JP6046460B2 - 食器の洗浄方法 - Google Patents

食器の洗浄方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6046460B2
JP6046460B2 JP2012253418A JP2012253418A JP6046460B2 JP 6046460 B2 JP6046460 B2 JP 6046460B2 JP 2012253418 A JP2012253418 A JP 2012253418A JP 2012253418 A JP2012253418 A JP 2012253418A JP 6046460 B2 JP6046460 B2 JP 6046460B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
tableware
washing
cleaning
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012253418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014100239A (ja
Inventor
卓司 川村
卓司 川村
清章 吉川
清章 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2012253418A priority Critical patent/JP6046460B2/ja
Publication of JP2014100239A publication Critical patent/JP2014100239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6046460B2 publication Critical patent/JP6046460B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

本発明は食器の洗浄方法に関し、特に業務用の節水型食器洗浄機による食器の洗浄方法に関する。
食器洗浄機は汚れた皿、グラス、料理器具などの食器を洗浄する装置であり、家庭やレストラン、喫茶店などの厨房で使用されている。通常、食器洗浄は洗浄工程、濯ぎ工程の順で行なわれ、洗浄工程には手洗い用の食器洗浄剤とは異なる、低泡性の食器洗浄機用洗浄剤が使用されている。
近年、節水型洗浄機と呼ばれる食器洗浄機の普及に伴い、従来よりも濯ぎ水の使用が大幅に低下しており、従来の約半分に低減されている。このため、濯ぎ水流入に伴う洗浄液の置換が進まず、洗浄槽内に残存する汚れ量が増加する傾向にある。その結果、ウォータースポット等が発生し、著しい美観の低下を招いている。
特許文献1には、第2級アルコールの水酸基を除いた残基にエチレンオキシ(C24O)基を平均で3〜9モル、プロピレンオキシ(C36O)基を平均で4〜10モル付加した化合物とそれ以外の非イオン界面活性剤を含有する食器洗浄機用液体洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献2には、ノニオン界面活性剤と酵素とpH調整剤を含有し、洗浄時のpHが6〜8.5であることを特徴とする、アルカリ剤を含有しない自動食器洗浄機用洗浄剤組成物が開示されている。
特開2012−193228号公報 特開2004−263057号公報
業務用の節水型洗浄機の洗浄槽内では、汚れ成分と水中の硬度成分との吸着により、タンパク質に起因するカゼインCa塩や、飲料中のポリフェノールに起因するタンニンCa塩等の不溶解性Ca塩が存在している。本発明者は、これらの塩等が、洗浄中にグラス及び食器類に再付着することにより、ウォータースポット等となり、著しい美観の低下を招くことが確認した。
特許文献1及び特許文献2に記載の洗浄方法は、節水濯ぎに対応しておらず、節水濯ぎ条件ではウォータースポットの抑制が不十分である。
本発明の課題は、濯ぎ水量が少ない節水型洗浄機により食器を洗浄する場合に、洗浄後の食器に残るウォータースポットを低減することができる食器の洗浄方法を提供することである。
本発明は、式(1)で表される化合物を50ppm以上、500ppm以下含有する洗浄液で洗浄した後、食器設置水平面2500cm2当たり1L以上、3L以下の濯ぎ水で濯ぐ、食器洗浄機による食器の洗浄方法に関する。
Figure 0006046460
但し、R11は炭素数aの炭化水素基であり、R12は炭素数bの炭化水素基であり、a及びbはそれぞれ独立して1以上の整数であり、a+bは7以上15以下である。m1及びn1は平均付加モル数であり、m1は3以上、9以下の数であり、n1は4以上、10以下の数である。また、m1<n1である。「−(OC24m1−(OC36n1−」はブロック結合である。
本発明によれば、濯ぎ水量が少ない節水型洗浄機により食器を洗浄する場合に、洗浄後の食器に残るウォータースポットを低減した食器の洗浄方法が提供できる。
本開示において節水型洗浄機とは、濯ぎ水の水圧を高めるなどして、従来の自動食器洗浄機よりも少ない水量で濯ぎ行う節水洗浄を実施できる自動食器洗浄機を意味する。例えば、洗浄槽の容量が40〜70L程度で、35〜75cm角程度のラックを1時間に30〜70ラック程度処理できる自動食器洗浄機では、従来の1ラック(50cm角)当たりの濯ぎ水量、即ち、食器設置水平面2500cm2当たりの濯ぎ水量は4〜6Lが一般的である。一方、節水型の洗浄機は、1ラック当たりの濯ぎ水量、即ち、食器設置水平面2500cm2当たりの濯ぎ水量が1〜3Lである。本開示においては、このような濯ぎ1回あたりの水量を低減した自動食器洗浄機を節水型洗浄機という。
より具体的には、ガラス立てに立てた20枚のテストピース(15cm×15cm×0.2cm、日本テストパネル株式会社製ソーダ石灰ガラス)を、水酸化ナトリウム(NaOH)の0.2質量%水溶液を60℃にして、40秒以上、60秒以下洗浄を行った後、食器設置水平面2500cm2当たり2Lの水を80℃にして濯ぎを行った後、25℃の大気中で10分間乾燥したテストピースへのNaOH残存量が0.15μg/cm2以下、好ましくは0.12μg/cm2以下、より好ましくは0.1μg/cm2以下である洗浄を行うことができる自動食器洗浄機のことをいう。ここで、NaOH残存量は、テストピースを1枚ずつ、25℃、200gの蒸留水に10秒間浸して、テストピースに残存したNaOHを抽出した後、0.01mol/Lの塩酸(HCl)で中和滴定を行い、抽出液中のNaOHの量を定量し、20枚のテストピースに対する平均値を求める。なお、食器設置水平面の面積は、ラック(食器収容用のラック)を用いる場合にはラックの底面の面積により定義される。
節水型洗浄機には、節水洗浄の専用機に限らず、節水洗浄ができる機能のついた洗浄機も節水型洗浄機も含まれる。なお、バッチ式の食器洗浄機だけでなく、パススルー式の食器洗浄機も含まれる。設置面積やコストの観点から、バッチ式の食器洗浄機が好ましい。
<洗浄液>
本実施形態の洗浄方法に用いる洗浄液は、式(1)で表される化合物を含有する。
Figure 0006046460
但し、R11は炭素数aの炭化水素基であり、R12は炭素数bの炭化水素基であり、a及びbはそれぞれ独立して1以上の整数であり、a+bは7以上15以下である。m1及びn1は平均付加モル数であり、m1は3以上、9以下の数であり、n1は4以上、10以下の数である。また、m1<n1である。「−(OC24m1−(OC36n1−」はブロック結合である。
11及びR12はそれぞれ独立して、直鎖又は分岐鎖のアルキル基又は直鎖又は分岐鎖のアルケニル基であることが好ましく、直鎖又は分岐鎖のアルキル基であることがより好ましく、直鎖のアルキル基であることさらに好ましい。
a+bは、ウォータースポットを低減する観点から、7以上であり、9以上が好ましく、11以上がより好ましい。また、R11の炭素数は、15以下であり、13以下が好ましい。
エチレンオキシ基(OC24)の平均付加モル数m1の値は、ウォータースポットを低減する観点から、3以上であり、4以上が好ましく、5以上がより好ましく、6以上が更に好ましい。また、m1の値は、9以下であり、8以下が好ましい。
プロピレンオキシ基(OC36)の平均付加モル数n1の値は、ウォータースポットを低減する観点から、4以上であり、5以上が好ましく、6以上がより好ましく、7以上が更に好ましい。また、n1の値は、10以下であり、9以下が好ましい。
n1の値は、m1の値より大きい。n1の値とm1の値との差n1−m1の値は、ウォータースポットを低減する観点から、0.5以上が好ましく、1以上がより好ましい。また、3以下が好ましく、2以下がより好ましい。
m1の値とn1の値との合計m1+n1の値は、ウォータースポットを低減する観点から、10以上が好ましく、12以上がより好ましく、14以上が更に好ましい。また、18以下が好ましく、17以下がより好ましく、16以下が更に好ましい。
(1)式で表される化合物としては、例えば、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−ドデシルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−トリデシルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−テトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−ペンタデシルエーテルから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。但し( )内の数字は平均付加モル数である。
式(1)で表される化合物は、炭素数8以上、16以下の第2級アルコールに、エチレンオキシドを付加した後、プロピレンオキシドを付加することにより合成することができる。
本実施形態の洗浄方法に用いる洗浄液中における式(1)で表される化合物の濃度は、ウォータースポットを低減する観点から、50ppm以上であり、好ましくは60ppm以上であり、より好ましくは70ppm以上であり、更に好ましくは80ppm以上である。また、500ppm以下であり、好ましくは400ppm以下であり、より好ましくは300ppm以下であり、更に好ましくは200ppm以下である。
本実施形態の洗浄方法に用いる洗浄液は、ウォータースポット低減の効果を損なわない範囲で、アルカリ剤、キレート剤、及び式(1)で表される界面活性剤を除く界面活性剤、等を含有することができる。
洗浄液に用いることができるアルカリ剤としては、例えば、炭酸塩、珪酸塩が挙げられ、塩としては、アルカリ金属塩が好ましく、例えばナトリウム塩、カリウム塩などが好ましい。
洗浄液に用いることのできるキレート剤としては、例えば、ポリカルボン酸キレート剤が挙げられる。
ポリカルボン酸キレート剤としては、メチルイミノジアセテート(MIDA)、イミノジサクシネート(IDS)、エチレンジアミンジサクシネート(EDDS)、イソセリンジアセテート(ISDA)、タウリンジアセテート(TUDA)、ヒドロキシエチルイミノジアセテート(HIDA)、β―アラニンジアセテート(ADA)、ヒドロキシイミノジサクシネート(HIDS)、エチルグリシンジアセテート(EGDA)、ニトリルトリアセテート(NTA)、メチルグリシンジアセテート(MGDA)、グルタミンジアセテート(GLDA)、アスパラギンジアセテート(ASDA)、セリンジアセテート(SDA)メチルグリシンジアセテート(SDA)、エチレンジアミンテトラアセテート(EDTA)、クエン酸、及び、それらのアルカリ金属塩から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。アルカリ金属塩としてはナトリウム塩、カリウム塩が挙げられる。
また、ポリカルボン酸キレート剤として、ポリカルボン酸ポリマー及びそのアルカリ金属塩が挙げられる。ポリカルボン酸ポリマー及びそのアルカリ金属塩としては、アクリル酸ホモポリマー、マレイン酸ホモポリマー、アクリル酸マレイン酸コポリマー及びそれらのアルカリ金属塩から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。アルカリ金属塩としてはナトリウム塩、カリウム塩が挙げられる。
洗浄液に用いることのできる、式(1)で表される界面活性剤を除く界面活性剤としては、低泡性の界面活性剤が好ましく、中でも低泡性の非イオン界面活性剤が好ましい。
洗浄液のpHは、特に限定されるものではないが、洗浄性の観点から、9以上が好ましく、10以上がより好ましく、11以上が更に好ましい。また、洗浄液のpHは、基材損傷性の観点から、14以下が好ましく、13.5以下がより好ましく、13以下が更に好ましい。洗浄液のpHは、20℃においてガラス電極を用いた通常の方法により測定すればよい。
本実施形態の洗浄液は、式(1)で表される化合物を1ppm以上、500ppm以下含有する液をそのまま用いることが可能である。また、式(1)で表される化合物を、洗浄液中の含有量の10倍以上、100倍以下の濃度で含有する、洗浄剤組成物を水で10倍以上、100倍以下に希釈して洗浄液を調製することも可能である。
<洗浄方法>
本実施形態の洗浄方法は、式(1)で表される化合物を含む洗浄液を用いて食器を洗浄する。例えば、式(1)で表される化合物を含む洗浄液を自動食器洗浄機の洗浄槽内に供給して洗浄槽内の食器を洗浄する。食器を洗浄した後、必要最少量の濯ぎ水により食器をすすぐ。具体的な濯ぎ水の量は、使用する自動食器洗浄機のサイズ等によって異なるが、一般的な50cm角のラックを用いる自動食器洗浄機の場合には、1ラック当たり、つまり食器設置水平面2500cm2当たり1L以上が好ましく、1.5L以上がより好ましい。また、3L以下が好ましく、2.5L以下がより好ましい。
また、パススルー式の食器洗浄機においてラックを使用しない場合には、50cm角(2500cm2)の面積に対する平均濯ぎ水量を、1ラック当たりの濯ぎ水量とする。
本実施形態の洗浄方法において、洗浄時の洗浄液の温度は、洗浄性の観点から、40℃以上が好ましく、50℃以上がより好ましい。また、90℃以下が好ましく、80℃以下がより好ましく、70℃以下が更に好ましい。
本実施形態の洗浄方法において、洗浄時間は30秒以上が好ましい。また、2分以下が好ましく、1分以下がより好ましい。
本実施形態の洗浄方法において、濯ぎ時の濯ぎ水の温度は40℃以上が好ましく、50℃以上がより好ましい。また、90℃以下が好ましく、80℃以下がより好ましく、70℃以下が更に好ましい。
本実施形態の洗浄方法において、濯ぎ時間は濯ぎ水の量によるが、3秒以上であることが好ましく、4秒以上であることがより好ましく、5秒以上であることが更に好ましい。また、10秒以下であることが好ましく、9秒以下であることがより好ましく、8秒以下であることが更に好ましく、7秒以下であることがより更に好ましい。
本実施形態の洗浄方法において、濯ぎ水はリンス剤を含むことも可能であるが、リンス剤を含んでいなくてもよい。
本実施形態の洗浄方法において、ウォータースポットを低減する観点から、式(1)で表される化合物を食器表面に0.05μg/cm2以上、1.2μg/cm2以下、好ましくは0.28μg/cm2以下残存させることが好ましい。
式(1)で表される化合物について下記の方法により、ウォータースポットの数及び吸着量を評価した。界面活性剤を含まない場合及び式(1)で表される化合物以外の界面活性剤を用いた場合についても同様にして評価した。評価に用いた界面活性剤は下記の通りである。
・EP7085(日本触媒株式会社製):式(1)で表される化合物であり、R11−C(R12)−部分の合計の炭素数=12〜14、m1=7、n1=8.5である。
・LF120(BASF社製):下記の式(2)で表される化合物である。R2は炭素数9の直鎖及び分岐鎖並びに炭素数11の直鎖及び分岐鎖の炭化水素基である。炭素数9の分岐鎖の割合は10.3%であり、炭素数9の直鎖の割合は37.7%であり、炭素数11の分岐鎖の割合は12.0%であり、炭素数11の直鎖の割合は39.9%である。また、エチレンオキシ基(OC24)の平均付加モル数m2=7.7、ブチレンオキシ基(OC48)の平均付加モル数n2=1.4である。
2−(OC24m2−(OC48n2−OH (2)
・LF220(BASF社製):式(2)で表される化合物である。R2は炭素数13の直鎖及び分岐鎖並びに炭素数15の直鎖及び分岐鎖の炭化水素基である。炭素数13の分岐鎖の割合は30.6%であり、炭素数13の直鎖の割合は45.9%であり、炭素数15の分岐鎖の割合は11.0%であり、炭素数15の直鎖の割合は18.1%である。また、m2=10.7、n2=1.6である。
・LF221(BASF社製):式(2)で表される化合物である。R2は炭素数13の直鎖及び分岐鎖並びに炭素数15の直鎖及び分岐鎖の炭化水素基である。炭素数13の分岐鎖の割合は22.0%であり、炭素数13の直鎖の割合は45.7%であり、炭素数15の分岐鎖の割合は13.9%であり、炭素数15の直鎖の割合は18.5%である炭化水素基である。また、m2=9.5、n2=1.8である。
・LF224(BASF社製):式(2)で表される化合物である。R2は炭素数13の直鎖及び分岐鎖並びに炭素数15の直鎖及び分岐鎖の炭化水素基である。炭素数13の分岐鎖の割合は20.1%であり、炭素数13の直鎖の割合は47.2%であり、炭素数15の分岐鎖の割合は17.8%であり、炭素数15の直鎖の割合は18.8%である。また、m2=4.8、n2=1.7である。
・LF403(BASF社製):式(2)で表される化合物である。R2は炭素数13の直鎖及び分岐鎖並びに炭素数15の直鎖及び分岐鎖の炭化水素基である。炭素数13の分岐鎖の割合は24.0%であり、炭素数13の直鎖の割合は50.2%であり、炭素数15の分岐鎖の割合は10.4%であり、炭素数15の直鎖の割合は20.3%である。また、m2=2.4、n2=5.0である。
・LF303(BASF社製):式(3)で表される化合物である。R3はブチル基であり、エチレンオキシ基(OC24)の平均付加モル数m3=11、ブチレンオキシ基(OC48)の平均付加モル数n3=34である。
3−(OC24m3−(OC48n3−OH (3)
・RPE2520(BASF社製):式(4)で表される化合物である。第1ブロックのプロピレンオキシ基(OC36)の平均付加モル数m4、エチレンオキシ基(OC24)の平均付加モル数n4、第2ブロックのプロピレンオキシ基(OC36)の平均付加モル数l4は、n4/(m4+l4)=12.9/36.2の関係を満たす。
H−(OC36m4−(OC24n4−(OC36l4−OH (4)
−評価方法−
<ウォータースポット>
50cm角のラックを用いる節水型の業務用自動食器洗浄機(ホシザキ電機株式会社製:JWE−680A、洗浄槽容量56L)に、モデル洗浄液を56L投入した。モデル洗浄液は、表1に記載の界面活性剤100ppm、及び、牛乳(雪印メグミルク株式会社製:MEGMILK メグミルク牛乳)0.1%を含有する水とした。モデル洗浄には、アルカリ剤及びキレート剤等の他の成分は添加していない。
モデル食器として汎用ガラスのテストピース(15cm×15cm×0.2cm、日本テストパネル株式会社製ソーダ石灰ガラス)を用いた。
ガラス立てに立てた20枚のテストピースを、モデル洗浄液を投入した洗浄機にセットして、60℃で40秒間洗浄を行った後、リンス剤を用いることなく、80℃の濯ぎ水2Lにより6秒間濯ぎを行なった。濯ぎの後、ガラス立てに立てた20枚のテストピースを取り出し、20℃で24時間乾燥した。
乾燥後、テストピースに存在するウォータースポット(サイズ約4〜25mm2、平均サイズ9mm2)の数を目視で数え、テストピース1枚当たり(両面450cm2当たり)の平均ウォータースポット数を算出した。表1にウォータースポットの評価結果を示す。
<吸着量>
表1に記載の各界面活性剤を100ppm含有し、牛乳を含有しない洗浄液を用いた点を除いて、ウォータースポットの評価と同様にして、テストピースの洗浄、濯ぎ、乾燥を行った。
乾燥後、テストピース表面をエタノールにより洗浄し、テストピース表面に存在する非イオン界面活性剤を回収した。エタノール中に含まれる非イオン界面活性剤の量を液体クロマトグラフ質量分析装置(LC−MS、島津製作所社製:LCMS−2020)にて測定し、テストピース1枚当たりの吸着量を求めた。テストピース1枚当たりの吸着量をテストピースの表面積で除して、単位面積当たりの吸着量を算出した。表1に吸着量の評価結果を示す。
Figure 0006046460

Claims (8)

  1. 式(1)で表される化合物を50ppm以上、500ppm以下含有する洗浄液で洗浄した後、食器設置水平面2500cm2当たり1L以上、3L以下の濯ぎ水で濯ぎ、式(1)で表される化合物を食器表面に0.05μg/cm 2 以上、0.28μg/cm 2 以下残存させる、食器洗浄機による食器の洗浄方法。
    Figure 0006046460
    但し、R11は炭素数aの炭化水素基であり、R12は炭素数bの炭化水素基であり、a及びbはそれぞれ独立して1以上の整数であり、a+bは7以上15以下である。m1及びn1は平均付加モル数であり、m1は3以上、9以下の数であり、n1は4以上、10以下の数である。また、m1<n1である。「−(OC24m1−(OC36n1−」はブロック結合である。
  2. 前記洗浄液の温度が40℃以上、90℃以下であり、洗浄時間が30秒以上、2分以下である、請求項1記載の食器の洗浄方法。
  3. 前記濯ぎ水の温度が40℃以上、90℃以下である、請求項1又は2記載の食器の洗浄方法。
  4. 食器を35〜70cm角の食器洗浄器用ラックに設置して洗浄する、請求項1〜のいずれか1項記載の食器の洗浄方法。
  5. 食器洗浄機がバッチ式である、請求項1〜のいずれか1項記載の食器の洗浄方法。
  6. 洗浄液にキレート剤を含有しない、請求項1〜のいずれか1項記載の食器の洗浄方法。
  7. 洗浄液にアルカリ剤を含有しない、請求項1〜のいずれか1項記載の食器の洗浄方法。
  8. 式(1)で表される化合物を50ppm以上、500ppm以下含有する洗浄液で洗浄した後、食器設置水平面2500cm 2 当たり1L以上、3L以下の濯ぎ水で濯ぎ、式(1)で表される化合物を食器表面に0.05μg/cm 2 以上、0.28μg/cm 2 以下残存させる、ウオータースポットの低減方法。
    Figure 0006046460
    但し、R 11 は炭素数aの炭化水素基であり、R 12 は炭素数bの炭化水素基であり、a及びbはそれぞれ独立して1以上の整数であり、a+bは7以上15以下である。m1及びn1は平均付加モル数であり、m1は3以上、9以下の数であり、n1は4以上、10以下の数である。また、m1<n1である。「−(OC 2 4 m1 −(OC 3 6 n1 −」はブロック結合である。
JP2012253418A 2012-11-19 2012-11-19 食器の洗浄方法 Active JP6046460B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012253418A JP6046460B2 (ja) 2012-11-19 2012-11-19 食器の洗浄方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012253418A JP6046460B2 (ja) 2012-11-19 2012-11-19 食器の洗浄方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014100239A JP2014100239A (ja) 2014-06-05
JP6046460B2 true JP6046460B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=51023374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012253418A Active JP6046460B2 (ja) 2012-11-19 2012-11-19 食器の洗浄方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6046460B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2548772T3 (es) * 2009-12-10 2015-10-20 The Procter & Gamble Company Producto para lavavajillas y uso del mismo
EP3436558B1 (en) * 2016-03-31 2021-10-13 Rohm and Haas Company Surfactants for spot prevention in automatic dishwashing compositions

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2796390B1 (fr) * 1999-07-15 2001-10-26 Rhodia Chimie Sa Utilisation d'un polymere amphotere pour traiter une surface dure
JP3115870B1 (ja) * 1999-08-04 2000-12-11 日本洗浄機株式会社 食器洗浄機
JP2004263057A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Asahi Denka Kogyo Kk 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物及びその製造方法
JP5753413B2 (ja) * 2011-03-15 2015-07-22 花王株式会社 食器洗浄機用液体洗浄剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014100239A (ja) 2014-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10711223B2 (en) Composition comprising polyalkyleneimines
JP4841919B2 (ja) 食器洗浄機用洗浄剤組成物
RU2010132900A (ru) Бесфосфатное средство для автоматического мытья посуды, обеспечивающее улучшенные пятно- и пленкообразующие характеристики
JP5629404B2 (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP2006265463A (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP5819684B2 (ja) 硬質表面用液体洗浄剤組成物
JP2004204055A (ja) 洗浄剤組成物
JP2023121851A (ja) 食器洗浄機用液体洗浄剤組成物およびそれを用いる食器類の洗浄方法
JP6046460B2 (ja) 食器の洗浄方法
JP2020164729A (ja) 自動食器洗浄機用液体洗浄剤組成物及び食器類の洗浄方法
JP5106786B2 (ja) 食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP5435906B2 (ja) 食器洗浄機用液体洗浄剤組成物
JP5612890B2 (ja) 食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP6444245B2 (ja) 自動食器洗浄機用濃縮液体洗浄剤組成物および自動食器洗浄機による食器類の洗浄方法
JP5401058B2 (ja) 食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP5396707B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP5753413B2 (ja) 食器洗浄機用液体洗浄剤組成物
JP6000514B2 (ja) 油汚れ用洗浄剤組成物
JP2014101427A (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP6955746B2 (ja) 自動食器洗浄機用粉体洗浄剤組成物およびそれを用いる食器類の洗浄方法
JP6759996B2 (ja) 硬質表面用洗浄剤組成物
JP6570331B2 (ja) 食器洗浄機用液体洗浄剤組成物
JP5753412B2 (ja) 食器洗浄機用液体洗浄剤組成物
WO2023013718A1 (ja) 食器洗浄機用液体洗浄剤組成物
JP2016124965A (ja) 浴室用液体洗浄剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6046460

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250