JP6045664B1 - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コモンモードチョークなどのノイズ対策部品を別途設けて、ノイズフィルタの大型化やコストの増加をさせずに、効果的にコモンモードノイズ抑制可能な電力変換装置を提供する。【解決手段】スイッチング回路104と平滑コンデンサ108との間に、電位変動抑制ダイオード107を設けることで、グランドを基準とした平滑コンデンサ108の正側の電位と、グランドを基準とした平滑コンデンサ108の負側の電位変動を抑制し、コモンモード電流を低減する。【選択図】図3

Description

この発明は、半導体スイッチのオン操作及びオフ操作を繰り返して電力変換を行う電力変換装置に関するものである。
この種の電力変換装置では、一般的には20KHz以上とされている高周波のスイッチング周波数にてスイッチング制御を行うため、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)などのスイッチング素子のオン操作またはオフ操作に起因した高いスイッチングノイズを発生する。このため、ノイズ発生源として他の電子機器の誤動作や機能停止などといった弊害を招くおそれがある。実際、こういったノイズに関して、特に各国の規格に一定の整合性を持たせる必要があることから、国際規格IEC(International Electrotechnical Commission)が各分野の電子機器や自動車機器のEMC(Electromagnetic Compatibility)規格を制定し、発行している。このようなスイッチングノイズを抑制するため、一般的にはノイズ対策部品を備えることが考えられるが、コストアップや装置の大型化は避けられないものとなる。
そこで、従来は、例えば特開2001−286149号公報(特許文献1)にみられるように、リアクトルと、リアクトルに接続されたスイッチング素子を有するスイッチング回路と、スイッチング回路の出力を平滑する平滑コンデンサから構成される電力変換装置において、電源より流れ込むラインと電源へ戻っていくラインの双方に、同一のインダクタンス値を持つリアクトルを挿入することにより、コモンモードノイズを有効的に低減させる手法が提案されている。
特開2001−286149号公報
ここで、スイッチング回路の一対のラインと、グランド(筐体)との間には、浮遊コンデンサが形成され得る。スイッチング素子のスイッチングによって、スイッチング素子の両端の電圧が変動することに起因して、グランドへコモンモード電流が流れる。詳しくは、スイッチング素子のスイッチングに起因する電位変動によって、浮遊コンデンサが充放電されることでグランドへコモンモード電流が流れる。
すなわち、特許文献1の技術では、スイッチング回路の出力ラインについて、スイッチング素子のスイッチングに起因する電位変動は考慮されておらず、コモンモード電流を低減できない。詳しくは、グランドを基準とした平滑コンデンサの正側の電位と、グランドを基準とした平滑コンデンサの負側の電位が変動するため、コモンモード電流を低減できず、コモンモードチョークなどのノイズ対策部品を別途設けるか、または改善する必要があって、ノイズフィルタの大型化やコストアップになるという課題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、スイッチング回路と平滑コンデンサの間に電位変動抑制整流素子を備えることにより、グランドを基準とした平滑コンデンサの正側の電位と、グランドを基準とした平滑コンデンサの負側の電位の変動を抑制し、ノイズフィルタの大型化やコストの増加を抑制することにより、効果的にコモンモー
ド電流を低減できる電力変換装置を提供することを目的とする。
この発明に係る電力変換装置は、一対のラインにそれぞれ設けられた第1のリアクトル及び第2のリアクトルと、前記第1のリアクトル及び第2のリアクトルに接続された半導体スイッチを有するスイッチング回路と、前記スイッチング回路の出力を平滑する平滑コンデンサと、前記スイッチング回路と前記平滑コンデンサとの間に、グランドを基準とした前記平滑コンデンサの正側の電位と、前記グランドを基準とした前記平滑コンデンサの負側の電位の変動を抑制する電位変動抑制整流素子と、を備えた電力変換装置において、
前記スイッチング回路は、
整流素子と半導体スイッチから構成され、
前記整流素子の第1の端子に前記平滑コンデンサの正側が接続されると共に、前記整流素子の第2の端子に前記半導体スイッチの第1の端子と前記第1のリアクトルが接続され、
前記電位変動抑制整流素子は、
前記半導体スイッチの第2の端子と前記第2のリアクトルとの接続点と、前記平滑コンデンサの負側との間に接続され、
前記整流素子の前記第2の端子、前記半導体スイッチの前記第1の端子、及び前記第1のリアクトルの三者の接続点とグランドとの間の第1の容量と、
前記半導体スイッチの前記第2の端子と前記第2のリアクトルとの接続点とグランドとの間の第2の容量と、を有するものである。
この発明に係る電力変換装置によれば、スイッチング回路と平滑コンデンサとの間に、電位変動抑制整流素子を設けることにより、グランドを基準とした平滑コンデンサの正側の電位と、グランドを基準とした平滑コンデンサの負側の電位変動を抑制し、コモンモード電流を低減することができる。これにより、コモンモードチョークなどの対策部品を削減でき、または小型化できるので、ノイズフィルタの小型化や低コスト化を実現することができる。
この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の概略構成図である。 一般的な単相三線式の概略構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の商用交流入力を200V系で扱う場合の概略構成図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置におけるスイッチング素子のスイッチングによる各ノードの電位の推移の概略を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置のコモンモード電流経路を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る電力変換装置の概略構成図である。 この発明の実施の形態2に係る電力変換装置におけるスイッチング素子のスイッチングによる各ノードの電位の推移の概略を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る電力変換装置の概略構成図である。 この発明の実施の形態3に係る電力変換装置におけるスイッチング素子のスイッチングによる各ノードの電位の推移の概略を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る電力変換装置におけるスイッチング素子のスイッチングによる各ノードの電位の推移の概略を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る電力変換装置の概略構成図である。 この発明の実施の形態4に係る電力変換装置におけるスイッチング素子のスイッチングによる各ノードの電位の推移の概略を示す図である。 この発明の実施の形態5に係る電力変換装置の概略構成図である。 この発明の実施の形態5に係る電力変換装置におけるスイッチング素子のスイッチングによる各ノードの電位の推移の概略を示す図である。
以下、この発明に係る電力変換装置の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の概略構成図である。図1に示すように、交流入力源としての商用交流入力101から負荷109までの要素で構成されて
いる。商用交流入力101はダイオードブリッジ102に接続される。ダイオードブリッジ102の出力は一対のラインの双方に設けられたリアクトル103a及びリアクトル103bに接続され、リアクトル103a及びリアクトル103bの後段には、ダイオード105及びスイッチング素子106を有するスイッチング回路104が接続される。スイッチング回路104と、スイッチング回路104の出力を平滑する平滑コンデンサ108との間に電位変動抑制整流素子、例えば電位変動抑制ダイオード107を備え、平滑コンデンサ108の出力側に負荷109が接続される。
スイッチング素子106は、例えばMOSFETで構成される。なお、スイッチング素子106は、ダイオードが逆並列接続されたIGBT等の自己消弧型半導体スイッチング素子でもよい。
次に、このように接続された電力変換装置の電位変動抑制ダイオード107を含むスイッチング回路の動作について説明する。
最初に、スイッチング素子106がオンした時、リアクトル103a、103bに電流が流れて、そこにエネルギーが蓄積される。次に、スイッチング素子106がオフになるとリアクトル103a、103bに発生する逆起電力によって蓄積されたエネルギーが負荷109に伝達される。このとき、入力電流波形が正弦波状になるように、スイッチング素子106のオン/オフのパルス幅を制御して、力率を制御することができる。
このとき、スイッチング回路104の一対のラインと、グランド(筐体)との間には、浮遊コンデンサが形成され得る。例えば、スイッチング素子106のドレインとグランド間、ダイオード105のカソードとグランド間等で浮遊コンデンサが形成され得る。スイッチング素子106のスイッチングによって、スイッチング素子106の両端の電圧が変動することに起因して、グランドへコモンモード電流が流れる。詳しくは、スイッチング素子106のスイッチングに起因する電位変動によって、浮遊コンデンサが充放電されることでグランドへコモンモード電流が流れる。
こうした問題に対処すべく、グランドを基準とした平滑コンデンサ108の正側の電位と、グランドを基準とした平滑コンデンサ108の負側の電位の変動を抑制する電位変動抑制ダイオード107を挿入する。電位変動抑制ダイオード107の効果について、図2から図4を参照しながら説明する。
図2は、一般的な単相三線式の概略構成図である。図2に示すように、互いに逆位相に接続された商用交流入力101a及び101bの中性点110はグランドに接続される。商用交流入力100V系として使用する場合の負荷は、負荷115a及び負荷115bのように商用交流入力101a及び101bに接続される。商用交流入力200V系で使用する場合の負荷は、負荷116のように商用交流入力101aと101bが直列接続された両端に接続される。また、商用交流入力の電圧をVac、グランドを基準とした負荷115aの両端電圧Vload115aをVac/2、グランド基準とした負荷115bの両端電圧Vload115bを−Vac/2とすると、負荷116の両端電圧Vload116は(1)式の通り、Vacとなる。
Figure 0006045664
図1に示す商用交流入力101を200V系で扱う場合の概略構成図を図3に示す。ダイオードブリッジ102、リアクトル103a、リアクトル103b、スイッチング回路104、ダイオード105、スイッチング素子106、電位変動抑制ダイオード107、平滑コンデンサ108、負荷109は図1に示すものと同じである。商用交流入力101a、商用交流入力101b、中性点110は図2に示すものと同じである。図3の通り、商用交流入力電圧をVacとし、単相三線式の場合、Vacの中性点はグランド(筐体)に接続される。また、平滑コンデンサ108の両端の電圧をVoutと規定する。さらに、図3に示すように、リアクトル103a、ダイオード105、スイッチング素子106の接続ライン、及びリアクトル103b、スイッチング素子106、電位変動抑制ダイオード107の接続ラインのそれぞれとグランドとの間に容量111、112が接続される。また、平滑コンデンサ108の正側のライン及び平滑コンデンサ108の負側のラインのそれぞれとグランドとの間に容量113、114が接続される。容量111から114は、例えばそれぞれのラインとグランド間に形成される浮遊コンデンサである。
なお、一対のラインの双方に設けられたリアクトル103a及び103bのインダクタンス値は同一となるように設定する。具体的には、リアクトル103a、103bのそれぞれの巻き数及び巻線の材質を同一にする等、同一仕様の部品を選定することで実現できる。さらに、双方のリアクトル103a及び103bのコアを共有化し、同一のコアに対象に巻くことでも実現できる。リアクトル103a及び103bのコアを共有化することで、コイルの巻き方向により、リアクトル103a、103bで発生する磁束が加わり合い、トータルでインダクタンス値を増やすことができるため、リアクトル103a、103bを小型化できる。
また、スイッチング回路104のダイオード105と、電位変動抑制ダイオード107は同一仕様の素子を使用する。
続いて、図4を用いて、上記の設定によって、コモンモード電流を低減可能な理由について説明する。図4には、スイッチング素子106のスイッチングによる各ノードの電位の推移の概略図を示す。
詳しくは、図4(a)は、スイッチング素子106のスイッチングの推移を示す。図4(b)は、リアクトル103aの両端のうち、ダイオード105とスイッチング素子106の接続点を基準としたダイオードブリッジ102との接続点の電位VLa、及びリアクトル103bの両端のうち、ダイオードブリッジ102との接続点を基準としたスイッチング素子106、電位変動抑制ダイオード107との接続点の電位VLbの推移を示す。図4(c)は、グランド(中性点)を基準としたリアクトル103a、ダイオード105、スイッチング素子106の接続点の電位(容量111両端の電位)Vao1の推移を示す。図4(d)は、グランドを基準としたリアクトル103b、スイッチング素子106、電位変動抑制ダイオード107の接続点の電位(容量112両端の電位)Vbo1の推移を示す。図4(e)は、ダイオード105の両端のうち、カソード側を基準としたアノード側の電位Vda及び電位変動抑制ダイオード107の両端のうち、カソード側を基準としたアノード側の電位Vdbの推移を示す。図4(f)は、グランドを基準とした平滑コンデンサ108の正側の電位(容量113両端の電位)Vao2の推移を示す。図4(g)は、グランドを基準とした平滑コンデンサ108の負側の電位(容量114両端の電位)Vbo2の推移を示す。
スイッチング回路104のダイオード105と、電位変動抑制ダイオード107は、同一仕様の素子であることから、図4(e)に示すように、ダイオード105の両端電位Vda及び電位変動抑制ダイオード107の両端電位Vdbは同一の値となる。こうしたダ
イオード両端電圧Vda、Vdbの推移から、グランドを基準とした平滑コンデンサ108の正側の電位Vao2と平滑コンデンサ108の負側の電位Vbo2は、スイッチングのタイミングに依らず一定の値となり、電位の変動が抑制される。なお、図4では簡略化のため、ダイオードの順方向電圧の影響は考慮していない。
上記のように、スイッチング回路104と平滑コンデンサ108との間に、電位変動抑制ダイオード107を設けることで、グランドを基準とした平滑コンデンサ108の正側の電位Vao2と、グランドを基準とした平滑コンデンサ108の負側の電位Vbo2の変動が抑制されるので、容量113、114は充放電されないため、コモンモード電流を低減することができる。
さらに、リアクトル103aとリアクトル103bのインダクタンス値が同一であることから、図4(b)に示すように、リアクトル103aの両端電位VLa及びリアクトル103bの両端電位VLbは同一の値となる。こうしたリアクトル両端電位VLa、VLbの推移から、容量111両端の電位Vao1及び容量112両端の電位Vbo1はグランドを基準として相補的に変化する。
つまり、容量111と容量112を同一の値に設定すれば、容量111両端の電位Vao1及び容量112両端の電位Vbo1は相補的に変化しているので、容量111を介してグランドに流れる電流は容量112に流れ込むため、外部に流れるコモンモード電流を低減することができる。具体的には、上記図3に破線矢印で示すように、容量111、112のうち一方から他方へとグランドを介して電流が流れるため、外部にコモンモード電流は流れない。同一の値に設定する容量111及び112は、例えば積層型セラミックコンデンサ、多層プリント基板、ラインのパターンとグランド間の容量などで形成することができる。
上記では、容量111と容量112が同一の値に設定する場合について説明したが、容量111をC111、容量112をC112とすると、容量111に対して容量112は(2)式を満たすように設定することで、容量112が設定されていない場合に比べて、外部に流れるコモンモード電流が低減できる。
Figure 0006045664
具体的に図5を参照しながら、(2)式を満たすことでコモンモード電流が低減できることについて説明する。なお、基本構成は図3と同様につき、同一の符号を付してその説明は省略する。
まず、容量112が設定されていない場合、容量111の電位変動の傾きをdV/dtとすると、容量111の電位変動によるコモンモード電流Icom1は(3)式となる。具体的には、図5の実線の太線矢印で示す経路でコモンモード電流が流れる。
Figure 0006045664
また、容量112が容量111の2倍、つまりC112=2・C111の場合、容量111の電位と容量112の電位は相補的に変化するので、容量111及び112の電位変動によるコモンモード電流Icom2は(4)式となる。具体的には、図5の破線の太線矢印で示す経路でコモンモード電流が流れる。
Figure 0006045664
つまり、容量112が容量111の2倍となる場合、容量112が設定されていない時と同等のコモンモード電流が外部に流れる。容量112が容量111の2倍以上となると、容量112が設定されていない場合に比べて、外部に流れるコモンモード電流は増加する。容量111に対して、容量112が(2)式を満たすように設定すれば、容量112が設定されていない場合に比べて、外部に流れるコモンモード電流は低減できる。
上記と同様の理由により、容量112に対して容量111は(5)式を満たすように設定することで、容量111が設定されていない場合に比べて、外部に流れるコモンモード電流が低減できる。
Figure 0006045664
上記(2)式及び(5)式のように設定する容量111及び112は、例えば積層型セラミックコンデンサ、多層プリント基板、ラインのパターンとグランド間の容量などで形成することができる。
また、図5に示す電力変換装置の後段にスイッチング素子を含むDC/DCコンバータ回路などのスイッチング回路が接続され、接続されたスイッチング回路のスイッチングにより、容量113及び容量114の電位が相補的に変化する場合、容量113をC113、容量114をC114とすると、容量113及び容量114に関しても、値を同一に設定するか、あるいは、(6)式及び(7)式を満たすように容量113及び容量114の値を設定すれば、同様の効果を得ることができる。
Figure 0006045664
なお、図1、図3、図5のダイオード105及び電位変動抑制ダイオード107は、ダイオードに限るものではなく、IGBTやMOSFETなどのスイッチング素子を用いて構成されるものであっても良い。
図1、図3、図5に示す電力変換装置は、交流入力のAC/DCコンバータに限るものではなく、入力電圧の中性点の電位が安定する構成であれば同様の効果が得ることができる。例えば、入力電圧として直流電圧源を用いて、図1、図3、図5に示す構成からダイオードブリッジ102を省略したDC/DCコンバータであっても良い。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る電力変換装置について説明する。図6は実施の形態2に係る電力変換装置の概略構成図で、図1あるいは図2と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
図6に示すように、実施の形態2に係る電力変換装置は、一対のラインにそれぞれ設けられたリアクトル203a及びリアクトル203bを有し、リアクトル203a及びリアクトル203bの後段には、ダイオード205とスイッチング素子207から成る直列回路と、ダイオード206とスイッチング素子208から成る直列回路から構成されるスイッチング回路204が接続され、スイッチング回路204と、スイッチング回路204の出力を平滑する平滑コンデンサ210との間に接続された電位変動抑制整流素子、例えば電位変動抑制ダイオード209a及び209bを備えて構成されている。なお、平滑コンデンサ210の出力側に負荷211が接続される。この構成においても実施の形態1に係る電力変換装置と同様の効果を得ることができる。
図6の構成ではダイオードブリッジを削減できる。なお、リアクトル203a、ダイオード205、スイッチング素子207との接続のライン、及びリアクトル203b、ダイオード206、スイッチング素子208との接続のラインのそれぞれとグランドとの間に容量212、213が接続される。また、平滑コンデンサ210の正側のライン及び平滑コンデンサ210の負側のラインのそれぞれとグランドとの間に容量214、215が接続される。容量212から215は、例えばそれぞれのラインとグランド間に形成される浮遊コンデンサである。商用交流入力101a、商用交流入力101b、中性点110は図2に示すものと同じである。また、平滑コンデンサ210の両端の電圧をVoutと規定する。
図3と同様に、一対のラインの双方に設けられたリアクトル203a及び203bのインダクタンス値は同一となるように設定する。また、スイッチング回路204のダイオード205、206と、電位変動抑制ダイオード209a、209bは同一仕様の素子を使用する。
なお、図6のスイッチング素子207、208のスイッチング動作は、交流入力が正の時は、スイッチング素子208はオン固定となり、スイッチング素子207がオン/オフ制御を行い、交流入力が負の時は、スイッチング素子207はオン固定となり、スイッチング素子208がオン/オフ制御を行う。
続いて、実施の形態2に係る図6の構成において、コモンモード電流を低減可能な理由について説明する。図7には、スイッチング素子207、208のスイッチングによる各ノードの電位の推移の概略図を示す。
詳しくは、図7(a)は、スイッチング素子207のスイッチングの推移を示す。図7(b)は、スイッチング素子208のスイッチングの推移を示す。図7(c)は、リアクトル203aの両端のうち、ダイオード205とスイッチング素子207の接続点を基準とした商用交流入力101aとの接続点の電位VLa、及びリアクトル203bの両端のうち、商用交流入力101bとの接続点を基準としたダイオード206とスイッチング素子208との接続点の電位VLbの推移を示す。図7(d)は、グランドを基準としたリアクトル203a、ダイオード205、スイッチング素子207の接続点の電位(容量212両端の電位)Vao1の推移を示す。図7(e)は、グランドを基準としたリアクトル203b、ダイオード206、スイッチング素子208の接続点の電位(容量213両端の電位)Vbo1の推移を示す。図7(f)は、グランドを基準とした平滑コンデンサ210の正側の電位(容量214両端の電位)Vao2の推移を示す。図7(g)は、グランドを基準とした平滑コンデンサ210の負側の電位(容量215両端の電位)Vbo2の推移を示す。
スイッチング回路204のダイオード205、206と、電位変動抑制ダイオード209a、209bは同一素子であることから、スイッチング素子207、208がオンの時、ダイオード205、206の両端の電位及び電位変動抑制ダイオード209a、209bの両端の電位は同一の値となる。こうしたダイオード205、206の両端電位及び電位変動抑制ダイオード209a、209bの両端電位の推移から、グランドを基準とした平滑コンデンサ210の正側の電位Vao2と平滑コンデンサ210の負側の電位Vbo2は、スイッチングタイミングに依らず一定の値となり、電位の変動が抑制される。なお、図7では簡略化のため、ダイオードの順方向電圧の影響は考慮していない。
上記のように、スイッチング回路204と平滑コンデンサ210との間に、電位変動抑制ダイオード209a、209bを設けることで、グランドを基準とした平滑コンデンサ210の正側の電位Vao2と、グランドを基準とした平滑コンデンサ210の負側の電位Vbo2の変動が抑制されるので、容量212、213は充放電されないため、コモンモード電流を低減することができる。
図7(d)、(e)に示すように、容量212両端の電位Vao1及び容量213両端の電位Vbo1はグランドを基準として相補的に変化しており、容量212をC212、容量213をC213とすると、前述の通り、容量212及び213の値を同一に設定するあるいは、(8)式及び(9)式を満たすように設定すれば、外部に流れるコモンモード電流は低減できる。
Figure 0006045664
なお、図6の電位変動抑制用として設定するダイオードは、電位変動抑制ダイオード209a、209bのように並列使用に限るものではなく、単一のダイオードを使用する場合でも、コモンモード電流の低減効果が得られる。また、図6のダイオード205、206及び電位変動抑制ダイオード209a、209bはダイオードに限るものではなく、IGBTやMOSFETなどのスイッチング素子を用いて構成されるものであっても良い。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係る電力変換装置について説明する。図8は実施の形態3に係る電力変換装置の概略構成図で、図1あるいは図2と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、実施の形態3に係る電力変換装置は、一対のラインにそれぞれ設けられたリアクトル303a及びリアクトル303bを有し、リアクトル303a及びリアクトル303bの後段には、スイッチング素子305とスイッチング素子306から成る直列回路と、ダイオード307とダイオード308から成る直列回路から構成されるスイッチング回路304が接続され、スイッチング回路304と、スイッチング回路304の出力を平滑する平滑コンデンサ310との間に接続された電位変動抑制整流素子、例えば電位変動抑制ダイオード309a及び309bを備えて構成されている。なお、平滑コンデンサ310の出力側に負荷311が接続される。この構成においても実施の形態1に係る電力変換装置と同様の効果を得ることができる。
図8の構成ではダイオードブリッジを削減できる。なお、リアクトル303a、スイッチング素子305、スイッチング素子306の接続のライン、及びリアクトル303b、ダイオード307、ダイオード308の接続のラインのそれぞれとグランドとの間に容量312、313が接続される。また、平滑コンデンサ310の正側のライン及び平滑コンデンサ310の負側のラインのそれぞれとグランドとの間に容量314、315が接続される。容量312から315は、例えばそれぞれのラインとグランド間に形成される浮遊コンデンサである。商用交流入力101a、商用交流入力101b、中性点110は図2に示すものと同じである。また、平滑コンデンサの両端の電圧をVoutと規定する。
図3と同様に、一対のラインの双方に設けられたリアクトル303a及び303bのインダクタンス値は同一となるように設定する。また、スイッチング回路304のダイオード307、308と、電位変動抑制ダイオード309a、309bは同一仕様の素子を使用する。
なお、図8のスイッチング素子305、306のスイッチング動作は、交流入力が正の時は、スイッチング素子305がオフ、スイッチング素子306がオンと、スイッチング素子305がオン、スイッチング素子306がオフの2パターンで制御を行い、交流入力が負の時は、スイッチング素子305がオン、スイッチング素子306がオフと、スイッチング素子305がオフ、スイッチング素子306がオンの2パターンで制御を行う。
続いて、実施の形態3に係る図8の構成において、コモンモード電流を低減可能な理由について説明する。図9には、スイッチング素子305、306のスイッチングによる各ノードの電位の推移の概略図を示す。
詳しくは、図9(a)は、スイッチング素子305のスイッチングの推移を示す。図9(b)は、スイッチング素子306のスイッチングの推移を示す。図9(c)は、リアクトル303aの両端のうち、スイッチング素子305とスイッチング素子306の接続点を基準とした商用交流入力101aとの接続点の電位VLa、及びリアクトル303bの両端のうち、商用交流入力101bとの接続点を基準としたダイオード307とダイオード308との接続点の電位VLbの推移を示す。図9(d)は、グランドを基準としたリアクトル303a、スイッチング素子305、スイッチング素子306の接続点の電位(容量312両端の電位)Vao1の推移を示す。図9(e)は、グランドを基準としたリアクトル303b、ダイオード307、ダイオード308の接続点の電位(容量313両端の電位)Vbo1の推移を示す。図9(f)は、グランドを基準とした平滑コンデンサ310の正側の電位(容量314両端の電位)Vao2の推移を示す。図9(g)は、グランドを基準とした平滑コンデンサ310の負側の電位(容量315両端の電位)Vbo2の推移を示す。なお、ダイオード307、308、電位変動抑制ダイオード309a、309bの接合容量をCd、スイッチング素子305、306の出力容量をCswとしている。また、電位変動抑制ダイオード309a、309bが設けられていない場合のスイッチング素子305、306のスイッチングによる各ノードの電位の推移を図10に示す。図10(a)から図10(g)は図9(a)から図9(g)と同様につき、その説明は省略する。
図9(f)、(g)に示すように、グランドを基準とした平滑コンデンサ310の正側の電位(容量314両側の電位)Vao2及び平滑コンデンサ310の負側の電位(容量315両側の電位)Vbo2の変動は(10)式及び(11)式となる。
Figure 0006045664
スイッチング素子305、306の出力容量Cswが、ダイオード307、308、電位変動抑制ダイオード309a、309bの接合容量Cdに比べて十分大きい場合、(10)式及び(11)式よりグランドを基準とした平滑コンデンサの正側の電位Vao2及び平滑コンデンサの負側の電位Vbo2の変動が抑制されるので、容量314、315は充放電されないため、コモンモード電流を低減することができる。
スイッチング素子305、306の出力容量Cswが、ダイオード307、308、電位変動抑制ダイオード309a、309bの接合容量Cdに比べて十分小さい場合も、電位変動抑制ダイオード309a、309bが設けられていない場合に比べて、コモンモード電流を低減することができる。
詳しくは、スイッチング素子305、306の出力容量Cswがダイオード307、308の接合容量Cdに比べて十分小さい場合、(10)式及び(11)式よりグランドを基準とした平滑コンデンサ310の正側の電位Vao2及び平滑コンデンサ310の負側の電位Vbo2の変動はVout/6となる。一方で、電位変動抑制ダイオード309a、309bが設定されていない場合の平滑コンデンサ310の正側の電位Vao2及び平滑コンデンサ310の負側の電位Vbo2の変動は図10(f)、(g)に示すようにVout/2となる。従って、スイッチング素子305、306の出力容量Cswがダイオード307、308の接合容量Cdに比べて十分小さい場合でも、電位変動抑制ダイオード309a、309bを設定されていない場合に比べて、平滑コンデンサ310の正側の電位Vao2及び平滑コンデンサ310の負側の電位Vbo2の変動が抑制されるため、コモンモード電流を低減することができる。
図9(d)、(e)に示すように、容量312両端の電位Vao1及び容量313両端の電位Vbo1はグランドを基準として相補的に変化しており、容量312をC312、容量313をC313とすると、前述の通り、容量312及び313の値を同一に設定するか、あるいは、(12)式及び(13)式を満たすように設定すれば、外部に流れるコモンモード電流は低減できる。
Figure 0006045664
また、図8のダイオード307、308及び電位変動抑制ダイオード309a、309bはダイオードに限るものではなく、IGBTやMOSFETなどのスイッチング素子を用いて構成されるものであっても良い。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4に係る電力変換装置について説明する。図11は実施の形態4に係る電力変換装置の概略構成図で、図1あるいは図2と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
図11に示すように、実施の形態4に係る電力変換装置は、図3の昇圧回路を2つ並列に接続したインターリーブ構成の回路となっており、この構成においても、実施の形態1に係る電力変換装置と同様の効果を得ることができる。
詳しくは、ダイオードブリッジ403の出力側は、一対のラインの双方に設けられたリアクトル404a及びリアクトル404bと、リアクトル405a及びリアクトル405bがそれぞれ接続され、リアクトル404aとリアクトル404b、及びリアクトル405aとリアクトル405bの後段には、ダイオード409とスイッチング素子407から成る直列回路と、ダイオード410とスイッチング素子408から成る直列回路から構成されるスイッチング回路406がそれぞれ接続される。
スイッチング回路406の出力を平滑する平滑コンデンサ413の負側の端子と、リアクトル404b、スイッチング素子407の接続点との間に電位変動抑制整流素子、例えば電位変動抑制ダイオード411が接続され、平滑コンデンサ413の負側の端子と、リアクトル405b、スイッチング素子408の接続点との間に電位変動抑制ダイオード412が接続される。なお、リアクトル404a、スイッチング素子407、ダイオード409の接続ライン、及びリアクトル404b、スイッチング素子407、電位変動抑制ダイオード411の接続ラインのそれぞれとグランドとの間に容量415、416が接続される。また、リアクトル405a、スイッチング素子408、ダイオード410の接続ライン、及びリアクトル405b、スイッチング素子408、電位変動抑制ダイオード412の接続ラインのそれぞれとグランドとの間に容量417、418が接続される。更に、平滑コンデンサ413の正側のライン及び平滑コンデンサ413の負側のラインのそれぞれとグランドとの間に容量419、420が接続される。容量415から420は、例えばそれぞれのラインとグランド間に形成される浮遊コンデンサである。商用交流入力101a、商用交流入力101b、中性点110は図2に示すものと同じである。また、平滑コンデンサ413の両端の電圧をVoutと規定する。なお、平滑コンデンサ413の出力側に負荷414が接続される。
図3と同様に、一対のラインの双方に設けられたリアクトル404a及び404b、リアクトル405a及び405bのインダクタンス値は同一となるように設定する。また、スイッチング回路406のダイオード409、410と、電位変動抑制ダイオード411、412は同一仕様の素子を使用する。
なお、図11のインターリーブ構成でのスイッチング素子407、408の動作は、それぞれ位相を180度ずらしてスイッチングを行う。位相を180度ずらしてスイッチングを行うことで、電流リプルを小さくすることができる。
続いて、図11の構成において、コモンモード電流を低減可能な理由について説明する。図12には、スイッチング素子407、408のスイッチングによる各ノードの電位の推移の概略図を示す。
詳しくは、図12(a)は、スイッチング素子407のスイッチングの推移を示す。図12(b)は、スイッチング素子408のスイッチングの推移を示す。図12(c)は、リアクトル404aの両端のうち、ダイオード409とスイッチング素子407の接続点を基準としたダイオードブリッジ403との接続点の電位VL404a、リアクトル404bの両端のうち、ダイオードブリッジ403を基準とした電位変動抑制ダイオード411とスイッチング素子407との接続点の電位VL404bの推移を示す。図12(d)は、リアクトル405aの両端のうち、ダイオード410とスイッチング素子408の接続点を基準としたダイオードブリッジ403との接続点の電位VL405a、リアクトル405bの両端のうち、ダイオードブリッジ403を基準とした電位変動抑制ダイオード412とスイッチング素子408との接続点の電位VL405bの推移を示す。
図12(e)は、グランドを基準としたリアクトル404a、ダイオード409、スイッチング素子407の接続点の電位(容量415両端の電位)Vao1の推移を示す。図12(f)は、グランドを基準としたリアクトル404b、スイッチング素子407、電位変動抑制ダイオード411の接続点の電位(容量416両端の電位)Vbo1の推移を示す。図12(g)は、グランドを基準としたリアクトル405a、ダイオード410、スイッチング素子408の接続点の電位(容量417両端の電位)Vao2の推移を示す。図12(h)は、グランドを基準としたリアクトル405b、スイッチング素子408、電位変動抑制ダイオード412の接続点の電位(容量418両端の電位)Vbo2の推移を示す。図12(i)は、グランドを基準とした平滑コンデンサ413の正側の電位(容量419両端の電位)Vao3の推移を示す。図12(j)は、グランドを基準とした平滑コンデンサ413の負側の電位(容量420両端の電位)Vbo3の推移を示す。
スイッチング回路406のダイオード409、410と、電位変動抑制ダイオード411、412は同一素子であることから、スイッチング素子407がオンの時はダイオード409の両端の電位及び電位変動抑制ダイオード411の両端の電位は同一の値となり、スイッチング素子408がオンの時はダイオード410の両端の電位及び電位変動抑制ダイオード412の両端の電位は同一の値となる。こうしたダイオード409、410の両端電位及び電位変動抑制ダイオード411、412の両端電位の推移から、グランドを基準とした平滑コンデンサ413の正側の電位Vao3及び平滑コンデンサ413の負側の電位Vbo3はスイッチングのタイミングに依らず一定の値となり、電位の変動が抑制される。なお、図12では簡略化のため、ダイオードの順方向電圧の影響は考慮していない。
上記のように、スイッチング回路406と平滑コンデンサ413との間に、電位変動抑制ダイオード411、412を設けることで、グランドを基準とした平滑コンデンサ413の正側の電位Vao3と、グランドを基準とした平滑コンデンサ413の負側の電位Vbo3の変動が抑制されるので、容量419、420は充放電されないため、コモンモード電流を低減することができる。
図12(e)、(f)に示すように、容量415両端の電位Vao1及び容量416両端の電位Vbo1はグランドを基準として相補的に変化している。また、図12(g)、(h)に示すように、容量417両端の電位Vao2及び容量418両端の電位Vbo2はグランドを基準として相補的に変化している。容量415をC415、容量416をC416、容量417をC417、容量418をC418とすると、前述の通り、容量415及び416、容量417及び418の値を同一に設定するか、あるいは、(14)式から(17)式を満たすように設定すれば、外部に流れるコモンモード電流は低減できる。
Figure 0006045664
また、図11のダイオード409、410及び電位変動抑制ダイオード411、412はダイオードに限るものではなく、IGBTやMOSFETなどのスイッチング素子を用いて構成されるものであっても良い。
図11のように、昇圧回路を2つ並列に接続した構成に限るものではなく、3並列以上でも同様の効果が得られる。
図11の電力変換装置は交流入力のAC/DCコンバータに限るものではなく、入力電圧の中性点の電位が安定する構成であれば同様の効果が得ることができる。例えば、入力電圧として直流電圧源を用いて、図11の構成からダイオードブリッジ403を省略したDC/DCコンバータであっても良い。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5に係る電力変換装置について説明する。図13は実施の形態5に係る電力変換装置の概略構成図で、図1あるいは図2と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
図13に示すように、実施の形態5に係る電力変換装置は、一対のラインにそれぞれ設けられたリアクトル504a及びリアクトル504bと、リアクトル504a及びリアクトル504bの後段には、ダイオード506、ダイオード507、及びスイッチング素子508、スイッチング素子509から成る直列回路と、ダイオード506とダイオード507の接続点と、スイッチング素子508とスイッチング素子509の接続点に並列に接
続される直流電圧源510から構成されるスイッチング回路505が接続され、スイッチング回路505の出力と、スイッチング回路505の出力を平滑する平滑コンデンサ512との間に電位変動抑制整流素子、例えば電位変動抑制ダイオード511を備えて構成されている。なお、平滑コンデンサ512の出力側に負荷513が接続される。この構成においても実施の形態1に係る電力変換装置と同様の効果を得ることができる。
なお、リアクトル504a、ダイオード507、スイッチング素子508の接続ライン、及びリアクトル504b、スイッチング素子509、電位変動抑制ダイオード511の接続ラインのそれぞれとグランドとの間に容量514、515が接続される。また、平滑コンデンサ512の正側のライン及び平滑コンデンサ512の負側のラインのそれぞれとグランドとの間に容量516、517が接続される。容量514から517は、例えばそれぞれのラインとグランド間に形成される浮遊コンデンサである。商用交流入力101a、商用交流入力101b、中性点110は図2に示すものと同じである。また、直流電圧源両端の電圧をVsub、平滑コンデンサ512の両端の電圧をVoutと規定する。
図3と同様に、一対のラインの双方に設けられたリアクトル504a及び504bのインダクタンス値は同一となるように設定する。また、スイッチング回路505のダイオード506と、電位変動抑制ダイオード511は同一仕様の素子を使用する。
なお、図13のスイッチング素子508、509は、それぞれのスイッチング素子オン/オフの組み合わせの4パターンで制御を行う。
続いて、図13の構成において、コモンモード電流を低減可能な理由について説明する。図14には、スイッチング素子508、509のスイッチングによる各ノードの電位の推移の概略図を示す。
詳しくは、図14(a)は、スイッチング素子508のスイッチングの推移を示す。図14(b)は、スイッチング素子509のスイッチングの推移を示す。図14(c)は、リアクトル504aの両端のうち、ダイオード507とスイッチング素子508の接続点を基準としたダイオードブリッジ503との接続点の電位VLa、及びリアクトル504bの両端のうち、ダイオードブリッジ503との接続点を基準としたスイッチング素子509と電位変動抑制ダイオード511との接続点の電位VLbの推移を示す。図14(d)は、グランドを基準としたリアクトル504a、ダイオード507、スイッチング素子508の接続点の電位(容量514両端の電位)Vao1の推移を示す。図14(e)は、グランドを基準としたリアクトル504b、スイッチング素子509、電位変動抑制ダイオード511の接続点の電位(容量515両端の電位)Vbo1の推移を示す。図14(f)は、グランドを基準とした平滑コンデンサ512の正側の電位(容量516両端の電位)Vao2の推移を示す。図14(g)は、グランドを基準とした平滑コンデンサ512の負側の電位(容量517両端の電位)Vbo2の推移を示す。
スイッチング回路505と平滑コンデンサ512との間に、電位変動抑制ダイオード511を設けることで、電位変動抑制ダイオード511が設定されていない場合に比べて、図14(f)、(g)に示す通り、グランドを基準とした平滑コンデンサ512の正側の電位Vao2と、グランドを基準とした平滑コンデンサ512の負側の電位Vbo2の変動が抑制されるので、コモンモード電流を低減することができる。
図14(d)、(e)に示すように、容量514両端の電位Vao1及び容量515両端の電位Vbo1はグランドを基準として相補的に変化している。容量514をC514、容量515をC515とすると、前述の通り、容量514及び515の値を同一に設定するか、あるいは、(18)式及び(19)式を満たすように設定すれば、外部に流れるコモ
ンモード電流は低減できる。
Figure 0006045664
また、図14のダイオード506、507及び電位変動抑制ダイオード511はダイオードに限るものではなく、IGBTやMOSFETなどのスイッチング素子を用いて構成されるものであっても良い。
図13の電力変換装置は交流入力のAC/DCコンバータに限るものではなく、入力電圧の中性点の電位が安定する構成であれば同様の効果が得ることができる。例えば、入力電圧として直流電圧源を用いて、図13の構成からダイオードブリッジ503を省略したDC/DCコンバータであっても良い。
実施の形態1から5では、商用交流入力を一般的な単相三線式にて説明したが、単相二線式など他の配電方式であっても良い。
また、実施の形態1から5では、電位変動抑制整流素子はダイオードで記載したが、同期整流のような場合にスイッチング素子で構成していても同様の効果を得ることができる。
以上、実施の形態1から5について説明したが、この発明は、その発明の範囲において、実施の形態の任意の構成要素を適宜、変更または省略することが可能である。
101 商用交流入力、102 ダイオードブリッジ、103a リアクトル、103b リアクトル、104 スイッチング回路、105 ダイオード、106 スイッチング素子、107 電位変動抑制ダイオード、108 平滑コンデンサ、109 負荷、110 中性点、111 容量、112 容量、113 容量、114 容量、115a 負荷、115b 負荷、116 負荷、203a リアクトル、203b リアクトル、204 スイッチング回路、205 ダイオード、206 ダイオード、207 スイッチング素子、208 スイッチング素子、209a 電位変動抑制ダイオード、209b 電位変動抑制ダイオード、210 平滑コンデンサ、211 負荷、212 容量、213 容量、214 容量、215 容量、303a リアクトル、303b リアクトル、304 スイッチング回路、305 スイッチング素子、306 スイッチング素子、307 ダイオード、308 ダイオード、309a 電位変動抑制ダイオード、309b 電位変動抑制ダイオード、310 平滑コンデンサ、311 負荷、312 容量、313 容量、314 容量、315 容量、403 ダイオードブリッジ、404a リアクトル、404b リアクトル、405a リアクトル、405b リアクトル、406 スイッチング回路、407 スイッチング素子、408 スイッチング素子、409 ダイオード、410 ダイオード、411 電位変動抑制ダイオード、412 電位変動抑制ダイオード、413 平滑コンデンサ、414 負荷、415 容量、416 容量、417 容量、418 容量、419 容量、420 容量、503 ダイオード
ブリッジ、504a リアクトル、504b リアクトル、505 スイッチング回路、506 ダイオード、507 ダイオード、508 スイッチング素子、509 スイッチング素子、510 直流電圧源、511 電位変動抑制ダイオード、512 平滑コンデンサ、513 負荷、514 容量、515 容量、516 容量、517 容量

Claims (18)

  1. 一対のラインにそれぞれ設けられた第1のリアクトル及び第2のリアクトルと、
    前記第1のリアクトル及び第2のリアクトルに接続された半導体スイッチを有するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路の出力を平滑する平滑コンデンサと、
    前記スイッチング回路と前記平滑コンデンサとの間に、グランドを基準とした前記平滑コンデンサの正側の電位と、前記グランドを基準とした前記平滑コンデンサの負側の電位の変動を抑制する電位変動抑制整流素子と、を備えた電力変換装置において、
    前記スイッチング回路は、
    整流素子と半導体スイッチから構成され、
    前記整流素子の第1の端子に前記平滑コンデンサの正側が接続されると共に、前記整流素子の第2の端子に前記半導体スイッチの第1の端子と前記第1のリアクトルが接続され、
    前記電位変動抑制整流素子は、
    前記半導体スイッチの第2の端子と前記第2のリアクトルとの接続点と、前記平滑コンデンサの負側との間に接続され、
    前記整流素子の前記第2の端子、前記半導体スイッチの前記第1の端子、及び前記第1のリアクトルの三者の接続点とグランドとの間の第1の容量と、
    前記半導体スイッチの前記第2の端子と前記第2のリアクトルとの接続点とグランドとの間の第2の容量と、を有することを特徴とする電力変換装置。
  2. 一対のラインにそれぞれ設けられた第1のリアクトル及び第2のリアクトルと、
    前記第1のリアクトル及び第2のリアクトルに接続された半導体スイッチを有するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路の出力を平滑する平滑コンデンサと、
    前記スイッチング回路と前記平滑コンデンサとの間に、グランドを基準とした前記平滑コンデンサの正側の電位と、前記グランドを基準とした前記平滑コンデンサの負側の電位の変動を抑制する電位変動抑制整流素子と、を備えた電力変換装置において、
    前記スイッチング回路は、
    第1の整流素子と第1の半導体スイッチから成る第1の直列回路と、第2の整流素子と第2の半導体スイッチから成る第2の直列回路から構成され、
    前記第1の整流素子の第1の端子に前記第2の整流素子の第1の端子と前記平滑コンデンサの正側が接続され、
    前記第1の整流素子の第2の端子に前記第1の半導体スイッチの第1の端子と前記第1のリアクトルが接続され、
    前記第2の整流素子の第2の端子に前記第2の半導体スイッチの第1の端子と前記第2のリアクトルが接続され、
    前記電位変動抑制整流素子は、
    前記第1の半導体スイッチの第2の端子と前記第2の半導体スイッチの第2の端子との接続点と、前記平滑コンデンサの負側との間に接続され、
    前記第1の整流素子の前記第2の端子、前記第1の半導体スイッチの前記第1の端子、及び前記第1のリアクトルの三者の接続点とグランドとの間の第1の容量と、
    前記第2の整流素子の前記第2の端子、前記第2の半導体スイッチの前記第1の端子、及び前記第2のリアクトルの三者の接続点とグランドとの間の第2の容量と、を有することを特徴とする電力変換装置。
  3. 一対のラインにそれぞれ設けられた第1のリアクトル及び第2のリアクトルと
    前記第1のリアクトル及び第2のリアクトルに接続された半導体スイッチを有するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路の出力を平滑する平滑コンデンサと、
    前記スイッチング回路と前記平滑コンデンサとの間に、グランドを基準とした前記平滑コンデンサの正側の電位と、前記グランドを基準とした前記平滑コンデンサの負側の電位の変動を抑制する電位変動抑制整流素子と、を備えた電力変換装置において、
    前記スイッチング回路は、
    第1の半導体スイッチと第2の半導体スイッチから成る第1の直列回路と、第1の整流素子と第2の整流素子から成る第2の直列回路から構成され、
    前記第1の半導体スイッチの第2の端子に前記第2の半導体スイッチの第1の端子と前記第1のリアクトルが接続されると共に、前記第1の整流素子の第2の端子に前記第2の整流素子の第1の端子と前記第2のリアクトルが接続され、
    前記電位変動抑制整流素子は、
    第1の電位変動抑制整流素子と第2の電位変動抑制整流素子から構成され、
    前記第1の電位変動抑制整流素子は、
    前記第1の半導体スイッチの第1の端子と前記第1の整流素子の第1の端子との接続点と、前記平滑コンデンサの正側との間に接続され、
    前記第2の電位変動抑制整流素子は、
    前記第2の半導体スイッチの第2の端子と前記第2の整流素子の第2の端子との接続点と、前記平滑コンデンサの負側との間に接続され、
    前記第1の半導体スイッチの前記第2の端子、前記第2の半導体スイッチの前記第1の端子、及び前記第1のリアクトルの三者の接続点と、グランドとの間の第1の容量と、
    前記第1の整流素子の第2の端子、前記第2の整流素子の第1の端子、及び前記第2のリアクトルの三者の接続点と、グランドとの間の第2の容量を有することを特徴とする電力変換装置。
  4. 一対のラインにそれぞれ設けられた第1のリアクトル及び第2のリアクトルと
    前記第1のリアクトル及び第2のリアクトルに接続された半導体スイッチを有するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路の出力を平滑する平滑コンデンサと、
    前記スイッチング回路と前記平滑コンデンサとの間に、グランドを基準とした前記平滑コンデンサの正側の電位と、前記グランドを基準とした前記平滑コンデンサの負側の電位の変動を抑制する電位変動抑制整流素子と、を備えた電力変換装置において、
    前記スイッチング回路は、
    第1の整流素子、第2の整流素子、第1の半導体スイッチ、及び第2の半導体スイッチの4者が直列接続される第1の直列回路と、直流電圧源から構成され、
    前記第1の整流素子の第1の端子と前記平滑コンデンサの正側が接続され、
    前記第1の整流素子の第2の端子と前記第2の整流素子の第1の端子との接続点と、前記第1の半導体スイッチの第2の端子と前記第2の半導体スイッチの第1の端子との接続点との間に前記直流電圧源が接続され、
    前記第2の整流素子の第2の端子と前記第1の半導体スイッチの第1の端子との接続点に前記第1のリアクトルが接続され、
    前記電位変動抑制整流素子は、
    前記第2の半導体スイッチの第2の端子と前記第2のリアクトルとの接続点と、前記平滑コンデンサの負側との間に接続され、
    前記第2の整流素子の前記第2の端子、前記第1の半導体スイッチの前記第1の端子、及び前記第1のリアクトルの3者の接続点と、グランドとの間の第1の容量と、
    前記第2の半導体スイッチの前記第2の端子と前記第2のリアクトルとの接続点と、グランドとの間の第2の容量を有することを特徴とする電力変換装置
  5. 前記第1の容量をC[F]、前記第2の容量をC[F]としたとき、
    前記第1の容量に対して、0<C<2・Cの関係を満たすように、前記第2の容量を設定したことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記第1の容量をC[F]、前記第2の容量をC[F]としたとき、
    前記第2の容量に対して、0<C<2・Cの関係を満たすように、前記第1の容量を設定したことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の電力変換装置。
  7. 前記平滑コンデンサの正側とグランドとの間の第3の容量と、
    前記平滑コンデンサの負側とグランドとの間の第4の容量を有することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記第3の容量をC[F]、前記第4の容量をC[F]としたとき、
    前記第3の容量に対して、0<C<2・Cの関係を満たすように、前記第4の容量を設定したことを特徴とする請求項に記載の電力変換装置。
  9. 前記第3の容量をC[F]、前記第4の容量をC[F]としたとき、
    前記第4の容量に対して、0<C<2・Cの関係を満たすように、前記第3の容量を設定したことを特徴とする請求項に記載の電力変換装置。
  10. 一対のラインにそれぞれ設けられた第1のリアクトル及び第2のリアクトルと
    前記第1のリアクトル及び第2のリアクトルに接続された半導体スイッチを有するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路の出力を平滑する平滑コンデンサと、
    前記スイッチング回路と前記平滑コンデンサとの間に、グランドを基準とした前記平滑コンデンサの正側の電位と、前記グランドを基準とした前記平滑コンデンサの負側の電位の変動を抑制する電位変動抑制整流素子と、を備えた電力変換装置において、
    前記電力変換装置は、
    前記第1のリアクトルに並列に接続された第3のリアクトルと、前記第2のリアクトルに並列に接続された第4のリアクトルを有し、
    前記スイッチング回路は、
    第1の整流素子と第1の半導体スイッチから成る第1の直列回路と、第2の整流素子と第2の半導体スイッチから成る第2の直列回路から構成され、
    前記第1の整流素子の第1の端子に前記第2の整流素子の第1の端子と前記平滑コンデンサの正側が接続され、
    前記第1の整流素子の第2の端子に前記第1の半導体スイッチの第1の端子と前記第1のリアクトルが接続され、
    前記第2の整流素子の第2の端子に前記第2の半導体スイッチの第1の端子と前記第3のリアクトルが接続され、
    前記電位変動抑制整流素子は、
    第1の電位変動抑制整流素子と第2の電位変動抑制整流素子から構成され、
    前記第1の電位変動抑制整流素子は、
    前記第1の半導体スイッチの第2の端子と前記第2のリアクトルとの接続点と、前記平滑コンデンサの負側との間に接続され、
    前記第2の電位変動抑制整流素子は、
    前記第2の半導体スイッチの第2の端子と前記第4のリアクトルとの接続点と、前記平滑コンデンサの負側との間に接続され、
    前記第1の整流素子の前記第2の端子、前記第1の半導体スイッチの前記第1の端子、及び前記第1のリアクトルの三者の接続点と、グランドとの間の第1の容量と、
    前記第1の半導体スイッチの前記第2の端子と前記第2のリアクトルとの接続点と、グランドとの間の第2の容量と、
    前記第2の整流素子の前記第2の端子、前記第2の半導体スイッチの前記第1の端子、及び前記第3のリアクトルの三者の接続点と、グランドとの間の第3の容量と、
    前記第2の半導体スイッチの前記第2の端子と前記第4のリアクトルとの接続点と、グランドとの間の第4の容量を有することを特徴とする電力変換装置。
  11. 前記第1の容量をC[F]、前記第2の容量をC[F]としたとき、
    前記第1の容量に対して、0<C<2・Cの関係を満たすように、前記第2の容量を設定したことを特徴とする請求項10に記載の電力変換装置。
  12. 前記第1の容量をC[F]、前記第2の容量をC[F]としたとき、
    前記第2の容量に対して、0<C<2・Cの関係を満たすように、前記第1の容量を設定したことを特徴とする請求項10に記載の電力変換装置。
  13. 前記第3の容量をC[F]、前記第4の容量をC[F]としたとき、
    前記第3の容量に対して、0<C<2・Cの関係を満たすように、前記第4の容量を設定したことを特徴とする請求項10に記載の電力変換装置。
  14. 前記第3の容量をC[F]、前記第4の容量をC[F]としたとき、
    前記第4の容量に対して、0<C<2・Cの関係を満たすように、前記第3の容量を設定したことを特徴とする請求項10に記載の電力変換装置。
  15. 前記平滑コンデンサの正側とグランドとの間に接続された第5の容量と、
    前記平滑コンデンサの負側とグランドとの間に接続された第6の容量を有することを特徴とする請求項10から14の何れか一項に記載の電力変換装置。
  16. 前記第5の容量をC[F]、前記第6の容量をC[F]としたとき、
    前記第5の容量に対して、0<C<2・Cの関係を満たすように、前記第6の容量を設定したことを特徴とする請求項15に記載の電力変換装置。
  17. 前記第5の容量をC[F]、前記第6の容量をC[F]としたとき、
    前記第6の容量に対して、0<C<2・Cの関係を満たすように、前記第5の容量を設定したことを特徴とする請求項15に記載の電力変換装置。
  18. 前記一対のラインに設けられたリアクトルは、互いにコアを共有する結合型リアクトルであることを特徴とする請求項1から17の何れか一項に記載の電力変換装置。
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