JP6055697B2 - 架空電車線線条位置計測方法及び装置 - Google Patents
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Description
線条は、電気車両のレールに並列して配設されており、ちょう架線Cと、ちょう架線CからハンガHで吊り下げられている、パンタグラフと接触するトロリ線Tと、を含む。ちょう架線Cは、図5(A)に示すように、支持点(電柱やビーム、碍子等)Sの間で弛むように配設されている。トロリ線Tは、パンタグラフと安定に接触するようにレールと平行に配設されているとともに、図5(B)に示すように、平面内において、所定の位置で屈曲するように支持点(曲線引き金具)Pによって支持されており、全体としてレール方向において左右にジグザグになるように配線されている。これにより、トロリ線Tがパンタグラフのすり板の幅方向に渡ってほぼ均等に摺動する。
図6は、オーバーラップ区間の線条の配設例を模式的に示す図であり、図6(A)は側面図、図6(B)は平面図である。
オーバーラップ区間Rは、図6(A)に示すように、該区間までの給電を行ってきたトロリ線(A線)T1と、該区間から先の区間で給電を行うトロリ線(B線)T2とが並行する区間である。この区間Rでは、図6(A)に示すように、A線T1とB線T2とは、区間内のほぼ中央付近X1で高さ方向において交差し(上下逆転する)、パンタグラフが給電を受けるトロリ線がA線T1からB線T2へ移行する。
つまり、オーバーラップ区間Rでは、トロリ線が高さ方向で交差する点X2と、左右方向で交差する点X2とが存在する。
渡り区間では、図7(A)に示すように、レールの分岐箇所で本線側トロリ線T3と、渡り側トロリ線T4とが交差部X3で交差するように配設されている。交差角度は、一例で2〜14°である。交差部X3では、図7(B)に示すように、一方のトロリ線T4に枠状の金具Mが取り付けられ、もう一方のトロリ線T3が、この金具Mを通って配設されている。このように、2本のトロリ線が、左右方向と長手方向に拡がる面内で交差している。
前記線条における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完するとともに、前記二本の線条が同一の線条であると判定する。
なお、候補が複数ある場合は、ある評価関数により処理した値(例えば距離と勾配の差の和)が最小となるものを選択する。
ア)前記線条の支持点以外における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、かつ、
(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
イ)前記トロリ線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する。
ア)前記線条の支持点以外における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、かつ、
(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
イ)前記トロリ線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
ウ)前記ちょう架線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
エ)前記トロリ線及び/又は前記ちょう架線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置であって、未だにデータが補完されていない位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する。
前記線条における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する。
ア)前記線条の支持点以外における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、かつ、
(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
イ)前記トロリ線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する。
を備えることを特徴とする:
ア)前記線条の支持点以外における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、かつ、
(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
イ)前記トロリ線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
ウ)前記ちょう架線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
エ)前記トロリ線及び/又は前記ちょう架線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置であって、未だにデータが補完されていない位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する。
図1は、本発明の実施の形態に係る線条の三次元位置抽出方法の主な流れを説明するフローチャートである。この例では、線条群として、シンプルカテナリ式の電気鉄道の架空電車線(トロリ線とちょう架線)について説明する。
まず、ステップS1において、線条群の三次元位置を計測する。レーザーセンサを使用した計測方法の一例を図4を参照して説明する。計測方法としては、他にTOF(Time of flight)カメラを用いる等の方法を使用することができる。
ある線条の三次元位置を実測した際、長手方向の位置x1〜x3までは実測された(グラフの実線の円のプロット)が、位置x4〜x6のデータが欠落したとする。この場合、位置x1〜x3まで(欠落箇所から長手方向における後方(進行方向の後方))のデータを用いて、近似直線M(二点鎖線で示す)を求める。この近似直線Mを、後近似直線という。
次に、ステップS5において、選択した複数の前近似直線から、後近似直線と連続している可能性の高い前近似直線を判定する。図3のグラフで説明すれば、ある線条(後近似直線M)と連続する可能性のある線条が、2本の線条の内のいずれか(前近似直線M1かM2か)を判定する。
まず、ステップS501において、複数の前近似直線から一つ目の前近似直線を選択する。そして、ステップS502において、選択した前近似直線と後近似直線との、三次元空間内における最短距離L、高さ方向の勾配差Gh、左右方向の勾配差Gwを求める。
高さ方向の勾配差Gh、左右方向の勾配差Gwは、前後の近似直線の左右方向、高さ方向の傾き(微分値)の差を示す。
まず、ステップS503において、欠落箇所が、支持点を含む区間かどうかを判定する。支持点を含むかどうかは、前述のようにセンサでの計測や、線路情報のデータベースを用いて判定できる。
図5(A)に示したように、トロリ線Tは、支持点Sでも高さ方向の差や勾配の差がほとんどない。一方、ちょう架線は、支持点Sにおいて、高さ方向の勾配の方向が支持点の前後で逆となる(勾配の差が異なる)。したがって、高さ方向の勾配の差が所定値以下の場合は、トロリ線である可能性が高い。つまり、ステップS501において選択した前近似直線は、後近似直線に連続すると判定されるとともに、このデータがトロリ線であると判定できる。この場合、ステップS6に進んで、欠落箇所のデータを補完する(データ補完方法は後述)。
図5(B)に示したように、ちょう架線Cは、支持点Sでも左右方向の位置の差や勾配の差がほとんどないので、左右方向の勾配の差が所定値以下の場合は、ちょう架線である可能性が高い。したがって、ステップS501において選択した前近似直線は、後近似直線に連続すると判定される(ステップS504)とともに、このデータがちょう架線であると判定できる。この場合、ステップS6に進んで、欠落箇所のデータを補完する。
オーバーラップ区間においては、2本のトロリ線が高さ方向に交差する交差部X1では、図6(A)に示すように、高さ方向においては交差しているが、図6(B)に示すように、左右方向においては、2本のトロリ線はある程度の距離(300mm程度)離れている。また、左右方向に交差する交差部X2では、図6(A)に示すように、高さ方向においては、2本のトロリ線はある程度の距離離れている。ただし、実用上のレーザの精度の場合、オーバーラップ区間の2本のトロリ線が場所によっては1本に見えてしまう場合があるので、前述の3つの条件で厳密に判断する。
ステップS507で、3つの条件を満足しないと判定された場合は、ステップS501に戻って、次の前近似直線を選択する。
補完方法の一例を図3(B)を参照して説明する。
この例では、該当するデータの後近似直線Mと、前述の作業で求められた、連続すると予想される前近似曲線M1とを使用して、欠落箇所(位置x4〜x6)のデータを補完する方法の一例を説明する。
前後の近似直線M1、Mの最短距離が得られた位置x5において、後近似直線Mの位置x5における座標を(x5、ya)とし、前近似直線M1の位置x5における座標を(x5、yb)とする。これらの座標の、位置x5における中間の座標P1(x5、(ya+yb)/2)を、位置x5における補完点とする。そして、この位置x5より、長手方向の後方においては、後近似直線Mの各位置(x4)における座標(x4、yc)を適用し、長手方向の前方においては、前近似直線M1の各位置(x6、x7)における座標(x6、yd)を適用する。こうして、欠落箇所内のデータを補完する。
最後に、ステップS7において、欠落箇所であって、未だにデータが補完されていない位置においては、前後近似直線の最短距離が所定値以下の場合に、ステップS6と同様の方法で欠落しているデータを補完する。
具体的には、欠落箇所のある計測データに対して、(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配差が所定値以下、(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配差が所定値以下、の条件を、前述の順序で満たす線条を繋ぎ合わせていく過程を示す。図8は実測データを示し、図9は(A)、(B)、(C)の全てを満たすもの、図10は(A)かつ(B)を満たすもの、図11は(A)かつ(C)を満たすもの、図12は残っている線条で(A)を満たすものを示す。
各グラフの不連続な箇所が、データが欠落している箇所である。例えば、図8に示すように、横軸の0.12kmの付近では、高さ及び左右の偏位とも、ラインが切れ切れとなっており、ほとんど点線のように見える部分も存在する。
高さ、左右方向の偏位とも、図8のグラフと比べて大きな差はない。つまり、トロリ線やちょう架線はこれらの3つの条件を全て満たすことはないといえる。
図9のグラフと比較すると、高さ、左右方向の偏位とも、欠落箇所のデータが接続されている部分が存在する。高さ方向においては、各々(A)のグラフから、例えば、距離0.12km付近、高さ1900mm付近において、図9(A)ではデータが切れ切れであったが、図10(A)では、二つのピークを持つ線となっている。また、距離0.118km付近、高さ1700mm付近において、図9(A)では上下方向に離れていたラインの端が、図10(A)では接続されている。
左右方向の偏位においては、各々(B)のグラフから、例えば、距離0.118km付近、偏位−220mm付近において、図9(B)ではデータが途切れているが、図10(B)では接続されている。また、距離0.12kmの前後、偏位+200mm付近において、図9(B)では距離0.12kmの前後で途切れていた部分が、図10(B)では接続されている。
図10のグラフと比較すると、高さ方向においては、欠落箇所のデータが接続されている部分が増えている。高さ方向においては、各々(A)のグラフから、例えば、距離0.13km付近、高さ2200mm付近において、図10(A)ではデータが切れ切れであったが、図11(A)では、ピークを持つ線となっている。
左右方向の偏位においては、大きな差は見られないが、距離0.13km、偏位0の前後において、図10(A)では切れ切れのラインが、図11(B)では滑らかに接続されている。
図11のグラフと比較すると、高さ、左右方向の偏位とも、欠落箇所のデータがほぼ全て接続されて、複数のラインとして描かれている。
12 処理部
Claims (6)
- トロリ線を含む架空電車線の複数の線条を対象として、高さ方向及び線路幅方向(左右方向)の位置データ(二次元位置データ)を線路長手方向(前後方向)に沿って計測し、
得られた二次元位置データを繋ぎ合わせて、前記トロリ線について、高さ・左右・長手三方向の三次元位置データを抽出する方法であって、
前記複数の線条の二次元位置データの連続性を以下の手法により判定して、前記二次元位置データを繋ぎ合わせることを特徴とする架空電車線線条位置計測方法:
前記線条における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する。 - トロリ線及びちょう架線を含む架空電車線の複数の線条を対象として、高さ方向及び線路幅方向(左右方向)の位置データ(二次元位置データ)を線路長手方向(前後方向)に沿って計測し、
得られた二次元位置データを繋ぎ合わせて、前記各線条について、高さ・左右・長手三方向の三次元位置データを抽出する方法であって、
前記複数の線条の二次元位置データの連続性を以下の手法により判定して、前記二次元位置データを繋ぎ合わせることを特徴とする架空電車線線条位置計測方法:
ア)前記線条の支持点以外における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、かつ、
(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
イ)前記トロリ線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する。 - トロリ線及びちょう架線を含む架空電車線の複数の線条を対象として、高さ方向及び線路幅方向(左右方向)の位置データ(二次元位置データ)を線路長手方向(前後方向)に沿って計測し、
得られた二次元位置データを繋ぎ合わせて、前記各線条について、高さ・左右・長手三方向の三次元位置データを抽出する方法であって、
前記複数の線条の二次元位置データの連続性を以下の手法により判定して、前記二次元位置データを繋ぎ合わせることを特徴とする架空電車線線条位置計測方法:
ア)前記線条の支持点以外における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、かつ、
(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
イ)前記トロリ線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
ウ)前記ちょう架線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
エ)前記トロリ線及び/又は前記ちょう架線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置であって、未だにデータが補完されていない位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する。 - トロリ線を含む架空電車線の複数の線条を対象として、高さ方向及び線路幅方向(左右方向)の位置データ(二次元位置データ)を線路長手方向(前後方向)に沿って計測する手段と、
得られた二次元位置データを繋ぎ合わせて、前記トロリ線について、高さ・左右・長手三方向の三次元位置データを抽出する手段と、
前記複数の線条の二次元位置データの連続性を以下の手法により判定して、前記二次元位置データを繋ぎ合わせる手段と、
を備えることを特徴とする架空電車線線条位置計測装置:
前記線条における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する。 - トロリ線を含む架空電車線の複数の線条を対象として、高さ方向及び線路幅方向(左右方向)の位置データ(二次元位置データ)を線路長手方向(前後方向)に沿って計測する手段と、
得られた二次元位置データを繋ぎ合わせて、前記トロリ線について、高さ・左右・長手三方向の三次元位置データを抽出する手段と、
前記複数の線条の二次元位置データの連続性を以下の手法により判定して、前記二次元位置データを繋ぎ合わせる手段と、
を備えることを特徴とする架空電車線線条位置計測装置:
ア)前記線条の支持点以外における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、かつ、
(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
イ)前記トロリ線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する。 -
トロリ線及びちょう架線を含む架空電車線の複数の線条を対象として、高さ方向及び線路幅方向(左右方向)の位置データ(二次元位置データ)を線路長手方向(前後方向)に沿って計測する手段と、
得られた二次元位置データを繋ぎ合わせて、前記トロリ線について、高さ・左右・長手三方向の三次元位置データを抽出する手段と、
前記複数の線条の二次元位置データの連続性を以下の手法により判定して、前記二次元位置データを繋ぎ合わせる手段と、
を備えることを特徴とする架空電車線線条位置計測装置:
ア)前記線条の支持点以外における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、かつ、
(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
イ)前記トロリ線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(B)前後二本の近似直線の高さ方向の勾配の差が所定値以下、
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
ウ)前記ちょう架線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、かつ、
(C)前後二本の近似直線の左右方向の勾配の差が所定値以下
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する、
エ)前記トロリ線及び/又は前記ちょう架線の支持点における、前記二次元位置データが欠落している長手方向位置であって、未だにデータが補完されていない位置においては、該位置の前及び後における該線条の三次元位置データの近似直線を求め、
(A)前後二本の近似直線の三次元的な最短距離が所定値以下、
の場合は、前記二本の近似直線により欠落しているデータを補完する。
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