JP6059679B2 - 遊技機用制御基板ケースの製造方法および遊技機の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、内部の収容部に制御基板を保持する遊技機用制御基板ケースの製造方法と、該遊技機用制御基板ケースの製造方法を工程に備えた遊技機の製造方法に関する。
例えば、スロットマシンなどの遊技機は、その制御に供するROMなどが配された制御基板をケースの内部に収容して、遊技機の内部に配設することが一般的である。
このような制御基板を収容するケース(以下、遊技機用制御基板ケースと称する。)は、正規の制御基板と不正な制御基板とを取り換えたりすることなどの不正行為を防止するために、高い封止力が求められる。このような高い封止力を備えた遊技機用制御基板ケースとして、例えば、特許文献1に記載の基板ケースが提案されている。
特許文献1に記載の基板ケース(遊技機用制御基板ケース)は、それぞれ透明な合成樹脂によって形成されたベース部材(ベース体)とカバー部材(カバー体)とを組み合わせて構成した略直方体の形状であり、内部に基板(制御基板)を収納可能な空間を有している。
また、この基板ケースは、ベース部材に、長辺側の外周縁から外方に突出する平面視長方形状の板状の第1フランジを、対向する長辺に備え、カバー部材に、ベース部材の第1フランジと対応する位置に、第2フランジを備えている。
そして、これらベース部材とカバー部材とは、互いに組み付けた状態で、第1フランジと第2フランジとをねじ止めして、第1フランジと第2フランジとの隙間に接着剤を流し込んで強固に固定できるとされている。
しかし、特許文献1に記載の基板ケースは、各フランジでねじ止めを行う必要があるとともに、第1フランジと第2フランジとの隙間に流し込んだ接着剤が乾燥して、第1フランジと第2フランジとが固着するまでに所定の時間が必要であるため、手間と時間がかかるおそれがあった。
特開2006−087806号公報
そこで、本発明は、ベース体とカバー体との固定部同士を効率よく固着して一体化した遊技機用制御基板ケースの製造方法を提供することを主な目的とする。
この発明は、それぞれに備えた固定部同士を重ねて一体化したベース体とカバー体とで構成するとともに、制御基板を収容する収容部を有する遊技機用制御基板ケースの製造方法であって、前記収容部を構成する収容構成部と、該収容構成部の全周に沿った途切れのない枠状で、熱可塑性を有する合成樹脂で構成された前記固定部とをそれぞれ備え、少なくとも一方の前記固定部が、光を透過可能な透明固定部で構成された前記ベース体および前記カバー体の前記固定部同士を、前記固定部と略相似形で、前記固定部の全周に沿った途切れのない枠状に形成された熱可塑性合成樹脂製の溶着シートを介在させて重ね合わせる工程と、前記透明固定部側から照射したレーザー光によるレーザー溶接によって、前記溶着シートを介在させて重ね合わせた前記固定部同士を溶着して溶着固定部を形成するとともに、該溶着固定部における前記固定部、及び前記溶着シートを一体的に溶着した溶着層が、前記固定部の全周に沿った途切れのない枠状で、前記透明固定部よりも光の透過を抑制する透過抑制層に形成される工程とを備えたことを特徴とする遊技機用制御基板ケースの製造方法である。
ここで、透明とは、レーザー光を含む光を透過する有色透明や半透明を含む概念である。一方、不透明とは、レーザー光を含む光を透過しない概念である。
つまり、上記透明固定部は、有色透明や半透明を含む透明な固定部である。そして、上記透過抑制層は、透明固定部よりも光の透過を抑制する有色透明や半透明、あるいは不透明な固定部であり、透明固定部よりもレーザー光のエネルギーを吸収することができる。
なお、上記透過抑制層は、固定部同士が対向する対向面に塗料を塗布したり、有色透明や半透明、あるいは不透明な素材で構成した固定部同士の対向面を溶融して構成した層、または透明固定部よりも光の透過を抑制する別部材を固定部同士の間に介在させ、別部材と固定部同士の対向面側とを溶融して構成した層である。
また、上記溶着層とは、例えば、塗料を塗布した対向面がレーザー光を吸収したことによって、光エネルギーが熱エネルギーに変換され、固定部同士の対向面側が溶融して構成した層である。固定部同士の間に別部材を介在させた場合は、固定部同士の対向面側と別部材とが溶融して構成した層となる。
さらに、上記収容構成部は、全部あるいはその一部が透明、有色透明、あるいは半透明であってもよいし、不透明であってもよい。
この発明により、遊技機用制御基板ケースの製造方法は、少なくとも一方の固定部が透明であっても、レーザー溶接によって均質な溶着固定部を形成し、効率よく固定部同士を溶着することができる。
詳述すると、例えば、特許文献1に開示されたように、固定部が透明な合成樹脂で構成される場合、レーザー光が透過してしまい、レーザー溶接によって固定部同士を溶着することができないが、例えば、固定部同士が対向する対向面に塗料を塗布した層などを設けることで、該塗料を塗布した層で吸収したレーザー光の光エネルギーが熱エネルギーに変換され、該熱エネルギーによって対向面同士が溶融し、溶着層である均質な透過抑制層を溶着固定部に形成することができる。
よって、レーザー溶接による固定部同士の溶着は、接着剤やねじ止めによる固定に比べて、接着剤を乾燥させたり、各所でねじ止めをしたりすることなく、時間や手間などをかけずに行うことができる。
加えて、固定部同士の間に配置した、熱可塑性を有する合成樹脂製の溶着シートと固定部とを、レーザー溶接によって溶着させ、透過抑制層を構成したことにより、例えば、固着部の大きさや厚さなどの条件に応じて適切な幅や厚みの溶着シートを用いることで、様々な大きさや形状の遊技機用制御基板ケースにおける固定部同士を確実に溶着することができる。
詳述すると、光エネルギーから変換される熱エネルギーは、レーザー光の出力やレーザー溶接を行う環境によって増減するため、レーザー光の出力やレーザー溶接を行う環境に応じた厚さ、または固定部に合わせた幅を有する溶着シートに用いるだけで、様々な大きさや形状の遊技機用制御基板ケースにおけるベース体およびカバー体の固定部同士をレーザー溶接で溶着することができる。
さらに、溶着シートは、仮に、両方の固定部が透明固定部であっても、レーザー光による光エネルギーを吸収して、固定部同士を溶着することができるとともに、模様などを付加した溶着シートを用いるだけで様々な模様の溶着固定部を有する遊技機用制御基板ケースを得ることができる。
この発明の態様として、前記固定部と前記溶着シートとを同素材の合成樹脂で構成したことができる。
この発明により、溶着シートは、固定部同士を確実に溶着することができる。
詳述すると、仮に、溶着シートと固定部とを融点が異なる合成樹脂で構成した場合、溶着シートと固定部のうち、融点が低い方が先に溶け落ちて、固定部同士をしっかりと溶着できないおそれがある。
しかし、溶着シートを固定部と同素材の合成樹脂で構成したことによって、溶着層を構成する固定部の対向面側と溶着シートとは同様に溶融状態となり、固定部同士をしっかりと溶着することができる。
また、この発明は、それぞれに備えた固定部同士を重ねて一体化したベース体とカバー体とで構成するとともに、制御基板を収容する収容部を有する遊技機用制御基板ケースの製造方法であって、前記収容部を構成する収容構成部と、該収容構成部の全周に沿った途切れのない枠状で、熱可塑性を有する合成樹脂で構成された前記固定部とをそれぞれ備え、一方の前記固定部が、光を透過可能な透明固定部で構成されるとともに、他方の前記固定部における前記透明固定部と対向する対向面が、前記透明固定部よりも光の透過を抑制する途切れのない枠状の透過抑制面で構成された前記ベース体および前記カバー体の前記固定部同士を重ね合わせる工程と、前記透明固定部側から照射したレーザー光によるレーザー溶接によって、重ね合わせた前記固定部同士を溶着して溶着固定部を形成するとともに、該溶着固定部における前記固定部同士を溶着した溶着層が、前記固定部の全周に沿った途切れのない枠状で、前記透明固定部よりも光の透過を抑制する透過抑制層に形成される工程とを備えたことを特徴とする遊技機用制御基板ケースの製造方法である。
上記透過抑制面は、透明固定部よりも光の透過を抑制する有色透明や半透明、あるいは不透明であり、対向面に塗料を塗布した層、固定部の少なくとも対向面側を有色透明や半透明、あるいは不透明な素材で構成した層、あるいは粗面処理を施した層を含む概念である。
この発明により、透過抑制面がレーザー光を吸収して光エネルギーを熱エネルギーに変換し、別部材を用いることなく、透明固定部同士を溶着して一体化することができるため、部品点数とコストを削減することができる。
また、この発明の態様として、前記固定部を、前記収容構成部から外側に突出したフランジ状に形成することができる。
また、この発明は、それぞれに備えた固定部同士を重ねて一体化したベース体とカバー体とで構成するとともに、制御基板を収容する収容部を有する遊技機用制御基板ケースの製造方法であって、前記収容部を構成する収容構成部と、熱可塑性を有する合成樹脂の前記固定部とをそれぞれ備え、少なくとも一方の前記固定部が、光を透過可能な透明固定部で構成された前記ベース体および前記カバー体の前記固定部同士を、熱可塑性を有する合成樹脂製で、予め遊技機用制御基板ケースを識別する記号またはマークが表面に付加された溶着シートを介在させて重ね合わせる工程と、前記透明固定部側から照射したレーザー光によるレーザー溶接によって、前記溶着シートを介在させて重ね合わせた前記固定部同士を溶着して溶着固定部を形成するとともに、該溶着固定部における前記固定部、及び前記溶着シートを一体的に溶着した溶着層が、前記透明固定部よりも光の透過を抑制する透過抑制層に形成される工程とを備えたことを特徴とする遊技機用制御基板ケースの製造方法である。
この発明により、遊技機用制御基板ケースに、遊技機用制御基板ケースの品番を示す別部材を備える必要がなく、部品点数を削減することができる。
また、この発明は、上記遊技機用制御基板ケースの製造方法を工程に備えたことを特徴とする遊技機の製造方法である。
この発明により、遊技機の製造方法は、固定部同士を溶着して一体化した遊技機用制御基板ケースを備えたため、上述する不正行為を行って正規の制御基板と不正な制御基板とを取り換えることなどを防止することができる。
本発明は、ベース体とカバー体との固定部同士を効率よく溶着して一体化した遊技機用制御基板ケースの製造方法を提供することができる。
スロットマシンを示す正面図。 スロットマシンの前扉を開放した状態の斜視図。 サブ制御ユニットの斜視図。 サブ制御ユニットの分解斜視図。 サブ制御ユニットの分解断面図。 カバー体と制御基板とを示す斜視図。 制御基板と固定したカバー体と溶着シートとベース体とを示す斜視図。 溶着フランジ周辺の拡大断面図。 溶着フランジ周辺の拡大平面図。 他の実施形態におけるフランジ周辺の断面図。 他の実施形態における溶着シートを示す平面図。 他の実施形態におけるフランジ周辺の断面図。
この発明の一実施形態を以下図面とともに説明する。
まず、特許請求の範囲の遊技機に対応するスロットマシン1の構成について、図1および図2を用いて説明する。
図1は、スロットマシン1の正面図を示し、図2は、スロットマシン1の前扉20を開放した状態の斜視図を示している。
スロットマシン1は、図1に示すように、正面視略長方形の箱状体であって、図2に示すように、利用者と対面する面が開口した筐体本体10と、該筐体本体10の開口する面を開閉自在に塞ぐ前扉20とで構成している。
筐体本体10の内部には、詳細な図示を省略するが、メイン制御ユニット11、サブ制御ユニット12、リールユニット13、メダル払出装置14、および電源制御装置15などが備えられている。
メイン制御ユニット11は、各種機器と電気的に接続されており、例えば、各種機器からの信号の入出力により、入賞などの抽選を行ったり、リールユニット13の回転、停止を制御する機能を有している。
サブ制御ユニット12は、メイン制御ユニット11および各種機器と電気的に接続されており、例えば、メイン制御ユニット11からの入力信号により、各種演出動作を決定して、液晶制御装置への制御信号を出力する機能を有している。
リールユニット13は、電気的に接続されたメイン制御ユニット11による制御によって独立して回転、停止する、複数の図柄がプリントされた3つのリール13aで構成している。
メダル払出装置14は、遊技の進行に応じてメダルを貯留、排出する装置であり、溢れたメダルを貯留する補助タンク(図示省略)を備えている。
電源制御装置15は、外部から供給される電力を制御する機能と、上述した各部に電力を供給する装置である。
一方、前扉20における利用者と対面する表面部分は、液晶モニタ21、2つの上部スピーカー22、表示窓23、操作部24、パネル部25、2つの下部スピーカー26、メダル排出口27、および受け皿28で構成しており、前扉20の裏面部分には、メダルセレクター29を配置している。
モニタ21は、液晶制御装置が電気的に接続したサブ制御ユニット12からの制御信号に基づいて、遊技に応じた画面情報を出力する。
上部スピーカー22は、メイン制御ユニット11から出力された音声信号を出力する。
表示窓23は、筐体本体10に備えたリールユニット13の一部分やクレジット枚数の表示などを視認可能な透明部分(図示省略)と、入賞ラインなどをプリントした不透明部分(図示省略)とを一体にして構成している。
操作部24は、メイン制御ユニット11と電気的に接続するとともに、メダル投入口24a、MAXBETボタン24b、投入精算ボタン24c、スタートレバー24d、および3つのストップボタン24eで構成している。
メダル投入口24aは、利用者によるメダルの投入を受け付ける投入口であり、投入されたメダルをメダルセレクター29に案内する。
MAXBETボタン24bは、一回の遊技におけるメダルの最大賭け数を、獲得したメダル枚数をデータとして蓄積しているクレジットからセットすることを所望する利用者の操作を受け付けるボタンである。
投入精算ボタン24cは、利用者による押下操作によって、一回の遊技におけるメダルの賭け数を、クレジットから一枚ずつセットする投入ボタン(図示省略)と、クレジットに貯留されているメダルを精算して排出する精算ボタン(図示省略)とで構成している。
スタートレバー24dは、リールユニット13を構成する3つのリール13aの回転開始を所望する利用者の操作を受け付けるレバーである。
3つのストップボタン24eは、リールユニット13の3つのリール13aにそれぞれ対応しており、対応するリール13aの回転、停止を所望する利用者の操作を受け付けるボタンである。
パネル部25は、スロットマシン1の機種名を示すイラストなどのパネルと、パネルを照明するバックライトなどで構成している。
下部スピーカー26は、サブ制御ユニット12から出力された音声信号を出力する。
メダル排出口27は、前扉20の裏面に配置したメダルセレクター29やメダル払出装置14から搬送されたメダルを受け皿28に排出する排出口である。
受け皿28は、メダル排出口27から排出されたメダルを貯留可能に構成している。
メダルセレクター29は、投入されたメダルを検出する機能と、メダルを選別する機能と、選別したメダルに応じて、メダル払出装置14やメダル排出口27に排出する機能とを有している。
このような構成のスロットマシン1は、利用者が一回の遊技における最大賭け数のメダルをメダル投入口24aに投入する、あるいはMAXBETボタン24bを押下操作して、一回の遊技におけるメダルの最大賭け数をクレジットからセットする。
そして、スロットマシン1は、利用者によるスタートレバー24dの操作を検知すると、メイン制御ユニット11が、入賞か否かの抽選を行い、この抽選結果をサブ制御ユニット12に出力し、サブ制御ユニット12が、抽選結果に基づいた各種演出を決定する。
その後、スロットマシン1は、メイン制御ユニット11が3つのリール13aの回転を開始させるとともに、サブ制御ユニット12が各種演出をモニタ21に出力し、利用者が3つのストップボタン24eを任意のタイミング、あるいは各種演出で指定された順番で押下することで、ストップボタン24eに対応したリール13aが停止する。
リール13aにプリントされた図柄が揃えば、図柄に応じてメダルがクレジットに貯留される、あるいはメダル排出口27から排出される。このようにして、利用者は、スロットマシン1における遊技を楽しむ。
なお、サブ制御ユニット12は、メイン制御ユニット11から送られた抽選結果に基づいて遊技が利用者にとって有利となる情報を提供する状態、いわゆる、AT(アシストタイム)に移行するか否かの抽選を行い、この抽選に当選すると、例えば、3つのストップボタン24eを押下する順番をモニタ21に表示する。そして、利用者がこの順番通りにストップボタン24eを押下するとリール13aにプリントされた図柄が揃うことになる。
続いて、上述のような遊戯制御を行う制御基板32を制御基板ケース30(遊技機用制御基板ケースに対応)の内部に収容したサブ制御ユニット12の構成について、図3から図5を用いて説明する。
図3は、サブ制御ユニット12の斜視図を示し、図4は、サブ制御ユニット12の分解斜視図を示し、図5は、サブ制御ユニット12の分解断面図を示している。なお、図3は、溶着層35を図示省略している。
まず、サブ制御ユニット12は、図3に示すように、平面視長方形の箱状に構成した制御基板ケース30と、該制御基板ケース30の内部の収容部31に収容した制御基板32とで構成している。
制御基板ケース30は、図4および図5に示すように、熱可塑性を有する透明な合成樹脂で構成したベース体40とカバー体50とを、光を透過しない不透明な合成樹脂で構成した溶着シート33(固着手段に対応)を介在させ、レーザー溶接より溶着して構成している。
なお、ベース体40およびカバー体50は、透明な合成樹脂で構成することだけに限らず、光を透過する有色透明や半透明などの合成樹脂で構成したものであってもよい。ベース体40およびカバー体50を、透明な合成樹脂、あるいは有色透明や半透明などの合成樹脂で構成したことにより、制御基板32や溶着シート33は、制御基板ケース30の外部から目視可能である。
ここで、平面視長方形の制御基板ケース30において、長辺に沿った方向を長手方向Xとし、短辺に沿った方向を短手方向Yとする。そして、長手方向Xと短手方向Yとに直交する方向において、ベース体40側を下方Hdとし、カバー体50側を上方Huとする。
制御基板32は、平面視略長方形に形成されたプリント基板であり、メイン制御ユニット11から送られた抽選結果を一時的に記憶するRAM32xと、上記AT抽選の抽選データやこのAT抽選に用いられるプログラム等が格納されたROM32yと、これらRAM32xやROM32yの情報に応じた処理をするCPU32zのほか、ケーブルを介してメイン制御ユニット11や各種機器と電気的に接続可能な3つのコネクタ32aと、四隅に形成した4つのねじ挿通孔32bと、中央に形成したねじ挿通孔32cとを備えている。
溶着シート33は、ベース体40やカバー体50と同素材である熱可塑性を有する合成樹脂で構成されており、平面視長方形の枠状である。この溶着シート33は、不透明な素材で構成しているため、レーザー照射装置60から照射されるレーザー光60Lによる光エネルギーを熱エネルギーに変換して、ベース体40とカバー体50とを溶着する。
なお、溶着シート33は、不透明な素材で構成することに限らず、ベース体40やカバー体50よりも光の透過を抑制する有色透明や半透明の素材で構成してもよい。
ベース体40は、図4および図5に示すように、平面視長方形に形成された逆ハット型である。詳述すると、ベース体40は、長手方向Xと短手方向Yとの中央が平面視長方形で下方Hdに突出し、上方Huが開口した断面略凹状の収容構成部41と、該収容構成部41における上端の外縁の全周に、長手方向Xおよび短手方向Yに沿うように外側に向けて延在する枠状のフランジ42(固定部および透明固定部に対応)とで構成している。
収容構成部41は、第1側壁41aと、第2側壁41bと、連結部41cと、封止部41dとで構成されている。
第1側壁41aおよび第2側壁41bは、下方Hdに突出する側壁であり、第2側壁41bは、第1側壁41aよりも下方Hd且つ内側に配置されている。
連結部41cは、第1側壁41aの下端と第2側壁41bの上端とを長手方向Xおよび短手方向Yに沿って連結しており、封止部41dは、第2側壁41bの下端を封止し、上方Huに向けて突出する中空円柱状のねじ挿通部43を中央に備えている。
フランジ42は、溶着シート33を位置決めするシート位置決め部44と、筐体本体10の内部に固定する4つの筐体固定部45とを備えている。
シート位置決め部44は、フランジ42の上面における、内周と外周との略中央に形成された断面凹状の溝であり、フランジ42の全周にわたって形成されている。
詳述すると、シート位置決め部44は、底面46(対向面に対応)と、該底面46の内周側において、上方Huに突出する内側リブ47と、外周側において、上方Huに突出する外側リブ48(保護部に対応)とで構成している。
内側リブ47は、外側リブ48よりも低くなるように形成され、溶着シート33の厚さと同等の高さに形成されている。
筐体固定部45は、フランジ42における短辺の側面から長手方向Xに沿って外側に突出し、フランジ42における長辺の側面付近にそれぞれ備えられている。
カバー体50は、図4および図5に示すように、平面視長方形に形成されており、下方Hdが開口する断面逆凹状で平面視長方形の収容構成部51と、該収容構成部51の上端の外縁の全周に、長手方向Xおよび短手方向Yに沿うように外側に向けて延在する枠状のフランジ52(固定部および透明固定部に対応)とで構成している。
収容構成部51は、カバー体50の下方Hdに所定長さ突出する側壁51aと、該側壁51aの上端を封止する封止部51bとで構成しており、側壁51aを、ベース体40の内部に嵌め込むことができる大きさに形成されている。
収容構成部51の内部には、コネクタ挿通部53と、四隅に形成した4つのねじ止め部54と、中央に形成したねじ止め部55と、制御基板32を位置決めする8つの基板位置決め部56とが備えられている。
側壁51aは、封止部51bと同じ板厚に形成されており、ベース体40とカバー体50との組み付け状態において、下端がベース体40の連結部41cに当接する長さに形成されている。
コネクタ挿通部53は、封止部51bから下方Hdに突出するように形成されており、底面にコネクタ31aを挿通可能な3つのコネクタ挿通孔53aを形成している。
ねじ止め部54は、制御基板32とカバー体50とをねじBで螺合できるように、制御基板32に形成したねじ挿通孔32bと一致する位置に配置されており、制御基板32をカバー体50にねじ止めした状態において、ベース体40の連結部41cの上面と制御基板32の下面とがわずかに離間する高さに形成されている。
ねじ止め部55は、ベース体40とカバー体50とをねじBで螺合できるように、収容構成部41に形成したねじ挿通部43と一致する位置に配置されている。
8つの基板位置決め部56は、側壁51aの内面および封止部51bの下面から収容構成部51の内側に向けて突出する板状のものであり、収容構成部51における長辺の内面と短辺の内面とのそれぞれに2つずつ形成されている。それぞれの基板位置決め部56は、制御基板32を嵌め込み可能な切欠き部56aを有している。
この切欠き部56aは、カバー体50における中央側の下方Hdを、制御基板32の厚みよりも深くなるように切り欠かれており、切欠き部56aの上面および側面は、制御基板32の上面および側面に接することで制御基板32の位置を規制する。
フランジ52は、収容構成部51と同じ板厚で形成されており、ベース体40のフランジ42における外側リブ48の内周面に嵌め込むことができる大きさに形成されている。フランジ51の下面57(対向面に対応)は、ベース体40とカバー体50との組み付け状態において、ベース体40における内側リブ47と接するとともに、シート位置決め部44の底面46と対向する。
このように構成したベース体40とカバー体50とを組み付けるとともに、重ね合わせたフランジ42,52の間に溶着シート33を介在させ、フランジ42,52と溶着シート33とをレーザー溶接によって溶着し、内部の収容部31に制御基板32を収容する制御基板ケース30を構成している。
このとき、ベース体40における第1側壁41aの内面と、カバー体50における側壁51aの外面とが、長手方向Xおよび短手方向Yにおいて、内外方向に重なり合うように接合して制御基板ケース30の内部に収容部31を構成し、カバー体50における側壁51aの下端は、ベース体40における連結部41cの上面に当接して、ベース体40とカバー体50との位置を保持している。
上述するような、ベース体40における第1側壁41aの内面と、カバー体50における側壁51aの外面とは、収容構成部41,51を組み付けて収容部31を構成するための接合部分36a,36bとなる。この接合部分36a,36bは、収容構成部41,51の組み付け状態において、収容構成部41,51の境界となり、収容部31の平面視内外方向における全周にわたって形成されている。
なお、収容構成部41,51を組み付けて収容部31を構成すれば、本実施形態のように、ベース体40における第1側壁41aの内面と、カバー体50における側壁51aの外面とで構成することだけに限らず、例えば、フランジ42,52周辺の断面をあらわす図10(a)および図10(b)に示すように、収容構成部41,51の端部同士が接触する、あるいは端部と面とが接触して構成してもよい。さらに、接合部分36a,36bは、該接合部分36a,36bが直接接合してもよいし、わずかな隙間を介して対向し、他の部材を介して接合してもよい。
また、ベース体40におけるシート位置決め部44の底面46と、カバー体50におけるフランジ52の下面57と、不透明な合成樹脂で構成した溶着シート33とがレーザー溶接により、溶融して形成された溶着層35を有する溶着フランジ34(溶着固定部に対応)が形成されるが、溶着層35は、制御基板ケース30の他の部分よりも光の透過を抑制する透過抑制層35aとなる。
この溶着フランジ34は、第1側壁41aおよび側壁51aに沿って、収容部31の全周にわたって形成されている。
詳述すると、第1側壁41aと側壁51aとが内外方向に重なり合うことで、収容構成部41,51が当接して収容部31を構成し、溶接フランジ34は、収容部31における当接部分である第1側壁41aおよび側壁51aの平面視外側において、全周にわたって環状に形成されている。
上述のように溶着された制御基板ケース30は、溶着層35に対して、長手方向Xおよび短手方向Yから異物の侵入を防ぐように、外側リブ48が備えられている。
なお、メイン制御ユニット11は、制御基板や制御基板ケースがサブ制御ユニット12における制御基板32や制御基板ケース30と異なるものの、サブ制御ユニット12と同様の基本構成であるため、その説明を省略する。
続いて、上述のような溶着を行って構成するサブ制御ユニット12の製造方法について、図6から図9を用いて説明する。
図6は、カバー体50と制御基板32との斜視図を示し、図7は、制御基板32と固定されたカバー体50とベース体40と溶着シート33との斜視図を示し、図8は、フランジ42,52との周辺の拡大断面図を示し、図9は、フランジ42,52との周辺の拡大平面図を示している。
サブ制御ユニット12の製造方法は、制御基板32をカバー体50とねじBで螺合して固定する基板固定工程と、ベース体40とカバー体50とを、フランジ42,52の間に溶着シート33を介在させてねじBで仮固定する仮固定工程と、フランジ42,52と溶着シート33とをレーザー溶接によって一体化する溶着工程とをこの順に行う。
基板固定工程は、制御基板32を、該制御基板32のコネクタ32aをカバー体50のコネクタ挿通部53に挿通して、カバー体50の基板位置決め部56に載置するように位置決めする。そして、制御基板32のねじ挿通孔32bに挿通したねじBとカバー体50のねじ止め部54とを螺合して、カバー体50における収容構成部51の内部に制御基板32を固定する(図6参照)。
仮固定工程は、ベース体40のシート位置決め部44に溶着シート33を装着し、ベース体40の内部に第1側壁41aに沿ってカバー体50の側壁51aを嵌め込んでフランジ42,52を重ね合わせ、ベース体40のねじ挿通部43、および制御基板32のねじ挿通孔32cに挿通したねじBとカバー体50のねじ止め部55とを螺合してベース体40とカバー体50とを仮固定する(図7参照)。
溶着工程は、図8および図9に示すように、ベース体40とカバー体50とのフランジ42,52の間に介在した溶着シート33に、レーザー照射装置60からレーザー光60Lを照射して、ベース体40におけるフランジ42の底面46と、カバー体50におけるフランジ52の下面57と、溶着シート33とを溶融し、それぞれを一体化するように溶着した溶着層35を有する溶着フランジ34を形成する。
続いて、上述のように製造したサブ制御ユニット12の作用効果について説明する。
本実施形態におけるスロットマシン1は、フランジ42,52を溶着して一体化した制御基板ケース30の内部の収容部31に制御基板32を収容したメイン制御装置11を備えたことにより、スロットマシン1は、強制的にフランジ42,52の溶着状態をはがすなどの不正行為を行って、正規の制御基板30と不正な制御基板とを取り換える行為などを防止することができる。
本実施形態における制御基板ケース30は、熱可塑性を有する透明な合成樹脂で構成したベース体40およびカバー体50のそれぞれに、収容部31を構成する収容構成部41,51とフランジ42,52とを備え、重ね合わせたフランジ42,52と、該フランジ42,52の間に介在させた溶着シート33とをレーザー溶接で溶着して溶着フランジ34を構成することにより、制御基板ケース30は、フランジ42,52が透明であっても、レーザー溶接によって均質な溶着フランジ34を形成し、効率よくフランジ42,52を溶着することができ、溶着フランジ34におけるフランジ42,52と溶着シート33とを溶着した溶着層35が、フランジ42,52よりも光の透過を抑制する透過抑制層35aとなる。
詳述すると、レーザー溶接によるフランジ42,52の溶着は、接着剤やねじ止めによる固定に比べて、接着剤を乾燥させたり、各所でねじ止めをしたりすることなく、レーザー照射装置60から照射したレーザー光60Lによって時間や手間などをかけずに、フランジ42,52を短時間で溶着して一体化した溶着フランジ34を形成することができる。
本実施形態における制御基板ケース30は、フランジ42,52の間に配置した、熱可塑性を有する不透明な合成樹脂で構成した溶着シート33と、ベース体40における底面47と、カバー体50における下面57とをレーザー溶接によって溶着した、透過抑制層35aを構成したことにより、フランジ42,52の大きさや厚さなどの条件に応じて適切な幅や厚みの溶着シート33を用いることで、様々な大きさや形状の制御基板ケース30におけるフランジ42,52を確実に溶着することができる。
詳述すると、不透明な合成樹脂で構成した溶着シート33で吸収したレーザー光60Lの光エネルギーが熱エネルギーに変換され、該熱エネルギーによってベース体40における底面46と、カバー体50における下面57と、底面46および下面57の間に介在した溶着シート33とが溶融して溶着フランジ34に形成するが、光エネルギーから変換される熱エネルギーは、レーザー光60Lの出力やレーザー溶接を行う環境によって増減するため、レーザー光60Lの出力やレーザー溶接を行う環境に応じた厚さ、またはフランジ42,52に合わせた幅を有する溶着シート33を用いるだけで、様々な大きさや形状の制御基板ケース30におけるベース体40およびカバー体50のフランジ42,52をレーザー溶接で溶着することができる。
なお、溶着シートは、他の実施形態における溶着シートの平面図をあらわす図11に示すように、模様や柄などを付加してもよく、この場合、様々な模様の溶着フランジ34を有する制御基板ケース30を得ることができ、外観に独自性を有することができる。
さらに、溶着シートは、図11の拡大図に示すように、制御基板ケース30を識別する記号やマークを付加することで、制御基板ケース30に、該制御基板ケース30の品番を示す別部材を備える必要がなく、部品点数を削減することができる。
本実施形態における制御基板ケース30は、ベース体40におけるフランジ42に、溶着シート33を位置決めするシート位置決め部44を形成したことにより、溶着シート33を、溶着固定するフランジ42,52に対して所定位置に配置し、確実にレーザー溶接を行うことができる。
詳述すると、溶着シート33がフランジ42,52における所定位置からずれることにより、レーザー光60Lは、溶着シート33に照射されず、フランジ42,52を透過して溶着することができないおそれがあるが、ベース体40のフランジ42にシート位置決め部44を形成したことによって、溶着シート33は、フランジ42,52の所定位置からずれることなく、レーザー光60Lの溶接箇所に確実に位置決めされる。したがって、フランジ42,52は、シート位置決め部44によって位置決めされた溶着シート33により、確実に溶着される。
本実施形態における制御基板ケース30は、フランジ42,52と溶着シート33とを同素材の合成樹脂で構成したことにより、溶着シート33は、フランジ42,52を確実に溶着することができる。
詳述すると、仮に、溶着シート33とフランジ42,52とを融点が異なる合成樹脂で構成した場合、溶着シート33とフランジ42,52とのうち、融点が高い方が溶けるまで時間がかかる上、溶着シート33とフランジ42,52とが溶け合って、フランジ42,52がしっかりと溶着できないおそれがある。
これに対して、本実施形態における溶着シート33とフランジ42,52とは、同素材の合成樹脂で構成したことによって、溶着層35を構成する底面46、下面57、および溶着シートは同様に溶融状態となり、フランジ42,52をしっかりと溶着することができる。
本実施形態における制御基板ケース30は、ベース体40におけるフランジ42に、外側リブ48を備えることにより、溶着層35に対して、長手方向Xまたは短手方向Yから異物を侵入させて強制的にフランジ42,52の溶着状態をはがすなどの行為を防止することができる。
本実施形態における制御基板ケース30は、第1側壁41aと側壁51aとが接合するように組み付けたベース体40とカバー体50とをねじBで仮固定し、レーザー溶接によって一体化したことにより、ベース体40とカバー体50とが互いにずれることなく、確実にレーザー溶接を行うことができる。
本実施形態におけるサブ制御ユニット12は、制御基板32をカバー体50にねじ止めした状態において、ねじ止め部54を、ベース体40の連結部41cの上面と制御基板32の下面とがわずかに離間する高さに形成したことにより、サブ制御ユニット12に、外部から衝撃によって、ベース体40における連結部41cと、カバー体50におけるねじ止め部54とに挟まれて破損することを防止することができる。
本実施形態におけるサブ制御ユニット12は、基板位置決め部56の切欠き部56aによって制御基板32を位置決めしたことにより、制御基板32は、長手方向Xおよび短手方向Yに対して位置ずれすることなく、制御基板ケース30の内部における所定位置に保持される。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の遊技機は、実施形態のスロットマシン1に対応し、
以下同様に、
遊技機用制御基板ケースは、制御基板ケース30に対応し、
溶着固定部は、溶着フランジ34に対応し、
対向面は、底面46および下面57に対応し、
固定部および透明固定部は、フランジ42,52に対応し、
保護部は、外側リブ48に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明によれば、溶着シート33を凹状のシート位置決め部44に嵌め込むように装着して、フランジ42に対して配置位置の規制をしたが、本発明のシート位置決め部は、断面凹状の溝形状に形成することだけに限らず、溶着シート33に設けた孔に挿通して係止する凸部、あるいは枠状の溶着シート33の内周面に接触させるリブなどでもよく、この場合においても溶着シート33を、溶着固定するフランジ42に対して所定位置に配置し、確実にレーザー溶接を行うことができる。
また、上述の説明によれば、溶着フランジ34は、フランジ42,52と、該フランジ42,52の間に介在させた溶着シート33とを溶着して一体化して構成したが、本発明の溶着フランジは、溶着シート33を用いることだけに限らず、フランジ42,52が対向する底面46と下面57とのうち少なくとも一方を、塗料を塗布したり、フランジ42,52よりも光の透過を抑制する有色透明や半透明、または不透明な素材で構成した透過抑制面としてもよく、この場合は、底面46と下面57とが密着するように、フランジ42,52周辺の断面をあらわす図12に示すように、シート位置決め部44を凹状部分49としたフランジ42zと、該凹状部分49に凹凸嵌合可能な凸状部分58を備えたフランジ52zとを溶着して構成してもよい。
上記構成により、フランジ42,52の透過抑制面がレーザー光60Lを吸収して光エネルギーが熱エネルギーに変換されるため、フランジ42,52を溶着して一体化した溶着フランジ34を形成することができる。したがって、底面46と下面57とのうち少なくとも一方を透過抑制面とした場合、溶着シート33を用いることなくフランジ42,52を溶着して一体化した溶着フランジ34を形成することができ、部品点数とコストを削減することができる。
1…スロットマシン(遊技機)
30…制御基板ケース(遊技機用制御基板ケース)
31…収容部
32…制御基板
33…溶着シート
34…溶着フランジ(溶着固定部)
35…溶着層
35a…透過抑制層
40…ベース体
41…収容構成部
42…フランジ(固定部、透明固定部)
43…ねじ挿通部
44…シート位置決め部
46…底面(対向面)
47…内側リブ
48…外側リブ(保護部)
50…カバー体
51…収容構成部
52…フランジ(固定部、透明固定部)
53…コネクタ挿通部
53a…コネクタ挿通孔
54,55…ねじ止め部
56…基板位置決め部
57…下面(対向面)
60…レーザー照射装置
60L…レーザー光
B…ねじ
X…長手方向
Y…短手方向
Hu…上方
Hd…下方

Claims (6)

  1. それぞれに備えた固定部同士を重ねて一体化したベース体とカバー体とで構成するとともに、制御基板を収容する収容部を有する遊技機用制御基板ケースの製造方法であって
    記収容部を構成する収容構成部と、該収容構成部の全周に沿った途切れのない枠状で、熱可塑性を有する合成樹脂で構成された前記固定部とをそれぞれ備え、少なくとも一方の前記固定部が、光を透過可能な透明固定部で構成された前記ベース体および前記カバー体の前記固定部同士を、前記固定部と略相似形で、前記固定部の全周に沿った途切れのない枠状に形成された熱可塑性合成樹脂製の溶着シートを介在させて重ね合わせる工程と、
    記透明固定部側から照射したレーザー光によるレーザー溶接によって、前記溶着シートを介在させて重ね合わせた前記固定部同士を溶着して溶着固定部を形成するとともに、該溶着固定部における前記固定部、及び前記溶着シートを一体的に溶着した溶着層が、前記固定部の全周に沿った途切れのない枠状で、前記透明固定部よりも光の透過を抑制する透過抑制層に形成される工程とを備えた
    遊技機用制御基板ケースの製造方法
  2. 前記固定部と前記溶着シートとを同素材の合成樹脂で構成した
    請求項1に記載の遊技機用制御基板ケースの製造方法
  3. それぞれに備えた固定部同士を重ねて一体化したベース体とカバー体とで構成するとともに、制御基板を収容する収容部を有する遊技機用制御基板ケースの製造方法であって
    記収容部を構成する収容構成部と、該収容構成部の全周に沿った途切れのない枠状で、熱可塑性を有する合成樹脂で構成された前記固定部とをそれぞれ備え、一方の前記固定部が、光を透過可能な透明固定部で構成されるとともに、他方の前記固定部における前記透明固定部と対向する対向面が、前記透明固定部よりも光の透過を抑制する途切れのない枠状の透過抑制面で構成された前記ベース体および前記カバー体の前記固定部同士を重ね合わせる工程と、
    記透明固定部側から照射したレーザー光によるレーザー溶接によって、重ね合わせた前記固定部同士を溶着して溶着固定部を形成するとともに、該溶着固定部における前記固定部同士を溶着した溶着層が、前記固定部の全周に沿った途切れのない枠状で、前記透明固定部よりも光の透過を抑制する透過抑制層に形成される工程とを備えた
    遊技機用制御基板ケースの製造方法
  4. 前記固定部を、前記収容構成部から外側に突出したフランジ状に形成した
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載の遊技機用制御基板ケースの製造方法
  5. それぞれに備えた固定部同士を重ねて一体化したベース体とカバー体とで構成するとともに、制御基板を収容する収容部を有する遊技機用制御基板ケースの製造方法であって
    記収容部を構成する収容構成部と、熱可塑性を有する合成樹脂の前記固定部とをそれぞれ備え、少なくとも一方の前記固定部が、光を透過可能な透明固定部で構成された前記ベース体および前記カバー体の前記固定部同士を、熱可塑性を有する合成樹脂製で、予め遊技機用制御基板ケースを識別する記号またはマークが表面に付加された溶着シートを介在させて重ね合わせる工程と、
    記透明固定部側から照射したレーザー光によるレーザー溶接によって、前記溶着シートを介在させて重ね合わせた前記固定部同士を溶着して溶着固定部を形成するとともに、該溶着固定部における前記固定部、及び前記溶着シートを一体的に溶着した溶着層が、前記透明固定部よりも光の透過を抑制する透過抑制層に形成される工程とを備えた
    遊技機用制御基板ケースの製造方法
  6. 請求項1から5のうちいずれか一項に記載の遊技機用制御基板ケースの製造方法を工程に備えた
    遊技機の製造方法
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