JP6057816B2 - 舗装面の補修方法 - Google Patents
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Description
前記補修材を、舗装面の被補修部に配置する工程と
を備えることを特徴としている。
また、補修材の流動成分が被補修部に浸透して硬化し、補修材の硬化物を強固に固定するので、被補修部に塗布するプライマーを削除できる。
また、補修材は水中でも硬化するので、雨天時や水溜りの存在する環境でも補修作業を行うことができ、これにより得られた補修材の硬化物は、気中で硬化した場合と遜色の無い強度が得られる。
また、アスファルト常温合材用混合剤とアスファルト常温合材を混合して補修材を形成し、この補修材を被補修部に配置するのみにより補修作業が完了するので、加熱が不要であり、補修作業を簡易にできる。
また、補修材は硬化時間が比較的短いので、補修を行った舗装面を早期に開放できる。
また、アスファルト常温合材用混合剤は、種々のアスファルト常温合材と組み合わせて補修材を作成できる。
また、アスファルト常温合材用混合剤及びアスファルト常温合材に弾性骨材を組み合せて補修材を作成することにより、補修材の硬化物のひび割れに対する耐性を高めることができる。
また、舗装面の空隙率に応じてアスファルト常温合材用混合剤の粘度を設定することにより、被補修部の表面から適切な深さに補修材の流動成分を浸透させることができ、補修材の硬化物を確実に舗装面に固定して硬化物の耐久性を更に高めることができる。
次のように各成分を混合しアスファルト常温合材用混合剤を準備した。
(1)エマルジョン:100重量部
変性エポキシ樹脂:70重量部
水:30重量部
(2)イソシアネート:140重量部
ポリメリックMDI:123重量部
溶剤:17重量部
(3)セメント:100重量部
ポルトランドセメント:97重量部
顔料:3重量部
変性エポキシ樹脂は、式(1)で示す化合物と式(2)で示す化合物の等量(重量比)混合物であり、R1、R6はビスフェノールAであり、R2、R4、R7はブチレン基であり、R3、R5、R8はメチル基である。また、ここでポリメリックMDIには、45%の変性MDIを含むものを使用し、平均分子量は、500〜1000程度である。
この3種の成分を混合、撹拌し実施例1とした。
(1)エマルジョン:140重量部
変性エポキシ樹脂:100重量部
水:40重量部
(2)イソシアネート:100重量部
ポリメリックMDI:97重量部
溶剤:3重量部
(3)セメント:100重量部
ポルトランドセメント:97重量部
顔料:3重量部
変性エポキシ樹脂とポリメリックMDIは、実施例1と同じものを用いた。
この3種を混合、撹拌し実施例2とした。
(1)エマルジョン:140重量部
変性エポキシ樹脂:100重量部
水:40重量部
(2)イソシアネート:100重量部
ポリメリックMDI:87.7重量部
溶剤:12.3重量部
(3)セメント:140重量部
ポルトランドセメント:136重量部
顔料:4重量部
変性エポキシ樹脂とポリメリックMDIは、実施例1と同じものを用いた。
この3種を混合、撹拌し実施例3とした。
前記実施例1〜3のアスファルト常温合材用混合剤を、アスファルト常温合材と混合して補修材を作成し、この補修材を硬化して試験体を作成した。これらの試験体について試験を行い、圧縮強度、残留歪率及びせん断強度を測定した。アスファルト常温合材は、透水性のものと非透水性のものの2種類を設定した。また、アスファルト常温合材用混合剤とアスファルト常温合材の配合と、硬化時の環境と、弾性骨材の有無とについて複数の条件を設定し、実施例4〜17の補修材を作成した。また、比較例として、アスファルト常温合材用混合剤を混合しないアスファルト常温合材のみによる補修材を作成し、硬化させて試験体を作成した。比較例のアスファルト常温合材は、透水性のものと非透水性のものを設定した。比較例の透水性のアスファルト常温合材は、乳化アスファルトを含むものと、エポキシ樹脂を含むものの2例を設定した。比較例の非透水性のアスファルト常温合材は、カットバックアスファルトを含むものを用いた。各実施例及び比較例の詳細は、表1に示すとおりである。
前記実施例4〜17及び比較例1〜5の補修材について圧縮試験を行い、圧縮強度及び残留歪率を測定した。試験方法は、JIS A 1216土の一軸圧縮試験に準拠した。試験体は、各実施例に応じたアスファルト常温合材とアスファルト常温合材用混合剤を混合して作成した補修材を、円筒形のモールド内に打設し、7日の養生の後にモールドから取り出して作成した。試験体は、直径40mm、高さ50mmの円筒形に作成した。この試験体に対して1軸方向に一定の変位速度で荷重を与え、最大荷重の値を圧縮強度とする。荷重が最大値を超えた後も載荷を継続し、最大荷重の1/2の荷重強度を示すまで変形させる。荷重が零から最大荷重に達するまでの歪に対し、最大値荷重から最大荷重の1/2に減少するまでの歪の割合を、残留歪率とする。いずれの条件も2つの試験体を作成し、2つの試験体の圧縮強度及び残留歪率を求め、算術平均を行って試験結果とした。硬化条件が水中のものは、試験体の作成過程のうちの打設と養生を水中で行った。
前記実施例4〜6、9、12、3についてせん断試験を行い、せん断強度を測定した。せん断強度の測定試験は、アスファルト乳剤を塗布したスレート平板の表面に、各実施例に応じたアスファルト常温合材とアスファルト常温合材用混合剤を混合してなる補修材を円筒形のモールドを用いて打設し、7日の養生の後にモールドを撤去して試験体を作成した。試験体は、直径40mm、高さ50mmの円筒形に形成した。前記スレート平板を固定し、試験体の側面に接触させた半割円筒形状の治具により、スレート平板と平行方向の荷重を与えた。試験体がスレート平板から離脱するときの荷重を試験体の断面積で除して、せん断抵強度を算出した。いずれの条件も2つの試験体を作成し、2つの試験体のせん断強度を求め、算術平均を行って試験結果とした。硬化条件が水中のものは、試験体の作成過程のうちの打設と養生を水中で行った。
Claims (5)
- 請求項1に記載の舗装面の補修方法において、
前記アスファルト常温合材100重量部に対して、前記アスファルト常温合材用混合剤10〜30重量部を混合して補修材を作成することを特徴とする舗装面の補修方法。 - 請求項1に記載の舗装面の補修方法において、
前記アスファルト常温合材98〜92重量部に対して、弾性骨材2〜8重量部と、前記アスファルト常温合材用混合剤10〜30重量部を混合して補修材を作成することを特徴とする舗装面の補修方法。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の舗装面の補修方法において、
前記被補修部は、水分が存在することを特徴とする舗装面の補修方法。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の舗装面の補修方法において、
前記アスファルト常温合材用混合剤は、粘度が100mPa・s以上1000mPa・s以下であり、
前記舗装面は、アスファルト舗装の舗装面であることを特徴とする舗装面の補修方法。
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JP2013084326A JP6057816B2 (ja) | 2013-04-12 | 2013-04-12 | 舗装面の補修方法 |
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