JP6056339B2 - ブレーキ制御装置 - Google Patents
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Description
このため、ブレーキペダルの踏込速度が速い場合や、ブレーキ操作に応じた制動力が大きい場合などでは、ポンプアップ液圧に応答遅れが生じ、その分、総合制動力がブレーキ操作に応じた制動力に満たないことがあった。これにより、運転者に違和感を与えるおそれがあった。
運転者のブレーキ操作時に、ブレーキ操作状態に応じ、マスタシリンダによる操作対応制動力と回生ブレーキ装置にて発生させる回生制動力とポンプアップ液圧発生装置によるポンプアップ制動力とを協調させて、ブレーキ操作状態に応じた総合制動力を発生させる制御手段と、
この制御手段に含まれ、回生制動力の増加勾配をあらかじめ設定された範囲内に制限して設定し、かつ、ピストンストロークの液圧発生抑制領域では、非液圧発生抑制領域に対して、前記増加勾配の制限を緩和して設定可能とした回生制動力増加特性設定手段と、
を備えていることを特徴とする。
したがって、液圧発生抑制領域では、増加勾配の制限を緩和しないものと比較して、総合制動力における回生制動力の配分を増加させる一方、ポンプアップ制動力の配分を減らすことが可能になる。よって、ポンプアップ液圧の応答性不足による総合制動力不足を抑制することが可能となる。また、このような制動力不足などにより運転者に違和感を与えることを緩和することができる。
実施の形態1のブレーキ制御装置の構成を、「全体システム構成」、「VDCブレーキ液圧ユニット構成」、「ポンプアップ液圧制御構成」「回生ブレーキ装置」に分けて説明する。
図1は、実施の形態1のブレーキ制御装置を適用した前輪駆動によるハイブリッド車の構成を示す。以下、図1に基づき、VDCを利用したブレーキ制御装置の全体構成を説明する。
走行用電動モータ5は、左右前輪(駆動輪)の走行用駆動源として設けられ、駆動モータ機能と発電ジェネレータ機能を持つ。この走行用電動モータ5は、力行時、バッテリ電力を吸込み消費しながらのモータ駆動により、左右前輪へ駆動力を伝達する。そして、回生時、左右前輪の回転駆動に負荷を与えることで電気エネルギに変換し、発電分をバッテリへ充電する。つまり、左右前輪の回転駆動に与える負荷が、回生制動力となる。したがって、この走行用電動モータ5およびその回生制動力を制御するモータコントローラ103により回生ブレーキ装置50が構成されている。
ここで、マスタシリンダ13の構成について説明を加える。
マスタシリンダ13は、図6(b)(d)に示すリザーバポート13aを介してリザーバ14に連通されている。したがって、ブレーキペダル15を踏み込んだ際に、これに連動するピストン13bがマスタシリンダ13の奥側へストロークして、リザーバポート13aが塞がれた時点から、操作対応液圧としてのマスタシリンダ液圧PM/CYLが立ち上がるようになっている。よって、マスタシリンダ13およびリザーバポート13aの配置に基づいて、操作対応液圧発生抑制手段が構成される。
そして、図7の制動力特性図に示すように、ペダルストロークS(=ピストンストローク)が、抑制範囲設定位置STlimを越えて非液圧発生抑制領域に入った時点から、マスタシリンダ液圧PM/CYLが立ち上がる。
図2は、ポンプアップ液圧発生装置の一例であるVDCブレーキ液圧ユニット2を示す。以下、図2に基づいて、VDCブレーキ液圧ユニット2の具体的構成を説明する。
つまり、制動力制御時にブレーキコントローラ101(図1参照)からポンプアップ液圧指令が出力されると、VDCモータ21によるポンプアップ昇圧と、第1M/Cカットソレノイドバルブ25と第2M/Cカットソレノイドバルブ26への作動電流値による差圧コントロールと、によりポンプアップ液圧制御を行う。
図3は、実施の形態1のブレーキ制御装置におけるブレーキコントローラ101で実行されるドライバ要求制動力制御の流れを示す。この処理は、ブレーキ操作の開始をブレーキスイッチ93から入力すると開始される。
ステップS2では、バッテリコントローラ91からのバッテリ充電容量やバッテリ温度などのバッテリ情報や、車速センサ92からの車速情報に基づいて、回生制動可能か否か判定し、回生制動可能な場合はステップS3に進み、回生制動が不可能な場合はステップS6に進む。なお、回生制動不可能な場合は、例えば、バッテリSOCが上限値を越えている満充電状態である場合や、バッテリ温度があらかじめ設定された上限温度よりも高い場合や、車速が設定車速域よりも低くいあるいは高い場合などである。
そして、ステップS4では、ステップS1で得られたドライバ要求制動力を得るのに必要なポンプアップ制動力を求めた後、ステップS5に進む。ここで、ポンプアップ制動力は、ドライバ要求制動力から目標回生制動力および操作対応制動力としてのマスタシリンダ液圧PM/CYLにより得られる制動力を差し引いた値となる。
ステップS5では、モータコントローラ103の制御に基づく走行用電動モータ5の回生発電により目標回生制動力を発生させ、かつ、必要であればVDCブレーキ液圧ユニット2により目標ポンプアップ制動力を発生させ、エンドに進む。
図4は、ステップS3において目標回生制動力を求めるのにあたり、回生制動力の増加勾配を設定する回生制動力増加特性設定制御の流れを示すフローチャートであって、モータコントローラ103にて実行される。
ここで、回生制動力増加勾配マップは、図5において実線で示すように、ペダルストローク速度に比例して、ペダルストローク速度が速いほど、回生制動力の増加勾配が急になる勾配上限非制限特性が設定されている。
すなわち、ブレーキペダル15を踏込速度が相対的に低い場合、マスタシリンダ液圧PM/CYLが立ち上がることなく、ペダルストロークSの微分値が立ち上がる。したがって、この場合には、ペダルストロークSの微分値をペダルストローク速度として用いる。
一方、ブレーキペダル15を踏込速度が相対的に高い場合、マスタシリンダ液圧PM/CYLが立ち上がり、かつ、ペダルストロークSの微分値も立ち上がる。よって、マスタシリンダ液圧PM/CYLとペダルストロークSの微分値との一方、あるいは、両方が、あらかじめ設定された値よりも高い場合には、ペダルストローク速度として、マスタシリンダ液圧PM/CYLに基づく値を用いる。この場合、マスタシリンダ液圧PM/CYLが高いほどペダルストローク速度が速いと判断する。
次に、実施の形態1のブレーキ制御装置の作用を説明する。
まず、制動操作に伴い発生する要求制動力と、回生制動力およびポンプアップ制動力との関係について説明する。
この操作に対し、ブレーキペダル15の踏込速度が遅い場合は、図7に示すように、本実施の形態1では、マスタシリンダ液圧PM/CYLは、ペダルストロークSが抑制範囲設定位置STlimに達した時点から立ち上がる。
このペダルストロークSが抑制範囲設定位置STlimに達するまでの間は、ドライバ要求制動力は、走行用電動モータ5による回生制動力とVDCブレーキ液圧ユニット2によるポンプアップ制動力とのいずれか一方あるいは両方によるベース制動力により得る。
ここで、従来の問題点について説明を加える。
従来、図8に示す回生制動力の増加勾配は、ペダルフィールを考慮して、その上限が一定に設定されていた。
一方、既存のコンベンショナルVDCによるブレーキシステムにおいて、ポンプアップ液圧制御を行った場合、以下に述べるように、特に、ブレーキペダル15の急な踏込時などに、ポンプアップ液圧指令に対する液圧応答速度が追従できない場合があった。このため、図8においてベース制動力を発生する領域において、この液圧応答速度の遅れ分の制動トルクが不足する場合があった。
その後、ペダルストロークSがリザーバポート13a(抑制範囲設定位置STlim)に到達し、ピストン13bがリザーバポート13aを閉鎖すると、液圧ポンプ22は、図6(b)に示すように、リザーバ14からブレーキ液を吸えなくなる。このため、ペダルストロークSが抑制範囲設定位置STlimを通過した後に、図6(c)に示すように、抑制範囲設定位置STlimまでと同様に、ポンプアップ指令値に対し応答遅れを持ちながらポンプアップ液圧実値が上昇する。このペダルストロークSが抑制範囲設定位置STlimを通過した後には、図6(d)に示すように、ピストン13bで押し出したブレーキ液の一部BEがポンプアップ動作により吸込み消費される。このブレーキ液の一部BEが消費されることにより、ペダルストロークSに対しホイールシリンダ液圧PW/CYLが上昇しにくくなる。
ポンプアップ液圧は、ペダルストロークS(=ピストンストローク)の立ち上がりと共に上昇し、抑制範囲設定位置STlimに達してリザーバポート13aが閉鎖された後は、リザーバ14からの吸込ができなくなり、増加が抑制される。
マスタシリンダ液圧PM/CYLは、ブレーキペダル15の急踏みの場合は、ペダルストロークSの立ち上がりと共に上昇する。そして、抑制範囲設定位置STlimに達した後は、上述のようにブレーキ液の一部BEがポンプアップ動作により吸込み消費されるため、上昇が抑制され、段付が生じている。
このため、総合制動力においても、図示のような段付が生じている。なお、総合制動力を示す特性図において点線は、操作対応制動力に相当するマスタシリンダ液圧PM/CYLにおいて、上記の吸込消費が無い場合の本来の操作に対応する立ち上がりを示している。
上記比較例の課題に対し、本実施の形態1では、ブレーキペダル操作に応じた回生制動力増加特性設定制御を行った場合の作用を説明する。
よって、総合制動力にあっても、比較例のようなマスタシリンダ液圧PM/CYLの段付を原因とした、総合制動力の段付の発生が抑制される。
実施の形態1のブレーキ制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
a)実施の形態1のブレーキ制御装置は、
ブレーキ操作状態に応じたピストンストロークによりマスタシリンダ13にて操作対応液圧を発生させ、かつ、この操作対応液圧に応じた操作対応制動力を各ホイールシリンダ4FL、4FR,4RL,4RRにて発生させるブレーキ液圧発生装置1と、
このブレーキ液圧発生装置1に設けられ、ピストンストロークが、ブレーキ操作開始時点の初期位置ST0から、あらかじめ設定された抑制範囲設定位置STlimに達するまでの間の液圧発生抑制領域LTでは、操作対応液圧の発生を抑制する操作対応液圧発生抑制手段(マスタシリンダ13、リザーバポート13a)と、
ブレーキ操作状態を検出するブレーキ操作状態検出手段としてのストロークセンサ3およびマスタシリンダ液圧センサ24と、
ブレーキ操作状態に基づいて回生制動力を発生させる回生ブレーキ装置50と、
マスタシリンダ13と各ホイールシリンダ4FL、4FR,4RL,4RRを連結する液圧系に配置され、ブレーキ液を吸い込んで吐出する液圧ポンプ22によりポンプアップ液圧を発生させて各ホイールシリンダ4FL、4FR,4RL,4RRにポンプアップ制動力を発生させるポンプアップ液圧発生装置としてのVDCブレーキ液圧ユニット2と、
運転者のブレーキ操作時に、ブレーキ操作状態に応じ、マスタシリンダ液圧PM/CYLにより生じる操作対応制動力と回生制動力とポンプアップ制動力とを協調させて、ブレーキ操作状態に応じた総合制動力を発生させる図3のフローチャートに示す処理であるドライバ要求制動力制御を実行する制御手段としての各コントローラ100〜103と、
この制御手段としてのモータコントローラ103に含まれ、回生制動力の増加勾配をあらかじめ設定された範囲内に制限して設定し、かつ、ピストンストロークの液圧発生抑制領域LTでは、非液圧発生抑制領域に対して、増加勾配の制限を緩和して設定可能とする回生制動力増加特性設定制御(図4のフローチャートに示す処理)を実行する回生制動力増加特性設定手段と、
を備えていることを特徴とする。
したがって、ブレーキペダル15の踏込初期の液圧発生抑制領域LTにおいて、ポンプアップ液圧の応答性不足を原因とするドライバ要求制動力に対する総合制動力不足を抑制可能となる。そして、ドライバに対して、ペダル操作に対する制動力不足による違和感、およびペダル反力変化による違和感を与えることを抑制できる。
加えて、増加勾配の制限を緩和して増加勾配を急に設定した場合には、制限を緩和させない場合と比較して、回生制動力を増加させた分だけ回生率を高め、省エネルギを図ることができる。
回生制動力増加特性設定手段としてのモータコントローラ103において回生制動力特性設定制御を実行する部分では、液圧発生抑制領域LTでは、ペダルストロークSの速度が速くなるほど増加勾配の制限を緩和させて増加勾配を急に設定可能としたことを特徴とする。
すなわち、ペダルストローク速度が高いほどポンプアップ制御による応答遅れが生じ、その分、ピストン13bが抑制範囲設定位置STlimを通過後に液圧ポンプ22に吸引されるブレーキ液量が多くなる。
そこで、ペダルストローク速度が速くなるほど、制限を緩和して増加勾配を急に設定可能とすることにより、ペダルストローク速度が速くなるほど、液圧発生抑制領域LTにおける回生制動力の配分を大きくする一方、ポンプアップ制動力の配分を低下させることが可能となる。これにより、ポンプアップ制御の応答遅れによる総合制動力不足を、よりいっそう抑制可能となる。
よって、上記a)の応答性不足による総合制動力不足をより確実に抑制可能となるとともに、運転者に与える違和感もより確実に抑制可能となる。
ブレーキ操作状態検出手段は、ペダルストロークSが抑制範囲設定位置STlimに達した時点でのマスタシリンダ液圧PM/CYLを用い、マスタシリンダ液圧PM/CYLが高いほどペダルストローク速度が速いと判断することを特徴とする。
したがって、ブレーキ操作速度検知手段として、ストロークセンサ3の微分値を使用する場合に比べ、ノイズやサンプリング周期の影響を受けずに、ペダルストローク速度を精度良く検知することができる。
回生制動力増加特性設定手段は、ペダルストロークSの速度が速くなるほど増加勾配を急に設定可能とするのにあたり、増加勾配をペダルストロークSの速度に一次比例させたマップを用いるようにした。
したがって、増加勾配の設定が容易である。
ブレーキ操作状態検出手段は、ペダルストローク速度を算出するのにあたり、ブレーキペダル15の踏込速度に応じ、ペダルストロークSの微分値と、ペダルストロークSが抑制範囲設定位置STlimに達した時点でのマスタシリンダ液圧PM/CYLと、を選択的に用いるようにした。
したがって、踏込速度が設定速度よりも遅い緩い踏込時には、ペダルストロークSが液圧発生抑制領域LT内であるときから、ペダルストロークSの微分値に基づいて、適正な増加勾配を設定し、かつ、これに基づいて適正な回生制動力を算出することができる。
一方、踏込速度が設定速度よりも速い急踏込時においてピストン13bが瞬間的に液圧発生抑制領域LTを通過する場合には、上記c)のように、マスタシリンダ液圧PM/CYLを用いてペダルストローク速度を算出することにより、ノイズやサンプリング周期の影響を受けずに、ペダルストローク速度を精度良く検知することができる。
また、増加勾配を急に設定するのにあたり、ペダルストローク速度に一次比例して増加勾配を急に設定するものに限らず、段階的に傾きを変化させてもよいし、あるいは、ペダルストローク速度に応じて使用する演算式を変えて、増加勾配を急にするのにあたり、ペダルストローク速度が高い場合は、増加勾配を二次曲線的に、時間経過とともに増加の割合増すような勾配にすることも可能である。
また、実施の形態1では、マスタシリンダにおけるピストンストロークとして、ペダルストロークを用いたが、これに限定されない。すなわち、ブレーキペダル以外の操作手段や駆動手段によりピストンをストロークさせる構造であれば、その操作手段や駆動手段による動作量あるいはピストン自体のストロークを検出するようにしてもよい。
2 VDCブレーキ液圧ユニット(ポンプアップ液圧発生装置)
3 ストロークセンサ(ブレーキ操作状態検出手段)
4FL 左前輪ホイールシリンダ
4FR 右前輪ホイールシリンダ
4RL 左後輪ホイールシリンダ
4RR 右後輪ホイールシリンダ
13 マスタシリンダ(操作対応液圧発生抑制手段)
13a リザーバポート(操作対応液圧発生抑制手段)
15 ブレーキペダル
22 液圧ポンプ
24 マスタシリンダ液圧センサ(ブレーキ操作状態検出手段)
50 回生ブレーキ装置
100 統合コントローラ(制御手段)
101 ブレーキコントローラ(制御手段)
102 エンジンコントローラ(制御手段)
103 モータコントローラ(制御手段:回生制動力増加特性設定手段)
LT 液圧発生抑制領域
PM/CYL マスタシリンダ液圧
PW/CYL ホイールシリンダ液圧
S ペダルストローク
ST0 初期位置
STlim 抑制範囲設定位置
Claims (1)
- ブレーキ操作状態に応じたピストンストロークによりマスタシリンダにて操作対応液圧を発生させ、かつ、この操作対応液圧に応じた操作対応制動力をホイールシリンダにて発生させるブレーキ液圧発生装置と、
このブレーキ液圧発生装置に設けられ、前記ピストンストロークが、ブレーキ操作開始時点の初期位置から、あらかじめ設定された抑制範囲設定位置に達するまでの間の液圧発生抑制領域では、前記操作対応液圧の発生を抑制する操作対応液圧発生抑制手段と、
前記ブレーキ操作状態を検出するブレーキ操作状態検出手段と、
前記ブレーキ操作状態に基づいて回生制動力を発生させる回生ブレーキ装置と、
前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダを連結する液圧系に配置され、ブレーキ液を吸い込んで吐出する液圧ポンプによりポンプアップ液圧を発生させて前記ホイールシリンダにポンプアップ制動力を発生させるポンプアップ液圧発生装置と、
運転者のブレーキ操作時に、前記ブレーキ操作状態に応じ、前記操作対応制動力と前記回生制動力と前記ポンプアップ制動力とを協調させて、前記ブレーキ操作状態に応じた総合制動力を発生させる制御手段と、
この制御手段に含まれ、前記回生制動力の増加勾配をあらかじめ設定された範囲内に制限して設定し、かつ、前記ピストンストロークの液圧発生抑制領域では、非液圧発生抑制領域に対して、前記増加勾配の制限を緩和して設定可能とした回生制動力増加特性設定手段と、
を備え、
前記回生制動力増加特性設定手段は、前記液圧発生抑制領域では、前記ピストンストロークの速度が速くなるほど前記増加勾配の制限を緩和して前記増加勾配を設定可能とし
前記ブレーキ操作状態検出手段は、前記ピストンストローク速度を、その速度の高低に応じ、設定速度よりも遅い場合はピストンストロークの微分値を用い、前記設定速度よりも速い場合は、前記ピストンストロークが前記抑制範囲設定位置に達した時点でのマスタシリンダ液圧を用い、前記マスタシリンダ液圧が高いほど前記ピストンストロークの速度が速いと判断することを特徴とするブレーキ制御装置。
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