JP6053700B2 - イソオキサゾリジン誘導体 - Google Patents

イソオキサゾリジン誘導体 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、糖質コルチコステロイド系の新規で抗炎症および抗アレルギー性の化合物、そのような化合物を調製する方法、それらを含む医薬組成物、組み合わせ、ならびに、その治療での使用に関する。より具体的には、発明は、イソオキサゾリジン誘導体である糖質コルチコステロイドに関する。
発明の背景
コルチコステロイドは強力な抗炎症剤であり、炎症細胞の数、活性、および動きを減らすことができる。
それらは一般に、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アレルギー性鼻炎、リウマチ性関節炎、炎症性大腸炎、および自己免疫疾患を含む、広範囲の慢性および急性の炎症疾患を治療するのに使われている。
コルチコステロイドは、糖質コルチコイド・レセプター(GR)を介して、その効果を媒介する。GRへのコルチコステロイドの結合は、核転座(nuclear Translocation)を誘発し、核転座は順に、DNA結合依存メカニズム(例えば転写活性化(transactivation))およびDNA結合独立メカニズム(例えば転写抑制(Transespression))を介して、多数の下流経路に作用する。
喘息およびCOPDのような肺での慢性的な炎症疾患を治療するためのコルチコステロイドは現在、吸入剤を通して投与されている。吸入したコルチコステロイド(ICS)を使用する利点の一つは、活動サイトに直接、薬を送達する可能性があること、全身の副作用を押さえる可能性があることであり、従って、より急激な臨床反応およびより高い治療可能比(therapeutic ratio)が得られる。
ICS治療は重要な恩恵をもたらすが、特に喘息では、慢性的な薬の投与につながるかもしれない、好ましくない副作用の発生と重症化に至るICSへの体全体の暴露を最小限にすることが重要である。また、現在、臨床診療で使用できるICSの作用期間が限定的であることは、疾患の最適な管理に寄与する。吸入具の技術が肺を対象とするためのキーポイントである一方で、経口の生体利用を減らし、肺だけで薬理活性が生じることを制限し(プロドラッグおよびソフトドラッグ)、全身のクリアランスを増大させるために、薬物動態特性(pharmacokinetic property)および薬力学的特性(Pharmacodynamic property)を最適化するためには、コルチコステロイド分子足場に対する置換基の調節は重要である。また、1日1回のICSの投与は投与回数を減らすことを可能にし、従って、実質的に患者の服薬順守を改善し、結果として、疾患の管理と制御を可能にするため、肺内でICS活性を長期的に持続させることは非常に望ましい。要約して言えば、改善した薬物動態特性および薬力学的特性を有するICSを発展させるための切迫した医学的必要性がある。
糖質コルチコイド・イソオキサゾリジン誘導体は例えば、国際公開第2006/005611号(特許文献1)、英国特許第1578446号明細書、および「いくつかのステロイド性[16α,17α−d]イソオキサゾリジンの合成および局所的抗炎症活性」(J.Med.Chem.,25,1492−1495,1982)(非特許文献1)に記載されている。
いくつかの糖質コルチコイド・イソオキサゾリジン誘導体は、同時係属の特許出願、国際公開第2011/029547号(特許文献2)にも記載されている。
驚くことに、本発明の化合物は、全身暴露、選択性、作用の効能および持続期間などの、改善した発展性、薬物動態特性および薬力学的特性を示すことが発見された。
国際公開第2006/005611号パンフレット 国際公開第2011/029547号パンフレット
J.Med.Chem.,25,1492−1495,1982
(発明の概要)
本発明は、糖質コルチコステロイド系の抗炎症および抗アレルギー性の化合物、それらの調製方法、それらを含む組成物、治療での使用、および呼吸器疾患の治療のための、ベータ2−アゴニスト、抗ムスカリン剤、コルチコステロイド、マイトジェン−活性化タンパク質キナーゼ(P38 MAP キナーゼ)阻害剤、核因子カッパ−Bキナーゼ・サブユニット・ベータ(IKK2)阻害剤、ヒト好中球エラスターゼ(HNE)阻害剤、ホスホジエステラーゼ 4(PDE4)阻害剤、ロイコトリエン調節剤、非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)および粘液調節剤の中の他の薬剤活性成分との組み合わせに関する。
(発明の詳細な説明)
特に、発明は、一般式(I)の化合物、ならびにその医薬的に許容できる塩を対象とする。
Figure 0006053700

(式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nおよびn’はそれぞれ独立に0、1または2であり、
Zは単結合、または−S−,−O−および−OC(R)−から選択され、
は、
・H、ハロゲン、CN、OH、CONH、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)ハロアルキル、(C−C)アルキニル、(C−C)アルキルスルホニル、および(C−C)アルキルカルボニル、
・NR、該RおよびRは独立して、(C−C)アルキルおよび(C−C)アルコキシからなる群から選択され、
・(C−C)シクロアルキル、(C−C)ヘテロシクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール、これらのそれぞれは、場合により、1以上のハロゲン原子、オキソ基、またはCN基によって置換される、
からなる群から選択され、
は、
・場合により、1以上のCN基、またはハロゲン原子によって置換された、直鎖または分岐した(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルキル、
・−(CH、該Rは(C−C)シクロアルキル、(C−C)ヘテロシクロアルキル、アリール、(C−C)アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、およびヘテロアリールからなる群から選択され、これらのそれぞれは場合により、オキソ、OH、ハロゲン、CN、NH、CONH、NO、NHC(O)H、直鎖もしくは分岐した(C−C)アルキル、直鎖もしくは分岐した(C−C)ハロアルキル、直鎖もしくは分岐した(C−C)アルコキシ、直鎖もしくは分岐した(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)ヒドロキシアルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルカルボキシル、(C−C)アルキルスルホニル、および(C−C)アルキルスルファニル、(C−C)アルキルオキシスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルホニルオキシ、アミノスルホニル、(C−C)シクロアルキル、(C−C)ヘテロシクロアルキル、およびヘテロアリール、ただし、mは0または1〜3の整数である、からなる群から選択された1以上の置換基によって置換される、
からなる群から選択され、
XおよびYは、独立して、H、またはハロゲンであり、
ただし、Rが−CHOH、Rが(C−C)アルキルまたは(C−C)シクロアルキルの時、XおよびYはフッ素原子である)。
本明細書では、別段の定めのない限り、「ハロゲン」という用語は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、およびヨウ素原子を含む。
「直鎖(linear)」および「直鎖(straight)」という表現は同じ意味である。
「(C−C)アルキル」、「(C−C)アルキル」、および「(C−C15)アルキル」という用語は、直鎖または分岐したアルキル基、ただし、炭素原子の数はそれぞれ、1〜6、1〜8、および1〜15である、を表す。前記の基の例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、エチル−ブチル、プロピル−ブチル、メチル−ブチル、エチル−メチル−プロピル、ヘキサデシル等である。
「(C−C)アルケニル」という表現は、直鎖または分岐した1以上の二重結合を有する炭素鎖、ただし、炭素原子の数は2〜6である、を表す。前記の基の例としては、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル等が挙げられる。
「(C−C)アルキニル」という表現は、直鎖または分岐した1以上の三重結合を有する炭素鎖、ただし、炭素原子の数は1〜6である、を表す。前記の基の例としては、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル等が挙げられる。
「(C−C)アルキルカルボキシル」という表現は、アルキル−COO基を表す。
「(C−C)アルコキシ」という用語は、上記のように定義されたアルキル部分である、アルキル−オキシ(例えばアルコキシ)基を表す。前記の基の例としては従って、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシ等が挙げられる。
「(C−C)アルコキシカルボニル」および「(C−C)ヒドロキシアルコキシ」という表現はそれぞれ、アルコキシ−COおよび(OH)アルコキシ基を表す。
「(C−C)ハロアルキル」および「(C−C)ハロアルコキシ」という表現は、1以上の水素原子がお互いに同じ又は異なるものとできる1以上のハロゲン原子で置換された、上記の「(C−C)アルキル」および「(C−C)アルコキシ」基を表す。
前記の(C−C)ハロアルキル基および(C−C)ハロアルコキシ基の例としては従って、ハロゲン化されたアルキル基およびアルコキシ基、ポリハロゲン化されたアルキル基およびアルコキシ基、ならびに、全ての水素原子がハロゲン原子で置換された、例えば、トリフルオロメチル基またはトリフルオロメトキシル基である、完全にハロゲン化されたアルキル基ならびにアルコキシ基が挙げられる。
「(C−C)シクロアルキル」という表現は、3〜8の炭素原子を有する、モノまたはビシクロ脂肪族炭化水素基を表す。この例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル等が挙げられる。
「(C−C)ヘテロシクロアルキル」という表現は、環の少なくとも1つの炭素原子がヘテロ原子またはヘテロ芳香族基(例えば、N、NH、SまたはO)によって置換された、(C−C)シクロアルキル基を表す。
「アリール」という表現は、6〜20、好ましくは6〜15の環原子を有し、少なくとも1つの環は芳香族である、モノシクロ、ビシクロまたはトリシクロ環系を表す。
「(C−C)アリールアルキル」という表現は、更にアリールによって置換された(C−C)アルキル基を表す。
「アリールオキシ」および「アリールチオ」という表現はそれぞれ、上記で定義されたアリールの部分である、アリール−オキシ基およびアリール−S基を表す。
「(C−C)アルキルスルファニル」および「(C−C)アルキルスルホニル」という表現はそれぞれ、アルキル−S−基およびアルキル−SO−基を表す。
「(C−C)ハロアルキルスルホニルオキシ」という用語は、ハロアルキル−SO(O)−基を表す。
「アミノスルホニル」という表現は、NHS(O)−を表す。
「ヘテロアリール」という表現は、5〜20、好ましくは5〜15の環原子を有し、少なくとも1つの環は芳香族であり、環の少なくとも1つの炭素原子がヘテロ原子またはヘテロ芳香族基(例えば、N、NH、SまたはO)である、モノシクロ、ビシクロ、またはトリシクロ環系を表す。
好適なアリールまたはヘテロアリール単環系の例としては、例えば、チオフェン基、ベンゼン基、ピロール基、ピラゾール基、イミダゾール基、イソオキサゾール基、オキサゾール基、イソチアゾール基、チアゾール基、ピリジン基、イミダゾリジン基、フラン基等を挙げることができる。
好適なアリールまたはヘテロアリール二環系の例としては、ナフタレン基、ビフェニレン基、プリン基、プテリジン基、ベンゾトリアゾール基、キノリン基、イソキノリン基、インドール基、イソインドール基、ベンゾチオフェン基、ジヒドロベンゾダイオキシン基、ジヒドロベンゾジオキセピン(dihydrobenzo dioxepine)基、チアゾール基、ベンゾオキサジン基等を挙げることができる。
好適なアリールまたはヘテロアリール三環系の例としては、フルオレン基および上記のヘテロアリール二環系のベンゾ縮合誘導体(benzocondensed derivatives)を挙げることができる。
「直鎖(linear)」および「直鎖(straight)」という表現は同じ意味である。
一般式(I)の化合物が少なくとも4a,4b,5,6a,6b,9a,10a,10bの位置に不斉中心を含み、それ故、多くの光学立体異性体およびこれらの混合物が存在することのできることは、当業者には明白であろう。
それ故、本発明は、全てのこれらの形態およびこれらの混合物も対象とする。
好ましい化合物は、立体炭素原子(stereogenic carbon atom)の立体化学が下記式(I’)で記載され、絶対配置が、基の優先順位に基づくカーン・インゴルド・プレローグの命名法に基づいて指定された、一般式(I)の化合物、
Figure 0006053700

であり、式中、RおよびRの意味は、上記のように定義される。
一つの好ましい実施形態では、式(I’)の化合物の不斉中心4aの絶対配置は(S)、4bの絶対配置は(R)、5の絶対配置は(S)、6aの絶対配置は(S)、6bの絶対配置は(R)、9aの絶対配置は(S)、10aの絶対配置は(S)、10bの絶対配置は(S)、および12の絶対配置は(S)である。
一般式(I)の化合物は、特に医薬的に許容できる酸と共に酸付加塩を形成しても良い。
一般式(I)の化合物の医薬的に許容できる酸付加塩は、従って、式(I’)の化合物の医薬的に許容できる酸付加塩を包含し、無機酸、例えば、フッ化水素、塩化水素、臭化水素、およびヨウ化水素等のヒドロハロゲン酸;硝酸、硫酸、リン酸;、ならびに有機酸、例えば、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸等の脂肪族モノカルボン酸;乳酸、クエン酸、酒石酸、およびリンゴ酸等の脂肪族ヒドロキシル酸;マレイン酸、フマル酸、シュウ酸、およびコハク酸等のジカルボン酸;安息香酸等の芳香族カルボン酸;芳香族ヒドロキシ酸、および芳香族スルホン酸、の酸付加塩を含む。
これらの塩は、公知の塩形成手法により、式(I)または(I’)の化合物から調製することができる。
好ましい実施形態では、発明の化合物において、XおよびYの少なくとも一つはハロゲン原子であり、mは0、Rは場合により置換されたアリール、(C−C)シクロアルキル、またはヘテロアリールである。より好ましい実施形態では、XおよびYの両方が独立してハロゲン原子であり、mは0、Rは場合により置換されたアリール、(C−C)シクロアルキル、またはヘテロアリールである。更に好ましい実施形態では、XおよびYの両方がフッ素であり、mは0、Rは場合により置換されたアリール、(C−C)シクロアルキル、またはヘテロアリールである。
好ましい実施形態では、発明の化合物において、mは0、Rは場合により置換されたアリール、(C−C)シクロアルキル、またはヘテロアリールであり、Rは−(CH−Z−(CHn’−R(nは1、Zは単結合、n’は0)、およびRは−OHである、あるいはRは−(CH−Z−(CHn’−R(nは0、Zは−S−、n’は1)、およびRはハロゲン原子である、あるいはRは−(CH−Z−(CHn’−R(nは0、Zは結合、n’は1)、およびRはハロゲン原子、CN、CONH、(C−C)ハロアルキル、および(C−C)アルキルカルボニルからなる群から選択される。より好ましい実施形態では、Rは−(CH−Z−(CHn’−R(nは0、Zは−S−、n’は1)、およびRはハロゲン原子である、あるいはRは−(CH−Z−(CHn’−R(nは0、Zは結合、n’は1)、およびRはハロゲン原子である。
好ましい実施形態では、発明の化合物において、Rはメチル、ヒドロキシ、ヒドロキシメチル、N−メトキシ−N−メチルアミノ、N−メチル−N−シアノメチル、クロロメチル、フルオロメチル、フルオロメトキシ、フルオロエトキシ、クロロメトキシ、シアノメチル、メチルスルファニル、メチルスルファニルメチル、シクロプロピルメトキシ、フルオロエチルスルファニル、トリフルオロエチルスルファニル、シクロブチルスルファニル、シアノメトキシ、ならびに下記式(h)、(h’)、(h’’’)、(i)、(i’)、(l)、(l’)、(l’’)、および(l’’’)の群からなる群から選択される。
Figure 0006053700

好ましい実施形態では、発明の化合物において、Rはシクロヘキシル、エチル−ブチル、フェニル−プロピル、フェノキシ−エチル、アミノ−カルボニル−フェニル、アミノ−スルホニル−フェニル、ブロモ−フェニル、シアノ−フェニル、シクロプロピル−フェニル、メトキシ−ベンジル、プロピル−ブチル、メチル−ブチル、tert−ブチル−ベンジル、メチル−ベンジル、ジクロロ−フェニル、クロロ−フラン−2−イル−メチル、クロロ−チオフェン−2−イル−メチル、フェニルスルファニル−エチル、シクロヘキシル、シクロペンチルメチル、エチル−2−メチル−プロピル、4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル、4−クロロ−3−メチル−フェニル、トリフルオロ−プロピル、3,3−ジメチル−ブチル、フルオルロ−ベンジル、チオフェン−2−イルメチル、フラン−2−イルメチル、エチル−メチル−プロピル、エチル−ブチル、メトキシ−カルボニル−フェニル、メトキシ−カルボニル−ベンジル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルフェニル、メチルスルファニル−ベンジル、メチルスルファニルチオフェニル、sec−ブチル、シクロペンチルメチル、tert−ブトキシ−ベンジル、tert−ブトキシ−カルボニル−ベンジル、ピリジン、チアゾール−4−イル、チアゾール−2−イル−メチル、オキサゾール−2−イル、イミダゾール−1−イル−エチル、シクロヘキシル−エチル、ピリジン−3−イル−プロピル、フラン−3−イル、1H−インドール−3−イルメチル、1−メチル−1H−インドール−3−イルメチル、キノリン−7−イルメチル、ベンゾチアゾール−2−イルメチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル、プロピルベンジル、キノリン−5−イルメチル、ベンゾフラン−3−イル、ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル、メチル−1H−インドール−2−イル、メチル−1H−インドール−3−イルメチル、メチル−スルフォニル−フェニル、メチル−1H−イミダゾール−4−イルメチル、1H−イミダゾール−2−イルメチル、クロロ−フェニル、トリル、クロロ−ベンジル、ヒドロキシ−ベンジル、チオフェン−2−イルメチル、フラン−2−イルメチル、メチル−ベンジル、メトキシ−ベンジル、ブトキシ−ベンジル、シクロペンチルメチル、クロロ−チオフェン−2−イルメチル、メチル−チオフェン−2−イル−メチル、ビシクロヘプチル、イミダゾリルエチル、4−ピペリジン−4イル−メチル−フェニル、ならびに下記式(t)、(t’)、(t’’)、および(t’’’)の群からなる群から選択される。
Figure 0006053700

一般式(I)または(I’)の好ましい化合物は、式(IA)であり、XおよびYはフッ素、nは0または1、n’は0または1、Zは単結合または−S−、−O−および−OC(R)から選択され、RはH、ハロゲン、OH、−CN、CONH、−NR、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)アルキルカルボニル、および場合により置換された単環(C−C)ヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、基R、R、Rは式(I)の化合物で上記のように定義されたものである、を含む。
一般式(I)または(I’)の他の好ましい化合物は、式(IB)であり、XおよびYはフッ素、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nは1、Zは単結合、n’は0、およびRは−OHであり、基Rは式(I)の化合物で上記のように定義されたものである、を含む。
一般式(I)または(I’)の好ましい化合物は、式(IC)であり、XおよびYはフッ素、mは0、Rが場合により置換されたアリールまたはヘテロアリールを表すようにRは場合により置換されたアリールまたはヘテロアリールであり、Rは式(I)の化合物で上記のように定義されたものである、を含む。
好ましい実施形態では、式(IC)の化合物において、Rは場合により置換されたフェニルである。
別の好ましい実施形態では、式(IC)の化合物において、Rは場合により置換されたヘテロアリールである。
本願に記載の、類似の手順および方法によれば、以下の式(IC)の化合物が得られる。
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−ピリジン−3−イル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−チアゾール−4−イル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−オキサゾール−2−イル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−8−フラン−3−イル−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−ベンゾフラン−3−イル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−p−トリル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−8−(4−メトキシ−フェニル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−o−トリル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(3−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−m−トリル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−8−(3−メトキシ−フェニル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル。
好ましい実施形態では、発明は、一般式(ID)の化合物、ならびにその医薬的に許容できる塩を対象とする。
Figure 0006053700

式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nおよびn’はそれぞれ独立に0、1または2であり、
Zは単結合、または−S−および−O−から選択され、
は、
・H、ハロゲン、CN、CONH、OH、直鎖または分岐した(C−C15)アルキル、(C−C)ハロアルキル、および(C−C)アルキルスルホニル、
・NR、該RおよびRは独立して、(C−C)アルキルおよび(C−C)アルコキシからなる群から選択され、
・(C−C)シクロアルキル、(C−C)ヘテロシクロアルキル、アリール、およびヘテロアリール、これらのそれぞれは場合により、1以上のハロゲン原子、もしくはオキソ基によって置換され、
からなる群から選択され、
は、
・直鎖または分岐した(C−C)アルキル、
・−(CH、該Rは(C−C)シクロアルキル、該mは0または1〜3の整数である、
からなる群から選択される。
式(ID)の化合物の例としては、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−シクロペンチルメチル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−シクロヘキシル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−シクロヘキシル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
を挙げることができる。
本願に記載の、類似の手順および方法によれば、以下の式(ID)の化合物が得られる:
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(2−シクロヘキシル−エチル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル。
更に好ましい実施形態では、発明は、一般式(IE)の化合物、ならびにその医薬的に許容できる塩を対象とする。
Figure 0006053700

式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nおよびn’はそれぞれ独立に0、1または2であり、
Zは単結合、または−S−および−O−から選択され、
は、
・H、ハロゲン、CN、OH、(C−C)アルキル、(C−C)ハロアルキル、および(C−C)アルキルスルホニル、
・NR、該RおよびRは独立して、(C−C)アルキルおよび(C−C)アルコキシからなる群から選択され、
・(C−C)アルキル、
・(C−C)シクロアルキル、(C−C)ヘテロシクロアルキル、アリール、およびヘテロアリール、これらのそれぞれは場合により、1以上のハロゲン原子、もしくはオキソ基によって置換され、
からなる群から選択され、
ならびに
は、直鎖または分岐した(C−C)アルキルである。
式(IE)の化合物の例としては、以下のものを挙げることができる;
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(2−エチル−ブチル)−4b,12−ジフルオロ−6b−(2−フルオロ−アセチル)−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(1−プロピル−ブチル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(3−メチル−ブチル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(3−メチル−ブチル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(1−プロピル−ブチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(1−プロピル−ブチル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(3−メチル−ブチル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(1−エチル−2−メチル−プロピル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−((S)−2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(3−メチル−ブチル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボン酸、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(1−プロピル−ブチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボン酸、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(2−エチル−ブチル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボン酸、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(1−エチル−2−メチル−プロピル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボン酸、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(3−メチル−ブチル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(1−プロピル−ブチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(2−エチル−ブチル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−((S)−1−エチル−2−メチル−プロピル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル。
本願に記載の、類似の手順および方法によれば、以下の式(IE)の発明の化合物が得られる;
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(1−エチル−2−メチル−プロピル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル。
好ましい実施形態では、発明は、一般式(IF)の化合物、ならびにその医薬的に許容できる塩を対象とする。
Figure 0006053700

式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nは1、n’は0であり、
・Zは単結合であり、
・Rはフッ素原子であり、
は、
・場合により、1以上のCN基によって置換された、直鎖または分岐した(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルキル、
・−(CH、該Rは(C−C)シクロアルキル、(C−C)ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、およびヘテロアリールからなる群から選択され、これらのそれぞれは場合により、オキソ、OH、ハロゲン、CN、NH、NO、直鎖もしくは分岐した(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、アリール、(C−C)ヒドロキシアルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、直鎖もしくは分岐した(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルカルボキシル、アリールチオ、および(C−C)アルキルスルファニルからなる群から選択された、1以上の置換基によって置換され、mは0または1〜3の整数である、
からなる群から選択され、
ただし、Rは、4−クロロ−ベンジルではない。
特に、発明は、一般式(IG)の化合物、ならびにその医薬的に許容できる塩を対象とする。
Figure 0006053700

式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nは1、n’は0であり、
・Zは単結合であり、
・Rはフッ素原子であり、
は、
・直鎖または分岐した(C−C)アルキル、
・−(CH、該Rは(C−C)シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、これらのそれぞれは場合により、ハロゲン、直鎖もしくは分岐した(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、および(C−C)アルキルスルファニルからなる群から選択された、1以上の置換基によって置換され、mは0または1〜3の整数である、
からなる群から選択され、
ただし、Rは、4−クロロ−ベンジルではない。
好ましい実施形態では、式(IG)の化合物において、Rは(C−C)アルキル、または−(CHであり、mは1であり、Rは場合により置換されたヘテロアリールである。
実施例に記載の手法と類似の手法で得られた式(IG)の他の化合物は、以下の通りである:
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−6b−(2−フルオロ−アセチル)−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(4−メチル−ベンジル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(2−エチル−ブチル)−4b,12−ジフルオロ−6b−(2−フルオロ−アセチル)−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−6b−(2−フルオロ−アセチル)−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−フェニル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−6b−(2−フルオロ−アセチル)−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン。
好ましい実施形態では、発明は、一般式(IH)の化合物、ならびにその医薬的に許容できる塩を対象とする。
Figure 0006053700

式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nは0、n’は1であり、
・Zは−S−であり、
・Rはフッ素原子であり、
は、
・場合により、1以上のCN基またはハロゲン原子によって置換された、直鎖または分岐した(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、(C−C)ハロアルキル、
・−(CH、該Rは(C−C)シクロアルキル、(C−C)ヘテロシクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、およびヘテロアリールからなる群から選択され、これらのそれぞれは場合により、オキソ、OH、ハロゲン、CN、NH、NO、直鎖もしくは分岐した(C−C)アルキル、直鎖もしくは分岐した(C−C)ハロアルキル、直鎖もしくは分岐した(C−C)アルコキシ、アリール、(C−C)ヒドロキシアルコキシ、(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルカルボキシル、アリールチオ、および(C−C)アルキルスルファニルからなる群から選択された、1以上の置換基によって置換され、mは0または1〜3の整数である、
からなる群から選択され、
ただし、Rは、4−クロロ−ベンジルでもプロピル−ベンゼンでもない。
特に、発明は、一般式(IL)の化合物、ならびにその医薬的に許容できる塩を対象とする。
Figure 0006053700

式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nは0、n’は1であり、
・Zは−S−であり、
・Rはフッ素原子であり、
は、
・場合により1以上のハロゲン原子によって置換された、直鎖または分岐した(C−C)アルキル、
・−(CH、該Rは(C−C)シクロアルキル、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、およびヘテロアリールからなる群から選択され、これらのそれぞれは場合により、ハロゲン、直鎖もしくは分岐した(C−C)アルキル、直鎖もしくは分岐した(C−C)ハロアルキル、直鎖もしくは分岐した(C−C)アルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、および(C−C)アルキルスルファニルからなる群から選択された、1以上の置換基によって置換され、mは0または1〜3の整数である、
からなる群から選択され、
ただし、Rは、4−クロロ−ベンジルでもプロピル−ベンゼンでもない。
好ましい実施形態では、式(IL)の化合物において、Rは−(CH、mは1、およびRは場合により置換されたアリールまたはヘテロアリールである。
実施例に記載の手法と類似の手法で得られた他の化合物は、以下の通りである。
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(5−メチル−チオフェン−2−イル−メチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−8−(メトキシ−ベンジル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(3−メチル−ブチル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−シクロペンチルメチル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(4−プロピル−ベンジル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(3−メチル−ベンジル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−((S)フルオロメチル)エステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(5−クロロ−チオフェン−2−イル−メチル−)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(4−メチル−ベンジル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−tert−ブチル−ベンジル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(2−フェニルスルファニル−エチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(1−プロピル−ブチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(2−フェノキシ−エチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(5−クロロ−フラン−2−イル−メチル−)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−シクロヘキシル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(5−メチル−チオフェン−2−イル−メチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−8−(4−メトキシ−ベンジル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(3−メチル−ブチル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−シクロペンチルメチル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(4−プロピル−ベンジル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(3−メチル−ベンジル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−((S)−フルオロメチル)エステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(5−クロロ−チオフェン−2−イル−メチル−)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(4−メチル−ベンジル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−tert−ブチル−ベンジル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(2−フェニルスルファニル−エチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(1−プロピル−ブチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(2−フェノキシ−エチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(5−クロロ−フラン−2−イル−メチル−)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−シクロヘキシル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(2−エチル−ブチル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−tert−ブトキシ−ベンジル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−ブトキシ−ベンジル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(5−メチル−フラン−2−イルメチル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−(5−メチルスルファニル−チオフェン−2−イルメチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−((S)−1−エチル−2−メチル−プロピル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(3,3,3−トリフルオロ−プロピル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−シクロプロピルメチル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(2−シクロヘキシル−エチル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−((S)−1−メチル−1H−インドール−3−イルメチル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−m−トリル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−o−トリル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−p−トリル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(3−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−8−(4−フルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−((S)−フルオロメチル)エステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−ピリジン−3−イル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−8−(3−フルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−((S)−フルオロメチル)エステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル。
本願に記載の、類似の手順および方法によれば、以下の化合物が得られる。
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(1−エチル−2−メチル−プロピル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−プロピル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−ピリジン−3−イル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−チアゾール−4−イル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−オキサゾール−2−イル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−チアゾール−2−イルメチル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−8−(2−イミダゾール−1−イル−エチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(2−シクロヘキシル−エチル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(3−ピリジン−3−イル−プロピル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−8−フラン−3−イル−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−8−(1H−インドール−3−イルメチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−キノリン−7−イルメチル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−ベンゾチアゾール−2−イルメチル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−キノリン−5−イルメチル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−キノリン−2−イルメチル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−ベンゾフラン−3−イル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(1−メチル−1H−インドール−2−イル)−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(1−メチル−1H−インドール−3−イルメチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イルメチル)−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−8−(1H−イミダゾール−2−イルメチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−p−トリル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−8−(4−メトキシ−フェニル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−o−トリル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(3−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−m−トリル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−8−(3−メトキシ−フェニル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル。
実施例に記載の手法と類似の手法で得られた他の化合物は、以下の通りである。
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(1−プロピル−ブチル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−tert−ブチル−ベンジル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(4−プロピル−ベンジル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−シクロヘキシル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(3−メチル−ブチル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン。
好ましい実施形態では、本発明は、一般式(IM)の化合物、ならびにその医薬的に許容できる塩を対象とする。
Figure 0006053700

式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nは0、n’は1であり、
Zは単結合であり、
は−OHであり、
は、
直鎖または分岐した(C−C)アルキル、
−(CH、該Rは(C−C)シクロアルキル、mは0または1〜3の整数である、からなる群から選択される、
からなる群から選択される。
好ましい実施形態では、本発明は、一般式(IN)の化合物、ならびにその医薬的に許容できる塩を対象とする。
Figure 0006053700

式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nは0、n’は1であり、
Zは単結合であり、
は−OHであり、
は、−(CH、該Rは、場合により、ハロゲン、CN、CONH、NHC(O)H、直鎖もしくは分岐した(C−C)アルキル、(C−C)アルキルスルホニル、直鎖もしくは分岐した(C−C)ハロアルキル、直鎖もしくは分岐した(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルコキシスルホニル、(C−C)ハロアルキルスルホニルオキシ、(C−C)シクロアルキル、(C−C)ヘテロシクロアルキル、アミノスルホニル、ヘテロアリールからなる群から選択された、1以上の置換基によって置換されたアリールであり、mは0である。
実施例に記載の手法と類似の手法で得られた他の化合物は、以下の通りである。
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(1−プロピル−ブチル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−シクロヘキシル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(3−メチル−ブチル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−p−トリル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−m−トリル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−aフェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−8−(4−フルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−6b−((S)−2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(3−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−8−(3−フルオローフェニル)−5−ヒドロキシ−6b−((S)−2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−o−トリル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−((S)−2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(3,4−ジクロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−ブロモ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
4−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS)−4b−フルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−ベンゾニトリル、
4−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−ベンズアミド、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
メタンスルホン酸−4−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−フェニルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−シクロヘキシル−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(4−チオフェン−2−イル−フェニル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
4−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−安息香酸メチルエステル、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−8−(4−メタンスルホニル−フェニル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
3−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−ベンゾニトリル、
4−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−ベンゼンスルホンアミド、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−シクロプロピル−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−tert−ブチル−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
N−{4−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−フェニル}−ホルムアミド、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(3−トリフルオロメトキシ−フェニル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(3−ブロモ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−ベンゾチアゾール−6−イル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−8−(4−ヒドロキシ−フェニルトリフルオロメタンスルホン酸)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(3−シクロプロピル−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン、
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(4−ピペリジン−4−イルメチル−フェニル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン。
好ましい実施形態では、本発明は、一般式(IN’)の化合物、ならびにその医薬的に許容できる塩を対象とする。
Figure 0006053700

式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nは0、n’は1であり、
Zは単結合であり、
は−OHであり、
は−(CH、該Rはヘテロアリール、mは0である。
実施例に記載の手法と類似の手法で得られた他の化合物は、以下の通りである;
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−キノリン−6−イル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−ピリジン−3−イル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−ベンゾチアゾール−6−イル−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン。
当然のことながら、本発明は、上記の特別な、および好ましい群ならびに実施形態の全ての組み合わせを含む。
以下では、式(I)、(I’)、(IA)、(IB)、(IC)、(ID)、(IF)、(IG)、(IH)、(IL)、(IM)、(IN)の化合物、およびその医薬的に許容できる塩、ならびにこれらの溶媒和物を、「本発明の化合物」と呼ぶ。
発明の好ましい化合物の例は、以下の通りである。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
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Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
実施例に記載の手法と類似の手法で得られた一般式(I)の他の好ましい化合物は、以下の通りである。
Figure 0006053700
本願に記載の、類似の手順および方法によれば、以下に記載されたリストから、発明の好ましい化合物が得られる。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
本発明は、本発明の化合物それ自体か、もしくは医薬的に許容できる塩、ならびに1以上の医薬的に許容できる担体および/または賦形剤を含む、医薬組成物も提供する。
本発明の化合物は、単独の活性剤として、あるいはベータ2−アゴニスト、抗ムスカリン剤、コルチコステロイド、マイトジェン−活性化タンパク質キナーゼ(P38 MAP キナーゼ)阻害剤、核因子カッパ−Bキナーゼ・サブユニット・ベータ(IKK2)阻害剤、ヒト好中球エラスターゼ(HNE)阻害剤、ホスホジエステラーゼ 4(PDE4)阻害剤、ロイコトリエン調節剤、非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)および粘液調節剤などの呼吸器疾患の治療に現在、使用されている化合物を含む他の医薬活性成分と組み合わせて、投与することができる。
本発明は、本発明の化合物それ自体かまたは医薬的に許容できる塩と、カルモテロール(carmoterol)、GSK−642444、インダカテロール(indacaterol)、ミルベテロール(milveterol)、アルフォルモテロール(arformoterol)、フォルモテロール(formoterol)、サルブタモール(salbutamol)、レバルブテロール(levalbuterol)、テルブタリン(terbutaline)、AZD−3199、BI−1744−CL、LAS−100977、バンブテロール(bambuterol)、イソプロテレノール(isoproterenol)、プロカテロール(procaterol)、クレンブテロール(clenbuterol)、レプロテロール(reproterol)、フェノテロール(fenoterol)、およびASF−1020、ならびにこれらの塩からなる群から選択されたβ2−アゴニストとの組み合わせも提供する。
本発明は、本発明の化合物それ自体かまたは医薬的に許容できる塩と、アクリディニウム(aclidinium)塩、チオトロピウム(tiotropium)塩、イプラトロピウム(ipratropium)塩、トロスピウム(trospium)塩、グリコピロニウム(glycopyrronium)塩、およびオキシトロピウム(oxitropium)塩からなる群から選択された抗ムスカリン剤との組み合わせも提供する。
本発明は、本発明の化合物それ自体かまたは医薬的に許容できる塩と、AN−2728、AN−2898、CBS−3595、アプレミラスト(apremilast)、ELB−353、KF−66490、K−34、LAS−37779、IBFB−211913、AWD−12−281、シパムフィリン(cipamfylline)、シロミラスト(cilomilast)、ロフルミラスト(roflumilast)、BAY19−8004、およびSCH−351591、AN−6415、インデュス−82010、TPI−PD3、ELB−353、CC−11050、GSK−256066、オグレミラスト(oglemilast)、OX−914、テトミラスト(tetomilast)、MEM−1414、およびRPL−554からなる群から選択されたPDE4阻害剤との組み合わせも提供する。
本発明は、本発明の化合物それ自体かまたは医薬的に許容できる塩と、セマピモド(semapimod)、タルマピモド(talmapimod)、ピルフェニドン(pirfenidone)、PH−797804、GSK−725、ミノキン(minokine)、およびロスマピモド(losmapimod)、ならびにこれらの塩からなる群から選択されたP38 MAPキナーゼ阻害剤との組み合わせも提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、本発明の化合物とIKK2阻害剤との組み合わせを提供する。
本発明は、本発明の化合物と、AAT、ADC−7828、アエリバ(Aeriva)、TAPI、AE−3763、KRP−109、AX−9657、POL−6014、AER−002、AGTC−0106、レスプリバ(respriva)、AZD−9668、ゼマリア(zemaria)、AAT IV、PGX−100、エラフィン(elafin)、SPHD−400、プロラスティン(prolastin) C、および吸入プロラスティンからなる群から選択されたHNE阻害剤との組み合わせも提供する。
本発明は、本発明の化合物それ自体かまたは医薬的に許容できる塩と、モンテルカスト(montelukast)、ザフィールカスト(zafirlukast)、およびプランルカスト(pranlukast)からなる群から選択されたロイコトリエン調節剤との組み合わせも提供する。
本発明は、本発明の化合物それ自体かまたは医薬的に許容できる塩と、イブプロフェン(ibuprofen)、およびケトプロフェン(ketoprofen)からなる群から選択されたNSAIDとの組み合わせも提供する。
本発明は、本発明の化合物それ自体かまたは医薬的に許容できる塩と、INS−37217、ディクアフォゾール(diquafosol)、シベナデット(sibenadet)、CS−003、タルネタント(talnetant)、DNK−333、MSI−1956およびゲフィティニブ(gefitinib)からなる群から選択された粘液調節剤との組み合わせも提供する。
本発明は、薬剤として使用するための本発明の化合物も提供する。
本発明は、体外(in vitro)でおよび/または体内(in vivo)で、炎症細胞の数、活性、および動きを減らすための本発明の化合物の使用にも関連する。
本発明は、炎症細胞の数、活性、および動きを減らすことを含む、任意の病気の予防または治療に使用するための本発明の化合物も対象とする。
更なる態様では、本発明は、炎症細胞の数、活性、および動きを減らすことを含む、任意の病気の予防および/または治療のための本発明の化合物の使用を提供する。
特に、喘息やCOPDのような気道障害によって特徴づけられる気道の病気の予防および/または治療のために、単独でまたは1以上の活性成分と組み合わせた発明の化合物を投与しても良い。
更なる態様では、本発明は、炎症細胞の数、活性、および動きを減らすことを含む、任意の病気の予防および/または治療用の薬剤の調製のための本発明の化合物の使用を提供する。
また、本発明は、炎症細胞の数、活性、および動きを減らすことを含む、任意の病気の予防および/または治療の方法であって、前記方法は、そのような治療を必要としている患者に治療に有効な量の本発明の化合物を投与する工程を含む。
本発明は、吸入、注射、経口、または鼻腔吸入による治療に好適な本発明の医薬化合物の調製も提供する。
吸入可能な調製物としては、吸入可能な粉末、推進剤−含有定量(metering)エアロゾル、または推進剤を含まない吸入可能な製剤が挙げられる。
本発明は、1回または複数回の服用の乾燥粉末吸入具、計量した服用吸入具、または噴霧器、特に、本発明の化合物を含む柔らかいミスト噴霧器とすることのできる、装置も対象とする。
本発明は、単独で、または組み合わせて、または1以上の医薬的に許容できる担体および/もしくは賦形剤との混合剤中で本発明の化合物の医薬組成物を含むキットと、1回または複数回の服用の乾燥粉末吸入具、計量した服用吸入具、または噴霧器とすることのできる装置とも対象とする。
本発明の化合物は、従来の方法および技術または以下に記載の方法および技術に従って実行される様々な合成ステップにより調製できる。
一態様では、本発明は、本発明の化合物の調製およびその中間体の調製のための方法を提供する。
本発明は、R=−(CH−Z−(CHn’−R、nおよびn’=0、ZおよびRは上記のように定義され、一般式(VI)の化合物の位置6bにおける2−ヒドロキシアセチル部分のヒドロキシル基の一般式(XI)の化合物の脱離基(LG)への変換を含む、一般式(I’)の化合物の調製方法も対象とする。
Figure 0006053700

式中、LGは、求核試薬、またはC21ヒドロキシ部分へのLGの導入後、酸化還元反応を行うことにより対応するメチルケトンが得られる求核試薬によって置換することができる。
本発明は、
− 一般式(XII)の化合物を得るための、式(VI)の化合物の反応、
Figure 0006053700

− 1以上の酸活性化剤の当量を用いた式(XII)の化合物の処理、および次いで求核試薬による処理、
を含む、一般式(I’)の化合物、式中、R=−(CH−Z−(CHn’−R、nおよびn’=0、ZおよびRは上記のように定義される、の調製方法も対象とする。
本発明は、
− 一般式(XII)の中間体を得るための、酸化条件での式(VI)の化合物の反応、
− その一般式(XIII)の化合物への変換、
Figure 0006053700

− 式(XIII)の化合物のアルキル化、
を含む、一般式(I’)の化合物、式中、R=−(CH−Z−(CHn’−R、n=n’=0、Z=S、およびRは上記のように定義される、の調製方法も対象とする。
本発明は、一般式(VI)の化合物を調製するための方法も対象とし、
Figure 0006053700

該方法は、
・一般式(IV)の化合物
Figure 0006053700

と、N−テトラヒドロピラニルヒドロキシルアミン(HO−NH−THP)とを反応させて、式(V)の化合物
Figure 0006053700

を得る、
・場合により、式(V)の化合物の更なる官能基化、および
・脱保護、
を含む。
本発明は、一般式(VI)の化合物の調製方法も対象とし、該方法は、
・式(VII)の化合物
Figure 0006053700

と式(X)の化合物
Figure 0006053700

との反応を含む。
本発明は、一般式(VI)の化合物の調製方法も対象とし、該方法は、
・式(VII)の化合物とN−テトラヒドロピラニルヒドロキシルアミン(HO−NH−THP)とを反応させて、式(VIII)の化合物を得る、
Figure 0006053700

・式(VIII)の化合物の保護をして式(IX)の化合物を得る、
Figure 0006053700

・場合により、式(IX)の化合物の更なる官能基化、および
・脱保護、
を含む。
本発明は、一般式(IV)の中間体と式(X)のヒドロキシルアミンとの反応を含む、一般式(I’)の化合物の調製方法も対象とする(式中、R=−(CH−Z−(CHn’−R、nおよびn’=0、Z=O、およびR=Acである)。
本発明は、
・乾燥アセトニトリル中での、化合物(VII)と塩化メシルおよびDIPEAとの反応、
・本来の位置での、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライド(TBAF)およびKIの添加、ならびに
・得られた中間体(XV)のHO−NH−THPとの付加環化反応、
Figure 0006053700

を含む、一般式(I’)の化合物(式中、R=−(CH−Z−(CHn’−R、n=0、n’=1、およびR=Fである)の調製方法も対象とする。
本発明は、スキームに記載されたように、R1=−(CH−Z−(CHn’−R、n=1、n’=0、Z=O、R=H、およびX=Clである、一般式(I’)の化合物の調製方法も対象とし、この調製方法は、
n=1、n’=0、Z=O、R=Ac、およびX=Hである式(I’)の化合物と、メタンスルホン酸クロライドとを、塩基の存在下で反応させることにより式(XIV)の化合物を得て、
Figure 0006053700

式(XIV)の化合物は、塩素化剤と反応し、塩基の処理によるアセチルエステルの加水分解後、上記の一般式(I’)の化合物を与える。
本発明の好ましい実施形態では、本明細書に記載の全ての方法は、XおよびYがフッ素である化合物ならびに中間体に関して実施される。
上記の全ての記載から、当業者には、適切な立体化学的構造を有する出発物質を選択することにより、式(I)の可能な立体異性体の何れかが得られることは明白である。
スキーム1に記載されているように、式(I’)の化合物の調製のために使用される方法のいくつかは、式(I)の化合物にも適用できる。
Figure 0006053700

Figure 0006053700

発明の化合物の調製手順
特別な実施形態によれば、置換基RおよびRの性質に応じて、スキーム1に記載された異なった経路に従い、発明の化合物を調製できる。
経路A1−式(V)の化合物を調製するための、一般式(IV)の化合物とN−テトラヒドロピラニルヒドロキシルアミン(HO−NH−THP)との反応は、80〜100℃の範囲の温度で、EtOHのようなプロトン性溶媒の中で、好都合に実施することができる。THP保護基は、反応条件のもとで直接、開裂する。
従来の方法(J.Med.Chem.,379−388,1995;J.C.S.Chem.Comm.,256−257,1985)を用いて、これらの化合物をハロゲン化アルキル物、ハロゲン化アシル、イソシアネート、カルバモイル塩化物、またはスルホニル塩化物により更に官能基化して、一般式(VI)の化合物を与えても良い。これらの反応は通常、ジクロロメタン(DCM)またはテトラヒドロフラン(THF)等の溶媒中で行われ、室温(RT)から還流(reflux)までの温度範囲で進行する。トリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンなどの塩基は、反応を促進するために必要としても良い。ハロゲン化アリールとの反応は、公知の銅が触媒する、イソオキサゾリジンのN−アリール化のもとで行うことができる(Bioorg.Med.Chem.Lett.,2834,2005)。アセチルエステルは、アルコールの脱アセチル化のための標準条件を用いて、適当な溶媒(例えば、メタノールまたはエタノール)中で例えば、化合物を水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムまたは炭酸カリウム等の塩基で処理して、容易に加水分解することができる。この反応は通常、1〜5時間の期間にわたってRTで進行し、一般式(VI)の化合物をもたらす。
一般式(VI)の化合物は、好都合には文献に記載の標準的な手法に従って調製できる。例えば、それらは、酢酸カリウム等の塩基による一般式(III)の化合物の処理によって調製できる。この反応は通常、ジメチルホルムアミド(DMF)等の適切な極性溶媒中で行われ、典型的には、0.5〜4時間の期間にわたって80〜110℃の温度範囲で進行する。
式(III)の化合物は、一般式(II)の化合物から出発する、公知の方法による公知の化合物から容易に調製できる(J.Med.Chem.1982,25,1492−1495)。
経路A2−あるいは、一般式(VI)の化合物は、ニトロンの付加環化による、イソオキサゾリジン生成のための公知の手法を用いて、パラホルムアルデヒドの存在下で式(VII)の化合物と式(X)の化合物の反応から始めて、調製することができる(J.Med.Chem.25,1492−1495、1982)。反応は、エタノール等のプロトン性の溶媒中で、80〜100℃の温度範囲で、好都合に行われる。式(X)のヒドロキシルアミンは市販されているか、または例えば、ボラン・ピリジン複合体等の還元剤でオキシムを還元する(J.Med.Chem.,40,1955−1968、1997)、もしくはO−テトラヒドロピラニルヒドロキシルアミンとハロゲン化アルキル等の適切なアルキル化剤との反応(Chem.Pharm.Bull.,46,966−972,1998)による、当業者には周知の手法を用いて容易に調製することができる。
式(VII)の化合物は、式(IV)の化合物を加水分解して調製することができる。この反応は好ましくは、化合物(IV)に、キャンディダ・アンタークティカ(Candida Antarctica)(シグマ・アルドリッチ)(Tetrahedron、50、13165−13172,1994)からの固定化リパーゼ等の酵素を作用させることによって行われる。
経路A3−一般式(VIII)の化合物は、式(VII)の化合物とHO−NH−THPとの反応から始めて調製することができる。この反応は好都合には、ジオキサンまたはEtOH等のプロトン性溶媒中で、80〜100℃の範囲の温度で行うことができる。THP保護基は、反応条件で直接、開裂する。得られた(VIII)は、DCMまたはTHF等の適切な溶媒中で、0℃からRTまでの温度で、ジヒドロピランでの処理により、好都合には選択的に保護され、式(IX)の化合物を得る。反応は、0.5〜3時間の範囲の時間内で完了する。経路A1に記載されているように、式(IX)の化合物は、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化アシル、イソシアネート、カルバモイル塩化物、またはスルホニル塩化物により更に官能基化しても良い。THP保護基は、THFまたはジオキサン等の適切な溶媒中で保護された中間体をHClで処理することにより、容易に除去することができる。この反応は通常、1〜15時間の期間にわたってRTで進行し、一般式(VI)の化合物をもたらす。
経路A−一般式(VI)の化合物の位置6bにおける2−ヒドロキシアセチル部分のヒドロキシル基の、一般式(XI)の化合物の脱離基(LG)への変換は、ピリジン等の適切な溶媒中で、式(VI)の化合物をメタンスルホン酸クロライドまたはp−トルエンスルホニルクロライドで処理することにより行われる(March’s,「Advanced Organic Chemistry」,Wiley−Interscience)。この反応は通常、1〜5時間の期間にわたってRTで行われる。
一般式(XI)の化合物のLGは、ハロゲン化物アニオン、アルコール、チオール、チオ酸、アミン、アミド、およびカルバニオン等の求核試薬によって容易に置換して(J.Org.Chem.,1042,1999;J.Steroid.Biochem.13,311−322,1980)、一般式(I)および(I’)の化合物(式中、R=−(CH−Z−(CHn’−R、nおよびn’=0、ZおよびRは上記のように定義される)を得ることができる。反応は通常、DCM、THFまたはDMF等の適切な溶媒中で、1〜5時間の期間にわたって0〜80℃の温度範囲で行われ、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムまたは水素化ナトリウム等の塩基で促進することができる。C21ヒドロキシ部分へのLG(例えばメシラート)の導入後、例えば、過度のヨウ化ナトリウムによって酸化還元反応を行わせて対応するメチルケトンを与えることができる。得られた生成物は、上記に記載した求核置換反応によって導入された部分を修飾して更に官能基化させることができる。
経路B−一般式(XII)の中間体を得るための、周知の酸化条件下での式(VI)の化合物の反応。この反応は通常、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム等の無機塩基の水溶液の存在下で、THF等の適切な溶媒中で、12〜48時間の期間にわたってRTで、開放空気中で行われる。
経路B1−式(XII)の中間体の、一般式(I)および(I’)の化合物(式中、R=−(CH−Z−(CHn’−R、nおよびn’=0、ZおよびRは上記のように定義される)への変換は、酸(XII)を、1以上の当量のカルボニルジイミダゾールまたはHATU等の酸活性化剤で処理することによって行われる。反応は通常、DMF等の適切な極性溶媒中で、1〜2時間の期間にわたって0〜80℃の温度範囲で行われる。活性酸(activated acid)は、アルコール、チオール、チオ酸およびアミン等の求核試薬と反応することができる。反応は炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウム、水素化ナトリウム等の塩基で促進することができ、1〜24時間の期間にわたって0〜20℃の温度範囲で進行する。
あるいは、式(XII)の中間体は、DCM等の適切な溶媒中の塩化オキサリルを用いて、周知の条件下で、対応するアシル塩化物に変換することができる。活性中間体は、アシル塩化物の対応するケトンへの変換に好適である、アルコール、チオール、チオ酸、アミン、カルバニオン(例えば、アルキル、アリールおよびヘテロアリール銅酸化物)または文献に記載の他の有機金属化合物、等の求核試薬、と反応することができる。
DMFまたはアセトニトリル等の適切な溶媒中で、0〜20℃の範囲の温度で、酸(XII)を炭酸カリウム、炭酸ナトリウムまたは炭酸セシウム、ならびにトリエチルアミン等の塩基で処理することによって、式(XII)の中間体を、一般式(I)および(I’)の化合物(式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nおよびn’=0、Z=OおよびRは上記のように定義される)に変換することもできる。
時々、これらのアルキル化反応は、KIの存在下で、ヨウ化銅等の銅塩によって促進することができる。得られた生成物は、上記に記載した求核置換反応によって導入された部分を修飾して更に官能基化させることができる。
経路B2−酸(XII)とカルボニルジイミダゾールまたはHATUとの反応から起こる、式(XII)の中間体の一般式(XIII)の化合物への変換に続いて、チオ酢酸および/または無水硫化水素のナトリウム塩との反応が起こる。反応溶媒中に予め形成した塩の溶液を活性酸の溶液に0〜20℃の範囲の温度で添加して、または、直接、固体の無水硫化水素ナトリウムを添加することによって、反応が通常、行われる。直ちに形成されたチオ酸中間体(XIII)は、そのままブロモアルカン等のアルキル化試薬と反応し、一般式(I)および(I’)のチオエステル(式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nおよびn’=0、Z=SおよびRは上記のように定義される)をもたらす。ブロモ−クロロメタン等の適切なブロモアルカンの選択によって、式(I)および(I’)の化合物(式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、nおよびn’=0、Z=SおよびRは上記のように定義される)を調製することができ、これらの化合物は更に修飾できる。例えば、Rがクロロメチルであるこれらの化合物とヨウ化カリウムとの反応に続いて、フッ化銀で処理することによりRがフルオロメチルである式(I)および(I’)の化合物を調製することができる。これらの反応は、当業者には周知である(J.Med.Chem.,37,3717−3729,1994)。あるいは、チオ酸中間体(XIII)をそのままブロモフルオロメタンのDMF溶液と反応させて、Rがフルオロメチルである式(I)および(I’)の化合物を容易に提供することができる。
経路C−ニトロンの付加環化によるイソオキサゾリジン形成のための公知の手法を用いて、パラホルムアルデヒドの存在下での、一般式(IV)の中間体と式(X)のヒドロキシルアミンとの反応。反応は、好都合にはエタノールなどのプロトン性溶媒の中で行われる。反応は好都合には高温、例えば60〜85℃で行われ、一般式(I)および(I’)の化合物(式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、n=1、n’=0、Z=OおよびR=Ac)をもたらすことができる。
ピリジン等の塩基の存在下で、DMF等の適切な溶媒中で、一般式(I)および(I’)の化合物(式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、n=1、n’=0、Z=O、R=AcおよびX=H)を、メタンスルホン酸クロライドで処理することにより、一般式(XIV)の中間体を調製することができる。反応は、80〜100℃の温度範囲で1〜5時間の期間にわたって進行する。
対応するアルケンである、一般式(I’)の化合物(式中、Rは−(CH−Z−(CHn’−R、n=1、n’=0、Z=O、R=HおよびX=Cl)から出発するクロロヒドリンの調製のための周知条件下で、式(XIV)の反応化合物が得られる。反応は、N−クロロスクシンイミドまたはジクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン等の塩素化剤の使用を含み、過塩素酸等の酸によって促進される。反応は通常、THF等の極性溶媒中で、1〜4時間の期間にわたって0〜20℃の温度範囲で行われる。式(XIV)の化合物のアセチルエステルは、例えば、メタノールまたはエタノール等の溶媒中で、化合物を炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウム等の塩基で処理する、アルコールの脱アセチル化のための標準条件を用いて、容易に加水分解することができる。この反応は通常、0.5〜2時間の期間にわたって0〜20℃の範囲の低温で進行する。
経路D−公知の手法を使用した、一般式(VI)の中間体とアシルクロライドとの反応。反応は好都合には、トリエチルアミン等の塩基の存在下で、溶媒としてのDCM中で、20〜50時間の期間にわたって室温で行われる。この手法は、式(I’)の化合物(式中、R=−(CH−Z−(CHn’−R、n=1、n’=0、Z=O、Rは上記のように定義される)を提供する。
経路E−乾燥アセトニトリル中での、化合物(VII)と塩化メシルおよびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)との反応。次に、フッ素原子の導入は好都合には、テトラ−n−ブチルアンモニウムフロライド(TBAF)およびKIをそのまま添加し、8〜20時間の期間にわたって加熱することによって、行うことができる。パラホルムアルデヒドの存在下、経路Cに記載の公知条件のもとでの、得られた中間体(XV)と式(X)のヒドロキシルアミンの付加環化反応は、一般式(I’)の化合物(式中、R=−(CH−Z−(CHn’−R、n=0、n’=1、R=F、およびRは上記のように定義される)を提供する。
式(X)のヒドロキシルアミンは、市販のものか、またはいくつかは当業者に周知である異なる合成経路に従って調製することができる。
本発明の一態様では、式(X)のヒドロキシルアミンの調製のための合成経路は、スキーム3に記載のように提供される。
Figure 0006053700

経路F−トリエチルアミンの存在下で式(XVII)のオキシムを調製するための、一般式(XVI)の化合物とヒドロキシルアミンヒドロクロライド(NHOH HCl)との反応は、好都合には溶媒としてのDCM中で、RT〜50℃の温度範囲で行うことができる。
これらの化合物[一般式(XVII)のオキシム]は、例えば、RTでエタノール等の極性プロトン性溶媒中でボラン・ピリジン複合体およびHCl等の還元剤を用いて、一般式(Xa)のヒドロキシルアミン(式中、RおよびRは本発明の範囲内で異なる意味を有していても良い)に還元することができる(Tetrahedron 1992,Vol.47,N17,3557−3570;J.Med.Chem.1997,40,1955−1968)。一般式(XVI)の化合物は、市販のものか、または周知の手法による一般式(XVIII)の化合物の酸化によって得ることができる(例えば、Swern oxidation:J.A.C.S.,2005,127,29,10396)。
経路G−あるいは、一般式(Xa)の化合物は、周知の手法(J.A.C.S.2000,122,18,4522;Tetrahedron 1999,55,41,12069)を用いて、LGが、例えばハロゲン(Cl、BrまたはI)、メシラート、トシレート、または他の脱離基等の適切な脱離基である、一般式(XIX)の活性化合物と、O−テトラヒドロピラニルヒドロキシルアミン(NHOTHP)を反応させて式(XX)の中間体を生成し、続いてTHP保護基を脱保護化することによって調製することができる。置換反応は好都合には、KCOまたはDIPEA等の異なる種類の塩基の存在下で、RTから80℃までの温度範囲で、溶媒としてのDMF、エタノール、またはアセトニトリル中で行われる。一般式(XIX)の化合物は市販されているか、または当業者には周知の手法によって一般式(XVIII)のアルコールから出発しヒドロキシル基を適切な脱離基に変換して、調製することができる。例えば、メシレートは好都合にも、DCM中で、アルコール(XVIII)とメシルクロライドおよびTEAとから得ることができる(Organic Letters 2002,vol.4,N15,2485)。
経路H−一般式(Xb)のヒドロキシルアミン(式中、R2は場合により置換アリールまたはヘテロアリール)は対応するニトロ−アリール化合物またはニトロ−ヘテロアリール化合物から出発して、調製することができる。例えば、ニトロ化合物(XXI)は好都合にも、エタノール等の極性プロトン性溶媒中で、RTで、BiClおよびKBHを用いて、ヒドロキシルアミンに還元することができる(Synthetic Communications 1997,Vol.27,N20,3497−3504)。あるいは、アリールヒドロキシルアミン(Xb)またはヘテロアリールヒドロキシルアミン(Xb)は、ラネーニッケルの存在下で、エタノールおよびジクロロメタン等の溶媒の適切な混合物中でのニトロ化合物(XXI)とヒドラジンの反応によって得ることができる(Synthesis 1984,11,938−941)。この手法では0〜10℃の温度に制御する必要がある。最終的に、一般式(Xb)の化合物を与える他の好都合な還元法では、アセトンまたはエタノール等の異なる極性溶媒中で、ZnおよびNHClを用いた化合物(XXI)の還元を行う(Tetrahedron Letters,2005、Vol.46,N35,5913−5918;Joc 1982,47,7,1171)。
経路L−あるいは、上記のように定義された一般式(Xb)のアリールヒドロキシルアミンまたはヘテロアリールヒドロキシルアミンは、当業者には明らかに容易な方法を用いて、ヒドロキシルアミンを用いた電子不足のアリールもしくはヘテロアリール塩化物あるいはフッ化物からの求核芳香族置換によって調製することができる。例えば、エタノール中での、Yは塩素またはフッ素等の適切な脱離基である一般式(XXII)の化合物と水性ヒドロキシルアミンの反応(J.Med.Chem.2009,52,19,5974)は、一般式(Xb)のヒドロキシルアミンを与えることができる。反応は、還流装置(reflux)で6〜10時間の時間範囲で行われる。異なる方法(国際公開第2006/74187号;(2006);(A2)英語)では、イソプロパノール等の極性プロトン性溶媒中での、適切な電子不足のアリールもしくはヘテロアリール塩化物あるいはフッ化物とヒドロキシルアミンヒドロクロライドの反応が起こる。反応は好都合にも、15〜25時間の時間範囲内で、マイクロ波下で、130℃の温度で加熱して、行わせることができる。
有利には、本発明の化合物は例えば、0.001〜1000mg/日、好ましくは0.1〜500mg/日からなる投薬量で、投与することができる。
それらが吸入経路によって投与される場合、本発明の化合物の投薬量は、有利には0.01〜20mg/日、好ましくは0.1〜10mg/日からなる。
好ましくは、本発明の化合物を単独で、または他の活性成分と組み合わせた発明の化合物を、喘息、慢性気管支炎、および慢性閉塞性肺疾患(COPD)等の閉塞性の呼吸器疾患の予防および/または治療のために投与することができる。
しかし、本発明の化合物は、炎症細胞の数、活性、および動きを減らすことを含む、任意の病気の予防および/または治療のために投与することができる。
このような病気の例としては、喘息、および他のアレルギー疾患、COPD、急性鼻炎等の炎症;逆の急性の移植による拒絶反応(reverse acute transplant rejection)、選択した自己免疫疾患の急性の悪化、骨髄移植における移植片対宿主拒絶反応;リウマチおよび他の関節炎等の自己免疫疾患;全身性エリテマトーデス、全身性皮膚筋炎、乾癬等の皮膚疾患;炎症性大腸炎、炎症性眼疾患、自己免疫血液疾患、および多発性硬化症の急性の悪化;腎臓、肝臓、心臓、および他の器官の移植;急性ベーチェット目症候群(Behcet’s acute ocular syndrome)、内因性ブドウ膜炎、アトピー性皮膚炎、炎症性大腸炎、および先天性ネフローゼ症候群;ホジキン病、および非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、および慢性リンパ性白血病(CLL);自己免疫溶血性貧血、およびCLLに関連する血小板減少症;白血病、および悪性リンパ腫が挙げられる。
好ましくは、本発明の化合物は、軽度から急性で深刻なまでの喘息およびCOPD等の呼吸器疾患の予防および/または治療のために投与することができる。
本発明は、以下の非限定的な実施例により更に記載される。
記載された実験手順では、以下の略号を使用することができる:TEA=トリエチルアミン;DCM=ジクロロメタン;RT=室温;AcOEt=酢酸エチル;DMF=N,N−ジメチルホルムアミド;DMSO=ジメチルスルホキシド;HATU=O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム・ヘキサフルオロホスフェート
(実施例1)
Figure 0006053700

酢酸(8S,9S,10R,13S,14S,17R)−17−(2−アセトキシ−アセチル)−10,13−ジメチル−3,11ジオキソ−6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17−ドデカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イルエステル(中間体2)の調製
トリフルオロ酢酸無水物(5ml、35.4mmol)が、酢酸(5ml)中における酢酸2−((10R,13S,17R)−17−ヒドロキシ−10,13−ジメチル−3,11−ジオキソ−6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17−ドデカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−オキソ−エチルエステル(中間体1)(2g、4.99mmol)とp−トルエンスルホン酸(PTSA)(200mg、1.051mmol)の懸濁液に、0℃で、10分間にわたってゆっくりと添加された。0℃で20分間の攪拌後、反応混合物は、RTで3時間、攪拌された。
反応混合物を氷/水(130ml)中に注ぎ、得られた混合物をDCM(2×100ml)およびAcOEt(2×100ml)で抽出した。混合した有機抽出物を無水NaSO上で乾燥し、濃縮した。粗生成物を、DCMからDCM AcOEt 50:50までの勾配溶離により、シリカゲル上フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、表題化合物を与えた(2.64g、量収率)
LC−MS(ESI POS):445.2(MH+)。
酢酸(8S,9S,10R,13S,14S,17R)−17−(2−アセトキシ−アセチル)−11−ヒドロキシ−10,13−ジメチル−3−オキソ−6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17−ドデカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イルエステル(中間体3)の調製
ホウ化水素ナトリウム(221mg、5.84mmol)を、THF(15ml)およびMeOH(15.00ml)中の中間体2(2.64g、5.97mmol)の氷冷溶液に、2.5時間の期間にわたって部分で(ポーションで(in Portions))添加した。反応混合物は、1N HClおよび氷(150ml)中に注がれた。形成した沈殿物はAcOEt(3×100ml)で抽出し、混合した有機層を無水NaSO上で乾燥し、濃縮した。粗物質を、DCMからDCM/AcOEt 40:60までの勾配溶離により、シリカゲル上フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、表題化合物(1.21g、45.6%収率)を与えた。
Figure 0006053700

(実施例2)
Figure 0006053700

酢酸2−((6S,8S,9R,10S,11S,13S,14S)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−10,13−ジメチル−3−オキソ−6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−デカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イル)−2−オキソ−エチルエステル(中間体5)の調製
酢酸カリウム(3.83g、39.0mmol)が、窒素雰囲気下で、無水DMF(60ml)中の酪酸(9R,10S,11S,13S,17R)−17−(2−アセトキシ−アセチル)−9−クロロ−11−ヒドロキシ−10,13−ジメチル−3−オキソ−6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17−ドデカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−17−イルエステル(中間体4)(2.48g、4.88mmol)の溶液に添加され、反応混合物は、100℃で1.5時間、攪拌された。冷却した反応混合物を氷およびブライン(brine)(200ml)中に注ぎ、水層をAcOEt(3×150ml)で抽出した。混合した有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮して、更なる精製なしの次のステップで使用する粗表題化合物2.55gを与えた。
Figure 0006053700

(6S,8S,9R,10S,11S,13S,14S)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−17−(2−ヒドロキシ−アセチル)−10,13−ジメチル−6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−デカヒドロ−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−オン(中間体6)の調製
キャンディダ・アンタークティカ・リパーゼ(2 U/mg)(510mg、6.06mmol)が、(中間体5)(2.55g、6.06mmol)のエタノール(100ml)溶液に添加され、反応混合物は37℃で終夜、攪拌された。反応混合物は濾過され、メタノールで洗浄され、残渣はDCM/AcOEt 90:10からDCM/AcOEt 50:50までの勾配溶離により、シリカゲル上フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、表題化合物を1.62gを与えた(70.6%収率)。
Figure 0006053700

表1に記載された中間体7および8を、以前に記載した中間体3から出発する中間体5および6のように調製した。
Figure 0006053700
(実施例3)
Figure 0006053700

(6S,8S,9R,10S,11S,13S,14S)−17−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)アセチル)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−10,13−ジメチル−6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−デカヒドロ−3H−シクロペンタ[a]フェナントレン−3−オン(中間体9)の調製
イミダゾール(135mg、1.982mmol)およびピリジン(0.321ml、3.96mmol)が、6(300mg、0.793mmol)の乾燥DMF(12ml)中溶液に添加され、続いて、tert−ブチルクロロジメチルシラン(263mg、1.744mmol)が添加された。反応物は、室温で2時間、攪拌された。変換は完了した。
反応物はAcOEtで希釈され、水で洗浄され、水相がAcOEtで2回抽出され、次いで、混合した抽出物は、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮された。粗生成物(crude)は、シリカゲル(DCM、DCM/AcOEt 8:1)上クロマトグラフィーカラムを通して精製され、365mg(93%収率)を与えた
LC−MS(ESI POS):493.1(MH+)。
(実施例4)
Figure 0006053700

(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(3,3−ジメチル−ブチル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物10)の調製
エタノール(50ml)中の6(1.3g、3.44mmol)、N−(3,3−ジメチルブチル)ヒドロキシルアミン(826mg、7.05mmol)、およびパラホルムアルデヒド(0.650g、21.64mmol)の混合物を、還流装置(reflux)で終夜、攪拌した。溶媒を蒸発させ、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH 98:2)により精製し、化合物9(1.56g、3.07mmol、89%収率)を与えた。
Figure 0006053700
表2に記載された化合物を、以前に記載した、適切なヒドロキシルアミンまたはヒドロキシルアミンヒドロクロライドを用いた中間体6、8または9の付加環化による化合物10のように調製した。
最終的な化合物は、シリカゲルカラムクロマトグラフィーまたは分取HPLCによって精製された。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
(実施例5)
Figure 0006053700

メタンスルホン酸2−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−ベンジル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−イル]−2−オキソ−エチルエステル(化合物39)の調製
メタンスルホニルクロライド(0.057ml、0.730mmol)を、窒素雰囲気下、乾燥ピリジン(8ml)中の21(200mg、0.365mmol)の溶液に添加した。3時間の攪拌後、更にメタンスルホニルクロライド(0.057ml、0.730mmol)を添加した。反応混合物は、室温で更に1時間、攪拌された。
反応混合物を2H HCl(80ml)および氷中に注ぎ、形成された沈殿物を濾過し、冷1N HClおよび水で洗浄した。次いで、濾過した固体を、DCM中に溶解させた。得られた有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮して、222mgの所望の化合物74を提供した(97%収率)
LC−MS(ESI POS):626.3(MH+)。
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−6b−アセチル−8−(4−クロロ−ベンジル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物40)の調製
化合物39(308mg、0.492mmol)をアセトン(12ml)中に溶解させ、ヨウ化ナトリウム(738mg、4.92mmol)を添加した。反応混合物を65℃で終夜、攪拌した。反応混合物を、AcOEt(80ml)で希釈し、ヨウ素が消失するまで飽和Na(sat Na)で洗浄し、次いで飽和NaHCO(sat NaHCO)で洗浄した。有機相をNaSO上で乾燥し、濃縮して、224mgの粗物質を得て、これを分取HPLCによって精製し、65mgの純粋化合物75を提供した(25%収率)。
Figure 0006053700
(実施例6)
Figure 0006053700

(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−ベンジル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボン酸(化合物41)の調製
0℃のテトラヒドロフラン(60ml)および水(30.0ml)中の化合物21(1.55g、2.83mmol)の溶液に、6N 水酸化ナトリウム(1.414ml、8.49mmol)を滴下し、反応混合物を0℃で10分間および室温で56時間、攪拌した。テトラヒドロフランを蒸発させ、水相をpH1まで酸性化し、AcOEt(100ml×3)で抽出した。混合した有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。粗生成物を、DCM/AcOEt/HCOH 60:39.5:0.5のシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、1.11gの純粋化合物(DCM/AcOEt/HCOH 50:49.5:0.5においてR=0.34)を与えた。
LC−MS(ESI POS):534.2(MH+)。
表3に記載された化合物は、化合物41について以前に記載したように調製した。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
(実施例7)
Figure 0006053700

(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−ベンジル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−(2−オキソ−[1,3]ジオキソラン−4−イル)エステル(化合物71)の調製
窒素下を保ちつつ、乾燥DMF(11.2ml)中の化合物41(300mg、0.562mmol)の溶液に、HATU(235mg、0.618mmol)を添加し、続いてN−メチルモルホリン(0.062ml、0.562mmol)を添加した。反応混合物を65℃で40分間加熱し、その後に活性エステルへの変換が完了した。混合物を室温まで冷却し、NaSH(94mg、1.685mmol)を部分ごとに(portion wise)添加した。溶液は深緑に変わり、室温で20分間攪拌し、次いで4−クロロ−1,3−ジオキソラン−2−オン(206mg、1.685mmol)を滴下して(dropwise)添加し、この後KI(46.6mg、0.281mmol)を添加し、室温で終夜、混合物を攪拌した。AcOEt(70ml)を添加し、混合物をブラインで洗浄した。水相をAcOEt(2×70ml)で抽出し、混合した有機抽出物を1N HCl溶液およびブラインで洗浄した。有機相をNaSO上で乾燥し、濃縮して、940mgの粗生成物を提供し、これをDCM/AcOEt 30:1からDCM/AcOEt 5:1までの勾配溶離の、シリカゲル上クロマトグラフィーカラムを通して精製し、320mgの所望の化合物を提供した。それを更に、分取HPLC(移動相:酸性添加物なしの水/ACN)を通して精製し、140mgの固体を提供した(39%収率)。H−NMR分析は、炭酸塩の加水分解から生じるアルデヒドの存在を示している。
Figure 0006053700
(実施例8)
Figure 0006053700

(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−ベンジル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボン酸メトキシ−メチル−アミド(化合物72)の調製
窒素雰囲気下を保ちつつ、乾燥DMF(10.6ml)中の化合物41(300mg、0.562mmol)の溶液に、HATU(235mg、0.618mmol)を添加し、続いてN−メチルモルホリン(0.062ml、0.562mmol)を添加する。混合物を70℃で40分間攪拌し、その後活性エステルの変換が完了した。反応物を室温まで冷却し、N,O−ジメチルヒドロキシルアミンヒドロクロライド(164mg、1.685mmol)を添加し、続いてTEA(0.313ml、2.247mmol)を添加する。室温で終夜、混合物を攪拌する。更に、N,O−ジメチルヒドロキシルアミンヒドロクロライド(164mg、1.685mmol)およびTEA(0.313ml、2.247mmol)を添加し、混合物を65℃で5時間、加熱する。変換が完了する。混合物をAcOEt(60ml)で希釈し、ブライン(60ml)で洗浄する。水相をAcOEt(2×60ml)で抽出し、次いで、有機抽出物を1N HCl溶液で洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮する。粗生成物(700mg)を分取HPLC(中性移動相)を通して精製し、96mgの純粋固体を得る(30%収率)。
Figure 0006053700
(実施例9)
Figure 0006053700
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−チオフェン−2−イルメチル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボン酸フルオロメチルエステル(化合物73)の調製
窒素雰囲気下、乾燥DMF(3ml)中の化合物44(150mg、0.297mmol)の溶液に、炭酸ナトリウム(157mg、1.483mmol)を添加した。室温で20分間攪拌した後、混合物を0℃まで冷却し、ブロモフルオロメタン(0.371ml、0.742mmol)を添加した。反応混合物を0℃で15分間攪拌し、RTで1時間攪拌した。次いで、DMF中のブロモフルオロメタン(0.371ml、0.742mmol)の2M溶液を更に添加し、混合物をRTで46時間攪拌した。反応混合物を冷却HCl溶液(1mlの1N HClおよび19mlの水)中に注ぎ、水相をAcOEt(3×40ml)で抽出した。混合した有機抽出物を乾燥し(NaSO)、濃縮した。粗物質(162mg)を、DCM/AcOEt 97:3からDCM/AcOEt 84:16までの勾配溶離での、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、92mgの純粋化合物(58%収率;AcOEt/DCM 20:80中でR=0.39)を与えた。
Figure 0006053700
表4に記載された化合物は、適切なアルキル化剤を利用して、化合物73について以前に記載したように調製された。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
(実施例10)
Figure 0006053700

(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−8−フラン−2−イルメチル−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル(化合物77)の調製
窒素雰囲気下、70℃で1.5時間、乾燥DMF(15ml)中の化合物45(453mg、0.925mmol)、HATU(387mg、1.018mmol)、およびN−メチルモルホリン(0.102ml、0.925mmol)の混合物を攪拌し、LC−MSは所望の活性エステルの形成を示した(93%変換)。溶液をRTまで冷却し、無水硫化水素ナトリウム(156mg、2.78mmol)を添加した。混合物をRTで25分間、攪拌し、次いで、DMF中のブロモフルオロメタン(1.388ml、2.78mmol)の2M溶液を添加し、混合物を室温で2時間攪拌した。ブロモフルオロメタン(0.463ml、0.925mmol)を更に添加し、反応混合物をRTで終夜攪拌した。
反応混合物を、AcOEt(130ml)で希釈し、有機相を水およびブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。得られた粗混合物(561mg)を、AcOEt/石油エーテル 5:95からAcOEt/石油エーテル 30:70までの勾配溶離、次いでDCMを用いた勾配溶離での、シリカゲル上フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、184mgの表題化合物(37%収率;AcOEt/DCM 30:70中でR=0.79)を与えた。
Figure 0006053700
表5に記載された化合物は、適切な酸誘導体から出発して、化合物77について以前に記載したように調製した。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
(実施例11)
Figure 0006053700
(6S,8S,9R,10S,11S,13S,14S)−6,9−ジフルオロ−17−(2−フルオロ−アセチル)−11−ヒドロキシ−10,13−ジメチル−6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−デカヒドロ−シクロペンタ [a]フェナントレン−3−オン(中間体106)の調製
窒素雰囲気下、乾燥アセトニトリル(20ml)中の化合物6(0.5g、1.321mmol)の溶液に、DIPEA(0.396ml、2.246mmol)およびMs−Cl(0.155ml、1.982mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間攪拌する。次いで、THF中のTBAF(2.64ml、2.64mmol) 1Mおよびフッ化カリウム(0.077g、1.321mmol)を添加し、混合物を還流装置で終夜、加熱する。混合物をAcOEtで希釈し、有機相を水、ブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。粗生成物を、石油エーテル/AcOEt 8:2からAcOEtまでの勾配溶離での、シリカゲル上フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、表題化合物を与えた(98%収率)。
LC−MS(ESI POS):381.3 MH。
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−6b−(2−フルオロ−アセチル)−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−(4−メチル−ベンジル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物107)の調製
化合物107は、化合物10について以前に記載したように(実施例4)、中間体40とN−(4−メチル−ベンジル)−ヒドロキシルアミンとを反応させて、48%の収率で得られる。
Figure 0006053700
表6に記載された化合物は、適切なヒドロキシルアミンまたはヒドロキシルアミンヒドロクロライドを用いて、中間体106の付加環化によって、化合物41、107について以前に記載したように調製された。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
(実施例12)
Figure 0006053700
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−tert−ブチル−ジメチル−シリルオキシ−アセチル)−8−[4−(2−tert−ブチル−ジメチル−シリルオキシ−エトキシ)−ベンジル]−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(中間体115)の調製
窒素雰囲気下、乾燥DMF(8ml)中の化合物22(200mg、0.311mmol)の溶液に、炭酸セシウム(223mg、0.683mmol)、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(135μl、0.621mmol)、およびヨウ化カリウム(10mg、0.066mmol)を添加した。反応混合物を50℃で終夜、加熱し、更に炭酸セシウム(0.056g、0.171mmol)、および(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(0.033ml、0.155mmol)を添加した。次いで、混合物を50℃で8時間、更に攪拌した。反応混合物をAcOEtで希釈し、有機相を水で洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮した。残渣を、DCMからDCM/AcOEt 7:3までの勾配溶離での、シリカゲル上フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、256mgを与えた(92%収率)。
LC−MS(ESI POS):802.4(MH+)。
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−8−[4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−ベンジル]−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物116)の調製
窒素雰囲気下、0℃で乾燥THF(8ml)中の化合物115(0.256g、0.319mmol)の溶液に、テトラブチルアンモニウムフルオライド(0.670ml、0.670mmol)を添加し、混合物を0℃で1時間および室温で1.5時間、攪拌した。溶媒を蒸発させ、粗生成物(535mg)を、DCM/AcOEt 9:1からAcOEt/EtOH 9:1までの勾配溶離での、シリカゲル上フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製した。得られた生成物の再精製を、DCM/AcOEt 6:4からAcOEt/EtOH 97:3までの勾配溶離での、シリカゲル上フラッシュ・クロマトグラフィーによって行い、46mgの表題化合物を与えた(25%収率)。
Figure 0006053700
(実施例13)
Figure 0006053700
N−(4−クロロフェニル)ヒドロキシルアミン(中間体118)の調製
無水エタノール(32ml)および水(10.24ml)中の1−クロロ−4−ニトロベンゼン 117(1g、6.35mmol)の分散液に、ビスマス(III)クロライド(0.400g、1.269mmol)を添加した。次いで、窒素雰囲気下、水浴中で攪拌しながら、ホウ化水素カリウム(0.514g、9.52mmol)を徐々に添加した。混合物は黒色に変わり、黒色の沈殿物が形成された。窒素雰囲気下、RTでの20分の攪拌後、0.5N HClを用いて混合物をpH7まで酸性化し、エチルエーテルで直ちに抽出した。有機抽出物をNaSO上で乾燥し、濃縮して、所望のヒドロキシルアミン(959mg)を与え、これは、更なる精製なしにそれ自体を使用した。
LC−MS(ESI POS):126.9(MH+)。
(実施例14)
Figure 0006053700
酢酸2−((6S,9R,10S,11S,13S)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−10,13−ジメチル−3−オキソ−6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−デカヒドロ−3H−シクロペンタ [a]フェナントレン−17−イル)−2−オキソ−エチルエステル(中間体120)の調製
窒素雰囲気下、無水DMF(60ml)中の酪酸(9R,10S,11S,13S,17R)−17−(2−アセトキシ−アセチル)−9−クロロ−11−ヒドロキシ−10,13−ジメチル−3−オキソ−6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17−ドデカヒドロ−3H−シクロペンタ [a]フェナントレン−17−イルエステル(中間体119)(2.48g、4.88mmol)の溶液に、酢酸カリウム(3.83g、39.0mmol)を添加し、反応混合物を100℃で1.5時間攪拌する。冷却した反応混合物を氷およびブライン(200ml)中に注ぎ、水相をAcOEt(3×150ml)で抽出する。混合した有機抽出物を水およびブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮して、2.55gの粗表題化合物を与え、これは、更なる精製なしに次のステップで使用される。
Figure 0006053700
(6S,9R,10S,11S,13S)−6,9−ジフルオロ−11−ヒドロキシ−17−(2−ヒドロキシ−アセチル)−10,13−ジメチル−6,7,8,9,10,11,12,13,14,15−デカヒドロ−シクロペンタ [a]フェナントレン−3−オン(中間体121)の調製
エタノール(100ml)中の(中間体120)(2.55g、6.06mmol)の溶液に、キャンディダ・アンタークティカ・リパーゼ(2 U/mg)(510mg、6.06mmol)を添加し、反応混合物を37℃で終夜攪拌する。反応混合物を濾過し、メタノールで洗浄し、残渣はDCM/AcOEt 90:10からDCM/AcOEt 50:50までの勾配溶離により、シリカゲル上フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、1.62gの表題化合物を与えた(70.6%収率)。
Figure 0006053700
(実施例15)
Figure 0006053700
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−フェニル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物122)の調製
エタノール(6ml)中の121,N−フェニルヒドロキシルアミン(57.7mg、0.529mmol)およびパラホルムアルデヒド(47.6mg、1.586mmol)の混合物を100℃で19時間攪拌した。反応は完了しなかった。N−フェニルヒドロキシルアミン(20mg、0.183mmol)およびパラホルムアルデヒド(27mg、0.899mmol)を添加し、混合物を更に100℃で3時間、加熱した。溶媒を蒸発させ、残渣を、DCMからAcOEt/MeOH/DCM 9.8:0.2:90まで、DCMからAcOEt/MeOH/DCM 29.8:0.2:70までの勾配溶離での、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、83mgの純粋化合物(63%収率;AcOEt/MeOH/DCM 29:1:70中でR=0.24)を与えた。
Figure 0006053700
表7に記載された化合物は、適切なヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアミンヒドロクロライド、または保護されたヒドロキシルアミンを用いた中間体121の付加環化によって、化合物122について以前に記載したように調製された。最後のケースでは、脱保護反応は、最終化合物に対して行われた。
最終化合物を、シリカゲル・カラム・クロマトグラフィー、または分取HPLCによって精製した。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
(実施例16)
Figure 0006053700
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−フェニル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボン酸(化合物158)の調製
0℃で15分間、テトラヒドロフラン(12ml)中の157(733mg、1.461mmol)の溶液に、空気を入れて泡を発生させた。次いで、6N水酸化ナトリウム(0.974ml、5.85mmol)をゆっくりと滴下し、0℃で5分間、更に空気を入れて泡を発生させた。反応混合物を放置してRTまで暖め、それをRTで終夜、攪拌した。反応混合物をpH1まで酸性化し、テトラヒドロフランを蒸発させた。水相をAcOEt(100ml×3)で抽出した。混合した有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。粗生成物を、DCM/AcOEt/HCO2H 39.5:0.5:50中の、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、396mgの表題化合物(56%)を与えた。
LC−MS(ESI POS):486.1(MH+)。
表8の化合物は、化合物58 158について以前に記載したように調製した。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
(実施例17)
Figure 0006053700

(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−8−フェニル−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−フルオロメチルエステル(化合物169)の調製
窒素雰囲気下、乾燥DMF(5ml)中の化合物158(396mg、0.816mmol)、HATU(341mg、0.897mmol)、およびN−メチルモルホリン(90μl、0.816mmol)の混合物を、70℃で4時間攪拌し、LC−MSは、所望の活性エステルの形成を示した。溶液をRTまで冷却し、無水硫酸水素ナトリウム(137mg、2.447mmol)を添加した。混合物をRTで25分間攪拌し、次いで、DMF中のブロモフルオロメタン(1.223ml、2.447mmol)の2M溶液を添加し、混合物をRTで2時間、終夜攪拌した。
反応混合物に水(20ml)を添加し、形成された沈殿物を濾過した。捕集した沈殿物を、AcOEt/DCM 5:95からAcOEt/DCM 10:90までの勾配溶離の、シリカゲル上フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、次いで、分取HPLCによって精製して、39mgの表題化合物を提供した(9%収率)。
Figure 0006053700
表9の化合物は、適切な酸誘導体から出発して、化合物169について以前に記載したように調製した。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
(実施例18)
Figure 0006053700
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−6b−(2−フルオロ−アセチル)−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−8−フェニル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物179)の調製
エタノール(13ml)中の106(150mg、0.394mmol)、N−フェニルヒドロキシルアミン(86mg、0.789mmol)およびパラホルムアルデヒド(71.0mg、2.366mmol)の混合物を100℃で20時間攪拌した。N−フェニルヒドロキシルアミン(47.3mg、0.434mmol)およびパラホルムアルデヒド(52.1mg、1.735mmol)を更に添加し、混合物を100℃で3時間、加熱した。溶媒を蒸発させ、残渣を、AcOEt/MeOH/DCM 4.8:0.2:95からAcOEt/MeOH/DCM 9.8:0.2:90までの勾配溶離での、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、144mgの所望の化合物(AcOEt/MeOH/DCM 9.8:0.2:90中でR=0.22)を提供した。化合物を更に、DCMからDCM/AcOEt 87:13までの勾配溶離での、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィーによって精製し、122mgの表題化合物を提供した(62%収率)。
Figure 0006053700
表10に記載された化合物は、適切なヒドロキシルアミン、またはヒドロキシルアミンヒドロクロライドを用いた中間体106の付加環化によって、化合物179について以前に記載したように調製した。
Figure 0006053700
(実施例20)
Figure 0006053700

メタンスルホン酸2−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−イル]−2−オキソ−エチルエステル(化合物181)の調製
窒素雰囲気下、DCM(CaCl上で乾燥、20ml)中の123(450mg、0.843mmol)およびDIPEA(221μl、1.264mmol)の溶液に0℃でメタンスルホニルクロライド(79μl、1.011mmol)を添加した。混合物をRTで2時間攪拌した。
混合物を、DCMで希釈し、2.5%NaHCO水溶液で洗浄した。水相をDCMで抽出し、混合した有機物をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥し、濾過した。溶媒を蒸発させた。
LC−MS(ESI POS):612.2(MH+)。
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−6b−(2−クロロ−アセチル)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物182)の調製
窒素下、乾燥DMF(6ml)中の化合物181(195mg、0.319mmol)、および塩化リチウム(162mg、3.82mmol)の混合物を、70℃で2時間、攪拌した。
混合物を、AcOEtおよびブラインの間で分配し、次いで、水相をAcOEtで抽出した。混合した有機物をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥し、濾過した。溶媒を蒸発させ、粗生成物をシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(溶離液:DCM:MeOH 99:1)によって精製した。固体が得られ、それをEtO/EtOH(95:5)を用いて粉末にして表題化合物を与えた(33%収率)。
Figure 0006053700
(実施例21)
Figure 0006053700
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−6b−(2−メチルスルファニル−アセチル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物183)の調製
窒素雰囲気下、乾燥DMF(4ml)中の化合物181(175mg、0.286mmol)およびメタンチオレートナトリウム(24.05mg、0.343mmol)の混合物を、RTで3時間、攪拌した。混合物を、AcOEtおよびブラインの間で分配し、水相をAcOEtで抽出した。混合した有機物をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥し、濾過した。溶媒を蒸発させ、残渣をアセトニトリルで粉末にした。得られた粗生成物を、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(DCM:MeOH 99:1)によって精製し、次いでEtOを用いて粉末にして所望の化合物を提供した(16%収率)。
Figure 0006053700
(実施例22)
Figure 0006053700
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボン酸クロロメチルチオエステル(化合物184)の調製
窒素雰囲気中で、化合物159をDMF(4ml)に溶解させた。炭酸カリウム(106mg、0.769mmol)およびブロモクロロメタン(0.125ml、1.923mmol)を添加し、混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合物を、水およびAcOEtの間で分配した。有機相を分離し、溶媒を除去した。粗生成物を、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(溶離液:DCM/AcOEt 95/5から9/1)によって精製して固体を与え、それを更にEtOで粉末にして、表題化合物を提供した(23%収率)。
Figure 0006053700

表11の化合物は、適切な溶媒と共に、酸159、適切なアルキル化剤、およびNaCO、KCOもしくはトリエチルアミン等の塩基から出発して、化合物184について以前に記載したように調製した。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
(実施例23)
Figure 0006053700
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボチオ酸S−シアノメチルエステル(化合物190)の調製
窒素雰囲気中で、化合物159(218mg、0.419mmol)をDMF(5ml)に溶解させた。HATU(175mg、0.461mmol)および4−メチルモルホリン(50.9mg、0.503mmol)を添加し、混合物を室温で1時間、攪拌した。次いで、硫酸水素ナトリウム(47.0mg、0.839mmol)を添加し、混合物は深緑に変わった。得られた混合物をRTで1時間攪拌し、2−ブロモアセトニトリル(0.117ml、1.677mmol)を添加し、溶液をRTで終夜、密閉容器中で攪拌した。反応混合物をAcOEtで希釈し、有機相を水およびブラインで洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮した。粗生成物を、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(溶離液:DCM/AcOEt 95/5から9/1)によって精製して固体を提供し、それを更にEtOで粉末にして、所望の化合物を生成した(22%収率)。
Figure 0006053700
表12の化合物は、酸159および適切なアルキル化剤から出発して、化合物190について以前に記載したように調製した。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
Figure 0006053700
(実施例24)
Figure 0006053700
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボン酸メチルエステル(化合物181)の調製
窒素雰囲気中で、159(290mg、0.558mmol)を乾燥DMFに溶解させ、N−メチルモルホリン(73.6μl、0.669mmol)およびHATU(233mg、0.614mmol)を添加し、混合物を室温で1時間攪拌した。メタノール(250μl、6.18mmol)を添加し、混合物を60℃で3時間および室温で終夜、加熱した。更に、メタノール(400μl、9.86mmol)を添加し、混合物を60℃で4時間、攪拌した。反応混合物を水で希釈し、形成された固体を濾過により回収した。得られた固体をアセトニトリル中で粉末にし、次いで、分取HPLC(TFAなしのアセトニトリル/水)によって精製して、表題化合物を提供した(55mg、18.5%収率)。
Figure 0006053700
表13に記載の化合物は、酸159、およびアルコール、アミン、アミン塩もしくは金属チオレート等の適切な求核試薬から出発して、化合物197について以前に記載したように調製した。
Figure 0006053700
Figure 0006053700
(実施例25)
Figure 0006053700
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−6b−(2−ブロモ−アセチル)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物200)の調製
メタンスルホン酸181(653mg、1.067mmol)を、アセトニトリル(20ml)中に溶解させ、テトラブチルアンモニウムブロマイド(344mg、1.067mmol)を添加し、混合物を80℃で6時間、次いで、室温で終夜、加熱した。更に、テトラブチルアンモニウムブロマイド(344mg、1.067mmol)を添加し、混合物を80℃で更に2時間、加熱した。反応混合物を水およびAcOEtの間で分配した。有機相を分離し、NaSO上で乾燥し、濃縮した。粗生成物を、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(溶離液 DCM/AcOEt 8/2から7/3)によって精製して、表題化合物を生成した(630mg、1.055mmol、99%収率)。
LC−MS(ESI POS):596.0(MH+)。
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−6b−アセチル−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物201)の調製
アセトン(17ml)中の190(373mg、0.625mmol)およびヨウ化ナトリウム(937mg、6.25mmol)の混合物を、110℃で3時間のマイクロ波照射によって加熱した。更に、ヨウ化ナトリウム(468mg、3.12mmol)を添加し、混合物を更に3時間のマイクロ波照射によって加熱した。反応混合物を、AcOEtおよびNaSの飽和溶液の間で分配した。有機相を水で洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮した。粗生成物を、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(溶離液 DCM/MeOH=99/1)によって精製し、次いで、分取HPLC(TFAなしのCHCN/HO)によって精製して、表題化合物を与えた(31mg、0.060mmol、10%収率)。
Figure 0006053700
(実施例26)
Figure 0006053700
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボン酸1,1−ジメチル−プロプ−2−イニルエステル(化合物202)の調製
乾燥DMF(4ml)中の159(450mg、0.865mmol)、CsCO(282mg、0.865mmol)、ヨウ化銅(I)(16.48mg、0.087mmol)、およびKI(230mg、1.385mmol)の混合物に、3−クロロ−3−メチルブテ−1−エン(178mg、1.731mmol)を添加し、反応混合物をRTで終夜、攪拌した。酢酸エチルを添加し、形成された固体を濾過した。水を添加し、有機相をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮した。残渣を、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(溶離液:DCM/MeOH、98/2)によって精製し、溶媒の蒸発後、得られた固体をEtOを用いて粉末にし、濾過し、真空下で乾燥して、表題化合物を与えた(200mg、0.341mmol、39.4%収率)。
Figure 0006053700
(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−6b−カルボン酸1,1−ジメチル−アリルエステル(化合物203)の調製
202(150mg、0.256mmol)、キノリン(9.10μl、0.077mmol)および5% Pd/BaSO(15mg)の混合物を、15psiで5時間水素化した。触媒を濾過し、溶媒を蒸発させた。残渣を、シリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(溶離液:DCM/MeOH、98/2)によって精製し、次いで分取HPLC(TFAなしのCHCN/HO)によって精製して、表題化合物を与えた(37mg、0.063mmol、25%収率)。
Figure 0006053700
符号の説明
NMR
s=一重線
d=二重線
t=三重線
q=四重線
dd=二重線の二重線
m=多重線
br=広範
ESI−POS=エレクトロスプレー正イオン化
LC−MS=液体クロマトグラフィー−質量分析。
本発明の化合物の薬理活性
インビボ(in vivo)での研究
(実施例27)
リポ多糖類(LPS)−誘導 肺好中球増加症
次のAm.J.Respir.Crit.Care Med. Vol 162.pp1455−1461,2000に記載の方法に小さな変更を加えた、肺炎症の急性モデルにおいて、生体内で本発明に記載の化合物の作用の有効性および期間を評価した。
試験は、スプラーグ−ドーリーラット(Sprague−Dawley)雄ラット(200g)に対して行った。
LPSの気管内注入により、急性の進行性の肺炎症を代表する、BALF中の好中球濃度の統計的な著しい増加をもたらした。
評価テストで75%阻害(ED75 投薬量)をもたらす糖質コルチコイドの投薬には、LPSチャレンジ前の1時間に、懸濁液(NaCl 0.9%中の0.2%トウィーン(Tween) 80)として、化合物(0.01−1 μmoles/体重Kg)が気管内に投与された。
LPS−誘導 肺好中球増加症に対する、試験化合物の阻害効果の投薬−応答曲線が測定され(was performed)、この生物学的検定の有効性の評価基準として、糖質コルチコイドのED50投薬量を用いた。本発明のいくつかの代表的な化合物のED50投薬量は、0.05〜0.16μmoles/体重Kgからなった。
作用の期間の評価を目的とした、実験の第二段階では、化合物は、LPSチャレンジ前の24時間に、懸濁液として、ED75投与で気管内に投与された。最も興味深い化合物は、LPSチャレンジ前の24時間に投与された時、活性(50%よりも高い阻害割合)であった。
インビトロでの研究
(実施例28)
糖質コルチコイドレセプター(GR)転座分析プロトコール
ディスカブアールエックス(DiscoveRx)(フリーモント、カリフォルニア)によって発展させられた酵素断片相補性(EFC)形式における新規な細胞に基づくGR−転座分析を通して、ASSAY Drug Devel.Technol.,4(3),263−272,2006,に従って、本発明の化合物のGR核転座の定量測定を行った。
糖質コルチコイドがない場合、糖質コルチコイドレセプター(GR)は、熱ショックタンパク質を含む様々なタンパク質と複合化したシトソルに存在する。
糖質コルチコイドが細胞膜を通って細胞質内に拡散して糖質コルチコイドレセプター(GR)に結合する場合、熱ショックタンパク質の放出、それが遺伝子転写を調節する核の中での転座をもたらす。
ディスカブアールエックス分析は、操作されたCHO−KIバイオセンサー細胞内でのGR転座の指標として、b−ガラクトシダーゼ(b−gal)のEFCを使用する。シーケンス追加および組み替えの特許のセット(proprietary set)の使用を通して設計されるように、b−galの酵素アクセプター(EA)断片は核の中に存在する。b−galの小さなペプチド酵素ドナー(ED)断片は、GRのC−末端に直接、結合し、レセプターシグナリングがない場合には細胞質中に局在化した。GRリガンドへの結合を通して、複合体は核へ移動し、そこでは相補性によって不活性な酵素の活動が復活し、b−gal活性が検出された。
安定的に、b−galのNLS−酵素アクセプター断片(EA)およびb−galのGR−酵素ドナー(ED)断片を発現するCHO−KI細胞は、37℃、5%COおよび95%空気を含有する加湿雰囲気のもと、F12培地(インビトロゲン、カールスバッド、カリフォルニア)の中で維持された。培地は、10%FBS、2mM L−グルタミン、50U/ml ペニシリン、50μg/ml ストレプトマイシン、および250μg/ml ハイグロマイシン、および500μg/ml G418(インビトロゲン)を含んでいた。
GR−転座は、細胞膜透過試薬およびベータ−ガル基質(ディスカブアールエックス、フリーモント、カリフォルニア)を含有する、パスハンター(PathHunter)検出キットを用いて測定した。10−11から10−6Mまでの範囲の様々な濃度を用いて、全ての化合物を分離した。分析は、48−ウェル(105細胞/ウェル)において行われた。スクリーニングした化合物を用いた培養を、37℃で2時間、行った。ディスカブアールエックスにより供給されたキットから検出緩衝液を添加し、室温で1時間、培養することによって、検出が行われた。セントロ(CENTRO) LB 960 マイクロプレート・リーダー(バートホールド・テクノロジー(Berthold Technologies))を用いることによって、発光が検出された。
プリズムバージョン3.0 グラフパッド(Graphpad)・ソフトウェア(サンディエゴ、カリフォルニア)を用いることによって、EC50の統計分析および決定が行われた。
GR転座を用いて分析された、発明のいくつかの代表的な化合物は、0.35nM〜10nMまでからなるEC50を示した。
(実施例29)
RAW 264.7マクロファージにおける、LPS−誘導一酸化窒素生成の阻害
本発明のコルチコイドの抗炎症効果を試験するために、マクロファージ・マウス細胞株RAW 264.7に基づく生体外モデルが使用された。
炎症プロセスの間、NOシンターゼ(iNOS)の誘導性アイソフォームによって、大量の一酸化窒素(NO)が生成した。実験の設定では、細菌のリポ多糖類(LPS)が一般的に使用され、マクロファージの抗炎症反応を促進した。
細胞は、フェノールレッドなしの培地(熱不活性化10%ウシ胎仔血清、2mM グルタミン、100U/ml ペニシリン、および0.1mg/ml ストレプトマイシンを補ったRPMI)の中で成長した。24時間、100ng/mlから最終濃度までのLPSを用いて細胞を培養することによって細胞刺激を引き起こした。発明の化合物を用いた治療は、LPS暴露前15分に、DMSO(0.1% 最終濃度)中で賦形剤となった(vehicled)そのような化合物を最終的な所望の濃度まで添加することによって、行った。一酸化窒素生成の指標として、グリース比色反応(J.Neuroimmunol.,150、29−36、2004)を用いることによって、馴化培地中で、硝酸塩濃度を測定した。
プリズムバージョン3.0 グラフパッド(Graphpad)・ソフトウェア(サンディエゴ、カリフォルニア)を用いることによって、IC50の統計分析および決定が行われた。発明のいくつかの代表的な化合物に対して試験されたIC50値は、0.06〜5.3nMの間からなっていた。

Claims (8)

  1. 一般式(I‘N)の化合物、またはその医薬的に許容できる塩
    Figure 0006053700

    式中、
    は、−(CH−Z−(CHn’−R式中、=0、およびn’=1)であり;
    Zは、単結合であり
    は、OHであり
    ならびに
    は、
    フェニル基である、あるいは、
    ハロゲン、CN、CONH、NHC(O)H、直鎖もしくは分岐した(C−C)アルキル、(C−C)アルキルスルホニル、直鎖もしくは分岐した(C−C)ハロアルキル、直鎖もしくは分岐した(C−C)ハロアルコキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルコキシスルフォニル、(C−C)ハロアルキルスルホニルオキシ、(C−C)シクロアルキル、(C−C)ヘテロシクロアルキル、アミノスルホニルからなる群から選択された1以上の置換基によって置換された置換フェニル基である。
  2. 下記化合物群から選択される化合物、またはその医薬的に許容できる塩である:
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−フェニル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物122)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物123)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−p−トリル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物124)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−m−トリル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−aフェナントレン−2−オン(化合物127)
    (4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−8−(4−フルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−6b−((S)−2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物128)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(3−クロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物129)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物130)

    (4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−8−(3−フルオロ−フェニル)−5−ヒドロキシ−6b−((S)−2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物131)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−o−トリル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物132)
    (4aS,4bR,5S,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−((S)−2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物133)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物134)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(3,4−ジクロロ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物135)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−ブロモ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,
    8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物136)
    4−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS)−4b−フルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−ベンゾニトリル(化合物137)
    4−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−ベンズアミド(化合物138)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物139)
    メタンスルホン酸 4−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−フェニル エステル(化合物140)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−シクロヘキシル−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物141)
    4−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−安息香酸 メチル エステル(化合物143)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−8−(4−メタンスルホニル−フェニル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物144)
    3−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−ベンゾニトリル(化合物145)
    4−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−ベンゼンスルホンアミド(化合物146)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−シクロプロピル−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物147)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(4−tert−ブチル−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物148)
    N−{4−[(4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−2−オキソ−2,4a,4b,5,6,6a,6b,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−8−イル]−フェニル}−ホルムアミド(化合物149)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物150)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−8−(3−トリフルオロメトキシ−フェニル)−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物151)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(3−ブロモ−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物152)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−8−(4−ヒドロキシ−フェニルトリフルオロメタンスルホン酸)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物154)
    (4aS,4bR,5S,6aS,6bR,9aS,10aS,10bS,12S)−8−(3−シクロプロピル−フェニル)−4b,12−ジフルオロ−5−ヒドロキシ−6b−(2−ヒドロキシ−アセチル)−4a,6a−ジメチル−4a,4b,5,6,6a,6b,8,9,9a,10,10a,10b,11,12−テトラデカヒドロ−7−オキサ−8−アザ−ペンタレノ[2,1−a]フェナントレン−2−オン(化合物155)
    ことを特徴とする、請求項1に記載の化合物
  3. 抗炎症活性の有効成分として、請求項1または2に記載の化合物を、1以上の医薬的に許容できる担体および/または賦形剤と一緒に含み、
    呼吸器疾患の予防および/または治療用の、吸入を介して投与される医薬組成物。
  4. 請求項1または2に記載の化合物の吸入を介した投与は、
    下記の群から選択さえる1以上の活性成分の投与を組み合わせる:
    ベータ2−アゴニスト、抗ムスカリン剤、コルチコステロイド、マイトジェン−活性化タンパク質キナーゼ(P38 MAP キナーゼ)阻害剤、核因子カッパ−Bキナーゼ・サブユニット・ベータ(IKK2)阻害剤、ヒト好中球エラスターゼ(HNE)阻害剤、ホスホジエステラーゼ 4(PDE4)阻害剤、ロイコトリエン調節剤、非ステロイド性抗炎症剤(NSAID)および粘液調節剤類
    ことを特徴とする、請求項3に記載の医薬組成物。
  5. 請求項3または4に記載の医薬組成物の調製のため、抗炎症活性の有効成分としての、請求項1または2に記載の化合物の使用。
  6. 前記医薬組成物は、気道障害によって特徴付けられる、気道の疾患の予防および/または治療に使用される
    ことを特徴とする、請求項5に記載の使用。
  7. 前記医薬組成物は、喘息もしくはCOPDの予防および/または治療に使用される
    ことを特徴とする、請求項6に記載の使用。
  8. 1回もしくは複数回の服用の乾燥粉末吸入具、定量噴霧式吸入具、または柔らかいミスト噴霧器とすることができる、請求項3に記載の医薬組成物を含む装置。
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