JP6056063B2 - 圧着端子 - Google Patents

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Description

本発明は、圧着端子に関し、詳しくは、太物電線の中間ジョイントに用いることが好適な圧着端子に関する。
幹線となる電線の中間の被覆を所定長さで皮剥し、露出した導体に対して枝線となる電線の導体を接続するために、圧着端子が用いられる(下記特許文献1、2参照)。以下、簡単に説明をする。
図7(a)において、引用符号51は幹線となる電線、引用符号52は枝線となる電線をそれぞれ示す。電線51は、この中間に導体露出部53が形成される。導体露出部53は、被覆54の中間を所定長さで皮剥して導体55を露出させることにより形成される。一方、電線52は、この端末に導体露出部56が形成される。導体露出部56は、被覆57の端末を所定長さで皮剥して導体58を露出させることにより形成される。
引用符号59は導体露出部53、56同士を接続するための圧着端子を示す。導体露出部53、56は、これらが重なった状態で圧着端子59の全体に加締めが施されると、圧着端子59により圧着されて電気的に接続される。圧着接続後は、テープ巻き60等で絶縁処理が施される。
図7(b)において、引用符号61は幹線となる電線、引用符号62は枝線となる電線をそれぞれ示す。また、引用符号63は圧着端子を示す。図7(b)は図7(a)と基本的に同じ構成であって、引用符号64は電線61の導体露出部を示す。また、引用符号65、66は電線61を構成する被覆、導体を示す。引用符号67は電線62の導体露出部を示す。また、引用符号68、69は電線62を構成する被覆、導体を示す。
導体露出部64、67は、これらが重なった状態で圧着端子63の全体に加締めが施されると、圧着端子63により圧着されて電気的に接続される。圧着接続状態における引用符号70はベルマウスを示す。また、引用符号71は視認部を示す。視認部71は、外部から導体露出部64、67の圧着接続状態を確認する切り欠き窓のような形状部分に形成される。
特開平5−101865号公報 特開平7−22075号公報
ところで、上記従来の圧着端子59、63にあっては、この全体に加締めが施されることから、言い換えれば端子全体が圧着部分として形成されることから、端子圧着装置による圧着端子59、63への加締め時において端子位置が安定しないという問題点を有する。端子位置が安定しなければ、圧着接続状態に対する信頼性の低下を招いてしまうという問題点も有する。
また、上記従来の圧着端子59、63にあっては、導体露出部64、67を重ねた状態で加締めが施されることから、重ねた状態にバラツキがあると、上記同様に信頼性の低下を招いてしまうという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、加締め時における端子位置を安定させることが可能であり、また、圧着接続状態に対する信頼性を高めることも可能な圧着端子を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明は、被覆を除去して導体を露出させた導体露出部同士を圧着接続する圧着端子において、表面及び裏面を有する基板と、該基板の一端に形成され且つ前記表面側が前記導体露出部の載置面として形成される第一圧着部と、前記基板の他端に形成され且つ前記裏面側が前記導体露出部の載置面として形成される第二圧着部とを有し、さらに、前記基板の中間を、端子圧着装置による前記第一圧着部及び前記第二圧着部への加締め時に用いる端子固定用のガイド部として形成することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の圧着端子において、前記ガイド部を、この側部から前記端子圧着装置の端子固定部に形成された凹部に対し挿抜自在となる帯板形状の部分、且つ前記凹部への挿入時には該凹部にて前記表面及び裏面が固定される帯板形状の部分に形成することを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の圧着端子において、前記ガイド部の前記側部を、前記凹部の奥部分に突き当てて位置決めをする部分として形成することを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1、2又は3に記載の圧着端子において、当該圧着端子を太物電線の中間ジョイントに用いることを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、端子固定用のガイド部を有することから、このようなガイド部を用いることで端子圧着装置に対し圧着端子を固定することができる。従って、本発明によれば、圧着部への加締め時において端子位置を安定させることができるという効果を奏する。端子位置を安定させることができれば、圧着接続状態に対する信頼性を高めることができるという効果も奏する。また、本発明によれば、第一圧着部及び第二圧着部を有し圧着接続部分の分離化を図ることから、圧着接続部分における従来のようなバラツキを防止することができる。従って、本発明によれば、上記同様に信頼性を高めることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、請求項1の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、ガイド部の形状を帯板形状に形成することから、端子圧着装置の凹部に対し挿抜し易く、また、固定し易いガイド部にすることができるという効果を奏する。これにより、作業性のよい圧着端子を提供することができるという効果も奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、請求項2の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、ガイド部の側部を端子圧着装置の凹部の奥部分に突き当てるようにすることから、突き当てにより位置決めをすることができるという効果を奏する。これにより、圧着接続状態に対する信頼性を更に高めることができるという効果も奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、請求項1、2又は3の効果に加え次のような効果も奏する。すなわち、本発明の圧着端子を太物電線の中間ジョイント用として提供することができるという効果を奏する。
本発明の圧着端子とこの圧着端子によりジョイントされる電線の側面図である。 圧着端子の斜視図である。 圧着端子の図であり、(a)は図2のA視の図、(b)は図2のB視の図、(c)は図2のC視の図である。 端子圧着装置及び圧着接続に係る説明図である。 端子圧着装置及び圧着接続に係る説明図である。 端子圧着装置及び圧着接続に係る説明図である。 従来例の圧着端子とこの圧着端子によりジョイントされる電線の図であり、(a)は第一従来例の側面図、(b)は第二従来例の斜視図である。
第一圧着部及び第二圧着部と、これらの間のガイド部とを有する圧着端子を提供する。圧着端子による圧着接続部分は、第一圧着部及び第二圧着部にて分離化される。ガイド部は、加締め時に端子固定部分として用いられる。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明の圧着端子とこの圧着端子によりジョイントされる電線の側面図である。また、図2は圧着端子の斜視図、図3は図2のA視〜C視の図、図4〜図6は端子圧着装置及び圧着接続に係る説明図である。
図1において、本発明の圧着端子1は、幹線となる電線2の中間に枝線となる電線3の端末をジョイントするために用いられる。先ず、電線2、3について説明をし、次に本発明の圧着端子1について説明をする。
電線2、3は、特に限定するものでないが、高圧の太物電線(高圧電線)であって、共に同じ構成のものが用いられる(高圧に限らず低圧の電線であってもよいものとする)。本実施例においては、異なるサイズのものが用いられる。すなわち、幹線となる電線2の方が太く、枝線となる電線3の方が若干細くなる太物電線である。このような電線2、3は、導体4と絶縁体5(被覆)とを備えて構成される。
導体4は、金属製であって導電性を有する。導体4は、断面円形状であって、電線2、3の一端から他端にかけてほぼ同じ径でのびるように形成される。導体4は、銅や銅合金、或いはアルミニウムやアルミニウム合金により製造される。導体4に関しては、素線を撚り合わせてなる導体構造のものや、断面矩形又は丸形(円形)となる棒状の導体構造(例えば平角単心や丸単心となる導体構造であり、この場合、電線自体も棒状となる)のもののいずれであってもよいものとする。本実施例においては、アルミニウム製の撚り線が採用される。
絶縁体5は、樹脂製であって絶縁性を有する。絶縁体5は、導体4の外面に所定の肉厚で押出成形により断面円形状に形成される。尚、絶縁性の樹脂材料としては、PPやPVC、架橋PE等が挙げられるものとする。樹脂材料に関しては、耐摩耗性や耐薬品性、耐熱性等に配慮して適宜選定されるものとする。
幹線となる電線2は、この中間に導体露出部6が形成される。導体露出部6は、絶縁体5の中間を所定長さで皮剥して導体4を露出させることにより形成される。一方、枝線となる電線3は、この端末に導体露出部7が形成される。導体露出部7は、絶縁体5の端末を所定長さで皮剥して導体4を露出させることにより形成される。
電線2、3は、これらの導体露出部6、7同士が重ね合わされず、圧着端子1により圧着接続部分が分離化した状態で電気的に接続される。
図1ないし図3において、圧着端子1は、金属製であって導電性を有する。圧着端子1は、所定の厚みとなる金属板をプレス加工することにより形成される。尚、圧着端子1は、上記の如く、幹線となる電線2の中間(導体露出部6)に枝線となる電線3の端末(導体露出部7)をジョイントするため端子金具であることから、名称を中間ジョイント端子と読み替えてもよいものとする。
圧着端子1は、基板8と、第一圧着部9と、第二圧着部10と、ガイド部11とを有する。第一圧着部9と第二圧着部10は、基板8に一体に形成され、ガイド部11は基板8の一部として形成される。尚、ダッシュ付きの第一圧着部9′と第二圧着部10′は、加締めを施す前の状態を示すものとする。また、ダッシュ無しの第一圧着部9と第二圧着部10は、加締め後の状態を示すものとする。
図2及び図3において、基板8は、圧着端子1の底板となる部分であって、上記金属板を打ち抜き基板8以外の部分に曲げ加工を施す前の状態が端子軸の方向にのびる略帯板形状に形成される。基板8における引用符号12は表面、13は裏面、14は一端、15は他端、16は一対の側部をそれぞれ示す。基板8は、表面12及び裏面13が平行になるように、また、一対の側部16が平行になるように形成される。
本実施例においては、第一圧着部9(第一圧着部9′)が幹線となる電線2の導体露出部6を圧着接続する部分として形成され、第二圧着部10(第二圧着部10′)は枝線となる電線3の導体露出部7を圧着接続する部分として形成される。また、本実施例においては、電線2、3のサイズが異なることから、第一圧着部9(第一圧着部9′)の方が大きく形成され、第二圧着部10(第二圧着部10′)の方は若干小さく形成される。
第一圧着部9′は、基板8の一端14に配置形成される。第一圧着部9′は、所謂一対のワイヤーバレルであって、断面が略U字状となる形状に形成される。第一圧着部9′は、基板8の表面12側が電線2の導体露出部6に対する載置面17として形成される。
第一圧着部9′の内面には、複数のセレーション18が形成される。本実施例のセレーション18は、プレス加工により線打ちされた溝形状に形成される(図中の本数は一例であるものとする)。尚、溝形状以外としては、例えばディンプル形状等が挙げられるものとする。
第一圧着部9′の内面や載置面17により区画される内部空間は、導体露出部6に対する挿入空間19として形成される。第一圧着部9′は、このような挿入空間19が形成されるとともに、端子軸の方向と、載置面17の配置反対側方向とが開放されるように形成される。
第一圧着部9′における端子軸の方向の幅W1と、基板8の一端14からの高さH1は、導体露出部6のサイズ等に応じて適宜設定されるものとする。本実施例においては、加締めを施した時の形状がM字状になるような高さH1に設定されるものとする。また、導体露出部6を包み込むことができるような高さH1に設定されるものとする。
第二圧着部10′は、基板8の他端15に配置形成される。第二圧着部10′は、第一圧着部9′と基本的に同じに形成される。具体的には、所謂一対のワイヤーバレルであって、断面が略U字状となる形状に形成される。第二圧着部10′は、基板8の裏面13側が電線3の導体露出部7に対する載置面20として形成される。
第二圧着部10′の内面には、複数のセレーション21が形成される。第二圧着部10′の内面や載置面20により区画される内部空間は、導体露出部7に対する挿入空間22として形成される。第二圧着部10′は、このような挿入空間22が形成されるとともに、端子軸の方向と、載置面20の配置反対側方向とが開放されるように形成される。
第二圧着部10′における端子軸の方向の幅W2と、基板8の他端15からの高さH2は、導体露出部7のサイズ等に応じて適宜設定されるものとする。本実施例においては、加締めを施した時の形状がM字状になるような高さH2に設定されるものとする。また、導体露出部7を包み込むことができるような高さH2に設定されるものとする。
ガイド部11は、後述する端子圧着装置31(図4参照)による第一圧着部9′及び第二圧着部10′への加締め時に用いられる端子固定部分であって、基板8の中間がこれに該当する。ガイド部11の形状は、基板8の形状そのものであって、上記の如く端子軸の方向にのびる略帯板形状に形成される。このようなガイド部11は、端子圧着装置31の後述する端子固定部34に形成された凹部35に挿入されると、凹部35により表面12及び裏面13が固定される形状にも形成される。
ガイド部11の側部、すなわち基板8の側部16は、位置決め当接面23として形成される。この位置決め当接面23は、後述する凹部35の奥部分に突き当てて位置決めをする部分として形成される。
続いて、図4を参照しながら端子圧着装置31について説明をする。端子圧着装置31は、圧着端子1に加締めを施して圧着接続状態にするための装置として用いられる。
図4において、端子圧着装置31は、加締め型上部(上型)としてのクリンパー32と、加締め型下部(下型)としてのアンビル33と、端子固定部34とを含んで構成される(ここで説明しない他の構成については公知のものと同じであるものとする)。
クリンパー32は、本実施例において、圧着端子1の第一圧着部9′及び第二圧着部10′をそれぞれ加締めによりM字状に変形させることができる形状に形成される。一方、アンビル33は、加締めの際に受け部分として機能することができる形状に形成される。また、アンビル33は、圧着端子1を置くことができる形状にも形成される。
端子固定部34は、凹部35を有する。この凹部35は、圧着端子1のガイド部11を横差しで挿抜自在に固定する部分として、また、ガイド部11をガタ付きなく(ぐら付きなく)固定する部分として形成される。さらに、凹部35は、ガイド部11の形状(略帯板形状)に合わせた凹み部分として形成される。このような凹部35の奥部分には、ガイド部11の位置決め当接面23に対する突き当て面36が形成される。
続いて、図4ないし図6を参照しながら圧着端子1を用いての電線2、3のジョイント方法について、八つの工程を挙げながら説明をする。
図4及び図5において、第一工程では、圧着端子1が端子圧着装置31にセットされる。圧着端子1は、このガイド部11が凹部35に挿入されると、ガタ付きなく(ぐら付きなく)固定される。圧着端子1は、端子圧着装置31へのセットの際に、位置決め当接面23が突き当て面36に突き当たるようにセットされると、第二圧着部10′がクリンパー32とアンビル33との位置に合うように配置される。すなわち、加締めを施すにあたり最適な位置に配置される(ここでの位置決めは一例であるものとする。本実施例の場合、寸法整合等で成立させることができることから、構造の簡素化や小型化に有効であるという利点を有する)。
第二工程では、枝線となる電線3の導体露出部7が第二圧着部10′の挿入空間22に挿入される。導体露出部7の挿入が完了すると、第二圧着部10′への加締めが可能な状態になる。尚、本実施例においては、枝線となる電線3の方が先に圧着接続される。
第三工程では、導体露出部7が圧着端子1により圧着接続される。第二圧着部10′は、クリンパー32とアンビル33にて挟み込まれ、このような加締めにより図1及び図6に示す如くの圧着部10の状態に変形する。図示状態に第二圧着部10が変形すると、導体露出部7は圧着端子1により圧着接続された状態になる(第二圧着部10における引用符号37はベルマウスを示す)。
第四工程では、上記の圧着接続後、凹部35からガイド部11を抜くようにして圧着端子1が端子圧着装置31から取り外される。取り外された電線3付きの圧着端子1は、これを裏から表に返した状態で次の工程へと移行する。
図6において、第五工程では、裏から表に返した状態の圧着端子1が端子圧着装置31にセットされる。圧着端子1は、このガイド部11が凹部35に挿入されると、ガタ付きなく(ぐら付きなく)固定される。圧着端子1は、端子圧着装置31へのセットの際に、位置決め当接面23が突き当て面36に突き当たるようにセットされると、第一圧着部9′がクリンパー32とアンビル33との位置に合うように配置される。すなわち、加締めを施すにあたり最適な位置に配置される。
第六工程では、幹線となる電線2の導体露出部6が第一圧着部9′の挿入空間19に挿入される。導体露出部6の挿入が完了すると、第一圧着部9′への加締めが可能な状態になる。
第七工程では、導体露出部6が圧着端子1により圧着接続される。第一圧着部9′は、クリンパー32とアンビル33にて挟み込まれ、このような加締めにより図1に示す如くの第一圧着部9の状態に変形する。図示状態に第一圧着部9が変形すると、導体露出部6は圧着端子1により圧着接続された状態になる(第一圧着部9における引用符号38はベルマウスを示す)。
第八工程では、上記の圧着接続後、凹部35からガイド部11を抜くようにして圧着端子1が端子圧着装置31から取り外される。電線2、3付きの状態で圧着端子1が端子圧着装置31から取り外されると、一連の工程が完了する。
尚、端子圧着装置31から取り外された後は、絶縁体5に跨るように第一圧着部9及び導体露出部6と、第二圧着部10及び導体露出部7とをテープ巻きする絶縁処理が施されるものとする(図示省略)。
以上、図1ないし図5を参照しながら説明してきたように、本発明の圧着端子1によれば、端子固定部用としてのガイド部11を有することから、このようなガイド部11を用いることにより圧着端子1を端子圧着装置31に対し固定することができる。従って、本発明の圧着端子1によれば、第一圧着部9′及び第二圧着部10′へのそれぞれの加締め時において、端子位置を安定させることができるという効果を奏する。
また、本発明の圧着端子1によれば、上記の如く端子位置を安定させることができることから、圧着上の品質を確保し、以て圧着接続状態に対する信頼性を高めることができるという効果も奏する。
さらに、本発明の圧着端子1によれば、位置決め当接面23を端子圧着装置31の凹部35の突き当て面36に突き当てることから、この突き当てにより圧着端子1の位置決めをし、確実に圧着接続をすることができるという効果も奏する。すなわち、圧着接続状態に対する信頼性を更に高めることができるという効果も奏する。
さらにまた、本発明の圧着端子1によれば、第一圧着部9及び第二圧着部10を有して圧着接続部分の分離化を図ることから、圧着接続部分における従来のようなバラツキを防止することができる。従って、本発明の圧着端子1によれば、圧着接続状態に対する信頼性を更に高めることができるという効果も奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。一例を挙げるとすると、中間ジョイントではなく電線2、3の端末同士を圧着接続する場合に、本発明の圧着端子1を用いることが挙げられる。
尚、上記で説明した電線2、3のジョイント方法について特徴づけると、次のようになる。すなわち、電線2、3のジョイント方法は、「圧着端子1に形成されたガイド部11を端子圧着装置31の端子固定部34に固定する第一工程と、圧着端子1に形成された第二圧着部10′に枝線となる電線3の導体露出部7を挿入する第二工程と、第二圧着部10′に加締めを施して第二圧着部10の状態に変形させこれにより導体露出部7を圧着接続する第三工程と、端子固定部34からガイド部11を抜くようにして圧着端子1を端子圧着装置31から取り外すとともに、取り外した圧着端子1を裏返しの状態にする第四工程と、裏返しの状態でガイド部11を端子圧着装置31の端子固定部34に固定する第五工程と、圧着端子1に形成された第一圧着部9′に幹線となる電線2の導体露出部6を挿入する第六工程と、第一圧着部9′に加締めを施して第一圧着部9の状態に変形させこれにより導体露出部6を圧着接続する第七工程と、端子固定部34からガイド部11を抜くようにして圧着端子1を端子圧着装置31から取り外す第八工程と、を含む」ことを特徴とすることができる(ジョイント方法の効果は、圧着端子1の効果と同様である)。
1…圧着端子
2、3…電線
4…導体
5…絶縁体(被覆)
6、7…導体露出部
8…基板
9、9′…第一圧着部
10、10′…第二圧着部
11…ガイド部
12…表面
13…裏面
14…一端
15…他端
16…側部
17、20…載置面
18、21…セレーション
19、22…挿入空間
23…位置決め当接面
31…端子圧着装置
32…クリンパー
33…アンビル
34…端子固定部
35…凹部
36…突き当て面
37、38…ベルマウス

Claims (4)

  1. 被覆を除去して導体を露出させた導体露出部同士を圧着接続する圧着端子において、
    表面及び裏面を有する基板と、
    該基板の一端に形成され且つ前記表面側が前記導体露出部の載置面として形成される第一圧着部と、
    前記基板の他端に形成され且つ前記裏面側が前記導体露出部の載置面として形成される第二圧着部とを有し、さらに、
    前記基板の中間を、端子圧着装置による前記第一圧着部及び前記第二圧着部への加締め時に用いる端子固定用のガイド部として形成する
    ことを特徴とする圧着端子。
  2. 請求項1に記載の圧着端子において、
    前記ガイド部を、この側部から前記端子圧着装置の端子固定部に形成された凹部に対し挿抜自在となる帯板形状の部分、且つ前記凹部への挿入時には該凹部にて前記表面及び裏面が固定される帯板形状の部分に形成する
    ことを特徴とする圧着端子。
  3. 請求項2に記載の圧着端子において、
    前記ガイド部の前記側部を、前記凹部の奥部分に突き当てて位置決めをする部分として形成する
    ことを特徴とする圧着端子。
  4. 請求項1、2又は3に記載の圧着端子において、
    当該圧着端子を太物電線の中間ジョイントに用いる
    ことを特徴とする圧着端子。
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