JP6056692B2 - 検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置の表示画像を検査するための検査装置に関するものである。
従来、ヘッドアップディスプレイ装置に用いられる虚像調整装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1において、ヘッドアップディスプレイ装置は、画像出力器からの画像を拡大する拡大鏡を備えている。この拡大鏡には、フロントウインドシールドの形状に基づいて生じる虚像の歪を補正するような光学的作用が得られる曲率が設けられている。つまり、拡大鏡の曲率によって反射する画像に、意図的に歪を持たせて、フロントウインドシールドではこの歪が相殺されるようにしている。
このようなヘッドアップディスプレイ装置においては、画像出力器から出射される光が拡大鏡に対して予め定められた入射角で入射した場合に歪が相殺されるものとなっている。よって、画像出力器の画像と、拡大鏡の入射側の光軸との相対位置がずれると虚像の位置が正規の位置からずれてしまい、虚像の端の部分に歪が生じてしまう。
特許文献1の虚像調整装置は、主に、撮像装置および制御装置を備えており、上記のような虚像の歪を、以下のように低減するようにしている。まず、ヘッドアップディスプレイ装置は、実際の車両、あるいはフロントウインドシールドを備える車両を模した調整台に設置される。そして、画像出力器から検査用画像を出力させ、フロントウインドシールドの前方に結像される検査用画像の虚像を、撮像装置で撮像する。そして、制御装置は、撮像された虚像における中心点を調整前基準点とする。また、相対位置ずれのない正規の位置に設定される正規虚像の中心点を正規基準点と定義して、調整前基準点と正規基準点との位置ずれを検出する。位置ずれがあると、例えば、検査用画像位置を拡大鏡に対して相対的にずらすことで位置調整を行い、調整前基準点と正規基準点とが極力一致するようにして、虚像の歪が低減されるようにしている。
特開2011−209457号公報
しかしながら、例えば、製造工程における完成品検査として、ヘッドアップディスプレイ装置による虚像の歪について検査する場合、実際の車両にヘッドアップディスプレイ装置を搭載して検査を行うことは非現実的である。また、実際の車両を想定した調整台を用いる場合でも、上記引用文献1ではフロントウインドシールドが設けられた調整台であることから、調整台が大型となってしまう。更には、フロントウインドシールドの形状は車両ごとに異なることから、各車両に対応する調整台を準備する必要が発生する。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、検査冶具としてウインドシールドを不要として、ヘッドアップディスプレイ装置による虚像の歪の検出を可能とする検査装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明では、ヘッドアップディスプレイ装置(10)から出力される出力画像(16a)を検査する検査装置であって、
外周部に複数の検査点が形成された検査画像(15b)を基にして出力画像(16a)を形成させて、ヘッドアップディスプレイ装置(10)から出力させる制御部(120)と、
出力画像(16a)が出力される出力軸線上に配置されて、出力画像(16a)を直接的に撮影するカメラ(130)と、
カメラ(130)によって得られた撮影画像(130a)における複数の検査点の位置座標を算出すると共に、算出した複数の検査点の位置座標と、予め定められた基準画像(140a)における複数の検査点に対応する複数の基準検査点の位置座標とを比較して、出力画像(16a)の良否判定を行う検査部(140)とを備えることを特徴としている。
この発明によれば、従来技術のようにウインドシールドに形成される虚像を、撮像装置によって撮像するものと異なり、カメラ(130)は出力画像(16a)が出力される出力軸線上に配置されて、出力画像(16a)を直接的に撮影するようにしているので、検査装置(100)におけるウインドシールドを不要とすることができる。これにより、検査装置(100)の小型軽量化を図ることができる。
そして、カメラ(130)によって得られた撮影画像(130a)の複数の検査点を、基準画像(140a)の複数の基準検査点と比較して、出力画像(16a)の良否判定を行うことにより、ヘッドアップディスプレイ装置(10)による出力画像(16a)の歪みの有無を検出できる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
ヘッドアップディスプレイ装置、および検査装置を示すブロック図である。 ヘッドアップディスプレイ装置における生成画像、出力画像、およびウインドシールドにおける反射像を示す説明図である。 第1実施形態における表示器が生成する検査画像を示す説明図である。 検査装置、および検査装置にセットされるヘッドアップディスプレイ装置を示す概略図である。 カメラが撮影する撮影画像の検査点、基準画像における基準検査点および基準検査点位置の許容範囲を示す説明図である。 第1実施形態における検査装置の制御内容(前処理工程、検査工程)を示すフローチャートである。 第2実施形態における表示器が生成する検査画像を示す説明図である。 第2実施形態における撮影画像、および基準画像を示す説明図である。 第2実施形態における検査装置の制御内容(前処理工程、スケール補正工程)を示すフローチャートである。 第2実施形態における検査装置の制御内容(検査点補正工程)を示すフローチャートである。 第2実施形態における検査装置の制御内容(検査工程)を示すフローチャートである。 第3実施形態における検査装置の制御内容(回転ずれ補正工程)を示すフローチャートである。 第3実施形態における撮影画像、および基準画像を示す説明図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態の検査装置100について、図1〜図6に基づいて説明する。検査装置100は、検査対象としてのヘッドアップディスプレイ装置(以下、HUD装置)10から出力される出力画像16aが、実車のウインドシールドにおいて結像されたときに、歪みの無い虚像として得られるか否かを検査する装置である。検査装置100によるHUD装置10の検査は、製造工程の完成品検査(以下、工程検査)として実施される。
まず、HUD装置10について簡単に説明する。HUD装置10は、自動車に適用されるものであり、表示器15によって生成される生成画像15aを反射鏡16によって出力画像16aとして、車両のウインドシールドの投射位置に入射させる。そして、HUD装置10は、運転者と投射位置とを結ぶ線の車両前方延長線上に、表示像を表示(結像)させて、表示像を虚像として運転者に視認させるものである。このHUD装置10によって、運転者は、表示像と車両の前景とを重畳して視認することができるようになっている。
HUD装置10は、図1に示すように、インターフェイス11、電源回路12、システム制御回路13、表示制御回路14、表示器15、および反射鏡16等を備えている。HUD装置10は、車両のインストルメントパネルの内側に配設される。インストルメントパネルには、反射鏡16からの反射光を通過させる開口部が形成されている。
インターフェイス11は、実車装着時における各種車両機器あるいは工程検査時における本検査装置100と、システム制御回路13とを繋ぐ接続手段である。インターフェイス11は、実車装着時においては、反射鏡16の回動位置を変更する信号、表示器15による生成画像15aの明るさを調整する信号、および表示コンテンツ(車両情報としての速度値あるいは曲がる方向、更にはオーディオ情報等)を選択する信号等を受け入れるようになっている。また、インターフェイス11は、工程検査時においては、検査装置100から出力される検査信号、およびHUD装置10を制御するための制御信号等を受け入れるようになっている。
電源回路12は、実車装着時において車両バッテリからHUD装置10の内部回路に電源供給する、あるいは工程検査時において工程内電源から内部回路に電源供給する回路である。
システム制御回路13は、インターフェイス11から出力される出力信号に基づいて、実車装置時における製品機能の制御(通常モード)と、工程検査時における検査機能の制御(検査モード)とを切替え可能として総合的に実行する制御回路である。システム制御回路13は、例えば、表示制御回路14、光源151、およびステッパモータ161等に対して制御用の指示を与える(制御信号を出力する)ようになっている。
表示制御回路14は、システム制御回路13からの指示に基づき、表示器15における表示内容等を制御する回路である。表示制御回路14は、例えば、実車装着時における表示内容として、車両情報(速度値、曲がる方向等)、あるいはオーディオ情報等のいずれの画像(後述する生成画像15a)を表示するかを決定して、表示器15に表示させるようになっている。また、表示制御回路14は、工程検査時において、上記実車装着時とは異なる検査用の画像(後述する検査画像15b)を表示器15に表示させるようになっている。
表示器15は、表示制御回路14によって駆動制御されて、生成画像15a、あるいは検査画像15bを生成する機器となっている。表示器15としては、例えば、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor=TFT)が用いられたTFT液晶パネルが使用されている。表示器15は、その他にも、デュアルスキャンタイプのディスプレイ(Dual Scan Super Twisted Nematic=D−STN)、TN(Twisted Nematic)セグメント液晶等を使用することができる。
生成画像15aは、実車装着時における各種車両情報、あるいはオーディオ情報等を示すHUD装置10の本来の画像であり、例えば、図2の左側に示すように、横長の長方形の領域内に、速度値が表示されたもの等となっている。生成画像15aは、反射鏡16によって反射され、更にウインドシールドにて結像されて虚像となることから、本来表示される形状に対して、上下反転された画像となっている。
一方、検査画像15bは、例えば、図3に示すように、生成画像15aと同様に横長の長方形を成す枠を基本として、中心部に中心点P23、枠の周囲(外周部)に検査点P11〜P15、P31〜P35が形成された画像となっている。中心点P23、および各検査点P11〜P15、P31〜P35は、内部が4分割された正方形を成す点として形成されており、各正方形の中心が、実質の中心点P23、および各検査点P11〜P15、P31〜P35を示すものとなっている。検査点P11〜P15は、枠の上辺の両端部における2点と、その2点の間に等間隔で配置された3つの点となっている。また、検査点P31〜P35は、枠の下辺の両端部における2点と、その2点の間に等間隔で配置された3つの点となっている。このように、検査点P11〜P15、P31〜P35は、全部で10点となっている。
表示器15には、システム制御回路13によって作動制御される光源151が設けられている。光源151は、通電されることで表示器15に対して光を出射する発光素子であり、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode=LED)が使用されている。光源151は、表示器15に対する光軸に沿うように光を出射するようになっている。よって、表示器15は、光源151から出射される光によって、表面に形成した生成画像15a、あるいは検査画像15bを表示光として、反射鏡16に向けて出射するようになっている。
反射鏡16は、表示器15からの表示光(画像)を、インストルメントパネルの開口部を通して、ウインドシールドの投射位置に反射させる装置となっている。反射鏡16は、表示器15からの生成画像15aあるいは検査画像15bを拡大させ、且つ、ウインドシールドによって発生する歪みを予め加味して、意図的に逆歪みを持たせた出力画像16aとして、反射(出力)するようになっている。反射鏡16は、上記のように歪み機能を持った拡大鏡となっており、例えば凹面鏡が使用されている。
出力画像16aは、図2の真中に示すように、生成画像15aあるいは検査画像15bに対して、上側に凸となる扇状の画像として形成される。この上側に凸となる扇状の逆歪みは、ウインドシールドにおいて下側に凸となる扇状の歪みによって相殺されて、図2中の右側に示すように、歪みの無い虚像が得られるようになっている。
反射鏡16には、システム制御回路13によって作動制御さるステッパモータ161が設けられている。ステッパモータ161は、表示器15およびウインドシールドに対する反射鏡16の反射面の位置を制御する位置制御手段となっている。反射鏡16の反射面の位置が変更されることで、ウインドシールドに形成される虚像の位置を調整することが可能となっており、運転者によってアイポイント位置が異なる場合であっても、それぞれ適切な位置関係で虚像が見えるようになっている。
次に、検査装置100について説明する。検査装置100は、図1、図4に示すように、セット台110、検査制御装置120、カメラ130、および視覚検査装置140等を備えている。
セット台110は、検査対象となるHUD装置10をセットするための平板状の台である。
検査制御装置120は、検査全体の制御を行う制御部である。検査制御装置120は、検査時におけるHUD装置10への電源供給を行うと共に、HUD装置10に対する検査のための各種検査信号の送受信(HUD装置10の検査時作動制御)、更には、視覚検査装置140とのデータの送受信を行うようになっている。HUD装置10に対する検査時の作動制御として、検査制御装置120は、システム制御回路13、および表示制御回路14を介して表示器15に検査画像15bを生成させる指示を行う。つまり、検査制御装置120は、検査画像15bを反射鏡16から反射させて、出力画像16aとして出力させるようにする(詳細後述)。
検査制御装置120には、電源供給状態(電流値、電圧値等)、および検査状態を表示するモニタ121が設けられている。
カメラ130は、反射鏡16によって反射されて出力される出力画像16aを直接的に撮影する撮影部である。カメラ130は、出力画像16aが出力される出力軸線上に位置するように、図示しないアームによってセット台110に固定されるようになっている。カメラ130によって撮影された画像は、撮影画像130aとして、視覚検査装置140に出力されるようになっている。カメラ130は、例えば、CCD(Charge Couple Device)カメラ、あるいは、CMOS(Complementary Mental−Oxide Semiconductor)カメラ等が使用される。
撮影画像130aは、図5に示すように、検査画像15bが反射鏡16で反射拡大され、更に上側に凸となる扇状の逆歪みが与えられて形成される出力画像16aに相当する画像である。撮影画像130aは、枠の中心部に中心点Pa23、枠の周囲(外周部)に10個の検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35が形成された画像となっている。
視覚検査装置140は、撮影画像130aを解析して、出力画像16aの良否を判定する検査部である。視覚検査装置140によって判定された結果は、検査制御装置120に出力されるようになっている。
視覚検査装置140には、撮影画像130aに対して基準(狙い値)となる基準画像140aが予め記憶されている。基準画像140aは、ウインドシールドにおいて歪みの無い虚像を形成し得る画像である。基準画像140aは、図5に示すように、枠の中心部に基準中心点Ps23、枠の周囲(外周部)に10個の基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35が形成された画像となっている。
そして、各基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35には、撮影画像130aに対して、それぞれ、歪みの無い虚像を形成するための許容範囲が定められている。許容範囲は、図5(a)に示すように、各基準検査点Ps11〜Ps15の上下方向に対して±eh11、および各基準検査点Ps31〜Ps35の上下方向に対して±eh12が設定されている。また、許容範囲は、図5(b)に示すように、各基準検査点Ps11、Ps31の左右方向に対して±ev11、各基準検査点Ps12、Ps32の左右方向に対して±ev12、各基準検査点Ps13、Ps33の左右方向に対して±ev13、各基準検査点Ps14、Ps34の左右方向に対して±ev14、および各基準検査点Ps15、Ps35の左右方向に対して±ev15が設定されている。
視覚検査装置140は、撮影画像130aの中心点Pa23を基準画像140aの基準中心点Ps23に位置合わせした状態で、各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35の位置座標を算出して、これら位置座標と、基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35における許容範囲と比較することで、出力画像16aの良否判定を行うようになっている(詳細後述)。
視覚検査装置140には、撮影画像130a、および算出した各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35の位置座標等を表示するモニタ141が設けられている。
検査対象となるHUD装置10、および検査装置100の構成は以上のようになっており、以下、検査装置100が行う検査の制御内容について、図6を用いて説明する。
最初に、HUD装置10がセット台110にセットされ、カメラ130の位置が、HUD10からの出力画像16aの出力軸線上に位置するように調整される。そして、検査装置100の電源が投入される。すると、検査制御装置120は、まず、ステップS100〜ステップS120において、前処理を行う。
即ち、ステップS100で、検査制御装置120は、HUD装置10の電源回路12に対して工程内電源部から電源供給を行う。
次に、ステップS110で、検査制御装置120は、HUD装置10のインターフェイス11に検査モード信号を送信する。つまり、HUD装置10に対して、これから検査を実施することを認識させる。
次に、ステップS120で、検査制御装置120は、電気的特性検査(インターフェイス電流、消費電流、入出力電圧、ソフトバージョン等の確認)を実施する。つまり、検査制御装置120は、随時、HUD装置10に検査コマンドを送り、電気計測を実施する。そして、検査制御装置120は、電気計測の結果データをモニタ121に表示させる。
続いて、検査制御装置120は、ステップS405〜ステップS460において、出力画像16a(撮影画像130a)の良否検査を行う。
即ち、ステップS405で、検査制御装置120は、インターフェイス11を介して、システム制御回路13に対して検査画像15bの表示要求を行う。すると、システム制御回路13は、表示制御回路14に対して検査画像15bの要求信号を出力する。表示制御回路14は、表示器15に対して検査画像15bの生成を指示する。表示器15は、検査画像15bを生成して、反射鏡16に出射する。反射鏡16は、検査画像15bを拡大させると共に、検査画像15bに逆ひずみを持たせて出力画像16aにして、カメラ130に出力することになる。
次に、ステップS410で、検査制御装置120は、視覚検査装置140に対してカメラ130による出力画像16aの取込み指示を行う。すると、視覚検査装置140は、カメラ130に対して、HUD装置10から出力されている出力画像16aを撮影させる。カメラ130は、撮影した撮影画像130aのデータを視覚検査装置140に送信する。
すると、ステップS420で、視覚検査装置140は、撮影画像130aの中心点Pa23を予め記憶されている基準画像140aの基準中心点Ps23に位置合わせした状態で、撮影画像130aの各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35の位置座標を算出する。
次に、ステップS430で、視覚検査装置140は、撮影画像130aの各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35の位置座標と、基準画像140aの各基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35の位置座標との比較を行う。具体的には、視覚検査装置140は、各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35の位置座標が、各基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35の位置座標に対する許容範囲(図5で説明した±eh11〜±eh12、±ev11〜±ev15)内にあるか否か算出する。
そして、ステップS440で、視覚検査装置140は、上記算出結果に基づいて、各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35の位置座標が、各基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35の位置座標に対する許容範囲内にあるか否かを算出する。
すべての検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35の位置座標が、各基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35の位置座標に対する許容範囲内にある場合は、ステップS450で、視覚検査装置140は、合格判定を行い、歪み判定データ(位置座標データ)、および検査結果(合格データ)を検査制御装置120に出力する。
また、すべての検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35の位置座標のうち、ひとつでも、各基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35の位置座標に対する許容範囲から外れる場合は、ステップS460で、視覚検査装置140は、不合格判定を行い、歪み判定データ(位置座標データ)、および検査結果(不合格データ)を検査制御装置120に出力する。
ステップS450、ステップS460の後に、検査制御装置120は、上記データを電気計測の結果データと共にモニタ121に表示させて、検査を終了する。
本実施形態では、従来技術のようにウインドシールドに形成される虚像を、撮像装置によって撮像するものと異なり、カメラ130は、出力画像16aが出力される出力軸線上に配置されて、出力画像16aを直接的に撮影するようにしているので、検査装置100におけるウインドシールドを不要とすることができる。これにより、検査装置100の小型軽量化を図ることができる。
そして、カメラ130によって得られた撮影画像130aの複数の検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35を、基準画像140aの複数の基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35と比較して、出力画像16aの良否判定を行うことにより、HUD装置10による出力画像16aの歪みの有無を検出できる。
(第2実施形態)
第2実施形態の検査装置100について、図7〜図11を用いて説明する。第2実施形態の検査装置100は、上記第1実施形態に対して、基本構成は同一としつつも、表示器15に、画像(生成画像15aおよび検査画像15bA)の補正機能を持たせたものとしている。そして、カメラ130によって撮影された撮影画像130aAにおいて、基準画像140aAに対するずれ(歪み)があると、表示器15における検査画像15bAを補正して検査するものとしている。
表示器15によって生成される検査画像15bAは、図7に示すように、上記第1実施形態(図3)で説明した検査画像15bに対して、スケールチェック点P22、P24が追加されたものとなっている。スケールチェック点P22、P24は、中心点P23を通る水平線上に配置された2点となっている。スケールチェック点P22の左右方向位置は、検査点P12、P32の左右方向位置と同一となっている。また、スケールチェック点P24の左右方向位置は、検査点P14、P34の左右方向位置と同一となっている。スケールチェック点P22、P24は、撮影画像130aAにおける横方向の寸法を確認するための代表点となる。
また、本実施形態では、各検査点P11〜P15、P31〜P35のうち、検査点P13、P33は、撮影画像130aAにおける縦方向の寸法を確認するためのスケールチェック点を兼ねるようにしている。
上記検査画像15bAに基づく撮影画像130aAは、図8に示すように、上記第1実施形態(図5)で説明した撮影画像130aに対して、スケールチェック点Pa22、Pa24が追加されたものとなる。尚、検査点Pa13、Pa33は、縦方向のスケールチェック点を兼ねたものとなっている。
更に、視覚検査装置140が記憶している基準画像140aAは、図8に示すように、上記第1実施形態(図5)で説明した撮影画像130aに対して、スケールチェック点Ps22、Ps24が追加されたものとなっている。尚、基準検査点Ps13、Ps33は、縦方向のスケールチェック点を兼ねたものとなっている。
本実施形態での検査画像15bAの補正は、撮影画像130aAの縦横比が基準画像140aAの縦横比に一致するように、検査画像15bAを補正するスケール補正と、撮影画像130aAの各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35を、基準画像140aAの各基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35のそれぞれの許容範囲内に入れる検査点補正とがある(詳細後述)。尚、スケール補正は、本発明の縦横比補正に対応する。
以下、第2実施形態での検査装置100が行う検査の制御内容について、図9〜図11を用いて説明する。
図9に示すように、検査制御装置120は、上記第1実施形態と同様に、ステップS100〜ステップS120において、前処理を行う。
続いて、検査制御装置120は、ステップS200〜ステップS270において、撮影画像130aA、および検査画像15bAに対するスケール補正を行う。
即ち、ステップS200で、検査制御装置120は、インターフェイス11を介して、システム制御回路13に対して検査画像15bAの表示要求を行う。すると、システム制御回路13は、表示制御回路14に対して検査画像15bAの要求信号を出力する。表示制御回路14は、表示器15に対して検査画像15bAの生成を指示する。表示器15は、検査画像15bAを生成して、反射鏡16に出射する。反射鏡16は、検査画像15bAを拡大させると共に、検査画像15bAに逆ひずみを持たせて出力画像16aAにして、カメラ130に出力することになる。
次に、ステップS210で、検査制御装置120は、視覚検査装置140に対してカメラ130による出力画像16aAの取込み指示を行う。すると、視覚検査装置140は、カメラ130に対して、HUD装置10から出力されている出力画像16aAを撮影させる。カメラ130は、撮影した撮影画像130aAのデータを視覚検査装置140に送信する。
次に、ステップS220で、視覚検査装置140は、スケール補正を自動補正とするか否かを判定する。ここでは、視覚検査装置140は、検査制御装置120に対して予め検査員によって選択入力された、「自動」、あるいは「マニュアル」の信号に基づいて判定するようにしている。
ステップS220にて、予め選択入力された信号が、自動(YES)であると、ステップS230に移行する。ステップS230では、自動補正として、カメラ130のピクセルサイズの補正定数の決定を行う。
つまり、視覚検査装置140は、撮影画像130aAの中心点Pa23を予め記憶されている基準画像140aAの基準中心点Ps23に位置合わせした状態で、撮影画像130aAの各スケールチェック点Pa22、Pa24、Pa13、Pa33の位置座標を算出する。そして、x方向(横方向)におけるスケールチェック点Pa22、Pa24間の距離x(mm)、およびy方向(縦方向)におけるスケールチェック点Pa13、Pa33間の距離y(mm)を算出する。更に、距離xおよび距離yの比(撮影画像130aAの縦横比)が、基準画像140aAにおけるスケールチェック点Ps22、Ps24間の距離X(mm)、およびスケールチェック点Ps13、Ps33間の距離Y(mm)の比(基準画像140aAの縦横比)と一致するように、カメラ130におけるピクセルサイズ(1ピクセル当たりの寸法)を補正するための補正定数αx、αyをそれぞれ決定する。
一方、ステップS220にて、予め選択入力された信号が、マニュアル(NO)であると、ステップS240に移行する。ステップS240では、視覚検査装置140は、マニュアル補正として、カメラ130のピクセルサイズの補正定数を、予め定めたマニュアル補正値に設定する。マニュアル補正値としては、例えば、0.0090mm/ピクセルを使用する。
次に、ステップS250で、表示器15におけるドット数の変換定数を決定する。つまり、視覚検査装置140は、上記基準画像140aAの縦横比に見合った検査画像15bAとするために、表示器15におけるx方向、およびy方向の単位長さ当たりのドット変換定数βx、βyをそれぞれ算出する。
上記ステップS250の処理を受けて、検査制御装置120は、次に、ステップS260で、インターフェイス11を介して、システム制御回路13に対して再度、ステップS200と同様に、検査画像15bAの表示要求を行う。
そして、ステップS270で、検査制御装置120は、視覚検査装置140に対して、再表示された出力画像16aAを取込むように、カメラ130に指示する。
続いて、視覚検査装置140は、ステップS300〜ステップS390において、撮影画像130aAに対する検査点補正を行う。
即ち、ステップS300で、視覚検査装置140は、撮影画像130aAの中心点Pa23を予め記憶されている基準画像140aAの基準中心点Ps23に位置合わせした状態で、各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35に対して、上記ステップS230の補正定数αx、αyに基づいてスケール補正した位置座標=Pmij(xmij、ymij)を算出する。
次に、ステップS310で、視覚検査装置140は、基準画像140aAの基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35に対する補正量ΔPmijを算出する。補正量ΔPmijの算出にあたっては、基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35の位置座標をPsij(xsij、ysij)としたとき、
ΔPmij(Δxmij、Δymij)
=Psij(xsij、ysij)−Pmij(xmij、ymij)
として算出する。
次に、ステップS320で、視覚検査装置140は、上記補正量ΔPmijを表示器15に対するドット補正量Dhijに変換する。補正量ΔPmijからドット補正量Dhijへの変換にあたっては、上記ステップS250における変換定数βx、βyを使用して、
x方向のDhij=βx*ΔPmij、
y方向のDhij=βy*ΔPmij、
として算出する。
次に、ステップS330で、視覚検査装置140は、上記ステップS320でのドット補正量Dhijのデータを検査制御装置120に出力する。これを受けて、検査制御装置120は、ドット補正量Dhijのデータをシステム制御回路13に送信する。更に、システム制御回路13は、ドット補正量Dhijのデータを表示制御回路14に出力する。すると、表示制御回路14は、ドット補正量Dhijのデータに基づいて検査画像15bAを更新する。つまり、検査画像15bAは、スケール補正、および検査点補正された画像に更新される。
次に、ステップS340で、検査制御装置120は、検査画像15bAが補正される更新時間を待って、視覚検査装置140に対してカメラ130による出力画像16aAの取込み指示を行う。すると、視覚検査装置140は、カメラ130に対して、HUD装置10から出力されている補正された出力画像16aAを撮影させる。カメラ130は、撮影した撮影画像130aAのデータを視覚検査装置140に送信する。
更に、視覚検査装置140は、補正された撮影画像130aAの各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35の位置座標Pmijを算出すると共に、各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35a、基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35との比較を行う。
つまり、ステップS350で、視覚検査装置140は、上記算出結果に基づいて、各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35の位置座標が、各基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35の位置座標に対する許容範囲内にあるか否かを算出する。
ステップS350で、肯定判定すると、ステップS360で、視覚検査装置140は、ドット補正量Dhijデータを検査制御装置120に出力する。検査制御装置120は、ドット補正量Dhijデータを保存する。保存されるドット補正量Dhijは、ステップS310〜ステップS380の流れにおいて、スケール補正と、検査点補正とを含む補正量となっている。
更に、ステップS370で、検査制御装置120は、ドット補正量DhijデータをHUD装置10のシステム制御回路13に送信する。そして、システム制御回路13は、ドット補正量Dhijデータを保存する。システム制御回路13は、このドット補正量Dhijデータを用いて、HUD装置10が実車で使用される際に、本来の生成画像15aを補正して、出力画像16aとして出力することが可能となる。
一方、ステップS350で、否定判定すると、ステップS380で、視覚検査装置140は、ステップS310〜ステップS340における補正回数が所定回数を越えたか否かを判定し、超えていないと、ステップS310〜ステップS350を繰り返す。ステップS380で補正回数が所定回数を越えたと判定したときは、各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35が許容範囲内に収束しないと判断して、ステップS390に移行して、視覚検査装置140は、補正を停止する。尚、補正回数は、例えば、補正による許容範囲内への収束確率からして、ここでは、例えば3回と定めている。
続いて、検査制御装置120は、ステップS400〜ステップS470において、第1実施形態と同様に、出力画像16aA(撮影画像130aA)の良否検査を行う。
即ち、ステップS400で、検査制御装置120は、HUD装置10に対する電源供給を一旦停止し、再度、電源供給を行う。
次に、ステップS405で、検査制御装置120は、第1実施形態と同様に、インターフェイス11を介して、システム制御回路13に対して検査画像15bAの表示要求を行う。ここで、システム制御回路13は、表示制御回路14に対して上記ステップS370にて保存されたドット補正量Dhijデータを用いた検査画像15bAの要求信号を出力する。すると、表示制御回路14は、表示器15に対してドット補正量Dhijデータを用いた検査画像15bAの生成を指示する。表示器15は、検査画像15bAを生成して、反射鏡16に出射する。反射鏡16は、検査画像15bを拡大させると共に、検査画像15bAに逆ひずみを持たせて出力画像16aAにして、カメラ130に出力することになる。
以下、上記第1実施形態と同様に、ステップS410〜ステップS440を行い、ステップS440で、肯定判定すると、ステップS455で、視覚検査装置140は、合格判定を行い、検査結果合格のデータと、結果データを検査制御装置120に出力する。検査制御装置120は、これらデータを保存する。
また、ステップS440で、否定判定すると、ステップS465で、視覚検査装置140は、不合格判定を行い、検査結果不合格のデータと、結果データを検査制御装置120に出力する。検査制御装置120は、これらデータを保存する。
そして、ステップS470で、検査制御装置120は、ステップS455、あるいはステップS465におけるデータを検査結果として、モニタ121に表示させる。
以上のように、本実施形態では、ステップS200〜ステップS270において、検査画像15bAに対してスケール補正を行うようにしているので、縦横比の正しく設定された撮影画像130aAを基にした検査が可能となる。
また、ステップS300〜ステップS370において、各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35に対する検査点補正を行うようにしている。これにより、検査画像15bAの複数の検査点P11〜P15、P31〜P35は検査点補正されて、出力画像16aAの良否判定が行われるので、ヘッドアップディスプレイ装置10の出力画像16aAを基準画像140aAに近づけることができる。
また、上記のようにスケール補正と検査点補正を行ったうえで、ステップS400〜ステップS470において、各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35の良否判定をしているので、HUD装置10から出力される出力画像16aA(検査画像15bA)が正しく補正されたものとして、最終判定することが可能となる。
尚、補正されたデータ(ドット補正量Dhijデータ)は、HUD装置10のシステム制御回路13に記憶されて、実車にてHUD装置10が使用されるときに、本来の生成画像15aに反映されるので、歪みの無い状態で縦横比、および逆歪みが正しく設定された虚像を得ることが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態の検査装置100について、図12、図13を用いて説明する。第3実施形態の検査装置100は、上記第2実施形態に対して、前処理工程とスケール補正工程との間に、回転ずれ補正工程を追加したものである。具体的には、図9〜図11における制御フローにおいて、ステップS210とステップS220との間に、図12のステップS500〜ステップS520を追加したものとしている。
ここで、図13に示すように、基準画像140aAのスケールチェック点Ps22とPs24とを結ぶ直線が基準画像140aAのx軸となり、また、基準画像140aAのスケールチェック点Ps13とPs33とを結ぶ直線が基準画像140aAのy軸となっている。x軸は水平方向を向く座表軸であり、y軸は垂直方向を向く座標軸となっている。
そして、例えば、反射鏡16の光軸基準と、検査装置100の基準との間にずれが発生すると撮影画像130aBは、基準画像140aのx軸およびy軸に対して回転ずれした画像となってしまう。つまり、撮影画像130aBにおいて、スケールチェック点Pa22とPa24とを結ぶ直線が、x軸に対して回転ずれしたs軸となる。また、撮影画像130aBにおいて、スケールチェック点Pa13とPa33とを結ぶ直線が、y軸に対して回転ずれしたt軸となる。
このような回転ずれを考慮して、ステップS200、ステップS210の後に、ステップS500で、視覚検査装置140は、x軸に対するs軸の回転ずれ角度θx、およびy軸に対するt軸の回転ずれ角度θyとを算出する。そして、平均の回転ずれ角度をθとしたとき、
θ=(θx+θy)/2 として算出する。
尚、平均の回転ずれ角度θは、回転ずれ角度θx、あるいは回転ずれ角度θyのいずれかを代表値として使用するようにしても良い。
次に、ステップS510で、視覚検査装置140は、平均の回転ずれ角度θが、予め定めた所定角度θset以上か否かを判定する。所定角度θsetは、撮影画像130aBに傾きが生じていることを認めることのできる最小角度であり、例えば、θset=2.56度としている。ステップS510で、肯定判定すると、ステップS520に移行する。また、ステップS510で、否定判定すれば、ステップS520をスルーする。
ステップS520では、x座標およびy座標を、回転したs座標およびt座標に変換して、変換した位置座標で各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35の評価を行うようにする。座標の変換にあたっては、
s=x・cosθ+y・sinθ
t=x・(−sinθ)+y・cosθ
として算出する。
これにより、撮影画像130aBの回転ずれを補正した状態で、撮影画像130aBの検査を行うことが可能となる。
(その他の実施形態)
上記第1実施形態では、各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35は、各基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35の許容範囲内にあるか否かの判定としたが、上記第2実施形態のように、各検査点Pa11〜Pa15、Pa31〜Pa35が各基準検査点Ps11〜Ps15、Ps31〜Ps35の許容範囲内に入るように検査点補正を行いながら、この検査点補正に基づいて良否判定するものとしても良い。
また、上記第2実施形態において、ステップS220、ステップS240を廃止して、ステップS230のみを行うようにする、あるいは、ステップS220、ステップS230を廃止して、ステップS240のみを行うようにしても良い。
また、上記第2実施形態において、スケール補正と回転ずれ補正の両者を行う検査としたが、回転ずれ補正のみを行うものとしても良い。
10 ヘッドアップディスプレイ装置(HUD装置)
15 表示器
15b、15bA 検査画像
16 反射鏡
16a、16aA 出力画像
100 検査装置
120 検査制御装置(制御部)
130 カメラ
130a、130aA、130aB 撮影画像
140 視覚検査装置(検査部)
140a、140aA、140aB 基準画像

Claims (5)

  1. ヘッドアップディスプレイ装置(10)から出力される出力画像(16a)を検査する検査装置であって、
    外周部に複数の検査点が形成された検査画像(15b)を基にして前記出力画像(16a)を形成させて、前記ヘッドアップディスプレイ装置(10)から出力させる制御部(120)と、
    前記出力画像(16a)が出力される出力軸線上に配置されて、前記出力画像(16a)を直接的に撮影するカメラ(130)と、
    前記カメラ(130)によって得られた撮影画像(130a)における前記複数の検査点の位置座標を算出すると共に、算出した前記複数の検査点の位置座標と、予め定められた基準画像(140a)における前記複数の検査点に対応する複数の基準検査点の位置座標とを比較して、前記出力画像(16a)の良否判定を行う検査部(140)とを備えることを特徴とする検査装置。
  2. 前記ヘッドアップディスプレイ装置(10)は、表示器(15)によって生成される前記検査画像(15bA)を反射鏡(16)によって反射させて前記出力画像(16aA)として出力するようになっており、前記表示器(15)は、前記検査画像(15bA)を補正する補正機能を備え、
    前記複数の検査点の位置座標が、前記複数の基準検査点におけるそれぞれの許容範囲内に入るように、前記制御部(120)は、前記表示器(15)に対して前記検査画像(15bA)の検査点補正を行い、
    前記検査部(140)は、前記検査点補正に基づいて、前記良否判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記検査部(140)が前記出力画像(16aA)の良否判定を行う前に、前記制御部(120)は、前記撮影画像(130aA)の縦横比が前記基準画像(140aA)の縦横比と一致するように、前記表示器(15)に対して前記検査画像(15bA)の縦横比補正を行うことを特徴とする請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記検査部(140)は、前記出力画像(16aA)の良否判定を行う前に、前記撮影画像(130aA)の前記基準画像(140aA)に対する回転ずれの有無を判定し、前記回転ずれがある場合に、前記撮影画像(130aA)における前記複数の検査点の位置座標を回転ずれした位置座標に置き換える回転ずれ補正を行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の検査装置。
  5. 前記制御部(120)は、前記検査点補正、あるいは前記縦横比補正に伴う補正量を、前記表示器(15)が生成する本来の生成画像(15a)に反映させることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の検査装置。
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