JP6052499B2 - 除染方法及びその除染方法を実施する除染システム - Google Patents

除染方法及びその除染方法を実施する除染システム Download PDF

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本発明は、除染ガス発生器で除染剤水溶液を蒸発させて除染ガスを発生させ、この発生除染ガスを対象室に充満させることで対象室の室内を除染する除染方法、及び、その除染方法を実施する除染システムに関する。
従来、この種の除染方法及び除染システムとして、特許文献1に見られるように、対象室の室内空気を予め除湿及び加熱して所定の温度湿度に調整し、その上で、除染ガス発生器で除染ガスとして過酸化水素ガス(即ち、過酸化水素水溶液の蒸発で生じる過酸化水素蒸気)を発生させて、その過酸化水素ガスを対象室に充満させることで対象室の室内を除染するものが提案されている。
特開2011−244844
しかし、上記従来の除染方法及び除染システムでは、過酸化水素ガスを除染ガスとして対象室に充満させるのに先立ち対象室の室内空気を予め除湿機により除湿して所定の湿度に調整するものの、その後は、室内空気の除湿を停止した状態で過酸化水素ガスを発生させて対象室に充満させる除染を実施するため、過酸化水素ガスの発生に伴う水蒸気の発生や過酸化水素ガスの自己分解による水分発生で対象室の室内湿度が上昇し、この室内湿度の上昇により過酸化水素ガスの凝縮が促進されることで、対象室において室内の過酸化水素ガスが凝縮する虞があった。
そして、この過酸化水素ガスの室内凝縮が生じることで、対象室における室内の過酸化水素ガス濃度が低下して対象室の室内除染が不完全になり易い、また、過酸化水素ガスの凝縮液が有する強い腐食性により対象室における室内物品の劣化が進むなどの不都合を招く問題があった。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、除染ガスによる除染において合理的な除湿制御を行うことで上記問題を効果的に解消する点にある。
本発明の第1特徴構成は除染方法に係り、その特徴は、
除染ガス発生器で除染剤水溶液を蒸発させて除染ガスを発生させ、この発生除染ガスを対象室に充満させることで対象室の室内を除染する除染方法であって、
前記除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量を調整して前記除染ガス発生器における除染ガスの単位時間あたりの発生量を調整することで、対象室における室内除染ガス濃度を対象室の室内除染に有効な設定目標濃度に調整し、
この濃度調整状態において前記除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量に基づき対象室における室内湿度の単位時間あたりの上昇量を演算することで、除染実施中に対象室において室内除染ガスの凝縮が生じるか否かを、前記室内湿度の単位時間あたりの上昇量の演算値と、その時点における対象室の室内湿度の計測値とに基づいて判定し、
この判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じるときには除湿機を運転して対象室の室内を除湿し、前記判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じないときには除湿機の運転を停止する点にある。
この構成の除染方法によれば、対象室における室内除染ガス濃度を対象室の室内除染に有効な設定目標濃度に調整する対象室の除染において、除染実施中に対象室で室内除染ガスの凝縮が生じるか否かを上記判定により正確に予測することができる。
そして、この判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じるとき除湿機を運転して対象室の室内を除湿することで、除染実施中における対象室での室内除染ガスの凝縮を未然に確実に回避することができ、これにより、室内除染ガスの凝縮が原因で、対象室における室内除染ガス濃度が低下して対象室の室内除染が不完全になったり、室内除染ガスの凝縮液が有する強い腐食性により対象室における室内物品の劣化が進むなどの不都合を招くことを確実に回避することができる。
また、上記判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じないときは除湿機の運転を停止するから、除湿機の必要以上の無駄な運転も回避することができる。
しかも、このように除染実施中における除湿機の必要に応じた運転により室内除染ガスの凝縮を回避するから、室内除染ガスの凝縮を防止するために除染ガスとともに換気用空気を対象室に導入するとともに、その換気用空気の導入量に等しい室内空気を対象室から排出する換気の併行実施を不要にすることができ、これにより、室内空気とともに対象室から持ち出される室内除染ガスを無くすことができて、その分、除染剤水溶液の必要量も効果的に低減することができる。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成の除染方法の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
対象室における室内除染ガス濃度が設定目標濃度であるときの対象室における室内除染ガスの単位時間あたりの分解量を演算し、
この室内除染ガスの単位時間あたりの分解量の演算値に基づき前記除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量を演算して、この除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量の演算値に基づき、対象室における室内除染ガス濃度が設定目標濃度であるときの前記室内湿度の単位時間あたりの上昇量を演算する点にある。
この構成の除染方法では、前記濃度調整により対象室における室内除染ガス濃度を設定目標濃度に調整して、その濃度状態を保持した状態では、対象室における室内除染ガスの単位時間あたりの分解量と除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量とが平衡状態になり、それら分解量と投入量との間に一定の相関が生じることを利用して、除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量を室内除染ガスの単位時間あたりの分解量の演算値に基づき演算する。
そして、この投入量の演算値に基づき室内湿度の単位時間あたりの上昇量を演算するから、除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量を計測する流量計の如きものを不要にしながら、前記の判定に用いる室内湿度の単位時間あたりの上昇量を正確に演算することができる。
本発明の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成の除染方法の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じるときには、前記除湿機を運転するとともに、除染実施中における室内除染ガスの凝縮を回避するのに必要な対象室における単位時間あたりの必要除湿量を、前記室内湿度の単位時間あたりの上昇量の演算値と、その時点における対象室の室内湿度の計測値とに基づき演算して、その単位時間あたりの必要除湿量の演算値に応じて前記除湿機の単位時間あたりの除湿量を調整する点にある。
この構成の除染方法によれば、単位時間あたりの必要除湿量の演算値に応じて除湿機の単位時間あたりの除湿量を調整するから、除染実施中における室内除染ガスの凝縮を確実に回避しながら、除湿機を必要以上の過剰な出力状態で運転することも回避することができる。
本発明の第4特徴構成は第3特徴構成の除染方法の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記単位時間あたりの必要除湿量の演算値が前記除湿機の単位時間あたりの最大除湿量より大きいとき、前記除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の投入を停止して除染ガスの発生を停止する点にある。
この構成の除染方法によれば、単位時間あたりの必要除湿量の演算値に対して除湿機の単位時間あたりの最大除湿量が小さいことで(即ち、除湿機の能力不足で)、対象室の除染において対象室の室内湿度の上昇を十分に抑えることができず、そのことで室内除染ガスの凝縮を招いてしまうことを未然に回避することができ、この点で、室内除染ガスの凝縮による種々の不都合を一層効果的に回避することができる。
本発明の第5特徴構成は、第4特徴構成の除染方法の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
除染ガスの発生停止後、前記除湿機を運転して対象室の室内を除湿するとともに、その室内除湿により対象室における室内湿度の計測値が除染再開用の設定閾湿度まで低下したとき、前記除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の投入を再開して除染ガスの発生を再開する点にある。
この構成の除染方法によれば、上記除染ガス発生の再開(即ち室内除染の再開)の後、再び単位時間あたりの必要除湿量の演算値として除湿機の単位時間あたりの最大除湿量より大きい演算値が演算されて除染ガスの発生を再度停止したとしても、その後、除湿機の運転により対象室における室内湿度の計測値が除染再開用の設定閾湿度まで再び低下することに対し除染ガスの発生を再び再開する形態で、対象室の室内除染を間欠的(断続的)に実施して対象室の室内除染を完了することができる。
なお、このように対象室の実内除染を間欠的に行う場合、各回の除染において対象室における室内除染ガス濃度が設定目標濃度に調整されて保持された状態での経過時間を積算し、この経過時間の積算値が所定の必要除染時間に達したときに室内除染を完了するようにすればよい。
本発明の第6特徴構成は、第1特徴構成の除染方法を実施する除染システムに係り、その特徴は、
前記除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量を調整して対象室の室内除染ガス濃度を前記設定目標濃度に調整するとともに前記除湿機を制御する制御器を設け、
この制御器は、前記除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量に基づき対象室における室内湿度の単位時間あたりの上昇量を演算することで、除染実施中に対象室において室内除染ガスの凝縮が生じるか否かを、前記室内湿度の単位時間あたりの上昇量の演算値と、その時点における対象室の室内湿度の計測値とに基づいて判定し、
この判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じるときには前記除湿機を運転して対象室の室内を除湿し、前記判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じないときには除湿機の運転を停止する構成にしてある点にある。
この構成の除染システムによれば、前述した第1特徴構成の除染方法を上記制御器により自動的に実施することができて、除染作業を容易にすることができ、また、第1特徴構成の除染方法による作用効果をより確実に得ることができる。
本発明の第7特徴構成は、第6特徴構成の除染システムの実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記制御器は、前記判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じるとき、前記除湿機を運転するとともに、除染実施中における室内除染ガスの凝縮を回避するのに必要な対象室における単位時間あたりの必要除湿量を、前記室内湿度の単位時間あたりの上昇量の演算値と、その時点における対象室の室内湿度の計測値とに基づき演算して、その単位時間あたりの必要除湿量の演算値に応じて前記除湿機の単位時間あたりの除湿量を調整する構成にしてある点にある。
この構成の除染システムによれば、前述した第3特徴構成の除染方法を上記制御器により自動的に実施することができて、除染作業を一層容易にすることができ、また、第3特徴構成の除染方法による作用効果をより確実に得ることができる。
なお、これら第6又は第7特徴構成の除染システムを実施するのに、付加構成として、
制御器は、対象室における室内除染ガス濃度が設定目標濃度であるときの対象室における室内除染ガスの単位時間あたりの分解量を演算し、
この室内除染ガスの単位時間あたりの分解量の演算値に基づき前記除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量を演算して、この除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量の演算値に基づき、対象室における室内除染ガス濃度が設定目標濃度であるときの前記室内湿度の単位時間あたりの上昇量を演算する構成にしてもよい。
また、制御器は、前記単位時間あたりの必要除湿量の演算値が前記除湿機の単位時間あたりの最大除湿量より大きいとき、前記除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の投入を停止して除染ガスの発生を停止する構成にしてもよい。
さらに、制御器は、除染ガスの発生停止後、前記除湿機を運転して対象室の室内を除湿するとともに、その室内除湿により対象室における室内湿度の計測値が除染再開用の設定閾湿度まで低下したとき、前記除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の投入を再開して除染ガスの発生を再開する構成にしてもよい。
即ち、これらの付加構成によれば、前述した第2,第4,第5特徴構成の除染方法も制御器により自動的に実施することができる。
除染設備の設備構成図 除湿制御の流れ図 室内凝縮判定を説明する空気線図
図1において、1は除染の対象室であり、この対象室1は、適時に室内除染を実施することが必要な医薬品や食品などの生産室あるいはバイオハザード施設の実験室などである。この対象室1の除染時には同図1に示すように、対象室1の室内に除染ガス発生器2、除湿機3、除染ガス分解器4を設置する。
なお、これら除染ガス発生器2、除湿機3、除染ガス分解器4は夫々、対象室1の室内に常時設置したものであってもよく、また、対象室1の室外に設置してダクトやホースを通じて対象室1の室内に連通させたものであってよい。
除染ガス発生器2には除染剤タンク5及び気化器6を内蔵してあり、この除染ガス発生器2では、除染剤タンク5に収容した除染剤水溶液W(本例では過酸化水素水溶液)を給液ポンプ7により給液路8を通じて気化器6に投入し、投入した除染剤水溶液Wを気化器6において加熱や超音波振動などにより蒸発気化させることで除染ガスG(本例では、過酸化水素蒸気)を発生させる。
即ち、この発生させた除染ガスGを除染ガス発生器2から対象室1の室内に吐出させて対象室1の室内に除染ガスGを充満させることで、除染ガスGの殺菌力により対象室1の室内を除染する。
除染ガス発生器2にはその他に、除染ガス発生器2、除湿機3、除染ガス分解器4を統括して制御する制御器9を装備するとともに、対象室1における室内除染ガス濃度Cを計測する濃度センサ10、及び、対象室1の室内湿度x(本例では絶対湿度)を計測する湿度センサ11を装備してある。
この制御器9は、準備工程、立上工程、除染工程、分解工程からなる一連の除染運転を自動的に実行するものであり、この制御器9に運転開始指令を付与すると、制御器9は先ず準備工程として、湿度センサ11による室内湿度xの計測値が除染開始用の設定閾湿度x1に低下するまで除湿機3を運転して対象室1の室内を予め除湿する。
これに続き、制御器9は立上工程として、除染ガス発生器2の運転を開始して発生させた除染ガスGにより対象室1における室内除染ガス濃度Cを高めていく。
濃度センサ10による室内除染ガス濃度Cの計測値が室内除染に有効な設定目標濃度Cmまで上昇すると、制御器9は除染工程として、濃度センサ10による室内除染ガス濃度Cの計測値に基づき除染ガス発生器2における給液ポンプ7の回転数や流量調整バルブの開度などを調整することで、除染ガス発生器2に対する除染剤水溶液Wの単位時間あたりの投入量Lg(即ち、気化器6に対する除染剤水溶液Wの単位時間あたりの投入量)を調整する。
そして、この室内除染ガス濃度Cの計測値に基づく除染剤水溶液Wの投入量Lgの調整により除染ガス発生器2における除染ガスGの単位時間あたりの発生量Vgを調整することで、対象室1における室内除染ガス濃度Cを設定必要除染時間Tjにわたって設定目標濃度Cmに保持し、これにより、対象室1の室内を除染ガスGにより十分に除染する。
また、制御器9はこの除染工程において必要に応じ除湿機3を運転して対象室1の室内を除湿することで、対象室1において室内除染ガスGの凝縮が生じることを防止する。
除染工程において対象室1における室内除染ガス濃度Cを設定目標濃度Cmに保持した状態で設定必要除染時間Tjが経過すると、制御器9は分解工程として、除染ガス発生器2及び除湿機3の運転を停止した状態で除染ガス分解器4の運転を開始する。
即ち、この除染ガス分解器4の運転により、対象室1における室内除染ガスGを除染ガス分解器4において触媒との接触や中和ガスとの接触などにより分解し、これにより、対象室1の室内除染ガス濃度Cを低下させる。
そして、この分解工程において濃度センサ10による室内除染ガス濃度Cの計測値が人体に対して十分安全な設定安全濃度Coまで低下すると、制御器9は除染ガス分解器4の運転を停止して除染運転を終了する。
一方、この制御器9は除染工程において必要に応じ除湿機3を運転することで対象室1での室内除染ガスGの凝縮を防止するのに、次の(イ)〜(へ)の除湿制御をごく短い設定サイクル時間ΔTcごとに繰り返して実行するものにしてある(図2参照)。
(イ)対象室における室内除染ガス濃度Cを設定目標濃度Cmに保持した状態での対象室1における室内除染ガスGの単位時間あたりの分解量ΔVを演算し、この分解量ΔVの演算値に基づいて除染剤水溶液Wの単位時間あたりの投入量Lgを演算する。
即ち、除染剤水溶液Wの単位時間あたりの投入量Lgの調整により室内除染ガス濃度Cを設定目標濃度Cmに保持する状態では、対象室1における室内除染ガスGの単位時間あたりの分解量ΔVと除染剤水溶液Wの単位時間あたりの投入量Lgとが平衡状態になり、それら分解量ΔVと投入量Lgとの間に一定の相関が生じることから、その相関に基づいて室内除染ガスGの単位時間あたりの分解量ΔVから除染剤水溶液Wの単位時間あたりの投入量Lgを演算する。
具体的には、この投入量Lgの演算として本例では、室内除染ガスGの単位時間あたりの分解量ΔVに相当する量として、室内除染ガスGの分解による室内除染ガス濃度Cの単位時間あたりの低下量ΔC[ppm/min]を次の(式1)により演算し、この低下量ΔCの演算値に基づいて除染剤水溶液Wの単位時間あたりの投入量Lg[g/min]を下記の如く演算する。
なお、除染ガスGとして過酸化水素蒸気を用いる場合、その過酸化水素蒸気の分解は次式で示すものである。
2H22=2H2O+O2
ΔC=k・C (式1)
ここで、除染工程における濃度保持状態では室内除染ガス濃度C=設定目標濃度Cmとすることができる。
k:室内条件による分解係数[ppm/(ppm・min)](設定値)
一方、上記相関による現出事象の1つとして、室内除染ガス濃度Cを設定目標濃度Cmに保持した状態では次の(式2)が成立する。
ΔC=Cg (式2)
Cg:除染ガスGの発生による室内除染ガス濃度Cの単位時間あたりの上昇量[ppm/min]
また、この(式2)における室内除染ガス濃度Cの単位時間あたりの上昇量Cgは次の(式3)により演算することができる。
Cg=r1・r2・Lg・α (式3)
r1:除染剤水溶液Wの濃度[wt%](設定値)
r2:有効気化率[%](設定値)
α:換算係数[(ppm/min)/(g/min)](設定値)
ここで、有効気化率r2は、(投入した除染剤水溶液Wにおける除染剤のうち分解するものを省いた実際に除染ガスになるものにより生じる実際の除染ガス濃度[ppm]/(投入した除染剤水溶液Wにおける除染剤の全てが分解せずに除染ガスになるとした場合に生じる除染ガス濃度[ppm])を意味する。
即ち、(式3)における(r1[wt%]・r2[%]・Lg[g/min])は、投入した除染剤水溶液Wにおける除染剤のうち分解するものを省いた実際に除染ガスになる除染剤の量[g/min]を意味する。
換算係数αは、対象室1に対する除染ガスGの投入重量[g/min]を室内除染ガス濃度Cの上昇量Cg[ppm/min]に変換する係数であり、α=(22.4×10-3[m3/mol])×(除染ガスGの比重[kg/m3])/(除染剤水溶液Wの濃度[g/mol])×(対象室容積[m3])×(空気の比重[kg/m3])で与えられる。
上記の(式1)及び(式2)を用いて(式3)を整理すると次の(式4)が得られる。
Lg=β・k・C/(r1・r2・α) (式4)
この(式4)おけるβは余裕率(設定値)である。
つまり、本例では、この(式4)に、室内除染ガスGの単位時間あたりの分解量ΔVに相当する量の演算値として、室内除染ガスGの分解による室内除染ガス濃度Cの単位時間あたりの低下量ΔCの演算値k・C(=k・Cm)を代入するとともに、各設定値β,r1,r2,αを代入することで、除染剤水溶液Wの単位時間あたりの投入量Lgを演算する。
(ロ)次に、この除染剤水溶液Wの単位時間あたりの投入量Lg[g/min]の演算値に基づいて対象室1における室内水分Hの単位時間あたりの増加量Hg[g/min]を演算する。
具体的には、室内水分Hの単位時間あたりの増加量Hgは次の(式5)により与えられる。
Hg=(1−r1+r1・r2)・Lg (式5)
この(式5)に上記(式4)を代入すると次の(式6)が得られる。
Hg=(1−r1+r1・r2)・β・k・C/(r1・r2・α) (式6)
つまり、本例では、除染剤水溶液Wの単位時間あたりの投入量Lgに基づいて室内水分Hの単位時間あたりの増加量Hgを演算するのに、上記の(式6)により室内水分Hの単位時間あたりの増加量Hg[g/min]を演算する。
(ハ)続いて、この室内水分Hの単位時間あたりの増加量Hgの演算値に基づき、対象室1における室内湿度xの単位時間あたりの上昇量xg[(g/kg′)/min]を演算する。
そして、この室内湿度xの単位時間あたりの上昇量xgの演算値と、その時点における湿度センサ11による室内湿度xの計測値とに基づいて、除染工程中(即ち、設定必要除染時間Tjが経過するまでの間)に対象室1において室内除染ガスGの凝縮が生じるか否かを判定する
ここで、上記(式6)による室内水分Hの単位時間あたりの増加量Hg[g/min]の演算値は、次の(式7)により室内湿度xの単位時間あたりの上昇量xg[g/(kg′・min)]に変換することができる。
xg=Hg/(ρ・Q) (式7)
ρ:空気の比重[kg/m3](設定値)
Q:対象室1の容積[m3](設定値)
(ニ) この(式7)による室内湿度xの単位時間あたりの上昇量xgの演算値に基づいて、次の(式8)により設定閾時間ΔTsの経過後における対象室1の室内湿度x(ΔTs)[g/kg′]を演算する。
なお、設定閾時間ΔTsは、除染工程の設定必要除染時間Tjに比べて十分に小さく、また、除湿制御の設定サイクル時間ΔTcに比べて十分に大きい時間である。
x(ΔTs)=x+xg・ΔTs (式8)
x:湿度センサ11による現在の計測室内湿度[g/kg′]
そして、設定閾時間ΔTsの経過後の対象室1において室内除染ガスGの凝縮が生じるか否かの判定として、(式8)により演算した設定閾時間ΔTsの経過後における対象室1の室内湿度x(ΔTs)の演算値と対象室1の室内乾球温度t[℃](近似的な設定値又は予測値)とにより与えられる設定閾時間ΔTsの経過後における対象室1の室内空気の状態点P(ΔTs)を求め、この状態点P(ΔTs)が、図3に示す空気線図上においてグレーで示した除染ガスGの凝縮域Dの域内にあるか否かを判定する。
即ち、設定閾時間ΔTsの経過後における対象室1の室内空気の状態点P(ΔTs)が除染ガス凝縮域Dの域内にある場合は、設定閾時間ΔTsの経過後の対象室1において室内除染ガスGの凝縮が生じると判定し、また、この状態点P(ΔTs)が除染ガス凝縮域Dの域外にある場合は、設定閾時間ΔTsの経過後の対象室1において室内除染ガスGの凝縮は生じないと判定する。
(ホ)続いて、この判定において設定閾時間ΔTsの経過後の対象室1において室内除染ガスGの凝縮が生じると判定したときには、その室内凝縮を回避するのに必要な対象室1における単位時間あたりの必要除湿量ΔHを、室内湿度xの単位時間あたりの上昇量xgの演算値と、その時点における湿度センサ11による室内湿度xの計測値とに基づいて演算する。
この単位時間あたりの必要除湿量ΔHの演算について本例では、図3に示す空気線図上において対象室1の室内乾球温度tで除染ガス凝縮域Dから所定の安全湿度差dx[g/kg′]だけ離れた室内空気の状態点Pmを目標状態点とし、この目標状態点Pmと上記の設定閾時間ΔTsの経過後における室内空気の状態点P(ΔTs)とにおける湿度差Δx[g/kg′]を演算し、この湿度差Δxの演算値を設定閾時間ΔTsで除した室内湿度xの単位時間あたりの必要低下量Δx/ΔTsを単位時間あたりの必要除湿量ΔHとする。
そして、除湿機3を運転するとともに、除湿機3の単位時間あたりの除湿量J[g/min](即ち、除湿機能力)を単位時間あたりの必要除湿量ΔH(=Δx/ΔTs)の演算値に応じた量に調整して対象室1の室内を除湿し、これにより、除染工程中に対象室1において室内除染ガスGの凝縮が生じるのを回避する。
なお、上記の判定において設定閾時間ΔTsの経過後の対象室1において室内除染ガスGの凝縮は生じないと判定したときには除湿機3の運転による対象室1の室内除湿は行わない。即ち、このことで除湿機3の必要以上の無駄な運転を回避する。
(へ)また、上記の判定において設定閾時間ΔTsの経過後の対象室1において室内除染ガスGの凝縮が生じると判定したとき、上記単位時間あたりの必要除湿量ΔHの演算値が除湿機3の単位時間あたりの最大除湿量Jmaxより大きい場合には、除染剤水溶液Wの投入を停止して除染ガス発生器2での除染ガスGの発生を停止することで除染工程を中断し、この中断状態において除湿機3の単位時間あたりの除湿量Jを最大除湿量Jmaxに調整した状態で除湿機3を運転する。
そして、この除染工程中断状態での除湿機3の運転により湿度センサ11による室内湿度xの計測値が除染再開用の設定閾湿度x2まで低下すると、除染剤水溶液Wの投入を再開して除染ガス発生器2での除染ガスGの発生を再開するとともに、室内除染ガス濃度Cを再び設定目標濃度Cmに調整して保持する状態に戻って除染工程を再開する。また、この除染工程の再開に伴い、これら(イ)〜(へ)の除湿制御の繰り返しも再開する。
即ち、この除染工程の再開の後、再び単位時間あたりの必要除湿量ΔH(=Δx/ΔTs)の演算値として除湿機3の単位時間あたりの最大除湿量Jmaxより大きい演算値が演算されて除染ガスgの発生を再度停止させたとしても、その後、除湿機3の運転で湿度センサ11による室内湿度xの計測値が除染再開用の設定閾湿度x2まで再び低下すると除染工程が再び再開され、これにより、除染工程を間欠的(断続的)に実施する形態で除染工程を完了できるようにしてある。
なお、この除染工程の間欠実施では、制御器9は、各回の除染工程再開後において対象室1における室内除染ガス濃度Cが設定目標濃度Cmに調整されて保持された状態での経過時間ΔTjを積算し、これら経過時間ΔTjの積算値が設定必要除染時間Tjに達したときに除染工程を完了して次の分解工程に移行する。
〔別実施形態〕
次に本発明の別実施形態を列記する。
前述の実施形態では、室内除染ガスGの単位時間あたりの分解量ΔVに相当する室内除染ガス濃度Cの単位時間あたり低下量ΔCを演算して、この室内除染ガス濃度Cの単位時間あたり低下量ΔCの演算値に基づき除染剤水溶液Wの単位時間あたりの投入量Lgを演算するようにしたが、これに代え、対象室1における室内除染ガスGの単位時間あたりの分解量ΔVそのものや、その分解量ΔVに対する他の相当量を演算して、その演算値に基づき除染剤水溶液Wの単位時間あたりの投入量Lgを演算するようにしてもよい。
前述の実施形態では、除染実施中における室内除染ガスGの凝縮を回避するのに必要な単位時間あたりの必要除湿量ΔHに相当する室内湿度xの単位時間あたりの必要低下量Δx/ΔTsを演算して、この室内湿度xの単位時間あたりの必要低下量Δx/ΔTsに応じて除湿機3の単位時間あたりの除湿量Jを調整するようにしたが、これに代え、対象室1における単位時間あたりの必要除湿量ΔH(即ち、室内水分の単位時間あたりの必要低下量)そのものや、その必要除湿量ΔHに対する他の相当量を、室内湿度xの単位時間あたりの上昇量xgの演算値と、その時点における対象室1の室内湿度xの計測値とに基づき演算して、その演算値に応じて除湿機3の単位時間あたりの除湿量J(除湿機能力)を調整するようにしてもよい。
また、対象室1における単位時間あたりの必要低下量ΔHを演算するのに、前述の実施形態では、除染ガス凝縮域Dから所定の安全湿度差dxだけ離れた室内空気の目標状態点Pmを設定する演算方式を用いたが、対象室1における単位時間あたりの必要低下量ΔHを、室内湿度xの単位時間あたりの上昇量xgの演算値と、その時点における対象室1の室内湿度xの計測値とに基づき演算する具体的な演算方式は、これに限らず、種々の演算方式を採用することができ、一例として、室内湿度xの単位時間あたりの上昇量xgの演算値を単位時間あたりの必要低下量ΔHに相当する量とするようにしてもよい。
さらに、室内除染ガスGの室内凝縮が生じるか否かの判定及び単位時間あたりの必要低下量ΔHの演算に用いる室内湿度xの単位時間あたりの上昇量xgの演算値、及び、その時点における対象室1の室内湿度xの計測値の夫々も絶対湿度に限らず、室内乾球温度tを特定した室内相対湿度などの相当量の演算値であってもよい。
前述の実施形態では、室内除染ガスGの室内凝縮が生じるか否かの判定、及び、その判定結果に基づく除湿機3の制御を、室内除染ガス濃度Cが設定目標濃度Cmに調整された状態にある除染工程で行うようにしたが、これらの判定及びその判定結果に基づく除湿機3の制御を、室内除染ガス濃度Cの設定目標濃度Cmへの上昇過程である除染運転の立上工程においても実施するようにしてもよい。
前述の実施形態では、除染ガス発生器2での除染ガスGの発生に先立ち準備工程として除湿機3の運転により対象室1の室内を予め除湿するようにしたが、本発明の実施においては、この準備工程を省略するようにしてもよい。
また、前述の実施形態では、除染工程の終了に続き分解工程において除染ガス分解器4の運転により対象室1の室内除染ガス濃度Cを設定安全濃度Coまで低下させるようにしたが、これに代えて、除染工程の終了に続き対象室1に対する換気用の給排気運転により対象室1の室内除染ガス濃度Cを設定安全濃度Coまで低下させるようにしてもよい。
本発明の実施において使用する除染剤水溶液Wは、過酸化水素水溶液に限られるものではなく、その除染剤水溶液Wから発生させる除染ガスGの凝縮が室内湿度xの上昇により助長されるものであれば、どのような除染剤水溶液であってもよい。
本発明の除染方法及び除染システムは、除染剤水溶液から発生させる除染ガスにより室内を除染する必要がある種々の分野において利用することができる。
2 除染ガス発生器
W 除染剤水溶液
G 除染ガス
1 対象室
Lg 除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量
Vg 除染ガスの単位時間あたりの発生量
C 室内除染ガス濃度
Cm 設定目標濃度
x 室内湿度
xg 室内湿度の単位時間あたりの上昇量
3 除湿機
ΔV 室内除染ガスの単位時間あたりの分解量
ΔH 単位時間あたりの必要除湿量
J 除湿機の単位時間あたりの除湿量
Jmax 除湿機の単位時間あたりの最大除湿量
x2 除染再開用の設定閾湿度
9 制御器

Claims (7)

  1. 除染ガス発生器で除染剤水溶液を蒸発させて除染ガスを発生させ、この発生除染ガスを対象室に充満させることで対象室の室内を除染する除染方法であって、
    前記除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量を調整して前記除染ガス発生器における除染ガスの単位時間あたりの発生量を調整することで、対象室における室内除染ガス濃度を対象室の室内除染に有効な設定目標濃度に調整し、
    この濃度調整状態において前記除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量に基づき対象室における室内湿度の単位時間あたりの上昇量を演算することで、除染実施中に対象室において室内除染ガスの凝縮が生じるか否かを、前記室内湿度の単位時間あたりの上昇量の演算値と、その時点における対象室の室内湿度の計測値とに基づいて判定し、
    この判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じるときには除湿機を運転して対象室の室内を除湿し、前記判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じないときには除湿機の運転を停止する除染方法。
  2. 対象室における室内除染ガス濃度が設定目標濃度であるときの対象室における室内除染ガスの単位時間あたりの分解量を演算し、
    この室内除染ガスの単位時間あたりの分解量の演算値に基づき前記除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量を演算して、この除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量の演算値に基づき、対象室における室内除染ガス濃度が設定目標濃度であるときの前記室内湿度の単位時間あたりの上昇量を演算する請求項1記載の除染方法。
  3. 前記判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じるときには、前記除湿機を運転するとともに、除染実施中における室内除染ガスの凝縮を回避するのに必要な対象室における単位時間あたりの必要除湿量を、前記室内湿度の単位時間あたりの上昇量の演算値と、その時点における対象室の室内湿度の計測値とに基づき演算して、その単位時間あたりの必要除湿量の演算値に応じて前記除湿機の単位時間あたりの除湿量を調整する請求項1又は2記載の除染方法。
  4. 前記単位時間あたりの必要除湿量の演算値が前記除湿機の単位時間あたりの最大除湿量より大きいとき、前記除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の投入を停止して除染ガスの発生を停止する請求項3記載の除染方法。
  5. 除染ガスの発生停止後、前記除湿機を運転して対象室の室内を除湿するとともに、その室内除湿により対象室における室内湿度の計測値が除染再開用の設定閾湿度まで低下したとき、前記除染ガス発生器に対する除染剤水溶液の投入を再開して除染ガスの発生を再開する請求項4記載の除染方法。
  6. 請求項1に記載した除染方法の実施に用いる除染システムであって、
    前記除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量を調整して対象室の室内除染ガス濃度を前記設定目標濃度に調整するとともに前記除湿機を制御する制御器を設け、
    この制御器は、前記除染剤水溶液の単位時間あたりの投入量に基づき対象室における室内湿度の単位時間あたりの上昇量を演算することで、除染実施中に対象室において室内除染ガスの凝縮が生じるか否かを、前記室内湿度の単位時間あたりの上昇量の演算値と、その時点における対象室の室内湿度の計測値とに基づいて判定し、
    この判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じるときには前記除湿機を運転して対象室の室内を除湿し、前記判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じないときには除湿機の運転を停止する構成にしてある除染システム。
  7. 前記制御器は、前記判定において除染実施中に室内除染ガスの凝縮が生じるとき、前記除湿機を運転するとともに、除染実施中における室内除染ガスの凝縮を回避するのに必要な対象室における単位時間あたりの必要除湿量を、前記室内湿度の単位時間あたりの上昇量の演算値と、その時点における対象室の室内湿度の計測値とに基づき演算して、その単位時間あたりの必要除湿量の演算値に応じて前記除湿機の単位時間あたりの除湿量を調整する構成にしてある請求項6記載の除染システム。
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