JP6054674B2 - 包装材料及び包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、包装材料及び包装体に関する。
従来、赤外線(赤外光)を利用した包装体の異物検査方法が知られており、既に一部で実用化が進んでいる。一般に、赤外線を利用する異物検査方法では、包装体に赤外線を照射し、その反射光によるコントラストによって異物の有無を検知することができる。より具体的には、異物は赤外線を吸収する結果、明るい背景の中に暗い領域として異物が検知されることになる。このため、赤外線による異物検査時においては、包装材料そのもの(異物のない状態の包装材料)にはそのようなコントラストが生じないようにしておくことが必要となる。すなわち、包装材料では、通常は文字、図形等を描いた印刷層が形成されているが、そのような印刷層がコントラストを生じさせることなく、背景(バックグラウンド)と同化するように設計しなければならない。そうでなければ、特に印刷層直上に存在する異物を正確に検知することができない。
赤外線による異物検知に適した包装体として、例えば赤外線を透過しないカーボンブラックで着色した印刷層に替えて、複数の顔料を混合した印刷層を採用する方法が提案されている(特許文献1)。この技術によれば、印刷層が赤外線を透過するため、印刷層そのものがコントラストをほとんど生じさせることはなく、異物のみがコントラストを生じさせる結果、たとえ異物が印刷層直上に存在していてもその正確な検知が可能となる。
特開2004−239889
しかしながら、特許文献1のように2種以上の顔料を混合して印刷層に使用する場合、印刷に要求される色が黒色又は濃緑色のような低明度である場合は問題ないが、印刷層に白色顔料(酸化チタン顔料)を含む高明度の場合は白色顔料によって赤外線の透過性が犠牲になる。そして、白色顔料の含有量が多くなるほど赤外線の透過量も減少し、一定の含有量以上を含む場合には、異物がコントラストを生じさせるだけでなく、印刷層もコントラストを生じさせることになる結果、異物と印刷層との区別がつきにくくなるため、精度の高い異物検査が困難となる。他方、高明度の印刷層は、パッケージのデザインの多様化等が進む中でその要請が高くなっている。
従って、本発明の主な目的は、白色、水色、ピンク色、薄緑等のような高明度の色であっても、赤外線を利用した異物検査が精度良く行うことができる包装材料及び包装体を提供することにある。
本発明者は、従来技術の問題点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定の層構成を採用することにより上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記の包装材料及び包装体に係る。
1. 基材層、印刷層及び透明性赤外線反射層を順に含む積層体から構成されており、前記透明性赤外線反射層は透明性樹脂中にアルミニウムフレークが分散してなることを特徴とする包装材料であって、
透明性赤外線反射層から印刷層に向かって包装材料に赤外光を含む光を照射し、赤外光を含む光が照射された領域からの反射光を赤外光に感度を有する撮像手段によって撮像し、撮像により得られた画像イメージデータから、当該領域内における異物の有無を判定する異物検査に用いる包装材料
2. 透明性赤外線反射層上にさらに樹脂フィルム層を有する、前記項1に記載の包装材料。
3. 最外層としてヒートシール層をさらに有する、前記項1又は2に記載の包装材料。
4. 基材層が赤外線反射性材料を含む、前記項1〜3のいずれかに記載の包装材料。
5. 透明性赤外線反射層中におけるアルミニウムフレークの含有量が0.1〜5重量%である、前記項1〜4のいずれかに記載の包装材料。
6. アルミニウムフレークが、平均粒子径3〜80μmであり、かつ、アスペクト比2〜100である、前記項1〜5のいずれかに記載の包装材料。
7. 赤外線反射性材料が、アルミニウム箔又はアルミニウム蒸着樹脂フィルムである、前記項4に記載の包装材料。
8. 容器に内容物が充填された状態で前記項1〜7のいずれかに記載の包装材料を蓋材として容器にヒートシールした包装体であって、
透明性赤外線反射層から印刷層に向かって包装体に赤外光を含む光を照射し、赤外光を含む光が照射された領域からの反射光を赤外光に感度を有する撮像手段によって撮像し、撮像により得られた画像イメージデータから、当該領域内における異物の有無を判定する異物検査に用いる包装体
9. 内容物が薬剤である、前記項8に記載の包装体。
10. 蓋材がプレススルーパックの蓋材である、前記項8又は9に記載の包装体。
本発明の包装材料及び包装体は、基材層、印刷層及び透明性赤外線反射層を順に含む積層体から構成されており、前記透明性赤外線反射層は透明性樹脂中にアルミニウムフレークが分散していることから、赤外線による異物検出に好適に用いることができる。すなわち、赤外線による異物の検知において、透明性赤外線反射層から印刷層に向かうように赤外線を包装材料に照射する場合、印刷層が酸化チタン等の白色顔料を多く含むことによって、例えば白色、水色、ピンク色、薄緑等のような高明度の色を呈していても、アルミニウムフレークによって効果的に赤外線を反射することから、反射光に印刷層の陰影が生じることがなく、背景と同化できる結果、包装材料(特に蓋材としての包装材料)と容器との間に介在する異物(虫の死骸、体毛等の赤外線を吸収する異物)等を高精度で検出することができる。
また、従来より赤外線を利用した異物検査に適するとされていた顔料、例えばナフトールAS、フタロシアニンブルー、ジスアゾイエロー等を印刷層に用いた場合において本発明の包装材料又は包装体の構成を適用することにより、赤外線を利用した異物検査の精度を落とすことなく、例えば水色、薄黄、ピンク色等の淡色あるいは高明度の色を容易に醸し出すことができる。
本発明の包装材料の一例の構成を示す図である。 本発明の包装材料を用いた包装体の一例の構成を示す図である。 本発明の包装材料を用いた包装体の別の一例の構成を示す図である。
1 基材層
2 印刷層
3 透明性赤外線反射層
4 ヒートシール層
5 錠剤(内容物)
6 容器
7 樹脂フィルム層
1.包装材料
本発明の包装材料は、基材層、印刷層及び透明性赤外線反射層を順に含む積層体から構成されており、前記透明性赤外線反射層は透明性樹脂中にアルミニウムフレークが分散してなることを特徴とする。
図1には、本発明の包装材料の一例の構成を示す。図1に示すように、本発明の包装材料は、基材層1上に印刷層2及び透明性赤外線反射層3が順に積層された積層体から構成され得る。透明性赤外線反射層3中には、透明性樹脂をマトリックスとしてアルミニウムフレーク(フレーク状アルミニウム粉末)が分散されている。この場合、図1中の矢印方向から赤外線(赤外光)を照射した場合、印刷層2の手前に透明性赤外線反射層3が形成されているので、透明性赤外線反射層3中のアルミニウムフレークが赤外線を効果的に反射することができる。このため、たとえ赤外線を透過しにくい又は透過しない着色剤によって形成された印刷層であっても、赤外線による異物検査時においては印刷層2の領域が背景と同様の高い輝度を維持できるようになる。その結果、印刷層2の形成に使用される顔料等の種類にかかわらず、所望の反射効果を得ることができ、赤外線による異物検知を精度良く行うことが可能となる。
(1)包装材料の層構成
本発明の包装材料は、前記の通り、少なくとも基材層、印刷層及び透明性赤外線反射層を順に含む積層体から構成されている。各層としては、例えば次に示すようなものを好適に採用することができる。
基材層
基材層としては、赤外線反射性材料単独あるいは少なくとも赤外線反射性材料を含むものであれば公知の材料を採用することができる。赤外線反射性材料としては、例えばアルミニウム箔、アルミニウム蒸着樹脂フィルム等を挙げることができる。また、本発明の効果を損なわない範囲であれば、例えば赤外線反射性材料に樹脂フィルム、プライマー層、アンカーコート層、着色層、オーバーコート層等を適宜積層したラミネート材を基材層として採用することもできる。
アルミニウム箔の材質は、アルミニウム又はアルミニウム系合金のいずれであっても良い。具体的には、純アルミニウム(JIS(AA)1000系、例えば1N30、1070等)、Al−Mn系(JIS(AA)3000系、例えば3003、3004等)、Al−Mg系(JIS(AA)5000系)、Al−Fe系(JIS(AA)8000系、例えば8021、8079等)等が例示できる。
アルミニウム箔の厚みは7〜50μmとするのが好ましく、特に10〜40μmとするのがさらに好ましい。かかる範囲内に設定することによって、より優れた耐水性(耐湿性)、強度、包装体の取扱性等を得ることができる。アルミニウム箔を用いる場合、硬質材、半硬材、軟質材等のいずれであっても良く、容器の形状、内容物の種類等に応じて適宜選択すれば良い。また、アルミニウム箔は、必要に応じ、公知の方法で型付け、脱脂・洗浄、アンカーコート、オーバーコート、表面処理等を施すこともできる。アルミニウム箔を用いることにより、包装材料としての強度、バリアー性、保存性等を効果的に発揮することができる。
アルミニウム蒸着樹脂フィルムとしては、例えばポリアミド(ナイロン)、ポリエチレン(特に高密度ポリエチレン)、ポリプロピレン(特に延伸ポリプロピレン)、塩化ビニル、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルムにアルミニウムを公知の蒸着方法で蒸着してなるものが例示される。この場合における樹脂フィルムの厚みは9〜50μm程度とすることが好ましい。
また、前記ラミネート材を用いる場合、樹脂フィルムとしては、例えばポリアミド(ナイロン)、ポリエチレン(特に高密度ポリエチレン)、ポリプロピレン(特に延伸ポリプロピレン)、塩化ビニル、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルムを適用できる。これらは1種又は2種以上で使用することができる。これらの中でも、ポリアミド及びポリエステルの少なくとも1種の樹脂フィルムが好ましい。この場合における樹脂フィルムの厚みは9〜50μm程度とすることが好ましい。樹脂フィルムの積層により、強度、耐突き刺し性、耐水性、耐引き裂き性等をより高めることが可能となる。
ラミネート又は接着方法は特に限定されず、公知の方法を適用することができる。例えば、ポリエステルウレタン系、ポリエステル系等の2液硬化型ウレタン系接着剤を用いるドライラミネーション法、共押出し法、押出しコート法、アンカーコート剤を用いる熱ラミネーション法等が挙げられる。
印刷層
本発明の包装材料における印刷層は、公知の包装材料で使用されているものと同様のものを採用することができる。印刷層は、必要に応じて、基材層の両面に設けられていても良い。また、印刷層は、単層であっても良いし、2層以上からなる多層であっても良い。
印刷層は、顔料及び染料からなる着色剤を少なくとも1種を含有する。従って、2種以上の着色剤を含有しても差し支えない。これら顔料及び染料は、無機顔料(例えば、硫酸バリウム、亜鉛華、酸化チタン、群青、紺青、タルク、炭酸カルシウム、コバルトブルー、べんがら等)、有機顔料(モノアゾ系、縮合アゾ系、アントラキノン系、キナクリドン系、イソインドリノン系、チオインジゴ系、ピロロピロール系、ペリレン系、ジスアゾ系、フタロシアニン系等)のほか、各種の染料等の中から、例えば内容物の種類、包装材料の材質等に応じて適宜選択することができる。
印刷層の色は特に限定されないが、これまでの異物検査で使用することが困難とされていた白色、水色、ピンク色、薄緑等のような高明度の色(パステルスカラー等)を使用できることが本発明の特徴の一つである。すなわち、酸化チタン等のような白色の着色剤(例えば赤外線反射率が50%以下の着色剤)を印刷層に使用することができる。
印刷層中の着色剤の含有量は特に制限されるものではないが、固形分基準で印刷層中10〜50重量%程度、特に15〜40重量%程度とすることが望ましい。
印刷層中にはバインダー成分(特に樹脂系バインダー)が含まれていても良い。例えば、ニトロセルロース、ポリビニルブチラール、フェノール樹脂、マレイン酸樹脂、アルキッド樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル樹脂等を挙げることができる。これらは1種又は2種以上で用いることができる。
印刷層の厚みは特に制限されないが、0.1〜10μm程度とすることが望ましい。また、印刷層の重量(乾燥後重量)は、0.1〜10g/m程度とすることが好ましい。
印刷層の形成方法は特に限定されず、例えば印刷層を形成するためのインキを用いて公知の印刷方法を適用することができる。前記インキとしては、着色剤を含むインキを使用すれば良い。より具体的には、着色剤、さらに必要に応じてバインダー成分及び/又は溶剤を含むインキを用いることができる。着色剤及びバインダー成分としては、前記で示したものを使用することができる。また、溶剤としては、例えばトルエン、キシレン、メチルエチルケトン、イソプロピルアルコール、シンナー、酢酸エチル、酢酸メチル、ブチルセロソルブ、酢酸ブチル、メタノール、エタノール、ブタノール、ヘキサン、アセトン等を使用することができる。
印刷方法は限定的でなく、例えば凸版印刷、凹版印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷等を適用することができる。また、本発明では、印刷層を形成した後、必要に応じて乾燥工程に供することができる。例えば、室温(20℃)〜250℃程度で10秒〜10時間程度の条件に設定することによって乾燥することができる。連続的に乾燥を行う場合には、熱風を吹き付けることにより乾燥したり、オーブンの中を移動できるように設計すれば良い。
透明性赤外線反射層
透明性赤外線反射層は、透明性樹脂中にアルミニウムフレークが分散されている。透明性赤外線反射層の透明性は、その下層にある印刷層が視認できるレベルであれば特に限定されない。なお、アルミニウムフレーク自体は通常不透明なので、後述するように透明性赤外線反射層中に5重量%を超えないように含有させるのが好ましい。
アルミニウムフレーク(フレーク状アルミニウム粉末)は特に限定されず、公知又は市販のアルミニウムフレークを採用することができる。アルミニウムフレークを構成する材質は純アルミニウムのみならず、アルミニウム合金であっても良い。
アルミニウムフレークの平均粒子径(レーザー回折式粒度分布計による)は限定的ではないが、特に3〜80μm程度のものが好ましい。また、アルミニウムフレークのアスペクト比(平均粒子径μm/厚みμm)は、2〜100程度とすることが好ましい。なお、アルミニウムフレークの厚みは、走査型電子顕微鏡で20個のアルミニウムフレークの粒子断面を観察測定し、平均値を求めれば良い。
透明性赤外線反射層中のアルミニウムフレークの含有量は限定的ではないが、特に0.1〜5重量%とするのが好ましい。0.1重量%未満では、本発明の効果(特に、白色をほぼ維持したままで赤外線異物検査が可能となる効果)が得にくくなるほか、異物検査精度を落とすことなく高明度の色を実現するという効果が得られなくなるおそれがある。また、5重量%を超えると、アルミニウム本来の色であるグレー色が目立ちすぎるほか、塗布前のインキ化の際に粘度が上がりすぎ、塗布し難くなるおそれがある。
透明性赤外線反射層で使用される透明性樹脂は、実質的に透明であれば特に限定されず、例えばニトロセルロース、ポリビニルブチラール、フェノール樹脂、マレイン酸樹脂、アルキッド樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル樹脂等を挙げることができる。これらは1種又は2種以上で用いることができる。
透明性赤外線反射層の厚みは前記印刷層と同程度が好ましく、0.1〜10μm程度とすることが望ましい。また、乾燥後塗布重量は、0.1〜10g/m程度とすることが好ましい。
透明性赤外線反射層の形成は、例えば透明性樹脂及びアルミニウムフレークを含むインクを用い、これを印刷方法によって好適に行うことができる。この場合の溶剤の採用選択、印刷方法、乾燥方法も前記印刷層と同様に実施することができる。また、別途に作製した透明性赤外線反射フィルムを積層することによっても、透明性赤外線反射層を形成することができる。
なお、透明性赤外線反射層においては、本発明の効果を妨げない限り、他の成分が含まれていても良い。例えば、分散剤、硬化剤、沈降防止剤、軟化剤、酸化防止剤、体質顔料、紫外線吸収剤、レベリング剤、表面調整剤、タレ止め剤、増粘剤、消泡剤、滑剤等が含まれていても良い。
その他の層
本発明の包装材料では、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲において、その他の層が含まれていても良い。例えば、ヒートシール層、樹脂フィルム、プライマー層、アンカーコート層、キーラッカー層、接着剤層、オーバーコート層(OPニス)等の公知の材料を積層することもできる。特に、本発明の包装材料を蓋材等として用いる場合は、ヒートシール層、樹脂フィルム等を積層することが好ましい。
ヒートシール層としては公知又は市販の材料が使用できる。例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖線状ポリエチレン、飽和ポリエステル、線状飽和ポリエステル、無延伸ポリプロピレン、塩素化ポリプロピレン、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタアクリル酸共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、アイオノマー、エチレン−エチルアクリレート−無水マレイン酸三元共重合体、ポリオレフィン、カルボン酸変性ポリエチレン、カルボン酸変性ポリプロピレン、カルボン酸変性エチレン−酢酸ビニル、塩化ビニル、ポリスチレン等が挙げられる。また、製品名「ボンダイン」住友化学工業株式会社製、製品名「メルセンM」東ソー株式会社製等の市販品も使用することができる。これらヒートシール性樹脂は1種又は2種以上で用いることができる。
ヒートシール層は、上記樹脂を含む液状接着剤を塗布したり、あるいは上記樹脂からなるシーラントフィルムを積層することによって、形成することができる。ヒートシール層の厚みは限定的でないが、通常2〜100μm程度とすることが好ましい。なお、ヒートシール性樹脂(ラッカー)を塗布により形成する場合は、乾燥後塗布量を2〜15g/m程度とすれば良い。
樹脂フィルムとしては、例えばポリアミド(ナイロン)、ポリエチレン(特に高密度ポリエチレン)、ポリプロピレン(特に延伸ポリプロピレン)、塩化ビニル、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルムを挙げることができる。この場合における樹脂フィルムの厚みは9〜50μm程度とすることが好ましい。
(2)包装材料の使用
本発明の包装材料は、そのままで又は加工を施して用いることができる。加工方法は、公知の包装材料の場合と同様の方法を採用することができる。例えば、エンボス加工、ハーフカット加工、ノッチ加工等を本発明の効果を妨げない範囲で施しても差し支えない。本発明の包装材料は、蓋材をはじめ、例えば成形容器、包み紙、トレー、チューブ、並びに袋、パウチ等の袋体にも好適に用いることができる。
本発明の包装材料をプレススルーパックの蓋材として用いる場合は、図2に示すように、基材層(アルミニウム箔等)、印刷層、透明性赤外線反射層及びヒートシール層をこの順に積層して用いれば良い。他方、プレススルーの必要がなければ、図3に示すように樹脂フィルム、透明性赤外線反射層、印刷層、基材層及びヒートシール層を順次積層した構成を採用することもできる。後者の場合の樹脂フィルムは、上記基材層で説明した樹脂フィルムと同様のものを採用することができる。
本発明の包装材料は、赤外線を利用した異物検査(単に「異物検査」ともいう)に供することができる。より具体的には、透明性赤外線反射層から印刷層に向かって包装材料に赤外光を含む光を照射し、赤外光を含む光が照射された領域からの反射光を赤外光に感度を有する撮像手段によって撮像し、撮像により得られた画像イメージデータから、当該領域内における異物の有無を判定する異物検査に用いることができる。このような異物検査方法及び異物検査装置は、公知又は市販のものを採用することができる。例えば、後記の実施例に示すように、CKD株式会社製「フラッシュパトリVRS600(CKD株式会社製)」を好適に用いることができる。
そのため、本発明の包装材料のアルミニウムフレークが積層された領域では、近赤外線を50%以上反射することが好ましい。当該領域で、波長800〜900nmの近赤外線を50%以上(特に60%以上)反射するのがさらに好ましい。かかる赤外線反射特性を有することによって、より優れた異物検知精度を達成することができる。なお、近赤外線の反射率は、当該領域に波長800nm、825nm、850nm、875nm及び900nmの近赤外線を照射したときの反射率(%)を測定し、その平均値を求めることによって得ることができる。前記反射率の測定装置としては、紫外可視近赤外分光光度計(製品名「JASCO、 V570型」日本分光社製)を用いることができる。その場合の仕様は、積分球式(正反射光及び拡散反射光を検出)、積分球内径:60mm、積分球内壁塗布剤:硫酸バリウムとする。
2.包装体
本発明は、容器に内容物が充填された状態で前記包装材料を蓋材として容器にヒートシールした包装体を包含する。例えば、本発明の包装材料として、基材層、印刷層、透明性赤外線反射層及びヒートシール層からなる包装材料を蓋材として用い、透明、半透明又は不透明の容器に内容物を充填した後、前記蓋材のヒートシール層と容器開口部とをヒートシールすることにより包装体を好適に得ることができる。
本発明の包装体も、前記包装材料と同様、赤外線を利用した異物検査に供することができる。より具体的には、透明性赤外線反射層から印刷層に向かって包装材料に赤外光を含む光を照射し、赤外光を含む光が照射された領域からの反射光を赤外光に感度を有する撮像手段によって撮像し、撮像により得られた画像イメージデータから、当該領域内における異物の有無を判定する異物検査に用いることができる。このような異物検査方法及び異物検査装置は、公知又は市販のものを採用することができる。例えば、後記の実施例に示すように、CKD株式会社製「フラッシュパトリVRS600(CKD株式会社製)」を好適に用いることができる。
容器の材質は限定的ではなく、異物検査の態様等に応じて適宜選択することができる。例えば、透明又は半透明の容器が要求される場合(すなわち、包装体の容器の側から異物検査を行う場合)は、例えばポリプロピレン、塩化ビニル等の材質からなる容器を好適に用いることができる。また例えば、容器の材質は透明又は半透明が要求されない場合(すなわち、包装体の蓋材側から異物検査をする必要があり、かつ、容器の側の異物検査が必要のない場合)は、収容部を成形したアルミニウム箔又はその積層体を容器として用いることができる。なお、包装体の蓋材側から異物検査をする場合は、図3に示すような層構成を採用すれば良い。
容器は、樹脂フィルムを成形したものを用いる場合、樹脂フィルムの厚みは限定的ではないが、0.05〜2mm程度とすることが好ましい。アルミニウム箔又はその積層体を用いる場合はその厚みを40〜200μm程度とすることが好ましい。
容器は、例えばプレス機を用いた方法(張り出し成形、深絞り成形等)のほか、プレス機を使用しない方法(真空成形、圧空成形等)によって成形することができる。これらの成形は、冷間成形又は熱間成形のいずれであっても良いし、両者を併用しても良い。
ヒートシールの条件は特に限定されず、使用する熱接着剤の種類、内容物の種類等によって適宜変更できるが、一般的には140〜260℃で1〜3秒程度とすれば良い。
また、本発明包装体の容器に装填される内容物は特に限定されず、公知のPTP包装体あるいはブリスターパックに充填・装填されている内容物をそのまま適用することができる。内容物の性状も限定的でなく、固形物(固体)、液体等のいずれでも良いが、特に固形物であることが望ましい。例えば、薬剤(医薬品)、食品、電子部品、コンタクトレンズ、芳香剤、洗浄剤等が挙げられる。特に、異物検査を必須とする薬剤に好適である。また、薬剤の剤形は、例えば錠剤、カプセル剤等のいずれであっても良い。
以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特徴をより具体的に説明する。ただし、本発明の範囲は、実施例に限定されない。
実施例1
厚み20μmのアルミニウム箔(1N30軟質箔)のツヤ消し面に、バーコーターを用いて白インキ(酸化チタン顔料固形分含有率43重量%)を乾燥後塗布量1.5g/mでベタ印刷(全面印刷)し、乾燥した。続いて、アルミニウムフレーク(東洋アルミニウム株式会社製「1200N」、粒度分布D10/D50/D90:3μm/12μm/28μm)をニトロセルロース樹脂中に溶剤(体積比でトルエン/イソプロピルアルコール/酢酸エチル=30:20:50の混合溶剤)を用いて分散(固形分基準で1重量%分散)させたコート液をバーコーターにて乾燥後塗布量1g/mで白印刷層上に全面塗布し、乾燥した。さらにヒートシール層として、ポリプロピレン系の熱接着剤をバーコーターにて乾燥後塗布量3.5g/mでアルミニウムフレーク含有層上に全面塗布し、乾燥させた。このようにして、「アルミニウム箔(基材)/白印刷層/アルミニウムフレーク含有層(透明性赤外線反射層)/ヒートシール層」からなる包装材料を得た。
実施例2
アルミニウムフレークとして東洋アルミニウム株式会社製「7620NS」(粒度分布D10/D50/D90:7μm/18μm/31μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして包装材料を得た。
実施例3
アルミニウムフレークとして東洋アルミニウム株式会社製「MS−750」(粒度分布D10/D50/D90:5μm/10μm/20μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして包装材料を得た。
実施例4
アルミニウムフレークとして東洋アルミニウム株式会社製「0803M」(粒度分布D10/D50/D90:3μm/6μm/10μm)を用いたほかは、実施例1と同様にして包装材料を得た。
比較例1
実施例1においてアルミニウムフレーク含有層を形成しなかったほかは、実施例1と同様に包装材料を得た。
実施例5
白印刷層において白インキ(酸化チタン顔料含有)に代えて、藍インキ(フタロシアニンブルー顔料含有固形分含有率27重量%)を用いた以外は、実施例1と同様にして包装材料を得た。
実施例6
白印刷層において白インキ(酸化チタン顔料含有)に代えて、藍インキ(フタロシアニンブルー顔料含有固形分含有率27重量%)を用いた以外は、実施例2と同様にして包装材料を得た。
実施例7
白印刷層において白インキ(酸化チタン顔料含有)に代えて、藍インキ(フタロシアニンブルー顔料含有固形分含有率27重量%)を用いた以外は、実施例3と同様にして包装材料を得た。
実施例8
白印刷層において白インキ(酸化チタン顔料含有)に代えて、藍インキ(フタロシアニンブルー顔料含有固形分含有率27重量%)を用いた以外は、実施例4と同様にして包装材料を得た。
比較例2
白印刷層において白インキ(酸化チタン顔料固形分含有率43重量%)と藍インキ(フタロシアニンブルー顔料含有固形分含有率27重量%)(白インキと藍インキの混合重量比率=1:3)とを用い、かつ、アルミニウムフレーク含有層を形成しなかったほかは、実施例1と同様に包装材料を得た。
試験例1
各実施例及び比較例の包装材料を蓋材(ヒートシール層が容器側)として用い、透明の厚み300μmのポリプロピレンフィルムを成型して得られたPTP用容器に180℃×3秒間のヒートシールを施し、包装体を得た。各蓋材と容器の間には、長さ2cm程度の毛髪を異物として介在させた。
<赤外線を利用した異物検査結果>
各包装体の容器側から赤外線を照射することにより異物検査を実施した。検査装置としては、CKD株式会社製「フラッシュパトリVRS600」を用いた。まず、異物のない領域に対する同装置による輝度値と判定結果(判定基準は表2による)を表1に示す。輝度値225以上、判定基準○又は◎であれば、その領域に異物(赤外線を吸収する異物)があれば良好に異物を検知できることを示している。次に、異物(毛髪)のある領域に対する同装置の判定結果(異物判定)を表1に示す。
<目視による外観色の観察>
蛍光灯の下で、各包装体の容器側の色を目視により観察した。結果を表1に示す。
本発明の包装体(包装材料)は、輝度値が高いため、その領域に異物が存在すれば、輝度値が極端に低くなる(すなわち赤外線を吸収している)ため、当該異物の存在を容易に判別することができる。比較例の包装体(包装材料)では、輝度値が低いため、その領域に異物が存在しても、輝度値がほとんど変化せず、当該異物の存在を判別することが困難となる。本発明の包装体(包装材料)は、異物検査の精度をほとんど低下させることなく、白っぽい外観あるいは明度の高い淡色を醸し出すことができる。

Claims (10)

  1. 基材層、印刷層及び透明性赤外線反射層を順に含む積層体から構成されており、前記透明性赤外線反射層は透明性樹脂中にアルミニウムフレークが分散してなることを特徴とする包装材料であって、
    透明性赤外線反射層から印刷層に向かって包装材料に赤外光を含む光を照射し、赤外光を含む光が照射された領域からの反射光を赤外光に感度を有する撮像手段によって撮像し、撮像により得られた画像イメージデータから、当該領域内における異物の有無を判定する異物検査に用いる包装材料
  2. 透明性赤外線反射層上にさらに樹脂フィルム層を有する、請求項1に記載の包装材料。
  3. 最外層としてヒートシール層をさらに有する、請求項1又は2に記載の包装材料。
  4. 基材層が赤外線反射性材料を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の包装材料。
  5. 透明性赤外線反射層中におけるアルミニウムフレークの含有量が0.1〜5重量%である、請求項1〜4のいずれかに記載の包装材料。
  6. アルミニウムフレークが、平均粒子径3〜80μmであり、かつ、アスペクト比2〜100である、請求項1〜5のいずれかに記載の包装材料。
  7. 赤外線反射性材料が、アルミニウム箔又はアルミニウム蒸着樹脂フィルムである、請求項4に記載の包装材料。
  8. 容器に内容物が充填された状態で請求項1〜7のいずれかに記載の包装材料を蓋材として容器にヒートシールした包装体であって、
    透明性赤外線反射層から印刷層に向かって包装体に赤外光を含む光を照射し、赤外光を含む光が照射された領域からの反射光を赤外光に感度を有する撮像手段によって撮像し、撮像により得られた画像イメージデータから、当該領域内における異物の有無を判定する異物検査に用いる包装体
  9. 内容物が薬剤である、請求項8に記載の包装体。
  10. 蓋材がプレススルーパックの蓋材である、請求項8又は9に記載の包装体。
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