JP6051774B2 - 画像処理装置、電子機器、及びデータ変換方法 - Google Patents

画像処理装置、電子機器、及びデータ変換方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、電子機器、及びデータ変換方法等に関する。
従来、色調整処理等の画像処理を行う場合、予め生成されたテーブルデータを画像データに基づいて参照し、入力階調値に対応する出力階調値に変換することで実現される。テーブルデータとして、全入力階調値及び全出力階調値に対応するデータを保持する場合、例えばRGB888フォーマットの画像では2×8×3(R,G,B)分のデータ記憶領域が必要となり、リソースを膨大に消費してしまう。そこで、テーブルデータには、全入力階調値のうちサンプリングした入力階調値と、これに対応する出力階調値とをルックアップテーブル(Look-Up Table:以下、LUT)として保持しておき、テーブルデータのないところは補間処理により補うことが行われる。
このような画像処理に好適なLUTに関する技術については、種々提案されている。例えば特許文献1には、画像のブロック毎に表示むら補正データを保持することにより全ブロックにガンマ補正データを保持する場合に比べてデータ記憶領域の容量を低減するようにした映像信号補正装置が開示されている。また、例えば特許文献2には、同一の階調補正特性データを保持する2つのLUTを設け、各LUTが線形補間演算に用いる端点2点の出力階調値を出力することで、高速に階調補正特性データを読み出すようにした画像処理回路が開示されている。
特開平5−64110号公報 特開2005−135157号公報
しかしながら、特許文献1又は特許文献2に開示された技術では、画像処理の特性カーブがどのような特性を有していても高精度な出力階調値を得るために、等間隔でサンプリングされた入力階調値に対して出力階調値を出力するようになっている。そのため、特性カーブの曲率の大小にかかわらずテーブルデータが保持され、無駄にデータ記憶領域の容量が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の幾つかの態様によれば、少ないリソースで高精度な画像処理を実現する画像処理装置、電子機器、及びデータ変換方法等を提供することができる。
(1)本発明の第1の態様は、各々が入力データに対応し、順番に並ぶ第1の格子点、第2の格子点、及び第3の格子点を有するルックアップテーブルを記憶する画像処理装置が前記第1の格子点に対応して第1の格子点データを記憶し、前記第2の格子点に対応して第2の格子点データを記憶し、前記第3の格子点に対応して第3の格子点データを記憶する格子点データ記憶部と、前記第1の格子点と前記第2の格子点との間の第1の格子点間隔に対応した制御データが設定される第1の格子点間隔設定レジスターと、前記第2の格子点と前記第3の格子点との間の第2の格子点間隔に対応した制御データが設定される第2の格子点間隔設定レジスターと、前記入力データが前記第1の格子点と前記第2の格子点との間にあるか否かを判定する第1の判定部と、前記入力データが前記第2の格子点と前記第3の格子点との間にあるか否かを判定する第2の判定部と、前記第1の判定部及び前記第2の判定部の判定結果を用いて、前記第1の格子点データと前記第2の格子点データとに基づく第1の補間データ、又は前記第2の格子点データと前記第3の格子点データとに基づく第2の補間データを出力する補間部とを含む。
本態様においては、ルックアップテーブルを記憶する画像処理装置において、各格子点間隔を設定するための格子点間隔設定レジスターを設け、入力データにより特定される格子点の間隔を設定できるようにした。これにより、格子点間隔が等間隔に固定される場合のルックアップテーブルのデータ記憶領域と同じ記憶領域であっても、画像処理の特性カーブの曲率に応じて格子点を割り当てることができるので、誤差の小さい補間が可能となる。従って、本態様によれば、少ないリソースで高精度な画像処理の実現に寄与することができるようになる。
(2)本発明の第2の態様に係る画像処理装置では、第1の態様において、前記第1の格子点間隔及び前記第2の格子点間隔の各々は、2のべき乗間隔である。
本態様によれば、上記の効果に加えて、例えば入力データが格子点間隔内にあるか否かを判定する場合に入力データの下位ビットを参照して判定する必要がなくなるため、ハードウェア構成を大幅に簡素化することができるようになる。
(3)本発明の第3の態様に係る画像処理装置では、第1の態様又は第2の態様において、前記補間部は、前記第1の判定部及び前記第2の判定部の判定結果に対応した2つの格子点の各格子点データを線形補間した補間データを出力する。
本態様によれば、ルックアップテーブルを構成する格子点の間隔を設定できるようにしたので、格子点を効率的に割り当てることができ、より誤差の少ない補間が可能となる。従って、複雑な補間演算を行う必要がなくなり、上記の効果に加えて、補間演算を簡素化することができるようになる。
(4)本発明の第4の態様に係る画像処理装置では、第1の態様乃至第3の態様のいずれかにおいて、前記第1の判定部は、基準値と、該基準値及び前記第1の格子点間隔に対応した値の第1の加算値とに基づいて、前記入力データが、前記第1の格子点と前記第2の格子点との間にあるか否かを判定する。
本態様によれば、第1の格子点間隔設定レジスターの設定値を用いて加算することにより、入力データが第1の格子点間隔内にあるか否かを判定することができるようになるので、非常に簡素な構成で格子点の間隔を任意に変更することができる。
(5)本発明の第5の態様に係る画像処理装置では、第4の態様において、前記第2の判定部は、前記第1の加算値と、前記第1の加算値及び前記第2の格子点間隔に対応した値の第2の加算値とに基づいて、前記入力データが、前記第2の格子点と前記第3の格子点との間にあるか否かを判定する。
本態様においては、第2の格子点間隔設定レジスターの設定値を用いて加算することにより、入力データが第2の格子点間隔内にあるか否かを判定することができるようになる。そのため、非常に簡素な構成で、各格子点間隔を任意に変更して、格子点を効率的に割り当てることができるようになる。
(6)本発明の第6の態様は、電子機器が、第1の態様乃至第5の態様のいずれかの画像処理装置を含む。
本態様によれば、ルックアップテーブルを用いて画像処理を行う場合に、少ないリソースで高精度な画像処理を実現する画像処理装置を提供することができるようになる。
(7)本発明の第7の態様は、入力データに対応し、順番に並ぶ第1の格子点、第2の格子点、及び第3の格子点を有するルックアップテーブルを用いたデータ変換方法が、前記第1の格子点と前記第2の格子点との間の第1の格子点間隔に対応した制御データが第1の格子点間隔設定レジスターに設定される第1の格子点間隔設定ステップと、前記第2の格子点と前記第3の格子点との間の第2の格子点間隔に対応した制御データが第2の格子点間隔設定レジスターに設定される第2の格子点間隔設定ステップと、前記入力データが前記第1の格子点と前記第2の格子点との間にあるか否かを判定する第1の判定ステップと、前記入力データが前記第2の格子点と前記第3の格子点との間にあるか否かを判定する第2の判定ステップと、前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップの判定結果を用いて、前記第1の格子点及び前記第2の格子点の各格子点の格子点データを補間した第1の補間データ、又は前記第2の格子点及び前記第3の格子点の各格子点の格子点データを補間した第2の補間データを出力する補間ステップとを含む。
本態様においては、ルックアップテーブルを用いてデータ変換を行う場合に、ルックアップテーブルを構成し入力データにより特定される格子点間の間隔を設定できるようにした。これにより、格子点間隔が等間隔に固定される場合のルックアップテーブルのデータ記憶領域と同じ記憶領域であっても、画像処理の特性カーブの曲率に応じて格子点を割り当てることができるので、誤差の小さい補間が可能となる。従って、本態様によれば、少ないリソースで高精度なデータ変換方法の実現に寄与することができるようになる。
(8)本発明の第8の態様に係るデータ変換方法は、第7の態様において、前記第1の格子点、前記第2の格子点、及び前記第3の格子点の各格子点に対応して格子点データを設定する格子点データ設定ステップを含む。
本態様においては、任意に格子点間隔が設定可能なルックアップテーブル構成する格子点に格子点データを設定できる。これにより、例えば画像処理の特性カーブにおいて曲率が大きな部分に格子点を多く割り当てることで、格子点数が少なくても誤差が小さいデータ変換が可能となる。
(9)本発明の第9の態様に係るデータ変換方法では、第7の態様又は第8の態様において、前記第1の格子点間隔及び前記第2の格子点間隔の各々は、2のべき乗間隔である。
本態様によれば、上記の効果に加えて、例えば入力データが格子点間隔内にあるか否かを判定する場合に入力データの下位ビットを参照して判定する必要がなくなるため、非常に簡素な構成でデータ変換を行うことができるようになる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置が適用される表示システムの構成例のブロック図。 本実施形態における画像処理装置の構成例のブロック図。 本実施形態の比較例における画像処理装置の動作説明図。 本実施形態における画像処理装置の動作説明図。 図2のLUT記憶部の要部の構成例のブロック図。 第1の判定部及び第2の判定部の動作説明図。 本実施形態における画像処理装置の要部の動作例のフロー図。 図5のLUT記憶部の構成例のブロック図。 図8の補間係数生成部の構成例のブロック図。 図8に対応する補間部の構成例のブロック図。 図11(A)、図11(B)は図10の補間処理回路の動作説明図。 本実施形態における画像処理装置が適用された電子機器の構成例のブロック図。 本実施形態における画像処理装置が適用された電子機器の他の構成例のブロック図。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の課題を解決するために必須の構成要件であるとは限らない。
図1に、本発明の一実施形態に係る画像処理装置が適用される表示システムの構成例のブロック図を示す。なお、図1は、本実施形態における画像処理装置が適用されるシステムが表示システムである例を表すが、本実施形態における画像処理装置が適用されるシステムが図1に示すシステムに限定されるものではない。
表示システム10は、ホスト20と、駆動部30と、表示部40と、画像処理装置100とを備えている。
ホスト20は、表示部40に表示する画像に対応した画像データと、該画像データに対応した制御信号とを、画像処理装置100に供給する。この制御信号は、対応する画像データを画像処理装置100に書き込むための制御信号や、該画像データに対応したドットクロック、水平同期信号及び垂直同期信号等の表示制御信号を含む。
画像処理装置100は、ホスト20からの画像データに対して例えば色調整処理等の画像処理を行い、表示制御信号に対応した表示タイミングに同期して、画像処理後の画像データを駆動部30に供給する。このとき、画像処理装置100は、内部に記憶するLUTを参照して、ホスト20からの画像データに応じて出力すべき階調値を生成することで、色調整処理等の画像処理を行う。
駆動部30は、画像処理装置100からの画像データに基づいてガンマ補正等を行いながら、表示部40に出力する駆動信号を生成し、該駆動信号を表示部40に供給する。この駆動信号として、表示用の画像データ、及び表示に必要な制御信号等が含まれる。
表示部40は、例えば液晶表示(Liquid Crystal Display:以下、LCD)パネルにより構成され、駆動部30からの駆動信号に基づいて、対応する液晶素子を駆動することにより、画像を表示する。
図2に、本実施形態における画像処理装置100の構成例のブロック図を示す。図2の画像処理装置100は、図1の表示システム10に適用される。
画像処理装置100は、画像入力インターフェース(InterFace:以下、IF)部110と、制御IF部120と、第1の画像処理部130と、色調整部140と、第2の画像処理部160と、画像出力IF部170とを備えている。色調整部140は、LUT記憶部(広義には、LUT記憶装置)150を備えている。LUT記憶部150は、R,G,Bの色成分毎にLUTを記憶する。
画像入力IF部110には、図1に示すようにホスト20が接続され、ホスト20との間で画像データの入力IF処理を行う。このとき、画像入力IF部110は、ホスト20からの例えばRGBフォーマット又はYUVフォーマットの画像データの入力を受け付ける。
制御IF部120には、ホスト20が接続される。制御IF部120は、図示しない制御レジスターを備え、ホスト20からの制御信号等により制御レジスターに設定される制御データに応じた制御信号を、画像処理装置100の各部に出力する。このような制御IF部120は、例えばI2C(Inter Integrated Circuit)インターフェースやSPI(Serial Peripheral Interface)インターフェースに従ってホスト20との間でIF処理を行う。
第1の画像処理部130は、画像入力IF部110からの画像データに対して第1の画像処理を行い、第1の画像処理後の画像データを色調整部140に出力する。この第1の画像処理としては、例えばRGBフォーマットの画像データをYUVフォーマットの画像データに変換する処理や、その逆方向の変換処理等が考えられる。また、第1の画像処理として、色補正処理であってもよい。
色調整部140は、第1の画像処理部130からの画像データに対して、LUT記憶部150に記憶されたLUTを参照して色調整処理(広義には、画像処理)を行い、色調整処理後の画像データを第2の画像処理部160に出力する。
第2の画像処理部160は、色調整部140からの画像データに対して第2の画像処理を行い、第2の画像処理後の画像データを画像出力IF部170に出力する。この第2の画像処理としては、例えばエッジ強調等のフィルター処理等が考えられる。
画像出力IF部170には、図1に示すように駆動部30が接続され、駆動部30との間で画像データの出力IF処理を行う。
このような構成を有する画像処理装置100において、色調整部140が備えるLUT記憶部150は、LUTを構成する格子点に対応した格子点データを記憶する。LUTを構成する各格子点は、入力データである第1の画像処理後の画像データに基づいて特定される。このLUT記憶部150には、ホスト20により、制御IF部120を介し、各格子点に対応して格子点データが設定される。また、LUT記憶部150は、LUTを構成する各格子点間の間隔が変更可能に構成され、ホスト20により、制御IF部120を介して設定される。これにより、本実施形態によれば、格子点間隔が等間隔に固定される場合に比べて、特性カーブの曲率が大きいところに集中して格子点を設定することにより、格子点データを用いた補間処理の誤差を小さくして高精度が画像処理を実現することができる。
図3に、本実施形態の比較例における画像処理装置の動作説明図を示す。図3は、横軸に入力階調値、縦軸に出力階調値をとり、RGBのうち1つの色成分用のLUTに対応した特性カーブU1の一例を表している。
LUTを構成する格子点は、入力データに対応している。例えば特許文献2に開示されているように、入力データである画像データの上位の固定ビットをメモリーアドレスとして、LUTを記憶するメモリーに入力すると、汎用的なLUTを記憶するためには、格子点間隔は、等間隔に固定せざるを得ない。このとき、LUTには、特性カーブU1上で等間隔の格子点P1´〜P5´の各々に対応した格子点データが設定される。
ところが、図3に示すように格子点によって特性カーブU1の曲率が異なり、大まかに格子点を設けて直線近似が可能な部分と、なるべく格子点間隔を狭くして補間する必要がある部分とが存在する。従って、図3に示す特性カーブU1を参照して高精度な出力階調値を得ようとすると、重要性の低い格子点P4´が存在する一方、補間処理に必要な格子点Q1,Q2が存在する。例えば、入力データに基づいて、入力階調値「5」に対応する出力階調値(Dout´)を補間出力により求めようとすると、格子点P2´,P3´の格子点データを用いた補間演算により求めるため、補間誤差Δdが生ずる。
図4に、本実施形態における画像処理装置100の動作説明図を示す。図4は、横軸に入力階調値、縦軸に出力階調値をとり、図3と同様の特性カーブU1を表している。
本実施形態では、格子点間隔を任意に設定することにより、LUTには、特性カーブU1上の格子点P1〜P6の各々に対応した格子点データが記憶される。そのため、特性カーブU1上の曲率が大きいところに格子点をより多く設け、曲率が小さいところには格子点をより少なく設けることができる。例えば、入力データに基づいて、入力階調値「5」に対応する出力階調値(Dout)を補間出力により求めようとすると、格子点P3,P4の格子点データを用いた補間演算により求められ、補間誤差Δd1が補間誤差Δdより小さくて済む。
なお、図4は、説明の便宜上、図3に比べて格子点の数が増えているが、図3と同数の格子点を設定するようにしてもよい。
このように、本実施形態によれば、格子点間隔が等間隔に固定される場合より少ないリソースで、同等の精度の画像処理を実現することができるので、より少ないリソースで、高精度な画像処理の実現に寄与することができるようになる。
以下、本実施形態におけるLUT記憶部150の構成例について説明する。
図5に、図2のLUT記憶部150の要部の構成例のブロック図を示す。nは3以上の整数とし、説明の便宜上、図5には構成の一部のみを表す。ここで、入力データがRGBフォーマットの場合、LUT記憶部150は、色成分毎に図5の構成を備える。なお、図5に示すブロックのうち少なくとも1つのブロックが、図2に示す他のブロックに内蔵されていてもよい。
LUT記憶部150は、格子点データ記憶部200と、格子点間隔設定レジスター210と、加算部220と、複数の判定部と、複数のマスク部と、補間部250とを備えている。複数の判定部として、LUT記憶部150は、格子点間隔毎に設けられた第1の判定部230〜第(n−1)の判定部230n−1を備えている。また、複数のマスク部として、各判定部に対応して設けられた第1のマスク部240〜第(n−1)のマスク部240n−1を備えている。
格子点データ記憶部200は、LUTを構成する格子点P1〜Pnに対応するn個の格子点データ記憶部を備えている。nは、階調数以下の整数である。各格子点データ記憶部には、制御IF部120を介し、ホスト20により格子点データが設定される。
具体的には、格子点データ記憶部200は、第1の格子点データ記憶部202と、第2の格子点データ記憶部202と、第3の格子点データ記憶部202とを少なくとも備えている。ここで、第1の格子点データ記憶部202は、格子点P1(第1の格子点)に対応して第1の格子点データを記憶する。第2の格子点データ記憶部202は、格子点P2(第2の格子点)に対応して第2の格子点データを記憶する。第3の格子点データ記憶部202は、格子点P3(第3の格子点)に対応して第3の格子点データを記憶する。
格子点間隔設定レジスター210は、LUTを構成する格子点間の間隔である格子点間隔に対応する(n−1)個の格子点間隔設定レジスターを備えている。各格子点間隔設定レジスターには、制御IF部120を介し、ホスト20により格子点間隔に対応した制御データが設定される。
具体的には、格子点間隔設定レジスター210は、第1の格子点間隔設定レジスター212と、第2の格子点間隔設定レジスター212とを少なくとも備えている。第1の格子点間隔設定レジスター212は、格子点P1と格子点P2との間の第1の格子点間隔T1に対応した制御データが設定される。第2の格子点間隔設定レジスター212は、格子点P2と格子点P3との間の第2の格子点間隔T2に対応した制御データが設定される。
加算部220は、格子点間隔設定レジスター210を構成する各設定レジスターに設定された制御データを加算することにより、基準点からの格子点間隔を算出する。基準点は、格子点P1とすることができる。具体的には、加算部220は、基準点に対応した基準値から、各設定レジスターに設定された制御データを順番に加算することにより、各格子点間隔を順番に算出する。
第1の判定部230〜第(n−1)の判定部230n−1の各々は、各格子点間隔に対応して設けられる。例えば入力データDinが格子点P(sは、n以下の自然数)と格子点Ps+1との間の格子点間隔Tにあるか否かを判定する場合、各判定部は、次式に従って判定する。
Figure 0006051774
図6に、第1の判定部230及び第2の判定部230の動作説明図を示す。図6は、横軸に入力階調値、縦軸に出力階調値をとり、格子点P1に対応して第1の格子点データPD1、格子点P2に対応して第2の格子点データPD2、格子点P3に対応して第3の格子点データPD3を設定した例を表している。なお、第1の判定部230及び第2の判定部230を除く他の判定部についても、図6と同様である。
第1の判定部230は、入力データが格子点P1と格子点P2との間にあるか否かを判定する。そのため、第1の判定部230には、基準点に対応した基準値(DL1)と、該基準値及び第1の格子点間隔T1に対応した値の第1の加算値(DU1)とが入力される。そして、第1の判定部230は、基準値(DL1)と、第1の加算値(DU1)とに基づいて、入力データDinが、格子点P1と格子点P2との間にあるか否かを判定する。図6において、基準点を、格子点P1とは別の位置に設けているが、基準点を格子点P1と同じ位置に設けることが望ましい。この場合、第1の判定部230は、次式に従って、入力データが格子点P1と格子点P2との間にあるか否かを判定する。
Figure 0006051774
また、第1の判定部230は、補間係数生成部232を備えている。補間係数生成部232は、第1の格子点間隔T1内の入力データに応じて、後段の補間処理で用いる補間係数を生成する。そのため、補間係数生成部232は、第1の格子点間隔設定レジスター212に設定される制御データと、入力データとに基づいて補間係数を生成する。
同様に、第2の判定部230には、第1の加算値(DL2)と、該第1の加算値及び第2の格子点間隔T2に対応した値の第2の加算値(DU2)とが入力される。そして、第2の判定部230は、次式に従って、第1の加算値(DL2)と、第2の加算値(DU2)とに基づいて、入力データが、格子点P2と格子点P3との間にあるか否かを判定する。
Figure 0006051774
また、第2の判定部230は、補間係数生成部232を備えている。補間係数生成部232は、第2の格子点間隔T2内の入力データに応じて、後段の補間処理で用いる補間係数を生成する。そのため、補間係数生成部232は、第2の格子点間隔設定レジスター212に設定される制御データと、入力データとに基づいて補間係数を生成する。
なお、第(n−1)の判定部230n−1もまた、他の判定部と同様に、加算部220の加算結果に基づいて、入力データが、格子点P(n−1)と格子点Pnとの間にあるか否かを判定する。また、第(n−1)の判定部230n−1は、補間係数生成部を備えている。この補間係数生成部は、第(n−1)の格子点間隔T(n−1)内の入力データに応じて、後段の補間処理で用いる補間係数を生成する。そのため、この補間係数生成部は、第(n−1)の格子点間隔設定レジスターに設定される制御データと、入力データとに基づいて補間係数を生成する。
図5において、第1のマスク部240〜第(n−1)のマスク部240n−1の各々は、各判定部に対応して設けられる。
第1のマスク部240は、第1の判定部230の判定結果に基づいて、第1の格子点データ記憶部202に記憶される第1の格子点データ及び第2の格子点データ記憶部202に記憶される第2の格子点データをマスクする。具体的には、第1のマスク部240は、第1の判定部230により入力データが第1の格子点間隔T1にないと判定されたとき、後段に出力されるべき第1の格子点データ及び第2の格子点データを無効化する。
第2のマスク部240は、第2の判定部230の判定結果に基づいて、第2の格子点データ記憶部202に記憶される第2の格子点データ及び第3の格子点データ記憶部202に記憶される第3の格子点データをマスクする。具体的には、第2のマスク部240は、第2の判定部230により入力データが第2の格子点間隔T2にないと判定されたとき、後段に出力されるべき第2の格子点データ及び第3の格子点データを無効化する。
なお、第(n−1)のマスク部240n−1も同様に、対応する第(n−1)の判定部230n−1の判定結果に基づいて、第(n−1)の格子点データ及び第nの格子点データをマスクする。
補間部250は、第1の判定部230〜第(n−1)の判定部230n−1の判定結果に基づいて、対応する補間係数を用いて、隣接する2つの格子点の格子点データを補間した補間データDoutを出力する。このとき、補間部250は、2つの格子点の格子点データを線形補間した補間データを出力することが望ましい。これは、格子点間隔の設定によって格子点を効率的に割り当てることにより誤差の少ない補間が可能となるため、補間演算を複雑化する必要がないためである。従って、本実施形態によれば、補間演算を簡素化することができる。
即ち、補間部250は、第1の判定部230及び第2の判定部230の判定結果を用いて、第1の格子点データと第2の格子点データとに基づく第1の補間データ、又は第2の格子点データと第3の格子点データとに基づく第2の補間データを出力することができる。従って、補間部250は、第1の判定部230及び第2の判定部230の判定結果に対応した2つの格子点の各格子点データを線形補間した補間データを出力することができる。
図7に、本実施形態における画像処理装置100の要部の動作例のフロー図を示す。図7は、LUT記憶部150が、隣接して順番に並ぶ格子点P1〜P3を有するLUTを記憶する場合の色調整部140におけるデータ変換方法の動作例のフロー図を表す。
まず、ホスト20により、格子点P1と格子点P2との間の第1の格子点間隔T1に対応した制御データが第1の格子点間隔設定レジスター212に設定される。これにより、画像処理装置100(色調整部140)は、第1の格子点間隔設定を設定する(ステップS1、第1の格子点間隔設定ステップ)。
続いて、ホスト20により、格子点P2と格子点P3との間の第2の格子点間隔T2に対応した制御データが第2の格子点間隔設定レジスター212に設定される。これにより、画像処理装置100は、第2の格子点間隔T2を設定する(ステップS2、第2の格子点間隔設定ステップ)。
次に、画像処理装置100は、ホスト20により、格子点P1〜P3の各格子点に対応した格子点データが第1の格子点データ記憶部202〜第3の格子点データ記憶部202の各々に設定される(ステップS3、格子点データ設定ステップ)。
その後、画像処理装置100は、処理対象の画像データである入力データを待つ(ステップS4:N)。図2の構成の場合、色調整部140において、第1の画像処理部130による第1の画像処理後の画像データの入力を待つ。入力データがあったとき(ステップS4:Y)、画像処理装置100は、第1の判定部230において、この入力データが格子点P1と格子点P2との間にあるか否かを判定する(ステップS5、第1の判定ステップ)。
ステップS5において入力データが格子点P1と格子点P2との間にあると判定されたとき(ステップS5:Y)、画像処理装置100は、補間部250において、第1の格子点データと第2の格子点データとを用いて補間した第1の補間データを出力する(ステップS6)。
ステップS5において入力データが格子点P1と格子点P2との間にないと判定されたとき(ステップS5:N)、画像処理装置100は、第2の判定部230において、この入力データが格子点P2と格子点P3との間にあるか否かを判定する(ステップS7、第2の判定ステップ)。
ステップS7において入力データが格子点P2と格子点P3との間にあると判定されたとき(ステップS7:Y)、画像処理装置100は、補間部250において、第2の格子点データと第3の格子点データとを用いて補間した第2の補間データを出力する(ステップS8)。
即ち、ステップS6及びステップS8は、補間ステップに対応する。補間ステップでは、ステップS5及びステップS7の判定結果を用いて、格子点P1及び格子点P2の各格子点の格子点データを補間した第1の補間データ、又は格子点P2及び格子点P3の各格子点の格子点データを補間した第2の補間データを出力する。
ステップS7において入力データが格子点P1と格子点P2との間にないと判定されたとき(ステップS7:N)、ステップS6又はステップS8に続いて、処理を終了するとき(ステップS9:Y)、画像処理装置100は、一連の処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS9において処理をしないとき(ステップS9:N)、画像処理装置100は、ステップS4に戻って処理を継続する。
ところで、本実施形態において設定される格子点間隔は、2のべき乗間隔であることが望ましい。ここで、2のべき乗間隔とは、2(mは正の整数)単位の間隔を意味する。具体的には、本実施形態において、格子点間隔は、2,2,2,・・・で任意に設定されることが望ましい。こうすることで、ハードウェア構成を大幅に簡素化することができるようになる。
図8に、図5のLUT記憶部150の構成例のブロック図を示す。図8は、格子点間隔を2のべき乗間隔でのみ設定する場合のLUT記憶部150の構成のうち、補間部250を除く構成例を表し、図5と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。なお、図8は、説明の便宜上、LUT記憶部150が、格子点P1〜P4を有するLUTを記憶するものとする。
第1の判定部230は、入力データが格子点P1及び格子点P2の間にあるか否かの判定結果に対応したマスク信号msk1を第1のマスク部240に出力すると共に、補間係数生成部232によって生成された補間係数Coef0を出力する。マスク信号msk1は、入力データが格子点P1及び格子点P2の間にあると判定されたときHレベルとなり、それ以外のときLレベルとなる。第1のマスク部240は、第1の格子点データとマスク信号msk1との論理積演算結果である出力データGL0を出力する。また、第1のマスク部240は、第2の格子点データとマスク信号msk1との論理積演算結果である出力データGU0を出力する。
図9に、図8の補間係数生成部232の構成例のブロック図を示す。図9は、補間係数生成部232の構成例を表すが、他の補間係数生成部の構成も同様である。
補間係数生成部232は、ビット抽出部270と、正規化部272とを備えている。
ビット抽出部270には、対応する第1の格子点間隔設定レジスター212に設定された制御データが入力され、該制御データに基づいて入力データから下位ビットを抽出する。具体的には、第1の格子点間隔T1として2が設定されているとき、ビット抽出部270は、入力データの下位mビットを抽出する。
正規化部272は、上記の制御データに基づいてビット抽出部270によって抽出された下位ビットを正規化して補間係数Coef0として出力する。具体的には、第1の格子点間隔T1として2が設定されているとき、正規化部272は、ビット抽出部270によって抽出された下位mビットのデータに対して、mビットの右シフト演算し、右シフト演算後のデータを補間係数Coef0として出力する。
図8において、第2の判定部230は、同様に、入力データが格子点P2及び格子点P3の間にあるか否かの判定結果に対応したマスク信号msk2を第2のマスク部240に出力すると共に、補間係数生成部232によって生成された補間係数Coef1を出力する。マスク信号msk2は、入力データが格子点P2及び格子点P3の間にあると判定されたときHレベルとなり、それ以外のときLレベルとなる。第2のマスク部240は、第2の格子点データとマスク信号msk2との論理積演算結果である出力データGL1を出力する。また、第2のマスク部240は、第3の格子点データとマスク信号msk2との論理積演算結果である出力データGU1を出力する。
第3の判定部230は、入力データが格子点P3及び格子点P4の間にあるか否かの判定結果に対応したマスク信号msk3を第3のマスク部240に出力すると共に、補間係数生成部232によって生成された補間係数Coef2を出力する。マスク信号msk3は、入力データが格子点P3及び格子点P4の間にあると判定されたときHレベルとなり、それ以外のときLレベルとなる。第3のマスク部240は、第3の格子点データとマスク信号msk3との論理積演算結果である出力データGL2を出力する。また、第3のマスク部240は、第4の格子点データとマスク信号msk3との論理積演算結果である出力データGU2を出力する。
図10に、図8に対応する補間部250の構成例のブロック図を示す。図10において、図9と同様の部分には同一符号を付している。
補間部250は、補間処理回路252と、第1の選択出力部254〜第3の選択出力部254とを備えている。
第1の選択出力部254は、第1の判定部230〜第3の判定部230から補間係数Coef0〜Coef2のいずれか1つを補間係数Coefとして選択出力する。各判定部により入力データが当該格子点間隔内にないと判定されたとき、対応する補間係数をLレベルに固定する場合、第1の選択出力部254の機能は、補間係数Coef0〜Coef2の論理和演算により実現される。
第2の選択出力部254は、出力データGL0〜GL2のいずれか1つを出力データGLとして選択出力する。各判定部により入力データが当該格子点間隔内にないと判定されたとき、対応する出力データをLレベルに固定する場合、第2の選択出力部254の機能は、出力データGL0〜GL2の論理和演算により実現される。
第3の選択出力部254は、出力データGU0〜GU2のいずれか1つを出力データGUとして選択出力する。各判定部により入力データが当該格子点間隔内にないと判定されたとき、対応する出力データをLレベルに固定する場合、第3の選択出力部254の機能は、出力データGU0〜GU2の論理和演算により実現される。
補間処理回路252は、第1の選択出力部254により選択された補間係数Coefを用いて、第2の選択出力部254及び第3の選択出力部254により選択された出力データGL,GUを線形補間し、補間データDoutとして出力する。
図11(A)、図11(B)に、図10の補間処理回路252の動作説明図を示す。図11(A)は、GU≧GLの場合の補間処理回路252の動作説明図を表す。図11(B)は、GU<GLの場合の補間処理回路252の動作説明図を表す。
GU≧GLの場合、補間処理回路252は、補間係数Coefを用いて、出力データGU,GLを次式に従って線形補間した補間データDoutを生成する。
Figure 0006051774
一方、GU<GLの場合、補間処理回路252は、補間係数Coefを用いて、出力データGU,GLを次式に従って線形補間した補間データDoutを生成する。
Figure 0006051774
このように格子点間隔として2のべき乗間隔のみを設定するように構成することで、入力データが格子点間隔内にあるか否かを判定する場合に入力データの下位ビットを参照して判定する必要がなくなる。そのため、ハードウェア構成を大幅に簡素化することができるようになる。
以上説明したように、本実施形態においては、LUTを構成する格子点同士の間隔である格子点間隔を任意に設定することができるようにした。これにより、格子点間隔が等間隔に固定される場合のLUTのデータ記憶領域と同じ記憶領域であっても特性カーブの曲率に応じて格子点を割り当てることができるので、誤差の小さい補間が可能となる。従って、本実施形態によれば、少ないリソースで高精度な画像処理の実現に寄与することができるようになる。例えば、LUTの格子点数が8ビットの画像データに対応する数であっても、10ビットの画像データ想到の分解能のLUTを実現することができる。
また、格子点間隔として2のべき乗間隔のみを設定するように構成することで、ハードウェア構成を大幅に簡素化することができるようになる。
〔電子機器〕
本実施形態における画像処理装置は、次のような電子機器に適用することができる。
図12に、本実施形態における画像処理装置が適用された電子機器の構成例のブロック図を示す。図12は、電子機器として、デジタルスチルカメラに適用される例を表す。
電子機器300は、画像センサー310と、記憶部320と、撮像処理部330と、表示パネル340と、表示モジュール350とを備えている。撮像処理部330は、表示コントローラー332と、画像処理部334と、処理部336とを備えている。表示モジュール350は、駆動部352と、表示部354とを備えている。
画像センサー310は、被写体からの光がレンズ等を通って結んだ像を、対応する画像信号に変換して出力し、その機能は、例えばCCD(Charge Coupled Device)等によって実現される。記憶部320は、画像センサー310から出力された画像信号を記憶し、撮像処理部330からの指示により適宜出力し、その機能は、公知のメモリー素子等によって実現される。
撮像処理部330は、電子機器300を構成する各部を制御する。表示コントローラー332は、駆動部を備えた表示パネル340に接続され、処理部336からの制御によって記憶部320から読み出された画像データに対して所与の画像処理を行い、画像処理後の画像データを表示パネル340に出力する。画像処理部334は、本実施形態における画像処理装置の機能を有する。このような画像処理部334は、処理部336からの制御によって記憶部320から読み出された画像データに対して、色調整処理等の画像処理を行い、画像処理後の画像データを表示モジュール350に出力する。処理部336は、撮像処理部330を構成する各部の制御を司る。
表示パネル340は、ユーザーが電子機器300の機能設定を操作する画面を表示したり、ユーザーが撮像した画像を表示したりして、その機能は、LCDパネルや有機エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence:以下、EL)パネル等によって実現される。
表示モジュール350は、電子ビューファインダー(Electrical View Finder:以下、EVF)として機能し、ユーザーが画像センサー310から得られた情報を、ファインダーをのぞきながら電子的に投影された画像を表示する。駆動部352は、画像処理部334からの画像データに対してガンマ補正を行い、ガンマ補正後の画像データに基づいて表示部354を駆動する。表示部354は、画像センサー310において撮像される画像を表示し、その機能は、LCDパネルや有機ELパネル等によって実現される。
なお、電子機器300は、上記の構成に加えて、SDメモリーカード等の外部記憶媒体にアクセスするためのインターフェース部を備え、該インターフェース部を介して撮像した画像データの書き込みや読み出しを行うようにしてもよい。
このような電子機器300によれば、小型でありながら、少ないリソースで高精度な画像処理が可能で、ユーザーにとって使い勝手を向上させることができるようになる。
図13に、本実施形態における画像処理装置が適用された電子機器の他の構成例のブロック図を示す。図13は、電子機器として、表示モジュールに適用される例を表す。
表示モジュール400は、画像処理部410と、駆動部420と、表示部430とを備えている。画像処理部410は、本実施形態における画像処理装置の機能を有する。このような画像処理部410は、入力された画像データに対して、色調整処理等の画像処理を行い、画像処理後の画像データを駆動部420に出力する。駆動部420は、画像処理部410からの画像データに対してガンマ補正を行い、ガンマ補正後の画像データに基づいて表示部430を駆動する。表示部430は、表示モジュール400に入力された画像データに対応した画像を表示し、その機能は、LCDパネルや有機ELパネル等によって実現される。
このような表示モジュール400は、上記のEVFとして機能することができる。このような表示モジュール400によれば、小型でありながら、少ないリソースで高精度な画像処理を実現することができるようになる。
なお、本実施形態における画像処理装置が適用された電子機器として、図12又は図13に示すものに限定されるものではない。例えば、情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS(Point of sale system)端末、プリンター、スキャナー、複写機、ビデオプレーヤー、タッチパネルを備えた機器等が挙げられる。上記のいずれかの実施形態が適用された電子機器において、小さい回路規模で、高精度な画像処理を実現することができる。
以上、本発明に係る画像処理装置、電子機器、及びデータ変換方法等を本実施形態に基づいて説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。例えば、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、次のような変形も可能である。
(1)本実施形態では、第1の格子点を格子点P1、第2の格子点を格子点P2、第3の格子点を格子点P3として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
(2)本実施形態では、補間部250が線形補間を行うものとして説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。補間部250は、戦記補間以外の補間処理を行うものにも本発明を適用することができる。
(3)本実施形態におけるLUTは、例えば図4に示す動作を行う構成を例に説明したが、本発明を、3次元LUTを構成する格子点間の格子点間隔に適用するようにしてもよい。
(4)本実施形態における格子点間隔の設定を、画像の種類によってダイナミックに切り替えるようにしてもよい。
(5)本実施形態において、本発明を画像処理装置、電子機器、及びデータ変換方法等として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、本発明は、本発明に係るデータ変換方法の処理手順が記述されたプログラムや、このプログラムが記録された記録媒体であってもよい。
10…表示システム、 20…ホスト、 30…駆動部、 40…表示部、
100…画像処理装置、 110…画像入力IF部、 120…制御IF部、
130…第1の画像処理部、 140…色調整部、 150…LUT記憶部、
160…第2の画像処理部、 170…画像出力IF部、
200…格子点データ記憶部、 202…第1の格子点データ記憶部、
202…第2の格子点データ記憶部、 202…第3の格子点データ記憶部、
202…第4の格子点データ記憶部、 210…格子点間隔設定レジスター、
212…第1の格子点間隔設定レジスター、
212…第2の格子点間隔設定レジスター、
212…第3の格子点間隔設定レジスター、 220…加算部、
230…第1の判定部、 230…第2の判定部、
230n−1…第(n−1)の判定部、
232,232,232n−1…補間係数生成部、 240…第1のマスク部、
240…第2のマスク部、 240n−1…第(n−1)のマスク部、
250…補間部、 252…補間処理回路、 254…第1の選択出力部、
254…第2の選択出力部、 254…第3の選択出力部、
270…ビット抽出部、 272…正規化部、 300…電子機器、
310…画像センサー、 320…記憶部、 330…撮像処理部、
332…表示コントローラー、 334,410…画像処理部、 336…処理部、
340…表示パネル、 350,400…表示モジュール、 352,420…駆動部、
354,430…表示部、Coef,Coef0,Coef1,Coef2…補間係数、
GL0,GL1,GL2,GU0,GU1,GU2…出力データ、
P1…格子点(第1の格子点)、 P2…格子点(第2の格子点)、
P3…格子点(第3の格子点)、 msk1,msk2,msk3…マスク信号

Claims (9)

  1. 各々が入力データに対応し、順番に並ぶ第1の格子点、第2の格子点、及び第3の格子点を有するルックアップテーブルを記憶する画像処理装置であって、
    前記第1の格子点に対応して第1の格子点データを記憶し、前記第2の格子点に対応して第2の格子点データを記憶し、前記第3の格子点に対応して第3の格子点データを記憶する格子点データ記憶部と、
    前記第1の格子点と前記第2の格子点との間の第1の格子点間隔に対応した制御データが設定される第1の格子点間隔設定レジスターと、
    前記第2の格子点と前記第3の格子点との間の第2の格子点間隔に対応した制御データが設定される第2の格子点間隔設定レジスターと、
    前記入力データが前記第1の格子点と前記第2の格子点との間にあるか否かを判定する第1の判定部と、
    前記入力データが前記第2の格子点と前記第3の格子点との間にあるか否かを判定する第2の判定部と、
    前記第1の判定部及び前記第2の判定部の判定結果を用いて、前記第1の格子点データと前記第2の格子点データとに基づく第1の補間データ、又は前記第2の格子点データと前記第3の格子点データとに基づく第2の補間データを出力する補間部と、を含み、
    前記第1の格子点間隔は、前記第2の格子点間隔より小さく、
    前記ルックアップテーブルに対応した特性カーブにおいて、前記第1の格子点と前記第2の格子点との間の平均曲率は、前記第2の格子点と前記第3の格子点との間の平均曲率より大きいことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の格子点間隔及び前記第2の格子点間隔の各々は、2のべき乗間隔であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補間部は、
    前記第1の判定部及び前記第2の判定部の判定結果に対応した2つの格子点の各格子点データを線形補間した補間データを出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の判定部は、
    基準値と、該基準値及び前記第1の格子点間隔に対応した値の第1の加算値とに基づいて、前記入力データが、前記第1の格子点と前記第2の格子点との間にあるか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の判定部は、
    前記第1の加算値と、前記第1の加算値及び前記第2の格子点間隔に対応した値の第2の加算値とに基づいて、前記入力データが、前記第2の格子点と前記第3の格子点との間にあるか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置を含むことを特徴とする電子機器。
  7. 入力データに対応し、順番に並ぶ第1の格子点、第2の格子点、及び第3の格子点を有するルックアップテーブルを用いたデータ変換方法であって、
    前記第1の格子点と前記第2の格子点との間の第1の格子点間隔に対応した制御データが第1の格子点間隔設定レジスターに設定される第1の格子点間隔設定ステップと、
    前記第2の格子点と前記第3の格子点との間の第2の格子点間隔に対応した制御データが第2の格子点間隔設定レジスターに設定される第2の格子点間隔設定ステップと、
    前記入力データが前記第1の格子点と前記第2の格子点との間にあるか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記入力データが前記第2の格子点と前記第3の格子点との間にあるか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップ及び前記第2の判定ステップの判定結果を用いて、前記第1の格子点及び前記第2の格子点の各格子点の格子点データを補間した第1の補間データ、又は前記第2の格子点及び前記第3の格子点の各格子点の格子点データを補間した第2の補間データを出力する補間ステップと、
    を含み、
    前記第1の格子点間隔は、前記第2の格子点間隔より小さく、
    前記ルックアップテーブルに対応した特性カーブにおいて、前記第1の格子点と前記第2の格子点との間の平均曲率は、前記第2の格子点と前記第3の格子点との間の平均曲率より大きいことを特徴とするデータ変換方法。
  8. 前記第1の格子点、前記第2の格子点、及び前記第3の格子点の各格子点に対応して格子点データを設定する格子点データ設定ステップを含むことを特徴とする請求項7に記載のデータ変換方法。
  9. 前記第1の格子点間隔及び前記第2の格子点間隔の各々は、2のべき乗間隔であることを特徴とする請求項7又は8に記載のデータ変換方法。
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