JP6053633B2 - 燃料電池セルスタック - Google Patents

燃料電池セルスタック Download PDF

Info

Publication number
JP6053633B2
JP6053633B2 JP2013161705A JP2013161705A JP6053633B2 JP 6053633 B2 JP6053633 B2 JP 6053633B2 JP 2013161705 A JP2013161705 A JP 2013161705A JP 2013161705 A JP2013161705 A JP 2013161705A JP 6053633 B2 JP6053633 B2 JP 6053633B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
gas
fuel
cell stack
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013161705A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015032477A (ja
Inventor
新田 高弘
高弘 新田
和也 駒形
和也 駒形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013161705A priority Critical patent/JP6053633B2/ja
Publication of JP2015032477A publication Critical patent/JP2015032477A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6053633B2 publication Critical patent/JP6053633B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、燃料電池セルスタックに関し、さらに詳しくは、電解質として固体電解質を利用する燃料電池セルスタックに関する。
従来、固体電解質を有する平板型の燃料電池単セルをセパレータを介して多数段積層してなる燃料電池セルスタックが知られている。例えば、特許文献1には、空気流と燃料流とが直交するガスフロータイプの平板型固体電解質型燃料電池セルスタックにおいて、空気流の流れを折り返して流すように構成する技術が開示されている。
特開2002−208417号公報
しかしながら、従来技術は、以下の点で改良の余地がある。すなわち、従来の燃料電池セルスタックは、ガスの流れを折り返するための外部配管や機構が必要となり、構造が複雑化する。また、発電電流によりガス量や燃料電池単セルの温度分布の制御が複雑となり、燃料電池単セルにおける温度分布の均一化を図り難い。
本発明は、上記背景に鑑みてなされたものであり、比較的簡易な構造で燃料電池単セルにおける温度分布の均一化を図りやすい燃料電池セルスタックを提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、固体電解質層を有する平板型の燃料電池単セルと、該燃料電池単セルへ供給される燃料ガスと酸化剤ガスとを分離する導電性のセパレータとを備え、上記燃料電池単セルが上記セパレータを介して多数段積層されて構成されている燃料電池セルスタックであって、
該燃料電池セルスタックは、さらに、上記燃料電池単セルの外周縁を保持するフレームを備えており、かつ、
上記燃料ガスおよび上記酸化剤ガスの供給方式が、上記燃料ガスと上記酸化剤ガスとが互いに直交するように上記燃料電池単セルに供給されるクロスフロー方式であり、
上記燃料電池セルスタックにおける側面部の一部に内部の熱を放出させる熱放出部を有している、および/または、上記側面部の一部を覆う断熱部を有しており、
上記側面部における上記燃料ガスの導出側および/または上記酸化剤ガスの導出側の側面に上記熱放出部を有しており、かつ、上記側面部における上記燃料ガスの導入側および/または上記酸化剤ガスの導入側の側面に上記熱放出部を有しておらず、
上記側面部における上記燃料ガスの導入側および/または上記酸化剤ガスの導入側の側面に上記断熱部を有しており、かつ、上記側面部における上記燃料ガスの導出側および/または上記酸化剤ガスの導出側の側面に上記断熱部を有しておらず、
上記熱放出部は、上記側面部から上記フレームが突出する構成を含んでいることを特徴とする燃料電池セルスタックにある。
また、本発明の他の態様は、固体電解質層を有する平板型の燃料電池単セルと、該燃料電池単セルへ供給される燃料ガスと酸化剤ガスとを分離する導電性のセパレータとを備え、上記燃料電池単セルが上記セパレータを介して多数段積層されて構成されている燃料電池セルスタックであって、
該燃料電池セルスタックは、さらに、上記燃料電池単セルの外周縁を保持するフレームと、
該フレームと上記燃料電池単セルの一方面側に配置された上記セパレータとの間、および/または、上記フレームと上記燃料電池単セルの他方面側に配置された上記セパレータとの間に設けられるとともに、上記燃料電池単セルと対向する位置に形成された貫通穴を備える絶縁板と、
該絶縁板における上記貫通穴に配設されたガス透過性を有する集電体とを備えており、かつ、
上記燃料ガスおよび上記酸化剤ガスの供給方式が、上記燃料ガスと上記酸化剤ガスとが互いに直交するように上記燃料電池単セルに供給されるクロスフロー方式であり、
上記燃料電池セルスタックにおける側面部の一部に内部の熱を放出させる熱放出部を有している、および/または、上記側面部の一部を覆う断熱部を有しており、
上記側面部における上記燃料ガスの導出側および/または上記酸化剤ガスの導出側の側面に上記熱放出部を有しており、かつ、上記側面部における上記燃料ガスの導入側および/または上記酸化剤ガスの導入側の側面に上記熱放出部を有しておらず、
上記側面部における上記燃料ガスの導入側および/または上記酸化剤ガスの導入側の側面に上記断熱部を有しており、かつ、上記側面部における上記燃料ガスの導出側および/または上記酸化剤ガスの導出側の側面に上記断熱部を有しておらず、
上記熱放出部は、上記側面部から上記絶縁板が突出する構成を含んでいることを特徴とする燃料電池セルスタックにある。
上記燃料電池セルスタックは、側面部の一部に内部の熱を放出させる熱放出部を有している、および/または、側面部の一部を覆う断熱部を有している。上記熱放出部を有する場合、燃料電池セルスタックは、側面部の一部に設けられた熱放出部により外気と熱交換する表面積が増加するため、燃料電池単セルの発電によって生じた内部の熱を側面部より積極的に放熱することができる。そのため、この場合は、燃料電池単セル面内における最高温度が低減されるとともに燃料電池単セル面内における温度分布差が緩和され、温度分布を均一化しやすい。また、側面部に熱放出部を設けるという比較的簡易な構造により上記効果を得ることができる。
一方、上記断熱部を有する場合、燃料電池セルスタックは、側面部の一部を覆う断熱部により燃料電池単セルに供給されるガス等の温度を上昇させることができる。そのため、この場合は、燃料電池単セル面内における温度分布差が緩和され、温度分布を均一化しやすい。また、側面部に断熱部を設けるという比較的簡易な構造により上記効果を得ることができる。
よって、本発明によれば、比較的簡易な構造で燃料電池単セルにおける温度分布の均一化を図りやすい燃料電池セルスタックを提供することができる。
参考例1に係る燃料電池セルスタックを構成する主要発電要素を分解して模式的に示した説明図である。 参考例1に係る燃料電池セルスタックの正面図である。 参考例1に係る燃料電池セルスタックの平面図である。 参考例1に係る燃料電池セルスタックのIV−IV断面の一部を模式的に示した断面図である。 参考例1に係る燃料電池セルスタックのV−V断面一部を模式的に示した断面図である。 参考例1に係る燃料電池セルスタックのシミュレーションについて説明するための説明図である。 参考例1に係る燃料電池セルスタックのシミュレーションによるセル面内温度分布を示した図である 側面部の一部に熱放出部を有さない比較用燃料電池セルスタックのシミュレーションによるセル面内温度分布を示した図である 参考例2に係る燃料電池セルスタックの平面図である。 実施例3に係る燃料電池セルスタックの正面図である。 実施例4に係る燃料電池セルスタックの正面図である。 実施例4に係る燃料電池セルスタックの平面図である。 実施例5に係る燃料電池セルスタックの平面図である。
上記燃料電池セルスタックにおいて、燃料電池単セルの固体電解質は、特に制限はなく、各種の固体電解質を適用することができる。適用できる固体電解質としては、例えば、酸化ジルコニウム系酸化物、ランタンガレート系酸化物、酸化セリウム系酸化物等の酸素イオン導電性を示す固体酸化物セラミックスなどを例示することができる。なお、固体電解質として固体酸化物セラミックスを用いた燃料電池は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)と称される。
上記燃料電池セルスタックにおいて、燃料電池単セルは平板型であれば、その構成は特に制限されない。燃料電池単セルは、例えば、固体電解質層と、固体電解質層の一方面に設けられたアノード層と、固体電解質層の他方面に中間層を介してまたは介さずに設けられたカソード層とを有する構成などとすることができる。燃料電池単セルは、固体電解質によって支持されていてもよいし(自立膜式)、アノード層によって支持されていてもよいし(アノード支持式)、カソード層によって支持されていてもよい(カソード支持式)。さらには、固体電解質層、アノード層、カソード層以外の支持層によって支持されていてもよい。アノード層には、燃料ガスが供給され、カソード層には、酸化剤ガスが供給される。なお、上記燃料電池セルスタックは、熱放出部、断熱部を除いて、四角柱状の形状等とすることができる。
ここで、上記熱放出部は、側面部からセパレータが突出する構成を含むことができる。
この場合は、側面部から突出するセパレータの分だけ、セパレータの表面積が増加し、セパレータが外気と熱交換しやすくなる。また、側面部からセパレータが突出するように、セパレータを側面部から外方に延設するだけで熱放出部を構成することができるので、セパレータの構造が複雑になることもない。それ故、この場合は、上記効果をより大きくすることができる。
上記燃料電池セルスタック、燃料電池単セルの外周縁を保持するフレームを有しており、上記熱放出部、側面部からフレームが突出する構成を含んでい場合には、以下の効果がある
すなわち、上記構成によれば、側面部から突出するフレームの分だけ、フレームの表面積が増加し、フレームが外気と熱交換しやすくなる。また、側面部からフレームが突出するように、フレームを側面部から外方に延設するだけで熱放出部を構成することができるので、フレームの構造が複雑になることもない。それ故、上記構成によれば、上記効果をより大きくすることができる。
上記燃料電池セルスタック、上記フレームと、フレームと燃料電池単セルの一方面側に配置されたセパレータとの間、および/または、フレームと、フレームと燃料電池単セルの他方面側に配置されたセパレータとの間に設けられるとともに、燃料電池単セルと対向する位置に形成された貫通穴を備える絶縁板と、絶縁板における貫通穴に配設されたガス透過性を有する集電体とを有しており、熱放出部、側面部から絶縁板が突出する構成を含んでい場合には、以下の効果がある
すなわち、上記構成によれば、側面部から突出する絶縁板の分だけ、絶縁板の表面積が増加し、絶縁板が外気と熱交換しやすくなる。また、側面部から絶縁板が突出するように、絶縁板を側面部から外方に延設するだけで熱放出部を構成することができるので、絶縁板の構造が複雑になることもない。それ故、上記構成によれば、上記効果をより大きくすることができる。
なお、上記熱放出部は、セパレータ、フレーム、および、絶縁板から選択される1つまたは2つの部材を側面部から突出させることにより構成することができる。但し、上記熱放出部は、側面部から突出するフレーム、または、側面部から突出する絶縁板を少なくとも含んでいる。
この場合は、隣り合う部材同士の接触が少なくなって熱放出部におけるセル積層方向に隙間が形成されやすくなる。そのため、この場合は、燃料電池単セルの発電によって生じた内部の熱を側面部より効率良く放熱することができる。それ故、この場合は、燃料電池単セル面内における最高温度の低減と、燃料電池単セル面内における温度分布の均一化とを図りやすくなり有利である。
また、セパレータ、フレーム、絶縁板は、いずれも平板状の固体電解質の面方向と同方向に突出させた状態とすることができる。この場合は、隣り合う部材同士の干渉を抑制することができる。
上記熱放出部は、複数の切欠き部を有する構成とすることができる。具体的には、上述したセパレータ、フレーム、絶縁板において、側面部から突出する各突出部位に複数の切欠き部を形成することができる。
この場合は、複数の切欠き部によって表面積が増加するので、熱放出部が外気と熱交換しやすくなる。そのため、この場合は、燃料電池単セルの発電によって生じた内部の熱をより一層側面部より放熱しやすくなり、上記効果を大きくすることができる。
上記燃料電池セルスタックにおいて、燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給方式は、燃料ガスと酸化剤ガスとが互いに直交するように燃料電池単セルに供給されるクロスフロー方式とされる。
こで、熱放出部は、側面部における燃料ガスの導出側および/または酸化剤ガスの導出側の側面に設けられている。クロスフロー方式で燃料ガス、酸化剤ガスを供給した場合、燃料ガスの流れの下流側、酸化剤ガスの流れの下流側では、各燃料電池単セルの発電により燃料電池単セル面内の温度が最高となりやすく、燃料ガスの流れの中流および上流側、酸化剤ガスの流れの中流および上流側の温度と差ができやすい。しかし、上記構成によれば、側面部における燃料ガスの導出側および酸化剤ガスの導出側の側面に熱放出部が設けられているため、燃料電池単セル面内における燃料ガスの流れの下流側、酸化剤ガスの流れの下流側の領域の温度を効率よく低減させることが可能となる。そのため、上記構成によれば、燃料電池単セル面内における最高温度を効率よく低減させやすく、燃料電池単セル面内における温度分布差を効率よく緩和して温度分布を均一化しやすくなる利点がある。
また、断熱部は、側面部における燃料ガスの導入側および/または酸化剤ガスの導入側における側面に設けられている。クロスフロー方式で燃料ガス、酸化剤ガスを供給した場合、燃料ガスの流れの上流側、酸化剤ガスの流れの上流側では、供給されるガスによる冷却効果により燃料電池単セル面内の温度が低下しやすく、燃料ガスの流れの中流および下流側、酸化剤ガスの流れの中流および下流側の温度と差ができやすい。しかし、上記構成によれば、燃料電池単セル面内における燃料ガスの流れの上流側、酸化剤ガスの流れの上流側の領域が断熱され、その部分の温度低下を抑制することが可能となる。そのため、この場合は、燃料電池単セル面内における温度分布差を効率よく緩和して温度分布を均一化しやすくなる利点がある。
なお、上述した各構成は、上述した各作用効果等を得るなどのために必要に応じて任意に組み合わせることができる。
以下、実施例の燃料電池セルスタックについて、図面を用いて説明する。なお、同一部材については同一の符号を用いて説明する。
参考例1)
参考例1の燃料電池セルスタックについて、図1〜図8を用いて説明する。図1〜図5に示すように、本例の燃料電池セルスタック1は、固体電解質層20を有する平板型の燃料電池単セル2と、燃料電池単セル2へ供給される燃料ガスFと酸化剤ガスAとを分離する導電性のセパレータ3とを備え、燃料電池単セル2がセパレータ3を介して多数段積層されて構成されている。燃料電池セルスタック1は、側面部11の一部に内部の熱を放出させる熱放出部4を有している。以下、これを詳説する。
本例において、燃料電池単セル2は、固体電解質層20と、固体電解質層20の一方面に設けられたアノード層21と、固体電解質層20の他方面に中間層23を介して設けられたカソード層22とを有している。燃料電池単セル2の外形は、矩形状である。固体電解質層20は、具体的には、酸化ジルコニウム系酸化物である、8mol%のYを含むイットリア安定化ジルコニア(8YSZ)より形成されている。固体電解質層20の厚みは、例えば10μmとすることができる。アノード層21は、具体的には、Niと8YSZとのサーメットから形成されている。アノード層21の厚みは、例えば800μmとすることができる。カソード層22は、具体的には、La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8(LSCF)より形成されている。カソード層22の厚みは、例えば、50μmとすることができる。中間層23は、具体的には、Ce0.9Gd0.11.95(GDC)より形成されている。中間層23の厚みは、例えば、5μmとすることができる。なお、上述の材料構成から分かるように、本例にいう燃料電池は、固体電解質として固体酸化物セラミックスを用いた固体酸化物形の燃料電池である。アノード層21に供給される燃料ガスFには水素が用いられ、カソード層22に供給される酸化剤ガスAには空気が用いられる。
本例において、燃料電池セルスタック1は、燃料電池単セル2の外周縁を保持するフレーム5を有している。フレーム5は、具体的には、フェライト系金属板より矩形状に形成されている。フレーム5の中央部には、燃料電池単セル2を保持可能な保持穴51が設けられている。保持穴51は、その内周に段部52が設けられており、この段部52により燃料電池単セル2の外周縁を支持可能とされている。なお、上記支持の際には、段部52に塗布されたシール材53によって燃料電池単セル2の外周縁がシールされる。保持穴51の外周部には、燃料ガスFを導入するための燃料ガス導入路12(後述)の一部を構成する導入孔12f、発電に使用されなかった未使用の燃料ガスFを導出するための燃料ガス導出路13(後述)の一部を構成する導出孔13f、酸化剤ガスAを導入するための酸化剤ガス導入路14(後述)の一部を構成する導入孔14f、発電に使用されなかった未使用の酸化剤ガスAを導出するための酸化剤ガス導出路15(後述)の一部を構成する導出孔15fがそれぞれ設けられている。
本例において、セパレータ3は、具体的には、フェライト系金属板より形成されている。セパレータ3の外形は、矩形状である。セパレータ3は、一方面に、燃料ガスFを一方から他方に向かって流通させる燃料ガス流路3Fを有するとともに、他方面に、燃料ガスFの流通方向と直交する方向となるように、酸化剤ガスAを一方から他方に向かって流通させる酸化剤ガス流路3Aを有している。なお、図1において、各ガス流路3F、3Aは簡略化して記載されている。本例の燃料電池セルスタック1は、燃料ガスFと酸化剤ガスAとが互いに直交するように燃料電池単セル2に供給されるクロスフロー方式の供給方式を採用している。燃料ガス流路3Fおよび酸化剤ガス流路3Aの外周部には、燃料ガス導入路12の一部を構成する導入孔12s、燃料ガス導出路13の一部を構成する導出孔13s、酸化剤ガス導入路14の一部を構成する導入孔14s、酸化剤ガス導出路15の一部を構成する導出孔15sがそれぞれ設けられている。燃料ガス流路3Fの上流側端部は、導入孔12sと連通している。燃料ガス流路3Fの下流側端部は、導出孔13sと連通している。酸化剤ガス流路3Aの上流側端部は、導出孔14sと連通している。酸化剤ガス流路3Aの下流側端部は、導出孔15sと連通している。
本例において、燃料電池セルスタック1は、フレーム5と燃料電池単セル2の一方面側に配置されたセパレータ3との間に絶縁板7を有している。絶縁板7は、具体的には、マイカガラスより形成されている。絶縁板7の外形は、矩形状である。絶縁板7は、燃料電池単セル2と対向する領域に、燃料電池単セル2の外形と同等の矩形状に形成された貫通穴71を備えている。貫通穴71の外周部には、燃料ガス導入路12の一部を構成する導入孔12i、燃料ガス導出路13の一部を構成する導出孔13i、酸化剤ガス導入路14の一部を構成する導入孔14i、酸化剤ガス導出路15の一部を構成する導出孔15iがそれぞれ設けられている。
本例において、燃料電池セルスタック1は、絶縁板7における貫通穴71に配設された集電体8を有している。集電体8は、セパレータ3の燃料ガス流路3Fを通じて供給される燃料ガスFをアノード層21に供給できるように電子導電性のみならずガス透過性も有している。本例では、集電体8は、具体的には、Niメッシュより形成されている。集電体8は、他にも、多孔質金属等より形成することも可能である。
本例において、燃料電池セルスタック1は、セパレータ3、貫通穴71に集電体8が配設された絶縁板7、外周縁がフレーム5に保持された燃料電池単セル2、セパレータ3・・・の順に多数積層(本例では、下方から上方に順次積層)されて構成された積層部10を有している。なお、上記積層により、各導入孔12s、12i、12fが同軸に配置されて燃料ガス導入路12が構成される。同様に、各導入孔13s、13i、13fが同軸に配置されて燃料ガス導出路13が構成される。各導入孔14s、14i、14fが同軸に配置されて酸化剤ガス導入路14が構成される。各導入孔15s、15i、15fが同軸に配置されて酸化剤ガス導出路15が構成される。また、燃料電池セルスタック1は、積層部10の一端部(本例では、下端部)に第1絶縁板161を介して第1プレート171が配設されるとともに、積層部10の他端部(本例では、上端部)に第2絶縁板162を介して第2プレート172が配設される。燃料電池セルスタック1は、積層部10における燃料電池単セル2の外周部を積層方向に貫通するように構成されたボルト挿通孔181に締結ボルト182が挿通されるとともにナット183により締結され、第1プレート171と第2プレート172の間に配された積層部10に荷重が付与された状態とされている。
ここで、本例の燃料電池セルスタック1は、燃料電池セルスタック1の側面部11からセパレータ3が突出することにより、熱放出部4が構成されている。より具体的には、本例では、燃料電池セルスタック1は、熱放出部4を除き、四角柱状に形成されている。したがって、本例では、燃料電池セルスタック1の側面部11は、4つの側面から構成されている。4つの側面は、具体的には、燃料ガスFの導入側における第1の側面11Fiと、これに対向する燃料ガスFの導出側における第2の側面11Foと、酸化剤ガスAの導入側における第3の側面11Aiと、これに対向する酸化剤ガスAの導出側における第4の側面11Aoである。そして、本例の燃料電池セルスタックは、燃料ガスFの導出側における第2の側面11Foと、酸化剤ガスAの導出側における第4の側面11Aoとに熱放出部4を有している。熱放出部4を構成するセパレータ3の部分は、セパレータ3における燃料ガスFの導出側の領域をセル積層方向と垂直に外方に延長するとともに、セパレータ3における酸化剤ガス3Aの導出側の領域をセル積層方向と垂直に外方に延長することにより、熱放出部4を構成しない他部材(本例では、フレーム5、絶縁板7)よりもセパレータ3の外形を大きな形状とすることによって構成されている。つまり、セパレータ3の外形で囲まれる部分の面積は、フレーム5の外形で囲まれる部分の面積や絶縁板7の外形で囲まれる部分の面積よりも大きくなっている。なお、本例では、側面部11より外方に突出するセパレータ3の突出量は10mmとされている。
次に、本例の燃料電池セルスタックの作用効果について説明する。
本例の燃料電池セルスタック1は、燃料ガス導入路12を通じてセパレータ3の燃料ガス流路3Fに燃料ガスFが導入され、酸化剤ガス導入路14を通じてセパレータ3の酸化剤ガス流路3Aに酸化剤ガスAが導入される。燃料ガス流路3Fに導入された燃料ガスFは、一方から他方に向かって流れるとともに、ガス透過性を有する集電体8内を拡散し、アノード層21に供給される。一方、酸化剤ガス流路3Aに導入された酸化剤ガスAは、燃料ガスFの流れと直交するように一方から他方に向かって流れ、カソード層22に供給される。燃料電池単セル2では、供給された燃料ガスFと酸化剤ガスAとの電池反応によって発熱する。
燃料電池セルスタック1は、側面部11の一部に内部の熱を放出させる熱放出部4を有しているため、熱放出部4により外気と熱交換する表面積が増加し、燃料電池単セル2の発電によって生じた内部の熱を側面部11より積極的に放熱することができる。そのため、燃料電池セルスタック1は、燃料電池単セル2面内における最高温度が低減されるとともに燃料電池単セル2面内における温度分布差が緩和され、温度分布を均一化しやすい。また、側面部11に熱放出部4を設けるという比較的簡易な構造により上記効果を得ることができる。
特に、熱放出部4は、側面部11からセパレータ3が突出することにより構成されている。そのため、本例の燃料電池セルスタック1は、側面部11から突出するセパレータ3の分だけ、セパレータ3の表面積が増加し、セパレータ3が外気と熱交換しやすくなる。また、側面部11からセパレータ3が突出するように、セパレータ3を側面部11から外方に延設するだけで熱放出部4を構成することができるので、セパレータ3の構造が複雑になることもない。それ故、この場合は、上記効果をより大きくすることができる。
また、本例の燃料電池セルスタック1は、セパレータ3が金属材料から構成されている、そのため、このセパレータ3を延長して構成させる熱放出部4は、熱伝導性に優れるため、効率よく外気と熱交換して放熱することができる。
また、セル積層方向においてセパレータ3同士の接触がないので、セル積層方向に隙間が形成されやすい。そのため、本例の燃料電池セルスタック1は、燃料電池単セル2の発電によって生じた内部の熱を側面部11より効率良く放熱することができ、燃料電池単セル2面内における最高温度の低減と、燃料電池単セル2面内における温度分布の均一化とを図りやすく有利である。
また、クロスフロー方式で燃料ガスF、酸化剤ガスAを供給した場合、熱放出部4を有しないときには、燃料ガスFの流れの下流側、酸化剤ガスAの流れの下流側において、各燃料電池単セルの発電により燃料電池単セル面内の温度が最高となりやすく、燃料ガスFの流れの中流および上流側、酸化剤ガスAの流れの中流および上流側の温度と差ができやすい。しかし、本例の燃料電池セルスタック1は、側面部11における燃料ガスFの導出側および酸化剤ガスAの導出側の側面11Fo、11Aoに熱放出部4が設けられているため、燃料電池単セル2面内における燃料ガスFの流れの下流側、酸化剤ガスAの流れの下流側の領域の温度を効率よく低減させることができる。そのため、本例の燃料電池セルスタック1は、燃料電池単セル2面内における最高温度を効率よく低減させやすく、燃料電池単セル2面内における温度分布差を効率よく緩和して温度分布を均一化しやすい利点がある。
<実験例>
以下、実験例を用いてより具体的に説明する。
以下、参考例1の構成を有する燃料電池セルスタック1について、スタック中央におけるセル面体温度分布をシミュレーションした。なお、本シミュレーションでは、熱放出部4を有さない以外は参考例1と同様の構成を有する燃料電池セルスタックを比較とした。
表1に、シミュレーションに用いた燃料電池単セル2の発熱分布(W/cm)を示す。
表1および図6に示すように、燃料電池単セル2の電極(アノード層、カソード層)相当部分から発電時の損失に相当する発熱(表1)が発生し、発生した熱は、温度差によりセパレータ3、集電体8へ熱伝導(Y1)するとともに、側面部11よりセパレータ3を突出させて構成した熱放出部4から周囲気体との温度差により熱伝達にて放熱(Y2)されるという熱移動の流れのモデルを設定する。そして、シミュレーションソフト(MSC Software Corporation製、「Marc2007」)を用いて、定常状態の温度分布を計算した。なお、計算条件は、周囲温度:800℃、側面部の熱伝達率:10W/m・K、セパレータ、フレームの熱伝導率:20W/mK、絶縁板の熱伝導率:10W/mK、燃料電池単セルから表1に示す発熱が発生するという条件とした。なお、表1に示すように、燃料電池単セルは、7行×7列の49個の領域に区分されている。
図7、図8に示すように、本例の燃料電池セルスタックの構成を有する場合は、燃料電池単セル面内における最高温度が低減されており、さらに、燃料電池単セル面内における温度分布差が効率よく緩和して温度分布が均一化されていることがわかる。これに対し、比較用燃料電池セルスタックの構成を有する場合は、燃料電池単セル面内における最高温度が高く、燃料電池単セル面内における温度分布差が大きく温度分布が不均一であることがわかる。なお、図7では、990℃〜1060℃までの温度範囲が15の温度域に等分されており、最も温度の高い温度域から低い温度域の方向に向かってA温度域、B温度域、C温度域・・・O温度域とされている。同様に、図8では、1060℃〜1180℃までの温度範囲が15の温度域に等分されており、最も温度の高い温度域から低い温度域の方向に向かってA温度域、B温度域、C温度域・・・O温度域とされている。なお、図7および図8において、温度分布を示す四角形の下辺側が燃料の燃料ガスFの導入側、四角形の上辺側が燃料ガスFの導出側、四角形の左辺側が酸化剤ガスAの導入側、四角形の右辺側が酸化剤ガスAの導出側である。
参考例2)
参考例2の燃料電池セルスタックについて、図9を用いて説明する。図9に示すように、本例の燃料電池セルスタック1は、熱放出部4が複数の切欠き部41を有している点で、参考例1の燃料電池セルスタック1と異なっている。
切欠き部41は、具体的には、側面部11から突出するセパレータ3の突出部位に複数形成されている。より具体的には、切欠き部41は、セパレータ3の突出部位における外縁部から内方に向かって形成されている。その他の構成は、実施例1と同様である。
この場合は、複数の切欠き部41によって表面積が増加するので、熱放出部4が外気と熱交換しやすくなる。そのため、この場合は、燃料電池単セル2の発電によって生じた内部の熱をより一層側面部11より放熱しやすくなり、上記効果を大きくすることができる。その他の作用効果は、参考例1と同様である。
(実施例3)
実施例3の燃料電池セルスタックについて、図10を用いて説明する。図10に示すように、本例の燃料電池セルスタック1は、熱放出部4が、側面部11からセパレータ3が突出する構成以外にも、側面部11からフレーム5が突出する構成を含んでいる点で、参考例1の燃料電池セルスタック1と異なっている。
熱放出部4を構成するフレーム5の部分は、フレーム5における燃料ガスFの導出側の領域をセル積層方向と垂直に外方に延長するとともに、フレーム5における酸化剤ガスAの導出側の領域をセル積層方向と垂直に外方に延長することにより、熱放出部4を構成しない絶縁板7よりもフレーム5の外形を大きな形状とすることによって構成されている。但し、本例では、フレーム5の外形の大きさは、セパレータ3の外形の大きさと同じに構成してある。そのため、フレーム5の外形で囲まれる部分の面積は、絶縁板7の外形で囲まれる部分の面積よりも大きい。なお、本例では、側面部11のうち、側面11Aoと側面11Foよりフレーム5が突出している。また、側面部11より外方に突出するフレーム5の突出量は10mmとされている。その他の構成は、参考例1と同様である。
この場合は、側面部11より外方に突出するセパレータ3のみならずフレーム5を通じて外気と熱交換することができるので、燃料電池単セル2の発電によって生じた内部の熱を放熱しやすくなる。また、熱放出部4におけるセル積層方向に隙間を確保することができるので、側面部11より効率良く放熱することができる。その他の作用効果は、参考例1と同様である。
(実施例4)
実施例4の燃料電池セルスタックについて、図11、図12を用いて説明する。図11、図12に示すように、本例の燃料電池セルスタック1は、熱放出部4を有しておらず、側面部11の一部を覆う断熱部6を有している点で、参考例1の燃料電池セルスタック1と異なっている。
本例の燃料電池セルスタック1において、断熱部6は、側面部11における燃料ガスFの導入側における第1の側面11Fiと、酸化剤ガスAの導入側における第3の側面11Aiとを覆っている。断熱部6は、具体的には、セラミックウールより形成されている。熱放出部4を除き、その他の構成は、参考例1と同様である。
本例の燃料電池セルスタック1は、側面部11の一部を覆う断熱部6により燃料電池単セル2に供給される燃料ガスFや酸化剤ガスAの温度を上昇させることができる。そのため、この場合は、燃料電池単セル2面内における温度分布差が緩和され、温度分布を均一化しやすい。また、側面部11に断熱部6を設けるという比較的簡易な構造により上記効果を得ることができる。
(実施例5)
実施例5の燃料電池セルスタックについて、図13を用いて説明する。図13に示すように、本例の燃料電池セルスタック1は、側面部11の一部に熱放出部4を有するとともに側面部11の一部を覆う断熱部6を有する点で、参考例1の燃料電池セルスタック1と異なっている。つまり、本例の燃料電池セルスタック1は、参考例1の構成と実施例4の構成との両方の構成を有している。その他の構成は、参考例1と同様である。本例によれば、参考例1および実施例4の両方の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲内で種々の変更が可能である。
1 燃料電池セルスタック
11 側面部
2 燃料電池単セル
20 固体電解質層
3 セパレータ
4 熱放出部
6 断熱部
F 燃料ガス
A 酸化剤ガス

Claims (4)

  1. 固体電解質層(20)を有する平板型の燃料電池単セル(2)と、該燃料電池単セル(2)へ供給される燃料ガス(F)と酸化剤ガス(A)とを分離する導電性のセパレータ(3)とを備え、上記燃料電池単セル(2)が上記セパレータ(3)を介して多数段積層されて構成されている燃料電池セルスタック(1)であって、
    該燃料電池セルスタック(1)は、さらに、上記燃料電池単セル(2)の外周縁を保持するフレーム(5)を備えており、かつ、
    上記燃料ガス(F)および上記酸化剤ガス(A)の供給方式が、上記燃料ガス(F)と上記酸化剤ガス(A)とが互いに直交するように上記燃料電池単セル(2)に供給されるクロスフロー方式であり、
    上記燃料電池セルスタック(1)における側面部(11)の一部に内部の熱を放出させる熱放出部(4)を有している、および/または、上記側面部(11)の一部を覆う断熱部(6)を有しており、
    上記側面部(11)における上記燃料ガス(F)の導出側および/または上記酸化剤ガス(A)の導出側の側面(11Fo、11Ao)に上記熱放出部(4)を有しており、かつ、上記側面部(11)における上記燃料ガス(F)の導入側および/または上記酸化剤ガス(A)の導入側の側面(11Fi、11Ai)に上記熱放出部(4)を有しておらず、
    上記側面部(11)における上記燃料ガス(F)の導入側および/または上記酸化剤ガス(A)の導入側の側面(11Fi、11Ai)に上記断熱部(6)を有しており、かつ、上記側面部(11)における上記燃料ガス(F)の導出側および/または上記酸化剤ガス(A)の導出側の側面(11Fo、11Ao)に上記断熱部(6)を有しておらず、
    上記熱放出部(4)は、上記側面部(11)から上記フレーム(5)が突出する構成を含んでいることを特徴とする燃料電池セルスタック(1)。
  2. 固体電解質層(20)を有する平板型の燃料電池単セル(2)と、該燃料電池単セル(2)へ供給される燃料ガス(F)と酸化剤ガス(A)とを分離する導電性のセパレータ(3)とを備え、上記燃料電池単セル(2)が上記セパレータ(3)を介して多数段積層されて構成されている燃料電池セルスタック(1)であって、
    該燃料電池セルスタック(1)は、さらに、上記燃料電池単セル(2)の外周縁を保持するフレーム(5)と、
    該フレーム(5)と上記燃料電池単セル(2)の一方面側に配置された上記セパレータ(3)との間、および/または、上記フレーム(5)と上記燃料電池単セル(2)の他方面側に配置された上記セパレータ(3)との間に設けられるとともに、上記燃料電池単セル(2)と対向する位置に形成された貫通穴(71)を備える絶縁板(7)と、
    該絶縁板(7)における上記貫通穴(71)に配設されたガス透過性を有する集電体(8)とを備えており、かつ、
    上記燃料ガス(F)および上記酸化剤ガス(A)の供給方式が、上記燃料ガス(F)と上記酸化剤ガス(A)とが互いに直交するように上記燃料電池単セル(2)に供給されるクロスフロー方式であり、
    上記燃料電池セルスタック(1)における側面部(11)の一部に内部の熱を放出させる熱放出部(4)を有している、および/または、上記側面部(11)の一部を覆う断熱部(6)を有しており、
    上記側面部(11)における上記燃料ガス(F)の導出側および/または上記酸化剤ガス(A)の導出側の側面(11Fo、11Ao)に上記熱放出部(4)を有しており、かつ、上記側面部(11)における上記燃料ガス(F)の導入側および/または上記酸化剤ガス(A)の導入側の側面(11Fi、11Ai)に上記熱放出部(4)を有しておらず、
    上記側面部(11)における上記燃料ガス(F)の導入側および/または上記酸化剤ガス(A)の導入側の側面(11Fi、11Ai)に上記断熱部(6)を有しており、かつ、上記側面部(11)における上記燃料ガス(F)の導出側および/または上記酸化剤ガス(A)の導出側の側面(11Fo、11Ao)に上記断熱部(6)を有しておらず、
    上記熱放出部(4)は、上記側面部(11)から上記絶縁板(7)が突出する構成を含んでいることを特徴とする燃料電池セルスタック(1)。
  3. 上記熱放出部(4)は、さらに、上記側面部(11)から上記セパレータ(3)が突出する構成を含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池セルスタック(1)。
  4. 上記熱放出部(4)は、複数の切欠き部(41)を有していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の燃料電池セルスタック(1)。
JP2013161705A 2013-08-02 2013-08-02 燃料電池セルスタック Active JP6053633B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013161705A JP6053633B2 (ja) 2013-08-02 2013-08-02 燃料電池セルスタック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013161705A JP6053633B2 (ja) 2013-08-02 2013-08-02 燃料電池セルスタック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015032477A JP2015032477A (ja) 2015-02-16
JP6053633B2 true JP6053633B2 (ja) 2016-12-27

Family

ID=52517637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013161705A Active JP6053633B2 (ja) 2013-08-02 2013-08-02 燃料電池セルスタック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6053633B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6380189B2 (ja) * 2015-03-25 2018-08-29 株式会社デンソー 燃料電池セルスタック
JP6890040B2 (ja) * 2017-05-30 2021-06-18 森村Sofcテクノロジー株式会社 電気化学反応セルスタック
EP3637517A4 (en) * 2017-06-06 2021-03-03 Morimura Sofc Technology Co., Ltd. STACK OF ELECTROCHEMICAL REACTION CELLS, CELL COMPOSITION OF INTERCONNECTOR AND ELECTROCHEMICAL REACTION UNIT AND METHOD FOR PRODUCING A STACK OF ELECTROCHEMICAL REACTION CELLS
KR102149078B1 (ko) 2017-07-26 2020-08-27 주식회사 엘지화학 연료전지 스택 구조
DE102018211982A1 (de) * 2018-07-18 2020-01-23 Siemens Mobility GmbH Brennstoffzelle und Betriebsverfahren für eine Brennstoffzelle
JP7294239B2 (ja) * 2020-05-26 2023-06-20 株式会社Soken 燃料電池システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5282437B2 (ja) * 2008-04-04 2013-09-04 大日本印刷株式会社 燃料電池用のセパレータ
JP2010061986A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Toshiba Corp 燃料電池スタック
JP5684665B2 (ja) * 2011-07-13 2015-03-18 本田技研工業株式会社 燃料電池スタック
FR2982085B1 (fr) * 2011-10-28 2014-05-16 Commissariat Energie Atomique Systeme electrochimique type electrolyseur ou pile a combustible haute temperature a gestion thermique amelioree

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015032477A (ja) 2015-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6053633B2 (ja) 燃料電池セルスタック
JP5172207B2 (ja) 固体酸化物型燃料電池の単セル用の薄板体
JP6502726B2 (ja) 平板型燃料電池
JP6360794B2 (ja) 燃料電池
CN107408717B (zh) 平板型燃料电池
JP2015153672A (ja) 燃料電池スタック
JP5646779B2 (ja) 燃料電池
JP5140926B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池
JP2010114092A (ja) 燃料電池組立体
JP6378337B2 (ja) 平板型固体酸化物形燃料電池のスタック構造体及び固体酸化物形燃料電池システム
JP2011165379A (ja) 固体酸化物形燃料電池セル
JP2004111395A (ja) 流れ分断器エンハンスト燃料電池
JP5717559B2 (ja) 被覆膜付部材および集電部材ならびに燃料電池セル装置
JP6277897B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池セル
JP2005235550A (ja) 燃料電池
JP5840983B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池及び燃料電池ユニット
JP2008218279A (ja) 固体酸化物形燃料電池および燃料ガスの供給方法
JP6260695B2 (ja) 燃料電池ユニット
JP2004055196A (ja) 燃料電池用酸化剤ガスの供給機構
JP6517600B2 (ja) 燃料電池スタック
JP5387820B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池
JP2016184468A (ja) 燃料電池セルスタック
KR20230069838A (ko) 수소 연료에서의 작동에 최적화된 연료 전지 인터커넥트
JP6382024B2 (ja) 燃料電池単セル
JP2005259490A (ja) 固体電解質型燃料電池スタック、および固体電解質型燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6053633

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250