JP6056362B2 - 熱コネクタ及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、熱コネクタ及び熱コネクタを搭載した電子機器に関する。
近年の携帯端末においては、スマートフォンに代表されるように、CPUの消費電力が上昇する傾向にあり、かつ薄型化も進んでいる。このため、機器内部に冷却装置や放熱部品を採用してCPUの冷却を行いたいものの、実装スペースが無く、高熱伝導性シートや金属シャーシに伝熱させて拡散させているのが現状である。
また、冷却効率を向上させるためには、CPUの発熱を機器内部から外部に放熱させることが望ましい。しかし、携帯端末には防水機能を付与することが一般的となってきており、また、人体に触れる部分は低温火傷の可能性があるため、おおよそ40℃以上にならないように熱を遮蔽しなければならず、外部に放熱させることは困難となっている。
このような課題を解決するために、機器の外部に熱を輸送する熱コネクタといわれる技術が提案されている(例えば、特許文献1或いは特許文献2参照)。このような技術を用いて携帯端末等の機器を収容するカバーやジャケット等の付加部品への排熱を行うには、電子部品からジャケットまでの間に熱伝導率の良い経路を設けることが必要になる。
特開2000−013064号公報 特開2010−080506号公報
しかしながら、熱抵抗の低い固体間の接触を得る技術やスマートフォン用のはめ込むだけの多様な素材、デザインのジャケットでも加圧接触できるだけの押付け圧力を発現させるような熱コネクタは無かった。
したがって、熱コネクタにおいて、低熱抵抗の接続構造を実現することを目的とする。
開示する一観点からは、複数の第1の突起部を有するとともに第1の金属材料からなり、前記複数の第1の突起部の表面の少なくとも一部が前記第1の金属材料より硬質の第1の粒子状部材を含む第1の金属被膜で覆われた第1の熱コネクタ要素と、前記複数の第1の突起部と摺動接触する複数の第2の突起部を有するとともに第2の金属材料からなり、前記複数の第2の突起部の表面の少なくとも一部が前記第2の金属材料より硬質の第2の粒子状部材を含む第2の金属被膜で覆われた第2の熱コネクタ要素とを有し、前記第1の金属被膜と前記第2の金属被膜は、摺動接触状態において凝着することを特徴とする熱コネクタが提供される。
また、開示する別の観点からは、電子部品を収容する筐体と、前記筐体の少なくとも一面に設けられ、複数の第1の突起部を有するとともに第1の金属材料からなり、前記複数の第1の突起部の表面の少なくとも一部が前記第1の金属材料より硬質の第1の粒子状部材を含む第1の金属被膜で覆われた第1の熱コネクタ要素と、前記筐体の収容する外側筐体と、前記外側筐体の一部に設けられた放熱部材と、前記放熱部材に接触し、前記複数の第1の突起部と摺動接触する複数の第2の突起部を有するとともに第2の金属材料からなり、前記複数の第2の突起部の表面の少なくとも一部が前記第2の金属材料より硬質の第2の粒子状部材を含む第2の金属被膜で覆われた第2の熱コネクタ要素とを有し、前記第1の金属被膜と前記第2の金属被膜は、摺動接触状態において凝着することを特徴とする電子機器が提供される。
開示の熱コネクタ及び電子機器によれば、低熱抵抗の接続構造を実現することが可能になる。
本発明の実施の形態の熱コネクタの構成説明図である。 本発明の実施の形態の熱コネクタのコンタクト方法の説明図である。 本発明の実施例1の電子機器の概略的斜視図である。 本発明の実施例1の電子機器の熱接続構造の説明図である。 本発明の実施例1の電子機器に用いる熱コネクタのコンタクト部の構成の説明図である。 本発明の実施例2の電子機器に用いる熱コネクタのコンタクト部の構成の説明図である。 本発明の実施例3の電子機器に用いる熱コネクタのコンタクト部の構成の説明図である。
ここで、図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態の熱コネクタを説明する。図1は、本発明の実施の形態の熱コネクタの構成説明図であり、第1の熱コネクタ要素11と第2の熱コネクタ要素11とを突起部(12,12)を設けた側を対向させて加圧部材17により加圧して摺動接触させる。なお、加圧するためには、支持部材15に取り付けた固定部材16を利用して、加圧部材17を圧縮した状態で第1の熱コネクタ要素11を把持・固定して加圧する。
第1の熱コネクタ要素11は、一方の主面側に複数の第1の突起部12を有しており、この第1の突起部12の表面の少なくとも一部に硬質の第1の粒子状部材14を含む第1の金属被膜13を設けている。また、第2の熱コネクタ要素11も第1の熱コネクタ要素と同様に、一方の主面側に複数の第2の突起部12を有しており、この第2の突起部12の表面の少なくとも一部に硬質の第2の粒子状部材14を含む第2の金属被膜13を設けている。
第1の熱コネクタ要素11及び第2の熱コネクタ要素11は、低熱抵抗部材で形成し、典型的にはCuまたはAlを用いる。第1の金属被膜13及び第2の金属被膜13も低熱抵抗部材からなり、典型的にはAu,Ag、Cu或いはこれらの金属を最大成分とする合金を用いるが、酸化しないAuがより好適である。また、第1の金属被膜13及び第2の金属被膜13の厚さは、0.5μm〜5μm程度が好適である。なお、第1の金属被膜13及び第2の金属被膜13は、第1の突起部12及び第2の突起部12の全表面を覆うようにしても良いし、或いは、その先端部近傍のみを覆うようにしても良い。
また、第1の粒子状部材14及び第2の粒子状部材14は、第1の熱コネクタ要素11及び第2の熱コネクタ要素11の構成部材よりも硬質であれば良く、例えば、SiC、ダイヤモンド、Al、SiO、cBN(立方晶BN)、カーボンナノチューブが典型的なものである。
第1の突起部12及び第2の突起部12の形状は、円錐或いは角錐等の錐状、円錐台、角錐台等の錐台状、或いは、ストライプ状の突起でも良く、いずれにしても、底面積が先端部の面積よりも大きな形状とする。また、その断面形状は、鋸波状でも、二等辺三角形状でも良い。
次に、図2を参照して、本発明の実施の形態の熱コネクタのコンタクト方法を説明する。まず、図2(a)に示すように、第1の突起部12と第2の突起部12の先端部を突き合わせる。次いで、図2(b)に示すように加圧して第1の突起部12と第2の突起部12の先端部を摺動させながら押し込む。この時、第1の突起部12を覆う第1の金属被膜13に含まれる第1の粒子状部材14により第2の突起部12の表面を粗面化し、第2の突起部12を覆う第2の金属被膜13に含まれる第2の粒子状部材14により第1の突起部12の表面を粗面化する。
次いで、図2(c)に示すように、さらに加圧して摺動させることによって、粗化させた面同士が加圧接触することによって、全表面において平滑な面では起こりにくいミクロな凝着現象が起きて良好なコンタクト状態となる。このようなミクロな凝着現象が起こると、固体間同士の接触によっても、通常のヘルツ接触による場合に比較して多くの接触点を確保することができるため、界面の熱抵抗を低減させることができる。
このような熱コンタクトを電子機器の放熱に用いる場合には、電子機器の筐体の少なくとも一面に第1の熱コネクタ要素を設け、さらに電子機器の外部ジャケット等の外側筐体の一部エリアに形成した放熱部材に第2の熱コネクタ要素を取り付ける。この第1のコネクタ要素と第2のコネクタ要素を篏合させて電子機器内部の冷却を行う。
このように、本発明の実施の形態においては、少なくとも表面の一部に硬質の粒子状部材を含む金属被膜で覆われた突起部を有する熱コネクタ要素同士を圧接して互いに表面を粗面化しているので、ミクロな凝着現象により低熱抵抗の接触が可能になる。
次に、図3乃至図5を参照して、本発明の実施例1の電子機器を説明する。図3は、本発明の実施例1の電子機器の概略的斜視図である。筐体成形に用いる金型に、筐体側の熱コネクタとなる部分に金めっきを施した銅からなる熱コネクタ要素30を設置し、インサート成形技術によって、熱コネクタ要素30と筐体樹脂を一体化させて筐体23を形成する。
次いで、筐体23の内部に各種モジュール21やバッテリ22を組み込み、モジュール21に含まれる消費電力の大きいMPUパッケージの表面にTIM(Thermal Interface Material)を介してグラファイトシート25を取り付ける。また、グラファイトシート25の他方の端部をTIMを介して熱コネクタ要素30に取り付ける。なお、図における符号24は筐体底部である。TIMとしては市販のサーマルシート等の高熱伝導性シートやグリース等の高熱導電性物質を用いても良いが、ここでは、TIMとしてインジウムシートを用いる。
また、モバイル端末となる筐体23を覆うラバー製のジャケット40の上部外側にアルミニウム製のフィンを持つヒートシンクとなる放熱部材41を設け、放熱部材41を設けたジャケット40の内側に熱コネクタ要素50をTIMを介して取り付ける。
図4は、本発明の実施例1の電子機器の熱接続構造の説明図であり、図4(a)は、モバイル機器本体部側の熱接続構造を示す断面であり、モジュール21に含まれる消費電力の大きいMPUパッケージの表面にTIM26を介してグラファイトシート25を取り付ける。また、グラファイトシート25の他方の端部をTIM27を介して熱コネクタ要素30に取り付ける。なお、熱コネクタ要素30は、熱コンタクト部材31、筐体23に埋め込まれた埋め込み伝熱部材32及び接続伝熱部材33を備えており、接続伝熱部材33を利用してグラファイトシート25を取り付ける。
図4(b)は、2つの熱コネクタ要素の熱接続構造を示す断面であり、熱コネクタ要素50は、熱コンタクト部材51、接続伝熱部材52、支柱53、バネ部材54、支持部材55及び係合部材56を備えている。この熱コネクタ要素50は、TIM42を介して放熱部材41に取り付ける。
熱コネクタ要素30の熱コンタクト部材31を熱コネクタ要素50の熱コンタクト部材51と当接するように押しつけると、バネ部材54が徐々に圧縮されて、係合部材56が係合用溝34に食い込んで、熱コネクタ要素30を把持・固定する。この時、バネ部材54は圧縮状態になっているので、熱コンタクト部材51を熱コンタクト部材31に押し付けることになる。
図5は本発明の実施例1の電子機器に用いる熱コネクタのコンタクト部の構成の説明図であり、図5(a)は熱コンタクト部の断面図であり、図5(b)は突起の拡大図である。図5(a)及び図5(b)に示すように、熱コンタクト部材31は、銅部材の表面を切削して、一辺の長さ100μm、高さ50μmとなる鋸波状の四角錐の突起35を形成する。この突起35の先端部に平均粒径が5μmのSiC砥粒37を分散させた金めっき液を用いて複合金めっきを行い、Auめっき膜内にSiC砥粒37が混在した3μm厚のAuめっき膜36を形成した。このように、突起35の先端部にAuめっき膜36を形成するためには、メッキ工程において、突起35の底部にレジストを設けておけば良い。
一方、熱コンタクト部材51も同様の構造とし、銅部材の表面を切削して、一辺の長さ100μm、高さ50μmとなる鋸波状の四角錐の突起57を形成する。この突起57の先端部に平均粒径が5μmのSiC砥粒59を分散させた金めっき液を用いて複合金めっきを行い、Auめっき膜内にSiC砥粒59が混在した3μm厚のAuめっき膜58を形成した。
この熱コンタクト部材31と熱コンタクト部材51を互いに突起35,57を押付けて接触させると、突起同士が接触した後、SiC砥粒37,59がAuめっき膜36,58をスクラッチしながらスライドする。この時、突起35,57の接触点では応力が大きく、通常のヘルツ接触に比べて接点が増加し、かつ、ミクロな金同士の凝着が起こるため、界面の熱抵抗は小さくなる。因みに、熱抵抗は1MPaの圧力の場合、金めっきしたフラットな銅部材同士のヘルツ接触では2℃/Wであったが、本発明の実施例1では0.2℃/Wと、塑性変形させた場合の熱抵抗と同等の値が得られた。
このような構造にすることにより、CPU等の発熱部品から発生した熱は筐体を介して外部の放熱部材に伝熱され、筐体内部の温度が必要以上に上昇することを防ぐことができる。また、電子機器内部の温度を低下させることができるため、内部の温度が上昇してしまうと電子部品のパフォーマンスを低下させる要因となる発熱を制御し、携帯機器の性能をフルに発揮させることが可能となる。また、温度劣化を防止し、電子機器の高信頼化に寄与することができる。
次に、図6を参照して、本発明の実施例2の電子機器を説明するが、金属被膜の構造が異なるだけで、基本的構成は上記の実施例1の電子機器と同じであるので、熱コネクタのコンタクト部の構成のみを説明する。
図6は本発明の実施例2の電子機器に用いる熱コネクタのコンタクト部の構成の説明図であり、図6(a)は熱コンタクト部の断面図であり、図6(b)は突起の拡大図である。図6(a)及び図6(b)に示すように、熱コンタクト部材31は、銅部材の表面を切削して、一辺の長さ100μm、高さ50μmとなる鋸波状の四角錐の突起35を形成する。この突起35の先端部にカーボンナノチューブ38を分散させた金めっき液を用いて複合金めっきを行い、Auめっき膜内にカーボンナノチューブ38が混在した1μm厚のAuめっき膜36を形成した。
一方、熱コンタクト部材51も同様の構造とし、銅部材の表面を切削して、一辺の長さ100μm、高さ50μmとなる鋸波状の四角錐の突起57を形成する。この突起57の先端部にカーボンナノチューブ60を分散させた金めっき液を用いて複合金めっきを行い、Auめっき膜内にカーボンナノチューブ60が混在した1μm厚のAuめっき膜58を形成した。
この熱コンタクト部材31と熱コンタクト部材51を互いに突起35,57を押付けて接触させると、突起同士が接触した後、露出したカーボンナノチューブ38,60によって、Auめっき膜36,58がスクラッチされてミクロな金同士の凝着が起こる。因みに、熱抵抗は1MPaの圧力の場合、金めっきしたフラットな銅部材同士のヘルツ接触では2℃/Wであったが、本発明の実施例2では0.5℃/Wの値を得た。この値は上記の実施例1の0.2℃/Wに比べて大きいが、これは、カーボンナノチューブ38,60の直径に応じてAuめっき膜36,58の厚さを薄くしたため、スクラッチ効果が小さくなったためと考えられる。
次に、図7を参照して、本発明の実施例3の電子機器を説明するが、熱コンタクト部の構造が異なるだけで、基本的構成は上記の実施例2の電子機器と同じであるので、熱コネクタのコンタクト部の構成のみを説明する。
図7は本発明の実施例3の電子機器に用いる熱コネクタのコンタクト部の構成の説明図であり、図7(a)は熱コンタクト部の断面図であり、図7(b)は突起の拡大図である。図7(a)及び図7(b)に示すように、熱コンタクト部材31は、銅部材の表面を切削して、底辺の長さ100μm、高さ50μmとなる二等辺三角形状の四角錐の突起39を形成する。この突起39の全面にカーボンナノチューブ38を分散させた金めっき液を用いて複合金めっきを行い、Auめっき膜内にカーボンナノチューブ38が混在した1μm厚のAuめっき膜36を形成した。
一方、熱コンタクト部材51も同様の構造とし、銅部材の表面を切削して、底辺の長さ100μm、高さ50μmとなる二等辺三角形状の四角錐の突起61を形成する。この突起61の全面にカーボンナノチューブ60を分散させた金めっき液を用いて複合金めっきを行い、Auめっき膜内にカーボンナノチューブ60が混在した1μm厚のAuめっき膜58を形成した。
この熱コンタクト部材31と熱コンタクト部材51を互いに突起35,57を押付けて接触させると、この場合も突起同士が接触した後、露出したカーボンナノチューブ38,60によって、Auめっき膜36,58がスクラッチされてミクロな金同士の凝着が起こる。
ここで、実施例1乃至実施例3を含む本発明の実施の形態に関して、以下の付記を付す。
(付記1)複数の第1の突起部を有するとともに第1の金属材料からなり、前記複数の第1の突起部の表面の少なくとも一部が前記第1の金属材料より硬質の第1の粒子状部材を含む第1の金属被膜で覆われた第1の熱コネクタ要素と、前記複数の第1の突起部と摺動接触する複数の第2の突起部を有するとともに第2の金属材料からなり、前記複数の第2の突起部の表面の少なくとも一部が前記第2の金属材料より硬質の第2の粒子状部材を含む第2の金属被膜で覆われた第2の熱コネクタ要素とを有し、前記第1の金属被膜と前記第2の金属被膜は、摺動接触状態において凝着することを特徴とする熱コネクタ。
(付記2)前記第1の突起部と前記第2の突起部とを摺動接触する加圧部材を有することを特徴とする付記1に記載の熱コネクタ。
(付記3)前記第1の金属材料及び前記第2の金属材料が、銅からなることを特徴とする付記1または付記2に記載の熱コネクタ。
(付記4)前記第1の粒子状部材及び前記第2の粒子状部材が、SiC、ダイヤモンド、アルミナ、シリカ、立方晶BN或いはカーボンナノチューブのいずれかからなることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1に記載の熱コネクタ。
(付記5)前記第1の金属被膜及び第2の金属被膜が、金、銀、銅のいずれかの金属、或いは、前記いずれかの金属を最大成分とする合金からなることを特徴とする付記1乃至付記4のいずれか1に記載の熱コネクタ。
(付記6)前記第1の突起部及び第2の突起部が、先端部よりも底部の方が断面積が大きい錐状形状、先端部よりも底部の方が断面積が大きい錐台形状、或いは、先端部よりも底部の方が断面積が大きいストライプ形状であることを特徴とする付記1乃至付記5のいずれか1に記載の熱コネクタ。
(付記7)電子部品を収容する筐体と、前記筐体の少なくとも一面に設けられ、複数の第1の突起部を有するとともに第1の金属材料からなり、前記複数の第1の突起部の表面の少なくとも一部が前記第1の金属材料より硬質の第1の粒子状部材を含む第1の金属被膜で覆われた第1の熱コネクタ要素と、前記筐体の収容する外側筐体と、前記外側筐体の一部に設けられた放熱部材と、前記放熱部材に接触し、前記複数の第1の突起部と摺動接触する複数の第2の突起部を有するとともに第2の金属材料からなり、前記複数の第2の突起部の表面の少なくとも一部が前記第2の金属材料より硬質の第2の粒子状部材を含む第2の金属被膜で覆われた第2の熱コネクタ要素とを有し、前記第1の金属被膜と前記第2の金属被膜は、摺動接触状態において凝着することを特徴とする電子機器。
(付記8)前記電子部品と前記第1の熱コネクタ要素とを熱的に接続する伝熱部材を有し、前記伝熱部材の一端側において高熱伝導性部材を介して前記電子部品と接触し、前記伝熱部材の他端側において高熱伝導性部材を介して前記第1の熱コネクタ要素と接触していることを特徴とする付記7に記載の電子機器。
(付記9)前記第2の熱コネクタ要素が、前記第1の突起部と前記第2の突起部とを摺動接触する加圧部材を有することを特徴とする付記8に記載の電子機器。
(付記10)前記加圧部材が、前記第1の熱コネクタ要素を把持・固定する固定部材と、前記第2の突起部を前記第1の突起部側に押圧するバネ部材を有することを特徴とする付記9に記載の電子機器。
11 第1の熱コネクタ要素
11 第2の熱コネクタ要素
12 第1の突起部
12 第2の突起部
13 第1の金属被膜
13 第2の金属被膜
14 第1の粒子状部材
14 第2の粒子状部材
15 支持部材
16 固定部材
17 加圧部材
20 モバイル機器本体部
21 モジュール
22 バッテリ
23 筐体
24 筐体底部
25 グラファイトシート
26,27 TIM
30 熱コネクタ要素
31 熱コンタクト部材
32 埋め込み伝熱部材
33 接続伝熱部材
34 係合用溝
35 突起
36 Auめっき膜
37 SiC砥粒
38 カーボンナノチューブ
39 突起
40 ジャケット
41 放熱部材
42 TIM
50 熱コネクタ要素
51 熱コンタクト部材
52 接続伝熱部材
53 支柱
54 バネ部材
55 支持部材
56 係合部材
57 突起
58 Auめっき膜
59 SiC砥粒
60 カーボンナノチューブ
61 突起

Claims (5)

  1. 複数の第1の突起部を有するとともに第1の金属材料からなり、前記複数の第1の突起部の表面の少なくとも一部が前記第1の金属材料より硬質の第1の粒子状部材を含む第1の金属被膜で覆われた第1の熱コネクタ要素と、
    前記複数の第1の突起部と摺動接触する複数の第2の突起部を有するとともに第2の金属材料からなり、前記複数の第2の突起部の表面の少なくとも一部が前記第2の金属材料より硬質の第2の粒子状部材を含む第2の金属被膜で覆われた第2の熱コネクタ要素と
    を有し、
    前記第1の金属被膜と前記第2の金属被膜は、摺動接触状態において凝着することを特徴とする熱コネクタ。
  2. 前記第1の粒子状部材及び前記第2の粒子状部材が、SiC、ダイヤモンド、アルミナ、シリカ、立方晶BN或いはカーボンナノチューブのいずれかからなることを特徴とする請求項1に記載の熱コネクタ。
  3. 前記第1の金属被膜及び第2の金属被膜が、金、銀、銅のいずれかの金属、或いは、前記いずれかの金属を最大成分とする合金からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱コネクタ。
  4. 前記第1の突起部及び第2の突起部が、先端部よりも底部の方が断面積が大きい錐状形状、先端部よりも底部の方が断面積が大きい錐台形状、或いは、先端部よりも底部の方が断面積が大きいストライプ形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の熱コネクタ。
  5. 電子部品を収容する筐体と、
    前記筐体の少なくとも一面に設けられ、複数の第1の突起部を有するとともに第1の金属材料からなり、前記複数の第1の突起部の表面の少なくとも一部が前記第1の金属材料より硬質の第1の粒子状部材を含む第1の金属被膜で覆われた第1の熱コネクタ要素と、 前記筐体の収容する外側筐体と、
    前記外側筐体の一部に設けられた放熱部材と、
    前記放熱部材に接触し、前記複数の第1の突起部と摺動接触する複数の第2の突起部を有するとともに第2の金属材料からなり、前記複数の第2の突起部の表面の少なくとも一部が前記第2の金属材料より硬質の第2の粒子状部材を含む第2の金属被膜で覆われた第2の熱コネクタ要素と
    を有し、
    前記第1の金属被膜と前記第2の金属被膜は、摺動接触状態において凝着することを特徴とする電子機器。
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