JP6059068B2 - Vet型ゼオライトの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、VET型ゼオライトを製造する方法に関する。
合成ゼオライトは、狭義では結晶性アルミノシリケートであるが、骨格内金属原子を他の金属原子に置換した同型置換体もゼオライトに含まれる。結晶性アルミノシリケートの同型置換体としては、例えば、アルミノシリケート中のアルミニウム原子が亜鉛原子で置換されたジンコシリケートが挙げられる。合成ゼオライトは、その結晶構造に起因するオングストロームサイズの均一な細孔を有している。この特徴を生かして、合成ゼオライトは、特定の大きさを有する分子のみを吸着する分子ふるい吸着剤や親和力の強い分子を吸着する吸着分離剤、又は触媒基剤として工業的に利用されている。
ゼオライトの技術分野において、VETとは、一次元チャンネル系を有する特定の骨格構造種を表す名称である。この構造を有するゼオライトには、VPI−8やSSZ−41といったジンコシリケート及びジンコアルミノシリケートが含まれる。VET型ゼオライトは、12員環を有し、大細孔を持ったゼオライトである。VET型ゼオライトは、各種の炭化水素転化反応の触媒、例えば接触クラッキング、水素化クラッキング、脱ろう、アルキル化やアルキル交換、オレフィン及び芳香族化合物の形成等の触媒として有望なものである。従来、VET型ゼオライトは、第四級アンモニウム化合物等を有機構造規定剤(以下「OSDA」と略称する。)として用いる方法によってのみ製造されてきた(特許文献1及び2並びに非特許文献1ないし4参照)。そのため、VET型ゼオライトを得るためにはOSDAの使用は必須であると考えられてきた。また、合成されたVET型ゼオライトはOSDAを含んでいるため、その使用前に焼成してOSDAを除去して用いることも不可避と考えられてきた。
VET型ゼオライトの合成法は例えば、上述した特許文献1及び2並びに非特許文献1ないし4に記載されている。一般的な方法はナトリウムイオンやリチウムイオンの共存下に、テトラエチルアンモニウム化合物等の第四級アンモニウム化合物をOSDAとして用いる方法である。しかしながら前記のOSDAは高価なものなので、工業的に用いるには有利とはいえない。また、生成するゼオライトの結晶中にOSDAが取り込まれるため、該ゼオライトを吸着剤や触媒として使用する場合には該ゼオライトを焼成してOSDAを除去する必要がある。その際に生じる排ガスは環境汚染の原因となり、また、OSDAの分解生成物を含む合成母液の無害化処理のためにも多くの薬剤を必要とする。このように、OSDAを用いるVET型ゼオライトの合成方法は高価であるばかりでなく、環境負荷の大きい製造方法である。したがってOSDAを用いない製造方法及びその方法によって得られる本質的に有機物を含まないVET型ゼオライトの実現が望まれている。
米国特許第5656149号明細書 米国特許第5591421号明細書
Journal of American Chemical Society, 1996, 118, 7299〜7310 Microporous Materials, 1997, 11, 127〜136 Microporous Materials, 1997, 11, 137〜148 Chemistry: a European Journal, 2002, 8, 22, 5153〜5160
本発明の課題は、本質的に有機物を含まないVET型ゼオライトの製造方法、すなわち前述した従来技術が有する欠点を解消して環境負荷を可能な限り低減でき、OSDAを用いず、かつ安価にVET型ゼオライトを製造し得る方法を提供することにある。
本発明は、(1)以下に示すモル比で表される組成の反応混合物となるように、亜鉛源、元素M1源、アルカリ源及び水を混合し、
12/ZnO=5〜300
(Li2O+Na2O)/M12=0.1〜0.6
Li2O/(Li2O+Na2O)=0.01〜0.4
2O/M12=5〜50
1は珪素又は珪素とゲルマニウムの混合物を表す。
(2)M12/ZnO比が5〜30であるVET型ゼオライトを種結晶として用い、これを、前記反応混合物中のM12に対して0.1〜30重量%の割合で該反応混合物に添加し、
(3)前記種結晶が添加された前記反応混合物を80〜200℃で密閉加熱することを特徴とするVET型ゼオライトの製造方法を提供するものである。
本発明によれば、OSDAを使用しない反応混合物からVET型ゼオライトが製造されるので、得られるVET型ゼオライトは本質的に有機物を含まないものとなる。したがって、このVET型ゼオライトは、その使用前に焼成処理が不要であるのみならず、脱水処理をしても有機物の発生がないので排ガス処理が不要であり、環境負荷が小さく、かつ安価にVET型ゼオライトを製造することができる。
図1は、実施例1で用いたVET型ゼオライトの種結晶についてのX線回折図である。 図2は、実施例1で得られたVET型ゼオライトのX線回折図である。 図3は、実施例10で得られたVET型ゼオライトのX線回折図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。本発明の製造方法の説明に先立ち、まず本発明に従い合成される好適なVET型ゼオライトについて説明する。本発明に従い合成されるVET型ゼオライトはジンコシリケート骨格を有する。このVET型ゼオライトは、合成したままの状態で以下に示すモル比で表される組成を有することが好ましい。
12/ZnO=5〜50、特に8〜30
(Li2O+Na2O)/ZnO=0.7〜1.5、特に0.9〜1.2
Li2O/(Li2O+Na2O)=0.01〜0.9、特に0.05〜0.7
1は珪素又は珪素とゲルマニウムの混合物を表す。
ここで、本発明に従い合成されるVET型ゼオライトは更に、アルミニウム、鉄、ガリウム又はそれら2種類以上の混合物(以下、元素M2とも記載する)を含有してもよい。M2を含有する場合、VET型ゼオライトは、合成したままの状態で以下に示すモル比で表される組成を有することが好ましい。
12/ZnO=5〜50、特に8〜30
12/M2 23=50〜1000、特に70〜1000
(Li2O+Na2O)/ZnO=0.7〜1.5、特に0.9〜1.2
Li2O/(Li2O+Na2O)=0.01〜0.9、特に0.05〜0.7
前記のようにM2を含有する場合、ゼオライトの骨格は、ジンコシリケート骨格中の一部の亜鉛原子がM2原子に置換されたメタロシリケートとなりうる。
本発明に従い合成されたVET型ゼオライトは熱処理をしない状態で本質的に有機物を含まない。ここでいう有機物とは、OSDAとしてゼオライトの合成に用いられる第四級アンモニウム化合物を主として包含する。VET型ゼオライトの骨格における四配位金属の負電荷と電荷補償して骨格外に存在するイオンは、ナトリウムイオンやリチウムイオン等のアルカリ金属イオンであり、細孔内に存在するそれ以外のものは水又は少量の吸着ガスのみである。すなわち、本発明に従い合成されたVET型ゼオライトは、以下に記載するOSDAを用いない製造方法によって得られるので、本質的にOSDAを初めとする有機物を含んでいない。本発明に従い合成されたVET型ゼオライトのM12/ZnO比は、好ましくは5〜50の範囲、より好ましくは8〜30の範囲である。
本発明の製造方法の特徴の一つは、有機化合物からなるOSDAを全く添加することなく、反応混合物を調製することである。詳細には、リチウムイオン及びナトリウムイオンを含む水性ジンコシリケートゲルを反応混合物として用いる。水性ジンコシリケートゲルの反応混合物にリチウムイオン及びナトリウムイオンを存在させることが必須条件である。リチウムイオン及びナトリウムイオン以外のアルカリ金属イオン、例えばカリウムイオンの存在は、本発明の製造方法においては必須ではない。ただし本発明の製造方法において、リチウムイオン及びナトリウムイオン以外のアルカリ金属イオンを用いることは排除されない。
本発明の製造方法の別の特徴は、種結晶を使用することである。種結晶としては、従来法、すなわちOSDAを用いた方法で製造されたVET型ゼオライトを焼成し、有機物を除去したものを使用することができる。従来法に従うVET型ゼオライトの合成方法は、例えば上述した特許文献1及び2並びに非特許文献1ないし4に記載されており、当業者によく知られている。従来法に従うVET型ゼオライトの合成方法において、使用するOSDAの種類は限定されない。一般に、OSDAとしてテトラエチルアンモニウム化合物を用いると、VET型ゼオライトを首尾良く製造することができる。
種結晶の合成においては、亜鉛源及びシリカ源にOSDAを添加する。ここでいう「シリカ源」とはM12(M1は珪素又は珪素とゲルマニウムの混合物を表す)で表される物質の原料となる物質のことである。また、種結晶の合成においては、元素M2源を更に添加してもよい。元素M2源とは、M2 23(M2はアルミニウム、鉄、ガリウム又はそれら2種類以上の混合物を表す)で表される物質の原料となる物質のことである。このようにしてVET型ゼオライトが合成されたら、これを種結晶として使用する前に、例えば空気中で500℃以上の温度で焼成し、結晶中に取り込まれているOSDAを除去する。OSDAを除去しない種結晶を使用しても本発明を実施することが可能であるが、生成するVET型ゼオライトに少量の有機物が含まれることになり、本発明の趣旨に反する。本発明の製造方法においては、本発明に従い得られたVET型ゼオライトを種結晶として用いることもできる。本発明で得られるVET型ゼオライトは本質的に有機化合物を含んでいないので、これを種結晶として使用する場合には、前もって焼成処理する必要がないという利点がある。
従来法に従い得られたVET型ゼオライトを用いる場合及び本発明に従い得られたVET型ゼオライトを用いる場合の何れであっても、種結晶のM12/ZnO比は5〜30の範囲、好ましくは8〜20の範囲である。種結晶のM12/ZnO比を5以上とすることで、VET型ゼオライトの結晶化速度を十分に速くすることができる。一方、M12/ZnO比を30以下にすることで、VET型ゼオライトを容易に合成することができる。
種結晶の添加量は、前記の反応混合物中のM12に対して0.1〜30重量%の範囲、好ましくは1〜20重量%の範囲である。添加量がこの範囲内であることを条件として種結晶の添加量は少ない方が好ましく、反応速度や不純物の抑制効果などを考慮して添加量が決定される。
種結晶を添加する反応混合物は、以下に示すモル比で表される組成となるように、亜鉛源、元素M1源、アルカリ源及び水を混合して得られる。反応混合物の組成がこの範囲外であると、目的とするVET型ゼオライトが得難い。M1は珪素又は珪素とゲルマニウムの混合物を表す。M1が珪素とゲルマニウムの混合物である場合、両者のモル比はSi:Ge=1:0.01〜1:1であることが好ましい。
・M12/ZnO=5〜300
・(Li2O+Na2O)/M12=0.1〜0.6
・Li2O/(Li2O+Na2O)=0.01〜0.4
・H2O/M12=5〜50
更に好ましい反応混合物の組成の範囲は以下のとおりである。この範囲とすると、結晶化度の良好なVET型ゼオライトが得られるため好ましい。
・M12/ZnO=8〜200
・(Li2O+Na2O)/M12=0.15〜0.4
・Li2O/(Li2O+Na2O)=0.03〜0.3
・H2O/M12=10〜30
本発明においては、反応混合物が、以下に示すモル比で表される組成となるように、亜鉛源、元素M1源、アルカリ源、水及び元素M2源を混合して反応生成物を得てもよい。M2はアルミニウム、鉄、ガリウム又はそれら2種以上の混合物を表す。
・M12/ZnO=5〜300
・M12/M2 23=50〜1000
・(Li2O+Na2O)/M12=0.1〜0.6
・Li2O/(Li2O+Na2O)=0.01〜0.4
・H2O/M12=5〜50
本発明においてM2を用いることには固体酸特性の制御が可能であるという利点がある。M2としては、アルミニウム又はアルミニウムと鉄及びガリウムのうちの1種以上との混合物が好ましく、アルミニウムが特に好ましい。
本発明においてM2を用いる場合、更に好ましい反応混合物の組成の範囲は以下のとおりである。この範囲とすると、結晶化度が良好なVET型ゼオライトが得られるため好ましい。
・M12/ZnO=8〜200
・M12/M2 23=80〜1000
・(Li2O+Na2O)/M12=0.15〜0.4
・Li2O/(Li2O+Na2O)=0.03〜0.3
・H2O/M12=10〜30
前記のモル比を有する反応混合物を得るために用いられる元素M1源としては、以下の珪素源、ゲルマニウム源が挙げられる。珪素源としては、シリカ及び水中でケイ酸イオンの生成が可能なケイ素含有化合物が挙げられる。具体的には、湿式法シリカ、乾式法シリカ、コロイダルシリカ、ケイ酸ナトリウム、ジンコシリケートゲルなどが挙げられる。これらの珪素源のうち、シリカ(二酸化珪素)を用いることが、不要な副生物を伴わずに目的とするゼオライトを得ることができる点で好ましい。また、ゲルマニウム源としてはゲルマニウムオキサイドなどのゲルマニウム酸化物やテトラアルキルオルトゲルマネートなどが挙げられる。これらの元素M1源は、M1が珪素であるか珪素とゲルマニウムとの混合物であるかに関わらず、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
亜鉛源としては、酢酸亜鉛、硝酸亜鉛、酸化亜鉛などが挙げられる。亜鉛源は単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
アルカリ源としては、例えば水酸化ナトリウムや水酸化リチウムを用いることができる。なお、元素M1源としてケイ酸リチウムを用いた場合や元素M2源としてアルミン酸ナトリウムを用いた場合、そこに含まれるアルカリ金属成分であるナトリウムやリチウムは同時にNaOH及びLiOHとみなされ、アルカリ成分でもある。したがって、前記のNa2O及びLi2Oは反応混合物中のすべてのアルカリ成分の和として計算される。
元素M2源としては、以下のアルミニウム源、鉄源、ガリウム源が挙げられる。アルミニウム源としては、例えば水溶性アルミニウム含有化合物や粉末状アルミニウムを用いることができる。水溶性アルミニウム含有化合物としては、アルミン酸ナトリウム、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウムなどが挙げられる。また、水酸化アルミニウムも好適なアルミニウム源の一つであり、またアルミノシリケートゲル及びアルミノシリケートゼオライトなどを用いることもできる。これらのアルミニウム源のうち、粉末状アルミニウム、アルミン酸ナトリウム、水酸化アルミニウム、アルミノシリケートゼオライトを用いることが、不要な副生物(例えば硫酸塩や硝酸塩等)を伴わずに目的とするゼオライトを得ることができる点で好ましい。鉄源としては、硫酸鉄、硝酸鉄などが挙げられる。ガリウム源としては、硫酸ガリウム、硝酸ガリウムなどが挙げられる。これらの元素M2源は、M2がアルミニウム、鉄、ガリウムの何れかであるか又はそれらの混合物であるかに関わらず、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
反応混合物を調製するときの各原料の添加順序は、均一な反応混合物が得られ易い方法を採用すれば良い。例えば、室温下、亜鉛源とアルカリ源とを水に添加して溶解させ、次いで元素M1源を添加して撹拌混合することにより、均一な反応混合物を得ることができる。本発明において元素M2を用いる場合、元素M2源を、亜鉛源及びアルカリ源と共に水に添加すればよい。種結晶は、M1源を添加する前に加えるか、又はM1源と混合した後に加える。その後、種結晶が均一に分散するように撹拌混合する。反応混合物を調製するときの温度にも特に制限はない。
特に、種結晶を含まない前記反応混合物を密閉容器中に入れて自生圧力下に予備加熱した後に種結晶を添加すると、目的とするVET型ゼオライトが首尾良く得られるので好ましい。とりわけ、反応混合物を予備加熱した後に急冷し、該反応混合物が室温まで冷却された後に種結晶を添加すると、目的とするVET型ゼオライトが一層首尾良く得られるので好ましい。これら何れの場合であっても、反応混合物の調製は、元素M2を用いない場合は亜鉛源とアルカリ源とを含む液に、元素M1源を添加するという手順で行うことが好ましく、元素M2を用いる場合は亜鉛源とアルカリ源と元素M2源とを含む液に、元素M1源を添加するという手順で行うことが好ましい。また、反応混合物の予備加熱の温度及び時間は特に限定されない。具体的には、予備加熱の温度は80〜200℃とすることが好ましく、100〜200℃とすることが更に好ましい。予備加熱の時間は、予備加熱の温度がこの範囲内であることを条件として、0.5〜24時間、特に1〜20時間とすることが好ましい。予備加熱の温度と種結晶を添加した後の結晶化温度は同じでも、また異なる温度でも良く、特に限定されない。加熱時間との組み合わせにおいて効率よく結晶化が進行する条件を設定すれば良い。
予備加熱を行ったか又は予備加熱を行わない反応混合物に種結晶を添加し、種結晶を含む該反応混合物を密閉容器中に入れて加熱して反応させ、自生圧力下にVET型ゼオライトを結晶化する。この反応混合物にOSDAは含まれていない。種結晶は、上述した特許文献1及び2並びに非特許文献1ないし4の何れかに記載の方法で得られたものを、焼成等の操作に付して、OSDA等の有機物を含まない状態で用いることができる。
種結晶を含む反応混合物を用いてVET型ゼオライトを結晶化するときには、熟成をした後に加熱すると、結晶化が進行し易いので好ましい。熟成とは、反応温度よりも低い温度で一定時間その温度に保持する操作をいう。熟成においては、一般的には、撹拌することなしに静置する。熟成を行うことで、不純物の副生を防止すること、不純物の副生なしに撹拌下での加熱を可能にすること、反応速度を上げることなどの効果が奏されることが知られているが、作用機構は必ずしも明らかではない。熟成の温度と時間は、前記の効果が最大限に発揮されるように設定される。本製造方法では、好ましくは20〜80℃、更に好ましくは20〜60℃で、好ましくは2〜24時間の範囲で熟成が行われる。
種結晶を含む反応混合物を加熱して結晶化をさせている間、該反応混合物の温度の均一化を図るために、該反応混合物を撹拌しても良い。撹拌は、撹拌羽根による混合や、容器の回転によって行うことができる。撹拌強度や回転数は、温度の均一性や不純物の副生具合に応じて調整すれば良い。常時撹拌ではなく、間歇撹拌でも良い。
静置状態下に結晶化を行う場合及び撹拌状態下に結晶化を行う場合の何れでも、加熱は密閉下に行う。加熱温度は80〜200℃の範囲であり、好ましくは120〜200℃、更に好ましくは140〜200℃の範囲である。この加熱は自生圧力下でのものである。80℃未満の温度では結晶化速度が極端に遅くなるのでVET型ゼオライトの生成効率が悪くなる。一方、200℃超の温度では、高耐圧強度のオートクレーブが必要となるため経済性に欠けるばかりでなく、不純物の発生速度が速くなる。加熱時間は本製造方法において臨界的ではなく、結晶性の十分に高いVET型ゼオライトが生成するまで加熱すれば良い。一般に2〜150時間程度の加熱によって、満足すべき結晶性のVET型ゼオライトが得られる。
前記の加熱によってVET型ゼオライトの結晶が得られる。加熱終了後は、生成した結晶粉末をろ過によって母液と分離した後、水又は温水で洗浄して乾燥する。乾燥したままの状態で実質的に有機物を含んでいないので焼成の必要はなく、脱水を行えば吸着剤などとして使用可能である。また、固体酸触媒として使用する際は、例えば結晶内のNa+イオンやLi+イオンをNH4 +イオンに交換した後、焼成することによってH+型として使用することができる。
本製造方法で得られたVET型ゼオライトは、例えば種々の工業分野における吸着分離剤や、石油化学工業における炭化水素転化反応の各種触媒として好適に用いることができる。炭化水素転化反応の例としては、接触クラッキング、水素化クラッキング、脱ろう、アルキル化、アルキル交換、オレフィン及び芳香族化合物の形成や異性化等を挙げることができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。特に断らない限り、「%」は「重量%」を意味する。なお、以下の実施例及び比較例で用いた分析機器は以下のとおりである。
粉末X線回折装置:マック サイエンス社製、粉末X線回折装置 MO3XHF22、Cukα線使用、電圧40kV、電流30mA、スキャンステップ0.02°、スキャン速度2°/min
組成分析装置:(株)バリアン製、ICP−AES LIBERTY SeriesII
〔実施例1〕
(1)種結晶の合成
非特許文献2に記載の方法に従い種結晶を合成した。テトラエチルアンモニウムヒドロキシドをOSDAとして用い、酢酸亜鉛を亜鉛源、コロイダルシリカ(Ludox、HS−40)をシリカ源として用い、150℃、144時間、静置加熱を行ってVPI−8(VET型ゼオライト)を合成した。これを電気炉中で空気を流通しながら550℃で10時間焼成して、有機物を含まないVPI−8(VET型ゼオライト)の結晶を合成した。焼成後のX線回折図を図1に示す。この結晶の組成分析を行った結果、SiO2/ZnO比=13.6であった。この有機物を含まないVET型ゼオライトの結晶を、以下に述べる実施例において種結晶として使用した。
(2)VET型ゼオライトの合成
純水3.495gに、酢酸亜鉛0.066gと36%水酸化ナトリウム0.836g及び水酸化リチウム一水和物0.025gを溶解して水溶液を得た。0.090gの種結晶を前記水溶液中に分散させた後、コロイダルシリカ(Ludox、HS−40) 2.252gを少しずつ添加して撹拌混合し、表1に記載した組成のゲルを得た。このゲルは、これのみからゼオライトを合成すると、層状シリケートが生成する組成のものであった。ゲルと種結晶の混合物を23ccのステンレス製密閉容器に入れて、熟成及び撹拌することなしに150°Cで72時間、自生圧力下で静置加熱した。密閉容器を冷却後、生成物をろ過、温水洗浄して白色粉末を得た。この生成物のX線回折図を図2に示す。この生成物は不純物を含まないVET型ゼオライトであることが確認された。このVET型ゼオライトについて組成分析を行った結果、SiO2/ZnO比は13.7であった。
〔実施例2ないし6〕
表1に示す条件を採用した以外は実施例1と同様にして生成物を得た。X線回析測定により、得られた生成物は不純物を含まないVET型ゼオライトであることが確認された。また、実施例2及び実施例3で得られたVET型ゼオライトについて組成分析を行った結果、SiO2/ZnO比は実施例2において12.3、実施例3において13.5であった。
〔実施例7〕
純水3.543gに、酢酸亜鉛0.033g、36%水酸化ナトリウム0.764g、水酸化リチウム一水和物0.050g及びM2源としての水酸化アルミニウム0.012gを溶解して水溶液を得た以外は実施例1と同様にして生成物を得た。X線回析測定により、得られた生成物は不純物を含まないVET型ゼオライトであることが確認された。
〔実施例8〕
表1に示す条件を採用した以外は実施例7と同様にして生成物を得た。X線回析測定により、得られた生成物は不純物を含まないVET型ゼオライトであることが確認された。
〔実施例9及び10〕
2源としてY型ゼオライト(東ソー(株)製、HSZ−390HUA)を使用し、表1に示す条件を採用した以外は実施例7と同様にして生成物を得た。X線回折測定により、得られた生成物は不純物を含まないVET型ゼオライトであることが確認された。実施例10で得られた生成物のX線回折図を図3に示す。また、得られたVET型ゼオライトについて組成分析を行った結果、実施例9においてSiO2/ZnO比は16.6、SiO/Al比は351、実施例10においてSiO2/ZnO比は14.2、SiO/Al比は295であった。
〔比較例1〕
純水3.495gに、酢酸亜鉛0.066gと36%水酸化ナトリウム0.836g及び水酸化リチウム一水和物0.025gを溶解して水溶液を得た。コロイダルシリカ(Ludox、HS−40) 2.252gを前記水溶液に少しずつ添加して撹拌混合し、表2に記載した組成のゲルを得た。このゲルを23ccのステンレス製密閉容器に入れて、熟成及び撹拌することなしに150°Cで168時間、自生圧力下で静置加熱した。密閉容器を冷却後、生成物をろ過、温水洗浄して白色粉末を得た。この生成物のX線回折の結果、この生成物は層状シリケートであることが確認された。
〔比較例2〕
表2に示す条件を採用した以外は比較例1と同様にして生成物を得た。X線回折測定により、得られた生成物がGIS型ゼオライトであることが確認された。
Figure 0006059068
Figure 0006059068
表1と表2との対比から明らかなとおり、実施例1ないし10のように、特定のVET型ゼオライトを種結晶として用い、これを特定の組成を有する反応混合物に添加して結晶化を行うことで、VET型ゼオライトが得られることが判る。比較例1及び2のように種結晶を用いない場合、層状シリケートやVET型以外のゼオライトが生成してしまう。

Claims (4)

  1. (1)以下に示すモル比で表される組成の反応混合物となるように、有機構造規定剤を添加することなく、亜鉛源、元素M源、アルカリ源及び水を混合し、
    /ZnO=5〜300
    (LiO+NaO)/M=0.1〜0.6
    LiO/(LiO+NaO)=0.01〜0.4
    O/M=5〜50
    は珪素又は珪素とゲルマニウムの混合物を表す。
    (2)M/ZnO比が5〜30であり、且つ有機構造規定剤が除去されたVET型ゼオライトを種結晶として用い、これを、前記反応混合物中のMに対して0.1〜30重量%の割合で該反応混合物に添加し、
    (3)前記種結晶が添加された前記反応混合物を80〜200℃で密閉加熱することを特徴とするVET型ゼオライトの製造方法。
  2. (1)において反応混合物が以下に示すモル比で表される組成となるように、亜鉛源、元素M源、アルカリ源、水及び元素M源を混合する請求項1に記載の製造方法。
    /ZnO=5〜300
    /M =50〜1000
    (LiO+NaO)/M=0.1〜0.6
    LiO/(LiO+NaO)=0.01〜0.4
    O/M=5〜50
    はアルミニウム、鉄、ガリウム又はそれら2種以上の混合物を表す。
  3. 種結晶を含まない反応混合物を80〜200℃の温度で密閉加熱した後、種結晶を反応混合物に添加し、更に該反応混合物を80〜200℃の温度で密閉加熱することを特徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 密閉加熱する工程で反応混合物を攪拌することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の製造方法。
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