JP6043601B2 - 装輪式装甲車両 - Google Patents

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Description

本発明は、装輪式装甲車両に関し、特に、用途に応じて脱着される装甲などによって装備重量が変化する装輪式装甲車両に関するものである。
装輪式装甲車両は、たとえば兵員輸送などに用いられるものであり、たとえば特開平6−166387号公報などに開示されている。
このような装輪式装甲車両においては、標準車体に付加装甲を追加することにより、車体防護性能を運用に合わせて選択可能とした車両が増えている。
特開平6−166387号公報
しかし付加装甲の追加などにより装備重量が増加すると、懸架装置の特性上、通常は懸架装置が縮むことによって最低地上高が低下し、凹凸路での機動性が低下する。また、その結果サスペンションストロークの圧縮側と伸び側とのストローク量が変化し、伸び側のストローク量は増加するが、圧縮側のストローク量が減少する。これにより、圧縮側のストローク量には衝撃を吸収するストロークが残されておらず、凹凸路ではいわゆる底付き現象によって大きな衝撃が生じるため、走行速度の低下が避けられない。
一方、サスペンションの設定を付加装甲を装備した状態に最適な設定とした場合、装備を外した際にばねが伸びることで装甲車両の重心が高くなり、また緩衝特性も硬い不安定な状態になる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、付加装甲を装備しない通常形態と付加装甲を装備した重い車体時とで走行性能に差が生じることを防止可能な装輪式装甲車両を提供することである。
本発明の装輪式装甲車両は、車体と、複数の車輪と、複数の懸架装置とを備えている。複数の懸架装置は、車体に対して複数の車輪のそれぞれを回転可能に支持するためのものである。複数の懸架装置の各々は、アッパアームと、ロアアームと、複数の緩衝装置とを含んでいる。アッパアームは車体に揺動可能に支持されている。ロアアームは、アッパアームの下方において車体に揺動可能に支持され、かつアッパアームとともに車体に対して車輪を支持している。複数の緩衝装置のそれぞれが、ロアアームおよびアッパアームのいずれか一方と車体との間に配置され、かつコイルばねを含んでいる。複数の懸架装置に含まれる第1の懸架装置は、複数の車輪に含まれる第1の車輪を支持している。第1の懸架装置における複数の緩衝装置は第1および第2の緩衝装置を含んでいる。第1の緩衝装置のコイルばねは第2の緩衝装置のコイルばねとは異なるばね特性を有している。
本発明の装輪式装甲車両によれば、1つの車輪に対して第1および第2の緩衝装置を含む複数の緩衝装置が設置され、第1の緩衝装置のコイルばねは第2の緩衝装置のコイルばねとは異なるばね特性を有している。このため、それらのばね特性を適切に選択することにより、付加装甲を装備した重い車体時においても付加装甲を装備しない通常形態と同様の走行性能を得ることが可能となる。これにより、付加装甲を装備しない通常形態と付加装甲を装備した重い車体時とで走行性能に差が生じることを防止することが可能となる。
上記の装輪式装甲車両において、第1および第2の緩衝装置の各々はショックアブソーバを有している。第1および第2の緩衝装置のいずれか一方の緩衝装置は、ショックアブソーバの伸び側のストロークエンドに達したときのコイルばね保持部の長さがコイルばねの自由長よりも短くなるように構成されている。
これにより、一方の緩衝装置においてコイルばねをショックアブソーバに組み込んだ状態では、ショックアブソーバは伸び側のストロークエンドに達した状態となる。この状態では、ショックアブソーバにはコイルばねにより初期荷重(プリロード)が与えられるため、外部から負荷が加わらない限り、その状態が維持されてショックアブソーバの長さは一定に保たれる。このため、装輪式装甲車両をたとえばジャッキアップなどすることにより車輪が地面から浮いた状態としたときに一方の緩衝装置のショックアブソーバが伸び側のストロークエンドに達するように構成することで、一方の緩衝装置のショックアブソーバの長さが一定に保たれて一方の緩衝装置の取り外し、取り付けが容易となる。
上記の装輪式装甲車両において、第1および第2の緩衝装置のいずれか他方の緩衝装置のショックアブソーバの伸び側のストロークエンドに達したときの長さが、一方の緩衝装置のショックアブソーバの伸び側のストロークエンドに達したときの長さ以上の長さである。
これにより、他方の緩衝装置のショックアブソーバが伸び側のストロークエンドに達した際には、一方の緩衝装置のショックアブソーバも伸び側のストロークエンドに達した状態とすることができる。このため、装輪式装甲車両をたとえばジャッキアップなどすることにより車輪が地面から浮いた状態としたときに、他方の緩衝装置のショックアブソーバの伸び側のストロークエンドでロアアームおよびアッパアームの揺動位置を固定することができる。また、その固定された揺動位置においては、一方の緩衝装置も伸び側のストロークエンドに達して長さが一定に保たれているため、一方の緩衝装置の取り外し、取り付けを容易に行うことができる。
上記の装輪式装甲車両において、第1および第2の緩衝装置の各々は、ロアアームのキングピンジョイント部とロアアームの車体に対する揺動支点とを結ぶ領域内においてロアアームに取り付けられている。
これにより、互いに異なるばね特性を有する第1および第2の緩衝装置の各々をロアアームに取り付けても、ロアアームに著しいねじり負荷が生じることが抑制される。
上記の装輪式装甲車両において、第1の車輪を回転駆動させるために、車体から第1の車輪へ延びるドライブシャフトがさらに備えられている。第1の緩衝装置における複数の緩衝装置は、偶数個の緩衝装置からなり、かつドライブシャフトに対して車体の前方側に配置された前方側緩衝装置と、ドライブシャフトに対して車体の後方側に配置された後方側緩衝装置とを含んでいる。前方側緩衝装置の個数と後方側緩衝装置の個数とは同数である。
このように1つの車輪に対して偶数個の緩衝装置を配置し、ドライブシャフトを挟んで前方側と後方側とにそれぞれ同数の緩衝装置を配置することで、ドライブシャフトを避けて複数の緩衝装置を配置することが容易となる。またアッパアーム、ロアアーム、ドライブシャフトなどを取り外すことなく、緩衝装置のみを容易に交換することが可能となる。
上記の装輪式装甲車両において、第1および第2の緩衝装置の各々は、アッパアームのキングピンジョイント部とアッパアームの車体に対する揺動支点とを結ぶ領域内においてアッパアームに取り付けられていてもよい。
これにより、互いに異なるばね特性を有する第1および第2の緩衝装置の各々をアッパアームに取り付けても、アッパアームに著しいねじり負荷が生じることが抑制される。
上記の装輪式装甲車両において、車体に装備された装甲がさらに備えられている。これにより、第1の緩衝装置のコイルばねと第2の緩衝装置のコイルばねとの各ばね特性を適切に選択することにより、付加装甲を装備した重い車体時においても付加装甲を装備しない通常形態と同様の走行性能を得ることが可能となる。なお上記において装甲が車体に装備された状態は、装甲が車体の全体に装備された状態と、車体の一部のみに装備された状態とのいずれの状態も含む。
上記の装輪式装甲車両において、複数の懸架装置に含まれる第2の懸架装置は、複数の車輪に含まれる第2の車輪を支持し、かつ第2の懸架装置における複数の緩衝装置は第3および第4の緩衝装置を含んでいる。第3の緩衝装置のコイルばねは第4の緩衝装置のコイルばねと同じばね特性を有している。第1の懸架装置および第1の車輪は装甲が装備された部分の下部に配置されており、第2の懸架装置および第2の車輪は装甲が装備されていない部分の下部に配置されている。
これにより、装甲が装備された部分と装甲が装備されない部分との各々に適した設定となるように第1および第2の懸架装置を調整することが容易となる。
以上説明したように本発明によれば、付加装甲を装備しない通常形態と付加装甲を装備した重い車体時とで走行性能に差が生じることを防止可能な装輪式装甲車両を実現することができる。
本発明の一実施の形態における装輪式装甲車両の付加装甲を装備しない通常形態の構成を示す概略側面図(A)および図1(A)のIB−IB線に沿う概略断面図である。 本発明の一実施の形態における装輪式装甲車両の付加装甲を装備した形態の構成を示す概略側面図(A)および図2(A)のIIB−IIB線に沿う概略断面図である。 図2(B)の領域R1に示された車輪、懸架装置、ドライブシャフトなどの部分を拡大して示す図である。 図3に示した車輪、懸架装置、ドライブシャフトなどの部分を概略的に示す側面図である。 図3に示した車輪、懸架装置、ドライブシャフトなどの部分を概略的に示す平面図(上面図)である。 図3に示した懸架装置、ドライブシャフトの部分を概略的に示す斜視図である。 1つの車輪に対して設置された2つの緩衝装置のそれぞれのコイルばねのばね特性が同じ状態を示す側面図である。 ショックアブソーバが伸び側のストロークエンドに達したときのコイル保持部の長さがコイルばねの自由長よりも短い緩衝装置の構成を説明するための図である。 装輪式装甲車両の車体がジャッキアップされて車輪が地面から浮いた状態を示す断面図である。 車体に固定されたストッパによりロアアームおよびアッパアームの揺動角度を制限する構成を示す概略断面図である。 ショックアブソーバの伸び側のストロークエンドによりロアアームおよびアッパアームの揺動角度を制限する構成を示す概略断面図である。 緩衝装置がアッパアームと車体との間に取り付けられた構成を示す断面図である。 緩衝装置がアッパアームと車体との間に取り付けられた構成を示す側面図である。 緩衝装置がアッパアームと車体との間に取り付けられた構成を示す平面図(上面図)である。 車体の一部にのみ付加装甲が装備された装輪式装甲車両の構成を示す概略側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず本実施の形態の装輪式装甲車両の構成について図1〜図8を用いて説明する。
図1(A)および図1(B)を参照して、本実施の形態の装輪式装甲車両1は、車体2と、複数の車輪3と、複数の懸架装置10とを主に有している。複数の車輪3は車体2の側部に回転可能に取り付けられている。複数の車輪3は、車体2の左側側部に支持された車輪3と右側側部に支持された車輪3とで対をなし、たとえば4対(8個)の車輪3からなっている。複数の懸架装置10は、複数の車輪3のそれぞれを回転可能に支持している。
図2(A)および図2(B)を参照して、装輪式装甲車両1の車体2は、複数の付加装甲4を装備可能に構成されている。この付加装甲4は車体2の外表面であって、必要に応じた箇所に適宜装備可能なように構成されている。
図3を参照して、複数の懸架装置10の各々は、ダブルウィッシュボーン型の懸架装置である。1個の懸架装置10は、1個の車輪3を回転可能に支持しており、アッパアーム11と、ロアアーム12と、ナックル13と、複数の緩衝装置14とを主に有している。
アッパアーム11は、一方端部に設けられた軸支持部11aと、他方端部に設けられたキングピンジョイント部11bとを有している。アッパアーム11は、車体2に固定された軸2aを軸支持部11aに挿通することにより、車体2に対して揺動可能に支持されている。
ロアアーム12はアッパアーム11の下方に位置している。ロアアーム12は、一方端部に設けられた軸支持部12aと、他方端部に設けられたキングピンジョイント部12bとを有している。ロアアーム12は、車体2に固定された軸2bを軸支持部12aに挿通することにより、車体2に対して揺動可能に支持されている。
ナックル13は、上部をアッパアーム11のキングピンジョイント部11bに連結されており、下部をロアアーム12のキングピンジョイント部12bに連結されている。ナックル13とアッパアーム11のキングピンジョイント部11bとの間およびナックル13とロアアーム12のキングピンジョイント部12bとの間の各々には、たとえばボールジョイントが配置されている。
ナックル13に支承された車軸13aには車輪3が回転可能に支持されている。これにより車輪3は、ナックル13を介してアッパアーム11およびロアアーム12により車体2に対して支持されている。
1個の車輪3に対して複数の緩衝装置14が設けられている。複数の緩衝装置14は、たとえば2個の緩衝装置14から構成されている。複数の緩衝装置14の個数は2個以上であればよく、偶数個であることが好ましい。
複数の緩衝装置14の各々は、たとえばロアアーム12と車体2との間に配置されている。複数の緩衝装置14の各々の上端はブラケット16を介して車体2に取り付けられており、下端はロアアーム12に取り付けられている。
複数の緩衝装置14の各々は、コイルばね14aと、ショックアブソーバ14bとを有している。コイルばね14a内にショックアブソーバ14bが挿通されることにより複数の緩衝装置14の各々は組み立てられている。
車輪3を回転駆動させるために、ドライブシャフト15が車体2から車輪3へ延びて車輪3に接続されている。
図4を参照して、複数の緩衝装置14は、ドライブシャフト15に対して車体2の前方側に配置された前方側緩衝装置14と、ドライブシャフト15に対して車体2の後方側に配置された後方側緩衝装置14とを含んでいる。前方側緩衝装置14の個数と後方側緩衝装置14の個数とは同数であることが好ましく、本実施の形態では前方側緩衝装置14および後方側緩衝装置14の各個数はたとえば1個である。
前方側緩衝装置14および後方側緩衝装置14は、装輪式装甲車両1の側面から見たときに車輪3の回転中心CEを通る仮想の線C−Cに対して互いに線対称となるように配置されていることが好ましい。
図5を参照して、複数の緩衝装置14の各々は、平面視において(車体2の上方から見た場合において)ロアアーム12のキングピンジョイント部12bとロアアーム12の車体2に対する揺動支点となる軸支持部12aとを結ぶ領域(図5中のハッチング領域R1)内においてロアアーム12に取り付けられていることが好ましい。
ここで領域R1は、平面視において、キングピンジョイント部12bの外形に接し、かつ軸支持部12aの回転中心となる軸線B1−B1と軸支持部との交点を通る仮想の直線で挟まれた領域である。
本実施の形態においては、ロアアーム12は車体2側において二股に分かれた形状を有している。このため、ロアアーム12の二股に分かれた部分の各々の上記領域R1内において緩衝装置14はロアアーム12に取り付けられていることが好ましい。
なおナックル13にはナックルアーム13bが設けられており、このナックルアーム13bにはコネクティングロッド17が接続されている。
図6を参照して、複数の緩衝装置14の各々の上端はたとえばボルト21およびナット22を用いてブラケット16に接続されている。また複数の緩衝装置14の各々の下端はたとえばボルト21およびナット22を用いてロアアーム12に接続されている。このため、上記のボルト21およびナット22の取り付け、取り外しにより複数の緩衝装置14の各々の交換が可能となる。
図4および図7を参照して、上記のごとく複数の緩衝装置14の交換が可能であるため、複数の緩衝装置14の少なくとも1個の緩衝装置(たとえば図4、図7中右側の緩衝装置)14が、付加装甲4(図2)の装備の有無などにより適宜、取り換え可能である。
たとえば図1に示すように付加装甲4を装備しない通常形態においては、図7に示すように1個の車輪3に対して設置される複数の緩衝装置14は、それぞれのコイルばね14aのばね特性(ばね定数)が互いに同じとなるように選ばれている。一方、図2に示すように付加装甲4を装備した重い車体の状態においては、図4に示すように1個の車輪3に対して設置される複数の緩衝装置14は、それぞれのコイルばね14aのばね特性(ばね定数)が互いに異なるように選ばれている。
つまり図7の状態から、複数の緩衝装置14のうちの少なくとも1個の緩衝装置(たとえば図7中右側の緩衝装置)14を、図4に示すようにばね定数の大きいコイルばね14aを有する緩衝装置14に交換することができる。
ここで、ばね定数の大きいコイルばね14aは、ばね定数の小さいコイルばね14aに比較して、ばねの線径が太い構成、ばねの巻き数が少ない構成、およびコイル径が小さい構成の少なくともいずれかの構成を有している。またばね定数の大きいコイルばね14aは、ばね定数の小さいコイルばね14のばね定数のたとえば1.3倍以上1.4倍以下のばね定数を有している。ただし、ばね定数の大きいコイルばね14aおよびばね定数の小さいコイルばね14の各々のばね定数はこれに限定されるものではない。
なお図7に示すように複数の緩衝装置14のコイルばね14aのばね特性が互いに同じ場合には、複数の緩衝装置14の各々のショックアブソーバ14bの特性も同じであることが好ましい。また図4に示すように複数の緩衝装置14のコイルばね14aのばね特性が互いに異なる場合には、複数の緩衝装置14の各々のショックアブソーバ14bの特性は互いに同じであってもよいが、ばね特性の相違に応じて互いに異なっていてもよい。
以上より本実施の形態の装輪式装甲車両1においては、図2に示すように付加装甲4を車体2に装備した重い車体の状態においては、図4に示すように1個の車輪3に対して設置される複数の緩衝装置14のコイルばね14aのばね特性(ばね定数)は互いに異なっている。
上記のように本実施の形態においては付加装甲4の装備の有無により緩衝装置14を交換するため、複数の緩衝装置14のうち少なくとも1個の緩衝装置14はその交換が容易なように構成されている。以下、その緩衝装置14の交換を容易にするための構成および交換方法に関して図8〜図11を用いて説明する。
図8を参照して、交換される緩衝装置(交換側の緩衝装置)14は、ショックアブソーバ14bの伸び側のストロークエンドに達したときのコイルばね保持部の長さL1がコイルばね14aの自由長L2よりも短くなるように構成されている。ここでコイルばねの自由長とは、コイルばねに荷重をかけないフリーの状態でのコイルばねの長さのことである。
これにより、この緩衝装置14においてコイルばね14aをショックアブソーバ14bに組み込んだ状態では、ショックアブソーバ14bは伸び側のストロークエンドに達した状態となる。この状態では、ショックアブソーバ14bにはコイルばね14aによりプリロードが与えられるため、外部から負荷が加わらない限り、その状態が維持されてショックアブソーバ14bの長さは一定に保たれている。
図9を参照して、緩衝装置14の交換時には、ジャッキ50を用いて装輪式装甲車両1をジャッキアップなどすることにより車輪が地面から浮いた状態とされる。この際、アッパアーム11およびロアアーム12の双方は、車輪3などの重量により、車輪3の取り付け側が下方となるように車体2に対して揺動する。このときドライブシャフト15の揺動角度には限界がある。このため、懸架装置10のリバウンドストロークを制限するために、アッパアーム11およびロアアーム12の双方の揺動角度を制限する必要がある。
リバウンドストロークを制限する1つの方法として、たとえば図10に示すようにロアアーム12の揺動角度を制限するためのストッパ18を車体2に設ける方法がある。このストッパ18はたとえばロアアーム12が所定角度揺動したところでロアアーム12の下面に当接するように配置されている。ストッパ18はロアアーム12ではなくアッパアーム11の下面に当接するように構成されていてもよい。
またリバウンドストロークを制限する他の方法として、たとえば図11に示すように交換する緩衝装置14以外の緩衝装置(固定側の緩衝装置)14の伸び側のストロークエンドで制限する方法もある。この場合、固定側の緩衝装置14のショックアブソーバ14bの伸び側のストロークエンドに達したときの長さが、交換側の緩衝装置14のショックアブソーバ14bの伸び側のストロークエンドに達したときの長さ以上の長さであることが好ましい。
上記ジャッキアップの際には、図10または図11に示すリバウンドストロークを制限する方法を用いて、交換側の緩衝装置14が伸び側のストロークエンドに達したところで、アッパアーム11およびロアアーム12の双方の揺動が停止される。この状態で図6に示されたブラケット16と交換側の緩衝装置14とを固定するためのボルト21およびナット22が取り外される。またロアアーム12と交換側の緩衝装置14とを固定するためのボルト21およびナット22も取り外される。これにより、交換側の緩衝装置14を懸架装置10から取り外すことが可能となる。
この緩衝装置14の取り外しの際、交換側の緩衝装置14のショックアブソーバ14bは、伸び側のストロークエンドに達しており、かつコイルばね14aによりプリロードを与えられている。このため、交換側の緩衝装置14のショックアブソーバ14bの長さは伸び側のストロークエンドに達した状態での長さで一定に保たれている。よって、交換側の緩衝装置14を懸架装置10から取り外す際にその長さが変化することが無いため、交換側の緩衝装置14の懸架装置10から取り外したり、取り付けたりする作業が容易となる。
なお、1個の車輪3に対して設置された複数の緩衝装置14の全てが上記のように交換容易な構成を有していてもよく、また複数の緩衝装置14の一部の緩衝装置14のみが上記のような交換容易な構成を有していてもよい。つまり固定側の緩衝装置14も、交換側の緩衝装置14のように伸び側のストロークエンドに達した状態でコイルばねによりプリロードが与えられるように構成されていてもよい。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、図4に示すように1つの車輪3に対して複数(たとえば2個)の緩衝装置14が設置されている。また複数の緩衝装置14のうちの少なくとも1つの緩衝装置14のコイルばね14aが他の緩衝装置14のコイルばね14aとは異なるばね特性を有している。このため、それらのばね特性を適切に選択することにより、図2(A)、(B)に示すような付加装甲4を装備した重い車体時においても、図1(A)、(B)に示すような付加装甲4を装備しない通常形態と同様の走行性能を得ることが可能となる。これにより、付加装甲4を装備しない通常形態と付加装甲4を装備した重い車体時とで走行性能に差が生じることを防止することが可能となる。
たとえば図1(A)、(B)に示すような付加装甲4を装備しない通常形態では図7に示すように複数の緩衝装置14の各コイルばね14aのばね特性(ばね定数)が互いに同じとされ、図2(A)、(B)に示すように付加装甲4が装備され車重が重くなった場合には図4に示すように少なくとも1個の緩衝装置14が交換される。この際、交換前の緩衝装置14のコイルばね14aよりも大きいばね定数のコイルばね14aを有する緩衝装置14への交換が行われる。これにより付加装甲4を装備した重い車体時においても、懸架装置10が縮むことを防止できるため、付加装甲4を装備しない通常形態と同様の走行性能を実現することができる。
また図10に示すように装輪式装甲車両1をジャッキアップして車輪3を地面から浮かせたときに、仮に交換側の緩衝装置14のショックアブソーバ14bが伸び側のストロークエンドに達していないと、交換側の緩衝装置14を取り外す際に交換側の緩衝装置14の長さが伸び側のストロークエンドまで延びて変化することになり、取り外し作業が困難となる。
これに対して図8に示すように本実施の形態における交換側の緩衝装置14は、ショックアブソーバ14bの伸び側のストロークエンドに達したときのコイルばね保持部の長さL1がコイルばね14aの自由長L2よりも短くなるように構成されている。これにより、交換側の緩衝装置14においてコイルばね14aをショックアブソーバ14bに組み込んだ状態では、ショックアブソーバ14bは伸び側のストロークエンドに達した状態となる。この状態では、ショックアブソーバ14bにはコイルばね14aによりプリロードが与えられるため、外部から負荷が加わらない限り、その状態が維持されてショックアブソーバ14bの長さは一定に保たれる。このため、図9に示すように装輪式装甲車両1をたとえばジャッキアップなどすることにより車輪3が地面から浮いた状態としたときに交換側の緩衝装置14のショックアブソーバ14bが伸び側のストロークエンドに達するように構成することで、交換側の緩衝装置14のショックアブソーバ14bの長さが一定に保たれて交換側の緩衝装置14の交換作業(取り外し、取り付け)が容易となる。
また図11に示すように本実施の形態においては交換側の緩衝装置14以外の緩衝装置(固定側の緩衝装置)14のショックアブソーバ14bの伸び側のストロークエンドに達したときの長さが、交換側の緩衝装置14のショックアブソーバ14bの伸び側のストロークエンドに達したときの長さ以上の長さである。これにより、固定側の緩衝装置14のショックアブソーバ14bが伸び側のストロークエンドに達した際には、交換側の緩衝装置14のショックアブソーバ14bも伸び側のストロークエンドに達した状態とすることができる。このため、装輪式装甲車両1をたとえばジャッキアップなどすることにより車輪3が地面から浮いた状態としたときに、固定側の緩衝装置14のショックアブソーバ14bの伸び側のストロークエンドでロアアーム12およびアッパアーム11の揺動位置を固定することができる。また、その固定された揺動位置においては、交換側の緩衝装置14も伸び側のストロークエンドに達して長さが一定に保たれているため、交換側の緩衝装置14の交換作業(取り外し、取り付け)を容易に行うことができる。
また図5に示すように本実施の形態においては複数の緩衝装置14の各々は、ロアアーム12のキングピンジョイント部12bとロアアーム12の車体2に対する揺動支点となる軸支持部12aとを結ぶ領域(図5中のハッチング領域R1)内においてロアアーム12に取り付けられている。これにより、互いに異なるばね特性を有する複数の緩衝装置14の各々をロアアーム12に取り付けても負荷のアンバランスが生じにくくなり、ロアアーム12に著しいねじり負荷が生じることが抑制される。
また図4に示すように本実施の形態においては複数の緩衝装置14の個数は偶数個であり、ドライブシャフト15に対して車体2の前方側に配置された前方側緩衝装置14の個数と、ドライブシャフト15に対して車体2の後方側に配置された後方側緩衝装置14の個数とは同数である。このように1つの車輪に対して偶数個の緩衝装置14をドライブシャフト15を挟んで同数で配置することにより、ドライブシャフト15を避けて複数の緩衝装置14を配置することが容易となる。またアッパアーム11、ロアアーム12、ドライブシャフト15などを取り外すことなく、緩衝装置14のみを容易に交換することが可能となる。
以上より本実施の形態の装輪式装甲車両1によれば、従来から用いられているコイルばね14aやショックアブソーバ14bを使った比較的簡単で汎用性の高い構成で、最低地上高を適切に維持しつつ、付加装甲4を装備した重い車体時においても、付加装甲4を装備しない通常形態と同様の走行性能を実現することができる。加えて懸架装置10のストローク範囲や特性も車両重量に適合した特性を持たせることが可能となる。そのため、車輪3の接地面が適切となるように設定された通常形態の懸架装置10のジオメトリーを維持することができる。これにより不整地と高速道路のいずれをも行き来するような装輪式装甲車両1であっても、標準運用時、高荷重運用時のいずれにも適合した走破性、安全性、タイヤ寿命を実現することができる。
なお上記の実施の形態においては複数の緩衝装置14の各々が車体2とロアアーム12との間に配置された構成について説明したが、図12〜図14に示すように車体2とアッパアーム11との間に配置されてもよい。以下、その構成について説明する。
図12を参照して、複数の緩衝装置14の各々は、アッパアーム11と車体2との間に配置されている。複数の緩衝装置14の各々の上端はブラケット16を介して車体2に取り付けられており、下端はアッパアーム11に取り付けられている。
図13を参照して、複数の緩衝装置14は、装輪式装甲車両1の側面から見たときに車輪3の回転中心CEを通る仮想の線C−Cに対して互いに線対称となるように配置されていることが好ましい。
図14を参照して、複数の緩衝装置14の各々は、平面視においてアッパアーム11のキングピンジョイント部11bとアッパアーム11の車体2に対する揺動支点となる軸支持部11aとを結ぶ領域(図14中のハッチング領域R2)内においてアッパアーム11に取り付けられていることが好ましい。
ここで領域R2は、平面視において、キングピンジョイント部11bの外形に接し、かつ軸支持部11aの回転中心となる軸線B2−B2と軸支持部との交点を通る仮想の直線で挟まれた領域である。
図12〜図14に示す構成においては、アッパアーム11は車体2側において二股に分かれた形状を有している。このため、アッパアーム11の二股に分かれた部分の各々の上記領域R2内において緩衝装置14はアッパアーム11に取り付けられていることが好ましい。
なお上記以外の図12〜図14に示す構成は、上述した図3〜図5に示す構成とほぼ同じであるため同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
図12〜図14に示す構成においては、複数の緩衝装置14の各々がアッパアーム11のキングピンジョイント部11bとアッパアーム11の車体2に対する揺動支点となる軸支持部11aとを結ぶ領域(図14中のハッチング領域R2)内においてアッパアーム11に取り付けられている。これにより、互いに異なるばね特性を有する複数の緩衝装置14の各々をアッパアーム11に取り付けても負荷のアンバランスが生じにくくなり、アッパアーム11に著しいねじり負荷が生じることが抑制される。
図1(A)に示すように車体2の全体に付加装甲4が装備される場合、4対の車輪3に対応する全ての懸架装置(たとえば8個の懸架装置)10において、図4に示すように1個の車輪3に対して設置された複数の緩衝装置14の少なくとも1個の緩衝装置14のコイルばね14aのばね特性を他の緩衝装置14のコイルばね14aのばね特性と異ならせてもよい。
また図15に示すように付加装甲4が車体2の一部にのみ装備される場合には、付加装甲4が装備された部分の下部に位置する懸架装置(図15中左側2つの車輪3を支持する懸架装置)10において、図4に示すように1個の車輪3に対して設置された複数の緩衝装置14の少なくとも1個の緩衝装置14のコイルばね14aのばね特性を他の緩衝装置14のコイルばね14aのばね特性と異ならせてもよい。また図15において付加装甲4が装備されていない部分の下部に位置する懸架装置(図15中右側2つの車輪3を支持する懸架装置)10においては、図7に示すように1個の車輪3に対して設置された複数の緩衝装置14の各コイルばね14aのばね特性は互いに同じとされてもよい。
これにより、付加装甲4が装備された部分と装甲が装備されない部分との各々に適した設定となるように複数の懸架装置10をそれぞれ調整することが容易となる。
なお上記においては付加装甲4の装備により装備重量が変化する場合について説明したが、付加装甲4以外の装備品を車体2に装備することにより装備重量が変化する場合にも上記の実施の形態の構成を適用することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 装輪式装甲車両、2 車体、2a,2b 軸、3 車輪、4 付加装甲、10 懸架装置、11 アッパアーム、11a,12a 軸支持部、11b,12b キングピンジョイント部、12 ロアアーム、13 ナックル、13a 車軸、13b ナックルアーム、14 緩衝装置、14a コイルばね、14b ショックアブソーバ、15 ドライブシャフト、16 ブラケット、17 コネクティングロッド、18 ストッパ、21 ボルト、22 ナット、50 ジャッキ。

Claims (7)

  1. 車体と、
    複数の車輪と、
    前記車体に対して前記複数の車輪のそれぞれを回転可能に支持するための複数の懸架装置とを備え、
    前記複数の懸架装置の各々は、
    前記車体に揺動可能に支持されたアッパアームと、
    前記アッパアームの下方において前記車体に揺動可能に支持され、かつ前記アッパアームとともに前記車体に対して前記車輪を支持するロアアームと、
    それぞれが前記ロアアームおよび前記アッパアームのいずれか一方と前記車体との間に配置され、かつコイルばねを含む複数の緩衝装置とを含み、
    前記複数の懸架装置に含まれる第1の懸架装置は、前記複数の車輪に含まれる第1の車輪を支持し、
    前記第1の懸架装置における前記複数の緩衝装置は第1および第2の緩衝装置を含み、
    前記第1の緩衝装置の前記コイルばねは前記第2の緩衝装置の前記コイルばねとは異なるばね特性を有し
    前記第1および第2の緩衝装置の各々はショックアブソーバを有し、
    前記第1および第2の緩衝装置のいずれか一方の緩衝装置は、前記ショックアブソーバの伸び側のストロークエンドに達したときのコイルばね保持部の長さが前記コイルばねの自由長よりも短くなるように構成されている、装輪式装甲車両。
  2. 前記第1および第2の緩衝装置のいずれか他方の緩衝装置の前記ショックアブソーバの伸び側のストロークエンドに達したときの長さが、前記一方の緩衝装置の前記ショックアブソーバの伸び側のストロークエンドに達したときの長さ以上の長さである、請求項に記載の装輪式装甲車両。
  3. 前記第1および第2の緩衝装置の各々は、前記ロアアームのキングピンジョイント部と前記ロアアームの前記車体に対する揺動支点とを結ぶ領域内において前記ロアアームに取り付けられている、請求項1または2に記載の装輪式装甲車両。
  4. 前記第1の車輪を回転駆動させるために、前記車体から前記第1の車輪へ延びるドライブシャフトをさらに備え、
    前記第1の懸架装置における前記複数の緩衝装置は、偶数個の緩衝装置からなり、かつ前記ドライブシャフトに対して前記車体の前方側に配置された前方側緩衝装置と、前記ドライブシャフトに対して前記車体の後方側に配置された後方側緩衝装置とを含み、
    前記前方側緩衝装置の個数と前記後方側緩衝装置の個数とは同数である、請求項に記載の装輪式装甲車両。
  5. 前記第1および第2の緩衝装置の各々は、前記アッパアームのキングピンジョイント部と前記アッパアームの前記車体に対する揺動支点とを結ぶ領域内において前記アッパアームに取り付けられている、請求項1または2に記載の装輪式装甲車両。
  6. 前記車体に装着された装甲をさらに備えた、請求項1〜のいずれか1項に記載の装輪式装甲車両。
  7. 前記複数の懸架装置に含まれる第2の懸架装置は、前記複数の車輪に含まれる第2の車輪を支持し、かつ前記第2の懸架装置における前記複数の緩衝装置は第3および第4の緩衝装置を含み、
    前記第3の緩衝装置の前記コイルばねは前記第4の緩衝装置の前記コイルばねと同じばね特性を有しており、
    前記第1の懸架装置および前記第1の車輪は前記装甲が装着された部分の下部に配置されており、前記第2の懸架装置および前記第2の車輪は前記装甲が装着されていない部分の下部に配置されている、請求項に記載の装輪式装甲車両。
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