JP6058377B2 - 粒子線治療装置 - Google Patents
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Description
この粒子線治療技術によれば、回転ガントリー内側の治療スペースの所定の位置及び方向に、患者を横臥させたベッドを設定し、荷電粒子線を照射する。
ガンマ線や中性子線は、身体表面付近で最も強いエネルギーを放出し深度が増すにつれて放出エネルギーが減弱する特性を示すのに対し、この荷電粒子線は、放出エネルギーが身体内部の一定の深さで急激に強くなる特性を示す。
この荷電粒子線を患部に正確に照射するためには、粒子線照射部の位置決め、及び、この粒子線照射部に対する患者患部の位置合わせを正確に実施することが重要となる。
このために、回転ガントリー内で患者をベッドに横臥させた状態でX線撮影し、予め患者患部の現在位置を把握してから、荷電粒子線を照射している(例えば、特許文献1)。
この場合、一時的にベッドの配置をコプラナ照射(回転ガントリーの回転軸と患者の横臥方向とが一致)の設定にした状態で、X線撮影を実施している。
そして、このコプラナ照射状態で得た影像を、ノンコプラナ照射状態の影像に座標変換することにより、荷電粒子線の照射時の患者患部の位置把握に利用している。
さらにこのような場合、患部をX線撮影しながら粒子線照射を行うトラッキング照射を実施することも不可能である。
図1は、粒子線治療装置10の斜視図を示し、図2はそのY−Z断面図を示し、図3はそのX−Y断面図を示している。
粒子線治療装置10は、治療スペース11に荷電粒子線を照射する粒子線照射部12を周回変位させる回転ガントリー13と、この治療スペース11においてベッド14を移動させその位置及び方向を設定する移動制御部15と、粒子線照射部12の側方に基端が支持されるアーム21(21a,21b)と、アーム21に設けられX線を交差するように照射するX線照射部22(22a,22b)と、アーム21に設けられ交差した後のX線を検出するX線検出部23(23a,23b)とを、備えている。
粒子線偏向部16は、回転ガントリー13と一体回転するように設けられ、荷電粒子線の粒子線軌道を調整し粒子線照射部12から治療スペース11に向けて照射するものである。
この回転ガントリー13は、その両縁端に外接する複数のローター17に重量が支えられ、これらローター17の回転駆動により回転軸(Z軸)周りに回転する。
これにより、ベッド14は、所望する位置及び方向に設定されるように治療スペース11の内部を移動する。
なお、これらローター17及び移動制御部15は、建屋内に設置された架台18に固定されている。
これでX線撮像部20を待機状態(図2の実線)とすることにより、治療スペース11内で患者を横臥させたベッド14を、干渉させることなく移動制御することができる。
アーム21aに設けられているX線照射部22aが照射したX線は、患者の患部を含む領域を透過してアーム21bの先端に設けられているX線検出部23bに検出される。
同様に、アーム21bに設けられているX線照射部22bが照射したX線は、患者の患部を含む領域を透過してアーム21aの先端に設けられているX線検出部23aに検出される。
このように、少なくとも二方向から照射されたX線を、患者の患部が含まれる領域で、交差させることにより、この患部を含む領域を三次元的に撮像することができる。
さらにX線撮像部20は、治療スペース11内における占有空間が小さくなるように構成されているので、ベッド14及び粒子線照射部12の位置設定の自由度を大きくすることができる。
これにより、X線撮像部20は、治療スペース11に設定されたベッド14の位置・方向の制約を受けずに、患部を撮像することができる。
図3、図4、図5は、回転ガントリー13の回転軸(Z軸)に対してアーム回転部25の面が直交するように設定されており、図6は、その回転軸(Z軸)がアーム回転部25の面に含まれるように設定されている。
まず、治療計画情報の1つである荷電粒子線の照射方向の情報に基づき回転ガントリー13を回転させ、粒子線照射部12の照射軸を前記情報に対応させる。
この時、粒子線照射部12にあわせて、X線撮像部20(アーム21,X線照射部22,X線検出部23)も、それぞれの相対位置関係を変化させることなく回転ガントリー13と共に回転する。
次に、治療スペース11内にいる技師、医者等の操作者が移動制御部15を操作して、患者を横臥させたベッド14を、治療スペース11の目標値管理された所定位置まで移動させる。
そして、このX線撮像部20による二方向からの患者患部のX線撮影情報に基づいて、ベッド14の高精度の位置合せを更に行うことができる。
このように、ベッド14と粒子線照射部12の相対的な位置決めがなされたところで、粒子線照射部12から患部に向けて荷電粒子線が照射される。
さらに患部を撮影しながら荷電粒子線を照射するトラッキング照射を行うことも可能になる。
図7に示すようにX線検出部23は、アーム21の先端において直線状の往復変位をする移動体26aに設けられている。
図8に示すようにX線検出部23は、アーム21の先端において振り子状の回動変位をする移動体26bに設けられている。
なお、移動体26(26a,26b)の駆動源としてモータ、エアー源を用いることができる。
Claims (4)
- 治療スペースに荷電粒子線を照射する粒子線照射部を周回変位させる回転ガントリーと、
前記治療スペースにおいてベッドを移動させて、前記回転ガントリーの回転軸と患者の横臥方向とが直交関係になる位置を含む所望の位置及び方向に、前記ベッドを設定する移動制御部と、
前記粒子線照射部の側方に基端が支持されるアームと、
前記アームを前記荷電粒子線の照射軸周りに回転変位させるアーム回転部と、
前記アームに設けられX線を交差するように照射するX線照射部と、
前記アームに設けられ前記交差した後の前記X線を検出するX線検出部とを、備えることを特徴とする粒子線治療装置。 - 前記アームは、前記基端において回動動作する請求項1に記載の粒子線治療装置。
- 前記X線照射部は、一対で構成され、X線の照射軸のそれぞれが互いに患者の患部が含まれる領域で略直交するように、かつ前記粒子線照射部の照射軸と同一平面に含まれるように構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粒子線治療装置。
- 前記X線検出部は、前記アームの先端部において変位する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の粒子線治療装置。
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