JP6056687B2 - 乗物用シート - Google Patents

乗物用シート Download PDF

Info

Publication number
JP6056687B2
JP6056687B2 JP2013143415A JP2013143415A JP6056687B2 JP 6056687 B2 JP6056687 B2 JP 6056687B2 JP 2013143415 A JP2013143415 A JP 2013143415A JP 2013143415 A JP2013143415 A JP 2013143415A JP 6056687 B2 JP6056687 B2 JP 6056687B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
shield
seat cushion
cushion
lifter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013143415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015016713A (ja
Inventor
公孝 安藤
公孝 安藤
信人 森
信人 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2013143415A priority Critical patent/JP6056687B2/ja
Publication of JP2015016713A publication Critical patent/JP2015016713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6056687B2 publication Critical patent/JP6056687B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、シートクッションの着座高さを変えられるシートリフタと、シートクッションの周辺部を覆うシールドと、を備えた乗物用シートに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートクッションの着座高さ位置を調整可能なリフタを備えると共に、シートクッションの側部を覆う樹脂製のシールドが装着されたものが知られている(特許文献1)。
特開2012−017000号公報
しかし、上記従来技術では、シートクッションの側部を覆うシールドの下方側への延び量が少ないと、リフタによってシートクッションが上げられた時にシートクッション下のスペースが外部に露呈してしまい、逆に延び量が多すぎると、シートクッションが下げられた時にシールドがフロア面上に底付きしてしまうため、長さ調整が難しい。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートクッションの着座高さ位置が変えられても、シールドによってシートクッションの周辺部を見栄え良く覆った状態に保てるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートクッションの着座高さを変えられるシートリフタと、シートクッションの周辺部を覆うシールドと、を備えた乗物用シートである。シールドは、シートクッションの周辺部に取り付けられた上側シールドと、フロア上に取り付けられて上側シールドのシート外周側又はシート内周側に位置する下側シールドと、を有する。上側シールドと下側シールドとは、シートリフタによってシートクッションの着座高さが変えられる可動範囲において互いに内外に面を重ね合わせた状態を維持する構成とされている。
この第1の発明によれば、シートクッションに取り付けられた上側シールドと、フロア上に取り付けられた下側シールドとは、互いの内外に面を重ね合わせている領域が、シートクッションの着座高さが上げられた時のシートクッション下のスペースを外部に露呈させないための余長として機能する。また、上側シールドと下側シールドとは、互いが内外に面を重ね合わせる構成となっていることにより、それぞれの延び出す長さを短く抑えてもシートクッションの周辺部を覆った状態をとることができるようになっている。したがって、シートクッションの着座高さが下げられた時に上側シールドと下側シールドとがシートクッションやフロアに底付きしないようにすることができる。このように、シートクッションの着座高さ位置が変えられても、シールドによってシートクッションの周辺部を見栄え良く覆った状態に保つことができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、下側シールドが上側シールドのシート内周側に位置して設けられているものである。
この第2の発明によれば、下側シールドと上側シールドとの間に隙間を設けても、その隙間が乗員の上斜めの視線からは見えなくなる。また、上記隙間が下側開口となるため、隙間内に埃等の異物が入り込みにくくなる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。上側シールドと下側シールドとは、互いに対向する面部の一方に設けられた輪状のガイド部内に他方に形成された挿通部が挿通されることで、互いに面を重ね合わせた状態を維持しながらシートリフタの動きに追従して摺動するようにガイドされる構成とされている。
この第3の発明によれば、下側のシールドが撓んで倒れることを防止することができるため、より一層、シートクッションの周辺部を見栄え良く覆った状態に保つことができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を示す斜視図である。 シールドの分解斜視図である。 シートクッションの着座高さが上げられた状態を示した側面図である。 シートクッションの着座高さが下げられた状態を示した側面図である。 図3のV-V線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシート1の構成について、図1〜図5を用いて説明する。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の運転席として構成されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えている。上記シートバック2は、シートクッション3の後端部に、図示しない左右一対のリクライナを間に介して連結されており、これらリクライナの作動によってシートクッション3に対する起立角度(背凭れ角度)をシート前後方向に調整することができるように設けられた状態とされている。
シートクッション3は、車両のフロアF上に、左右一対のスライドレール5を間に介して連結されており、これらスライドレール5の作動によってフロアFに対するシート前後方向の設置位置を調整することができるように設けられた状態とされている。また、シートクッション3は、上述した各スライドレール5との間に、左右一対の四節リンク機構から成るシートリフタ4が介在して設けられており、これらシートリフタ4の作動によってフロアFに対する設置高さも調整することができる構成とされている。
上述したシートクッション3は、その内部骨格を成す枠状に組まれたクッションフレーム3Fと、クッションフレーム3Fの上部に組み付けられて着座乗員の荷重を和らげて受け止めるクッションパッド3Pと、クッションパッド3Pの表面全体を覆う布製のクッションカバー3Cと、を有して構成されている。クッションフレーム3Fは、シートクッション3の外周形状に沿った平面視四角枠形状に組まれて構成されている。具体的には、クッションフレーム3Fは、左右一対のシート前後方向に長尺な鋼板材より成るサイドフレーム3F1と、各サイドフレーム3F1の前端部間に一体的に架橋された鋼板製のフロントパネル3F2と、各サイドフレーム3F1の後部間に回転可能に枢着された状態として設けられた円鋼管製のリヤパイプ3F3と、によって構成されている。
上述したリヤパイプ3F3は、前述したシートリフタ4を構成する各側のリヤリンク4Bの上端部と各側のサイドフレーム3F1とにそれぞれ貫通して差し込まれており、各リヤリンク4Bの上端部に一体的に結合されると共に、各サイドフレーム3F1に対して回転可能に枢着されて設けられた状態とされている。各サイドフレーム3F1は、それらの上縁部と下縁部とがそれぞれシート内側に折り曲げられて曲げや捩りに対する構造強度が高められた構成とされている。フロントパネル3F2は、各サイドフレーム3F1の前端部間に一体的に架橋された状態とされている。
図5に示すように、クッションパッド3Pは、軟質ポリウレタンフォーム原料を発泡成形して形成したものであり、上述したクッションフレーム3Fの上部に組み付けられて設けられた状態とされている。詳しくは、クッションパッド3Pは、上述した組み付けにより、クッションフレーム3Fの各枠部やこれらの間に跨って組み付けられる図示しない支持ワイヤによって下方側から広くあてがわれた状態とされて設けられた状態とされている。
クッションカバー3Cは、袋状に縫われた布材によって構成されており、上述したクッションパッド3Pの上面部に被せ付けられた後、その前後左右の各周縁部がそれぞれクッションフレーム3Fの底面側に回し込まれるように引き込まれて止着された状態とされている。これにより、クッションカバー3Cは、上述したクッションパッド3Pの表面全体を広く密着した状態に覆い被せた状態となって設けられた状態とされている。
各スライドレール5は、フロアF上に固定設置されたシート前後方向に長尺なロアレール5Aと、ロアレール5Aに対してシート前後方向にスライド可能な状態に組み付けられたアッパレール5Bと、を有する。各アッパレール5B上には、横断面U字状の形に折り曲げられたシート前後方向に長尺な鋼板材から成るブラケット5Cがそれぞれ結合されており、各ブラケット5Cとシートクッション3の各サイドフレーム3F1との間に、前述したシートリフタ4を構成する各側のフロントリンク4Aとリヤリンク4Bとがそれぞれリンク連結されて設けられた状態とされている。
詳しくは、上述した各ブラケット5Cは、各アッパレール5Bの上面部にあてがわれて結合された底面部5C1と、底面部5C1のシート内側の縁部からシート上方側に真っ直ぐに折り曲げられて延びる内側起立面部5C2と、底面部5C1のシート外側の縁部からシート上方側に真っ直ぐに折り曲げられて延びる外側起立面部5C3と、を有する横断面形状に形成されている。そして、各ブラケット5Cの内側起立面部5C2の前部と後部とには、それぞれ、上述したシートリフタ4を構成する各側のフロントリンク4Aの下端部とリヤリンク4Bの下端部とが図示しない連結軸を介して回転可能に軸連結された状態とされている。また、図1、図3〜図4に示すように、車両外側に配設されたブラケット5Cの外側起立面部5C3には、その後端部に、図示しないシートベルト装置のタングプレートの装着部となるバックル6の支持プレート6Aが、ボルト6Bによって回転可能に軸連結された状態とされている。
図1に示すように、シートリフタ4は、上述したシートクッション3の各側のサイドフレーム3F1と各側のスライドレール5上のブラケット5Cとの間にフロントリンク4Aとリヤリンク4Bとがそれぞれリンク連結された左右一対の四節リンク機構として構成されている。上述した左右一対のフロントリンク4Aと左右一対のリヤリンク4Bとは、互いに協働してリンク運動するようになっており、これらのリンク運動によってシートクッション3の着座高さを上下に変動させるようになっている。
具体的には、シートリフタ4は、図3に示すようにシートクッション3の着座高さを最上位置まで引き上げた状態と、図4に示すようにシートクッション3の着座高さを最下位置まで引き下げた状態と、の間の領域をリンク運動するようになっている。これらの領域において、シートリフタ4は、各フロントリンク4Aと各リヤリンク4Bとが後上がりの姿勢で前側へ起こし上げられたり後ろ側へ倒し込まれたりして、シートクッション3をフロアF上から前上側に斜めにリフトアップさせたり後下側に斜めにリフトダウンさせたりするようになっている。
上述したシートリフタ4は、常時は、シートクッション3の車両外側の側部に設けられた図示しないリフタレバーと同側のリヤリンク4Bとの間に介設された図示しないブレーキ付き駆動ユニットのブレーキ力によって、各リンクのリンク運動を止めた状態にしてシートクッション3の着座高さを定位置に固定した状態に保持された状態とされている。上記シートリフタ4は、着座者によって上述した図示しないリフタレバーが初期のニュートラル位置から上げ下げされる操作によって、車両外側のリヤリンク4Bが上述した図示しないブレーキ付き駆動ユニットを介してその操作された方向に回されて、シートクッション3の着座高さを上げ下げするように各リンクが一斉にリンク運動操作されるようになっている。なお、上述した各スライドレール5やシートリフタ4や図示しないリクライナの構成は、特開2010−221935号や特開2009−166808号公報等の文献に開示された公知の構成となっているため、これらの具体的な構成についての説明は省略することとする。
ところで、図1に示すように、上述したシートクッション3は、その着座者から見て右側(図示向かって左側)となる車両外側の側部に、同側部とその下側のスペースとを外側から覆う樹脂製のアウタシールド7が装着されている。上記シートクッション3の車両外側の側部は、乗員がシート1の外側の乗降ドアから車内に乗車する際に外部に大きく露呈する部分となっている他、上述した図示しないリクライナを操作するためのレバー(リクライニングレバー)やシートリフタ4を操作するためのレバー(リフタレバー)が配設される部分となっている。このような部分に樹脂製のアウタシールド7が装着されていることにより、シートクッション3の同側の側部を、見栄え良く、かつ、強く保護した状態に被覆することができるようになっている。
また、シートクッション3の着座者から見て左側(図示向かって右側)となる車両内側の側部には、厚手のカーペット材から成る1枚の上側シールド8Aとポリフェニレンエーテル樹脂(PPE樹脂)製の薄板材から成る1枚の下側シールド8Bとから構成されるインナシールド8が設けられている。ここで、インナシールド8が本発明の「シールド」に相当する。上記上側シールド8Aは、略矩形状の形に形成されており、その上縁部がシートクッション3の車両内側の側面部(クッションカバー3C)に縫合されて(縫合部8A1)シート幅方向に面を向けた状態に垂れ下げられて設けられた状態とされている。図2に示すように、上記上側シールド8Aのシート内側に面を向ける内側面部(本発明の「互いに対向する面部の一方」に相当する。)には、その中間部に、シート前後方向に長尺な帯状のガイド部8A2が両端を縫合された状態として設けられた状態とされている。
図3〜図4に示すように、下側シールド8Bは、シート前後方向に長尺な板形状に形成され、その前部に上方側に向かって台形状に張り出す形の前側張出面部8B1が形成され、後部にも上方側に向かって矩形状に張り出す形の後側張出面部8B2が形成された形状とされている。ここで、前側張出面部8B1が本発明の「挿通部」に相当する。上記下側シールド8Bは、上述したスライドレール5のアッパレール5B上に設けられたブラケット5Cの外側起立面部5C3の外側面にあてがわれて、その中間部と後端近傍部との2箇所が、それぞれ、ビスにより、外側起立面部5C3に締結されて固定された状態とされている(ビス止め部8B3)。
上記下側シールド8Bの後側張出面部8B2には、丸孔状の通し孔8B4が形成されており、同通し孔8B4が上述したバックル6の支持プレート6Aをブラケット5Cの外側起立面部5C3に軸連結しているボルト6Bの頭部に通されることにより、下側シールド8Bがブラケット5Cの外側起立面部5C3に面当接した状態にあてがわれて設けられた状態とされている。また、下側シールド8Bは、図2に示すように、その前側張出面部8B1が上述した上側シールド8Aの裏面部に縫合されたガイド部8A2内に通された状態として設けられている。
上記下側シールド8Bは、その下側2箇所でビス止めされたビス止め部8B3の支持力により、ブラケット5Cに対してシート幅方向に面を向けた起立した姿勢状態に保たれる構成とされている。詳しくは、上述した下側シールド8Bは、図5に示すように、上述した上側シールド8Aのシート内側に位置して、上側シールド8Aとシートクッション3の車両内側の側面部を覆うクッションカバー3Cとの間に位置した状態とされている。そして、下側シールド8Bは、上述したようにその前側張出面部8B1が上側シールド8Aのガイド部8A2内に通されて上側シールド8Aとガイド部8A2との間に挟まれた状態に設けられている。これにより、下側シールド8Bは、その上方側に高く張り出した前側張出面部8B1が、ガイド部8A2による押さえによって、上側シールド8Aに引き寄せられた状態に保持されるようになっている。
上記のように構成されたインナシールド8は、図3〜図4に示すように、上述したシートクッション3の着座高さがシートリフタ4によって上げ下げされる領域では、常に上側シールド8Aと下側シールド8Bとが互いに内外に重なり合った状態を維持するようになっている。具体的には、図3に示すように、インナシールド8は、シートクッション3がシートリフタ4によって上方側にリフトアップされることにより、シートクッション3に取り付けられた上側シールド8Aがスライドレール5のブラケット5C上に固定された下側シールド8Bに対して上方側に擦り動くようにスライドしていく。そして、インナシールド8は、シートクッション3が最上位置までリフトアップされた状態となっても、下側シールド8Bの前側張出面部8B1が上側シールド8Aのガイド部8A2内に通された状態として、上側シールド8Aと下側シールド8Bとが互いに内外に少ない隙間で重なり合った状態を維持し続けるようになっている。
また、図4に示すように、インナシールド8は、シートクッション3がシートリフタ4によって下方側にリフトダウンされることにより、シートクッション3に取り付けられた上側シールド8Aがスライドレール5のブラケット5C上に固定された下側シールド8Bに対して下方側に擦り動くようにスライドしていく。このとき、上側シールド8Aは、上記のスライドに伴って、そのガイド部8A2内に通された下側シールド8Bの前側張出面部8B1をガイド部8A2内に更に深く差し込んでいきながら下方側に落とし込まれていくようになっている。そして、インナシールド8は、シートクッション3が最下位置までリフトダウンされた状態となっても、上側シールド8AがフロアF上に底付くことなくスライドレール5の外側面に掛かる程度の位置まで落とし込まれた状態とされるようになっている。
このように、本実施例のシート1は、インナシールド8(シールド)が、シートクッション3の周辺部に取り付けられた上側シールド8Aと、フロアF上に取り付けられて上側シールド8Aのシート外周側又はシート内周側に位置する下側シールド8Bと、を有する構成とされている。上側シールド8Aと下側シールド8Bとは、シートリフタ4によってシートクッション3の着座高さが変えられる可動範囲において互いに内外に面を重ね合わせた状態を維持する構成とされている。
シートクッション3に取り付けられた上側シールド8Aと、フロアF上に取り付けられた下側シールド8Bとは、互いの内外に面を重ね合わせている領域が、シートクッション3の着座高さが上げられた時のシートクッション3下のスペースを外部に露呈させないための余長として機能する。また、上側シールド8Aと下側シールド8Bとは、互いが内外に面を重ね合わせる構成となっていることにより、それぞれの延び出す長さを短く抑えてもシートクッション3の周辺部を覆った状態をとることができるようになっている。したがって、シートクッション3の着座高さが下げられた時に上側シールド8Aと下側シールド8Bとがシートクッション3やフロアFに底付きしないようにすることができる。このように、シートクッション3の着座高さ位置が変えられても、インナシールド8によってシートクッション3の周辺部を見栄え良く覆った状態に保つことができる。
また、上記下側シールド8Bは、上側シールド8Aのシート内側に位置して設けられている。このような構成となっていることにより、下側シールド8Bと上側シールド8Aとの間に隙間を設けても、その隙間が乗員の上斜めの視線からは見えなくなる。また、上記隙間が下側開口となるため、隙間内に埃等の異物が入り込みにくくなる。
また、上側シールド8Aと下側シールド8Bとは、互いに対向する面部の一方(上側シールド8Aの裏側)に設けられた輪状のガイド部8A2内に他方(下側シールド8B)に形成された(挿通部)が挿通されることで、互いに面を重ね合わせた状態を維持しながらシートリフタ4の動きに追従して摺動するようにガイドされる構成とされている。このような構成となっていることにより、下側シールド8Bが撓んで倒れることを防止することができるため、インナシールド8によって、より一層、シートクッション3の周辺部を見栄え良く覆った状態に保つことができる。
また、上側シールド8Aがシートクッション3の側部に取り付けられ、下側シールド8Bがスライドレール5のアッパレール5B上に設けられたブラケット5Cに取り付けられた構成となっていることにより、シート1をどの位置にスライドさせた状態においても、上側シールド8Aと下側シールド8Bとによってシートクッション3の車両内側の側面部を適切に覆った状態とすることができる。
また、上側シールドが厚手のカーペット材により形成され、下側シールドがポリフェニレンエーテル樹脂(PPE樹脂)製の薄板材により形成されていることにより、これらをシートリフタの動きに合わせて互いに摺動性良く摺り動かすことができる。また、厚手のカーペット材から成る上側シールドによって、薄手の撓み易い下側シールドを、シートクッションの側面部を覆うクッションカバーとの間に挟み込んで、下側シールドをシートリフタの動きに合わせて上側シールドやクッションカバーの形状に沿わせるように適切に撓ませつつも、厚手のカーペット材によってシートの外観を変えないように維持することができ、シートの見栄えを良好に保ちながら下側シールドを柔軟に撓ませて上側シールドと適切に重ね合わせた状態(内外に接触させた状態)に保ち続けることができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記各実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の助手席以外のシートにも適用することができるほか、鉄道等の自動車以外の車両に適用されるシートであってもよく、また、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。また、シールドは、シートクッションの車両外側の側部や前側部や後側部を覆うものとして設けられるものであってもよい。また、シールドを構成する上側シールドと下側シールドとは、それぞれ、剛体によって形成されたものであってもよい。これらの材質は特定の材質に限定されるものではない。また、上側シールドと下側シールドの形状も特定の形状に限定されるものではない。また、上側シールドと下側シールドとは、どちらがシート外周側に位置する配置となっていても構わない。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
3 シートクッション
3F クッションフレーム
3F1 サイドフレーム
3F2 フロントパネル
3F3 リヤパイプ
3P クッションパッド
3C クッションカバー
4 シートリフタ
4A フロントリンク
4B リヤリンク
5 スライドレール
5A ロアレール
5B アッパレール
5C ブラケット
5C1 底面部
5C2 内側起立面部
5C3 外側起立面部
6 バックル
6A 支持プレート
6B ボルト
7 アウタシールド
8 インナシールド(シールド)
8A 上側シールド
8A1 縫合部
8A2 ガイド部
8B 下側シールド
8B1 前側張出面部(挿通部)
8B2 後側張出面部
8B3 ビス止め部
8B4 通し孔
F フロア

Claims (2)

  1. シートクッションの着座高さを変えられるシートリフタと、シートクッションの周辺部を覆うシールドと、を備えた乗物用シートであって、
    前記シールドは、
    前記シートクッションの周辺部に取り付けられた上側シールドと、
    フロア上に取り付けられて前記上側シールドのシート外周側又はシート内周側に位置する下側シールドと、を有し、
    前記上側シールドと前記下側シールドとは、互いに対向する面部の一方に設けられた輪状のガイド部内に他方に形成された挿通部が挿通されることで、前記シートリフタによって前記シートクッションの着座高さが変えられる可動範囲において互いに内外に面を重ね合わせた状態を維持しながら前記シートリフタの動きに追従して摺動するようにガイドされる構成とされていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記下側シールドが前記上側シールドのシート内周側に位置して設けられていることを特徴とする乗物用シート。
JP2013143415A 2013-07-09 2013-07-09 乗物用シート Active JP6056687B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013143415A JP6056687B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 乗物用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013143415A JP6056687B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 乗物用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015016713A JP2015016713A (ja) 2015-01-29
JP6056687B2 true JP6056687B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=52438181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013143415A Active JP6056687B2 (ja) 2013-07-09 2013-07-09 乗物用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6056687B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7385637B2 (ja) 2021-09-29 2023-11-22 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6593599B2 (ja) * 2016-05-24 2019-10-23 スズキ株式会社 車両用シート
US9956897B2 (en) * 2016-07-11 2018-05-01 Ford Global Technologies, Llc Seat bolster trim having flexible interior facing for an optimal bolster cushion

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59184542U (ja) * 1983-05-26 1984-12-08 三菱自動車工業株式会社 シ−ルドカバ−
JP5768003B2 (ja) * 2012-04-25 2015-08-26 日本発條株式会社 車両用シート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7385637B2 (ja) 2021-09-29 2023-11-22 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015016713A (ja) 2015-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6135571B2 (ja) 乗物用シート
US8414055B2 (en) Vehicle seat
JP5187119B2 (ja) 車両用シートの操作レバー構造体
WO2014077346A1 (ja) 乗物用シート
CN107205551A (zh) 可调节家具
US8550554B2 (en) Vehicle seat
US11167672B2 (en) Vehicle seat
JP6056687B2 (ja) 乗物用シート
JP6822317B2 (ja) 乗物用シート
US9315120B2 (en) Comfort recline seat for a vehicle
US11299076B2 (en) Seat
JP6213955B2 (ja) 車両用シート構造
JP2016049961A (ja) 車両用後席シートリクライニング装置
JP5088528B2 (ja) リクライニング式自動車用シート
JP2014100941A (ja) 乗物用シート
JP6054713B2 (ja) 乗物用シート
JP5589833B2 (ja) 車両用シート
JP2015020596A (ja) 車両用シート構造
JP2021183493A5 (ja)
JP6260494B2 (ja) 乗物用シート
JP4486868B2 (ja) 車両のシート構造
JP5810859B2 (ja) 車両用シートスライド装置
JP4209852B2 (ja) 自動車シートに用いる樹脂サイド・カバー
JP2011131662A (ja) 車両の後部荷室構造
JP6366672B2 (ja) 乗物用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161121

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6056687

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250