JP6056768B2 - 電力系統ツリー表示システム及び電力系統ツリー表示方法 - Google Patents

電力系統ツリー表示システム及び電力系統ツリー表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力系統ツリー表示システム及び電力系統ツリー表示方法に関する。
近年、電気機器の機能向上により機器内で取り扱う電圧の種類が増加し、かつ、使用する電圧の低電圧化等が進んでいる。このような電気機器の設計に対する信頼性を向上させるために電力系統ツリーを表示させて設計を行い、また設計の検証を行うことが有効である。
かかる電力系統ツリーの表示に関連する技術として、特許文献1において、予め登録されたシンボル図の端子とデバイスとの接続関係からシンボル図の端子同士を接続し、階層構造の系統ツリーを作成する情報処理装置が開示されている。
特開2009−069884号公報
しかしながら、特許文献1に開示された情報処理装置では、端子同士の接続路(電力経路)を流れる電流値やデバイスの消費電力等に関する情報は、電力系統ツリーには含まれない。このため、例えば電力経路を流れる電流値が妥当であるか否か等の判断を行う際には、電流値や消費電力等を個別に表示させる必要があり、設計作業や設計検証作業を効率よく行うことが困難である。
本発明は、設計作業や設計検証作業を効率的に行うことができる電力系統ツリー表示システム及び電力系統ツリー表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、電子機器における配線基板に搭載された搭載部品間の電力経路を表示する電力系統ツリー表示システムは、搭載部品の仕様情報を記憶する仕様情報記憶ユニットと、外部から入力された設計情報に該当する仕様情報を仕様情報記憶ユニットから読み出し、搭載部品を電力経路で接続した系統ツリー情報を生成すると共に、読み出した仕様情報に基づき搭載部品に供給される電力を電力経路毎に求めて、当該電力経路の特性値情報を生成するツリー情報作成部と、系統ツリー情報に特性値情報を重ねて表示する表示部と、を備える。
また、電子機器における配線基板に搭載された搭載部品間の電力経路を表示する電力系統ツリー表示方法は、搭載部品の仕様情報を記憶する仕様情報記憶手順と、外部から入力された設計情報に該当する仕様情報を仕様情報記憶手順から読み出し、搭載部品を電力経路で接続した系統ツリー情報を生成すると共に、読み出した仕様情報に基づき搭載部品に供給される電力を電力経路毎に求めて、当該電力経路の特性値情報を生成するツリー情報作成手順と、系統ツリー情報に特性値情報を重ねて表示する表示手順と、を含む。
本発明によれば、系統ツリー情報と共に特性値情報を表示するので、設計作業や設計検証作業を効率的に行うことができる。
本発明の電力系統ツリー表示システムの第1の実施形態を示すブロック図である。 本発明の電力系統ツリー表示システムの第2の実施形態を示すブロック図である。 図2に示した電力系統ツリー表示システムにより表示される電力系統ツリーの一例を示す図である。 図2に示した電力系統ツリー表示システムによる図3に示した電力系統ツリーの表示手順を説明するためのフローチャートである。 図2に示した電力系統ツリー表示システムにより表示される電力系統ツリーの他の例を示す図である。 本発明の電力系統ツリー表示システムの第3の実施形態による電力系統ツリーの表示例を示す図である。 本発明の電力系統ツリー表示システムの第4の実施形態による電力系統ツリーの表示例を示す図である。 電源のシーケンスを示す補助画面を示す図である。 本発明の電力系統ツリー表示システムの第5の実施形態による電力系統ツリーの表示例を示す図である。 本発明の電力系統ツリー表示システムの第5の実施形態による電力系統ツリーの他の表示例を示す図である。 本発明の電力系統ツリー表示システムの第6の実施形態による電力系統ツリーの表示例を示す図である。 本発明の電力系統ツリー表示システムの第7の実施形態による電力系統ツリーの表示例を示す図である。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明の電力系統ツリー表示システムの第1の実施形態を示すブロック図である。以下、電源やデバイス等の電子部品が配線基板(プリント基板)に搭載される場合について説明する。このとき、配線基板に搭載される電子部品を総称して搭載部品と記載する。
本実施形態における電力系統ツリー表示システム2Aは図1に示すように、仕様情報記憶ユニット3と、ツリー情報作成部4と、表示部5とを備える。
仕様情報記憶ユニット3には、デバイスに関するデバイス情報、電源に関する電源情報、配線基板に関する基板情報等の仕様情報が記憶されている。ツリー情報作成部4は、ユーザにより指定された設計情報に基づき、仕様情報記憶ユニット3から必要な仕様情報を抽出する。そして、ツリー情報作成部4は、抽出した仕様情報に基づき、電力の供給路をなす電力経路等からなる系統ツリー情報と、この電力経路を流れる電流値等の特性値情報とを生成する。表示部5は、ツリー情報作成部4にて生成された系統ツリー情報を表示すると共に、ツリー情報作成部4にて生成された特性値情報をこの系統ツリー情報に重ねて表示する。なお、ここで、「重ねて表示」とは、特性値情報が系統ツリー情報を隠すことなく表示される状態を言う。
系統ツリー情報と特性値情報とは同一画面に表示される。従って、ユーザは、電力系統ツリーを視認した際に、特性値情報も視覚的に認識できるようになり、電子機器の設計作業や設計検証作業を効率よく行うことができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
図2は、本発明の電力系統ツリー表示システムの第2の実施形態を示すブロック図である。
本実施形態における電力系統ツリー表示システム2Bは図2に示すように、仕様情報記憶ユニット3と、ツリー情報作成部4と、表示部5とを備える。
仕様情報記憶ユニット3は、デバイス情報を記憶しているデバイス情報記憶部3aと、電源情報を記憶している電源情報記憶部3bと、基板情報を記憶している基板情報記憶部3cとを備えている。ツリー情報作成部4は、ユーザにより指定された設計情報に基づき、仕様情報記憶ユニット3から必要な仕様情報を抽出する。そして、ツリー情報作成部4は、抽出した仕様情報に基づき、電力経路等の系統ツリー情報と、電力系統ツリーを流れる電流値等の特性値情報とを生成する。表示部5は、ツリー情報作成部4にて生成された系統ツリー情報を表示すると共に、ツリー情報作成部4にて生成された特性値情報をこの系統ツリー情報に重ねて表示する。
図3は、図2に示した電力系統ツリー表示システム2Bにより表示される電力系統ツリーの一例を示す図である。
図2に示した電力系統ツリー表示システム2Bにより表示される電力系統ツリー20Aは図3に示すように、配線基板(プリント基板)28に電源21や電力供給先であるデバイス22(22a,22b)が配置され、これらが電力経路23により接続されている。デバイス22は、例えばIC、メモリー、機能モジュール等の電子部品である。
電力系統ツリー20Aにおける電力経路23は、配線基板28の外部から電源21への経路をなす電力経路23aと、電源21と分岐点24とを接続する電力経路23bと、分岐点24とデバイス22a,22bとを接続する電力経路23c,23dとを含んでいる。
電力系統ツリー20Aには、搭載部品を電力経路23で接続して形成された系統ツリー情報と、電力経路23を流れる電流値や電圧値等の特性値情報が重ねて表示されている。このとき、電力経路23の経路幅は、当該電力経路23を流れる電流値に対応した幅寸法で表示されている。即ち、特性値情報には電力経路23の経路幅に関する情報も含まれる。
なお、本実施形態における電力系統ツリー表示システム2Bは、回路シミュレータではないため、表示された電流値は、実際に電力経路23に流れる電流値を意味しない。即ち、電流値等の特性値情報は、例えば電源21の負荷であるデバイス22a,22bが要求する電流値を示している。デバイス22a,22bが正常に動作する際には、表示された電流値が電力経路23を流れることになるので、以下の説明では電力経路を流れる電流値等のように記載する。
上記説明では、経路幅は電流値に応じた幅寸法で表示されることを述べたが、その他に電流値に応じて電力経路の色を変えることも可能である。また、電力経路は複数の電力経路から構成されるので、電力経路毎に色を変えたり色の濃淡を変えたりすることも可能である。例えば、12Vの経路を表す電力経路23aと、3.3Vの経路を表す電力経路23b,23c,23d及び分岐点24とでそれぞれ色を変えて表示する。これにより、ユーザは、色だけで電力経路の概略構成を視認することが可能になり、複雑な構成の場合に設計検証作業を効率良く行うことが可能になる。
デバイス情報としては、各デバイス22の物理的大きさ(寸法)、電圧の種類(交流/直流いずれの電圧か、電圧値や電流値)、消費電力密度等である。なお、電流値、電圧値、消費電力密度等は、最大値、最小値、平均値、製品仕様値等の少なくとも1つの形式である。
デバイス22aの具体的なデバイス情報として、寸法20mm×20mm、消費電力66W、消費電力密度165mW/mm2、要求電圧値が直流(以下、DCと称する)3.3V、要求電流値が20A等を例示することができる。さらに、デバイス22aが正常動作する電圧範囲としてDC3.1V〜3.5V、電流範囲として19A〜21Aを含めることができる。同様に、デバイス22bの具体的なデバイス情報として、寸法20mm×20mm、消費電力33W、消費電力密度82.5mW/mm2、要求電圧値がDC3.3V、要求電流が10A等を例示することができる。さらに、デバイス22bが正常動作する電圧範囲としてDC3.1V〜3.5V、電流範囲として電流9A〜11Aを含めることができる。
電源情報記憶部3bに記憶されている電源情報としては、例えば電源は、入力仕様がDC12V、電流10Aで、出力仕様がDC3.3V、電流30A等である。また、この電源情報には、電源がコンバータやレギュレータ等の電子部品を含み、これらの電子部品の入出力値や電力変換効率等を表す情報も含めることができる。なお、この場合の数値は一例である。具体例として、図3に示す電源21の電源情報は、DC−DCコンバータを含み、入力電圧範囲が10V〜14V、入力電流範囲が8A〜15A、出力電圧範囲が3.0V〜3.4V、出力電流範囲が20A〜40Aである。また、電源21の寸法は30mm×30mm、消費電力密度は23mW/mm2、出力電流が30Aの時の電力変換効率は、83%である。
基板情報記憶部3cに記憶されている基板情報は、配線基板28の基板厚、配線パターン厚さ(電力経路を形成する銅箔等の導体の厚さ)、配線パターン同士を接続等に用いられるスルーホールの形状が例示される。これらの基板情報は、電力経路23を流れる電流値に対して、パターン幅(経路幅)やスルーホール個数を算出する際に用いられる。
基板情報の具体例としては、配線パターンが厚み35μmの銅箔であり、スルーホール径が0.3mmφ、スルーホールめっき厚が20μm、基板厚が1.6mm等である。
以下に、図2に示した電力系統ツリー表示システム2Bによる図3に示した電力系統ツリー20Aの表示手順について説明する。
図4は、図2に示した電力系統ツリー表示システム2Bによる図3に示した電力系統ツリー20Aの表示手順を説明するためのフローチャートである。
ステップS1:先ず、ユーザは設計情報を分析して構成するデバイス22を抽出し、抽出されたデバイス22毎に必要な電源情報(電圧種類、消費電力、サイズ等)を整理する。
ステップS2:ツリー情報作成部4は、デバイス情報を取得する。このとき、デバイス情報がデバイス情報記憶部3aにライブラリー化等して記憶されている場合は、ツリー情報作成部4は、デバイス情報記憶部3aから該当するデバイス情報を取得する。もし、該当するデバイス情報がデバイス情報記憶部3aに記憶されていない場合は、ツリー情報作成部4は、ユーザに所定のデータフォーマットでデバイス情報を入力するように要求する。
ステップS3:次に、ツリー情報作成部4は、電源情報を取得する。これにより配線基板28に入力される電力や配線基板28の入力端子とデバイス22との間に配置される電源21の情報が取得される。このとき、電源情報が電源情報記憶部3bにライブラリー化等されて記憶されている場合は、ツリー情報作成部4は、電源情報記憶部3bから該当する電源情報を取得する。もし、該当する電源情報が電源情報記憶部3bに記憶されていない場合は、ツリー情報作成部4は、ユーザに所定のデータフォーマットで電源情報を入力するように要求する。
ステップS4:さらに、ツリー情報作成部4は、基板情報を取得する。基板情報が基板情報記憶部3cにライブラリー化等されて記憶されている場合は、ツリー情報作成部4は、基板情報記憶部3cから該当する基板情報を取得する。もし、該当する基板情報が基板情報記憶部3cに記憶されていない場合は、ツリー情報作成部4は、ユーザに所定のデータフォーマットで基板情報を入力するように要求する。
ステップS5:そして、ツリー情報作成部4は、デバイス22と電源21とを接続する電力経路を設定し、電力系統ツリーを完成させる。また、ツリー情報作成部4は、デバイス22と電源21とを接続する電力経路を設定して系統ツリー情報を作成すると、特性値情報を作成して所定の位置に特性値情報を表示させる。図3は、このような特性値情報を表示した電力系統ツリー20Aを例示した図である。
即ち、ツリー情報作成部4は、デバイス情報、電源情報及び基板情報を取得すると、電源21に外部から電力供給ができるように電力経路23aを作成し、電源21とデバイス22a,22bとを接続する電力経路を作成する。このとき、電源21からの出力ポートが1つなので、分岐点24が作成される。これにより、電源21と分岐点24とは電力経路23bで接続され、分岐点24とデバイス22aとは電力経路23cで接続され、分岐点24とデバイス22bとは電力経路23dと接続される。この段階では、単に接続関係を表示データにしただけの系統ツリー情報が作成される。
次に、ツリー情報作成部4は、電源21の入力値がDC12V、電流10Aであり、電圧変換を行って、直流電圧3.3V、電流30Aを出力するといった情報(仕様情報)と、デバイス22aが直流電圧3.3V、電流20Aを必要とするといった情報(仕様情報)とから各電力経路の経路幅を演算する。即ち、ツリー情報作成部4は、予め設定された規則に従い電流値と電力経路の経路幅との関係から、電源21やデバイス22a,22bに接続されている各電力経路の経路幅を演算する。そして、電流値、電圧値、経路幅は、特性値情報として表示部5に出力される。
経路幅の演算には基板情報に含まれる銅箔の厚みやスルーホール径、スルーホールめっき厚等の情報が用いられる。例えば、電力経路23aに電圧12V、電流10Aが流れるので、基板情報に含まれる銅箔の厚み等から必要な経路幅が10mmと演算されたとする。また、電源21から出力される電力がDC3.3V、30Aのときに電力経路23bの経路幅が20.5mmと演算されたとする。そこで、ツリー情報作成部4は、演算値を複数の段階に分けて、各段階毎に経路幅を設定する。例えば、演算値が10mm毎に表示データの画素数を10画素とするように設定されている場合には、電力経路23aの経路幅は10画素、電力経路23bの経路幅は30画素となる。無論、経路幅を電流値に比例させてもよい。
ステップS6:ツリー情報作成部4は、表示内容が「OK」であるか否かの指示待ちとなる。表示内容が「OK」であるか否かの指示は、ユーザが表示画面を見て指示する。そして、設計通りであると判断した場合には、表示内容「OK」が指示されて処理は終了する。一方、設計を変更等する場合には、表示内容「NO」が指示される。これにより処理はステップS1に戻る。
このように電力系統ツリー20Aに系統ツリー情報と共に特性値情報を表示することで、ユーザは、電力系統ツリーを構成する系統ツリー情報や特性値情報を視覚的に把握することができるようになる。従って、設計作業や設計検証作業が効率的に行えると共に、その信頼性が向上する。
なお、上記説明では、電源が1つの場合を例を述べたが、本実施形態は係る構成に限定するものではない。
図5は、図2に示した電力系統ツリー表示システム2Bにより表示される電力系統ツリーの他の例を示す図である。本例における電力系統ツリー20Bは、2つの電源21a,21cが2段構成された場合を例示している。
図5に示すように、本例においては、電源21aは、電力経路27aを介して外部より電力供給を受け、電力経路27bに電力を出力する。この電力経路27bは、電源21aと分岐点24aとを接続している。分岐点24aは、電力経路27cを介して分岐点24eと接続されると共に、電力経路27fを介して電源21cと接続されている。分岐点24eは、電力経路27dを介してデバイス22aと接続されると共に、電力経路27eを介してデバイス22fと接続されている。また、電源21cは電力経路27gを介して分岐点24fに接続されると共に、電力経路27jを介してデバイス22hと接続されている。分岐点24fは、電力経路27hを介してデバイス22fに接続されると共に、電力経路27iを介してデバイス22gに接続されている。
そして、電源21aの入力はDC12V、10Aであり、出力はDC5V、20Aである。また、電源21bの入力は直流5V、5Aであり、出力は直流3.3V、6Aと直流1.2V、1Aとの2系統である。デバイス22aはDC5V、10Aを必要とし、デバイス22fはDC5V、5AとDC3.3V、1Aとを必要とする。さらに、デバイス22gはDC3.3V、5Aを必要とし、デバイス22hはDC1.2V、1Aを必要とする。
このような特性値情報が、系統ツリー情報に重ねて表示されるため、電力系統ツリーが複雑な構成の場合でも、ユーザは系統ツリー情報や特性値情報を視覚的に把握できる。従って、設計作業や設計検証作業が効率的に行えると共にその信頼性が向上する。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
本実施形態にて表示される電力系統ツリーは、図2に示した電力系統ツリーシステム2Bによって、電力経路の経路幅を表示するばかりでなく、経路幅の寸法値や電力経路を接続する場合に用いるスルーホール(T/H)の個数等も表示される。
このような経路幅の寸法やスルーホールの個数は、例えば回路パターンの設計等の後工程において必要となる情報である。しかし、設計段階で後工程に必要となる情報が解っていると、係る情報を反映させた設計を行うことができ、作業効率が向上する。
なお、本実施形態では、後工程で必要になる情報として経路幅の寸法値やスルーホールの個数を例に説明するが、かかる情報に限定するものではない。要は、後工程で必要になる情報であって、この情報の内容により設計変更等が必要となる情報を表示できるようにする。 図6は、本発明の電力系統ツリー表示システムの第3の実施形態による電力系統ツリーの表示例を示す図である。なお、第2の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
図6に示すように、本実施形態における電力系統ツリー表示システム20Cでは、例えば、電力経路23aに関する特性値情報として、外部から電源21にDC12V、電流10Aの電力が供給され、後工程で必要となる情報として電力経路の経路幅が10mm、T/H個数が35個であることが示される。
ツリー情報作成部4は、上述した各電力経路23の電流値、電圧値、経路幅の特性値情報と共に、この電力(電流値及び電圧値)を伝送するために基板厚やスルーホール径等の仕様情報に基づき、必要な経路幅と、スルーホール個数を算出する。この算出方法については、第2の実施形態において説明した。そして、この算出した値が特性値情報に含められて表示部5に出力される。
従って、ユーザは、電流値、電圧値、経路幅が視覚的に認識できると共に、具体的な経路幅の寸法やスルーホール数を知ることができるようになる。これにより、設計作業や設計検証作業が効率的に行えるようになると共に、後工程の事情による設計変更を抑制することが可能になる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。
上述した実施形態においては、複数の搭載部品を用いた場合でも、それらの動作タイミング等に関する情報は表示されなかった。しかし、現実の電子機器では、複数の搭載部品が連携して動作するため、動作タイミングは安定に動作する電子装置の設計には不可欠である。そして、かかる動作タイミングにより設計を変更しなければならないこともある。搭載部品の正確なタイミングはシミュレーション等を行う必要があるが、例えば複数の電源が用いられ、各電源の出力タイミングが異なると、シミュレーションを行う前提が崩れてしまう。即ち、シミュレーションを行うまでもなく、設計の適否が判断できる。
そこで、本実施形態では、図2に示した電力系統ツリーシステム2Bによって、詳細な動作タイミングの検討前の大まかな動作タイミングの検討に用いられる情報も特性値情報として扱う。
図7aは本発明の電力系統ツリー表示システムの第4の実施形態による電力系統ツリーの表示例を示す図である。図7bは、電源のシーケンスを示す補助画面を示す図である。なお、第2の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
以下の説明においては、補助画面26として電源21a,21bのシーケンスを例に説明するが、本実施形態はシーケンス表示に限定するものではなく、タイミングチャート等の他の情報でもよい。
図7aに示すように、DC12V、電流10Aの電力は、外部から電力経路25aを介して供給され、分岐点24cで電力経路25b,25fに分岐する。分岐点24cと電源21aとは電力経路25bを介して接続され、分岐点24cと電源21bとは電力経路25fを介して接続されている。この電力経路25bに流れる電流は8Aであり、電力経路25fに流れる電流は2Aである。
電源21aではDC12VからDC5Vへの電圧変換が行われ、DC5V、電流15Aの電力が電力経路25cに出力される。電力経路25cは、分岐点24aで電力経路25d,25eに分岐する。電力経路25dは、分岐点24aとデバイス22aとを接続する経路で、DC5V、10Aの電力がデバイス22aに供給される。また、電力経路25eは、分岐点24aとデバイス22bを接続する経路で、DC5V、5Aの電力がデバイス22bに供給される。
一方、分岐点24cと電源21bとを接続する電力経路25fには2Aの電流が流れ、電源21bでDC12VからDC3.3Vに電圧変換が行われる。
電力経路25gは、電源21bと分岐点24bとを接続し、電源21bからDC3.3V,電流6Aが電力経路25gに出力される。電力経路25gは分岐点24bで電力経路25h,25iに分岐している。これにより、電力経路25hを介してDC3.3V,1Aの電力がデバイス22cに供給され、電力経路25iを介してDC3.3V、5Aの電力がデバイス22dに供給される。
ツリー情報作成部4は、電源情報に基づき電源21a,21bのシーケンスを演算し、補助画面26を表示するためのデータを作成する。今、外部からの電力供給が行われたタイミングを基準タイミングとする。即ち、図7bのシーケンス26aは外部から配線基板28に供給された電力のシーケンスを示している。そして、このシーケンス26aを基準タイミングとして電源21a,21bのシーケンス26b,26cを表示する。図7bにおいて、電源21aのシーケンス26bは、基準タイミングから100msec遅れてDC5Vの電力を出力することを示している。また、電源21bのシーケンス26cは、基準タイミングから200msec遅れてDC3.3Vの電力が出力されることを示している。
このとき、図7bにおいては、シーケンス26cの遅れは、シーケンス26bとの出力タイミングのズレ時間で表示されている。実際に演算された出力タイミングのズレ時間は、シーケンス26aとの出力タイミングのズレ時間である。しかし、設計において有益な情報は、電源21a,21bの出力タイミングである。即ち、各デバイスに電力供給されるタイミング(各デバイスの動作のタイミング)である。従って、シーケンス26bとシーケンス26cとの出力タイミングのズレが重要となる。そこで、本実施形態においては、シーケンス26cのズレ時間は、シーケンス26bを基準に表示している。これにより、ユーザは、直感的に2つの電源21a,21bのタイミングのズレを把握することが可能になる。
このように、電圧値、電流値、経路幅のみならず電力の出力タイミングも表示することで、設計が容易になると共に、設計検証が容易、正確に行うことが可能になる。なお、補助画面26は電力系統ツリー20Dと同一画面に表示されることが好ましい。例えば、図7aの破線で示すように、電力系統ツリー20Dの空きスペースとなる領域Kに補助画面26を表示する。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。
第1の実施形態においては、系統ツリー情報と共に電流値等の特性値情報を表示している。このとき、電流値は平均値や製品仕様値等の数値であった。しかし、デバイス22等は動作状況に応じて必要とする電流値等を変えるのが一般的である。そこで、本実施形態においては、電流値の最大値と最小値とにより動作範囲を表示する。
図8は、本発明の電力系統ツリー表示システムの第5の実施形態による電力系統ツリーの表示例を示す図である。なお、第2の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
図8に示すように、本実施形態においては、各電力経路に対して最大電流値(Max)、最小電流値(Min)が表示されている。この最大電流値と最小電流値とで区画される範囲が、動作範囲である。例えば、外部から電源21には、DC12Vで電流値9A〜11Aが供給される(電源21が必要とする)ことを示している。
なお、上記説明では、電流値の動作範囲を表示する場合について述べたが、電圧値の動作範囲を表示するようにしてもよく、これらの両方を表示するようにしても良い。
図9は、本発明の電力系統ツリー表示システムの第5の実施形態による電力系統ツリーの他の表示例を示す図である。
図9に示すように、本例における電力系統ツリー20Fは、電流値の動作範囲と電圧値の動作範囲とを特性値情報として表示している。また、電圧変換を行う電源においては、変換効率ηも併せて表示している。図9では変換効率η=80%の場合を例示している。これらの電流値、電圧値の動作範囲や変換効率ηは、デバイス情報や電源情報に含まれている。
設計の難しさの1つは、動作範囲が狭くなったときでも正常に動作するように設計することである。このことは、トラブルが発生した際に、動作範囲が狭い箇所は、トラブルが発生しやすい箇所でもある。従って、設計時や設計検証時において、かかる箇所に十分な注意を払う必要がある。そこで、上述したように、動作範囲を特性値情報として表示することにより、設計時や設計検証時におけるチェックを慎重に行うことができるようになる。従って、設計作業や設計検証作業の信頼性が向上する。
<第6の実施形態>
次に、本発明の第6の実施形態を説明する。
上述した実施形態においては、電源やデバイスにおいて消費される電力については言及しなかった。これらの消費電力は、電源やデバイスのレイアウト設計及び放熱設計において必須のパラメータである。かかるパラメータは第3の実施形態における後工程に関する情報として扱うことが可能である。
本実施形態では、図2に示した電力系統ツリーシステム2Bによって、かかる消費電力密度を後工程に関する情報とすると共に、表示状態により視覚的に視認できるようにしている。即ち、消費電力密度に応じた色で搭載部品を表示する。
この消費電力密度は、デバイス情報や電源情報に含まれ、ツリー情報作成部4がデバイス情報記憶部3aおよび電源情報記憶部3bから抽出される。
図10は、本発明の電力系統ツリー表示システムの第6の実施形態による電力系統ツリーの表示例を示す図である。なお、第2の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
例えば、電源21aの消費電力密度が2W/cm2、電源21bの消費電力密度が1.5W/cm2、デバイス22aが5W/cm2、デバイス22eが3W/cm2、デバイス22dが4W/cm2である場合、図10に示すような電力系統ツリー20Gが表示される。
また、消費電力密度に応じて、搭載部品の表示色が変えて表示されている。なお、図10においては表示色の違いを搭載部品のハッチングパターンの違いにより表現している。表示色は、消費電力密度が少ない時は寒色系の色とし、消費電力密度が増大するに従い暖色系の色で表示する。無論、色表示方法はこれに限定されるものではなく、消費電力密度の差異を色の濃淡で表示することも可能である。例えば、消費電力密度が高い部品は濃い色で表示し、消費電力密度が低い部品は薄い色で表示する。従って、視覚的に消費電力密度を違いが認識できるようになる。
さらに消費電力密度の数値も表示されるため、基板設計等の後工程の設計において、特に熱に関して注意すべき発熱の多い箇所等が容易に把握できる。従って、効率的に信頼性の高い回路設計や冷却設計が可能になると共に、設計検証が容易に行えるようになる。
<第7の実施形態>
次に、本発明の第7の実施形態を説明する。
上述した実施形態においては、ツリー情報作成部4においてデバイス情報、電源情報、基板情報を用いて系統ツリー情報を生成すると共に、電圧値や消費電力密度等の特性値情報を生成している。この時の特性値情報は、実際に電力経路を流れる電力等を意味していない。例えば、図3に示した電力系統ツリー20Aにおいては、電力経路23cには電流20A、電力経路23dには電流10A、電力経路23bには電流30Aがそれぞれ表示されている。これらの電流値は、各経路に流れる電流値を意味するものではなく、デバイス22aが20Aの電流を必要とし、デバイス22bが10Aの電流を必要としていることを示している。そして、電源21からみた負荷(デバイス22a,22b)が、30Aの電流を必要としていることを示している。従って、電源21の負荷が30Aを要求していても、電源21がこの電力を供給できない場合もある。このように、供給能力が不足している電源を用いることは、動作不良等の原因となる。
また、デバイスが要求する電圧値が、電源が出力する出力値と一致していない場合がある。このような場合も電源は不適切な搭載部品となる。
そこで、本実施形態では、図2に示した電力系統ツリーシステム2Bによって、このような搭載部品に対して使用が不適切な部品であることを表示するようにした。
図11は、本発明の電力系統ツリー表示システムの第7の実施形態による電力系統ツリーの表示例を示す図である。なお、第2の実施形態と同一構成に関しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
図11に示すように、本実施形態においては、電源21が要求される供給能力を満たすことができないため、不適切な搭載部品であることを示す赤色表示となっている。なお、図11では、赤色表示を電力経路とは異なるハッチングで示している。無論、本実施形態は、不適切な搭載部品を赤色で表示することに限定するものではない。例えば、点滅させても良い。要は、他の適切な搭載部品と一目で識別できるようにすればよい。
このような不適切な搭載部品であるか否かの判断は、ツリー情報作成部4が、デバイス情報記憶部3aや電源情報記憶部3bからデバイスが必要とする電力仕様(電圧値や電流値等)と電源が供給できる電力仕様(出力電圧値や出力電流値)とから判断する。
以上説明したように、不適切な搭載部品に関する判断結果も特性値情報として、電力系統ツリーに含めて表示するので、ユーザは効率的に設計作業や設計検証作業を行うことが可能になる。
上記実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されるが、以下には限らない。
<付記1>
電子機器における配線基板に搭載された搭載部品間の電力経路を表示する電力系統ツリー表示システムであって、
前記搭載部品の仕様情報を記憶する仕様情報記憶ユニットと、
外部から入力された設計情報に該当する前記仕様情報を前記仕様情報記憶ユニットから読み出し、前記搭載部品を前記電力経路で接続した系統ツリー情報を生成すると共に、前記読み出した仕様情報に基づき前記搭載部品に供給される電力を前記電力経路毎に求めて、当該電力経路の特性値情報を生成するツリー情報作成部と、
前記系統ツリー情報に前記特性値情報を重ねて表示する表示部と、を備える電力系統ツリー表示システム。
<付記2>
付記1に記載の電力系統ツリー表示システムであって、
前記仕様情報記憶ユニットは、
前記搭載部品に含まれるデバイスの情報を記憶するデバイス情報記憶部と、
前記搭載部品に含まれる電源の情報を記憶する電源情報記憶部と、
前記搭載部品に含まれる配線基板の情報を記憶する基板情報記憶部と、を備える電力系統ツリー表示システム。
<付記3>
付記1または付記2に記載の電力系統ツリー表示システムであって、
前記表示部は、前記電力経路を、当該電力経路を流れる電流値に応じた経路幅で表示する電力系統ツリー表示システム。
<付記4>
付記1乃至3のいずれかに記載の電力系統ツリー表示システムであって、
前記特性値情報には、前記配線基板を貫通して前記電力経路を接続するスルーホールの個数及び当該電力経路の経路幅の寸法値が含まれる電力系統ツリー表示システム。
<付記5>
付記1乃至4のいずれかに記載の電力系統ツリー表示システムであって、
前記特性値情報には、電源の動作タイミングを示すシーケンスが含まれる電力系統ツリー表示システム。
<付記6>
付記1乃至5のいずれかに記載の電力系統ツリー表示システムであって、
前記特性値情報には、前記電力経路を流れる電流値の最大値及び最小値が含まれる電力系統ツリー表示システム。
<付記7>
付記1乃至6のいずれかに記載の電力系統ツリー表示システムであって、
前記特性値情報には、前記搭載部品の消費電力密度が含まれ、
前記表示部は、前記消費電力密度を、数値表示、色表示の少なくとも1つの表示形式により表示する電力系統ツリー表示システム。
<付記8>
付記1乃至6のいずれかに記載の電力系統ツリー表示システムであって、
前記ツリー情報作成部は、前記搭載部品が他の搭載部品から要求される電力を供給出来るか否かを判断し、当該判断情報を前記特性値情報に含め、
前記表示部は、前記判断情報に応じた色表示を行う電力系統ツリー表示システム。
<付記9>
電子機器における配線基板に搭載された搭載部品間の電力経路を表示する電力系統ツリー表示方法であって、
前記搭載部品の仕様情報を記憶する仕様情報記憶手順と、
外部から入力された設計情報に該当する前記仕様情報を前記仕様情報記憶手順から読み出し、前記搭載部品を前記電力経路で接続した系統ツリー情報を生成すると共に、前記読み出した仕様情報に基づき前記搭載部品に供給される電力を前記電力経路毎に求めて、当該電力経路の特性値情報を生成するツリー情報作成手順と、
前記系統ツリー情報に前記特性値情報を重ねて表示する表示手順と、を含む電力系統ツリー表示方法。
<付記10>
付記9に記載の電力系統ツリー表示方法であって、
前記表示手順が、前記電力経路に、当該電力経路を流れる電流値に応じた経路幅で表示する電力系統ツリー表示方法。
<付記11>
付記9または付記10に記載の電力系統ツリー表示方法であって、
前記特性値情報には、前記配線基板を貫通して前記電力経路を接続するスルーホールの個数及び当該電力経路の経路幅の寸法値が含まれる電力系統ツリー表示方法。
<付記12>
付記9乃至11のいずれかに記載の電力系統ツリー表示方法であって、
前記特性値情報には、電源の動作タイミングを示すシーケンスが含まれる電力系統ツリー表示方法。
<付記13>
付記9乃至12のいずれかに記載の電力系統ツリー表示方法であって、
前記特性値情報には、前記電力経路を流れる電流値の最大値及び最小値が含まれる電力系統ツリー表示方法。
<付記14>
付記9乃至13のいずれかに記載の電力系統ツリー表示方法であって、
前記特性値情報には、前記搭載部品の消費電力密度が含まれ、
前記表示手順が、該消費電力密度を、数値表示、色表示の少なくとも1つの表示形式により表示する手順を含む電力系統ツリー表示方法。
<付記15>
付記9乃至14のいずれかに記載の電力系統ツリー表示方法であって、
前記ツリー情報作成手順が、前記搭載部品が他の搭載部品から要求される電力を供給出来るか否かを判断し、当該判断情報を前記特性値情報に含め、
前記表示手順が、前記判断情報に応じた色表示を行う手順を含む電力系統ツリー表示方法。
以上、実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2011年12月15日に出願された日本出願特願2011−274789を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (9)

  1. 電子機器における配線基板に搭載された搭載部品間の電力経路を表示する電力系統ツリー表示システムであって、
    前記搭載部品の仕様情報を記憶する仕様情報記憶ユニットと、
    外部から入力された設計情報に該当する前記仕様情報を前記仕様情報記憶ユニットから読み出し、前記搭載部品を前記電力経路で接続した系統ツリー情報を生成すると共に、前記読み出した仕様情報に基づき前記搭載部品に供給される電力を前記電力経路毎に求めて、当該電力経路の特性値情報を生成するツリー情報作成部と、
    前記系統ツリー情報に前記特性値情報を重ねて表示する表示部と、を備え
    前記特性値情報には、電源の動作タイミングを示すシーケンスが含まれる電力系統ツリー表示システム。
  2. 請求項1に記載の電力系統ツリー表示システムであって、
    前記仕様情報記憶ユニットは、
    前記搭載部品に含まれるデバイスの情報を記憶するデバイス情報記憶部と、
    前記搭載部品に含まれる電源の情報を記憶する電源情報記憶部と、
    前記搭載部品に含まれる配線基板の情報を記憶する基板情報記憶部と、を備える電力系統ツリー表示システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電力系統ツリー表示システムであって、
    前記表示部は、前記電力経路を、当該電力経路を流れる電流値に応じた経路幅で表示する電力系統ツリー表示システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電力系統ツリー表示システムであって、
    前記特性値情報には、前記配線基板を貫通して前記電力経路を接続するスルーホールの個数及び当該電力経路の経路幅の寸法値が含まれる電力系統ツリー表示システム。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の電力系統ツリー表示システムであって、
    前記特性値情報には、前記電力経路を流れる電流値の最大値及び最小値が含まれる電力系統ツリー表示システム。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の電力系統ツリー表示システムであって、
    前記特性値情報には、前記搭載部品の消費電力密度が含まれ、
    前記表示部は、前記消費電力密度を、数値表示、色表示の少なくとも1つの表示形式により表示する電力系統ツリー表示システム。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の電力系統ツリー表示システムであって、
    前記ツリー情報作成部は、前記搭載部品が他の搭載部品から要求される電力を供給出来るか否かを判断し、当該判断情報を前記特性値情報に含め、
    前記表示部は、前記判断情報に応じた色表示を行う電力系統ツリー表示システム。
  8. 電子機器における配線基板に搭載された搭載部品間の電力経路を表示する電力系統ツリー表示方法であって、
    仕様情報記憶ユニットが、前記搭載部品の仕様情報を記憶する仕様情報記憶手順と、
    ツリー情報作成部が、外部から入力された設計情報に該当する前記仕様情報を前記仕様情報記憶手順から読み出し、前記搭載部品を前記電力経路で接続した系統ツリー情報を生成すると共に、前記読み出した仕様情報に基づき前記搭載部品に供給される電力を前記電力経路毎に求めて、当該電力経路の特性値情報を生成するツリー情報作成手順と、
    表示部が、前記系統ツリー情報に前記特性値情報を重ねて表示する表示手順と、を含み、
    前記特性値情報には、電源の動作タイミングを示すシーケンスが含まれる電力系統ツリー表示方法。
  9. 請求項に記載の電力系統ツリー表示方法であって、
    前記表示部が、前記表示手順にて、前記電力経路を、当該電力経路を流れる電流値に応じた経路幅で表示する電力系統ツリー表示方法。
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