JP5810859B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents
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Description
図1〜図6を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。図1に示すように、略水平に広がる車両フロア1には、前後方向に並設された台座部1a,1bが上向きに突設されている。前側の台座部1aの上方への突出長は、後側の台座部1bの上方への突出長よりも大きく設定されている。そして、前側の台座部1aには、例えば金属板からなる側面視略クランク状の足ブラケット2がその下端部において締結されている。同様に、後側の台座部1bには、例えば金属板からなる側面視略クランク状の足ブラケット3がその下端部において締結されている。なお、前側の足ブラケット2の上方への突出長は、後側の足ブラケット3の上方への突出長よりも大きく設定されている。
既述のように、アッパレール5の移動軌跡の接線方向は、該アッパレール5が後側に向かうに従い水平方向に対して急峻に傾斜する。従って、アッパレール5等に加わる荷重の後方分力成分は、該アッパレール5が最後方位置RMPに近いほど増加する。一方、アッパレール5が所定中間位置MPから最後方位置RMPまでの範囲にあるとき、即ちアッパレール5等に加わる荷重の後方分力成分が大きいとき、シート6の前方への移動を助勢するコイルスプリング30の付勢力は、アッパレール5が最後方位置RMPに近いほど増加する。従って、アッパレール5等に加わる荷重の後方分力成分が増加したとしても、コイルスプリング30の付勢力の増加分で補うことで、シート6を前方に移動させるために要する力の増加が抑えられる。
(1)本実施形態では、アッパレール5が所定中間位置MPから最後方位置RMPまでの範囲にあるとき、アッパレール5等に加わる荷重の後方分力成分が増加したとしても、コイルスプリング30の付勢力の増加分で補うことで、シート6を前方に移動させるために要する力の増加を抑えることができ、その際の操作性を向上できる。また、アッパレール5が最前方位置FMPから所定中間位置MPまでの範囲にあるとき、コイルスプリング30の付勢力がゼロになることで、シート6が前方に移動する際の移動速度が増加して利用者に違和感を与えたりすることも解消できる。
(3)本実施形態では、アッパレール5が最前方位置FMPにあるとき、弾性復帰状態にあるコイル部31の後端部が収容部材11に収容される。従って、アッパレール5が最前方位置FMPにあっても、コイル部31が収容部材11から完全に抜け出すことがないため、その後、アッパレール5が後側に移動する際にコイル部31を収容部材11に円滑に収容することができる。
図7〜図8を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のシート6の助勢等に係る付勢手段の構造を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)(5)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(2)本実施形態では、弾性部材46は、長穴43aにおいて支持部材41(両アッパレール5側)に対し回動自在であり、両端部が両ブラケット45(両アッパレール5側)に対し回動自在であることで、アッパレール5が前記曲成された移動軌跡で移動する際に、弾性部材46の揺動でこれを吸収して前述の付勢力の発生等ができる。
・前記第1の実施形態において、アッパレール5の前記曲成された移動軌跡での移動を阻害しないのであれば、ブラケット14(収容部材11)及び脚部33は、ロアレール4側及びアッパレール5側にそれぞれ回動不能に固定されていてもよい。
・前記第1の実施形態において、コイルスプリング30の脚部33(掛止部33a)は、シート6に連結されていてもよい。
・前記第2の実施形態において、弾性部材46は、両足ブラケット2に連結されていてもよいし、車両フロア1(例えば台座部1a)に連結されていてもよい。
・前記第2の実施形態において、弾性部材46及び支持部材41と、ロアレール4側及びアッパレール5側の固定関係は逆であってもよい。この場合、支持部材41を前後逆向きに配置して、両アッパレール5の後端部間に弾性部材46を橋渡しし、両ロアレール4の前端部間に支持部材41を橋渡しすればよい。
Claims (4)
- 車両フロアに固定されるロアレールと、シートに固定され前記ロアレールに対し前後方向に移動可能に連結されたアッパレールとを備え、前記アッパレールが後側に向かうに従い該アッパレールの移動軌跡の接線方向が水平方向に対して急峻に傾斜するように前記ロアレール及び前記アッパレールがそれぞれ曲成されている車両用シートスライド装置において、
前記ロアレールに対する前記アッパレールの可動範囲である該アッパレールの最前方位置及び最後方位置間において、前記最前方位置及び前記最後方位置間の所定中間位置から前記最後方位置までの範囲で、前記アッパレールが後側に向かうに従い増加する付勢力にて前記シートの前方への移動を助勢する付勢手段を備え、
前記付勢手段は、
前記ロアレール側及び前記アッパレール側のいずれか一方に連結された有底筒状の収容部材と、
前記収容部材に前後方向に移動可能に収容され一側端面が前記収容部材の底面に当接することで前後方向への移動が係止されるコイル部と、該コイル部の他側端面から前後方向に折り返す折返し部と、該折返し部に連続して前後方向に延出されて前記コイル部及び前記収容部材を貫通し前記ロアレール側及び前記アッパレール側のいずれか他方に連結される脚部とを有するコイルスプリングとを備え、
前記アッパレールが前記所定中間位置から前記最後方位置までの範囲にあるとき、前記収容部材の前記底面及び前記折返し部間で前記コイル部を圧縮することで前記付勢力を発生し、
前記アッパレールが前記所定中間位置にあるとき、前記コイル部を弾性復帰させることを特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、
前記アッパレールが前記最前方位置にあるとき、弾性復帰状態にある前記コイル部の少なくとも一部は、前記収容部材に収容されることを特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項1又は2に記載の車両用シートスライド装置において、
前記収容部材及び前記脚部は、前記ロアレール側及び前記アッパレール側のいずれか一方及び他方にそれぞれ回動自在に連結されていることを特徴とする車両用シートスライド装置。 - 車両フロアに固定されるロアレールと、シートに固定され前記ロアレールに対し前後方向に移動可能に連結されたアッパレールとを備え、前記アッパレールが後側に向かうに従い該アッパレールの移動軌跡の接線方向が水平方向に対して急峻に傾斜するように前記ロアレール及び前記アッパレールがそれぞれ曲成されている車両用シートスライド装置において、
前記ロアレールに対する前記アッパレールの可動範囲である該アッパレールの最前方位置及び最後方位置間において、前記最前方位置及び前記最後方位置間の所定中間位置から前記最後方位置までの範囲で、前記アッパレールが後側に向かうに従い増加する付勢力にて前記シートの前方への移動を助勢する付勢手段を備え、
前記ロアレール及び前記アッパレールは、シート幅方向両側に一対で配設されており、
前記付勢手段は、
前記両ロアレール間及び前記両アッパレール間のいずれか一方に橋渡しされ、前後方向に延在する長穴を有する支持部材と、
前記長穴に挿通されて、前記両ロアレール間及び前記両アッパレール間のいずれか他方に橋渡しされる弾性部材とを備え、
前記アッパレールが前記所定中間位置から前記最後方位置までの範囲にあるとき、前記長穴の先端面で前記弾性部材を引っ張ることで前記付勢力を発生し、
前記アッパレールが前記所定中間位置にあるとき、前記弾性部材を弾性復帰させることを特徴とする車両用シートスライド装置。
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