JP6051353B2 - 血中コレステロール上昇抑制剤 - Google Patents
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Description
[1]はるしずく、シュンライ、ファイバースノウ、イチバンボシ及びシルキースノウからなる群から選ばれる少なくとも1種の大麦の茎及び/又は葉の粉砕末を含有する血中コレステロール上昇抑制剤。
[2]前記血中コレステロール上昇抑制剤の固形分中の前記大麦の茎及び/又は葉の粉砕末の含有量が、乾燥質量で20質量%以上であることを特徴とする、[1]に記載の抗酸化剤。
[3]前記抗酸化剤の固形分中の前記大麦の茎及び/又は葉の粉砕末の含有量が、乾燥質量で80質量%以下であることを特徴とする、[1]又は[2]のいずれかに記載の血中コレステロール上昇抑制剤。
大麦の品種としては実に3万種以上の品種があることが知られているところ、本発明においては、ファイバースノウ、シルキースノウ、シュンライ、イチバンボシ及びはるしずく(特定品種)から選ばれる少なくとも1の品種の大麦の茎及び/又は葉の粉砕末を用いる。本明細書では、「茎及び/又は葉」を茎葉とよぶ場合がある。
安息角=tan−1(b/a)×180÷π(式中、a=シャーレ半径、b=堆積したサンプルの高さを表わす。)
%、より好ましくは35〜60質量%含有することがより好ましい。
本発明は、大麦の茎葉の粉砕末を含有する血中コレステロール上昇抑制剤に関するものである。
実施例1〜5として、はるしずく、シュンライ、ファイバースノウ、イチバンボシ及びシルキースノウを用いた。また、比較例1としてニシノホシを用いた。
被験試料として、上記の実施例及び比較例の大麦の茎葉を用いた。これを水洗いし、付着した泥などを除去し、5〜10cm程度の大きさに切断する前処理を行った。前処理した茎葉を、90〜100℃の熱湯で90秒間〜120秒間、1回のみブランチング処理し、その後、冷水で冷却した。続いて、得られた茎葉を、水分量が5質量%以下となるまで、乾燥機中で、20分間〜180分間、80℃〜130℃の温風にて乾燥させた。乾燥した茎葉を、ミキサーを用いて、約1mmの大きさに粉砕処理した。得られた大麦の茎葉を、粉砕機を用いて、200メッシュ区分を90%以上が通過するように粉砕処理し、大麦の茎葉の粉砕末を得た。
6週齢の雄性Wistar系ラット(九動社)にMF固形飼料(オリエンタル酵母工業社)及び水を5日間自由摂取させて馴化した。馴化後の7週齢の雄性Wistar系ラットについて、体重の平均値がほぼ均一となるように下記表2に示すとおりに群分けし、それぞれの粉末飼料を、給餌開始日を0日目として、28日間自由摂取させて飼育した。ただし、群分けでは、試験開始前(−1〜0日目)の糞便個数に各群で有意差がみられないように考慮した(優先順位:体重値>糞便個数)。
給餌29日目に、一晩絶食させたラットの静脈より一定量採血した。採血後、血液試料を30分間以上室温で放置した後、遠心(8000rpm、20分、4℃)に供することにより、血清を採取した。血清は、コレステロール濃度の測定に供するまで、−30℃にて保存した。得られた血清を用いて、血中コレステロール濃度を、市販のキットであるコレステロールE−テストワコー(和光純薬工業社)を用いて血清中総コレステロール量として測定した。測定結果を図1に示す。
図8に示されているとおり、血中コレステロール濃度は、コントロール群に対して、被験物質を用いた試験群の方が総じて低かった。驚くべきことに、実施例群(はるしずく、シュンライ、ファイバースノウ、イチバンボシ及びシルキースノウ)については、比較例群(ニシノホシ)に対して、血中コレステロール濃度が低くなるという傾向を示した。したがって、はるしずく、シュンライ、ファイバースノウ、イチバンボシ及びシルキースノウの茎葉末は、摂取されることにより、血中コレステロール濃度を低下する、ひいては血中コレステロール上昇を抑制するという効果を有することが示された。
Claims (3)
- はるしずく、シュンライ、ファイバースノウ、イチバンボシ及びシルキースノウからなる群から選ばれる少なくとも1種の大麦の茎及び/又は葉の粉砕末を含有する血中コレステロール上昇抑制剤。
- はるしずく、シュンライ、ファイバースノウ、イチバンボシ及びシルキースノウからなる群から選ばれる少なくとも1種の大麦の茎及び/又は葉の粉砕末を含有する血中コレステロール上昇抑制用組成物。
- はるしずく、シュンライ、ファイバースノウ、イチバンボシ及びシルキースノウからなる群から選ばれる少なくとも1種の大麦の茎及び/又は葉の粉砕末を含有する血中コレステロール上昇抑制用飲食品組成物。
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