JP6049237B2 - 眼科用レンズのベースカーブを選択するための方法および関連するメガネレンズの製造方法 - Google Patents

眼科用レンズのベースカーブを選択するための方法および関連するメガネレンズの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は眼科用レンズに関し、より具体的には、メガネのための眼科用レンズのベースカーブを選択するための方法に関する。
従来、メガネレンズは依頼に応じ、仕様書に従って、個々の着用者に固有に、製造される。しかしながら、レンズは、通常、限られた数の半完成レンズブランクを用いて製造される。半完成レンズブランクには、前面と後面とがある。
本発明の枠組みにおいては、またISO基準13666:1998(E/F)(眼科光学−メガネレンズ−ボキャブラリー)によれば、前面の湾曲は「ベースカーブ」と呼ばれる。
ベースカーブはたいてい、標準屈折率1.53について言い表されるが、別の屈折率もベースカーブに言及かつ言い表すために用いられてよい。
半完成レンズブランクの前面はたいてい、最終レンズの最終的前面表面となるよう意図されており、別の面は、最終レンズの光学系が着用者の眼科の処方に合うよう、機械加工される。前面がわずかに機械加工されるかもしれないが、前面の湾曲が変わることはない。
半完成レンズブランクはたいてい、射出成形あるいは鋳型に流し込むことで得られる。それらはまた、ブランクを機械加工することによっても作られ得る。
製造業者は、一般に、自らのベースカーブをそれぞれ有する一連の半完成レンズブランクを作る。この「ベースカーブシリーズ」は、前面の湾曲が徐々に増加する半完成レンズブランクのシステムである(たとえば、+0.50D、+2.00D、+4.00Dなど)。
ベースカーブシリーズの半完成レンズブランクの前面表面は、スタート点としての役割を果たし、当該スタート点から後面表面の光学表面が算出され、着用者の処方(あるいは焦点力)に従って最終レンズが製造される。
「ベースカーブシリーズ」の半完成レンズブランクの前面表面は、球面、非球面、累進付加面でよい。
例では、累進付加レンズ(PAL)は、球面あるいは非球面の前面表面を有する半完成レンズブランクによって製造され、累進付加面は機械加工されて最終レンズの後面を形作る。それらはまた、累進付加面を有する半完成レンズブランクによって製造されてもよく、ブランクの後面は、球面あるいは円環状面を形作るように機械加工される。累進付加面を有する半完成レンズブランクによってPALを製造することも可能であり、かつレンズブランクの後面を、第2の累進付加面を得、「二重付加」PALを提供するよう機械加工することも可能である。
シリーズにおけるそれぞれのベースカーブは従来的に、製造業者によって特定されているような、処方の範囲を作るために用いられる。製造業者は、シリーズにおけるそれぞれのベースカーブのために、推奨された処方範囲を提供する、ベースカーブ選択チャートを用いる。代表的なベースカーブ選択チャートの例は特許文献1に開示されており、図23AからCまでのベースカーブシリーズは5つのベースカーブを備えている。選択チャートは、球面屈折力SPHと乱視を矯正するための円柱屈折力CYLに応じて、所定の処方に従って選ばれるべき特有のベースカーブを示している。開示された選択チャートは、累進付加レンズ(PAL)に関連し、当該累進付加レンズにおいては、遠用部と近用部との間で、連続的に屈折力が変わる。同じタイプの選択チャートは、あらゆる種類の眼科用レンズ、たとえば単焦点レンズ(球面および/あるいは円環)、二焦点レンズ、非球面レンズ、PALに、広範囲にわたって用いられる。
一般的な傾向は、鋳型の数とストックコストと在庫要求とを最小限にするために、ベースカーブシリーズのベースカーブ数を制限している。標準的なベースカーブシリーズは、20以下のベースカーブを備えており、例としては、10以下、望ましくは5から8のベースカーブを備えている。
上述の標準的なベースカーブ選択チャートが、所定の着用者用の眼科用レンズを製造するために広範囲に用いられるとしても、改善されたベースカーブ選択方法の必要性が残ったままである。
これは主に、着用者の視覚的好みあるいは美的基準に従って増加する、メガネレンズのカスタマイズの必要性によるものである。
米国特許第6,948,816号明細書
それゆえ本発明の目的は、最終レンズの所定の処方に従って、光学的な質を著しく低下させることなく、所定のベースカーブシリーズにおけるベースカーブの選択パネルを向上させることである。
この目的は本発明に従い、以下のステップ、すなわち、
複数のベースカーブから成るベースカーブシリーズを提供するステップと、
処方データに従ってターゲットレンズを、たとえば算出によって提供するステップと、
処方データに従って、ベースカーブが算出されたレンズを算出するステップと、
たとえば選択によって、少なくとも1つの光学的パラメータおよび/あるいは幾何学的パラメータのために、ベースカーブが算出されたレンズの値と、前記パラメータのターゲットレンズ値との差のための閾値を提供するステップと、
前記パラメータのための前記差が、選択された閾値以下になる、ベースカーブシリーズのベースカーブのリストを決定するステップと、を備える、所定の処方データに従って眼科用レンズのためのベースカーブを選択するための方法によって達成される。
実施形態に従えば、ベースカーブを選択するための方法は、選ばれた設計図に従って実施される。
上の実施形態に従えば、ベースカーブシリーズとターゲットレンズとは、選ばれた設計図に従って提供される。
本発明に従えば、かつ所定の処方用に見込まれるベースカーブのリストを決定することによって、カスタマイズ基準に合うように、適当なベースカーブが選ばれる。
本発明の枠内においては、次の用語は、ここで以下に示される意味を有する。
光学的表面の「湾曲」は、前記表面のある領域あるいは特定点における湾曲である。もし表面が球面ならば、湾曲は一定であり、いずれの箇所においても決定され得る。もし表面が単焦点非球面であれば、その湾曲は、たいてい、視覚的中心において測定あるいは決定される。もし表面が累進付加面であれば、その湾曲は、たいてい、遠視点において測定あるいは決定される。上述の点は、しかし、本発明に係る湾曲が測定あるいは決定される点を限定するべきではない。
「ターゲットレンズ」は、着用者の処方と選ばれた設計図とに従った、仮想光学関数を有する。
「設計図」は、一般的光学系の光学関数を定義するのを認めるパラメータのセットを指定する技術に精通した者によって知られる、広範囲に用いられる表現である。眼科用レンズ製造業者はそれぞれ、特に非球面レンズとPAL用に自身の設計図を有している。例では、PALの「設計図」は、あらゆる距離ではっきりと見るための老眼者の能力を回復させ、さらに、中心視覚、中心外視覚、両眼視力のような生理的なすべての視覚機能を最適に顧慮し、かつ、望ましくない非点収差を最小限にするために、累進表面を最適化した結果である。PALの「設計図」は、商品化される前に、厳格な臨床試験によってテストされる。
レンズの「光学的特性」とも呼ばれる「光学的パラメータ」は、レンズを通る光線の修正と関連して、光学力、非点収差、収差などのデータのような、着用者にとっての視覚的パフォーマンスに対する効果を有するパラメータとして定義される。
「幾何学的パラメータ」は、厚さのデータあるいは体積のデータのような、レンズの物理的な特性に影響を及ぼすパラメータとして定義される。
「処方データ」は、光学力と、非点収差と、関連があれば追加との一連の光学的特性であり、たとえばその目の前に位置するレンズによって個人の視覚不良を修正するために、眼科医によって決定される。「非点収差」という用語は、振幅値と角度値によって形成されるデータのペアを意味するために用いられる。これは言語の誤用であるが、ときどき非点収差の振幅のみを意味するためにも用いられる。文脈から、当該技術に精通した者には、用語のどちらの用法が意図されているのか理解することができる。一般的に言えば、累進レンズ用の処方データは、遠視点における光学力の値と非点収差の値とを備え、妥当であれば付加値を備える。
「処方データに従って、ベースカーブが算出されたレンズを算出する」というのは、レンズの光学系を算出することを意味し、レンズの前面は前記ベースカーブに相当する、半完成レンズブランクの前面表面であり、後面は着用者の処方に合うように最適化される。所定の前面を有するレンズの光学系を算出することは、当該技術に精通した者に知られており、正確な方法の例は国際公開2007/017766号に記載されている。
組み合わせられてよい異なる実施形態に従えば、
ターゲットレンズは、チェルニングの楕円に従って、前面とともに算出され、
選択されるパラメータは、光屈折力と、総非点収差と、結果として生じる非点収差とを備えるリストにおいて選ばれる光学的パラメータであり、
ベースカーブが算出されたレンズと、ターゲットレンズとの間の、選択されるパラメータ値の差を算出するための方法は、二乗平均平方根(RMS)の差、ピークバレー(PV)の差、標準偏差、2点間の差を備えるリストにおいて選ばれ、
選択されるパラメータは、レンズの特定点あるいはある領域、例では、視覚的中心あるいはプリズム基準点(PRP)周辺の領域において決定される光学的パラメータであり、
レンズは累進付加レンズであり、選択されるパラメータは、遠視力領域の領域、近視力領域の領域、中間視力領域の領域、遠視力領域、近視力領域、中間視力領域の特定点、経線を備えるリストにおいて選ばれた箇所で決定される光学的パラメータであり、
選択される光学的パラメータの値の差は、単位ジオプトリーを用いて表され、その際、閾値は1ジオプトリー以下であり、例では、0.6ジオプトリー以下、あるいはさらに0.4ジオプトリー以下および/あるいは0.2ジオプトリー以上であり、
選択されるパラメータは、レンズの特定点あるいはある領域における厚さの値である幾何学的パラメータである。
本発明はまた、前述の方法によって提供される、ベースカーブのリストにおいて、カスタマイズされたベースカーブを選択するための方法に関し、その際、当該カスタマイズされたベースカーブは、カスタマイズ基準に従って選択される。
本発明はまた、前述の実施形態に従ってベースカーブを選択するための方法に関し、さらに、ベースカーブのリストにおいて、カスタマイズされたベースカーブを選択するステップを含んでおり、その際カスタマイズされたベースカーブはカスタマイズ基準に従って選択される。
前記方法の、異なる実施形態に従えば、
カスタマイズ基準は、最終レンズの厚さの値と、最終レンズの前面湾曲と、最終レンズの視覚的パフォーマンスとを備えるリストにおいて選択され、
最終レンズの湾曲はカスタマイズ基準であり、着用者が選んだメガネフレームに応じて選ばれ、
最終レンズの湾曲はカスタマイズ基準であり、着用者の習慣に従って選ばれる。
本発明はまた、以下のステップ、すなわち、
前述の方法に従って、カスタマイズされたベースカーブを選択するステップと、
最終レンズの前面表面としての前記ベースカーブに相当する、半完成レンズブランクの前面表面を提供するステップと、
最終レンズの後面表面を算出するステップと、を備える、所定の処方に従った眼科用レンズの光学系(OS)を算出するための方法に関する。
眼科用レンズの光学系(OS)を算出するための前記方法の実施形態に従えば、光学系(OS)は関数(OF)によって特定され、光学系(OS)は、方程式(EF1)によって定義される半完成レンズブランクの前面表面に相当する第1部分(F1)と、第2の方程式(EF2)によって定義される第2部分(F2)とを備えており、当該方法は、
仮想光学系(VOS)が、仮想関数(VOF)を生成するために用いられる、生成ステップ(GEN)と、
仮想関数(VOF)が、関数(OF)を得るために修正される、修正ステップ(MOD)と、
第2の方程式(EF2)が、関数(OF)と第1の方程式(EF1)とから算出される、算出ステップ(CAL)とを備える。
国際公開第2007/017766号は、眼科用レンズの光学系(OS)を算出するための、このような方法をいかにして実施するかを教示している。
本発明はまた、以下のステップ、すなわち、
前述の算出方法に従って、光学系を算出するステップと、
選択されるカスタマイズされたベースカーブを有するレンズブランクを提供するステップと、
算出された光学系に従って後面表面を機械加工するステップとを備える、眼科用レンズを製造する方法に関する。
本発明はまた、プロセッサにアクセス可能で、かつプロセッサによって実行されると、プロセッサに、前述の方法のうち少なくともいずれか1つのステップを実行させ、および/あるいは前述の方法のうちいずれかのステップを実行させる、1つあるいはそれ以上の記憶された指令のシーケンスを備えるコンピュータプログラム製品に関する。
本発明はまた、上述のコンピュータプログラム製品の、1つあるいはそれ以上の指令のシーケンスを運ぶコンピュータ可読媒体に関する。
明確に記載されない限り、以下の考察から明らかなように、本明細書を通じて、「演算」、「算出」、「生成」といった用語あるいは同様の用語を用いる考察は、コンピュータシステムのレジスタおよび/あるいはメモリ内の、たとえば電子的な、物理量として示されるデータを操作および/あるいは、当該データをコンピュータシステムのメモリ、レジスタ、あるいはその他の、情報ストレージ、伝送装置あるいは表示装置のようなものの中の物理量として類似して示されるその他のデータに変換する、コンピュータあるいはコンピュータシステム、あるいは類似の電子演算デバイスの動作および/あるいは処理について言及していることが分かる。
本発明の実施形態は、ここでオペレーションを実行するための装置を含んでよい。当該装置は、望まれる用途のために特に構成されてよく、あるいは汎用コンピュータあるいは、当該コンピュータに記憶されたコンピュータプログラムによって選択的に動作されるあるいは再設定されるデジタルシグナルプロセッサ(「DSP」)を備えていてよい。このようなコンピュータプログラムは、以下に限定されないが、たとえばフロッピーディスク(登録商標)、光ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、電気的プログラム可能型読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去プログラム可能型読み出し専用メモリ(EEPROM)、磁気カードあるいは光カードを含むディスクタイプ、あるいは、電子的な指令を記憶するのに適しかつコンピュータシステムバスと連結可能な別のタイプの媒体のようなコンピュータ可読ストレージ媒体に記憶されてよい。
ここで示される処理や表示は、特定のコンピュータあるいはその他の装置に本質的に関わるものではない。様々な汎用システムが、ここでの教示に従ってプログラムとともに使われてよく、あるいは、望まれる方法を実行するための、より特化された装置を構成するのに便利であることを証明するかもしれない。さまざまなこれらのシステムのために望まれる構成は、以下の記述から明らかとなるであろう。さらに、本発明の実施形態は、特定のプログラム言語に関連して記述されるものではない。さまざまなプログラム言語が、ここで記述されるような発明の教示を実行するために用いられてよいことが分かる。
本発明の、限定しない実施形態は、添付の図に関連して、以下のように記述される。
ベースカーブシリーズに応じた、RMS値の差の概略図である。 本発明に係る、PAL用の処方ごとに考えられ得るベースカーブの数を示すグラフである。 本発明に係る、非球面単焦点レンズ用の処方ごとに考えられ得るベースカーブの数を示すグラフである。 本発明に係る、カスタマイズされたベースカーブ選択のための、有用なツールであるチャートである。 本発明に係る、カスタマイズされたベースカーブ選択のための、有用なツールであるチャートである。 本発明に係る、カスタマイズされたベースカーブ選択のための、有用なツールであるチャートである。
図中の要素は、単純かつ明瞭に図示されており、必ずしも一定の縮尺で描かれてはいない。たとえば、図中の要素のいくつかの寸法は、本発明の実施形態をよりよく理解する助けとなるように、他の要素と比較して誇張されているかもしれない。
本発明の第1例に従えば、ベースカーブシリーズの12のベースカーブのセットが設けられている。
このシリーズのベースカーブの湾曲値は、次の湾曲値リスト、すなわち1.25;1.50;1.75;2.75;3.75;4.75;5.25;6.00;6.75;8.00;9.00;10.00に従って、1.25Dから10.00Dまで増加する。
前記ベースカーブシリーズに対応する、半完成レンズブランクの前面表面は、球面である。
ターゲットレンズは、処方データに従って算出される。
ターゲットレンズの設計図は、PALの設計図である。本実施形態に従えば、PALの設計図は、エシロール社によって商品化されたバリラックスコンフォート(登録商標)の設計図である。
図1は、このシリーズの、12の異なるベースカーブが算出されたレンズと、前記ベースカーブの湾曲に応じて算出されたターゲットレンズとの間の、2つの光学的パラメータの二乗平均平方根(RMS)値の差の線図を示している(単位ジオプトリー)。
10で表されているカーブ(正方形)は、光学的パラメータが光屈折力であるRMS値の差を図示している。
20で表されているカーブ(ひし形)は、光学的パラメータが、結果として生じる非点収差であるRMS値の差を図示している。
2つの、RMS値の差は、単位ジオプトリーで算出される。
前記の実施形態に従えば、遠距離領域の光屈折力は5.50ジオプトリーであり、付加光屈折力は3.50ジオプトリーである。
閾値Tvは、横軸に平行な線として表されている。
本発明の方法に従えば、カスタマイズ用に使用されてよいベースカーブシリーズのベースカーブのリストは、選択されるパラメータの差が閾値Tv以下にあるベースカーブから成る。図1の実施形態においては、選択されるベースカーブのリストは、4.75;5.25;6.00;6.75;8.00;9.00;10.00である。
本発明者は、1.0D未満の閾値Tを選べば有利であることを発見した。なぜなら、最終レンズを製造するために用いられ得るベースカーブの数が著しく増えると、最終レンズの光学的品質が満足のいくものとなることに気付いたからである。
閾値を0.6D以下、より好適には0.4D以下に限定した場合、最終レンズの光学的品質が若干改善される可能性がある。
閾値は、好適には0.2D以上である。
同様の論理が、たとえば厚さのパラメータのような幾何学的パラメータに当てはまる。例では、厚さのパラメータの閾値は、最も反ったベースカーブの許される最大限の厚みを、最も平らなベースカーブと比較したパーセンテージであってよい。前記最も反ったベースカーブと最も平らなベースカーブとは、あらかじめ選択されたベースカーブリスト、例では図1の結果のベースカーブリストにおいて選ばれてよい。最終的なベースカーブリストは、それから縮められ、光学的パラメータと幾何学的パラメータの両方を考慮する。
例では、かつ負レンズでは、許される最大限の厚みのパーセンテージは、端の最大の厚みとの関連で、あるいは所定のポイントにおける端の厚みとの関連で、あるいは所定の領域、たとえば鼻の領域あるいは側頭部の領域における端の最大の厚みとの関連で決定される直径に基づいて算出されてよい。
例では、かつ正レンズでは、許される最大限の厚みのパーセンテージは、視覚的中心あるいはPRPの厚みとの関連で算出されてよい。
レンズは、その平均の光屈折力がそれぞれ負と正である場合、通常それぞれ負レンズ、正レンズと呼ばれることに言及されなくてはならない。
例では、かつ選ばれた美的基準に依存して、厚さのパラメータ用の閾値は、許される最大限の厚みの10%から30%として選ばれる。
図2は、本発明に係る、PAL用の処方ごとに考えられ得るベースカーブの数を示すグラフを示しており、ベースカーブは、図1のベースカーブシリーズにおいて選ばれる。
選択は上述の方法に由来し、選択される最初のベースカーブリストは、光屈折力のRMS値の差と、60mmの直径に基づいて算出された総非点収差の両方に当てはめられる、0.4Dの閾値によって得られたものである。
選択される最終ベースカーブリストは、選択される最初のベースカーブリストから、および65mmの直径で許される最大限の厚みの30%の閾値を当てはめることで得られる(正レンズ用のPRPと、負レンズ用の端の最大の厚みに)。
結果として出たベースカーブの数は、遠視点で決定されて、最終レンズ用の処方の球面屈折力(SPH)と円柱屈折力(CYL)の値に応じて、図2に示される。例では、SPH=−2かつCYL=1の処方は、ベースカーブシリーズにおいて6ベースカーブのリストとなる。
考えられ得るベースカーブの数を示すグラフの他の例は図3に示されており、選ばれた設計図は、非球面単焦点レンズの設計図に相当する。
ベースカーブシリーズは、次の湾曲値リスト、すなわち、0.75;1.00;1.50;2.00;2.75;3.25;3.75;4.25;5.25;5.75;6.25;6.50;7.50;8.50に従って、0.75Dから8.50Dまで増加する14の湾曲値から成る。
前記ベースカーブシリーズに対応する半完成レンズブランクの前面表面は、球面である。選択は上述の方法に由来し、選択される最初のベースカーブリストは、光屈折力のRMS値の差のための0.3Dの閾値と、結果として生じた非点収差のRMS値の差のための0.2Dの閾値とによって得られたものである。
選択される最終ベースカーブリストは、選択される最初のベースカーブリストから、および65mmの直径で許される最大限の厚みの30%の閾値を、正レンズ用の視覚的中心と、負レンズ用の端の最大の厚みに当てはめることで得られる。
結果として出た、処方ごとのベースカーブの数は、最終レンズ用の処方の球面屈折力(SPH)と円柱屈折力(CYL)の値に応じて、図3に示される。例では、SPH=−2かつCYL=1の処方は、ベースカーブシリーズにおいて10ベースカーブのリストとなる。
所定のベースカーブシリーズおよび所定の処方に従った、ベースカーブリストを提供することにより、カスタマイズ基準を考慮に入れることが可能となり、かつ「カスタマイズされた」ベースカーブを選択するのが可能となる。本発明の枠内では、「カスタマイズされた」ベースカーブという表現は、カスタマイズ基準に最も合った所定のベースカーブシリーズの選択されるベースカーブのリストにおいて選ばれたベースカーブを指定するために用いられる。
本発明の実施形態に従えば、着用者は、最適化された視覚的パフォーマンスあるいは最小限の厚さあるいはレンズ湾曲に応じて、カスタマイズされたベースカーブを選ぶことを決めてよい。着用者は、1つあるいはいくつかのカスタマイズ基準を考慮に入れたいと思うかもしれない。例では、着用者は、選んだメガネフレームに最終レンズを適合させるために、望ましいレンズ湾曲を選ぶかもしれない。光学機器を新調する場合、着用者はまた、古いものに近い最終レンズの設計図と湾曲とを保持したがるかもしれない。
最小限の厚さ、特定点あるいは特定領域における厚さ、1つの同じメガネレンズ用の2つのレンズの組み合わせ基準、選ばれたフレームに従った最終レンズの形状基準、その他のいくつかの基準といった美的基準が、その結果考慮に入れられてよい。
本発明の実施形態に従えば、着用者は、最終レンズの視覚的パフォーマンスを最適化することを望む。複数の光学的基準が選ばれてよく、かつそれらの重要性が、重み付け基準に従って考慮に入れられてよい。以下の式(1)が計算される。
ここで、pは、基準iの重み付け係数であり、Cは、ベースカーブが算出されたレンズとターゲットレンズとの間の、基準iのための値の差である。
Cは、選択される異なるベースカーブの、選択されるベースカーブが算出されたレンズのために算出される。カスタマイズされたベースカーブは、Cの値が、選択されるベースカーブのためのCの値から成るリストにおいて最小となる、ベースカーブである。
例としては、C=(RMS_PO+RMS_AST)/2である。
ここで、RMS_POは、ベースカーブが算出されたレンズとターゲットレンズとの間の、光屈折力のRMS値の差である。
RMS_ASTは、ベースカーブが算出されたレンズとターゲットレンズとの間の、結果として出た非点収差のRMS値の差である。
もしその他のカスタマイズ基準が考慮されなくてはならないのであれば、パラメータCが閾値以下であるベースカーブのリストが提供される。
たとえば以下の4つのカスタマイズパラメータを考慮する特定の着用者のためのベースカーブを、選ぶのを助けることが可能である。すなわち、保証された視覚的パフォーマンス、最適な視覚的パフォーマンス、保証された厚さ、最適な厚さ、である。
図4aは、5つのベースカーブ、すなわちベース1からベース5が、保証された視覚的パフォーマンスの基準と保証された厚さの基準とに適合しているケースを示している。この図に従えば、視覚的パフォーマンスはベース1からベース5まで増加し、厚さはベース5からベース1に減少する。このようなチャートは、ベースカーブ選択のための有用なツールである。
図4aから4bにおいて、「GOP」は「保証された視覚的パフォーマンス」を意味し、「OOP」は「最適な視覚的パフォーマンス」を意味し、「OT」は「最適な厚さ」を意味し、「GT」は「保証された厚さ」を意味し、「OP」は「視覚的パフォーマンス」を意味し、「Base min」は湾曲が最小である選択されるリストのベースカーブに相当し、「Base max」は湾曲が最大である選択されるリストのベースカーブに相当する。
図4bは、5つのベースカーブ、すなわちベース1からベース5が、保証された光学的基準と保証された厚さの基準とに適合しているが、最適な視覚的パフォーマンスがベース4に達している、別のケースを示している。このようなチャートも、ベースカーブ選択のための有用なツールである。
本発明の、別の実施形態に従えば、着用者は、最終レンズの1つあるいはいくつかの視覚的パラメータと1つあるいはいくつかの厚さのパラメータとの最適化を望んでいる。
それぞれの処方について、選ばれたベースカーブが何であれ、視覚的パフォーマンスが一定であり続けるように、最終レンズの後面は、非球面化される。もし視覚的パフォーマンスの値が、互いに閾値未満で異なっていれば、当該視覚的パフォーマンスは、同等であるとみなされる。例では、直径40mmに決められたRMS_POとRMS_ASTとは、もしそれらが0.1D以上異なっていなければ、同等であるとみなされる。
閾値は厚さのパラメータのために提供され、これらの基準を顧慮するベースカーブのリストが確立される。
光学的パラメータおよび/あるいは厚さのパラメータのための閾値は、考慮されるべきレンズの領域に従って、あるいは累進帯長、眼・頭部係数、着用パラメータのようなレンズオプションに従って、異なる値とともに選ばれてよい。
この実施形態に従った、ベースカーブを選ぶための選択チャートは、図4cで示されており、最適なベースカーブの選択は、反り値(たとえば選ばれたフレームの反り値)と、最終レンズの厚さとを考慮に入れることで、行われる。
本発明の別の実施形態に従えば、カスタマイズ基準に従ってベースカーブのリストにおけるカスタマイズされたベースカーブを選択するための方法は、所定のメガネフレームを考慮に入れており、メガネフレームの前面ベースデータを提供するステップを備え、かつカスタマイズ基準は、メガネフレームのフロントベースから最も近いベースカーブを選んでいる。
その結果、従来技術のアプローチとは逆に、選ばれたフレームが、当該方法の入力データであり、さらに適したレンズが出力データであることが分かるであろう。
将来の着用者は最も見た目のよいフレームを選んでよく、レンズ供給者は、着用者の処方とフレームの選択との両方に適合する選択ができる。
別の形態に従えば、本発明は、以下のステップ、すなわち、
着用者のデータを提供するステップと、
本発明の選択方法に従って、カスタマイズされたベースカーブを選択するステップと、
眼科用レンズの前面表面とは異なる、少なくとも第2の光学的表面を生成するよう、少なくとも、着用者のデータから成る基準に従って、光学系(OS)を最適化するステップと、を備える、所定のメガネフレームに従って眼科用レンズの光学系(OS)を算出する方法に関する。
単独であるいは組み合わせて検討され得る、さらなる実施形態に従えば、
最適化ステップの間、エッジングパラメータが生成され、
最適化ステップの前に、本方法はさらに、メガネフレームの変形能データを提供するステップを備え、最適化ステップはさらに、少なくとも、メガネレンズの幾何学的データと変形能データ、および着用者のデータとから成る基準に従って、エッジングパラメータを最適化するステップを備え、
メガネフレームの幾何学的データは、メガネレンズの前面表面のジオプトリーにおいてカーブCを含んでおり、メガネフレームの変形能データはメガネレンズのジオプトリーにおいて変形能係数Cを含み、前面表面ベースはジオプトリーにおいてカーブCに相当し、エッジングパラメータは少なくとも、ジオプターにおいて斜面のカーブをCとする|C−C|≦Cに関して、算出された斜面を含み、
斜面は、メガネレンズのエッジに関して、指定された設計図モードと、以下の、すなわち
|C−C|≦Cの場合、C=C
|C−C|>CかつCl−C<0の場合、C=C−C
|C−C|>CかつCl−C>0の場合、C=C+C
である斜面のカーブとに従って算出され、
最適化ステップの前に、本方法はさらに、エッジングモードを提供するステップを含んでおり、
少なくとも1つの生成された光学表面は、眼科用レンズの後面表面であり、
少なくとも1つの生成された光学表面は、眼科用メガネレンズの前面表面と後面表面との間の層表面であり、
最適化基準はさらに、光学系(OS)の屈折率を備えており、
幾何学的データは、メガネフレームを測定することによって得られ、
幾何学的データは、メガネフレームのデータベースから得られ、
幾何学的データは、輪郭パラメータと、リファレンス形状とを備えており、
幾何学的データは、メガネフレームの3次元データを備えており、
幾何学的データは、メガネフレームの2次元データと、メガネフレームのカーブデータとを備えており、
幾何学的データは、メガネフレームのリムの内側輪郭データを備えており、
メガネレンズの幾何学的データはさらに、メガネレンズの前面の幾何学的データを備えており、
最適化基準はさらに、メガネレンズの厚さを備えている。
光学系(OS)は、光学関数(OF)によって特定され、少なくとも2つの光学表面は、第1の方程式(ES1)によって定義される第1の光学表面(S1)と、第2の方程式(ES2)によって定義される第2の表面(S2)とを備え、最適化ステップはさらに、
仮想光学系(VOS)が、仮想関数(VOF)を生成するために用いられる、生成ステップ(GEN)と、
仮想関数(VOF)が、関数(OF)を得るために修正される、修正ステップ(MOD)と、
第2の方程式(ES2)が、関数(OF)と第1の方程式(ES1)とから算出される、算出ステップ(CAL)と、を備える。
本ケースでは第1部分(F1)は、カスタマイズされたベースカーブに相当しかつその方程式(EF1)によって定義される半完成レンズブランクの前面表面に相当する。
国際公開第2007/017766号は、このような最適化の方法をいかにして実施するかを教示している。
別の形態に従えば、本発明は、以下のステップ、すなわち、
メガネフレームの幾何学的データを受信するステップと、
本発明に係る方法を用いて算出された眼科用レンズデータの光学系(OS)を受信するステップと、
算出された眼科用レンズを製造するステップと、を備える、眼科用レンズ製造方法に関する。
算出は製造業者の側で行われてよく、受信は内部受信であってよい。
単独であるいは組み合わせて検討され得る、さらなる実施形態に従えば、
メガネフレームはレンズを注文する側で選択され、幾何学的データが、算出ステップが処理されるレンズ製造業者の側で設置された演算デバイスに伝送され、
メガネフレームはレンズを注文する側で選択され、レンズ製造業者の側で製造された後に眼科用レンズは、エッジングパラメータとともに注文者の側に送られ、
メガネフレームはレンズを注文する側で選択され、レンズ製造業者の側で製造された後に眼科用レンズは、エッジが付けられ、エッジが付けられた眼科用レンズは注文者の側に送られ、
製造されたメガネレンズは、エッジが付けられると、選択されたメガネフレームに合わせられる。
本発明はまた、以下のステップ、すなわち、
メガネフレームを選択するステップと、
本発明に従って製造された眼科用レンズを、レンズ製造業者の側で注文するステップと、
エッジが付けられた眼科用レンズを、選択されたメガネフレームに合わせるステップと、を備える、眼科用レンズ注文方法に関する。
注文方法はさらに、注文者の側で行われる、眼科用レンズのエッジングステップを備えていてよい。
本発明を、一般的な発明のコンセプトの制限なしに、実施形態を用いて説明した。具体的には、最適化基準は述べられた例に限定されることはない。

Claims (9)

  1. 個人の視覚不良を修正するために決定される所定の処方データに従ってレンズを製造するための半完成レンズブランクを選択するための方法であって、各半完成レンズブランクは前面及び後面を有し、当該方法は、
    前面の曲率が異なる複数の半完成レンズブランクから成るベースカーブシリーズを提供する第1のステップと、
    前記所定の処方データに従ってターゲットレンズをコンピュータ手段によって算出する第2のステップと、
    前記ベースカーブシリーズの中の各半完成レンズブランクのそれぞれについて、前記所定の処方データに適合するように最適化された後面をコンピュータ手段によって算出する第3のステップと、
    前記ターゲットレンズの光学的パラメータまたは幾何学的パラメータと、前記最適化された後面を有する各半完成レンズブランクの光学的パラメータまたは幾何学的パラメータの差の絶対値を算出する第4のステップと、
    閾値を選定する第5のステップと、
    前記差の絶対値が、選定された前記閾値以下になる前記半完成レンズブランクを選択し、選択した前記半完成レンズブランクのリストを作成する第6のステップと、
    厚さの値,前面の曲率及び視覚的パフォーマンスのうちのいずれか一つ,また
    はそれらの組み合わせに基づいて、前記半完成レンズブランクのリストからレンズを製造するための半完成レンズブランクを選択する第7のステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 前記第2のステップにおいて、前記ターゲットレンズの前面はチェルニングの楕円に従って決定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第4のステップにおいて、光屈折力及び非点収差のいずれか一方、または光屈折力及び非点収差の双方について、差の絶対値が算出されることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の方法。
  4. 前記第4のステップにおいて、差の絶対値を算出するための方法は、二乗平均平方根(RMS)の差、ピークバレー(PV)の差、標準偏差、または2点間の差であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第4のステップにおいて、レンズの特定点あるいはある領域における光学的パラメータの差の絶対値が算出されることを特徴とする請求項3あるいは4に記載の方法。
  6. レンズは累進付加レンズであり、前記第4のステップにおいて、遠視力領域の領域、近視力領域の領域、中間視力領域の領域、遠視力領域、近視力領域、中間視力領域の特定点、及び経線のうちのいずれか一つの箇所、またはそれらを組み合わせた複数の箇所における光学的パラメータの差の絶対値が算出されることを特徴とする請求項3あるいは4に記載の方法。
  7. 前記第5のステップにおいて選定される閾値は1ジオプトリー以下であることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第4のステップにおいて、レンズの特定点あるいはある領域における厚さの値の差の絶対値が算出されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第7のステップにおいて、着用者が選んだメガネフレームのフロントベースに最も近い前面の曲率を有する半完成レンズブランクを選択することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の方法。
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