JP6052693B1 - 車いす用の座面傾斜角度変更装置及び車いす用の座面傾斜角度変更装置が取り付けられた車いす - Google Patents

車いす用の座面傾斜角度変更装置及び車いす用の座面傾斜角度変更装置が取り付けられた車いす Download PDF

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【課題】それぞれの使用者の好みに合わせて細かく座面の傾斜角度を設定することができ、介添者の操作が容易な車いす用の座面傾斜角度変更装置及びこの装置を取り付けた車いすを提供すること。【解決手段】車いす用の座面傾斜角度変更装置1は、フレーム20に対して上昇降下可能で、任意の位置で固定可能な接地部4と、接地部4が下端に固定されている棒体3と、棒体3が貫通した状態でフレーム20に取り付けられている筒体2とを有する。フレーム20には、ハンドル26が設けられ、ハンドル26のレバー8を操作することで、棒体位置固定手段7の作動及び解除できる。前輪40を地面に接触させて後輪30を地面から離間させ、棒体位置固定手段7を解除し接地部4を降下させて地面に接触させ、その位置で棒体位置固定手段7を作動させて接地部4が上昇降下しないように固定して、座面の傾斜角度を変更できる。【選択図】図2

Description

本発明は、車いすの座面の傾斜角度を変更する装置、及び、その装置を取り付けた車いすに関するものである。
使用者が車いすの座面からずり落ちることを防止するために、使用者が車いすに座った場合に、太ももの膝側が臀部側に比べて持ち上がった状態となるように座面が傾斜している。
しかし、このような座面の傾斜は、食事等の車いすに座った状態でのテーブルでの作業がしにくいという問題がある。
使用者が車いすに座った場合、太ももの膝側が臀部側に比べて持ち上った状態となっている。そのため、使用者は、車いすの背もたれに背中が寄りかかったほうが楽な態勢となっている。
使用者が車いすに座った状態で食事等のテーブルでの作業をする場合には、腰から上の上体をテーブルに近づけるために、体幹の力で前傾姿勢としなければならない。車いすの主な使用者である老人・病人にとっては、体幹の力で前傾姿勢を取り続けることが困難である場合があった。
座面の傾斜はそのままで、背もたれを前傾させて腰から上の上体をテーブルに近づけることも考えられる。しかし、この状態では、太ももに対して上体を強制的に近づけることとなり、腹部や腰への負担がより大きくなってしまい二次障害の原因となる可能性もあった。
使用者が車いすから容易に立ち上がれるという目的を達成するものではあるが、車いすの座面を前方に傾斜させることができるようになっているものとして、特許文献1の車いすがある。この特許文献の車いすは、フレームのティッピングレバーにスタンドが取り付けられている。
特開2011−5212号公報
しかし、特許文献1の車いすでは、それぞれの使用者の好みに合わせて細かく座面の傾斜角度を設定できないという問題があった。
車いすのフレームには、ティッピングレバーが一般的には2本存在し、両ティッピングレバーは幅方向に対向している。特許文献1の目的を達成すべく、車いすの座面を前方に傾斜させるためには、両ティッピングレバーにそれぞれスタンドを取り付けて、それぞれのスタンドを操作する必要がある。片方のティッピングレバーのみにスタンドを取り付けた場合、座面が対角線方向に傾斜することとなるからである。
しかし、両スタンドを一つずつ操作するのは、介添者にとっては手間となるという問題がある。スタンドを操作するためのペダルも開示されているが、ペダルのための部品点数が増えることによって、組立、取付及びメンテナンス等の手間が増えるおそれがあることに加えて、このペダルに介添者等の足が引っかかって危険であるという問題がある。
そこで、上記点より本発明は、それぞれの使用者の好みに合わせて細かく座面の傾斜角度を設定することができ、介添者の操作が容易な車いす用の座面傾斜角度変更装置及びこの装置を取り付けた車いすを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の車いす用の座面傾斜角度変更装置は、車いすの座面の後方のフレームに取り付け可能となっており、このフレームに対して上昇降下可能となっているとともに、この上昇降下方向の任意の位置で固定可能となっている接地部と、この接地部が下端に固定されている棒体と、この棒体が貫通しており、前記車いすのフレームに対して車いすの進行方向に沿って前後に揺動可能に取り付けられており、その揺動範囲が制限されている筒体とを有する車いす用の座面傾斜角度変更装置であり、前記フレームには、進行方向と逆に向かって延出し、介添者が把持するハンドルが設けられており、前記棒体は、棒体位置固定手段を作動させることによって、前記筒体に対して動かないようになっており、前記ハンドルに取り付けられたレバーを操作することによって、棒体位置固定手段の作動及び解除が可能となっており、前記車いすの後方に立つ介添者が、前記車いすの前輪を地面に接触させたまま、前記車いすの後輪を地面から離間させるように持ち上げて、棒体位置固定手段を解除し前記接地部を降下させて地面に接触させ、その位置で棒体位置固定手段を作動させて前記接地部が上昇降下しないように固定して、後輪が地面から離間した状態で前記フレームを支持することによって、前記フレームに取り付けられた座面の傾斜角度を自由に変更することができる。
請求項1の車いす用の座面傾斜角度変更装置によれば、車いすの後方に立つ介添者が車いすを持ち上げて、離間している車いすの後輪と地面と間隔を調節した上で、接地部を地面に接触させて後輪が地面から離間した状態でフレームを支持することができる。そのため、使用者の好みに合わせて、フレームに取り付けられた座面の傾斜角度を細かく設定することができる。
請求項1の車いす用の座面傾斜角度変更装置によれば、介添者は容易な操作によって、座面の傾斜角度の設定を行うことができる。
請求項1の車いす用の座面傾斜角度変更装置によれば、ペダル等の補助的な部品を付けることなく、少ない部品数で車いすの座面の傾斜を実現できるので、座面傾斜角度変更装置の組立、取り付け及びメンテナンス等の手間の増加を抑制することができる。さらに、車いすの座面の傾斜角度を変更しない場合には、接地部を地面から離間させて上昇させた位置に固定することができるので、接地部に介添者等の足が引っかかるという危険を抑制することができる。
請求項1の車いす用の座面傾斜角度変更装置によれば、筒体が車いすのフレームに対して揺動可能に取り付けられていることで、棒体が筒体に対してスライドする方向と鉛直方向とが一致するようになっている。そのため、接地部及び棒体と筒体との間で不必要な摩擦が発生することないので、介添者の接地部の昇降がスムーズに行えるとともに、棒体及び筒体の長寿命化を実現することができる。
請求項1の車いす用の座面傾斜角度変更装置によれば、介添者はハンドルを把持したまま棒体位置固定手段の作動及び解除が可能となっているので、車いすの後輪を地面から離間させるように持ち上げた状態で、安全に接地部を昇降させることができる。
請求項1の車いす用の座面傾斜角度変更装置によれば、筒体の軸線が鉛直方向と一致するように揺動可能であるとともに、接地部を地面に接触させて後輪が地面から離間した状態でフレームを支持する場合に筒体が大きく揺動して車いすが揺れること、及び、筒体が大きく揺動して後輪が地面に接触してしまうことを防止することができる。
請求項の車いす用の座面傾斜角度変更装置は、請求項の車いす用の座面傾斜角度変更装置において、前記接地部、前記棒体及び前記筒体は、それぞれ前記車いすの幅方向に対向する位置に設けられており、両接地部は、上下方向に間隔を空けた上バー及び下バーで連結されている。
請求項の車いす用の座面傾斜角度変更装置によれば、請求項の車いす用の座面傾斜角度変更装置と同様に作用する上に、介添者が上バー及び下バーの間につま先を差し込んで、容易に両接地部を同時に昇降させることができる。
請求項の車いすは、請求項1又は2の車いす用の座面傾斜角度変更装置が取り付けられている。
請求項の車いすは、請求項1又は2の車いす用の座面傾斜角度変更装置と同様の作用をする。
請求項1又は2の車いす用の座面傾斜角度変更装置、及び、請求項の車いすは、それぞれの使用者の好みに合わせて細かく座面の傾斜角度を介添者が容易に設定することができる。
本発明の一実施形態の車いす用の座面傾斜角度変更装置が取り付けられた車いすの側面概略図であって、後輪が地面に接触した状態を示す。 図1の車いすの背面概略図である。 図1の車いすの接地部、棒体、筒体、棒体位置固定手段及び揺動範囲制限手段近傍をフレームの内側から外側に向かって見た場合の側面概略図であって、後輪が地面に接触した状態を示す。 図3と同じ側面概略図であって、接地部を地面に接触させた位置で固定して、後輪が地面から離間したまま支持されている状態を示す。 図1の車いすの側面概略図であって、介添者が後輪を地面から離間させるよう持ち上げた状態を示す。 図1の車いすの側面概略図であって、接地部を地面に接触させた位置で固定して、後輪が地面から離間したままフレームが支持されている状態を示す。
以下、本発明の一実施形態である座面傾斜角度変更装置1が取り付けられた車いす10について説明する。以下の説明の中では、車いす10の進行方向を前後とする。
図1に示すように、車いす10は、フレーム20、後輪30,30、前輪40,40、座面50、及び、背もたれ60を有する。
フレーム20は、座面50が取り付けられるシートパイプ21,21と、各シートパイプ21,21の前端から下に向かって延出するフロントパイプ22,22と、各シートパイプ21,21の後端から、上下に向かって延出する背パイプ23,23と、各シートパイプ21,21の下方でフロントパイプ22及び背パイプ23の下端が固定されているベースパイプ24,24と、各ベースパイプ24,24の後端からさらに後方に延びるティッピングレバー25,25と、各背パイプ23,23の上端から後方に延びるハンドル26,26とを有する。
シートパイプ21,21、フロントパイプ22,22、背パイプ23,23、ベースパイプ24,24、ティッピングレバー25,25及びハンドル26,26は、それぞれ車いす10の幅方向に対向する一対のパイプである。
図2に示すように、フレーム20の幅方向両側には、主輪である後輪30,30が取り付けられている。各後輪30,30の前方には、旋回自在キャスターである前輪40,40がフレーム20に取り付けられている。
図1に示すように、座面50は、幅方向に対向する一対のシートパイプ21,21に架け渡された状態でフレーム20に取り付けられている。座面50は使用者が車いす10に座った場合、太ももの膝側が臀部側に比べて持ち上った状態となるように傾斜している。
背もたれ60は、幅方向に対向する一対の背パイプ23,23の座面50より上の部分に架け渡された状態でフレーム20に取り付けられている。
座面傾斜角度変更装置1は、座面50の後方に、一対の筒体2,2、一対の棒体3,3、一対の接地部4,4、バー5、一対の揺動範囲制限手段6,6及び一対の棒体位置固定手段7,7とを有している。
一対の筒体2,2、一対の棒体3,3、一対の接地部4,4、一対の揺動範囲制限手段6,6及び一対の棒体位置固定手段7,7は、それぞれ幅方向に対向する位置に取り付けられている。
つまり、図2に示すように、右側の背パイプ23近傍及び左側の背パイプ23近傍にそれぞれ、筒体2、棒体3、一対の接地部4、揺動範囲制限手段6及び棒体位置固定手段7が取り付けられている。
図3及び図4に示すように、筒体2は、固定具9を介してフレーム20に取り付けられている。筒体2の上端近傍が固定具9にボルトで取り付けられており、筒体2は固定具9に対して、ボルトの軸線を中心として前後方向に揺動可能となっている。固定具9はフレーム20に固定されているので、筒体2はフレーム20に対して前後方向に揺動可能である。車いす10の後輪30が持ち上げられたとしても、接地部4が地面に接触していない状態では、筒体2の軸線が鉛直方向と一致するようになっている。
棒体3は筒体2を貫通している。棒体3の下端には接地部4が取り付けられている。棒体3は、筒体2に貫通している状態を維持しながら、筒体2の軸線に沿って昇降可能となっている。
筒体2には、棒体位置固定手段7が取り付けられている。棒体位置固定手段7は、作動状態では、筒体2に貫通している棒体3を押圧して、筒体2に対して棒体3がスライドすることを妨げるようになっている。また、棒体位置固定手段7は、解除状態では、筒体2に貫通している棒体3を押圧せず、筒体2に対して棒体3が昇降可能となっている。
棒体位置固定手段7は、作動状態から解除状態にして、棒体3を降下させて、再び作動状態とすることで、筒体2に対する任意の位置で棒体3を固定できるようになっている。
接地部4は、棒体3と一体となって筒体2の軸線に沿って昇降可能となっている。つまり、接地部4は、フレーム20に対して上昇降下可能となっているとともに、この上昇降下方向の任意の位置で固定可能となっている。
図2に示すように、バー5は、上下に間隔が空いた二本の上バー51及び下バー52からなる。上バー51及び下バー52の両端は、幅方向に対向する一対の接地部4,4に固定されている。左右の一対の接地部4,4は、上バー51及び下バー52と一体となって上下に昇降可能となっている。
上バー51及び下バー52の上下の間隔は、介添者のつま先が挿入可能な間隔となっている。また、接地部4が地面に接触した状態で、地面と下バー52との間隔は、介添者の足の甲の高さよりも余裕をもって長くなっている。もし、下バー52の下に介添者の足がある状態で、介添者の意図に反して接地部4が降下してしまった場合でも、介添者の足が地面と下バー52との間に挟まれるおそれがないようになっている。
ハンドル26、26の少なくとも一方に棒体位置固定手段7,7の作動状態及び解除状態を操作するレバー8が設けられている。レバー8は、それぞれワイヤー81,81で棒体位置固定手段7,7と接続されている。レバー8をハンドル26と共に握ると、ワイヤー81,81が引っ張られ、棒体位置固定手段7,7が解除状態となる。レバー8を離すと、ワイヤー81,81が緩み、棒体位置固定手段7,7が作動状態となる。
固定具9には、筒体2の揺動する方向である前後方向に、筒体2の過度な揺動を制限する揺動範囲制限手段6が設けられている。揺動範囲制限手段6は、筒体2の前後であって筒体2の側周面から所定間隔を空けた位置に固定具9から突出している壁部61,61である。揺動可能となっている筒体2は、この壁部61,61に当接することよって、筒体2の揺動範囲が制限されるようになっている。
以下、座面傾斜角度を変更する手順について説明する。
まず、車いす10の後方に立つ介添者が、ハンドル26を把持する。
次いで、介添者は車いす10の前輪40,40を地面に接触させたまま、図1の矢印Aの方向に車いす10の後輪30,30を地面から離間させるように持ち上げる。
次いで、介添者は、車いす10の持ち上げる高さを、車いす使用者の好みの座面の傾斜角度位置となるように調節する。
次いで、介添者は、調節された位置で図5の矢印Bの方向にレバー8を握る。ワイヤー81,81が引っ張られ、棒体位置固定手段7,7が解除状態となる。
次いで、介添者は上バー51と下バー52との間につま先を挿入して、図4の矢印Cの方向に接地部4を降下させて地面に接触させる。
次いで、接地部4が地面に接触した位置でレバー8を離す。ワイヤー81,81が緩み、棒体位置固定手段7,7が作動状態となるので、その位置で接地部4が上昇降下しないように固定される。
以上の手順で、図6に示すように、車いす10は後輪30,30が地面から離間した状態でフレーム20が支持され、フレーム20に取り付けられた座面50の傾斜角度の変更が実現される。
棒体3には、車いす使用者の好みの座面50の傾斜角度に対応する棒体3の降下量が分かるようなメモリ等の目印があってもよい。
以下、座面傾斜角度を元に戻す手順について説明する。
まず、介添者は、ハンドル26を把持して、レバー8を握る。ワイヤー81が引っ張られ、棒体位置固定手段7,7が解除状態となるので、車いす10の後輪30,30が降下して地面に接触する。
次いで、介添者は、レバー8を握ったまま、介添者は上バー51と下バー52との間につま先を挿入して、接地部4を上昇させて地面から離間させる。
次いで、介添者は、接地部4が地面から離間した位置で、レバー8を離す。ワイヤー81,81が緩み棒体位置固定手段7,7が作動状態となるので、その位置で接地部4が上昇降下しないように固定される。
以上の手順で、座面傾斜角度を元に戻すことができ、再び車いす10での移動が可能となる。
上記実施形態で説明した車いす10は、あくまで一例であり、本発明の座面傾斜角度変更装置1を取り付けることが可能な車いすであれば、上記実施形態で説明した車いす10に限定されない。
上記実施形態では、筒体2は固定具9を介してフレーム20に取り付けられている場合について説明したが、これに限定されることはない。例えば、フレームに直接筒体が揺動可能に取り付けられていてもよい。
上記実施形態では、バー5は、上下に間隔が空いた二本の上バー51及び下バー52からなる場合について説明したが、これに限定されることはない。例えばバーが一本又は三本以上であってもよい。
上記実施形態では、ハンドル26の少なくとも一方にレバー8が設けられている場合について説明したが、これに限定されることはない。例えば、両方のハンドル26,26にそれぞれレバー8が設けられていてもよい。
上記実施形態では、揺動範囲制限手段6は、筒体2の前後であって筒体2の側周面から所定間隔を空けた位置に固定具9から突出している壁部61,61である場合について説明したが、これに限定されることはない。筒体の揺動範囲を制限できるものであれば、例えば筒体の前後であって筒体の側周面から所定間隔を空けた位置にフレームから伸びるパイプ等であってもよい。
上記実施形態では、座面傾斜角度変更装置1は揺動範囲制限手段6を有する場合について説明したが、これに限定されることはない。筒体がフレームに対して揺動可能に取り付けられており、車いすの後輪を地面から離間させた状態で支持することが可能なら、揺動範囲制限手段6が存在しなくてもよい。
上記実施形態では、介添者は上バー51と下バー52との間につま先を挿入して、接地部4を降下させて地面に接触させる場合について説明したが、これに限定されることはない。棒体位置固定手段が解除状態となった場合に、重力によって接地部が降下するようになっていてもよい。
また、介添者が座面傾斜角度を変更する場合及び座面傾斜角度を元に戻す場合において、車いすに使用者が座っていても座っていなくてもよい。
1 座面傾斜角度変更装置
2 筒体
3 棒体
4 接地部
5 バー
6 揺動範囲制限手段
7 棒体位置固定手段
8 レバー
9 固定具
10 車いす
20 フレーム
21 シートパイプ
22 フロントパイプ
23 背パイプ
24 ベースパイプ
25 ティッピングレバー
26 ハンドル
30 後輪
40 前輪
50 座面
51 上バー
52 下バー
60 背もたれ
61 壁部
81 ワイヤー

Claims (3)

  1. 車いすの座面の後方のフレームに取り付け可能となっており、
    このフレームに対して上昇降下可能となっているとともに、この上昇降下方向の任意の位置で固定可能となっている接地部と、この接地部が下端に固定されている棒体と、この棒体が貫通しており、前記車いすのフレームに対して車いすの進行方向において前後に揺動可能に取り付けられており、その揺動範囲が制限されている筒体とを有する車いす用の座面傾斜角度変更装置であり、
    前記フレームには、進行方向と逆に向かって延出し、介添者が把持するハンドルが設けられており、
    前記棒体は、棒体位置固定手段を作動させることによって、前記筒体に対して動かないようになっており、
    前記ハンドルに取り付けられたレバーを操作することによって、棒体位置固定手段の作動及び解除が可能となっており、
    前記車いすの後方に立つ介添者が、前記車いすの前輪を地面に接触させたまま、前記車いすの後輪を地面から離間させるように持ち上げて、棒体位置固定手段を解除し前記接地部を降下させて地面に接触させ、その位置で棒体位置固定手段を作動させて前記接地部が上昇降下しないように固定して、後輪が地面から離間した状態で前記フレームを支持することによって、前記フレームに取り付けられた座面の傾斜角度を自由に変更することができる車いす用の座面傾斜角度変更装置。
  2. 前記接地部、前記棒体及び前記筒体は、それぞれ前記車いすの幅方向に対向する位置に設けられており、両接地部は、上下方向に間隔を空けた上バー及び下バーで連結されていることを特徴とする請求項に記載の車いす用の座面傾斜角度変更装置。
  3. 請求項1又は2の車いす用の座面傾斜角度変更装置が取り付けられた車いす。
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