JP6043177B2 - 箱詰機における詰め込み準備装置 - Google Patents

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Description

本発明は、箱詰機における詰め込み準備装置に関するものであり、更に詳しくは、被詰込物を段ボール箱等の略直方体状の収納容器内に詰め込むための箱詰機において、被詰込物の保護用に予め収納容器の内側に配設される合成樹脂フィルムよりなる保護体を該収納容器の内壁面に押し付けることにより、該被詰込物を該収納容器内に容易に詰め込むことができるようにするための詰め込み準備装置に係るものである。
本出願において「内壁面」とは、略直方体状の収納容器における底板部から上方に立ち上がっている4つの側板部の内面をいうものとする。
本出願において「被詰込物」とは、箱詰機により段ボール箱等の収納容器内に詰め込まれる物をいう。被詰込物は、一例として、化粧品、歯磨き等の内容物を収納するための空のプラスチックチューブ等の容器である。
図8に示すように、段ボール箱等の収納容器19内に被詰込物を詰め込む際には、該収納容器19内において該被詰込物を湿気、液体、汚れ、ホコリ、損傷等から保護するために、合成樹脂フィルムよりなる上端を開口した袋状、シート状等の保護体55が該収納容器19の内側に予め配設される。
しかるに、一般に、保護体55は収納容器19の内壁面に固着されないため、保護体55は収納容器19の内壁面に密接していない。すなわち、保護体55は収納容器19の内壁面から該収納容器19の中央方向に離れた状態になりやすい。
保護体55がこのように収納容器19の内壁面から該収納容器19の中央方向に離れた状態にあるときには、収納容器19内に被詰込物を詰め込む際に被詰込物が保護体55に当接するため、収納容器19内に被詰込物を円滑に詰め込むことができない。したがって、収納容器19内に被詰込物を詰め込む際には、予め保護体55を収納容器19の内壁面に密接させておくる必要がある。
しかるに、予め保護体55を収納容器19の内壁面に密接させるようにした好ましい詰め込み準備装置は、本出願人が知る限りにおいて、従来存在しない。
なお、予め保護体55を収納容器19の内壁面に密接させるための装置として、図9、図10に示すように、収納容器19内における保護体55の内側に収納容器19の側板部65a、65b、65c、65dに対応する4枚の長方形状のガイド板67a、67b、67c、67dを該側板部65a、65b、65c、65dと平行になるように収納容器19内に位置させ、該ガイド板67a、67b、67c、67dをそれぞれ該側板部65a、65b、65c、65dに接近させることにより、該保護体55を該側板部65a、65b、65c、65dの内壁面65a’、65b’、65c’、65d’に密接させるようにしてなる詰め込み準備装置(以下「参考例」という。)が一応考えられる。
しかるに、上記参考例においては、ガイド板67a、67b、67c、67dを収納容器19内における保護体55の内側に位置させたときに、該ガイド板67a、67b、67c、67dが相互に干渉しないようにするために、各ガイド板67a、67b、67c、67dの水平方向の長さを各側板部65a、65b、65c、65dの内壁面65a’、65b’、65c’、65d’における水平方向の長さよりも短くする必要がある。すなわち、図9、図10において、例えば、ガイド板67aの水平方向の長さ67a“は、対応する側板部65aの水平方向の長さ65a”よりも短くする必要がある。
その結果、上記参考例においては、ガイド板67a、67b、67c、67dは保護体55の各隅部55’を収納容器19の各隅部19’に密接させることができないことになる。換言すれば、保護体55の各隅部55’は収納容器19の各隅部19’から収納容器19の中央方向に離れることになる。したがって、このような状態で収納容器19内に被詰込物を詰め込もうとすると、該被詰込物が保護体55の各隅部55’に当接し、被詰込物を収納容器19内に円滑に詰め込むことができないことになる。
このような状況に鑑み、本発明は、被詰込物を段ボール箱等の略直方体状の収納容器内に詰め込むための箱詰機において、合成樹脂フィルムよりなる保護体を収納容器の内壁面に密接させるようにした新規な箱詰機における詰め込み準備装置を提供しようとしてなされたものである。
上記課題を解決するために、本発明は下記の如き箱詰機における詰め込み準備装置を提供するものである。
上面を開口した略直方体状の収納容器の4つの隅部にそれぞれ対応する4つの平面視略L字状のガイド板を、該収納容器内に配設された合成樹脂フィルムよりなる保護体の内側に位置させた後、当該各ガイド板をそれぞれ該収納容器の各対応隅部に接近させることにより、該保護体を該収納容器の各側板部における内壁面に該収納容器の各隅部に至るまで密接させ、前記各ガイド板の側縁は、隣接する他のガイド板の側縁と相互に重なっている、箱詰機における詰め込み準備装置において、
相互に重なっている前記側縁における一方の側縁を屈曲させることにより、相互に隣接するガイド板における被詰込物側の面が同一平面上に位置するようにしたことを特徴とする箱詰機における詰め込み準備装置。
各ガイド板をそれぞれ収納容器の各対応隅部に接近させることにより保護体を収納容器の各側板部における内壁面に該収納容器の隅部に至るまで密接させることができるため、保護体を内側に配設した収納容器内に被詰込物を支障なく詰め込むことができる。
各ガイド板の側縁は、隣接する他のガイド板の側縁と相互に重なっているため、収納容器内に配設された保護体のほぼ全面を収納容器の各側板部における内壁面に密接させることができる。
相互に重なっている前記側縁における一方の側縁を屈曲させることにより、相互に隣接するガイド板における被詰込物側の面が同一平面上に位置するようにしたため、被詰込物側の面においてガイド板の板厚差による段差が生ずることがない。したがって、収納容器内に詰め込まれた被詰込物に傷がつくおそれがない。
図1は、本発明による箱詰機における詰め込み準備装置の一例を示す平面図である。 図2は、ガイド板の一例を示す平面図である。 図3は、同上ガイド板の側面図である。 図4は、収納容器の隅部に対応する4つのガイド板をそれぞれ収納容器の隅部に対応させて保護体の内側に位置させた状態を示す平面図である。 図5は、各ガイド板をそれぞれ収納容器の各対応隅部に接近させた状態を示す平面図である。 図6は、ガイド板の側縁が隣接する他のガイド板の側縁と相互に重なっている状態を概略的に示す平面図である。 図7は、詰め込み準備装置を備えた箱詰機の一部を概略的に示す正面図である。 図8は、収納容器内に保護体を配設した状態を示す断面図である。 図9は、本発明によるガイド板とは異なるガイド板を保護体の内側に位置させた状態を示す平面図である。 図10は、本発明によるガイド板とは異なるガイド板を収納容器の各側板部に接近させた状態を示す平面図である。 図11は、所定数の空チューブを整列させた状態でパレット上に載置するための第1手段の一例を示す側面図である。 図12は、同上第1手段の平面図である。 図13は、パレットの一例を示す平面図である。 図14は、同上パレットの側面図である。 図15は、パレット上の空チューブを整列させた状態で仮受ボックス内に移すための第2手段において、第1真空吸着装置がパレット上の空チューブを吸着する状態を示す側面図である。 図16は、第1真空吸着装置がパレット上の空チューブを吸着する状態を示す平面図である。 図17は、第2手段において、第1真空吸着装置がパレット上の空チューブを整列させた状態で仮受ボックス内に移す状態を示す正面図である。 図18は、仮受ボックスの一例を示す斜視図である。 図19は、所定数の空チューブを積み込んだ仮受ボックスを水平にした状態を示す平面図である。 図20は、仮受ボックス内の空チューブを整列させた状態で段ボール箱等の収納容器内に詰め込むための第3手段において、第2真空吸着装置の一例を示す底面図である。 図21は、第3手段において、第2真空吸着装置が仮受ボックス内の空チューブを吸着する状態を示す正面図である。 図22は、第2真空吸着装置が空チューブを収納容器に積み込む状態を示す正面図である。 図23は、空チューブの一例を示す斜視図である。 図24は、同上空チューブを示す別の斜視図である。 図25は、同上空チューブのキャップを示す断面図である。
本発明による箱詰機における詰め込み準備装置は、後述の第3手段にについて、図1〜図8を参照して説明する。なお、上記参考例に対応する部位、部分、部品等については、上記参考例と同一の符号を用いる。
本発明による箱詰機における詰め込み準備装置は、上面を開口した略直方体状の収納容器19の4つの隅部19’、19’、19’、19’にそれぞれ対応する4つの平面視略L字状のガイド板71、71、71、71を、該収納容器19内に配設された合成樹脂フィルムよりなる保護体55の内側に位置させた後(図4参照)、当該各ガイド板71、71、71、71をそれぞれ収納容器19の各対応隅部19’、19’、19’、19’に接近させることにより(図5参照)、該保護体55を収納容器19の各側板部65a、65b、65c、65dにおける内壁面65a’、65b’、65c’、65d’に該収納容器19の隅部19’、19’、19’、19’に至るまで密接させるようにしてなるものである。
前記各ガイド板71の側縁71’は、隣接する他のガイド板71の側縁71“と相互に重なっている。
相互に重なっている前記側縁71’、71”における一方の側縁71”を屈曲させることにより、相互に隣接するガイド板71、71における被詰込物73側の面が同一平面上に位置するようになす。すなわち、被詰込物73側の面においてガイド板71、71の板厚差による段差が生ずることがない。
各ガイド板71は、上縁に収納容器19の上縁に係止するための係止部74を備えている。該係止部74は取付具75を介してエアシリンダ等の駆動手段77に連結されており、該駆動手段77は箱詰機のフレーム37に取り付けられている。駆動手段77は、ガイド板71を収納容器19の内側より該収納容器19の隅部19’に接離する方向に動かす。
収納容器19は、電動駆動リフター等の昇降手段59により、昇降自在である。図7参照。すなわち、ガイド板71、71、71、71を収納容器19の内側に配設した保護体55の内側の上方に位置させた状態で、収納容器19を昇降手段59により上昇させ、ガイド板71、71、71、71を上述の如く動かすことにより、保護体55を収納容器19の各側板部65a、65b、65c、65dにおける内壁面65a’、65b’、65c’、65d’に該収納容器19の隅部19’、19’、19’、19’に至るまで密接させるのである。なお、各ガイド板71を適宜の駆動手段により、昇降自在としてもよい。
図7における符号51に示すものは、真空吸着装置(後述の第2真空吸着装置)であり、多数の吸着口53、53・・・を備えている。真空吸着装置51は、吸着口53、53・・・により被詰込物73、73・・・を吸着し、該被詰込物73、73・・・をガイド板71、71、71、71により収納容器19の各側板部65a、65b、65c、65dにおける内壁面65a’、65b’、65c’、65d’に密接している保護体55の内側に積み込む。
符号57に示すものは、収納容器19内に被詰込物19、19・・・を複数段に積み込む場合に、各段の間に入れる中仕切板である。なお、中仕切板57を下段の被詰込物19、19・・・上に載置した後、収納容器19を被詰込物1段分下降させ、続いて真空吸着装置51が次段の被詰込物19、19・・・を該中仕切板57上に載置する。収納容器1内に所定数の被詰込物19、19・・・が詰め込まれた後、該収納容器1は排出される。
次に、本発明による詰め込み準備装置が組み込まれる箱詰機の一例について図11〜図25を参照して説明する。因みに、本発明による詰め込み準備装置
は、下記の箱詰機における後述の第3手段に組み込まれる。なお、図7は、図22に本発明による詰め込み準備装置におけるガイド71を加えたものである。
下記に示す箱詰機は、被詰込物73としての空のプラスチックチューブ(以下「空チューブ」という。)を段ボール箱等の収納容器内に詰め込むためのプラスチックチューブ箱詰機に関するものであり、特に、空チューブを仮受ボックス内に整列させた後、該仮受ボックス内の空チューブを収納容器内に詰め込むようにしたプラスチックチューブ箱詰機である。
プラスチックチューブ箱詰機におけるプラスチックチューブには化粧品、歯磨き等の内容物が充填されるのであるが、空チューブは化粧品、歯磨き等の内容物が充填される前の空のプラスチックチューブである。
図23〜図25に示すように、空チューブ1は、略円筒状の本体3の一端3aにキャップ5を取り付け、該本体3の他端3bを開口してなるものである。開口した他端3bより化粧品、歯磨き等の内容物が本体3内に充填された後、該他端3bが密封される。キャップ5は凹状の端面5aを備えている。なお、符号5bに示すものは該キャップ5を本体3の一端3aに螺合するための雌ねじである。空チューブ1は、一例として、直径約30mm、長さ約130mmである。
プラスチックチューブ箱詰機は、所定数の空チューブ1、1・・・を整列させた状態でパレット11上に載置するための第1手段13と、該パレット11上の空チューブ1、1・・・を整列させた状態で仮受ボックス15内に移すための第2手段17と、該仮受ボックス15内の空チューブ1、1・・・を整列させた状態で段ボール箱等の収納容器19内に詰め込むための第3手段21とを備えている。
プラスチックチューブ箱詰機は、前記第1手段13と、前記第2手段17と、前記第3手段21とにより、空チューブ1を段ボール箱等の収納容器19内に詰め込む作業を自動化することができる。
前記第1手段13は、空チューブ1、1・・・を横向きに整列させた状態で送る空チューブコンベヤ23の下方にはパレット11を送るパレットコンベヤ25を配設し、シュート27を該空チューブコンベヤ23と該パレットコンベヤ25との間に傾斜させた状態で配設し、該シュート27の上端開口部27aを該空チューブコンベヤ23の下流端23aに臨ませると共に該シュート27の下端開口部27bを該パレットコンベヤ25上に臨ませ、該パレット11には各空チューブ1、1・・・を載置するための所定数の溝29、29・・・を横向きに備えさせ、以て空チューブ1、1・・・が空チューブコンベヤ23の下流端23aより該シュート27内を順次落下して該パレット11の各溝29上に載置されるようにしてなる。符号31に示すものは、空チューブコンベヤ23を駆動させるための電気モータ等の駆動手段である。
空チューブコンベヤ23は、空チューブ1、1・・・を横向きに整列させた状態で送る。すなわち、空チューブ1、1・・・は、その長さ方向が送り方向と直角の水平方向になるように、空チューブコンベヤ23上に整列させる。図11、図12参照。
パレットコンベヤ25は、好ましくは、空チューブコンベヤ23の直下に該空チューブコンベヤ23と平行に配設する。
第1手段13において、空チューブ1は、空チューブコンベヤ23によりシュート27の上端開口部27aまで送られ、続いてシュート27内を自重により順次落下し、パレットコンベヤ25により送られつつあるパレット11の各溝29上に順次載置される。したがって、空チューブ1は円滑に、かつ、自動的にパレット11に供給される。
シュート27は、一例として、水平面に対し30°の角度で傾斜させる。ただし、図11に示すシュート27においては、下端部27cを略鉛直状になすと共に下端開口部27bにおける上流側縁27dを前記パレット11の上面11aに近接させ、下流側縁27eを該パレット11上の空チューブ1に当接しない最下位置に配設している。すなわち、シュート27の下流側縁27eは、パレット11上の空チューブ1に当接してはならないが、パレット11上の空チューブ1に当接しない範囲で可能な限り低い位置に配設するものとする。なお、シュート27の下流側縁27eは、空チューブ1がシュート27から飛び出すことを防止するために設けられた上側ガイド27fの下端である。
シュート27は、下端部27cを略鉛直状になすと共に下端開口部27bにおける上流側縁27dを前記パレット11の上面11aに近接させ、下流側縁27eを該パレット11上の空チューブ1に当接しない最下位置に配設しているため、該シュート27内を落下する空チューブ1はパレット11の溝29に確実に入る。
パレット11には一例として19本の溝29、29・・・を横向きに備えさせる。すなわち、各溝29は、その長さ方向が送り方向と直角の水平方向になるようになす。各溝29は、好ましくは、図14に示すように、各空チューブ1に適合する断面略円弧状に形成する。
パレット11上の空チューブ1、1・・・を整列させた状態で仮受ボックス15内に移すための第2手段17は、前記パレットコンベヤ25により送られるパレット11上の空チューブ1、1・・・を吸着する第1真空吸着装置33を備え、該第1真空吸着装置33は該パレット11の各溝29上に載置される各空チューブ1を各別に吸着する吸着口35を備え、該第1真空吸着装置33は上下方向と水平方向とに移動自在であり、該パレットコンベヤ25の近傍には前記仮受ボックス15を配設し、該第1真空吸着装置33は該パレット11から吸着した空チューブ1、1・・・を整列させた状態で該仮受ボックス15内に移すようにしてなる。
すなわち、第2手段17において、パレットコンベヤ25により送られるパレット11上の空チューブ1、1・・・は、第1真空吸着装置33により吸着され、整列した状態で該仮受ボックス15内に移される。したがって、空チューブ1、1・・・は円滑に、かつ、自動的にパレット11から仮受ボックス15に移される。
第1真空吸着装置33は、パレット11の溝29、29・・・と同数の吸着口35、35・・・を備えている。第1真空吸着装置33は、パレット11上のすべての空チューブ1、1・・・を一挙に吸着する。各吸着口35は、各空チューブ1の長さの略中央部を吸着する。なお、空チューブ1、1・・・を第1真空吸着装置33により吸い上げられて空になったパレット11は、再び上述の如く空チューブ1、1・・・を受け取る。
第1真空吸着装置33は、プラスチックチューブ箱詰機のフレーム37を介して上下方向と水平方向とに移動自在であり、下降した状態でパレット11上の空チューブ1、1・・・を吸着した後、上昇すると共に水平方向に移動し、吸着を解除して空チューブ1、1・・・を仮受ボックス15内に移す。なお、第1真空吸着装置33は、仮受ボックス15との位置関係等に応じて、適宜水平方向に、一例として180°、回動自在としてもよい。
仮受ボックス15は、パレットコンベヤ25に臨む面15aと上面15bとが開口している。すなわち、仮受ボックス15は、背板15cと側板15d、15eと底板15fとよりなる。図17、図18参照。なお、図17に示す
事例においては、パレットコンベヤ25aとパレットコンベヤ25bとの間でパレット11の受け渡しが行われる。
仮受ボックス15は、パレットコンベヤ25に臨む面15aと上面15bとが開口しているため、第1真空吸着装置33により吸着された空チューブ1、1・・・は、上方より該仮受ボックス15内に円滑に移される。
仮受ボックス15は、第1真空吸着装置33から空チューブ1、1・・・を1段受け取る度に空チューブ1段の高さに対応する距離だけ下降する。すなわち、一例として図17に示すように、仮受ボックス支持体36には雄ねじ棒38を上下方向に取り付け、該雄ねじ棒38は仮受ボックス支持体36に対し回転自在かつ上下動不能であり、該雄ねじ棒38をサーボモータ39に関連させ、該仮受ボックス15の雌ねじ(図示せず。)を該雄ねじ棒38に螺合させる。すなわち、仮受ボックス15は上下方向にサーボ駆動される。
仮受ボックス15は、第1真空吸着装置33から空チューブ1、1・・・を1段受け取る度に空チューブ1段の高さに対応する距離だけ下降するため、仮受ボックス15内に積み込まれた空チューブ1、1・・・における最上段の空チューブ1の上面の高さは常に一定である。したがって、第1真空吸着装置33は、仮受ボックス15内に積み込まれた空チューブ1、1・・・の段数の如何にかかわらず、常に同じ高さで空チューブ1、1・・・を放せばよい。すなわち、仮受ボックス15内に積み込まれた空チューブ1、1・・・の段数に応じて第1真空吸着装置33が空チューブ1、1・・・を放す高さを調整する必要がない。
上述の如くパレット11に19本の溝29、29・・・を横向きに備えさせたときには、パレット11には19個の空チューブ1、1・・・が載置されるのであるが、この場合、仮受ボックス15には、一例として、18段の空チューブ1、1・・・が積み込まれる。すなわち、この場合、仮受ボックス15には342個(19×18)の空チューブ1、1・・・が積み込まれる。
仮受ボックス15は、上端15gが下端15hよりもパレットコンベヤ25から離れる方向に鉛直面に対し傾斜している。すなわち、図17に示すように、仮受ボックス15は、上端15gが下端15hよりもパレットコンベヤ25から離れる方向に、鉛直面bに対し、好ましくは4°〜6°の角度a、更にこのましくは5°の角度a、で傾斜している。
仮受ボックス15は、上端15gが下端15hよりもパレットコンベヤ25から離れる方向に鉛直面に対し傾斜しているため、第1真空吸着装置33により該仮受ボックス15内に積まれた空チューブ1、1・・・が、仮受ボックス15の下降に伴う振動等により、該仮受ボックス1、1・・・におけるパレットコンベヤ25に臨む面(開口面)からはみ出すおそれがない。したがって、該仮受ボックス15に空チューブ1、1・・・のはみ出しを防止するための手段を備えさせる必要がない。
仮受ボックス15が、上端15gが下端15hよりもパレットコンベヤ25から離れる方向に、鉛直面に対し4°〜6°の角度で傾斜しているときに、上記はみ出し防止の効果が好ましく発揮される。
仮受ボックス15が、上端15gが下端15hよりもパレットコンベヤ25から離れる方向に、鉛直面に対し5°の角度で傾斜しているときに、上記はみ出し防止の効果が最も好ましく発揮される。
仮受ボックス15は、水平軸40を回動中心として上下方向に回動自在である。すなわち、一例として、仮受ボックス15の仮受ボックス支持体36を水平軸40に上下方向に回動自在支持させると共に、該仮受ボックス支持体36とフレーム37との間に取り付けたエアシリンダ等の駆動手段41により該仮受ボックス支持体36を上下方向に回動させるようになす。仮受ボックス15が水平状態にあるときには、該仮受ボックス15内の空チューブ1、1・・・は直立状態となる。仮受ボックス15が上述の如く鉛直面に対し5°の角度で傾斜している場合には、仮受ボックス15は85°回動させることにより水平状態となる。
仮受ボックス15は水平軸40を回動中心として上下方向に回動自在であるため、該仮受ボックス15内に所定数の空チューブ1、1・・・が積み込まれた状態で該仮受ボックス15を水平になるように回動させ、この状態で空チューブ1、1・・・を後述の第2真空吸着装置51により好ましく吸着させることができる。
図17に示す事例においては、仮受ボックス15は、上面15bに蓋43を開閉自在に備えている。すなわち、一例として、蓋43は、仮受ボックス支持体36に水平支軸45を介して上下方向に回動自在に取り付けられ、適宜の駆動手段により上下方向に回動される。
仮受ボックス15の上面15bに備えさせた蓋43を閉じることにより、該仮受ボックス15を回動させるときに該仮受ボックス15内に積み込まれた空チューブ1、1・・・が該仮受ボックス15内でばらけ、又は、該仮受ボックス15から落下することを防止することができる。
仮受ボックス15内の空チューブ1、1・・・を整列させた状態で段ボール箱等の収納容器19内に詰め込むための第3手段21は、第2真空吸着装置51により、仮受ボックス15内の空チューブ1、1・・・を整列させた状態で段ボール箱等の収納容器19内に詰め込む。
第2真空吸着装置51は、プラスチックチューブ箱詰機のフレーム37を介して上下方向と水平方向とに移動自在である。仮受ボックス15を回動させて水平になすことにより該仮受ボックス15内の空チューブ1、1・・・を直立状態となした後、第2真空吸着装置51は、下降した状態で仮受ボックス15内の空チューブ1、1・・・を吸着した後、上昇すると共に水平方向に収納容器19の直上まで移動し、下降し、吸着を解除して空チューブ1、1・・・を整列させた状態で収納容器19内に詰め込む。図22参照。
第2真空吸着装置51は、仮受ボックス15内に積み込まれた空チューブ1、1・・・と同数の吸着口53、53・・・を備えている。第2真空吸着装置51は、仮受ボックス15内に積み込まれたすべての空チューブ1、1・・・を一挙に吸着する。各吸着口53は、好ましくは、各空チューブ1におけるキャップ5の凹状の端面5aを吸着する。なお、空チューブ1、1・・・を第2真空吸着装置51により吸い上げられて空になった仮受ボックス15は、再び上述の如く空チューブ1、1・・・を受け取る。
前記第3手段21は、第2真空吸着装置51により、仮受ボックス15内の空チューブ1、1・・・を整列させた状態で段ボール箱等の収納容器19内に詰め込むようにしているため、仮受ボックス15内の空チューブ1、1・・・は収納容器19内に自動的に詰め込まれる。
図22において、符号55に示すものは、合成樹脂フィルムよりなる保護体であり、収納容器19の内側に配設される。符号57に示すものは、収納容器19内に空チューブ1、1・・・を複数段に積み込む場合に、各段の間に入れる中仕切板である。なお、収納容器19は、適宜の昇降手段59により、昇降自在である。
1 空チューブ
3 本体
3a 一端
3b 他端
5 キャップ
5a 凹状の端面
5b 雌ねじ
11 パレット
11a 上面
13 第1手段
15 仮受ボックス
15a パレットコンベヤに臨む面
15b 上面
15c 背板
15d 側板
15e 側板
15f 底板
15g 上端
15h 下端
17 第2手段
19 収納容器
19’ 隅部
21 第3手段
23 空チューブコンベヤ
23a 下流端
25 パレットコンベヤ
27 シュート
27a 上端開口部
27b 下端開口部
27c 下端部
27d 上流側縁
27e 下流側縁
27f 上側ガイド
29 溝
31 駆動手段
33 第1真空吸着装置
35 吸着口
36 仮受ボックス支持体
37 フレーム
38 雄ねじ棒
39 サーボモータ
40 水平軸
41 駆動手段
43 蓋
45 水平支軸
51 第2真空吸着装置
53 吸着口
55 保護体
55’ 隅部
57 中仕切板
59 昇降手段
65a 側板部
65b 側板部
65c 側板部
65d 側板部
65a’ 内壁面
65b’ 内壁面
65c’ 内壁面
65d’ 内壁面
67a ガイド板
67b ガイド板
67c ガイド板
67d ガイド板
71 ガイド板
71’ 側縁
71” 側縁
73 被詰込物
74 係止部
75 取付具
77 駆動手段




Claims (1)

  1. 上面を開口した略直方体状の収納容器の4つの隅部にそれぞれ対応する4つの平面視略L字状のガイド板を、該収納容器内に配設された合成樹脂フィルムよりなる保護体の内側に位置させた後、当該各ガイド板をそれぞれ該収納容器の各対応隅部に接近させることにより、該保護体を該収納容器の各側板部における内壁面に該収納容器の各隅部に至るまで密接させ、前記各ガイド板の側縁は、隣接する他のガイド板の側縁と相互に重なっている、箱詰機における詰め込み準備装置において、
    相互に重なっている前記側縁における一方の側縁を屈曲させることにより、相互に隣接するガイド板における被詰込物側の面が同一平面上に位置するようにしたことを特徴とする箱詰機における詰め込み準備装置。
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