JP5799741B2 - ブレーキ制御装置 - Google Patents
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Description
・ストロークセンサで目標減速度を決める。
・マスターシリンダピストンがリザーバポートを超えるまでは、マスターシリンダ液圧=0でホイールシリンダ液圧をVDCモータによるポンプアップで得る。その後の制動中においてもポンプアップを継続する。
・差圧弁でホイールシリンダ液圧を調整する。
前記マスターシリンダは、ペダルストローク操作に応じてマスターシリンダ液圧を発生する。
前記ポンプアップ液圧発生手段は、前記マスターシリンダとホイールシリンダを連結する液圧系に配置され、ホイールシリンダ液圧を調整する差圧弁の制御と、低圧リザーバのブレーキ液を吸い込む液圧ポンプの駆動と、によりポンプアップ液圧を発生する。
前記ブレーキ踏み上げ操作検知手段は、ドライバーによるブレーキ踏み上げ操作を検知する。
前記ポンプアップ液圧制御手段は、前記ブレーキ踏み上げ操作の際、少なくともマスターシリンダ内のブレーキ液が前記低圧リザーバに流れ込むストローク位置から、ホイールシリンダ液圧の停滞が終わるストローク位置までを含むストローク領域において、ペダルストロークの上昇に対して滑らかな勾配にて前記ホイールシリンダ液圧が増加するように前記差圧弁を制御する。
このように、マスターシリンダ内のブレーキ液が低圧リザーバに流れ込むことによりホイールシリンダ液圧が停滞するストローク領域での差圧弁制御により、ペダルストロークに対するホイールシリンダ液圧特性の段付きが小さく抑えられる。
この結果、ブレーキ踏み上げ操作の際、ペダルストロークに対するホイールシリンダ液圧特性が段付き特性になるのを抑えることで、制動減速度のフィーリングを向上することができる。
実施例1のブレーキ制御装置の構成を、「全体システム構成」、「VDCブレーキ液圧ユニット構成」、「ポンプアップ液圧制御構成」に分けて説明する。
図1は、実施例1のブレーキ制御装置を適用した前輪駆動によるハイブリッド車の構成を示す。以下、図1に基づき、VDCを利用したブレーキシステムの全体構成を説明する。
図2は、ポンプアップ液圧発生手段の一例であるVDCブレーキ液圧ユニットを示す。以下、図2に基づいて、VDCブレーキ液圧ユニット2の具体的構成を説明する。
つまり、制動力制御時にブレーキコントローラ7からポンプアップ液圧指令が出力されると、VDCモータ21によるポンプアップ昇圧と、第1M/Cカットソレノイドバルブ25と第2M/Cカットソレノイドバルブ26への作動電流値による差圧コントロールと、によりポンプアップ液圧制御を行う。
図3は、実施例1のブレーキ制御装置におけるブレーキコントローラ7で実行されるポンプアップ液圧制御処理の流れを示す(ポンプアップ液圧制御手段)。以下、ポンプアップ液圧制御構成をあらわす図3の各ステップについて説明する。この処理は、ブレーキ踏み上げ操作の開始をブレーキスイッチ93から入力すると開始される。
「ストローク位置S1(WC圧停滞前点)」は、マスターシリンダ13内のブレーキ液が低圧リザーバ23に流れ込む直前のストローク位置であり、予め実験したデータに基づき決める。
「ストローク位置S2(WC圧停滞開始点)」は、マスターシリンダ13内のブレーキ液が低圧リザーバ23に流れ込むストローク位置であり、マスターシリンダ13のリザーバポートの閉鎖位置に到達するペダルストロークに相当する。
「ストローク位置S3(WC圧停滞終了点)」は、ホイールシリンダ液圧の低下が終わるストローク位置であり、昇圧指令によるポンプアップ液圧が所定値に到達し、ポンプアップ液圧を維持する動作に切り替えるペダルストロークに相当する。
「ストローク位置S4(MC圧昇圧点)」は、ホイールシリンダ液圧の低下が終わり要求どおりの昇圧勾配が得られるストローク位置であり、予め実験したデータに基づき決める。
ここで、差圧弁開度を補正する係数は、ストローク位置S1でのホイールシリンダ液圧とストローク位置S4でのホイールシリンダ液圧を、一定の増加勾配(≒目標ホイールシリンダ液圧昇圧勾配map(S))による直線で結ぶようにその値を決定する。
まず、「比較例のポンプアップ液圧制御における課題」の説明を行う。続いて、実施例1のブレーキ制御装置における作用を、「ポンプアップ液圧制御作用」、「差圧弁によるホイールシリンダ液圧特性制御作用」に分けて説明する。
既存のコンベンショナルVDCによるブレーキシステムにおいて、ブレーキ踏み上げ操作にもかかわらず、通常の差圧弁開度制御によりポンプアップ液圧制御を行うものを比較例とする。
ここで、「通常の差圧弁開度制御」とは、ポンプアップ液圧によりホイールシリンダ液圧を所定値まで増加させる際、図5に示すように、ペダルストロークがリザーバポートを切る位置に達するまで所定勾配にて差圧弁開度を低下させる。その後、所定値に達する差圧弁開度を一定に維持する制御をいう。なお、ペダルストロークがリザーバポートを切る位置とは、ペダルストロークがリザーバポートを閉鎖する位置、あるいは、リザーバポートを塞ぐ位置と同じ意味である(実施例1のストローク位置S2に相当)。
VDCブレーキ液圧ユニットの低圧リザーバは、図7に示すように、ピストンと、ピストンに一体のピストンロッドと、ピストンロッドの端部に接し、バネにより付勢されたチェックボール(チェック弁構造)と、を有する構成となっている。したがって、ポンプアップ動作を行うと、低圧リザーバの液室が狭くなる方向(図8の上方向)にピストンが移動し、ピストンロッドがチェックボールを押し上げる。このため、チェックボールにより塞がれていた液路が少し開き、図8の矢印に示すように、マスターシリンダ側から低圧リザーバへブレーキ液が流れ込む。したがって、液圧ポンプのポンプアップ動作により、プライマリピストンで押し出したブレーキ液が吸込み消費されることになる。
(1) マスターシリンダ液圧特性をみると、図9(b)に示すように、ペダルストロークに対しマスターシリンダ液圧が小さくなるため、マスターシリンダ液圧によるペダル反力が低下し、ペダルフィールに違和感が発生する。
すなわち、マスターシリンダ液圧特性としては、速踏み時の特性においても、ゆっくり踏み時の特性に沿うような滑らかに上昇する特性を狙っている。しかし、リザーバポート位置からは狙いよりマスターシリンダ液圧が低くなり、ペダル反力が弱くなる。
(2) ホイールシリンダ液圧特性をみると、図9(c)に示すように、ペダルストロークに対しホイールシリンダ液圧が上昇しにくくなり、ホイールシリンダ液圧特性に段付きが発生する。
すなわち、ホイールシリンダ液圧特性としては、速踏み時の特性においても、ゆっくり踏み時の特性に沿うような滑らかに上昇する特性を狙っている。しかし、リザーバポート位置から折れて低下する段付きが発生すると共に、狙いよりもホイールシリンダ液圧が低くなり、制動G(=制動減速度)が減少する。
上記比較例の課題に対し、ペダルストロークがリザーバポートの閉鎖位置(ストローク位置S2)を通過した後にマスターシリンダからブレーキ液を吸込むことによるホイールシリンダ液圧特性への影響を抑えることが必要である。以下、これを反映するポンプアップ液圧制御作用を説明する。
したがって、これらの場合、ステップS3において、差圧弁開度Qが、通常開度Qに設定される。
したがって、ステップS4では、差圧弁開度Qが、Q(通常開度)×係数により設定される。
以下、図10に基づき、実施例1の差圧弁によるホイールシリンダ液圧特性制御作用を説明する。
すなわち、通常の差圧弁開度制御を行うと、ホイールシリンダ液圧の増加勾配が低下することで段付き特性となるストローク位置S2の前後領域においては、ホイールシリンダ液圧の発生を抑える必要があることから比較例に対しマスターシリンダ液圧との差圧を低くされる。一方、ホイールシリンダ液圧の増加勾配が上昇することで段付き特性となるストローク位置S3の前後領域においては、ホイールシリンダ液圧の低下を抑えてホイールシリンダ液圧の増圧を促す必要があることから比較例に対しマスターシリンダ液圧との差圧を高くする。
すなわち、ストローク位置S2の前後領域においては、ホイールシリンダ液圧の増加を抑えるために差圧弁開度を比較例より開き側にする。一方、ストローク位置S3の前後領域においては、ホイールシリンダ液圧の増加を促すために差圧弁開度を比較例より閉じ側にする。この差圧弁開度の制御は、両M/Cカットソレノイドバルブ25,26の差圧弁開度Qを、ストローク位置S1でのホイールシリンダ液圧とストローク位置S4でのホイールシリンダ液圧を、一定の増加勾配による直線で結ぶように決定された係数により補正することで行われる。
すなわち、マスターシリンダ13内のブレーキ液が低圧リザーバ23に流れ込む直前のストローク位置S1から、ホイールシリンダ液圧の低下が終わり要求どおりの昇圧勾配が得られるストローク位置S4までのストローク領域で、差圧弁開度Qの制御が行われる。この差圧弁開度制御により、ペダルストロークSによって決まる目標ホイールシリンダ液圧WCp*の昇圧勾配map(S)に沿うように、ペダルストロークの上昇に対して滑らかな勾配特性を描いてホイールシリンダ液圧が増加する特性が得られる。
実施例1のブレーキ制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
前記マスターシリンダ4とホイールシリンダ4FL,4FR,4RL,4RRを連結する液圧系に配置され、ホイールシリンダ液圧を調整する差圧弁(第1M/Cカットソレノイドバルブ25、第2M/Cカットソレノイドバルブ26)の制御と、低圧リザーバ23のブレーキ液を吸い込む液圧ポンプ22の駆動と、によりポンプアップ液圧を発生するポンプアップ液圧発生手段(VDCブレーキ液圧ユニット2)と、
ドライバーによるブレーキ踏み上げ操作を検知するブレーキ踏み上げ操作検知手段(ブレーキスイッチ93)と、
前記ブレーキ踏み上げ操作の際、少なくともマスターシリンダ13内のブレーキ液が前記低圧リザーバ23に流れ込むストローク位置S2から、ホイールシリンダ液圧の低下が終わるストローク位置S3までを含むストローク領域において、ペダルストロークの上昇に対して滑らかな勾配にて前記ホイールシリンダ液圧が増加するように前記差圧弁(第1M/Cカットソレノイドバルブ25、第2M/Cカットソレノイドバルブ26)を制御するポンプアップ液圧制御手段(図3)と、
を備える。
このため、ブレーキ踏み上げ操作の際、ペダルストロークSに対するホイールシリンダ液圧特性が段付き特性になるのを抑えることで、制動減速度のフィーリングを向上することができる。
このため、(1)の効果に加え、ブレーキ踏み上げ操作の際、ストローク位置S1からストローク位置S4までの広いストローク領域において、ホイールシリンダ液圧が増加しないということが防止され、ペダルストロークに対するホイールシリンダ液圧特性として滑らか増加する特性を得ることができる。
[VDCブレーキ液圧ユニット構成]
図11は、実施例2のブレーキ制御装置におけるブレーキコントローラ7で実行されるポンプアップ液圧制御処理の流れを示す(ポンプアップ液圧制御手段)。以下、ポンプアップ液圧制御構成をあらわす図11の各ステップについて説明する。この処理は、ブレーキ踏み上げ操作の開始をブレーキスイッチ93から入力すると開始される。
ここで、ストローク速度dS/dtの規定値Sは、リザーバポートを塞いだ後のペダルストローク域において、ブレーキ液の吸込みによりホイールシリンダ液圧が低下するストローク速度を実験により求めて設定する。
ここで、差圧弁開度を補正する係数は、ストローク位置S2でのホイールシリンダ液圧と、ストローク位置S4でのホイールシリンダ液圧と、を一定の増加勾配による直線で結ぶようにその値を決定する。
[ポンプアップ液圧制御作用]
実施例2のポンプアップ液圧制御作用を説明する。
したがって、これらの場合、ステップS24において、差圧弁開度Qが、通常開度Qに設定される。
したがって、ステップS25では、差圧弁開度Qが、Q(通常開度)×係数により弁開度を閉じ側に設定され、低下しているホイールシリンダ液圧が増圧される。
以下、図12に基づき、実施例2の差圧弁によるホイールシリンダ液圧特性制御作用を説明する。
すなわち、通常の差圧弁開度制御を行うと、ホイールシリンダ液圧の増加勾配が低下することで段付き特性となるストローク位置S2からストローク位置S4のストローク領域において、ホイールシリンダ液圧の低下を抑えてホイールシリンダ液圧の増圧を促す必要があることから比較例に対しマスターシリンダ液圧との差圧を高くする。
すなわち、ストローク位置S2からストローク位置S4のストローク領域において、ホイールシリンダ液圧の増加を促すために差圧弁開度を比較例より閉じ側にする。この差圧弁開度の制御は、両M/Cカットソレノイドバルブ25,26の差圧弁開度Qを、ストローク位置S2でのホイールシリンダ液圧とストローク位置S4でのホイールシリンダ液圧を、一定の増加勾配による直線で結ぶように決定された係数により補正することで行われる。
すなわち、マスターシリンダ13内のブレーキ液が低圧リザーバ23に流れ込むストローク位置S2から、ホイールシリンダ液圧の低下が終わり要求どおりの昇圧勾配が得られるストローク位置S4までのストローク領域で、差圧弁開度Qの制御が行われる。この差圧弁開度制御により、ペダルストロークSによって決まる目標ホイールシリンダ液圧WCp*の昇圧勾配map(S)に沿うように、ペダルストロークの上昇に対して滑らかな勾配特性を描いてホイールシリンダ液圧が増加する特性が得られる。
なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例2のブレーキ制御装置にあっては、下記の効果を得ることができる。
このため、実施例1の(1)の効果に加え、ブレーキ踏み上げ操作の際、ストローク位置S2からストローク位置S4までのストローク領域において、ホイールシリンダ液圧を増圧することで、ペダルストロークに対するホイールシリンダ液圧特性として上昇勾配を保ちながら滑らかに増加する特性を得ることができる。
なお、差圧弁開度の閉じ制御を、ストローク速度dS/dtがdS/dt>Sのとき行うことで、速踏み時、ストローク位置S2からストローク位置S4までのストローク領域におけるホイールシリンダ液圧の過度な減圧を抑えることができる。
[VDCブレーキ液圧ユニット構成]
図13は、実施例3のブレーキ制御装置におけるブレーキコントローラ7で実行されるポンプアップ液圧制御処理の流れを示す(ポンプアップ液圧制御手段)。以下、ポンプアップ液圧制御構成をあらわす図13の各ステップについて説明する。この処理は、ブレーキ踏み上げ操作の開始をブレーキスイッチ93から入力すると開始される。
ここで、ストローク速度dS/dtの規定値Sは、リザーバポートを塞いだ後のペダルストローク域において、ブレーキ液の吸込みによりホイールシリンダ液圧が低下するストローク速度を実験により求めて設定する。
ここで、差圧弁開度を補正する係数は、ストローク位置S1でのホイールシリンダ液圧と、ストローク位置S3でのホイールシリンダ液圧と、を一定の増加勾配による直線で結ぶようにその値を決定する。
[ポンプアップ液圧制御作用]
実施例3のポンプアップ液圧制御作用を説明する。
したがって、これらの場合、ステップS34において、差圧弁開度Qが、通常開度Qに設定される。
したがって、ステップS35では、差圧弁開度Qが、Q(通常開度)×係数により弁開度を開き側に設定され、増加しているホイールシリンダ液圧が低減される。
以下、図14に基づき、実施例3の差圧弁によるホイールシリンダ液圧特性制御作用を説明する。
すなわち、通常の差圧弁開度制御を行うと、ホイールシリンダ液圧の増加勾配が突出することで段付き特性となるストローク位置S1からストローク位置S3のストローク領域において、ホイールシリンダ液圧の増加を抑える必要があることから比較例に対しマスターシリンダ液圧との差圧を低くする。
すなわち、ストローク位置S1からストローク位置S3のストローク領域において、ホイールシリンダ液圧の抑制を促すために差圧弁開度を比較例より開き側にする。この差圧弁開度の制御は、両M/Cカットソレノイドバルブ25,26の差圧弁開度Qを、ストローク位置S1でのホイールシリンダ液圧とストローク位置S3でのホイールシリンダ液圧を、一定の増加勾配による直線で結ぶように決定された係数により補正することで行われる。
すなわち、マスターシリンダ13内のブレーキ液が低圧リザーバ23に流れ込む直前のストローク位置S1から、ホイールシリンダ液圧の低下が終わるストローク位置S3までのストローク領域で、差圧弁開度Qの制御が行われる。この差圧弁開度制御により、ペダルストロークの上昇に対して緩やかで滑らかな勾配特性を描いてホイールシリンダ液圧が増加する特性が得られる。
なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例3のブレーキ制御装置にあっては、下記の効果を得ることができる。
このため、実施例1の(1)の効果に加え、ブレーキ踏み上げ操作の際、ストローク位置S1からストローク位置S3までのストローク領域において、ホイールシリンダ液圧を減圧することで、ペダルストロークに対するホイールシリンダ液圧特性として上昇勾配を緩やかにしながら滑らかに増加する特性を得ることができる。
なお、差圧弁開度の開き制御を、ストローク速度dS/dtがdS/dt<Sのとき行うことで、速くない踏み込み操作時、ストローク位置S1からストローク位置S3までのストローク領域におけるホイールシリンダ液圧の過度な増圧を抑えることができる。
13 マスターシリンダ
2 VDCブレーキ液圧ユニット(ポンプアップ液圧発生手段)
21 VDCモータ
22 液圧ポンプ
23 低圧リザーバ
24 マスターシリンダ液圧センサ
25 第1M/Cカットソレノイドバルブ(差圧弁)
26 第2M/Cカットソレノイドバルブ(差圧弁)
3 ストロークセンサ
4FL 左前輪ホイールシリンダ
4FR 右前輪ホイールシリンダ
4RL 左後輪ホイールシリンダ
4RR 右後輪ホイールシリンダ
5 走行用電動モータ
61 プライマリ液圧管
62 セカンダリ液圧管
63 左前輪液圧管
64 右前輪液圧管
65 左後輪液圧管
66 右後輪液圧管
7 ブレーキコントローラ
8 モータコントローラ
9 統合コントローラ
91 バッテリコントローラ
92 車速センサ
93 ブレーキスイッチ(ブレーキ踏み上げ操作検知手段)
94 ホイールシリンダ液圧センサ
Claims (4)
- ペダルストローク操作に応じてマスターシリンダ液圧を発生するマスターシリンダと、
前記マスターシリンダとホイールシリンダを連結する液圧系に配置され、ホイールシリンダ液圧を調整する差圧弁の制御と、低圧リザーバのブレーキ液を吸い込む液圧ポンプの駆動と、によりポンプアップ液圧を発生するポンプアップ液圧発生手段と、
ドライバーによるブレーキ踏み上げ操作を検知するブレーキ踏み上げ操作検知手段と、
前記ブレーキ踏み上げ操作の際、少なくともマスターシリンダ内のブレーキ液が前記低圧リザーバに流れ込むストローク位置から、ホイールシリンダ液圧の停滞が終わるストローク位置までを含むストローク領域において、ペダルストロークの上昇に対して滑らかな勾配にて前記ホイールシリンダ液圧が増加するように前記差圧弁を制御するポンプアップ液圧制御手段と、
を備えることを特徴とするブレーキ制御装置。 - 請求項1に記載されたブレーキ制御装置において、
前記ポンプアップ液圧制御手段は、前記ブレーキ踏み上げ操作の際、マスターシリンダ内のブレーキ液が前記低圧リザーバに流れ込む直前のストローク位置から、ホイールシリンダ液圧の停滞が終わり要求どおりの昇圧勾配が得られるストローク位置までの間において、ペダルストロークに対するホイールシリンダ液圧の増加勾配を滑らかな勾配にするように前記差圧弁の開度を制御する
ことを特徴とするブレーキ制御装置。 - 請求項1に記載されたブレーキ制御装置において、
前記ポンプアップ液圧制御手段は、前記ブレーキ踏み上げ操作の際、マスターシリンダ内のブレーキ液が前記低圧リザーバに流れ込むストローク位置から、ホイールシリンダ液圧の停滞が終わり要求どおりの昇圧勾配が得られるストローク位置までの間において、ペダルストロークに対するホイールシリンダ液圧の増加勾配を滑らかな勾配にするように前記差圧弁の開度を閉じ制御する
ことを特徴とするブレーキ制御装置。 - 請求項1に記載されたブレーキ制御装置において、
前記ポンプアップ液圧制御手段は、前記ブレーキ踏み上げ操作の際、マスターシリンダ内のブレーキ液が前記低圧リザーバに流れ込む直前のストローク位置から、ホイールシリンダ液圧の停滞が終わるストローク位置までの間において、ペダルストロークに対するホイールシリンダ液圧の増加勾配を滑らかな勾配にするように前記差圧弁の開度を開き制御する
ことを特徴とするブレーキ制御装置。
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