JP6051875B2 - 電動過給機 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁機構を有する電動過給機に関する。
従来、一端にタービンインペラが設けられ他端にコンプレッサインペラが設けられたタービン軸が、ベアリングハウジングに回転自在に保持された過給機が知られている。こうした過給機をエンジンに接続し、エンジンから排出される排気ガスによってタービンインペラを回転させるとともに、このタービンインペラの回転によって、タービン軸を介してコンプレッサインペラを回転させる。こうして、過給機は、コンプレッサインペラの回転に伴い空気を圧縮してエンジンに送出する。
また、特許文献1に記載のように、過給機に電動機や発電機などの電磁機構を搭載し、タービン軸の回転を電力で補助したり、タービン軸の回転力を電力に変換したりする電動過給機が提案されている。
特開2006−320143号公報
上述した特許文献1に記載のように、電動過給機においては、過給機本体内の固定側にコイルを配し、コイルに引き出し線が繋がれる。引き出し線を過給機本体外に向けて引き出す場合、ハウジングの角部分などに擦れ、引き出し線が損傷して引き出し線の被覆部材の絶縁性が低下するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、電気系統の故障率を低減することが可能な電動過給機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の電動過給機は、一端にタービンインペラが設けられるとともに他端にコンプレッサインペラが設けられたタービン軸と、タービン軸を回転自在に軸支する軸受部と、軸受部を収容するベアリングハウジングと、ベアリングハウジングに対してタービン軸の一端側に設けられ、タービンインペラを回転自在に収容するタービンハウジングと、ベアリングハウジングに対してタービン軸の他端側に設けられ、コンプレッサインペラを回転自在に収容するコンプレッサハウジングと、ベアリングハウジングとコンプレッサインペラとの間に配され、電磁力によってタービン軸を回転駆動する、または、タービン軸の回転動力を電磁誘導によって電力に変換する電磁機構と、を備え、電磁機構は、ベアリングハウジングに固定され、タービン軸が挿通される挿通孔、タービン軸のうち挿通孔内に位置する部位に固定され、タービン軸と一体回転する磁石、磁石の外周に設けられ、導電性を有するコイルを備える本体と、コイルに電気的に接続される接続部が一端側に設けられた連結部材と、本体に固定され、ベアリングハウジングと本体との間に設けられた収容空間内に位置し、タービン軸の軸心から見て外部方向に開口する挿入孔と、挿入孔に連通しており、連結部材の他端側が挿入孔内に位置し、接続部が突出した状態で、連結部材が挿入された連結孔とを有する端子台と、が端子台の挿入孔に挿入されて、挿入孔内に位置する連結部材の他端側と電気的に接続され、他端側が収容空間から外部に突出する導電性の内部端子と、内部端子が貫通する貫通孔を有し、内部端子の他端側を貫通孔よりも外部に突出させた状態で、収容空間を被覆するようにベアリングハウジングに固定されるカバー部材と、を備えたことを特徴とする。
前記内部端子と該内部端子が貫通する前記カバー部材の貫通孔との間には、前記収容空間の密閉性を高める環状のシール部材が介在してもよい。
前記ベアリングハウジングには、前記カバー部材との接触部分にネジ穴が設けられ、前記カバー部材には、前記ネジ穴に対向するとともに当該ネジ穴よりも大径の対向孔が設けられ、前記カバー部材は、前記対向孔に挿通させたネジを前記ネジ穴に螺合させて、前記ベアリングハウジングに固定されてもよい。
前記連結部材に形成されたねじ孔前記挿孔内に位置、前記内部端子は、一端側にねじ溝が形成され、当該ねじ溝を前記連結部材のねじ孔に螺合して前記端子台に固定されてもよい。
前記内部端子の他端側には、外部端子を固定する螺子が螺合する螺子穴が設けられ、前記螺子穴よりも螺子が螺合される方向の奥には、内周面に角を有する角穴が設けられていてもよい。
本発明によれば、電気系統の故障率を低減することができる。
電動過給機の概略断面図である。 電磁機構を説明するための説明図である。 端子台および内部端子の外観図である。 電磁機構本体の外観図である。 電磁機構本体に端子台が固定された状態の外観図である。 パッキンの外観図である。 モールディング後の電磁機構本体、端子台、内部端子、パッキンの外観図である。 電動過給機の外観図である。 図2のIX−IX線断面図である。 カバー部材とベアリングハウジングの固定機構について説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、電動過給機Cの概略断面図である。以下では、図に示す矢印F方向を電動過給機Cの前側とし、矢印R方向を電動過給機Cの後側として説明する。図1に示すように、電動過給機Cは、過給機本体1を備えて構成される。この過給機本体1は、ベアリングハウジング2と、ベアリングハウジング2の前側に締結ボルト3によって連結されるタービンハウジング4と、ベアリングハウジング2の後側に嵌め込まれる電磁機構本体5と、電磁機構本体5の後ろ側に締結ボルト6によって連結されるコンプレッサハウジング7と、が一体化されて形成されている。
ベアリングハウジング2には、電動過給機Cの前後方向に貫通する軸受孔2aが形成されており、この軸受孔2aに軸受部8が配され、軸受部8によってタービン軸9が回転自在に軸支されている。タービン軸9の一端にはタービンインペラ10が一体的に連結されており、このタービンインペラ10が、ベアリングハウジング2に対してタービン軸9の一端側に設けられたタービンハウジング4内に回転自在に収容されている。また、タービン軸9の他端にはコンプレッサインペラ11が一体的に連結されており、このコンプレッサインペラ11が、ベアリングハウジング2に対してタービン軸9の他端側に設けられたコンプレッサハウジング7内に回転自在に収容されている。
コンプレッサハウジング7には、電動過給機Cの後側に開口するとともに不図示のエアクリーナに接続される吸気口12が形成されている。また、締結ボルト6によって電磁機構本体5とコンプレッサハウジング7とが連結された状態では、これら電磁機構本体5およびコンプレッサハウジング7の対向面によって、空気を昇圧するディフューザ流路13が形成される。このディフューザ流路13は、タービン軸9(コンプレッサインペラ11)の径方向内側から外側に向けて環状に形成されており、上記の径方向内側において、コンプレッサインペラ11を介して吸気口12に連通している。
また、コンプレッサハウジング7には、ディフューザ流路13よりもタービン軸9(コンプレッサインペラ11)の径方向外側に位置する環状のコンプレッサスクロール流路14が設けられている。コンプレッサスクロール流路14は、不図示のエンジンの吸気口と連通するとともに、ディフューザ流路13にも連通している。したがって、コンプレッサインペラ11が回転すると、吸気口12からコンプレッサハウジング7内に空気が吸気されるとともに、当該吸気された空気は、遠心力の作用によりディフューザ流路13およびコンプレッサスクロール流路14で昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。このように、コンプレッサインペラ11は、吸気を遠心力で圧縮する遠心式のコンプレッサとして機能する。
タービンハウジング4には、タービンインペラ10よりもタービン軸9の径方向外方に位置する環状のタービンスクロール流路15が形成されている。また、タービンハウジング4には、タービンインペラ10を介してタービンスクロール流路15に連通するとともに、タービンインペラ10の正面に臨み、不図示の排気ガス浄化装置に接続される吐出口16が形成されている。
また、締結ボルト3によってベアリングハウジング2とタービンハウジング4とが連結された状態では、これら両ハウジング2、4の対向面間に隙間17が形成される。この隙間17は、排気ガスが流通する可変流路xが構成される部分であり、タービン軸9の径方向内側から外側に向けて環状に形成されている。
タービンスクロール流路15は、エンジンから排出される排気ガスが導かれる不図示のガス流入口と連通するとともに、上記の隙間17にも連通している。したがって、ガス流入口からタービンスクロール流路15に導かれた排気ガスは、可変流路xおよびタービンインペラ10を介して吐出口16に導かれるとともに、その流通過程においてタービンインペラ10を回転させることとなる。そして、上記のタービンインペラ10の回転力は、タービン軸9を介してコンプレッサインペラ11に伝達されることとなり、コンプレッサインペラ11の回転力によって、上記のとおりに、空気が昇圧されてエンジンの吸気口に導かれることとなる。
なお、タービンハウジング4に導かれる排気ガスの流量が変化すると、タービンインペラ10およびコンプレッサインペラ11の回転量が変化して、昇圧された空気をエンジンの吸気口に安定的に導くことができなくなる場合がある。そこで、タービンハウジング4の隙間17には、タービンハウジング4とベアリングハウジング2との対向面に固定され、タービンスクロール流路15と吐出口16との連通開度を可変する可変静翼機構18が設けられている。
可変静翼機構18は、排気ガスの流量に応じて、タービンインペラ10に導かれる排気ガスの流速を変化させる。具体的に、可変静翼機構18は、エンジンの回転数が低く排気ガスの流量が少ない場合には、可変流路xの開度を小さくしてタービンインペラ10に導かれる排気ガスの流速を向上し、少ない流量でもタービンインペラ10を回転させることができるようにするものである。
また、ベアリングハウジング2とコンプレッサインペラ11の間には電磁機構20が配される。
図2は、電磁機構20を説明するための説明図であり、図1の破線で囲われた部分の拡大図を示す。図2に示すように、電磁機構本体5には、タービン軸9の軸方向に貫通し、タービン軸9が挿通される挿通孔20aが設けられている。
そして、タービン軸9のうち、挿通孔20a内に配される部位には、永久磁石などの磁石で構成されるロータ20bが固定されている。ロータ20bはタービン軸9と一体回転する。また、ロータ20bに対し、タービン軸9の径方向外方には、導電性を有するコイル20c(図1、2中、クロスハッチングで示す)が設けられている。
コイル20cは、巻線を鉄心に巻回したものであって、鉄心の端部をロータ20bに向け、鉄心の軸方向をタービン軸9の径方向に向けて、タービン軸9の周方向に複数配される。
このように、電磁機構20は、電磁機構本体5の内部にコイル20cとロータ20bを設けて構成され、電動機(モータ)および発電機として機能する。具体的に、電動機として機能させる場合、電磁機構20は、外部電源から外部電力が供給されると、コイル20cに磁場が発生し電磁力によってタービン軸9を回転駆動する。また、発電機として機能させる場合、電磁機構20は、タービン軸9の回転動力を電磁誘導によって電力に変換し、不図示の蓄電池などに出力する。電磁機構20を電動機として機能させるか、発電機として機能させるかは、エンジンの使用状況などに応じて排他的に使い分けられる。
コイル20cと、外部電源や蓄電池とを電気的に接続させるため、端子台21に、内部端子22と連結部材23が固定されて配されている。端子台21は、絶縁体で構成され、ベアリングハウジング2と電磁機構本体5との間に設けられた収容空間S内に位置する。内部端子22と連結部材23は、導電性を有し、それぞれ3つずつ設けられ、位相の異なる交流電流が流れる通電経路となる。
図3は、端子台21および内部端子22の外観図であり、図3(a)に内部端子22、図3(b)に端子台21を示す。図3(b)に示すように、端子台21には、電磁機構本体5に取り付けられたときに、タービン軸9の軸心から見て外部方向(ここでは、タービン軸9の軸心に直交する方向)に開口する挿入孔21aが3つ設けられている。図3(a)に示す内部端子22は、一端22aが端子台21の挿入孔21aに1つずつ挿入される。ここでは、車両搭載状態で内部端子22が鉛直上向きに配置されている。エンジン部品との干渉をより回避し易くするためには鉛直上向きが望ましいが、回転方向に傾斜された位置に配置しても構わない。
連結部材23は、長手方向と短手方向を有する略矩形の部材であって、端子台21のうち、図2に示す連結孔21bに1つずつ取り付けられている。連結孔21bは、それぞれ、端子台21の1つの挿入孔21aの内部に連通し、挿入孔21aの貫通方向に垂直に貫通する。ここでは、電磁機構本体5に取り付けられたときに、連結部材23の長手方向がタービン軸9と平行な方向に配置されるが、回転方向あるいは径方向に配置されるようにしてもよい。
連結部材23は、長手方向の一端側にコイル20cに電気的に接続される接続部23a(図3(b)参照)を有する。詳細に、接続部23aは、不図示の導線などによって、それぞれ異なるコイル20cに接続される。上記のように、3組の内部端子22および連結部材23には、位相の異なる3系統の交流電流が通電可能となっており、それぞれ異なるコイル20cに接続されることで、電磁機構20は、所謂3相交流の電動機および発電機として機能する。
また、連結部材23は、長手方向の他端側にねじ孔23bが形成されている。そして、連結部材23は、連結孔21bに挿入されて固定される。このとき、接続部23aは、図2、図3(b)に示すように、端子台21から突出して位置する。また、ねじ孔23bは、図2、図3(b)に示すように、連結孔21bから挿通孔21aに突出して位置する。
図3(a)では図示を省略するが、内部端子22の一端22a側にはねじ溝(ねじ山)が形成されており、このねじ溝がねじ孔23bに螺合し、内部端子22と連結部材23が接触して通電可能となると共に、内部端子22が連結部材23を介して端子台21に固定される。このように、連結孔21bに連結部材23を配し、内部端子22と連結部材23を螺合して固定する構成により、内部端子22と連結部材23の通電と双方の端子台21への固定が簡素かつ確実に為される。
図4は、電磁機構本体5の外観図であり、図5は、電磁機構本体5に端子台21が固定された状態の外観図であり、図6は、パッキン24の外観図である。図5では、内部端子22およびパッキン24も組み込んだ状態を示す。
図4に示すように、電磁機構本体5には、窪み5aが設けられている。窪み5aは、タービン軸9の軸方向に開口する穴であって、詳細には、ベアリングハウジング2側に開口する。そして、図5に示すように、この窪み5aの縁の端面5bに端子台21が当接した状態で固定される。このとき、連結部材23の接続部23aに、コイル20cから引き出された導線が巻き付けられる。これにより、内部端子22は、端子台21の挿入孔21aへの挿入方向の一端22a側が、連結部材23を介してコイル20cに接続されることとなる。
また、図6に示すように、パッキン24は、孔24aを有する環状のシール部材であって、図5に示すように、内部端子22の外周に配される。
図7は、モールディング後の電磁機構本体5、端子台21、内部端子22、パッキン24の外観図である。図7に示すように、電磁機構本体5の内側には、液状の樹脂Pを封入してモールディングを行い、コイル20cなどを固定する。
モールディング処理の後、電磁機構本体5をベアリングハウジング2に取り付けるが、この状態では、収容空間Sが過給機本体1の外部に開口しているため、過給機本体1の気密性が低下する。したがって、電磁機構本体5をベアリングハウジング2に取り付けた後、収容空間Sを密閉して気密性を確保する必要がある。
図8は、電動過給機Cの外観図であり、図9は、図2のIX−IX線断面図である。ただし、図9では、ベアリングハウジング2については、断面構造の詳細部分は省略し概略を示す。また、実際には内部端子22それぞれに、後述する外部端子26が固定されるが、ここでは、理解を容易とするため、3つの内部端子22のうち、中央の内部端子22にのみ外部端子26が固定されている状態を示す。
図8、9に示すように、カバー部材25は、内部端子22が貫通する貫通孔25aを有する。そして、カバー部材25は、内部端子22のうち、一端22aの反対側の他端22b側を貫通孔25aよりも外部に突出させた状態で、収容空間S(図2参照)を被覆するようにベアリングハウジング2に固定される。
すなわち、内部端子22は、挿入孔21aへの挿入方向の他端22b側が、収容空間Sから外部に突出する。そして、内部端子22に、外部電源や蓄電池と通電する外部端子26が連結される。
また、図9に示すように、内部端子22と、内部端子22が貫通するカバー部材25の貫通孔25aとの間には、上述したパッキン24が介在する。パッキン24は、収容空間Sの密閉性を高める。そのため、収容空間Sがエンジン脈動などによって負圧となった際、外部から収容空間Sへの水分などの吸引を抑制でき、水分の膨張によるモールディング樹脂の破損が回避できる。
また、上述したように、内部端子22の一端22a側には、ねじ溝が切られており、端子台21の挿入孔21a内に位置する連結部材23のねじ孔23bに螺合する。
そして、内部端子22の他端22b側には、挿入孔21aへの挿入方向を深さ方向として螺子穴22cが設けられている。この螺子穴22cに、外部端子26を挟んで螺子27を螺合して外部端子26を固定する。
さらに、螺子穴22cの奥には、挿入方向を深さ方向として、内周面に角を有する角穴22dが設けられている。ここでは、角穴22dは、例えば、六角穴またはヘクスローブ穴で構成される。
内部端子22を端子台21に固定する際には、内部端子の角穴22dに六角レンチを嵌めて六角レンチを回転させ、内部端子22の一端22aをねじ孔23bに螺合する。その後、外部端子26を挟んで、螺子27を螺子穴22cに螺合する。
例えば、角穴22dを設けずに、内部端子22を端子台21(連結部材23のねじ孔23b)に固定するため、スパナに噛み合うような角を内部端子22の外周面に設けることが考えられる。しかし、パッキン24が設けられる部位に角を設けると、密閉性が低下するおそれがある。また、パッキン24を避けて、内部端子22のうち、カバー部材25から突出した部分に角を設けることも考えられるが、3つの内部端子22が干渉してスパナによる締め付けが困難となる。
本実施形態では、角穴22dを設ける構成により、パッキン24による密閉性を維持しつつ、内部端子22を端子台21(連結部材23のねじ孔23b)に容易に固定することができる。
図10は、カバー部材25とベアリングハウジング2の固定機構について説明するための説明図であり、カバー部材25およびベアリングハウジング2について、図8に示すカバー部材25の対向孔25b近傍のタービン軸9に垂直な面の概略断面図を示す。
図10に示すように、ベアリングハウジング2には、カバー部材25との接触部分にネジ穴2bが設けられている。また、カバー部材25の対向孔25bは、ネジ穴2bに対向して配置される。
そして、図10に示すように、対向孔25bよりも大径の頭部28aを有するネジ28を、対向孔25bに挿通させ、ネジ穴2bに螺合させることで、カバー部材25がベアリングハウジング2に固定される。
このとき、内部端子22は端子台21に固定されているものの、ベアリングハウジング2、電磁機構本体5、端子台21、内部端子22それぞれについて、組み付け部分における誤差が合わさり、内部端子22の他端22b側が、設計どおりの正しい位置からずれる可能性がある。
すると、内部端子22を貫通孔25aに貫通させたカバー部材25は、ベアリングハウジング2に対して設計どおりの正しい位置からずれることとなる。このとき、ベアリングハウジング2のネジ穴2bとカバー部材25の対向孔25bの位置が合わなくなると、カバー部材25をベアリングハウジング2に固定できない。
そこで、本実施形態の対向孔25bは、ネジ穴2bよりも大径に形成されている。そのため、内部端子22の他端22b側が、設計された正しい位置に対してずれていても、貫通孔25aの貫通方向に垂直な方向の誤差を許容するあそびが設けられているため、カバー部材25をずらすことで、カバー部材25をベアリングハウジング2に容易に固定することが可能となる。
上述したように、本実施形態の電動過給機Cは、連結部材23から外部端子26までの間において、内部端子22が通電を担うため引き出し線を引き出す必要がない。その結果、運用時のエンジンの振動や、組み付け作業において、引き出し線がベアリングハウジング2や電磁機構本体5の角部分などに擦れて損傷することがない。また、引き出し線が過給機本体1外まで引き出されている場合のように、引き出し線を不用意に引っ張られるおそれがない。そのため、電動過給機Cは、電気系統の故障率を著しく低下させることが可能となる。しかも、端子台21に内部端子22を固定する端子構造をとっているため、電磁機構20の組み付けが容易となり、組み付け作業の簡素化を図ることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、電磁機構を有する電動過給機に利用することができる。
C …電動過給機
S …収容空間
2 …ベアリングハウジング
2b …ネジ穴
4 …タービンハウジング
5 …電磁機構本体(本体)
7 …コンプレッサハウジング
8 …軸受部
9 …タービン軸
10 …タービンインペラ
11 …コンプレッサインペラ
20 …電磁機構
20a …挿通孔
20b …ロータ(磁石)
20c …コイル
21 …端子台
21a …挿入孔
21b …連結孔
22 …内部端子
22a …一端
22b …他端
22c …螺子穴
22d …角穴
23 …連結部材
23a …接続部
23b …ねじ孔
24 …パッキン(シール部材)
25 …カバー部材
25a …貫通孔
25b …対向孔
26 …外部端子
27 …螺子
28 …ネジ

Claims (5)

  1. 一端にタービンインペラが設けられるとともに他端にコンプレッサインペラが設けられたタービン軸と、
    前記タービン軸を回転自在に軸支する軸受部と、
    前記軸受部を収容するベアリングハウジングと、
    前記ベアリングハウジングに対して前記タービン軸の一端側に設けられ、前記タービンインペラを回転自在に収容するタービンハウジングと、
    前記ベアリングハウジングに対して前記タービン軸の他端側に設けられ、前記コンプレッサインペラを回転自在に収容するコンプレッサハウジングと、
    前記ベアリングハウジングと前記コンプレッサインペラとの間に配され、電磁力によって前記タービン軸を回転駆動する、または、該タービン軸の回転動力を電磁誘導によって電力に変換する電磁機構と、
    を備え、
    前記電磁機構は、
    前記ベアリングハウジングに固定され、前記タービン軸が挿通される挿通孔、該タービン軸のうち該挿通孔内に位置する部位に固定され、該タービン軸と一体回転する磁石、該磁石の外周に設けられ、導電性を有するコイルを備える本体と、
    前記コイルに電気的に接続される接続部が一端側に設けられた連結部材と、
    前記本体に固定され、前記ベアリングハウジングと前記本体との間に設けられた収容空間内に位置し、前記タービン軸の軸心から見て外部方向に開口する挿入孔と、該挿入孔に連通しており、前記連結部材の他端側が該挿入孔内に位置し、前記接続部が突出した状態で、該連結部材が挿入された連結孔とを有する端子台と、
    が前記端子台の挿入孔に挿入されて、該挿入孔内に位置する前記連結部材の他端側と電気的に接続され、他端側が前記収容空間から外部に突出する導電性の内部端子と、
    前記内部端子が貫通する貫通孔を有し、該内部端子の他端側を該貫通孔よりも外部に突出させた状態で、前記収容空間を被覆するように前記ベアリングハウジングに固定されるカバー部材と、
    を備えたことを特徴とする電動過給機。
  2. 前記内部端子と該内部端子が貫通する前記カバー部材の貫通孔との間には、前記収容空間の密閉性を高める環状のシール部材が介在することを特徴とする請求項1に記載の電動過給機。
  3. 前記ベアリングハウジングには、前記カバー部材との接触部分にネジ穴が設けられ、
    前記カバー部材には、前記ネジ穴に対向するとともに当該ネジ穴よりも大径の対向孔が設けられ、
    前記カバー部材は、前記対向孔に挿通させたネジを前記ネジ穴に螺合させて、前記ベアリングハウジングに固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の電動過給機。
  4. 前記連結部材に形成されたねじ孔前記挿孔内に位置
    前記内部端子は、一端側にねじ溝が形成され、当該ねじ溝を前記連結部材のねじ孔に螺合して前記端子台に固定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電動過給機。
  5. 前記内部端子の他端側には、外部端子を固定する螺子が螺合する螺子穴が設けられ、
    前記螺子穴よりも螺子が螺合される方向の奥には、内周面に角を有する角穴が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の電動過給機。
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