JP6054635B2 - 防水用シート及び防水用シートの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、防水用シート及び防水用シートの製造方法に関する。
医療現場においては、患者を載せる寝台に血液等が付着して汚染されるのを防ぐため、一般にこれらの寝台は防水性シートで被覆した状態で使用される。また介護現場においても、同様の目的で被介護者が就寝する寝台や着座する椅子等は防水性シートで被覆された上で使用される。このような用途で用いられる防水性シートは、水分が内面側(被覆面側)へ通過することを抑制する機能が必要とされる。また、防水性シートを被せた寝台等の上で患者又は被介護者が動いた場合に防水性シートが寝台等からずれることを防止する機能も上記防水性シートには必要とされる。
このような防水用シートとして、基材と透湿フィルムとから構成され、透湿フィルムの内側の面(被覆面と接する面)に滑り止め加工を施した防水用シートが考案されている(特開2004−299080号公報等参照)。この防水用シートは、基材の内側の面に透湿フィルムを積層し、さらにこの透湿フィルムの内側の面に滑り止め効果を有する樹脂を印刷等により散点的に付与したものである。
この滑り止め加工を施した防水性シートは、従来の防水性シートよりも高い防滑性を有するが、上述のように滑り止め効果を有する樹脂を印刷等により付与する二次加工が必要となるため、製造工程が従来よりも煩雑化するという課題を有する。
特開2004−299080号公報
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、生産性に優れ、高い滑り止め効果を有する防水用シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、
寝台や床面等を被覆する防水用シートであって、
最内層に配設される防水性フィルムと、
上記防水性フィルムの外側に積層されるシート状基材と
を備え、
上記防水性フィルムが、主成分としてのポリエチレン系樹脂と、副成分としての防滑性付与樹脂とを含有し、
上記防滑性付与樹脂が、ポリプロピレン系エラストマー樹脂又はエチレン酢酸ビニル共重合体であることを特徴とする防水用シートである。
当該防水用シートは、防水性フィルムが主成分のポリエチレン系樹脂によって防水性を発揮すると同時に、副成分の防滑性付与樹脂(ポリプロピレン系エラストマー樹脂又はエチレン酢酸ビニル共重合体)によって防滑性を発揮するため、防水性フィルムが被覆面と接するように寝台や床面等を被覆した場合に被覆面に対する滑り止め効果を発揮することができる。また、当該防水用シートは、防水性フィルムが防水性と防滑性とを備えるため、少なくともシート状基材に防水性フィルムを積層することで製造することが可能であり、生産性に優れる。
当該防水用シートは、上記防水性フィルムの上記防滑性付与樹脂の含有量が、ポリエチレン系樹脂100質量部に対して30質量部以上70質量部以下であることが好ましい。このように防滑性付与樹脂の防水性フィルムにおける含有量を上記範囲とすることによって、当該防水用シートは、高い防滑性等を発揮することができる。
当該防水用シートは、上記防水性フィルムの厚さが1μm以上20μm以下であることが好ましい。このように防水性フィルムの厚さを上記範囲とすることによって、当該防水用シートの防滑性等を向上させることができる。また、当該防水用シートの取り扱い性及び低コスト性も向上させることができる。
当該防水用シートは、上記シート状基材として不織布が用いられていることが好ましい。このようにシート状基材として不織布を用いることによって、当該防水用シートの通気性を向上させることができる。
当該防水用シートは、上記不織布の坪量が50g/m以上200g/m以下であることが好ましい。このように不織布の坪量を上記範囲とすることによって、当該防水用シートの通気性、強度及び取扱い性を向上させることができる。
当該防水用シートは、上記防水性フィルム側の面の静摩擦係数が0.5以上2以下であることが好ましい。このように防水性フィルム側の面の静摩擦係数を上記範囲とすることによって、当該防水用シートの滑り止め効果及び生産性を向上させることができる。
当該防水用シートは、耐水度が60mm以上、透湿度が200g/m・24h以上10000g/m・24h以下であることが好ましい。このように透湿度及び耐水度を上記範囲とすることによって、当該防水用シートの防水性及び通気性を向上させることができる。
また上記課題を解決するためになされた発明は、
シート状基材の一方の面に、主成分としてのポリエチレン系樹脂に副成分としてポリプロピレン系エラストマー樹脂又はエチレン酢酸ビニル共重合体を添加した形成材料を押出すことによって防水性フィルムを形成する工程
を有する防水用シートの製造方法である。
当該防水用シートの製造方法は、防滑性を有する防水用シートを従来の樹脂フィルム積層体の製造装置を用いて容易かつ確実に製造することができる。また、当該防水用シートの製造方法で得られる防水用シートは、寝台や床面等を被覆した際に高い滑り止め効果を発揮することができる。
なお、「静摩擦係数」とは、JIS−K−7125に準拠して測定した値である。「耐水度」とは、JIS−L−1092の静水圧法A法(低水圧法)に準拠して測定した値である。「透湿度」とは、JIS−Z−0208に準拠し条件Bの温湿度条件にて測定した値である。
以上説明したように、本発明の防水用シートは、生産性に優れ、かつ高い滑り止め効果を有する。
本発明の一実施形態に係る防水用シートを示す模式的断面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳説する。
本発明の防水用シート1は、シート状基材2と、このシート状基材2の内側の面(被覆面に接する側の面)に積層された防水性フィルム3との二層構造を有する。
<シート状基材2>
シート状基材2の素材としては、織布、不織布、紙、多孔性合成樹脂フィルム等を用いることができるが、これらの中でも通気性、水分吸収性、薄膜性等に優れる不織布が好ましい。この不織布としては、繊維を織らずにシート状に形成した不織布であれば特に限定されるものではない。また、不織布を構成する繊維としては天然繊維及び化学繊維を用いることができる。上記化学繊維としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ナイロン等のポリアミド系樹脂からなる繊維、及びこれら樹脂の共重合物、変性物及びこれらの組み合わせからなる合成繊維等をあげることができる。これらの中でも耐水性、耐熱性、寸法安定性、耐候性等に優れるポリエステル繊維が好ましい。
シート状基材2に用いる不織布の坪量としては、50g/m以上200g/m以下が好ましく、75/m以上150g/m以下がより好ましい。不織布の坪量が上記範囲未満の場合、不織布が薄くなって、当該防水用シート1の強度及び柔軟性が低下するおそれや、取扱い性が低下するおそれがある。逆に、不織布の坪量が上記範囲を超える場合、当該防水用シート1の通気性が低下するおそれがある。
<防水性フィルム3>
防水性フィルム3はシート状基材2の内側の面(被覆面に接する側の面)に積層されている。防水性フィルム3は、主成分としてのポリエチレン系樹脂と、副成分としての防滑性付与樹脂とを含有する組成物から形成されている。この防滑性付与樹脂としては、ポリプロピレン系エラストマー樹脂又はエチレン酢酸ビニル共重合体が用いられる。防水性フィルム3は、無孔質であっても多孔質であってもよいが、製造方法が容易な無孔性フィルムとすることが好ましい。
防水性フィルム3に防滑性付与樹脂として用いるポリプロピレン系エラストマー樹脂は、主体となるプロピレン成分にエチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン等のα−オレフィン成分を共重合した共重合体である。
このポリプロピレン系エラストマー樹脂は、例えば、以下の多段重合法によって製造することができる。
まず第1段階として、チタン化合物触媒成分および有機アルミニウム化合物触媒成分の存在下にプロピレンモノマーを単独重合させるか、もしくは、プロピレンモノマーとエチレンモノマーまたはα−オレフィンモノマーとを共重合させ、プロピレン単独重合体、プロピレン・エチレン共重合体、プロピレン・α−オレフィン共重合体等を得る。次に第2段階として、チタン化合物触媒成分、有機アルミニウム化合物触媒成分、上記単独重合体又は共重合体を含有する反応液、例えば、上記単独重合体又は共重合体を製造した後の反応液に、プロピレンモノマー、エチレンモノマー及び/又はα−オレフィンモノマーを加えて共重合させることにより、ポリプロピレン系エラストマーが得られる。上記第2段階における添加成分は一回で加えてもよいし、複数回に分けて加えてもよく、重合反応が全体として3段階以上の多数段階重合であってもよい。
防水性フィルム3に用いるポリプロピレン系エラストマー樹脂としては、ポリエチレン系樹脂との相溶性の観点から、エチレンの含有量が3質量%以上30質量%以下であるものが好ましい。
防水性フィルム3に防滑性付与樹脂として用いるエチレン酢酸ビニル共重合体としては、酢酸ビニルの含有量が5質量%以上30質量%以下のものが好ましい。酢酸ビニルの含有量が上記範囲未満の場合、防水性フィルム3の防滑性が得られにくいおそれや、防水性フィルム3の柔軟性が低下するおそれがある。逆に、酢酸ビニルの含有量が上記範囲を超える場合、防水性フィルム3の耐熱性や強度が低下するおそれがあるほか、酢酸臭が強くなるおそれがある。
防水性フィルム3に用いるポリプロピレン系エラストマー樹脂又はエチレン酢酸ビニル共重合体のメルトフローレートは特に限定されるものではないが、1g/10分以上15g/10分以下が好ましい。メルトフローレートが上記範囲未満の場合、樹脂の粘度が高くなってポリエチレン系樹脂との混合及び防水性フィルム3の成形が困難になるおそれがある。逆に、メルトフローレートが上記範囲を超える場合、混合ムラや成膜時の厚みムラ等が発生するおそれがある。なお、「メルトフローレート」とは、JIS−K−7210に準拠し、試験温度190℃、公称荷重2.16kgの条件で計測した値である。
防水性フィルム3の防滑性付与樹脂(ポリプロピレン系エラストマー樹脂又はエチレン酢酸ビニル共重合体)のポリエチレン系樹脂100質量部に対する含有量としては、30質量部以上70質量部以下が好ましく、40質量部以上60質量部以下がより好ましい。防滑性付与樹脂の含有量が上記範囲未満の場合、当該防水用シート1の防滑性が十分得られないおそれがある。逆に、防滑性付与樹脂の含有量が上記範囲を超える場合、防水性フィルム3の強度、通気性、耐水性等が低下するおそれがある。
防水性フィルム3の厚さとしては1μm以上20μm以下が好ましく、10μm以上15μm以下がより好ましい。防水性フィルム3の厚さが上記範囲未満の場合、当該防水用シート1の防滑性が得られないおそれがあるほか、防水性が低下するおそれがある。逆に、防水性フィルム3の厚さが上記範囲を超える場合、当該防水用シート1の通気性が低下するおそれがある。
なお防水性フィルム3には、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度等を改良する種々のプラスチック配合剤や添加剤等を防水性フィルム3の機能を阻害しない範囲で添加することができる。
<防水用シート1>
当該防水用シート1の防水性フィルム3側の面の静摩擦係数としては、0.5以上2以下が好ましく、0.8以上1.8以下がより好ましい。防水性フィルム3側の面の静摩擦係数が上記範囲未満の場合、当該防水用シート1が十分な防滑性を発揮できないおそれがある。逆に、防水性フィルム3側の面の静摩擦係数が上記範囲を超える場合、当該防水用シート1の製造工程においてロールに対する滑りが悪くなって、製造速度が低下したり、シワやブロッキングが発生したりするおそれがある。
当該防水用シート1の耐水度としては、60mm以上が好ましく、80mm以上がより好ましい。当該防水用シート1の耐水度が上記下限未満の場合、当該防水用シート1が十分な防水性を発揮できないおそれがある。
当該防水用シート1の透湿度としては、200g/m・24h以上10000g/m・24h以下が好ましく、300g/m・24h以上5000g/m・24h以下がより好ましい。当該防水用シート1の透湿度が上記範囲未満の場合、当該防水用シート1が十分な通気性を発揮できないおそれがある。逆に、当該防水用シート1の透湿度が上記範囲を超える場合、当該防水用シート1が十分な防水性を発揮できないおそれがある。
<防水用シートの使用方法>
当該防水用シートは、人がその上に着座、仰臥、伏臥、横臥等する人体接触面を被覆することで、この人体接触面の汚染を防止することができる。このような人体接触面としては、例えば寝台の天板や椅子の座面等を挙げることができる。また、人体が直接接触しなくても、液体による汚染の可能性がある面を当該防水用シートで被覆して保護する使い方も可能である。また、本発明の防水用シートは、医療用途や介護用途に好適に用いることができるが、これら以外の防水性及び防滑性が要求される種々の用途にも用いることができる。
<防水用シートの利点>
当該防水用シート1は、防水性フィルム3が主成分のポリエチレン系樹脂によって防水性を発揮すると同時に、副成分の防滑性付与樹脂(ポリプロピレン系エラストマー樹脂又はエチレン酢酸ビニル共重合体)によって防滑性を発揮するため、防水性フィルム3が被覆面と接するように寝台や床面等を被覆した場合に被覆面に対する滑り止め効果を発揮することができる。また、当該防水用シート1は、防水性フィルム3が防水性と防滑性とを備えるため、少なくともシート状基材2に防水性フィルム3を積層することで製造することが可能であり、生産性に優れる。またさらに、当該防水用シート1はシート状基材2として不織布を用いることによって通気性に優れ、使用者の身体にムレ等が発生することを防止することができる。
<防水用シートの製造方法>
次に、防水用シート1の製造方法の一実施形態について以下説明する。
本実施形態における防水用シート1の製造方法は、
(1)不織布からなるシート状基材を形成するシート状基材形成工程、
(2)主成分としてのポリエチレン系樹脂に副成分としてポリプロピレン系エラストマー樹脂又はエチレン酢酸ビニル共重合体を添加した防水性フィルムの形成材料を調製する防水性フィルム材料調製工程、及び
(3)シート状基材の一方の面に上記防水性フィルムの形成材料を押出すことによって防水性フィルムを形成する防水性フィルム形成工程
を有する。
<(1)シート状基材形成工程>
シート状基材形成工程においては、不織布からなるシート状基材2を形成する。
シート状基材2の形成方法としては、公知の不織布の製造方法を用いることができる。具体的には例えば、乾式法、湿式法、スパンボンド法、メルトブロー法等で製造されたフリースを、スパンレース法、サーマルボンド法、ニードルパンチ法、ケミカルボンド法、ステッチボンド法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等で結合させる方法を挙げることができる。これらの結合方法の中でも、柔軟性が得られやすいスパンレース法が好ましい。
<(2)防水性フィルム材料調製工程>
防水性フィルム材料調製工程においては、防水性フィルム3の形成材料を調製する。
防水性フィルム3の形成材料は、主成分としてのポリエチレン系樹脂と、副成分としてのポリプロピレン系エラストマー樹脂又はエチレン酢酸ビニル共重合体(防滑性付与樹脂)とを含有している。この形成材料の調整方法としては、例えば、溶融したポリエチレン系樹脂に、溶融した防滑性付与樹脂を添加して混合する方法を用いることができる。
<(3)防水性フィルム形成工程>
防水性フィルム形成工程においては、シート状基材2の一方の面に上記防水性フィルム材料調製工程で得た防水性フィルム3の形成材料を押出すことによって防水性フィルム3を形成する。
具体的には、上記形成材料を押出機によってシート状基材2の一方の面に押出し、その後にニップロールで圧着させることによって防水性フィルム3を形成する。この押出し方法としては、公知の方法を用いることができ、例えば、Tダイ法、インフレーション法等を挙げることができる。また、上記ニップロールとしては、公知のフラットロール等を用いることができる。
<その他の実施形態>
本発明の防水用シートは、上述の実施形態に限定されるものではなく、以下のような実施形態とすることもできる。
本発明の防水用シートは防水性フィルムが内側の面(被覆面と接する面)に凹凸を有していてもよい。防水性フィルムが内側の面に凹凸を有することによって、当該防水用シートの防滑性を向上させることができる。この凹凸の形成方法としては、例えば、防水性フィルムの形成時にニップロールとして表面に凹凸を有するエンボスロールを用いて防水性フィルムの内側の面に凹凸を転写する方法を挙げることができる。またこのとき、エンボスロールの凹凸形状を適宜設計することによって、当該防水用シートの静摩擦係数を調節することも可能である。
また、上述の防水用シートの製造方法においては、押出しによって防水性フィルムを形成したが、本発明における防水用シートはこれ以外の方法によって製造することも可能である。この押出し以外の防水性フィルムの形成方法としては、例えば、ロールコーター、バーコーター、ブレードコーター、スピンコーター、グラビアコーター、フローコーター、エアーナイフ、スプレー等を用いた塗工法を挙げることができる。また、防水性フィルムを単独で形成した後に、接着剤等によってシート状基材の一方の面に積層する方法を用いることも可能である。
以上のように、本発明の防水用シートは、高い滑り止め効果を有するため、医療や介護に用いられる防水用シートとして好適である。また、当該防水用シートは製造方法が比較的容易であるため生産性に優れる。
1 防水用シート
2 シート状基材
3 防水性フィルム

Claims (7)

  1. 寝台や床面等を被覆する防水用シートであって、
    最内層に配設される防水性フィルムと、
    上記防水性フィルムの外側に積層されるシート状基材と
    を備え、
    上記防水性フィルムが、主成分としてのポリエチレン系樹脂と、副成分としての防滑性付与樹脂とを含有し、
    上記防滑性付与樹脂が、酢酸ビニルの含有量が30質量%以下であるエチレン酢酸ビニル共重合体であり、
    上記エチレン酢酸ビニル共重合体の含有量が、ポリエチレン系樹脂100質量部に対して40質量部以上60質量部以下であることを特徴とする防水用シート。
  2. 上記防水性フィルムの厚さが1μm以上20μm以下である請求項1に記載の防水用シート。
  3. 上記シート状基材として不織布が用いられている請求項1又は請求項2に記載の防水用シート。
  4. 上記不織布の坪量が50g/m以上200g/m以下である請求項3に記載の防水用シート。
  5. 上記防水性フィルム側の面の静摩擦係数が0.5以上2以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の防水用シート。
  6. 耐水度が60mm以上、透湿度が200g/m・24h以上10000g/m・24h以下である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の防水用シート
  7. シート状基材の一方の面に、主成分としてのポリエチレン系樹脂に副成分として酢酸ビニルの含有量が30質量%以下であるエチレン酢酸ビニル共重合体を添加した形成材料を押出すことによって防水性フィルムを形成する工程
    を有し、
    上記エチレン酢酸ビニル共重合体の含有量が、ポリエチレン系樹脂100質量部に対して40質量部以上60質量部以下である防水用シートの製造方法。
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