましくは80×10−7−1、さらに好ましくは100×10−7−1、さらに好ましくは130×10−7−1を下限としてもよい。これにより、ガラス素材と金属製や合金製の成形型との線膨張率の差が低減されるため、特にプレス成形後に光学ガラスと成形型を冷却する際に、成形型からガラス素材への応力を低減し、特にガラス転移点以下の温度領域における、成形型によるガラス成形体の損傷を低減できる。
次に、本発明で好ましく用いられるガラス素材の組成について説明する。
本発明の光学素子の製造方法で用いられるガラス素材は、ガラス転移点(Tg)と屈伏点(At)との間の温度範囲における、線膨張係数の最大値(αmax)が所定以下であれば所期の課題が解決されるため、本質的にはその組成によって限定されない。しかし、特に以下のような、Pを含有するガラス素材や、Bi成分を多く含有するガラス素材を用いることが好ましい。本願発明の光学素子の製造方法では、特にPを含有するガラスや、Bi成分を多く含有するガラス素材を用いたときに、プレス成形によるガラス成形体の損傷をより大きく低減できる。このようにガラス成形体の損傷を大きく低減できる理由として、これらのガラス素材はヌープ硬さが小さいことが多く、プレス成形時のプレス成形温度からの冷却の際に、成形型との熱収縮の差によってガラス成形体の表面に傷が生じ易いガラス素材であるが、線膨張係数の最大値(αmax)を所定以下にすることで、特に線膨張係数が最大値(αmax)になる温度の近傍において、成形型とガラス素材の線膨張率の差が大きく低減されることで、成形型とガラス素材の摩擦が低減されるため、成形型の表面への傷や、それに起因した成形型の割れ等を低減できるためであると推察される。
このうち、Pを含有するガラス素材は、酸化物基準でPを、好ましくは5質量%以上、より好ましくは8質量%以上、さらに10質量%以上含有するガラス素材を用いることが好ましい。一方で、Bi成分を多く含有するガラス素材は、Bi成分を50質量%以上含有するガラス素材を用いることが好ましい。Pを含有するガラス素材や、Bi成分を多く含有するガラス素材は、ヌープ硬さが小さく、ガラス成形体の損傷による生産性の低下の大きいガラス素材であるため、本発明による成形型の損傷を低減する効果が顕著である。
を含有するガラス素材としては、例えば以下に述べるようなフツリン酸塩ガラスや、P−Bi系ガラスを挙げられる。一方で、Bi成分を多く含有するガラス素材としては、B−Bi系ガラスを挙げられる。
(フツリン酸塩ガラスの組成)
以下、本発明で好ましく用いられるフツリン酸塩ガラスを構成する各成分について説明する。フツリン酸塩ガラスとしては、カチオン成分としてP5+、Al3+及びCa2+を含有し、アニオン成分としてO2−及びFを含有するガラスを用いることが好ましい。
本明細書中において、各成分の含有率は特に断りがない場合は、全てモル比に基づくカチオン%又はアニオン%で表示されるものとする。ここで、「カチオン%」及び「アニオン%」(以下、「カチオン%(モル%)」及び「アニオン%(モル%)」と表記することがある)は、本発明の光学ガラスのガラス構成成分をカチオン成分及びアニオン成分に分離し、それぞれにおいて合計割合を100モル%として、ガラス中に含有される各成分の含有率を表記した組成である。
なお、各成分のイオン価は便宜的に代表値を用いているに過ぎないため、他のイオン価のものと区別するものではない。光学ガラス中に存在する各成分のイオン価は、代表値以外である可能性がある。例えば、Pは、通常イオン価が5価の状態でガラス中に存在するので、本明細書中では「P5+」と表しているが、他のイオン価の状態で存在する可能性がある。このように、厳密には他のイオン価の状態で存在するものであっても、本明細書では、各成分が代表値のイオン価でガラス中に存在するものとして扱う。
5+は、ガラス形成成分であるため、必須成分として0%超含有する。特に、P5+を15.0%以上含有することで、安定なガラスを形成できることで、ガラスの耐失透性をより高められる。そのため、P5+の含有率は、好ましくは15.0%、より好ましくは20.0%、さらに好ましくは23.0%を下限とする。
一方で、P5+の含有率を55.0%にすることで、P5+による屈折率やアッベ数の低下を抑えられる。従って、P5+の含有率は、好ましくは55.0%、より好ましくは48.0%、さらに好ましくは40.0%、さらに好ましくは35.0%、さらに好ましくは32.0%を上限とする。
Al3+は、ガラスの微細構造の骨格形成に寄与することで耐失透性を高められるため、必須成分として0%超含有する。特に、Al3+を5.0%以上含有することで、ガラスの耐失透性をより高められる。従って、Al3+の含有率は、好ましくは5.0%、より好ましくは10.0%、さらに好ましくは13.0%、さらに好ましくは16.0%を下限とする。
一方で、Al3+の含有率を30.0%以下にすることで、Al3+による屈折率やアッベ数の低下を抑えられる。従って、Al3+の含有率の上限は、好ましくは30.0%、より好ましくは25.0%、さらに好ましくは23.0%を上限とする。
Ca2+は、ガラスの線膨張係数の最大値を低くでき、ガラスの耐失透性を高められ、且つ屈折率の低下を抑えられるため、必須成分として0%超含有する。従って、Ca2+の含有率は、好ましくは0%超、より好ましくは0.1%を下限とし、さらに好ましくは1.0%超、さらに好ましくは4.0%超、さらに好ましくは7.0%超、さらに好ましくは10.0%超、さらに好ましくは12.0%超、さらに好ましくは15.0%超、さらに好ましくは20.0%超とする。
一方で、Ca2+の含有率を35.0%以下にすることで、Ca2+の過剰な含有によるガラスの耐失透性や屈折率の低下を抑えられる。従って、Ca2+の含有率は、好ましくは35.0%、より好ましくは30.0%、さらに好ましくは28.0%を上限とする。
Mg2+は、0%超含有する場合に、ガラスの耐失透性を高められる任意成分である。
一方で、Mg2+の含有率を20.0%以下にすることで、ガラスの線膨張係数の最大値を低くでき、且つ、ガラスの屈折率の低下を抑えられる。従って、Mg2+の含有率は、好ましくは20.0%、より好ましくは15.0%、さらに好ましくは13.0%、さらに好ましくは11.0%を上限とする。
Liは、含有率を10.0%以下にすることで、ガラスの線膨張係数の最大値を低くできる。また、屈折率の低下や、化学的耐久性の悪化を抑えられる。従って、Liの含有率は、より好ましくは10.0%を上限とし、より好ましくは7.0%未満、さらに好ましくは4.0%未満、さらに好ましくは1.0%未満とする。
Mg2+含有率及びLi含有率の合計量は、20.0%以下が好ましい。これにより、ガラスの線膨張係数の最大値を低くでき、且つ、ガラスの可視光透過率を高めて着色を低減できる。従って、カチオン%の合計量(Mg2++Li)は、好ましくは20.0%、より好ましくは18.0%、さらに好ましくは15.0%、さらに好ましくは11.0%を上限とする。
Sr2+は、0%超含有する場合に、ガラスの耐失透性を高められ、且つ屈折率の低下を抑えられる任意成分である。従って、Sr2+の含有率は、好ましくは0%超、より好ましくは1.0%、さらに好ましくは5.0%、さらに好ましくは8.0%を下限としてもよい。
一方で、Sr2+の含有率を30.0%以下にすることで、Sr2+の過剰な含有によるガラスの耐失透性や屈折率の低下を抑えられる。従って、Sr2+の含有率は、好ましくは30.0%、より好ましくは25.0%、さらに好ましくは21.0%を上限とする。
Ba2+は、0%超含有する場合に、ガラスの耐失透性を高めながらも、低い分散性を維持し、且つ屈折率を高められる任意成分である。従って、Ba2+の含有率は、好ましくは0%超、より好ましくは1.0%、さらに好ましくは2.0%、さらに好ましくは4.0%を下限としてもよい。
一方で、Ba2+の含有率を30.0%以下にすることで、Ba2+の過剰な含有によるガラスの耐失透性の低下を抑えられる。従って、Ba2+の含有率は、好ましくは30.0%を上限とし、より好ましくは20.0%未満、さらに好ましくは15.0%未満、さらに好ましくは10.0%未満、さらに好ましくは9.0%未満とする。
本発明の光学ガラスでは、Mg2+含有率及びLi含有率の合計に対する、Sr2+含有率及びBa2+含有率の合計の比は、10.0以下が好ましい。これにより、ガラスの線膨張係数の最大値を低くでき、且つ、ガラスの耐失透性を高めることができる。従って、カチオン比(Sr2++Ba2+)/(Mg2++Li)は、好ましくは10.0、より好ましくは8.0、さらに好ましくは6.0、さらに好ましくは4.0を上限とする。
本発明においてR2+は、Mg2+、Ca2+、Sr2+及びBa2+からなる群から選ばれる少なくとも1種を意味する。R2+の合計含有率を70.0%以下にすることで、R2+の過剰な含有による失透を低減できる。従って、R2+の合計含有率は、好ましくは70.0%、より好ましくは65.0%、より好ましくは60.0%、さらに好ましくは55.0%を上限とする。
一方で、R2+を30.0%以上含有することで、より耐失透性の高いガラスを得ることができる。従って、R2+の合計含有率は、好ましくは30.0%、より好ましくは40.0%、さらに好ましくは45.0%、さらに好ましくは48.0%を下限とする。
本発明の光学ガラスでは、R2+の合計含有率に対するCa2+の含有率の比は0.10以上が好ましい。これにより、高い耐失透性を維持しながらも、ガラスの線膨張係数の最大値を低くできる。従って、カチオン比(Ca2+/R2+)は、好ましくは0.10、より好ましくは0.20、さらに好ましくは0.30、さらに好ましくは0.40を下限とする。
なお、この比率の上限は1.00であってもよい。
また、本発明の光学ガラスでは、Sr2+の含有率に対するCa2+の含有率の比は1.00以上が好ましい。これにより、高い耐失透性を維持しながらも、ガラスの線膨張係数の最大値を低くできる。従って、カチオン比(Ca2+/Sr2+)は、好ましくは1.00、より好ましくは1.05、さらに好ましくは1.18を下限とする。
一方で、この比率の上限は、より耐失透性を高める観点から、好ましくは3.00、より好ましくは2.00、さらに好ましくは1.50を上限としてもよい。
La3+、Gd3+、Y3+及びYb3+の各々の含有率は、10.0%以下にすることで、高価なこれら成分の含有率が減少することで、ガラスの材料コストを低減できる。また、これら成分の過剰な含有による失透を低減できる。従って、La3+、Gd3+、Y3+及びYb3+の各々の含有率は、好ましくは10.0%、より好ましくは5.0%を上限とし、さらに好ましくは3.0%未満、さらに好ましくは1.0%未満とし、さらに好ましくは0.5%を上限とする。
本発明においてLn3+は、Y3+、La3+、Gd3+及びYb3+からなる群から選ばれる少なくとも1種を意味する。Ln3+の合計含有率を20.0%以下にすることで、Ln3+の過剰な含有による失透を低減できる。従って、Ln3+の合計含有率は、好ましくは20.0%、より好ましくは10.0%を上限とし、さらに好ましくは3.0%未満、さらに好ましくは1.0%未満、さらに好ましくは0.6%未満とする。
Na及びKは、各々の含有率を10.0%以下にすることで、屈折率の低下や、化学的耐久性の悪化を抑えられる。従って、NaびKの各々の含有率は、好ましくは10.0%、より好ましくは5.0%、さらに好ましくは3.0%を上限とする。
本発明においてRnは、Li、Na及びKからなる群から選ばれる少なくとも1種を意味する。Rnの合計含有率を20.0%以下にすることで、ガラスの屈折率の低下や、化学的耐久性の悪化を抑えられる。従って、Rnの合計含有率は、好ましくは20.0%、より好ましくは10.0%、さらに好ましくは5.0%を上限とする。
Si4+は、含有率を10.0%以下にすることで、Si4+の過剰な含有による失透を低減できる。従って、Si4+の含有率は、好ましくは10.0%、より好ましくは5.0%、さらに好ましくは3.0%を上限とする。
3+は、含有率を15.0%以下にすることで、化学的耐久性の悪化を抑えられる。従って、B3+の含有率は、好ましくは15.0%、より好ましくは10.0%、さらに好ましくは5.0%を上限とする。
Zn2+は、含有率を30.0%以下にすることで、屈折率の低下を抑えられる。従って、Zn2+の含有率は、好ましくは30.0%、より好ましくは25.0%、さらに好ましくは10.0%、さらに好ましくは5.0%、さらに好ましくは3.0%を上限とする。
Bi3+の含有率は10.0%以下にし、及び/又は、Te4+の含有率は15.0%以下にすることで、ガラスの失透や、着色による可視光透過率の低下を抑えられる。従って、Bi3+の含有率は、好ましくは10.0%、より好ましくは5.0%、さらに好ましくは3.0%を上限とする。また、Te4+の含有率は、好ましくは15.0%、より好ましくは10.0%、さらに好ましくは5.0%を上限とする。
Bi3+及びTe4+は、原料としてBi、TeO等を用いることができる。
本発明の光学ガラスはFを含有する。特に、Fを30.0%以上含有することで、ガラスのアッベ数を高め、且つガラスの耐失透性を高められる。従って、Fの含有率は、好ましくは30.0%、より好ましくは40.0%、さらに好ましくは50.0%、さらに好ましくは55.0%、さらに好ましくは60.0%とする。
一方で、Fの含有率を80.0%以下にすることで、ガラスの磨耗度の低下を抑えられる。従って、Fの含有率は、好ましくは80.0%、より好ましくは75.0%、より好ましくは70.0%、さらに好ましくは67.0%を上限とする。
本発明の光学ガラスはO2−を含有する。特に、O2−を20.0%以上含有することで、ガラスの失透や磨耗度の上昇を抑制できる。従って、O2−の含有率は、好ましくは20.0%、より好ましくは25.0%、さらに好ましくは30.0%、さらに好ましくは33.0%とする。
一方で、O2−の含有率を70.0%以下にすることで、ガラスの線膨張係数の最大値を低く抑えることができ、且つ、他のアニオン成分による効果を得易くできる。従って、O2−の含有率の上限は、好ましくは70.0%、より好ましくは60.0%、さらに好ましくは50.0%、さらに好ましくは45.0%、さらに好ましくは40.0%とする。
また、ガラスの失透を抑制する観点から、O2−の含有率とFの含有率の合計は、好ましくは98.0%、より好ましくは99.0%を下限とし、さらに好ましくは100%とすることが好ましい。
本発明の光学ガラスには、他の成分を本願発明のガラスの特性を損なわない範囲で必要に応じ、添加できる。
しかし、Pb、As、Th、Cd、Tl、Os、Be及びSeのカチオンは、近年有害な化学物質として使用を控える傾向にあり、ガラスの製造工程のみならず、加工工程、及び製品化後の処分に至るまで環境対策上の措置が必要とされる。従って、環境上の影響を重視する場合には、不可避な混入を除き、これらを実質的に含有しないことが好ましい。これにより、光学ガラスに環境を汚染する物質が実質的に含まれなくなる。そのため、特別な環境対策上の措置を講じなくとも、この光学ガラスを製造し、加工し、廃棄できる。
[光学素子の作製]
上述のような組成を有するガラスから、例えば以下のようにして、プレス成形後のガラス成形体と等しい質量を有し、且つガラス成形体の形状に応じた球状や回転楕円体状等の形状を有するプリフォームを作製する。すなわち、上記原料を各成分が所定の含有率の範囲内になるように均一に混合し、作製した混合物を石英坩堝又はアルミナ坩堝又は白金坩堝に投入して粗溶融した後、白金坩堝、白金合金坩堝又はイリジウム坩堝に入れて900〜1200℃の温度範囲で2〜10時間溶融し、攪拌均質化して泡切れ等を行った後、850℃以下の温度に下げてから仕上げ攪拌を行って脈理を除去することで溶融ガラスを作製する。この溶融ガラスを適当な温度に下げた鋳型に鋳込み、これを徐冷して得られる板状のガラスを切断、研削、研磨することで、プリフォームが作製される。或いは、この溶融ガラスをパイプから滴下して、得られたガラス滴を成形型で受けつつ、成形型の底部にガスを上向きに噴出してガラス滴をランダムな方向に回転することで、プリフォームが作製される。
次いで、作製したプリフォームをスリーブ型の貫通孔内に挿入した金型の下型の成形面の中心に配置し、金型の上型をスリーブ型の貫通孔内に挿入する。このとき、下型の成形面と上型の成形面とが対向するようにする。次に、プリフォームと金型とを一緒に加熱し、プリフォームを構成するガラスが軟化したところで、上型及び下型でプリフォームを加圧することでプレスを行う。これにより、プリフォームが型閉めした上型、下型及びスリーブ型により囲まれたキャビティの内部に押し広げられるため、ガラスをキャビティの内部に充填し、キャビティの内面形状をガラスに転写できる。
ガラス素材を加熱して軟化させる温度(プレス成形温度)は、ガラス転移点(Tg)より高い温度であればよいが、屈伏点(At)以上の温度が好ましく、(At+20℃)以上の温度がより好ましく、(At+50℃)以上の温度がさらに好ましい。これにより、軟化時のガラス素材の粘性が低くなり、より少ない力による加圧でプレス成形を行えるため、金型の長寿命化を図ることができる。それとともに、プレス成形温度からの冷却の際に、線膨張係数が最大値をとる温度域を経由してもガラスが割れ難くなるため、光学素子の生産性を高めることができる。
プレス成形の際にプリフォームを加圧する金型は、型閉めした状態で上型、下型、及びスリーブ型の各成形面の相対位置や、成形面の法線のなす角度について精密に形成する。また、金型によるプレスが終了するまで、上型及び下型の向きが互いに対向し、且つ上型及び下型の中心軸が一致するように正確に維持する。これにより、光学機能面や位置決め基準面が互いに高精度の位置関係、角度で形成されたガラス成形体を作製することができる。また、特に金型によるプレスが終了するまで金型を正確に保持することで、プレス成形温度からの冷却の際に、金型とガラス素材との線膨張係数の差以外に起因する、ガラス成形体の割れやクラックを低減できる。このとき、プレス成形型の成形面を精密にガラスに転写させて光学素子の光学機能面を形成する精密プレス成形を行うことにより、研削や研磨等の機械加工を加える必要なく、プレス成形で非球面レンズ等の高性能な光学機能面を形成できる。
本発明の光学素子の製造方法では、上型及び下型の成形面の面積の大きな金型も、プレス成形に用いる金型として好適である。このような大面積の金型を用いたガラス素材の成形では、ガラス素材を加熱及び冷却する際に、ガラス素材の内部で温度にばらつきが生じ易く、且つ、ガラス素材を冷却する際の金型とガラス素材の線膨張係数の差によるガラス素材の収縮量も大きくなるため、ガラス成形体に割れやクラック、傷が生じ易い。本発明の製造方法によれば、このような大面積の金型を用いたガラス素材を成形する場合であっても、高い生産性でガラス成形体を作製できる。
プレス成形に用いる金型の材質としては、公知のもの、例えば炭化珪素、超硬材料、ステンレス鋼等を用いることができる。
プレス成形によって作製されるガラス成形体は、光学素子として好適に用いられる。ここで、光学素子としては、球面レンズ、非球面レンズ、マイクロレンズ等の各種のレンズ、回折格子、回折格子付のレンズ、レンズアレイ、プリズム等を挙げられる。その中でも特に、研磨等の機械加工による作製が困難な非球面レンズを、高い生産性で作製できる点で好ましい。
なお、プリフォームは、下型の成形面の中心に配置する際に予熱されていてもよく、軟化された状態で成形面の中心に配置してもよい。これにより、プリフォームが金型から熱伝導して加熱されることによって生じる、プリフォーム内部における加熱の不均一さが予熱によって低減されるため、特にプレス成形温度への加熱による、ガラス成形体の割れやクラックを低減できる。
また、プリフォームを成形する金型の成形面には、離型膜を設けてもよい。この場合、ガラス転移点(Tg)と屈伏点(At)の間の温度範囲における、離型膜の平均線膨張係数は、ガラス素材の平均線膨張係数(α)よりも小さいことが好ましく、上型や下型の平均線膨張係数(α)と等しいことがより好ましい。これにより、特に線膨張係数が最大値をとる温度域における、ガラス素材と離型膜の摩擦によるガラス成形体の損傷を低減できる。また、特に離型膜の平均線膨張係数を、上型や下型の平均線膨張係数(α)と等しくすることで、離型膜の上型や下型からの剥離を低減できる。
以上の光学素子の製造方法は、プレス成形時におけるガラスの割れや傷、クラックを低減できるので、光学素子の生産性を高めることができる。また、かかる製造方法で製造される光学素子は、カメラやプロジェクタ等の光学機器において有用である。かかる光学素子を用いる光学機器の製造方法は、本発明に包含される。
以下、本発明について、具体的な実施例を挙げて説明する。
[光学ガラスの作製]
表1に本願実施例で用いるガラスの組成を示す。これらのガラスは、いずれも各成分の原料として各々相当する酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、弗化物、水酸化物、メタ燐酸化合物等の通常の光学ガラスに使用される高純度原料を選定し、表に示した各実施例の組成で、ガラス重量が400gになるように秤量して均一に混合した後、金坩堝に投入し、ガラス組成の熔融難易度に応じて電気炉で750℃〜1000℃の温度範囲で2〜3時間溶解し、攪拌均質化して泡切れ等を行った後、850〜650℃に温度を下げて1時間程度経過した後、金型に鋳込んで徐冷することによりガラスを作製した。また、比較例で用いるガラスとして、株式会社オハラ製のS−FPL51を使用した。
ここで、実施例で用いるガラスの屈折率及びアッベ数は、日本光学硝子工業会規格JOGIS01―2003に基づいて測定した。なお、本測定に用いたガラスとしては、徐冷降下速度−25℃/hrのアニール条件で、徐冷炉で処理したものを用いた。
また、実施例及び比較例で用いるガラスのガラス転移点(Tg)及び屈伏点(At)は、窒素雰囲気中で示差熱測定装置(ネッチゲレテバウ社製 STA 409 CD)を用いた測定を行うことで求めた。ここで、測定を行う際のサンプル粒度は425〜600μmとし、100℃から800℃まで5℃/minの昇温速度で昇温した。
また、実施例及び比較例で用いるガラスの平均線膨張係数は、日本光学硝子工業会規格JOGIS08−2003「光学ガラスの熱膨張の測定方法」に従い、−30〜+70℃における平均線膨張係数を求めた。
また、実施例及び比較例で用いるガラスの線膨張係数の最大値(αmax)は、日本光学硝子工業会規格JOGIS08−2003「光学ガラスの熱膨張の測定方法」に従って測定し、ガラス転移点(Tg)から屈伏点(At)までの間における5℃刻みの線膨張係数の最大値を求めた。線膨張係数の計算には、5の倍数の温度における試料の長さを用いた。
Figure 0006062713
[光学素子の作製]
上述のように作製されたガラスに対して、切断、研削及び研磨を行ってプリフォームを作製した。次いで、作製したプリフォームを、スリーブ型の貫通孔内に挿入した金型の下型の成形面の中心に配置し、金型の上型をスリーブ型の貫通孔内に挿入した。ここで、上型及び下型の成形面は、各々直径約15mmの円形とした。次に、窒素ガス雰囲気中で、プリフォームと金型とを(At+約50℃)のプレス成形温度でプリフォームと金型とを一緒に加熱してプリフォームを軟化させた後、上型及び下型でプリフォームを加圧することでプレスを行い、非球面レンズの形状に成形した。プレス時の加重を100Nとして、加圧時間は45秒間とした。その後、冷却速度−0.5℃/Sで除冷しながら100Nの加重で加圧し、ガラス成形体の温度が室温に下がったところでガラス成形体を取り出した。この工程を繰り返すことで、同一の成形型でプリフォームのプレス成形を20回連続して行い、プレス成形されたガラス成形体のうち、割れやクラックが発生して破損したガラス成形体の割合を求めた。
その結果、実施例のガラス素材を用いた場合、いずれの組成のガラスを用いた場合も、プレス成形されたガラス成形体の全てで割れやクラックが発生しなかった。すなわち、実施例のガラス素材を用いた場合には、破損したガラス成形体は無かった。その一方で、比較例のガラス素材を用いた場合には、プレス成形されたガラス成形体の全てが破損した。そのため、本発明の実施例のガラス素材を用いた場合には、比較例Aのガラス素材を用いた場合に比べて、ガラス成形体の破損が低減していることが明らかになった。
以上、本発明を例示の目的で詳細に説明したが、本実施例はあくまで例示の目的のみであって、本発明の思想及び範囲を逸脱することなく多くの改変を当業者により成し得ることが理解されよう。

Claims (6)

  1. ガラス転移点(Tg)と屈伏点(At)との間の温度範囲における線膨張係数の最大値(αmax)が980×10−7−1以下であり、1.40以上2.00以下の屈折率(nd)と、60以上のアッベ数(νd)を有するガラス素材を、加熱により軟化した状態で、成形型によってプレス成形する工程を含む光学素子の製造方法。
  2. 前記プレス成形は、前記ガラス素材を屈伏点(At)以上の温度への加熱により軟化した状態で行う請求項1記載の光学素子の製造方法。
  3. 前記ガラス素材が、カチオン成分として
    5+を15.0〜55.0%、
    Al3+を5.0〜30.0%及び
    Ca2+を0%超〜35.0%
    含有し、
    アニオン成分として
    2−を20.0〜70.0%及び
    を30.0〜80.0%
    含有する請求項1又は2記載の光学素子の製造方法。
  4. 前記ガラス素材が、カチオン成分として
    Mg2+ 0〜20.0%
    Sr2+ 0〜30.0%
    Ba2+ 0〜30.0%
    である請求項1からのいずれか記載の光学素子の製造方法。
  5. 前記光学素子として非球面レンズを作製する請求項1からのいずれか記載の光学素子の製造方法。
  6. 請求項1からのいずれか記載の光学素子の製造方法で製造された光学素子を用いて光学機器を作製する光学機器の製造方法。
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