JP6061222B2 - 衛生害虫駆除剤 - Google Patents

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Description

本発明は、安全性及び実用性に優れ、シラミ、ダニ、ノミなどの衛生害虫の駆除について効果を有する衛生害虫駆除剤に関する。
従来、シラミ、ダニ、ノミなどの衛生害虫からの被害を防ぐために、また、被害の拡散を防ぐために、人や動物に塗布して使用する衛生害虫駆除剤が知られている。一般的に、シラミは保育園児、幼稚園児、小学校低学年の児童などに寄生し、ダニ及びノミは犬、猫、ウサギなどのペットなどに寄生することが多いため、人や動物に使用できる薬剤として、確かな安全性を有するピレスロイド系殺虫剤のフェノトリンが知られているが、近年、それら神経細胞に働きかける薬剤に対しては抵抗性を有する衛生害虫の存在も報告されているため、ピレスロイド系の作用機序とは異なり、また、現在使用されているフェノトリン製剤と同程度以上の安全性を有する製剤が求められている。
例えば、特許文献1には、炭素数が9〜24である高級アルコール又は炭素数が1〜22である脂肪酸の少なくともいずれか一方を含有するシラミ駆除剤が開示されている。
特開2012−031169号公報
しかしながら、特許文献1に記載の製剤は親水性が乏しいために、水で洗い流すときのすすぎ性が悪く、例えば、アタマジラミ(学名:Pediculus humanus humanus)を駆除するために頭髪に使用した後に、又は、ケジラミ(学名:Phthiruspubis)を駆除するために陰毛に使用した後に、有効成分である高級アルコール又は脂肪酸を水で洗い流すために時間がかかり、また、多くの水を要する。
また、シラミ、ダニ、ノミなどの衛生害虫が感染するのは園児、児童、ペットなどが多いことにより、それら有効成分を水で洗い流している途中でそれら感染した者がぐずるなどして、それら有効成分を十分に洗い流すことができないおそれがあった。
また、衣類に付着するコロモジラミ(学名:Pediculus humanus corporis)に対して使用した場合でも、親水性が乏しい有効成分である高級アルコール又は脂肪酸を、再度洗剤を用いて洗う必要があり、時間と、多くの水を要する。
そこで、本発明では、人、動物、衣類に使用することができ、フェノトリンなどのピレスロイド系化合物を使用しない場合においても、水溶性で、水によるすすぎが良好で、シラミ、ダニ、ノミなどの衛生害虫を駆除する効果が高い製剤を提供することを目的とする。
(1)すなわち、本発明に係る衛生害虫駆除剤は、アニオン界面活性剤と、両性界面活性剤と、水とを含有し、前記アニオン界面活性剤及び前記両性界面活性剤において、炭素数が8,10,12,14,16,18より選ばれる少なくとも一種のアシル基又はアルキル基を有し、前記アニオン界面活性剤及び前記両性界面活性剤の配合比率が、前記アニオン界面活性剤/前記両性界面活性剤=9/1〜1/19であることを特徴とする衛生害虫駆除剤である
)そして、前記アニオン界面活性剤及び前記両性界面活性剤の総量が0.5〜95重量%であることを特徴とする前記(1)に記載の衛生害虫駆除剤である。
)そして、前記衛生害虫がシラミ、ダニ、ノミであることを特徴とする前記(1)又は前記(2)に記載の衛生害虫駆除剤。
このように構成すれば、人、動物、衣類に使用することができ、フェノトリンなどのピレスロイド系化合物を使用しない場合においても、水溶性で、水によるすすぎが良好で、シラミ、ダニ、ノミなどの衛生害虫を駆除する効果が高い製剤が得られる。
以下、本発明の衛生害虫駆除剤に関する実施形態について詳しく説明する。なお、説明中における範囲を示す表記のある場合は、上限と下限を含有するものである。
本発明は、シラミなどの衛生害虫を駆除するための有効成分であるアニオン界面活性剤と両性界面活性剤とを所定の配合比率で含有し、さらに水を含有する水溶性の製剤である。
本発明において使用されるアニオン界面活性剤は、両性界面活性剤との相乗効果によりシラミなどの衛生害虫を駆除するための駆除成分であり、陰イオン性の親水基を有する界面活性剤であり、その中でもカルボン酸型、スルホン酸型、硫酸エステル型、リン酸エステル型から選ばれる少なくとも1種が好ましく、液状、又は固形である100%純分の化合物だけでなく、それらを所定量の水で希釈した水溶液であってもよい。
カルボン酸型のアニオン界面活性剤としては、ラウリン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ラウレス−6カルボン酸ナトリウム(ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム)、ラウロイルサルコシンナトリウム、オクタン酸ナトリウム、デカン酸ナトリウム、ミリスチリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸(C8〜18)サルコンシンナトリウムなどが好ましい。
スルホン酸型のアニオン界面活性剤としては、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、1−ヘキサンスルホン酸ナトリウム、1−オクタンスルホン酸ナトリウム、1−デカンスルホン酸ナトリウム、1−ドデカンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、ナフタレンスルホン酸ナトリウム、ナフタレンジスルホン酸二ナトリウム、ナフタレントリスルホン酸三ナトリウム、アルファオレフィンスルホン酸ナトリウムなどが好ましい。
硫酸エステル型のアニオン界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム(ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム)、セチル硫酸ナトリウム、ココグリセリル硫酸ナトリウム(硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウム)、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸トリエタノールアミンなどが好ましい。
リン酸エステル型のアニオン界面活性剤としては、ラウリルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム(ポリオキシエチレン(5)セチルエーテルリン酸ナトリウム)、ラウリルリン酸、ラウリルリン酸カリウムなどが好ましい。
前記アニオン界面活性剤の配合量は、0.3〜55重量%であることが好ましく、0.5〜50重量%であることがさらに好ましく、0.6〜40重量%であることが最も好ましい。この範囲にあると、水溶性でシラミなどの衛生害虫を駆除する効果が高い製剤を得ることができる。なお、前記アニオン界面活性剤は1種類のみ、又は2種類以上組み合わせて用いることができる。
本発明において使用される両性界面活性剤は、アニオン界面活性剤との相乗効果によりシラミなどの衛生害虫を駆除するための駆除成分であり、陰イオン性及び陽イオン性の親水基を両有する界面活性剤であり、その中でもアミンオキサイド型、ベタイン型から選ばれる少なくとも1種が好ましく、液状、又は固形である100%純分の化合物だけでなく、それらを所定量の水で希釈した水溶液であってもよい。
アミンオキサイド型の両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミンオキサイド、アルキルジメチルアミンオキサイド(N,N−ジメチルアルキル(C8〜18)アミンオキサイド)、ヤシアルキルジメチルアミンオキサイド、デシルジメチルアミンオキサイド、ミリスチルジメチルアミンオキサイド、ジヒドロキシエチルラウリルアミンオキサイド、オレイルジメチルアミンオキサイドなどが好ましい。
ベタイン型の両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ドデシルアミノメチルジメチルスルホプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸(C8〜18)アミドプロピルベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタインなどが好ましい。
前記両性界面活性剤の配合量は、0.2〜40重量%であることが好ましく、0.25〜30重量%であることがさらに好ましく、0.3〜20重量%であることが最も好ましい。この範囲にあると、水溶性でシラミなどの衛生害虫を駆除する効果が高い製剤を得ることができる。なお、前記両性界面活性剤は1種類のみ、又は2種類以上組み合わせて用いることができる。
前記アニオン界面活性剤と前記両性界面活性剤の配合比率は、アニオン界面活性剤/両性界面活性剤=12/1〜1/33であることが好ましく、9/1〜1/19であることがさらに好ましい。さらに、アニオン界面活性剤及び両性界面活性剤の総量が0.5〜95重量%であることが好ましく、0.75〜80重量%であることがさらに好ましく、0.9〜60重量%であることが最も好ましい。これらの範囲にあると、アニオン界面活性剤と両性界面活性剤との相乗効果により、フェノトリンなどのピレスロイド系化合物を使用しない場合においても、水溶性で、水によるすすぎが良好で、シラミ、ダニ、ノミなどの衛生害虫を駆除する効果が高い製剤を得ることができる。
本発明において使用される水は、日本薬局方規格の水が好ましく、例えば、水道水、井戸水などである常水、そして、蒸留、イオン交換膜によるイオン交換処理、限外ろ過膜による限外ろ過処理のいずれか、またはそれらの組み合わせにより常水を処理した精製水、そして、加熱等により精製水を滅菌処理した滅菌精製水などが挙げられる。また、前記アニオン界面活性剤、前記両性界面活性剤が水溶液の場合、それらに含有される水であってもよい。
また、前記水の含有割合は、5〜99.5重量%の範囲であることが好ましく、20〜99.25重量%の範囲であることがさらに好ましく、40〜99.1重量%の範囲であることが最も好ましい。この範囲にあると、シラミ、ダニ、ノミなどの衛生害虫を駆除するための駆除成分である前記アニオン界面活性剤と前記両性界面活性剤を洗い流し易い。
本発明において、ピレスロイド系化合物を使用しなくても良いが、使用することを妨げるものではなく、種々のピレスロイド系殺虫剤を添加することができる。例えば、アレスリン、テトラメスリン、プラレトリン、フェノトリン、レスメトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、トラロメトリン、シフルトリン、フラメトリン、イミプロトリン、エトフェンプロックス、フェンバレレート、フェンプロパスリン、シラフルオフェン、テラレトリン、ビフェントリン、エンペントリン、ピレトリンなどが好ましい。なお、前記ピレスロイド系化合物は1種類のみ、又は2種類以上組み合わせて用いることができる。
そして、衛生害虫を駆除する所望の効果を生じる範囲で、製剤を長期保存しても分離しない安定性を付与するため、起泡性を良くするため、使用感の向上のためなどの目的で、前記以外の界面活性剤などを添加することができる。例えば、非イオン界面活性剤が好ましく、モノラウリン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、モノラウリン酸ソルビタンなどのエステル型、ペンタエチレングリコ−ルモノドデシルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールなどのエーテル型、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリグリセリン脂肪酸エステルなどのエステルエーテル型、ラウリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミドなどのアルカノールアミド型、オクチルグルコシド、デシルグルコシド、ラウリルグルコシドなどのアルキルグリコシド型、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコールなどの高級アルコールなどであることがさらに好ましい。なお、前記非イオン界面活性剤は1種類のみ、又は2種類以上組み合わせて用いることができる。
さらに製剤の酸化による劣化などの腐食を防止するため、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンE(α−トコフェロール)、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、亜硫酸ナトリウムなどの酸化防止剤を添加することができる。また、防腐を目的に、パラオキシ安息香酸エステルを添加することもできる。また、抗炎症作用などを目的に、グリチルリチン酸二カリウムを添加することもできる。また、製剤のpHを調整することを目的に、リン酸緩衝液などを添加することもできる。
さらに、爽快感を付与するためにl−メントールや、香りを付けるために種々の香料を添加することができる。
以下、本発明の実施例について具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
容量が200mlのグリフィンビーカーに、アニオン界面活性剤としてラウリル硫酸ナトリウム(商品名「エマール0」、花王株式会社製)9.0g、両性界面活性剤としてアルキル(炭素数8〜18)ジメチルアミンオキサイド<N,N−ジメチルアルキル(C8〜18)アミンオキサイド>(商品名「アロモックスDMCW−I」29重量%水溶液、ライオン株式会社製)3.4g(実質成分量1.0g)、日本薬局方精製水87.6gを室温である25℃において作成した。すなわち、ラウリル硫酸ナトリウム9.0g、アルキル(炭素数8〜18)ジメチルアミンオキサイド1.0g、水90.0gからなる製剤を作成した。そして、これを40℃のウォーターバスで間接的に加温しながら均一になるまで攪拌混合した後に、放冷して衛生害虫駆除剤を得た。その結果を、表1に示す。
得られた衛生害虫駆除剤の効力については、衛生害虫としてシラミを用いて以下の試験方法で確認した。すなわち、20匹のコロモジラミをシャーレに入れ、そこに実施例1の製剤を精製水で5倍に希釈した後、当該シラミを5分間浸漬させ処理した後に引き上げ、24時間経過後の状態を観察した。24時間経過後に観察し、動き回り生存している匹数(生存数)と、静止しており死亡またはそれに準じる状態の匹数(死虫数)を数え、駆除率(%)={死虫数/(生存数+死虫数)}×100で記載される計算式より効力を百分率により算出し、3回実施した試験における各駆除率の平均である平均駆除率が60%以上の場合をシラミの駆除効果があると判断した。その結果を表1に併せて示す。なお、浴室や洗面所において頭髪や衣服が含水している状態を想定して、得られた衛生害虫駆除剤を精製水で5倍に希釈して効果を確認したものであり、原液で、又は、他の希釈倍率で効果を確認することを妨げるものではなく、その場合駆除効果があると判断する駆除率の基準数値も変動しうる。
なお、松崎沙和子氏及び武衛和雄氏による「都市害虫百科」(朝倉書店 1993年06月発行 p.34−36)によると、アタマジラミは分類学上ヒトジラミ(学名:Pediculus humanus)とよばれ、頭髪に寄生するアタマジラミと衣服に寄生するコロモジラミに分けられるが、分類学では同一種として扱われており、アタマジラミはヒトジラミの変種であると記述されている。そのため、コロモジラミを用いて試験を行った。
<実施例2〜12>
実施例1と同じ商品を用いて、ラウリル硫酸ナトリウム、アルキル(炭素数8〜18)ジメチルアミンオキサイド、水の配合比率、濃度を種々変更し、同様の製剤を作成した。そして、実施例1と同様に18〜22匹のコロモジラミを用いて効力を駆除率にて算出し、3回実施した試験における各駆除率の平均である平均駆除率を得た。その結果を表1に示す。
Figure 0006061222
<比較例1〜6>
実施例1と同じ商品を用いて、ラウリル硫酸ナトリウム、アルキル(炭素数8〜18)ジメチルアミンオキサイド、水の配合比率、濃度を種々変更し、同様の製剤を作成した。そして、実施例1と同様に18〜22匹のコロモジラミを用いて効力を駆除率にて算出し、3回実施した試験における各駆除率の平均である平均駆除率を得た。その結果を表2に示す。
Figure 0006061222
<実施例13〜19>
アニオン界面活性剤としてラウリル硫酸ナトリウム(商品名「エマール0」、花王株式会社製)7.0gを用い、両性界面活性剤の種類を変更して、実施例1と同様に製剤を作成し、そして18〜22匹のコロモジラミを用いて駆除率を算出し、3回実施した試験における各駆除率の平均である平均駆除率を得た。すなわち、両性界面活性剤は、実施例13においてラウリルジメチルアミンオキサイド(商品名「アンヒトール20N」35重量%水溶液、花王株式会社製)8.57g(実質成分量3.0g)、実施例14においてヤシアルキルジメチルアミンオキサイド(商品名「アロモックスDMC−W」31重量%水溶液、ライオン株式会社製)9.7g(実質成分量3.0g)、実施例15においてデシルジメチルアミンオキサイド(商品名「アロモックスDM10D−W」40.3重量%水溶液、ライオン株式会社製)7.4g(実質成分量3.0g)、実施例16においてミリスチルジメチルアミンオキサイド(商品名「アロモックスDM14D−N」25.1重量%水溶液、ライオン株式会社製)12.0g(実質成分量3.0g)、実施例17においてジヒドロキシエチルラウリルアミンオキサイド(商品名「ユニセーフA−LE」41.1重量%水溶液、日油株式会社製)7.3g(実質成分量3.0g)、実施例18においてラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(商品名「アンヒトール20BS」30重量%水溶液、花王株式会社製)10.0g(実質成分量3.0g)、実施例19においてラウリルヒドロキシスルホベタイン(商品名「アンヒトール20HD」30.8重量%水溶液、花王株式会社製)9.7g(実質成分量3.0g)を用いた。その結果を表3に示す。
Figure 0006061222
<実施例20〜33>
両性界面活性剤としてアルキル(炭素数8〜18)ジメチルアミンオキサイド<N,N−ジメチルアルキル(C8〜18)アミンオキサイド>(商品名「アロモックスDMCW−I」29重量%水溶液、ライオン株式会社製)10.34g(実質成分量3.0g)を用い、アニオン界面活性剤の種類を変更して、実施例1と同様に製剤を作成し、そして18〜22匹のコロモジラミを用いて駆除率を算出し、3回実施した試験における各駆除率の平均である平均駆除率を得た。すなわち、アニオン界面活性剤は、実施例20においてラウリン酸ナトリウム(商品名「ノンサールLN−1」、日油株式会社製)7.0g、実施例21においてステアリン酸ナトリウム(商品名「ノンサールSN−1」、日油株式会社製)7.0g、実施例22においてラウレス−6カルボン酸ナトリウム<ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム>(商品名「カオーアキポRLM−45NV」23.5重量%水溶液、花王株式会社製)29.8g(実質成分量7.0g)、実施例23においてミリスチル硫酸ナトリウム(商品名「NIKKOL SMS−F」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、実施例24においてセチル硫酸ナトリウム(商品名「NIKKOL SCS」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、実施例25においてココグリセリル硫酸ナトリウム<硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウム>(商品名「NIKKOL SGC−80N」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、実施例26においてラウリル硫酸トリエタノールアミン(商品名「エマール TD」40重量%水溶液、花王株式会社製)17.5g(実質成分7.0g)、実施例27においてラウリル硫酸アンモニウム(商品名「エマール AD−25R」22.8重量%水溶液、花王株式会社製)30.7g(実質成分7.0g)、実施例28においてラウレス硫酸トリエタノールアミン<ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン>(商品名「エマール 20T」40.6重量%水溶液、花王株式会社製)17.2g(実質成分7.0g)、実施例29においてラウレス硫酸ナトリウム<ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム>(商品名「パーソフトEF」25重量%水溶液、日油株式会社製)28.0g(実質成分7.0g)、実施例30においてラウリルスルホ酢酸ナトリウム(商品名「NIKKOL LSA−F」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、実施例31においてラウリルリン酸ナトリウム(商品名「NIKKOL SLP−N」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、実施例32においてポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム<ポリオキシエチレン(5)セチルエーテルリン酸ナトリウム>(商品名「NIKKOL TCP−5」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、実施例33においてラウロイルサルコンシンナトリウム(商品名「NIKKOL サルコシネートLN」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0gを用いた。その結果を表4に示す。
Figure 0006061222
<実施例34〜43>
さらに両性界面活性剤及びアニオン界面活性剤の種類を変更して、実施例1と同様に製剤を作成し、そして18〜22匹のコロモジラミを用いて駆除率を算出し、3回実施した試験における各駆除率の平均である平均駆除率を得た。すなわち、実施例34においてアニオン界面活性剤としてラウリン酸ナトリウム(商品名「ノンサールLN−1」、日油株式会社製)7.0g、両性界面活性剤としてジヒドロキシエチルラウリルアミンオキサイド(商品名「ユニセーフA−LE」41.1重量%水溶液、日油株式会社製)7.0g(実質成分量2.9g)、実施例35においてアニオン界面活性剤としてラウリン酸ナトリウム(商品名「ノンサールLN−1」、日油株式会社製)7.0g、両性界面活性剤としてラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(商品名「アンヒトール20BS」30重量%水溶液、花王株式会社製)10.0g(実質成分量3.0g)、実施例36においてアニオン界面活性剤としてラウリン酸ナトリウム(商品名「ノンサールLN−1」、日油株式会社製)7.0g、両性界面活性剤としてラウリルヒドロキシスルホベタイン(商品名「アンヒトール20HD」30.8重量%水溶液、花王株式会社製)10.0g(実質成分量3.1g)、実施例37においてアニオン界面活性剤としてセチル硫酸ナトリウム(商品名「NIKKOL SCS」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、両性界面活性剤として2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン(商品名「アンヒトール20YB」40重量%水溶液、花王株式会社製)8.0g(実質成分量3.2g)、実施例38においてアニオン界面活性剤としてラウリルスルホ酢酸ナトリウム(商品名「NIKKOL LSA−F」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、両性界面活性剤としてジヒドロキシエチルラウリルアミンオキサイド(商品名「ユニセーフA−LE」41.1重量%水溶液、日油株式会社製)7.0g(実質成分量2.9g)、実施例39においてアニオン界面活性剤としてラウリルスルホ酢酸ナトリウム(商品名「NIKKOL LSA−F」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、両性界面活性剤としてラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(商品名「アンヒトール20BS」30重量%水溶液、花王株式会社製)10.0g(実質成分量3.0g)、実施例40においてアニオン界面活性剤としてラウリルスルホ酢酸ナトリウム(商品名「NIKKOL LSA−F」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、両性界面活性剤としてラウリルヒドロキシスルホベタイン(商品名「アンヒトール20HD」30.8重量%水溶液、花王株式会社製)10.0g(実質成分量3.1g)、実施例41においてアニオン界面活性剤としてラウリルリン酸ナトリウム(商品名「NIKKOL SLP−N」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、両性界面活性剤としてジヒドロキシエチルラウリルアミンオキサイド(商品名「ユニセーフA−LE」41.1重量%水溶液、日油株式会社製)7.0g(実質成分量2.9g)、実施例42においてアニオン界面活性剤としてラウリルリン酸ナトリウム(商品名「NIKKOL SLP−N」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、両性界面活性剤としてラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(商品名「アンヒトール20BS」30重量%水溶液、花王株式会社製)10.0g(実質成分量3.0g)、実施例43においてアニオン界面活性剤としてラウリルリン酸ナトリウム(商品名「NIKKOL SLP−N」、日光ケミカルズ株式会社製)7.0g、両性界面活性剤としてラウリルヒドロキシスルホベタイン(商品名「アンヒトール20HD」30.8重量%水溶液、花王株式会社製)10.0g(実質成分量3.1g)を用いた。その結果を表5に示す。
Figure 0006061222
表1、表2に示すように、実施例1〜12では、シラミに対してアニオン界面活性剤と両性界面活性剤とを所定の配合比率で含有する水溶液である製剤を使用すると、シラミのうち60%以上を駆除することができ、比較例1〜6では、アニオン界面活性剤と両性界面活性剤のうち一方を配合しない場合にはシラミを駆除する効果があらわれず、また、アニオン界面活性剤と両性界面活性剤とを所定の配合比率の範囲外で配合してもシラミを駆除する効果があらわれなかった。このことから、アニオン界面活性剤と両性界面活性剤とを所定の配合比率で含有することによる相乗効果として、シラミなどの害虫に対して高い駆除効果があらわれることが明らかとなった。
そして、表3に示すように、両性界面活性剤を他のアミンオキサイド型の化合物に変更しても、さらに、ベタイン型の化合物に変更しても、アニオン界面活性剤との相乗効果として、シラミなどの害虫に対して高い駆除効果があらわれることが明らかとなった。
そして、表4に示すように、アニオン界面活性剤を他の硫酸エステル型の化合物に変更しても、さらに、カルボン酸型の化合物、スルホン酸型の化合物、リン酸エステル型の化合物に変更しても、両性界面活性剤との相乗効果として、シラミなどの害虫に対して高い駆除効果があらわれることが明らかとなった。
そして、表5に示すように、さらに、アニオン界面活性として、硫酸エステル型、カルボン酸型、スルホン酸型、リン酸エステル型を用いて、両性界面活性剤として、アミンオキサイド型、ベタイン型を用いたいずれの組み合わせにおいても、アニオン界面活性及び両性界面活性剤との相乗効果として、シラミなどの害虫に対して高い駆除効果があらわれることが明らかとなった。

Claims (3)

  1. アニオン界面活性剤と、両性界面活性剤と、水とを含有し、
    前記アニオン界面活性剤及び前記両性界面活性剤において、炭素数が8,10,12,14,16,18より選ばれる少なくとも一種のアシル基又はアルキル基を有し、
    前記アニオン界面活性剤及び前記両性界面活性剤の配合比率が、前記アニオン界面活性剤/前記両性界面活性剤=9/1〜1/19であることを特徴とする衛生害虫駆除剤。
  2. 前記アニオン界面活性剤及び前記両性界面活性剤の総量が0.5〜95重量%であることを特徴とする請求項1に記載の衛生害虫駆除剤。
  3. 前記衛生害虫がシラミ、ダニ、ノミであることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の衛生害虫駆除剤。
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