JP6053972B1 - 管内へのケーブル施工方法およびその施工具 - Google Patents

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【課題】施工中の長距離の管と長距離のケーブルとの摩擦を低減することのできる管内へのケーブル施工方法およびその施工具を提供する。【解決手段】地中に埋設された長距離の管1内に長距離のケーブルを挿入するに際して、予め、前記長距離の管1の内周面1aの全面に滑材3を塗布し、その後、長距離のケーブル2を挿入することを特徴とする。【選択図】図1

Description

この発明は、土中等に埋設されている管路に電気ケーブルを挿入し敷設する管内へのケーブル施工方法およびその施工具に関するものである。
従来より、土中等に埋設されている長距離の管路に電気ケーブルを挿入・敷設する際には、管の内壁が経年劣化の典型的な態様としてボロボロになっており、そのまま、長距離の電力ケーブル、例えば、400〜500メートルの管内を挿通させると、ケーブル牽引中に前記管路の内壁面と前記ケーブルの外面とが摩擦する。
即ち,電圧階級が高いケーブルほど、その直径が大きくなると共に単位長さあたりの重量が増すため、電力ケーブルに加わる摩擦力が大きくなるものである。
そして、ケーブルと管路との摩擦計数をμ、ケーブル単位重量をW、等価ケーブル長をLとすると、ケーブル布設時のケーブルに加わる張力Tは、T=μWLにより計算される。このケーブルに加わる張力Tは、ケーブルの導体サイズにより決定される許容張力TA 以下でなければならない。
このように、管路の内面とケーブルの外面との摩擦を低減するため、管の内面およびケーブルの外面の一方または両方に滑材を塗布する発明は存在した。例えば、特許文献1のように。
特開2006−314173号公報
この特許文献1の発明は、中間マンホール51を介して接続された第一の管路41から第二の管路42に瓦って、その先端に牽引力を付与してケーブル1を貫通させるケーブル敷設方法であって、第一の管路41に挿入する前に塗布する第一の滑材として水溶性の滑材を用い、第二の管路42に挿入する前に塗布する第二の滑材として油溶性の滑材を用いるという発明である。
しかし、管内周壁面は、経年劣化により平滑ではなく、凸凹しており、しかも電力ケーブルは長距離の寸法を有し、例えば400〜500メートルもあり、前記ケーブルを牽引するとなると大きな摩擦がかかり、被覆されたケーブルであっても摩擦により被覆が擦り切れ、内部のケーブルが露出してしまい、将来大事故につながるという可能性がある。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、施工中の長距離の管と長距離の電力ケーブルとの摩擦を低減することのできる管内へのケーブル施工方法およびその施工具を開発・提供することにある。
この発明の管内へのケーブル施工方法は、
地中に埋設された長距離の管内に長距離のケーブルを挿入するに際して、
予め、前記長距離の管内周面の全面に滑材を塗布し、
その後、長距離の電力ケーブルを挿入する
ことを特徴とする。
そして、
前記滑材が、原液1に対して、水3の割合である
ことを特徴とする。
また、
管径より小径であって、前後方向中央部を膨出した略円筒状の滑材塗布具本体を設け、 該滑材塗布具の先端には、牽引するワイヤーを固定する固定具を設け、
該滑材塗布具の他端には、滑材を供給する滑材供給パイプを連結し、
前記滑材塗布具本体には、吐出孔を複数個設けた
ことを特徴とする。
さらに、
前記吐出孔が、前記滑材塗布具本体の膨出部より前方であって、放射状方向に向けて設けた
ことを特徴とする。
この発明によると、長距離の管に長距離の電力ケーブルを挿通する際に、予め前記長距離の管の内周面に滑材を塗布しておくことにより、前記電力ケーブルの摩擦を低減することができ、極めて有益なる効果を奏するものである。
この発明の使用状態の一例を示す一部欠截断面図である。 この発明に使用する滑材塗布具の一例を示す一部欠截断面図である。 図2a−a矢印方向の断面図である。 この発明の使用状態の一例を示す一部欠截断面図である。
以下、この発明について詳細に説明する。尚、この発明においては、以下の記述に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲においては適宜変更可能である。
先ず、第一の発明である施工方法の一実施例を図面に基づいて詳述すると、地中に埋設された長距離の管(1)内に長距離のケーブル(2)を挿入するに際して、予め、前記長距離の管(1)内周面(1a)の全面に滑材(3)を塗布し、その後、長距離のケーブル(2)を挿入することを特徴とする管内へのケーブル施工方法から構成されるものである。
そして、前記滑材(3)は、具体的にはポリウォータ〔Polywater (商標:株式会社三栄社製作所)という滑材であり、高圧ケーブルを管内に引き込む際、摩擦を限りなく少なくする乳白色のジェルであり、作業終了後は自然分解され全くの無害な公知の素材である。しかしながら、本願発明においては、吐出孔(4b)より、長距離の管の内周面に向けて吐出するにあたり、前記滑材(3)をそのまま使用するには粘性が強く、本願発明は、前記滑材(3)1に対して、水3の割合で混合したことにより、解決したものである。
次に、この発明の第二の発明である施工具の一実施例を図面に基づいて詳述すると、管(1)径より小径であって、前後方向中央部を膨出した略円筒状の滑材塗布具(4)本体を設け、該滑材塗布具の先端には、牽引するワイヤー(X)を固定する固定具(4a)を設け、該滑材塗布具の他端には、滑材(3)を供給する滑材供給パイプ(Y)を連結し、前記滑材塗布具本体には、吐出孔(4b)を複数個設けたことを特徴とする管内へのケーブル施工具から構成されるものである。
そして、前記吐出孔(4b)が、前記滑材塗布具本体の膨出部より前方であって、放射状方向に向けて設けたことを特徴とする管内へのケーブル施工具である。これにより、前記滑材塗布具(4)本体の膨出部は、常に、滑材(3)の吐出後に長距離の管(1)の内周面(1a)と当接して摺動しても、滑材(3)により摩擦低減が図れるものである。
そして、前記滑材塗布具(4)は、施工する長距離の管(1)の径により、それに適する径を有する塗布具をそれぞれ用いるものである。
さらに、前記固定具(4a)の一例としては、アイボルトを用いた例を図面に示したが、ワイヤーで牽引されるものであれば他の部材を使用してもよいものである。
また、滑材供給パイプ(Y)を介して前記滑材塗布具(4)本体に供給する滑材(3)は、超高圧ポンプ(図示せず)等の動力源により、前記滑材塗布具(4)の複数個の前記吐出孔(4b)よりそれぞれ放射状に管(1)の内周面(1a)に向けて射出されるものである。
そして、滑材(3)を、全長にわたって塗布された管(1)内に、図4に示すように電力ケーブル(Z)を挿通するものである。
この発明の管内へのケーブル施工方法およびその施工具の技術を確立し、実施することにより、産業上利用できるものである。
1 管
1a 内周面
2 ケーブル
3 滑材
4 滑材塗布具
4a 固定具
4b 吐出孔
X ワイヤー
Y 滑材供給パイプ
Z 電力ケーブル

Claims (2)

  1. 地中に埋設された長距離の管内に長距離のケーブルを挿入するに際して、予め、前記長距離の管内周面の全面に滑材を塗布するケーブル施工具において、
    管径より小径であって、前後方向中央部を膨出した略円筒状の滑材塗布具を設け、該滑材塗布具の先端には、牽引するワイヤーを固定する固定具を設け、該滑材塗布具の他端には、滑材を供給する滑材供給パイプを連結し、滑材塗布具には、吐出孔を複数設けたことを特徴とする管内へのケーブル施工具。
  2. 前記吐出孔が、前記滑材塗布具本体の膨出部より前方であって、放射状方向に向けて吐出孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の管内へのケーブル施工具。

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62172211U (ja) * 1986-04-21 1987-10-31
JPH0169309U (ja) * 1987-10-23 1989-05-09
JPH0787640A (ja) * 1993-09-10 1995-03-31 Chubu Electric Power Co Inc 滑剤塗布器およびケーブル引き込み方法

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