JP6055881B1 - 長円運動装置及び長円運動装置用の移動制御装置 - Google Patents

長円運動装置及び長円運動装置用の移動制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】例えば巻線装置に応用でき、巻線の巻き幅と巻き高さを簡易に変更できる長円運動装置を提供する。【解決手段】線材繰り出し用ノズルを有する可動部材6は、X方向往復運動装置11によるX方向での往復運動と、Y方向往復運動装置12によるY方向での往復運動の合成によって、XY面内で長円運動を行う。X方向往復運動装置11は、XY面と直交する軸線回りに回転でき且つカム曲線部15を有するカム部材13と、該カム曲線部15と係合し得るカムフォロア部16を有する揺動部材17を具える。カム部材13が回転すると揺動部材17が揺動し、これに伴いアーム22が、該アームの長さ方向の所要部位に設けられた中間枢着部43を支点としてXY面内で揺動する。中間枢着部43の位置変更によってアーム22の揺動振幅を変更できる。【選択図】図4

Description

本発明は、長円運動装置に関するものであり、より詳しくは、モータにおけるステータコアのティース部の外周面に巻線を施してコイルを形成する巻線装置に応用して好適な長円運動装置に関するものである。又本発明は、該長円運動装置に用いて好適な長円運動装置用の移動制御装置に関するものである。
モータにおけるステータコアのティース部に巻線を施してコイルを形成する巻線装置としては、特許文献1や特許文献2が開示するものが提供されている。
特許文献1に係る巻線装置aは、図22に示すように、線材を先端から繰り出すノズルbが取り付けられて保持体cに任意の方向に移動可能に保持されたノズル保持プレートdに、互いに直交するX方向及びY方向に夫々延びる長孔状のX方向受動用ガイド孔e及びY方向受動用ガイド孔fが設けられている。そして、X方向駆動部及びY方向駆動部は夫々、該X方向受動用ガイド孔e及び該Y方向受動用ガイド孔fに摺接自在に挿通されたX方向作動軸g及びY方向作動軸hに対して、前記ノズル保持プレートdを介して前記ノズルbを略長方形の軌跡で旋回移動させる所定のタイミングでX方向及びY方向に向け所定の距離だけ移動させる作動制御を行う如く構成されている。
かかる構成を有する巻線装置は、前記ノズル保持プレートdが図23に示す長方形の移動軌跡kを描くため、前記ステータコアのティース部に効率的に巻線できる効果を奏するものであった。ところで、モータの種類によって、前記ステータコアのティース部jの長さm1やティース部jの配設ピッチm2が異なる。即ち、より小型のモータになるほど該配設ピッチはより小さくなり、従って、巻線の巻き幅がより小さくなる。そのため、該ティース部jに巻線を施す際は、該配設ピッチに合わせて前記巻線装置の巻き幅を調整することが求められる。然しながら特許文献1に係る巻線装置によるときは、かかる巻き幅の調整を行うことができなかったため、該巻き幅に合わせて別個に巻線装置を用意しなければならない不経済があった。
かかる巻き幅の調整を行うことができないことは、特許文献2に係る巻線装置においても同様であった。
特開2004−72923号公報 特開2001−8418号公報
本発明は、例えば前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、X方向での動きとY方向での動きの合成によって可動部材に所要の長円運動を付与でき、該長円運動のX方向の振幅を簡易に変更可能となされた長円運動装置の提供を課題とするものである。又、該X方向の振幅の変更を簡易化し得る長円運動装置用の移動制御装置の提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る長円運動装置は、可動部材をXY面内で長円運動させる長円運動装置であって、前記可動部材をX方向で往復運動させるX方向往復運動装置と、前記可動部材を該X方向と直交するY方向で往復運動させるY方向往復運動装置とを具え、該X方向往復運動装置は、該可動部材のX方向での往復移動量を所要に調整可能となされると共に、該Y方向往復運動装置は該可動部材のY方向での往復移動量を所要に調整可能となされており、前記X方向往復運動装置は、前記XY面と直交する軸線回りに回転でき且つカム曲線部が設けられてなるカム部材と、該カム部材の該カム曲線部に係合し得るカムフォロア部が設けられてなる揺動部材を具えている。又前記揺動部材は、前記Y方向で見た一端側で枢着部にて基台に枢着されており、前記カム部材の前記軸線回りの回転によって、前記枢着部を中心に前記XY面内で揺動可能となされると共に、該Y方向で見た他端側に、ア−ムの一端部が枢着されて一端枢着部が設けられ、該一端枢着部を中心に該ア−ムが前記XY面で揺動可能となされており、該アームの他端部に、前記可動部材に係合状態に取り付けられるX方向作動部が設けられている。又、前記Y方向で移動でき且つ、位置保持手段によって所要の移動状態で保持される如くなされた移動部材に、前記ア−ムの、前記一端枢着部と前記X方向作動部との間の所要部位が枢着されて中間枢着部が設けられ、前記一端枢着部が、前記揺動部材の前記XY面内での前記揺動により該XY面内で揺動するに伴って、該中間枢着部を支点として前記ア−ムが該XY面内で揺動でき、又、該移動部材を前記Y方向で移動させることによって該中間枢着部と前記一端枢着部との間の距離を可変となされており、該ア−ムの揺動運動によって前記可動部材に、前記XY面内における前記X方向での往復運動を付与できることを特徴とするものである。
本発明に係る長円運動装置の好ましい態様の一つは、可動部材をXY面内で長円運動させる長円運動装置であって、前記可動部材をX方向で往復運動させるX方向往復運動装置と、前記可動部材を該X方向と直交するY方向で往復運動させるY方向往復運動装置とを具え、該X方向往復運動装置は、該可動部材のX方向での往復移動量を所要に調整可能となされると共に、該Y方向往復運動装置は該可動部材のY方向での往復移動量を所要に調整可能となされており、前記X方向往復運動装置は、前記XY面と直交する軸線周りに回転するカム部材と、該カム部材のカム外周面としてのカム曲線部に係合し得る、X方向で見て対向する両カム内面としてのカムフォロア部が設けられてなる揺動部材を具えている。そして該揺動部材は、前記Y方向で見た一端側で枢着部にて基台に枢着されており、前記カム部材の前記軸線回りの回転によって、前記枢着部を中心に前記XY面内で揺動可能となされると共に、該Y方向で見た他端側に、ア−ムの一端部が枢着されて一端枢着部が設けられ、該一端枢着部を中心に該ア−ムが前記XY面で揺動可能となされており、該アームの他端部に、前記可動部材に係合状態に取り付けられるX方向作動部が設けられている。又、前記Y方向で移動でき且つ、位置保持手段によって所要の移動状態で保持される如くなされた移動部材に、前記ア−ムの、前記一端枢着部と前記X方向作動部との間の所要部位が枢着されて中間枢着部が設けられ、前記一端枢着部が、前記揺動部材の前記XY面内での前記揺動により該XY面内で揺動するに伴って、該中間枢着部を支点として前記ア−ムが該XY面内で揺動でき、又、該移動部材を前記Y方向で移動させることによって該中間枢着部と前記一端枢着部との間の距離を可変となされており、該ア−ムの揺動運動によって前記可動部材に、前記XY面内における前記X方向での往復運動を付与できることを特徴とするものである。
前記長円運動装置において、前記中間枢着部は、前記XY面内で正逆回転可能に枢着されてなるスライド部材を前記移動部材に設けて構成し、該スライド部材が、前記一端枢着部と前記X方向作動部との間で前記アームの長さ方向にスライドすることによって、前記中間枢着部の前記アームの長さ方向での位置を可変となすのがよい。
前記スライド部材は次のように構成するのがよい。即ち該スライド部材は、基板部の前面の左右対向側で立壁部が突設されて、前記アームの長さ方向で見た所要の長さ部分を密接に嵌め入れるための嵌合溝が設けられてなるコ字状部材と、該所要長さ部分を密接に嵌め入れた状態で該嵌合溝を覆う蓋片とから構成され、該嵌合溝と該蓋片とによって形成された挿通孔に前記アームが挿通状態となされており、該挿通状態で該スライド部材が該アームをその長さ方向にスライドでき、又、前記基板部の後面で、前記移動部材に設けた軸受孔に挿通される枢軸が突設されており、前記挿通孔に前記アームが挿通された状態で、前記コ字状部材が前記XY面内で正逆回転できるように構成するのがよい。
前記の各長円運動装置において、前記X方向作動部を軸部として構成し該軸部を、前記可動部材に設けられてなる、Y方向に長いX方向ガイド孔をその長さ方向に摺動可能に設けるのがよい。
前記の各長円運動装置において、前記X方向往復運動装置の一対を前記XY面内において対角位置に配設すると共に、前記Y方向往復運動装置の一対を、前記XY面内において対角位置に配設し、X方向で見て、前記X方向往復運動装置と前記Y方向往復運動装置とが隣り合うように構成するのがよい。
本発明に係る長円運動用の移動制御装置は、前記移動部材を前記Y方向で所要に移動させることができ、且つ、該移動部材の所要の移動状態が前記位置保持手段によって保持可能となされており、数値制御モータと、該数値制御モータの駆動軸に連結される駆動ネジ軸と、該駆動ネジ軸が螺合でき且つ前記移動部材に設けられたナット部材とを具え、該サーボモータで該駆動ネジ軸を正逆回転させることによって前記移動部材を前記Y方向で移動可能となされ、且つ、前記ナット部材と前記駆動ネジ軸との係合部が前記位置保持手段として機能して、該移動部材が所要の移動状態で保持されることを特徴とするものである。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る長円運動装置は、可動部材をX方向で往復運動させるX方向往復運動装置と、該可動部材をY方向で往復運動させるY方向往復運動装置とを具え、該X方向往復運動装置は、カム部材と揺動部材と、Y方向で移動でき且つ位置保持手段によって所要の移動状態で保持される如くなされた移動部材とを具え、該移動部材のY方向での移動によって前記可動部材のX方向での往復運動の振幅を可変としているため、長円運動のX方向での振幅を容易に調整できる。従って、本発明が巻線装置に応用された場合は、例えば、モータのステータコアのティース部に巻線を施す際、モータが大型の物であっても小型の物であっても、即ち、該ティース部の配設ピッチが異なる場合であっても、巻線の巻き幅を容易に変更できることとなる。その他、本発明に係る長円運動装置は、モータに限らず巻線を要する分野を含め、長円運動を必要とする分野に広く応用できる。
(2) 前記XY面内で回動可能のスライド部材を前記移動部材に設けることによって前記中間枢着部を構成し、該スライド部材が、前記一端枢着部と前記X方向作動部との間で前記アームの長さ方向にスライドすることによって、前記中間枢着部の前記アームの長さ方向での位置が可変となされるときは、該中間枢着部の前記アームの長さ方向での位置を容易に変更できることとなる。
この場合、該スライド部材を、「基板部の前面の左右対向側で立壁部が突設されて、前記アームの長さ方向で見た所要の長さ部分を密接に嵌め入れるための嵌合溝が設けられてなるコ字状部材と、該所要長さ部分を密接に嵌め入れた状態で該嵌合溝を覆う蓋片とから構成し、該嵌合溝と該蓋片とによって形成された挿通孔に前記アームを挿通状態となし、該挿通状態で、該スライド部材が該アームをその長さ方向にスライドできるようになし、又、前記基板部の後面で突設した枢軸を、前記移動部材に設けた軸受孔に挿通し、前記挿通孔に前記アームが挿通された状態で、前記コ字状部材が前記XY面内で正逆回転できるように構成する」ときは、該スライド部材を、アームに特別な加工を施すことなく簡易に構成でき、且つ、前記中間枢着部をコンパクトに構成できることとなる。
(3) 前記移動部材をY方向で移動させる手段として、サーボモータやステッピングモータ等の数値制御モータを用いる場合は、該移動部材のY方向での移動を数値制御によって精密に調整できることとなる。又、該移動部材を数値制御によって移動制御できるため、長円運動装置が稼働状態にあっても、長円運動のX方向での振幅を変更できる。従って本発明が巻線装置に応用された場合は、巻線の段取り換えの際だけでなく巻線の途中段階にあっても、巻線幅を自動で変更することができる。
本発明に係る長円運動装置の、可動部材が設けられてなる前面側の斜視図である。 本発明に係る長円運動装置の後面側の斜視図である。 本発明に係る長円運動装置を、可動部材を取り外して前面側から見た斜視図と、該取り外した可動部材を示す斜視図である。 本発明に係る長円運動装置を、可動部材を取り外して前面側から見た説明図である。 モータのステータコアのティース部と、該ティース部の一部のものに巻線を施した状態を示す平面図である。 本発明に係る長円運動装置のX方向往復運動装置とY方向往復運動装置の配設状態を示す部分斜視図と、Y方向往復移動装置を示す部分正面図である。 本発明に係る長円運動装置を説明する部分断面図である。 X方向往復運動装置を示す分解斜視図である。 X方向往復運動装置を構成するスライド部材の構成を説明する分解斜視図である。 その断面図である。 X方向往復運動装置の動作を説明する説明図である。 その動作の他の態様を説明する説明図である。 その動作のその他の態様を説明する説明図である。 Y方向往復運動装置を説明する分解斜視図である。 Y方向往復運動装置を説明する部分断面図である。 X方向往復運動装置とY方向往復運動装置のベルト駆動の構成を説明する説明図である。 長円運動を生じさせるためのX方向波形とY方向波形とこれらの合成波形を説明する波形説明図である。 その波形の他の態様を説明する説明図である。 その波形のその他の態様を説明する説明図である。 その波形のその他の態様を説明する説明図である。 X方向往復運動装置を構成するアームに設けられるスライド部材の他の構成を説明する説明図である。 従来の巻線装置を説明する説明図である。 その移動軌跡を説明する説明図である。
図1〜4において本発明に係る長円運動装置1は巻線装置2に応用されている。該巻線装置2は、ノズル配置用の横長矩形状開口部3が中央部に設けられてなる横長矩形板状を呈する基台5(図3)の前面側に、矩形板状を呈する可動部材6が所要間隔を置いて重なるように配設されており(図1、図3)、該可動部材6をXY面7内で長円運動(図4に一点鎖線8で示す長円運動)させることにより、図5に示すように、モータにおけるステータコア9のティース部10に、銅線やアルミ線等の線材4を巻線してコイルを形成するものであって、図3〜4に示すように、該可動部材6をX方向F1で往復運動させるX方向往復運動装置11と、前記可動部材6をY方向F2で往復運動させるY方向往復運動装置12を具えている。そして該X方向往復運動装置11は、該可動部材6のX方向F1での往復移動量を調整可能とされており、又該Y方向往復運動装置12は、該可動部材6のY方向F2での往復移動量を調整可能となされている。なお本実施例においては、前記巻線装置2の全体構成を説明する各図において、前記XY面を垂直面と言い(共に符号は7)、前記X方向を左右方向と言い(共に符号はF1)、前記Y方向を上下方向と言う(共に符号はF2)こともある。
前記X方向往復運動装置11は、図4、図6〜8に示すように、前記XY面7と直交する軸線L1(図7)回りに回転でき且つカム曲線部14(図8)が設けられてなるカム部材13と、該カム部材13の該カム曲線部15に係合し得るカムフォロア部16(図8)が設けられてなる揺動部材17とを具えている。
前記カム部材13は、本実施例においては図6〜9に示すように、垂直面(XY面)7と直交する軸線L1(図7)回りに回転し得る異形円板状を呈し、その連続したカム外周面15aが前記カム曲線部15を構成している。より具体的には図8に示すように、上下方向F2で見た一方の端部側(図8においては下端側)18aの左右方向F1の幅が比較的大きく形成されると共に、上下方向F2で見た他方の端部側(図8においては上端側)18bの左右方向F1の幅が比較的小さく形成されてなる、左右対称の異形円板状を呈している。なお該カム部材13の前記軸線L1(図7)回りの回転方向は、前記巻線の巻き方向に合わせて設定されるものであり、図4において時計回りでも反時計回りでもよい。
前記揺動部材17は、本実施例においては図6〜8に示すように、上下方向F2で見た一端側19で前記基台5に枢着部20にて枢着され、該枢着部20を中心に前記垂直面7内で揺動可能となされている。そして図6〜8に示すように、該上下方向F2で見た他端側21にアーム22の一端部23が枢着されて一端枢着部25が設けられ、該一端枢着部25を中心に該アーム22が前記垂直面7内で揺動可能となされており、該アーム22の他端部26にX方向作動部27が設けられている。
前記揺動部材17は本実施例においては図8に示すように、上下方向F2に長い平板状に構成されており、その厚さは、異形円板状を呈する前記カム部材13の厚さに略等しい。そして、該揺動部材17の両端側(前記一端側19と前記他端側21)は山形状平板部29,30として形成され、該揺動部材17の中央部分31に、前記カム部材13を収容させ得る角丸正方形状のカム開口部32が設けられている。該カム開口部32には図8に示すように、前記カム部材13が収容状態で保持されている。そして、該カム開口部32の左右のカム内面16a,16bが、前記カム外周面15aとしての前記カム曲線部15に係合し得る前記カムフォロア部16とされている。なお、図7〜8に符号33,33で示されている前後の保持片は、該カム開口部32の前後の上側部分35,35を横切るように設けられて該カム部材13が該カム開口部32から脱落するのを防止している。
そして、前記他端側の山形状平板部30に前記一端枢着部25(図6)が設けられており、該一端枢着部25の中心25aと前記枢着部20の中心20aとを結ぶ直線を垂直線159(図11(A))に合致させたとき、図11(A)に示すように、前記正方形状のカム開口部32の左右対向する前記カム内面16a,16bは垂直面を呈する。
又前記アーム22は図6〜8に示すように、一方向に延長する長方形板状を呈しており、その一端部23で前記一端枢着部25(図6)が設けられ、該アーム22の他端部26の前面37で、円筒軸39としての前記X方向作動部27が設けられている。
又図4、図6〜7に示すように、前記Y方向(上下方向)F2で移動でき且つ位置保持手段40(図4)によって所要の移動状態で保持される如くなされた移動部材41に、前記アーム22の、前記一端枢着部25と前記X方向作動部27との間の所要部位42(図7)が枢着されて中間枢着部43が構成されている。そして前記アーム22は、該中間枢着部43を支点として揺動でき、該移動部材41を前記上下方向で移動させることによって該中間枢着部43と前記一端枢着部25との間の距離を可変となされている。
前記移動部材41の上下移動と、前記位置保持手段40による所要の移動状態での保持は、図4に示す移動制御装置45によって行われる。該移動制御装置45は、本実施例においては図4、図6に示すように、前記基台5の左右の側方部位に設けられている。左の側方部位に設けられているものに代表させて説明すれば、該移動制御装置45は、前記基台5の左側部46(図6)に設けられ且つ、該左側部46の上面部47に駆動軸49を上下方向にして配設された例えばサーボモータ50aとしての数値制御モータ50と、該駆動軸49に連結され且つ軸線L2(図4)が上下方向である駆動ネジ軸51と、該駆動ネジ軸51が螺合でき且つ前記移動部材41の基端部分52に設けられたナット部材53を具える。該サーボモータ50aで該駆動ネジ軸51を正逆回転させると、前記移動部材41を上下方向で所要に移動させることができる。そして該サーボモータ50aを停止させると、該ナット部材53と該駆動ネジ軸51との係合部が前記位置保持手段40として機能し、前記移動部材41が所要の移動状態で保持されることとなる。
前記移動部材41は図6、図8〜10に示すように、前記基端部分52に、前記アーム22に向けて突出する三角形板状の支持板部55が設けられ、その先端支持部56には、前記アーム22を密接状態に嵌め入れることのできるスライド部材57(図6)が、垂直面(XY面)7内で正逆回転可能に枢軸59を介して取り付けられ、前記中間枢着部43が構成されている。
該スライド部材57は、図4、図6〜10に示すように、前記アーム22を嵌め入れるための嵌合溝60が設けられたコ字状部材61を具える。該コ字状部材61は、基板部62の前面63の左右対向側で立壁部65,65が突設されて該嵌合溝60が構成されており、該嵌合溝60に前記アーム22の長さ方向で見た所要長さ部分(前記一端枢着部25と前記X方向作動部27との間の所要長さ部分)を密接に嵌め入れた状態で、図10に示すように、該アーム22の前面37が該両立壁部65,65の先端面66,66と面一状態を呈する如くなされている。そして該アーム22を該嵌合溝60に嵌め入れた後に、該嵌合溝60が矩形板状の蓋片67で覆われ、該蓋片67の両側部分69,69が前記立壁部65,65の該先端面66,66にビス68で固定され、これによってアーム22が、前記嵌合溝60と前記蓋片67とからなる挿通孔70に密接に挿通された状態となされる。
又図9〜10に示すように、前記基板部62の後面71の中心部で、前記支持部材55の前記先端支持部56に設けられた軸受孔72に挿通される前記枢軸59(図6〜7、図9〜10)が突設されている。該枢軸59を該軸受孔72に挿入させ且つ、該軸受孔72に挿入されてなる枢軸先端部分73の端面75(図9〜10)に座金76を介して抜け止め板77をビス79で固定することによって、前記挿通孔70に前記アーム22が挿通された状態で、前記コ字状部材61が該枢軸59の軸線L3(図10)回りに正逆回転できる。かかる構成を有するスライド部材57によって前記中間枢着部43が構成されている。
前記スライド部材57は、前記移動部材41を上下移動させると、前記アーム22をその長さ方向でスライドできる。これにより、前記したように、前記中間枢着部43と前記一端枢着部25との間の距離を可変となし得、該移動部材41の移動位置に応じて、前記中間枢着部43の位置を前記アーム22の長さ方向での所要部位に設定でき、その状態を保持できる。
又、前記挿通孔70に前記アーム22が挿通された状態で、前記コ字状部材61が、前記移動部材41の前記先端支持部56に対して前記軸線L3(図9)回りに正逆回転できることから、前記アーム22は、前記スライド部材57が構成する前記中間枢着部43(前記枢軸59)を支点として垂直面7内で揺動できる。
図4、図6は、前記移動部材41の前記上下方向での移動によって、前記中間枢着部43を前記アーム22の長さ方向の略中央部に位置させた状態を示している。以下の説明においては、該位置を第1位置P1という。又、該中間枢着部43が該第1位置P1よりも上方向に移動することを上方向に移動するといい、該中間枢着部43が該第1位置P1よりも下方向に移動することを下方向に移動するという。
然して、前記カム部材13がその軸線L1回りに時計回りに回転すると、前記カム内面16a,16bとしての前記カムフォロア部16が、前記カム部材13の前記カム外周面15aとしての前記カム曲線部15に接した状態に係合することによって、図11(A)に示すように、前記揺動部材17が、前記枢着部20を中心に垂直面7内で矢印Fで示すように揺動する。そして、前記アーム22が前記移動部材41の前記先端支持部56(図9)に枢着されており、前記中間枢着部43を支点として該アーム22が揺動可能であるため、前記揺動部材17の前記他端側21の揺動に伴って、該アーム22が前記中間枢着部43を支点として揺動でき、これによって、前記X方向作動部27が垂直面7内で揺動できる。図11(A)は、前記アーム22の軸線L2が垂直状態を呈し、図11(B)は、該軸線L2が右に傾いた状態を示し、図11(C)は、該軸線L2が左に傾いた状態を示している。
該X方向作動部27の揺動の振幅は、前記中間枢着部43の前記アーム22の長さ方向での位置を前記サーボモータ50aの数値制御により変更することによって所要に調整でき、前記位置保持手段40の位置保持作用によってその調整状態を保持できる。該中間枢着部43を前記一端枢着部25に近づけるほど該X方向作動部27の揺動の振幅は大きくなり、該中間枢着部43を該X方向作動部27に近づけるほど該X方向作動部27の揺動の振幅は小さくなる。図12は、該中間枢着部43を、図11に示す第1位置P1から前記一端枢着部25により近づけた状態を示しており、該位置を第2位置P2という。該中間枢着部43が該第2位置P2にある状態で、前記カム部材13をその軸線L1回りに例えば時計回りに回転させると、該カム部材13の回転に伴う、該中間枢着部43を支点としての該アーム22の揺動により、前記X方向作動部27のX方向で見た振幅は前記第1位置P1における場合に比して大きくなる。図12(A)は、前記アーム22の軸線L2が垂直状態を呈し、図12(B)は、該軸線L2が右に傾いた状態を示し、図12(C)は、該軸線L2が左に傾いた状態を示している。
図13は、該中間枢着部43を、図11に示す第1位置P1から前記X方向作動部27により近づけた状態を示しており、該位置を第3位置P3という。前記中間枢着部43が該第3位置P3にある状態で、前記カム部材13をその軸線L1回りに例えば時計回りに回転させると、該カム部材13の回転に伴う、該中間枢着部43を支点としての該アーム22の揺動により、前記X方向作動部27のX方向で見た振幅は前記第1位置P1における場合に比して小さくなる。図13(A)は、前記アーム22の軸線L2が垂直状態を呈し、図13(B)は、該軸線L2が右に傾いた状態を示し、図13(C)は、該軸線L2が左に傾いた状態を示している。
かかる中間枢着部43の位置設定は、前記カム部材13が停止した状態で行うことができる他、これが回転している状態で行うこともできる。
前記Y方向往復運動装置12は図3、図6、図7、図14、図15に示すように、中心軸線L5(図7)回りに垂直面(XY面)7内で回転し得る円板体83の前面部85の所要部位にY方向作動部86が設けられている。該円板体83は、本実施例においては図6〜7、図14〜15に示すように、相互に重なり合う第1の円板体87と第2の円板体89とを具える。該第1の円板体87は図7、図14〜15に示すように、垂直円板状を呈し、その後面中央部90で駆動軸91が突設されており、該駆動軸91の軸線L6が前記中心軸線L5と合致している。そして該第1の円板体87には、図14に示すように、前記駆動軸91が突設されている基端側から外周縁側に向けて径が大きくなる渦巻き溝部92が設けられている。
又、前記第2の円板体89は図6〜7、図14〜15に示すように、垂直板状を呈する円板状受板93の後面中央部で、前記駆動軸91を挿通させ得るネジ筒部96が突設されており、該円板状受板93の外周縁部で、前方に向け突出する円環状突条部97が一連に設けられている。そして図7、図15に示すように、該円板状受板93と該円環状突条部97とが形成する円形状凹部99に前記第1の円板体87が嵌め入れられた状態となり、この状態で、該第1の円板体87の前面100は前記円環状突条部97の前面101から後方に稍控えた状態となっている。そして該第2の円板体89の前面部には、図6、図15に示すように、左右2分割された略半円板状を呈する左右のカバー板102,102が、直線状を呈する端面103,103間に所要間隔を置いて且つ前記円環状突条部97の前面101(図14)に周縁部105が当接する状態で、前記第1の円板体87を覆うように取り付けられ、該周縁部105で前記円環状突条部97にビス104で固定されている。そして該左右のカバー板102,102間には、図15に示すように、前側が幅狭で且つ後側が幅広の摺動溝106が設けられている。
該摺動溝106には、図6、図15に示すように、長方形板状を呈する基部107の前面でその長手中央線に沿って直線状突状部109が設けられてなる摺動部材110が嵌合状態に装着されている。該基部107の左右部分111,111は前記摺動溝106の幅広溝部112の左右部分に密接に嵌め入れられると共に、該直線状突状部109の左右側面113,113は該摺動溝106の幅狭溝部115の前記両端面103,103に当接して、該摺動部材110が該摺動溝106に装着されている。そして図7、図14に示すように、前記基部107の後面には、前記渦巻き溝部92に密接に嵌め入れられるガイド軸116が突設されている。又図15に示すように、前記直線状突状部109の前面117の上端側部位には前記Y方向作動部86が設けられている。該Y方向作動部86は、前記可動部材6をY方向(上下方向)F2で移動させるものであり、本実施例においては円筒軸119を以て構成されている。
図6〜7において、前記第2の円板体89を停止状態にして前記第1の円板体87を時計回り又は反時計回りに回転させると、前記渦巻き溝部92(図14)に案内されて前記摺動部材110が前記中心軸線L5(図7)に近づく方向に或いは該中心軸線L5から離れる方向に移動でき、これによって前記Y方向作動部86が、前記中心軸線L5に近づく方向に或いは該中心軸線L5から離れる方向に移動できることとなる。図4、図6は、前記Y方向作動部86を前記円板体83の外周縁側に移動させた状態を示しており、この場合における摺動部材110の位置を外側位置P4(図6(A))という。又図6(B)は、前記Y方向作動部86を前記円板体83の中心側に移動させた状態を示しており、この場合における摺動部材110の位置を内側位置P5という。
そして、前記渦巻き溝部92に密接に嵌め入れられている前記ガイド軸116(図7)が該渦巻き溝部92の所要位置に固定状態となることによって、該Y方向作動部86が所要位置で保持される。このように保持された状態で前記駆動軸91を回転させると前記円板体83が回転する。
本実施例においては図3〜4に示すように、前記構成を有するX方向往復運動装置11の一対を前記垂直面7内において対角位置に配設すると共に、前記Y方向往復運動装置12の一対を、前記垂直面7内において対角位置に配設し、左右方向F1で見て、該X方向往復運動装置11とY方向往復運動装置12とが隣り合う。これによって、長円運動装置1がバランスよく安定状態で稼働できる。
又図2、図7に示すように、前記X方向往復運動装置11を構成する前記カム部材13をその軸線L1回りに回転させる回転軸121,121と、前記Y方向往復運動装置12を構成する前記円板体83をその中心軸線L5回りに回転させる回転軸122,122(前記ネジ筒部材96,96)が前記基台5の後面123(図2)で後方に突設されている。そして、該回転軸121,121の夫々の前側部分には、駆動プーリ114が固設されると共に、その後側部分にはアイドラー118が設けられている。又、前記回転軸122,122の夫々には駆動プーリ125が固設されると共に、前記駆動軸91,91の夫々には駆動プーリ127が固設されている。
又図2、図16に示すように、前記基台5の中央部の上下に位置させてアイドラー129とアイドラー130が配設されると共に、該下のアイドラー130の一側方の稍下側に位置させてアイドラー131が配設されている。そして図16に示すように、該下のアイドラー130の下方に、モータ軸132に連結された駆動プーリ133が配設されると共に、前記アイドラー131の下方にアイドラー135が設けられている。
又、前記アイドラー130,131間(前記駆動プーリ133と前記アイドラー135との間)の上下方向中間部に、上部アイドラー136と下部アイドラー137が昇降基板139に回転自在に設けられている。そして、該昇降基板139は、前記モータ軸132を停止させた状態で、図示しない昇降手段によって所要に昇降せしめられる。
そして図16に示すように、前記駆動プーリ125,114,125,114、前記上下のアイドラー129,130にタイミングベルト140を巻装する。又図16に示すように、前記アイドラー118、前記駆動プーリ127、前記アイドラー118、前記アイドラー131、前記駆動プーリ127にタイミングベルト141を巻装する。又図16に示すように、前記駆動プーリ133、前記下部アイドラー137、前記アイドラー135、前記アイドラー131、前記上部アイドラー136、前記アイドラー130に駆動タイミングベルト142を巻装する。
然して前記モータを稼働させると、駆動ベルト142の周回を介する該タイミングベルト140の周回によって全ての回転軸121,122,121,122が同期して回転駆動せしめられる。これによって、対角位置にあるX方向往復運動装置11,11と、対角位置にあるY方向往復運動装置12,12は、夫々同一の往復運動を行う。
前記昇降基板139を上方に移動させると、図16において、前記アイドラー135の回転を伴い前記アイドラー131が反時計回りに回転する。それに伴い前記タイミングベルト141が反時計回りに所要量周回する。これによって、前記回転軸122が停止した状態で(即ち、前記第2の円板体89が停止した状態で)前記駆動軸91が反時計回りに回転せしめられる。即ち、前記第1の円板体87が強制回転せしめられる。なお、前記タイミングベルト141が周回する際、前記アイドラー118,118が回転するが前記回転軸121は回転しない。これらの結果、前記摺動部材110が前記中心軸線L5に近づく方向に移動できる。
逆に前記昇降基板139を下方に移動させると、図16において、前記アイドラー135の回転を伴い前記アイドラー131が時計回りに回転する。それに伴い前記タイミングベルト141が時計回りに所要量周回する。これによって、前記回転軸122が停止した状態で前記駆動軸91が時計回りに回転せしめられる。これらの結果、前記摺動部材110が前記中心軸線L5から離れる方向に移動できる。
前記可動部材6は、図1に示すように、その中央部分に、線材4を先端から繰り出す3個のノズル143,143,143が左右方向に間隔を置いて並置されている。又図1、図3に示すように、前記X方向往復運動装置11,11に対応させて、上下方向に長いX方向ガイド孔145が設けられると共に、前記Y方向往復運動装置12に対応させて、左右方向に長いY方向ガイド孔146が設けられており、該X方向ガイド孔145と該Y方向ガイド孔146には、夫々、これらの長さ方向に摺動し得る環状ベアリング147が設けられている。そして、前記X方向往復運動装置11を構成する前記アーム22の前面で突設された前記X方向作動部(円筒軸)27が、ニードルベアリングを介して前記環状ベアリング147で支持されている。又、前記Y方向往復運動装置12を構成する前記摺動部材110の前面で突設された前記Y方向作動部(円筒軸)86が、ニードルベアリングを介して前記環状ベアリング147で支持されている。
従って該可動部材6は、対角位置にある前記X方向往復運動装置11,11の前記カム部材13の回転に伴う前記X方向作動部27,27の左右動によって、左右方向で移動できる。該左右方向の移動は、前記アーム22の揺動運動に伴う動きのうちのX方向の成分を利用して行われる。又該可動部材6は、対角位置にある前記Y方向往復運動装置12,12の前記円板体83,83の回転に伴う前記Y方向作動部86,86の回転運動のうちのY方向成分を利用して上下方向で移動できる。
該可動部材6に付加される前記X方向の動きと前記Y方向の動きの合成によって、前記ノズル143に、前記ステータコア9の前記ティース部10に線材4を巻回させ得る長円運動を生じさせることができる。
以下、この長円運動の態様を、場合を分けて説明する。第1の態様は、図3〜4に示すように、前記左右のX方向往復運動装置11,11の前記中間枢着部43,43が、共に前記第1位置P1,P1にあり、前記左右のY方向往復運動装置12,12の前記摺動部材110,110が前記外側位置P4,P4にある場合に関するものである。
該第1の態様を、前記X方向往復運動装置11の前記X方向作動部27のX方向での移動位置の変化を示す図17(A)のX方向波形149と、前記Y方向往復運動装置12の前記Y方向作動部86のY方向での移動位置の変化を示す図17(B)のY方向波形150と、該X方向波形149と該Y方向波形150を合成してなる図17(C)の合成波形151に基づいて説明する。該合成波形151は、前記可動部材6に前記垂直面7内での長円運動を生じさせる波形である。該合成波形151は、図17(C)に示すように、その両端側の部分が半円弧状波形152,153とされ、該両半円弧状波形152,153の向き合う端部155,156相互、向き合う端部157,159相互が直線状波形160,161で連結されてなる、上下に長い長円状を呈している。
この合成波形151を時間の経過に従って説明する。説明の便宜上、一方の半円弧状波形152の突出端部162を出発点とし、該突出端部162での時刻をT1とし、該合成波形151を時計回りに見て、前記半円弧状波形152の一方の端部155における時刻をT2とし、該一方の端部155に一方の直線状波形160の一方の端部163が連なる。そして、該直線状波形160の他方の端部165における時刻をT3とする。該他方の端部165に、他方の半円弧状波形153の一方の端部156が連なる該他方の半円弧状波形153の突出端部166における時刻をT4とし、該他方の半円弧状波形153の他方の端部159における時刻をT5とする。該他方の端部159に、他方の直線状波形161の一方の端部167が連なり、該他方の直線状波形161の他方の端部169における時刻をT6とする。そして、該他方の端部169に前記半円弧状波形152の他方の端部157が連なる。
そして前記X方向波形149と前記Y方向波形150における時刻T1〜T6は、前記合成波形151における夫々の端部における時刻T1〜T6に対応している。
前記X方向波形149は、前記カム部材13が、前記揺動部材17に設けられている前記矩形状のカム開口部32の左右のカム内面16a,16bに接しながら前記軸線L1回りに時計回りに回転することによって形成される。即ち、該カム内面16a,16bとしての前記カムフォロア部16が、前記カム部材13の前記カム外周面15aとしての前記カム曲線部15に係合することによって形成される。
前記カム部材13は、時刻T1においては、図11(A)に示すように、左右対称の軸159が上下方向(Y方向)F2を向き、前記一方の端部側18aが下に位置し他方の端部側18bが上に位置する。
この状態でカム部材13が、図11において時計回りに回転すると、T1からT2の間は前記X方向作動部27が、時間の経過に比例して右方に移動する(図11(A)の状態から図11(B)の状態を呈するように移動する)。その後、T2とT3との間は、前記カム部材13が時計回りの回転を続けてはいても、該X方向作動部27は休止状態にあり、該X方向作動部27の左右方向での移動がゼロとなる。その後の時計回りの回転によって、該X方向作動部27は、T3とT4の間、T4とT5との間は、左右方向で見て左方向に移動する。そしてT5とT6との間は、前記カム部材13が時計回りの回転を続けてはいても前記X方向作動部27は休止状態にあり該X方向作動部27の左右方向での移動がゼロとなる。前記カム部材13のその後の時計回りの回転継続によって、前記X方向作動部27は、T6とT7との間は左右方向で見た右方に移動する。前記カム部材13が時計回りの回転を継続している間、このサイクルを繰り返すことになる。
一方、前記Y方向波形150は前記円板体83の時計回りの回転によってサイン曲線を描き、前記T1においては上下方向F2で見て上方向での最大振幅を呈する。該円板体83が時計回りに回転を続けることにより、T1とT2との間は、前記Y方向作動部86が四分割円弧状を呈して下方に移動する。そしてT2とT3との間は、該Y方向作動部86が下方に直線状に移動する。又T3とT4との間は、下方に四分割円弧状を呈して移動し、T4とT5との間は、上方に四分割円弧状を呈して移動する。又、T5とT6との間は上方に直線状に移動し、T6とT7との間は、上方に四分割円弧状に移動する。前記円板体83が時計回りの回転を継続している間、このサイクルを繰り返す。
これらのX方向波形149とY方向波形150の合成によって、前記可動部材6が上下に長い長円運動を繰り返すことになる。
前記可動部材6が前記長円運動を行うと、図5に示すように、各ノズル143,143,143から繰り出される線材4が前記ステータコア9の所要サイズの3個のティース部10,10,10に同時に巻回されることとなる。そして、3個のティース部10,10,10に対する巻線が完了した後、該3個のティース部10,10,10の横移動が行われ、新たな3個のティース部10,10,10に巻線が施され、これが所要回数繰り返されることにより、全てのティース部10に巻線が施されることとなる。
前記X方向(左右方向)で見た振幅は、前記アーム22の長さ方向での中間枢着部43の所要位置設定による前記X方向作動部27の位置調整によって容易に変更できる。又、該長円運動の前記Y方向(上下方向)で見た振幅は、前記Y方向往復運動装置12における前記Y方向作動部86の位置調整によって容易に変更できる。このことを第2、第3の態様として説明する。
第2の態様は、前記中間枢着部43を前記第2位置P2(図12)とし、前記摺動部材110を前記外側位置P4(図3〜4、図6(A))として長円運動装置1を稼働させた場合である。この場合は、Y方向波形150は前記第1の態様におけると同一であるが、X方向波形149は、図18(A)に示すように、X方向で見た振幅が前記第1の態様における場合よりも大きくなる。然して、該X方向波形149と前記Y方向波形150とを合成してなる長円運動の波形のX方向の幅は、図18(C)に示すように、第1の態様におけるよりも大きくなる。なお時刻T1〜T7に関しての説明は、前記第1の態様における場合と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
第3の態様は、前記中間枢着部43を前記第3位置P3(図13)とし、前記摺動部材110を前記外側位置P4(図6(A))として長円運動装置1を稼働させた場合である。この場合は、Y方向波形150は前記第1の態様におけると同一であるが、X方向波形149は、図19(A)に示すように、X方向で見た振幅が前記第1の態様における場合よりも小さくなる。然して、該X方向波形149と前記Y方向波形150とを合成してなる長円運動の波形のX方向の幅は、図19(C)に示すように、第1の態様におけるよりも小さくなる。なお時刻T1〜T7に関しての説明は、前記第1の態様における場合と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
第4の態様は、前記中間枢着部43を前記第1位置P1とし、前記摺動部材110を前記内側位置P5(図6(B))として長円運動装置1を稼働させた場合である。この場合は、X方向波形149は前記第1の態様におけると同一であるが、Y方向波形150は、図20(B)に示すように、Y方向で見た振幅が前記第1の態様におけるよりも小さくなる。然して、該X方向波形149と前記Y方向波形150とを合成してなる長円運動の波形は、図20(C)に示すように、第1の態様におけるよりも小さくなる。なお時刻T1〜T7に関しての説明は、前記第1の態様における場合と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
その他、ステータコアのサイズに応じて、前記中間枢着部43の位置と前記摺動部材110の位置を所要に調整することにより、前記X方向作動部27と前記Y方向作動部86の夫々の振幅を所要に設定でき、これによって、可動部材6を介し、対象となるティース部のサイズに適した長円運動を前記ノズルに付与でき、該ティース部に対する巻線の巻き幅と巻き高さを所要に設定できる。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) 本発明に係る長円運動装置1は、前記した巻線装置として応用されることの他、長円の軌跡を必要とする各種分野に応用できる。
(2) 前記移動部材41をY方向で移動させる移動手段は、前記したサーボモータ50aやステッピングモータ等の数値制御モータを用いて行うことの他、各種の移動装置を用いて行うことができ、又、該移動部材41の移動調整は手動で行ってもよい。
(3) 対角位置に存する前記X方向往復運動装置11,11の前記回転軸121,121と、対角位置に存する前記Y方向往復運動装置12,12を構成する前記回転軸122,122は、前記実施例においては図16に示すように、1本のベルトを用いて全体を同期させて回転させることとしているが、ギア等を介して4本の回転軸を同期させて回転させてもよい。
(4) 前記実施例においては、スライド部材57を用いて前記中間枢着部43の位置を変更可能としているが、例えば図21に示すように、前記移動部材41の前記先端支持部56に、前方に向けて枢軸170を突設し、該枢軸170を、前記アーム22の長さ方向に設けた長孔としてのスライド溝部171に挿通させ、該枢軸170を該スライド溝部171に沿って移動可能とすることによって前記中間枢着部43を構成することもできる。この場合、該長孔としてのスライド溝部171に代えて、前記アーム22の長さ方向に設けた有底の溝部としてのスライド溝部171を採用してもよい。又、該スライド溝部171に代えて突条を採用することもできる。
(5) 前記Y方向往復運動装置12において、前記可動部材6のY方向での往復移動量を調整可能とする手段は、前記した円板体83を用いて構成するものには特定されない。
(6) 前記移動部材41を前記Y方向で移動させ且つ所要の移動状態でこれを保持させる位置保持手段は、前記したネジ機構を用いる移動制御装置を以て構成するものには特定されない。
(7) 本発明に係る長円運動装置1は、可動部材6をXY面内で長円運動させるものであり、該XY面は、垂直面には限られず水平面でも傾斜した面であってもよい。
(8) 前記可動部材6は、前記X方向往復運動装置11と前記Y方向往復運動装置12とによってX方向F1とY方向F2で往復運動せしめられるものであれば、前記したような板状を呈するものには限られない。
(9) 前記X方向作動部27と前記Y方向作動部86は、前記可動部材6に係合状態に取り付けられて該可動部材6にX方向での往復運動を付与でき、又、Y方向での往復運動を付与できるものであれば軸状を呈するものには特定されず、前記可動部材6に係合状態に取り付けられる係合凹部を具えるもの等、各種に構成できる。
(10)前記X方向往復運動装置は、前記XY面7と直交する軸線L1回りに回転でき、且つカム曲線部15が設けられてなるカム部材13と、該カム部材13の該カム曲線部15に係合し得るカムフォロア部16が設けられてなる揺動部材17とを具えている。ここに、該カム部材14が有する前記カム曲線部13は、板状を呈するカム部材本体の側面に設けられた連続する溝部として構成されてもよい。この場合における前記カムフォロア部16は、該溝部に嵌入され且つ該溝部に案内されるように係合する突部(ローラ等)として構成できる。又前記カム曲線部15を、前記溝部に代えて帯状リブとし、該帯状リブに係合し得る前記カムフォロア部16を、該帯状リブを挟む内カムローラと外カムローラを以て構成することもできる。又、前記カム部材13の前記カム曲線部15を、前記カム外周面15aを以て構成する場合、前記揺動部材17に設ける前記カムフォロア部16を、付勢手段によって該カム外周面15aに常時接触される如くなされた接触部を以て構成することもできる。
(11)前記揺動部材に設ける前記カムフォロア部16を前記カム内面を以て構成する場合、該カム内面は、前記揺動部材に設けた前記開口部の対向する内面として構成されることは必ずしも必要ではない。要は、X方向で見て対向するカム内面を具えておればよいのであり、該カム内面は、前記揺動部材に突出状態に設けられた突条部の対向する内側面や、該揺動部材に設けられた窪み部の対向する内側面等を以て構成されてもよい。
(12)前記実施例においては前記長円運動装置1の動作をより安定化させるために、左右一対のX方向往復運動装置11,11を対角配置とし、且つ、左右一対のY方向往復運動装置12,12を対角配置としているが、該左右一対のX方向往復運動装置11,11、左右一対のY方向往復運動装置12,12を、左右方向で見て隣り合う状態に配置してもよい。
1 長円運動装置
2 巻線装置
6 可動部材
7 XY面
11 X方向往復運動装置
12 Y方向往復運動装置
13 カム部材
15 カム曲線部
16 カムフォロア部
17 揺動部材
20 枢着部
21 他端側
22 アーム
23 一端部
25 一端枢着部
26 他端部
27 X方向作動部
32 カム開口部
40 位置保持手段
41 移動部材
42 所要部位
43 中間枢着部
46 移動制御装置
50 サーボモータ
51 駆動ネジ軸
53 ナット部材
55 支持板部
57 スライド部材
59 枢軸
60 嵌合溝
61 コ字状部材
62 基板部
65 立壁部
67 蓋片
70 挿通孔
83 円板体
87 第1の円板体
89 第2の円板体
92 渦巻き溝部
110 摺動部材
128 線材
130 ノズル

Claims (7)

  1. 可動部材をXY面内で長円運動させる長円運動装置であって、
    前記可動部材をX方向で往復運動させるX方向往復運動装置と、前記可動部材を該X方向と直交するY方向で往復運動させるY方向往復運動装置とを具え、該X方向往復運動装置は、該可動部材のX方向での往復移動量を所要に調整可能となされると共に、該Y方向往復運動装置は該可動部材のY方向での往復移動量を所要に調整可能となされており、
    前記X方向往復運動装置は、前記XY面と直交する軸線回りに回転でき且つカム曲線部が設けられてなるカム部材と、該カム部材の該カム曲線部に係合し得るカムフォロア部が設けられてなる揺動部材を具えており、
    前記揺動部材は、前記Y方向で見た一端側で枢着部にて基台に枢着されており、前記カム部材の前記軸線回りの回転によって、前記枢着部を中心に前記XY面内で揺動可能となされると共に、該Y方向で見た他端側に、ア−ムの一端部が枢着されて一端枢着部が設けられ、該一端枢着部を中心に該ア−ムが前記XY面で揺動可能となされており、該アームの他端部に、前記可動部材に係合状態に取り付けられるX方向作動部が設けられており、
    又、前記Y方向で移動でき且つ、位置保持手段によって所要の移動状態で保持される如くなされた移動部材に、前記ア−ムの、前記一端枢着部と前記X方向作動部との間の所要部位が枢着されて中間枢着部が設けられ、前記一端枢着部が、前記揺動部材の前記XY面内での前記揺動により該XY面内で揺動するに伴って、該中間枢着部を支点として前記ア−ムが該XY面内で揺動でき、又、該移動部材を前記Y方向で移動させることによって該中間枢着部と前記一端枢着部との間の距離を可変となされており、
    該ア−ムの揺動運動によって前記可動部材に、前記XY面内における前記X方向での往復運動を付与できることを特徴とする長円運動装置。
  2. 可動部材をXY面内で長円運動させる長円運動装置であって、
    前記可動部材をX方向で往復運動させるX方向往復運動装置と、前記可動部材を該X方向と直交するY方向で往復運動させるY方向往復運動装置とを具え、該X方向往復運動装置は、該可動部材のX方向での往復移動量を所要に調整可能となされると共に、該Y方向往復運動装置は該可動部材のY方向での往復移動量を所要に調整可能となされており、
    前記X方向往復運動装置は、前記XY面と直交する軸線周りに回転するカム部材と、該カム部材のカム外周面としてのカム曲線部に係合し得る、X方向で見て対向する両カム内面としてのカムフォロア部が設けられてなる揺動部材を具えており、
    該揺動部材は、前記Y方向で見た一端側で枢着部にて基台に枢着されており、前記カム部材の前記軸線回りの回転によって、前記枢着部を中心に前記XY面内で揺動可能となされると共に、該Y方向で見た他端側に、ア−ムの一端部が枢着されて一端枢着部が設けられ、該一端枢着部を中心に該ア−ムが前記XY面で揺動可能となされており、該アームの他端部に、前記可動部材に係合状態に取り付けられるX方向作動部が設けられており、
    又、前記Y方向で移動でき且つ、位置保持手段によって所要の移動状態で保持される如くなされた移動部材に、前記ア−ムの、前記一端枢着部と前記X方向作動部との間の所要部位が枢着されて中間枢着部が設けられ、前記一端枢着部が、前記揺動部材の前記XY面内での前記揺動により該XY面内で揺動するに伴って、該中間枢着部を支点として前記ア−ムが該XY面内で揺動でき、又、該移動部材を前記Y方向で移動させることによって該中間枢着部と前記一端枢着部との間の距離を可変となされており、
    該ア−ムの揺動運動によって前記可動部材に、前記XY面内における前記X方向での往復運動を付与できることを特徴とする長円運動装置。
  3. 前記中間枢着部は、前記XY面内で正逆回転可能に枢着されてなるスライド部材を前記移動部材に設けて構成されており、該スライド部材が、前記一端枢着部と前記X方向作動部との間で前記アームの長さ方向にスライドすることによって、前記中間枢着部の前記アームの長さ方向での位置を可変となされていることを特徴とする請求項1又は2記載の長円運動装置。
  4. 前記スライド部材は、基板部の前面の左右対向側で立壁部が突設されて、前記アームの長さ方向で見た所要の長さ部分を密接に嵌め入れるための嵌合溝が設けられてなるコ字状部材と、該所要長さ部分を密接に嵌め入れた状態で該嵌合溝を覆う蓋片とから構成され、該嵌合溝と該蓋片とによって形成された挿通孔に前記アームが挿通状態となされており、該挿通状態で該スライド部材が該アームをその長さ方向にスライドでき、又、前記基板部の後面で、前記移動部材に設けた軸受孔に挿通される枢軸が突設されており、前記挿通孔に前記アームが挿通された状態で、前記コ字状部材が前記XY面内で正逆回転できることを特徴とする請求項3記載の長円運動装置。
  5. 前記X方向作動部は軸部として構成され該軸部が、前記可動部材に設けられてなる、Y方向に長いX方向ガイド孔をその長さ方向に摺動可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の長円運動装置。
  6. 前記X方向往復運動装置の一対を前記XY面内において対角位置に配設すると共に、前記Y方向往復運動装置の一対を、前記XY面内において対角位置に配設し、X方向で見て、前記X方向往復運動装置と前記Y方向往復運動装置とが隣り合うことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の長円運動装置。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の長円運動装置に用いられる長円運動用の移動制御装置であって、前記移動部材を前記Y方向で所要に移動させることができ、且つ、該移動部材の所要の移動状態が前記位置保持手段によって保持可能となされており、
    数値制御モータと、該数値制御モータの駆動軸に連結される駆動ネジ軸と、該駆動ネジ軸が螺合でき且つ前記移動部材に設けられたナット部材とを具え、該数値制御モータで該駆動ネジ軸を正逆回転させることによって前記移動部材を前記Y方向で移動可能となされ、且つ、前記ナット部材と前記駆動ネジ軸との係合部が前記位置保持手段として機能して、該移動部材が所要の移動状態で保持されることを特徴とする長円運動装置用の移動制御装置。
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