JP6042878B2 - 容器上のコーティングを硬化させる誘導炉 - Google Patents

容器上のコーティングを硬化させる誘導炉 Download PDF

Info

Publication number
JP6042878B2
JP6042878B2 JP2014510347A JP2014510347A JP6042878B2 JP 6042878 B2 JP6042878 B2 JP 6042878B2 JP 2014510347 A JP2014510347 A JP 2014510347A JP 2014510347 A JP2014510347 A JP 2014510347A JP 6042878 B2 JP6042878 B2 JP 6042878B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical container
container
magnetic field
heating coil
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014510347A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014517991A (ja
JP2014517991A5 (ja
Inventor
バクスター,レイモンド
ポドルニイ,ハワード
ズッカレリ,ロバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nordson Corp
Original Assignee
Nordson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nordson Corp filed Critical Nordson Corp
Publication of JP2014517991A publication Critical patent/JP2014517991A/ja
Publication of JP2014517991A5 publication Critical patent/JP2014517991A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6042878B2 publication Critical patent/JP6042878B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/10Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
    • H05B6/101Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications for local heating of metal pieces
    • H05B6/103Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications for local heating of metal pieces multiple metal pieces successively being moved close to the inductor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D3/00Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials
    • B05D3/02Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials by baking
    • B05D3/0254After-treatment
    • B05D3/0281After-treatment with induction heating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D3/00Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials
    • B05D3/20Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials by magnetic fields
    • B05D3/207Pretreatment of surfaces to which liquids or other fluent materials are to be applied; After-treatment of applied coatings, e.g. intermediate treating of an applied coating preparatory to subsequent applications of liquids or other fluent materials by magnetic fields post-treatment by magnetic fields
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/10Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications
    • H05B6/105Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications using a susceptor
    • H05B6/107Induction heating apparatus, other than furnaces, for specific applications using a susceptor for continuous movement of material
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/36Coil arrangements
    • H05B6/40Establishing desired heat distribution, e.g. to heat particular parts of workpieces

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)

Description

本発明は包括的には、材料塗布システム、限定はしないが例えば粉体コーティング材料塗布システムに関する。本発明はより詳細には、例えば筒状容器及び缶等の容器の内面に塗布されたコーティング材料を硬化又は部分的に硬化させる磁気誘導加熱器に関する。
材料塗布システムが、1つ又は複数のコーティング材料を、物体又はワークピースの内面若しくは外面に1つ又は複数の層になるように塗布することに用いられる。粉体コーティングシステム、並びに、食品加工産業及び化学産業において用いることができるような他の粒体材料塗布システムが一般的な例である。一部の容器は、液体コーティングが内面又は外面に塗布されている。これらは、物体にコーティング材料を塗布することに用いられるとともに本発明が用途を見出す多種多様なシステムのうちのほんの数例である。
液体又は粉体のコーティング材料を容器の内面に塗布した後、コーティング材料は硬化しなければならない。多くのコーティング材料、特に粉体のコーティング材料は加熱により硬化される。加熱硬化プロセスはいくつかのステップを伴うことができるが、コーティング材料を硬化させる1つの既知のプロセスは、誘導加熱器を用いて容器を加熱し、それによりコーティング材料を硬化させることである。いくつかの場合において、誘導加熱器を用いてコーティング材料を部分的に硬化させ、その後コーティング材料は周囲環境において又は更なる硬化ステップを通して完全な硬化状態に達する。
1つの実施形態において、筒状容器上のコーティング材料を少なくとも部分的に硬化させる方法が、交番磁界を生成するステップと、筒状容器を、容器体の長手方向軸に対して略垂直である方向に加熱経路に沿って磁界を通して移動させるステップと、を含む。より詳細な実施形態において、容器は容器体の長手方向軸に対して略垂直である方向に転動する。また更なる実施形態において、加熱経路は磁界を生成するのに用いられるコイルの長手方向軸に沿って存在する。また更なる実施形態において、本方法は略矩形の形状を有するコイルを形成することにより磁界を生成するステップを含む。
別の実施形態において、筒状容器上のコーティング材料を少なくとも部分的に硬化させる方法が、交番磁界を生成するステップと、筒状容器を、加熱経路に沿って磁界を通して筒状容器の長手方向軸を中心に転動させるステップとを含む。より詳細な実施形態において、容器は容器体の長手方向軸に対して略垂直である磁界を通る方向に転動される。また更なる実施形態において、加熱経路は磁界を生成するのに用いられるコイルの長手方向軸に沿って存在する。また更なる実施形態において、本方法は略矩形の形状を有するコイルを形成することにより磁界を生成するステップを含む。
別の実施形態において、筒状容器の表面上のコーティング材料を少なくとも部分的に硬化させる装置が、加熱経路の回りに延びる磁気誘導加熱コイルと、筒状容器を、容器体の長手方向軸に対して略垂直である方向に加熱経路に沿って加熱コイルを通して移動させる搬送装置と、を備える。また更なる実施形態では、加熱経路は磁界を生成するのに用いられるコイルの長手方向軸に沿って存在する。別の実施形態において、コイルは巻かれて略矩形の形状にされる。
別の実施形態において、筒状容器上のコーティング材料を少なくとも部分的に硬化させる装置が、加熱経路の回りに延びる磁気誘導加熱コイルと、筒状容器を加熱経路に沿って移動させる際に、筒状容器を容器体の長手方向軸を中心に回転させる搬送装置と、を備える。また更なる実施形態において、加熱経路は磁界を生成するのに用いられるコイルの長手方向軸に沿って存在する。別の実施形態では、コイルは巻かれて略矩形の形状にされる。
本発明のこれら及び他の態様並びに利点は、添付の図面に照らして好ましい実施形態の以下の説明から当業者には明らかになるであろう。
本発明による誘導加熱装置の一実施形態を示す図である。 誘導コイルを通って移動しているワークピースを示している、誘導加熱装置の概略図である。 図2の誘導装置の入口端の拡大図である。 誘導コイルによって生成される磁界の側方部分を示している、図2の装置の図である。 誘導コイルによって生成される磁束場を通過しているワークピースの概略図である。 誘導加熱器及び搬送装置の誘導管及び関連する部材の入口側端面簡略図である。 誘導加熱器において任意選択で用いることができる強磁性アセンブリの側面平面図である。 誘導管を通して容器を移動させるように用いられる搬送装置の部分概略図である。 容器が誘導炉に入る際の容器の位置合わせを補助する任意選択のガードプレート、及び安全機能部を示す図である。
本明細書に開示されている実施形態は、容器の表面に塗布されているコーティング材料を少なくとも部分的に硬化又は硬化させる方法及び装置に関する。本発明における記載は特に内面に関しているが、本発明は外面に対する適用を見出すことができる。種々の実施形態がまた筒状容器の内面に塗布されるコーティング材料に関して示されているが、そのような記載は限定的であることを意図せず、むしろ、規則的な形状であるか不規則的な形状であるかにかかわらず略円筒形の形状を有する、缶を含めた任意の容器を含めるべきである。さらに、例示的な実施形態は誘導加熱器の一構成を示しており、これは限定的であることを意図していない。誘導加熱器の任意の一般的な設計を用いて本明細書における本発明を実施することができる。その設計にはコイル、制御部、モーター等のようなよく知られている部品が含まれる。本発明はいくぶん、例えば、コイル及び任意選択でコイル形状によって生成される磁界を通して容器を移動させる方法に関連する、容器の誘導加熱器を提供又は使用する新規の方法の開示される態様に関する。本発明は液体又は粒体のコーティングを硬化又は部分的に硬化させることに対する用途を見出す。容器は、例えば2ピース容器若しくは3ピース容器又は単一ブロック容器の性質を帯びた、端が開放している円筒とすることができるか又は閉鎖端を有することができる。主円筒体を容器の側壁と称し、閉鎖部材は端又は端プレートであると称する。
「略矩形」という用語を広範な意味において用いて、誘導コイルが巻かれて、端を正面に見ると矩形に見える形状をとることができることを意味する。矩形であるコイルは、例えば鋭角の角部、又は狭い(tight)角部の半径さえも必ずしも必要としない。矩形は、むしろ、コイルが、略平行な辺の対向対が他方の対向する平行辺対に対して横断方向にではあるが必ずしも垂直ではなく存在する4つの辺を特徴とすることを意味する。例えば複数のワイヤをコイルの長手方向軸を規定する長さに沿って矩形のコア(これも鋭角の角部を有する必要はない)の回りに巻くことによって、略矩形のコイルを形成することができる。したがって、ワイヤコイルは、巻かれるワイヤのワイヤサイズ及びピッチに応じて、略矩形のコアの回りに巻き付けられる場合でさえも完璧に形成されている矩形形状ではない平行四辺形の外観を呈することもできる。
例示的な実施形態は、筒状容器が容器体の側面から見ると略矩形の形状を有する傾向があるため、部分的に矩形コイルを用いる。例えば図3及び図6を参照されたい。しかし、多くの容器が、不規則的な形状を有するか又はテーパー及びより複雑な幾何学形状を有する缶の端と組み合わさった矩形の外形(profile)を有する。本明細書におけるより広範な原理及び本明細書に開示されている本発明の構想を別にすれば、誘導コイルは、容器体の外形におよそ近似する非円形コイルの形態において(コアとともに)必要に応じて形状付けることができる。
例示的な実施形態における組み合わせで具現されるものとして、本発明の種々の発明的態様、概念及び特徴が本明細書において説明及び図示され得るが、これらの種々の態様、概念及び特徴は、多くの代替的な実施形態において使用されることができ、個々に使用されることもでき、又はその種々の組み合わせ及び部分的な組み合わせで使用されることもできる。本明細書において明白に除外されない限り、このような全ての組み合わせ及び部分的な組み合わせは本発明の範囲内にあることが意図される。さらになお、代替的な材料、構造、構成、方法、回路、装置、及び構成要素、ソフトウェア、ハードウェア、制御論理、形成、適合及び機能に関する代替形態等のような、本発明の種々の態様、概念及び特徴に関する種々の代替的な実施形態を本明細書に記載することができるが、このような記載は、現時点で既知であるか又は後に開発されるかにかかわらず、利用可能な代替的な実施形態の完全又は網羅的なリストであることは意図されない。当業者は、そのような実施形態が本明細書において別段に開示されていない場合であっても、本発明の範囲内の付加的な実施形態及び使用に、本発明の態様、概念又は特徴のうちの1つ又は複数を容易に採用することができる。さらに、本発明のいくつかの特徴、概念又は態様を好ましい構成又は方法であるものとして本明細書中に記載することができるとしても、そのような記載は、そのように明記されていない限り、このような特徴が要求されるか又は必要であることを示唆することは意図されない。さらになお、例示的若しくは代表的な値及び範囲が、本開示を理解する際に役立つように挙げられ得るが、このような値及び範囲は限定的な意味に解釈されるべきではなく、そのように明記される場合にのみ、重要な値又は範囲であることが意図される。さらに、種々の態様、特徴及び概念は、本明細書中に発明的であるとして又は本発明の一部であるとして明記されることができ、このような明記は、排他的であることを意図せず、むしろ、そのような発明として又は特定の発明の一部として明記されることなく、本明細書中に十分に記載されている本発明の態様、概念及び特徴とすることができ、その代わりに、本発明は、添付の特許請求の範囲に記載される。例示的な方法又はプロセスの記載は、全ての場合において要求されるものとして全ての工程を含むことに限定されず、また、それらの工程が提示される順序は、そのように明記されない限り、要求されるものとして又は必要であるものとして解釈されるべきではない。
図1を参照すると、本発明を具現する一実施形態の誘導加熱器すなわち誘導炉10が示されている。本明細書では、誘導加熱器という用語と誘導炉という用語とは交換可能に用いられる。誘導加熱器10は、筒状容器又は他の略円筒形のワークピースW(図2)の表面に塗布されているコーティング材料を少なくとも部分的に硬化又は完全に硬化させるように用いることができる装置である。例示的な実施形態では、コーティング材料は内面に塗布されている。内面は輪郭が滑らか又は不規則的とすることができ、ワークピース自体は形状が不規則的とするか又は単なる円筒とすることができる。ワークピースは両端において開放している円筒とするか、又は同様に熱硬化させる必要がある閉鎖端を有することができる。
誘導加熱器10は、主ハウジング12内に配置される、誘導コイル(24、図2)を含むいくつかの基本的な部材を備えることができる。外側主ハウジング12は、誘導加熱コイルによって生成される磁界を封じ込めるように磁性材料から作製することが好ましい。またハウジング12内には、誘導コイルによって生成される磁界を形状付けるのに用いることができる1つ又は複数の任意選択の強磁性部材(アイテム48、図6)が存在することができる。制御パネル14を、スタンドアロン型コンソール又は主ユニットの一部等の好都合な様式で提供することができる。パネル14を介する制御システムを用いて、誘導コイルへの電流の印加、ワークピース搬送装置の制御等を含めた誘導加熱器10の動作を実行させることができる。装置10とともに用いられる特定の制御システム及び制御パネル14並びにオペレーターインターフェースは、本開示の特定の部分を形成せず、設計が当該技術分野においてよく知られているように従来的であるか、又は誘導加熱システムの電流、電圧及び電力の制御等の特定の硬化操作に関して特に発展したものとすることができる。誘導加熱器の例示的な制御システムは、1996年6月25日に発行された米国特許第5,529,703号に記載されており、この米国特許の開示は、引用することにより全体が本発明の一部をなす。しかし、多くの他の制御システム及びインターフェースを必要に応じて用いることができる。
誘導加熱器10は、制御システム14の制御部の下に必須ではないが存在することができる搬送装置16も備えることができる。搬送装置16を用いて、誘導加熱器10を通して、特にハウジング12内の誘導コイルによって生成される磁界を通してワークピース16を移動させる。搬送装置16は、装填端すなわち入口端16aと、取出し端すなわち出口端16bとを有する。装置10の出口側には、吸引装置(図示せず)に連結される付属排気パイプ20を有するフード18を備えることができる。フードを用いて、硬化プロセスすなわち加熱プロセス中に生成される可能性がある煙霧を排出する(extract)。したがって、ハウジング12は、煙霧を封じ込めるように密閉されているようにも意図される。排出フード18も、所望であれば主ハウジング12と一体とすることができる。
本明細書に示されている例示的な実施形態は空冷式誘導コイルに関するものであり、ブロワー(図示せず)等の冷却機器を、必要に応じて他の制御機器とともに下部ユーティリティーベイ22内に配置することができる。代替的には、誘導加熱器10は、当該技術分野において既知であるように水冷却に関して装備されていることができる。
図2及び図3を参照すると、ハウジング12内に誘導コイル24が存在する。コイル24は、非磁性コア26、例えば繊維ガラスの箱状である略矩形のピースの回りに巻かれている。コイル24は矩形のコアの回りに巻かれているが、コイルは通常各ループ間のピッチPを有して巻かれ、そのためコイルの各ターンはむしろ平行四辺形の形状を有し、コイルは直線状の平行な側方部分を有してはいるが螺旋形状を取ることができる。ターン数、ピッチの量、及びコイルの連動したピッチ角度αは、加熱に必要な磁界の性質に応じて決まる。これらの因子は加熱される容器のタイプ、容器の材料、コーティング材料の性質、コイルに用いられるワイヤのタイプ、用いられる電力レベル等に応じて変化する。いくつかの用途において、2つ以上のコイル24をコア26の回りに巻くことができる。各コイルは通常、シュラウド若しくは他の適したバインディング又はシースによってともに結合される複数のワイヤから作製される。コイル24はまた通常、例えばエポキシ等の適した材料によってコア26に付着する。
図3及び図4を更に参照すると、コイル24は直前で述べたように、各コイルループにつき略平行な側方部分28a及び28bと、略平行な上側部分30a及び下側部分30bとが存在するような形状を有する。この結果、略平行な側方部分32a及び32b(図4)と、略平行な上方部分32c及び下方部分32d(図5)とを有する磁界32の全体形状がもたらされる。磁界32は、ワークピースが磁界を通過する際に磁気誘導渦電流34が右手の法則に従ってワークピース体内に生成されるという所望の特性を有する。これらの電流34はワークピースを加熱するが、特に、導電性ワイヤが磁界を通過する場合と酷似して、ワークピース体が磁界32を横断方向かつ好ましくは垂直に通過する表面エリアに対して12時の部分36及び6時の部分38それぞれ(図5)においてワークピースを加熱する。ワークピースは当然ながら容器体の他の部分において加熱を受けるが、顕著な加熱は12時の位置及び6時の位置において起こる。磁界の側方部分32a及び32b(図4)は、存在する場合は容器端Eを加熱するのに有用である。示されている磁束線は、視認用の描写(construct)すなわち経路線であるが、例示的な実施形態を用いてどのようにワークピースが加熱されるかを理解することを助ける。図4の図について、放射された磁界32がハウジング12の磁性壁内にコア26を縦断(貫通)して封じ込められていることに留意されたい。
図4に概略的に示されているように、誘導コイル24は、電源44によって交番電流が印加されている。代替的には、当該技術分野においてよく知られているようにパルス電流を用いることができる。電源44は、制御パネル14を介して連動する制御システムを用いて制御することができる。図4の図は非常に簡略化されており、制御システムが、電流、電圧及びワークピースの温度を監視し、当該技術分野においてよく知られているようにそれに応じて印加する電流/電圧を調整する。代替的には、これらの調整は当該技術分野において知られているように手動で行うことができる。印加される交番電流の結果、ワークピースにおける電流の優れた誘導を提供する交番磁界32がもたらされる。印加される周波数及び電力は複数の因子に基づいて選択することができ、因子のうちの1つはワークピース材料である。スチール缶のような低導電性ワークピースに関してより低い電力が用いられ得る一方、アルミ缶等のより高導電性の材料に関してより高い電力が必要とされ得る。周波数の範囲はまた加熱を最適化するように選択することができる。ここで、中周波数の誘導加熱器は5kHz〜15kHzの範囲の周波数を有することができ、より高い周波数の誘導加熱器は100kHz〜1メガヘルツを用いることができる。中周波数の誘導加熱器は通常は空冷式とし得る一方、より高い周波数の誘導加熱器は水冷却を必要とし得る。概して、既知であるように、電力レベルは所定すなわち既知の負荷に設定することができ、その結果として予想可能かつ繰り返し可能な出力及び加熱性能がもたらされる。
コイル24は、よく知られている任意の適した材料から作製することができる。より低い電流のシステムの場合、モーターコイルに一般的に用いられるような銅から作製されるマグネットワイヤを用いることができる。より高い電流の場合、コイルの加熱を低減するのにより効率的であるリッツ線を用いることが望ましいとすることができる。必要であれば、より高い電力及びより高い周波数で動作する場合に水冷配管を用いることができる。
搬送装置16は、単純なコンベヤーベルトとして図2及び図3において概略的に示されている。矢印40によって示されているように、搬送装置16はワークピースWを、コイル24によって生成される磁力界32の方向に平行である加熱経路すなわち移動方向40に沿って、コイル24及びその連動する磁界32を通して移動させる。磁界32の方向は、図3において矢印42によって概ね示されている。
上述したような容器すなわちワークピースWは、形状が略円筒形であるが、ワークピースWは狭まった首部N等の不規則的な形状の部分を有することができる。いかなる場合でも、各容器は、通常は対称軸でもある長手方向軸Xを有する。簡潔性のために、図示の容器のいくつかのみにXを付している。
次に本開示の別の発明的な態様によれば、次に図5に最もよく示されているが、搬送装置16は磁界32及びコイル24を通してワークピースを移動させ、移動方向すなわち加熱経路40はワークピースの長手方向軸Xに対して横断方向かつこの実施形態では略垂直であるようになっている。したがって図示の実施形態では、搬送装置16は、ワークピースの長手方向軸Xに略垂直であるが磁界32の方向42に対して略平行である移動方向40に、磁界32を通して一方へ(sideways)ワークピースを移動させる。コア26の回りでのコイル24の巻かれ方に応じて、磁界が搬送装置の移動方向40に対して正確に平行でない方向にある場合があるため、略垂直と称している。容器を略矩形のコイルから生成される磁界32を通して一方へ移動させることにより、加熱効果が6時の位置及び12時の位置に集中することができる。一方への移動はまた、誘導加熱器10が容器端Eを加熱するのに使用されることを可能にする。また本明細書において以下で更に説明するように、搬送装置16はまた容器をその長手方向軸を中心に回転させる、又は換言すれば、矢印64によって示されるように、容器が誘導コイル24を通って移動する際に容器の側壁において転動させる。
略矩形のコイル形状が好ましいが、それは必須ではないことに留意するべきである。本発明者らが発見した矩形形状は、特に、磁界に対して略平行かつ容器の長手方向軸に対して横断方向である移動方向に磁界を通って容器が移動する際に容器がその長手方向軸を中心に回転する場合、不規則形状部分を有するか又は有しない略円筒形の容器に関して良好に機能し、例えば円筒形コイルよりも効率的である。特に、以下で説明する強磁界形状付け素子の使用により、磁界に対して略平行であるが容器の長手方向軸(すなわち回転軸)に対して横断方向かつ好ましくは略垂直である移動方向すなわち加熱経路に沿って磁界を通して容器が転動される場合、他のコイル形状(円筒形さえも)が、容器の側壁及び端の局所加熱を実行するのに代替的に用いることができる。
例示的な実施形態は6時の位置及び12時の位置における加熱を示しているが、それは必ずしも必須ではなく、磁界はワークピース体の様々な部分を加熱するようにワークピースに対して形状付けるか又は与えることができる。
容器は部分的に不規則的な形状、例えば狭まった首部等を有することができるため、コイルは、それらの不規則形状部分に対して与えられる磁界の適切な向きをもたらすように形状付けることができる。以下で更に論じるように、また強磁性部材を用いて、不規則形状部分に適合するようにだけでなく、容器端を加熱するとともにまた所望の位置に磁界を集中させることにより効率を向上するようにも磁界を更に形状付けることができる。
本発明の基本的な構想及び構成を説明してきたが、ここで誘導加熱器10の搬送装置及び他の任意選択の機能部の例示的で詳細な実施形態を説明する。
図6及び図7を参照すると、誘導コイル24はハウジング12内に存在する。誘導管46が誘導コイル24とコア26とのアセンブリ内に設けられる。誘導管46は、例えば繊維ガラス構造等の非磁性材料から作製される。誘導管46は、1つ又は複数の任意選択の強磁性部材48の支持フレームとして機能する。誘導管46は、固定摩擦面50及びコンベヤーシステム52を含む搬送装置16の部分も支持する。
コンベヤーシステム52は、装置10を通して、より詳細には誘導コイル24の磁界32を通してワークピースWを移動させる構成を提供する。誘導加熱器10の内部に存在する磁界に起因して、搬送装置16は全体的に非磁性部品から作製される。
コンベヤーシステム52は、例えば非磁性ステンレス鋼から作製されるようなリンクチェーン54を含み、リンクチェーン54上に一連のL字形状プッシャーラグ56が取付けられ互いに離間している。各プッシャーラグ56は、その短い脚部56aにより、それぞれがリンク58の両側に取付けられる1対の支持アーム60を用いてチェーン54のリンク58上に取付けられる。ボルト62を用いてプッシャーラグ56をリンク58に固定することができる。
図7から、コンベヤーチェーン54は摩擦面50の高さ位置の下方に配置されることが留意される。これにより、ワークピースが固定摩擦面50上に実際に載置されることが確実となる。各ワークピースWは、摩擦面50の上で2つの隣接するプッシャーラグ56間に収まる(nests)。コンベヤーチェーン54が動くと、プッシャーラグ56はワークピースWに接触して缶を加熱経路40に沿って誘導コイル24を通して前方に押しやる。ワークピースは摩擦面50上に載置されるため、ワークピースは、矢印64によって示されているようにワークピースの長手方向軸Xを中心とする回転によってワークピースの側面において転動する。図7には6時の印(legend)及び12時の印を含めており、ワークピースが転動する際にワークピース体全体が誘導電流及び結果の加熱に均一に曝されることが容易に理解されるようになっている。したがってワークピースは、所与のどの時点においてもかなり局所的に、例えばこの実施形態では6時の位置及び12時の位置において加熱される場合であっても、均一かつ効率的に加熱される。他の技法を用いて、ワークピースが磁界32を通過する際にワークピースをその側面において転動させることができ、それにより各ワークピースは誘導電流により均一に加熱される。
モーター68によって駆動される従来的なスプロケットアセンブリ66を用いて、装置10に使用される制御システムの制御部の下でコンベヤーチェーン54の速度を制御することができる。正確に速度制御するのにチェーン54の張力を適切に維持するために必要に応じて、テンションアーム及びスプロケット68を設けることができる。
図6を参照すると、第1の内側サイドプレート72及び第2の内側サイドプレート74が、誘導管46の長さにわたってまた更に取出し端16b(図1)まで搬送装置16の両側に沿って延びている。これらの内側サイドプレートはまた、遡って搬送装置の入口端すなわち装填端16a(図1)まで延びている。装填端16aにおいて、これらのサイドプレートは誘導管46への入口に向かっていくらか漏斗状になっており、コンベヤーシステム52上にいくらか斜めに装填されている可能性のある容器が段々と位置合わせされていくのを助けることができる。しかしながら誘導管46内では、内側サイドプレート72、74は互いに対して平行に延び、第1の内側サイドプレート72と第2の内側サイドプレート74との間の間隔は、誘導管46内のワークピースWの端W1及びW2に接触はしないが端W1及びW2を密に収容するように選択される。それぞれのサイドプレートに近い端W1及びW2は強磁性部材48の非常に近位にあるが、ワークピースがサイドプレートをこすらない十分な間隔があることが望ましい。コンベヤーアセンブリ52の両側の平行な摩擦面50はプッシャーラグとともに、容器が誘導管46内を沿って転動する間、この狭い間隔を維持するのを助ける。
第1の外側サイドプレート76及び第2の外側サイドプレート78が、内側サイドプレート72、74から離間するとともに誘導管46を通って内側サイドプレート72、74と平行にともに延びる。4つのサイドプレート72、74、76及び78全ては、繊維ガラス、例えばテフロン及びナイロンの高温ポリマー及び高温プラスチック等の非磁性材料から作製される。内側サイドプレート及び外側サイドプレートの隣接対(72/76及び74/78)間の間隔すなわち間隙Yは、強磁性部材48を密に収納するとともに保持するように選択されるスロット80を画定する。
スロット80においてワークピース端に沿って位置決めされる強磁性部材48は、端W1及びW2の加熱を最適化するように磁界32を形状付けるように数及び場所に関して選択される。さらに、強磁性部材48−1は、ボルト84等によって内壁に取付けられるブラケット82を用いて誘導管46の内部頂壁46aに配置することができる。これらの素子48−1は、ワークピースの側壁W3の加熱を最適化するように磁界を形状付けるように必要に応じて誘導管46の頂部に沿って離間することができる。これらの素子48−1はまた、図6に例示されているようなテーパー、首部等のような容器の側壁の不規則的な形状を収容するように磁界を形状付けるのに用いることができる。
図6に示されている端面図によれば、強磁性部材48は、図面の奥に向かって(into the sheet of the drawing)いく長さを有し、形状が略矩形とすることができる。強磁性部材48の他の場所及び数を、望ましい磁界の形状32を達成するのに必要に応じて用いることができる。
強磁性材料は非常に脆い傾向があるため、部材48は実施の際、実際の強磁性素子と、シリコンから作製される等のサイドクッションとのアセンブリとすることができる。図6Aに示されているように、強磁性部材48は、強磁性素子86と、部材48がスロット80に挿入されるときに強磁性部材86を衝撃緩和する、平坦な両面にある2つのサイドクッション88とのアセンブリとすることができる。クッション88は例えばシリコン系の例えば高温接着剤等の任意の適した手段によって強磁性素子86に取り付けることができる。誘導管46の上壁に固定される強磁性部材48−1に関して、同様にクッションを、強磁性素子の両面に用いることができるか、又は誘導管46の内面46a及びクランプ82の内面に設けることができる。
スロット80の設計では、強磁性部材48は誘導管46の長さに沿ったどこにでも、スロット80に沿って位置決めすることができ、必要に応じて容易に位置決めし直すことができる。また、サイドレールアセンブリ72/76及び74/78を取付けボルト90と同様に取外し可能とすることができる。より長い容器が誘導加熱器を通過することを可能にするように、任意選択の更なる支持サイドプレート92を、より広い幅をおいて設けることができる。そのようなサイドプレートの構成は本明細書において上記で既に説明されているとすることができる。図6の例では、誘導管46が非磁性であるため、任意選択の更なる支持プレート92は誘導管46の外壁94に配置することができる。これは、所与のサイズの誘導管46に対し収容することができる最大容器長さを表すであろう。別の代替形態として、内部支持レール72、76及び74、78は更なる任意選択の取付け場所を設けることによって誘導管46内に位置決めし直すことができるであろう。
単純な容器形状の場合、強磁性部材は必要ではないとすることができる。コイル巻線は、強磁性部材を用いずに加熱される容器外形を収容することができることも可能であり得る。しかし、任意選択の強磁性部材は、コイルを変更する必要なく異なるように形状付け及びサイズ決めされた容器を収容する点で、全体の設計融通性を増加させる。同じ理由で、2つ以上のコイルもそのような設計融通性を増加させることができる。さらに、強磁性部材48は、所望の場所に磁束を集中させるのに用いることができるだけでなく、必要に応じて、或る特定の容器の領域から磁束を逸らすように位置決めすることもできる。
図8を参照すると、別の任意選択の特徴が示されている。誘導管46への入口の近くに、ヒンジ式ガードプレート94が懸吊されている。プレート94はその自然な位置において、ワークピースの上面に対して非常に近位に位置決めされる下端96を有して垂直に吊るすことができる。ワークピースが図8に示されるように完全に収まらずにむしろ垂直に傾いている場合、ワークピースはプレート94に当たる。これにより、ワークピースが隣接するプッシャーラグ56間の収納位置に完全に入り込む(drop down)か、誘導管46への入口に向かってプレート94が旋回し、プレート94がワークピースの位置のずれを検知するように近位センサー98又は他の装置を作動させる。当然ながら、誘導管46に入る前に適切に位置決めされていない容器を検知する他の技法を用いることができる。図8は、上述したように容器を適切に位置合わせするのを助ける、サイドプレート72、74によって提供される誘導管46への漏斗状入口(線Aによって強調されている)を示していることに留意されたい。
ガードプレート94は、操作者又は他の人がコンベヤーエリアの誘導管46の入口のあまりに近くに手を位置させている場合、手によってプレートが旋回されてコンベヤーが停止されるという点で安全機能部としても機能することができる。これは、装置10が稼動されており、誘導管46への入口近くに高温の構成部材が存在する可能性がある状況において安全装置として有用である。
例として、筒状容器を20秒ほどの短い加熱時間によって約230℃(華氏約400度)の範囲にまで加熱することができることが見出されている。当然ながら、これらの数値は、コーティング材料の性質並びに誘導加熱器の能力及び設計並びに容器の形状に応じて変わる。
したがって、本明細書に記載されている構想及び発明は、容器が誘導コイルを通過する際の同じ加熱動作中に容器端及び容器側壁を加熱する性能を含め、筒状容器上のコーティング材料を効率的に加熱するとともに少なくとも部分的に硬化させる装置及び方法を提供する。容器の回転により、より単純なコイル設計を可能にし、端におけるホットスポットを均一にする。回転は端を加熱するのに必要ではないが、回転は、側壁内の誘導加熱電流をより均一に引き起こすことにより、側壁の加熱を向上させることが留意される。
好ましい実施形態を参照して本発明を説明してきた。変更及び変形は、本明細書及び図面を読んで理解すれば他者に想起されるであろう。それらの変更及び変形は、添付の特許請求の範囲又はその均等物の範囲内にある限り全て包含されることが意図される。

Claims (14)

  1. 長手方向軸を有する略円筒形体を有するタイプの筒状容器上のコーティング材料を少なくとも部分的に硬化させる方法であって、
    交番磁界を生成するステップであって、非磁性コアの回りに巻かれた磁気誘導加熱コイルを使用し、前記加熱コイルは加熱経路の回りに延びる上側部分と下側部分、第1と第2の側方部分を備えている、交番磁界を生成するステップと、
    前記筒状容器を、前記筒状容器体の前記長手方向軸に対して略垂直である方向に前記加熱経路に沿って前記磁界を通すと共に前記磁気誘導加熱コイルを通して移動させる、搬送装置を操作するステップであって、前記搬送装置は、前記磁界を通して前記加熱経路に沿って前記筒状容器を移動させるために、前記筒状容器体の前記長手方向軸を中心に前記筒状容器を転動させる、搬送装置を操作するステップと、
    前記磁気誘導加熱コイルによって支持されると共に、前記加熱コイルと前記筒状容器の間の前記加熱経路に沿って配置される、1つ又は複数の強磁性部材によって前記磁界を形状付けるステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記磁界を生成するステップは、前記容器体の移動方向に対して主に12時の位置及び6時の位置において前記容器体を加熱するように前記磁界を形状付けることを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記筒状容器を移動させるステップは、前記容器体が前記磁界を通して移動する間に前記容器体の前記長手方向軸を中心に前記容器体を連続的に回転させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 長手方向軸を有する略円筒形体を有するタイプの筒状容器上のコーティング材料を少なくとも部分的に硬化させる装置は、
    加熱経路の回りに延びる磁気誘導加熱コイルであって、磁界を生成するように構成された磁気誘導加熱コイルと、
    前記筒状容器が該搬送装置に支持されている際に、筒状容器を、前記加熱経路に沿って前記磁気誘導加熱コイルを通して、前記筒状容器の長手方向軸に対して垂直である第一の方向に移動させる搬送装置であって、記筒状容器を前記加熱経路に沿って移動させるように、前記筒状容器を記長手方向軸を中心に回転させる、搬送装置と、
    前記磁気誘導加熱コイルに付けられている、1つ又は複数の固定された強磁性部材であって、前記筒状容器を加熱するための磁界を形状付けるため、前記磁気誘導加熱コイルと前記搬送装置によって支持される前記筒状容器との間の前記加熱経路に沿って配置される、1つ又は複数の固定された強磁性部材と、
    前記磁気誘導加熱コイル内に配置されている支持フレームであって、前記搬送装置及び前記1つ又は複数の固定された強磁性部材を支持する、支持フレームと、
    を備え、
    前記搬送装置は、前記1つ又は複数の固定された強磁性部材に対し、前記第一の方向に前記筒状容器を移動するように構成されている、装置。
  5. 前記加熱コイルは、形状が前記筒状容器の形状におよそ近似する非円形の形態を有する、請求項に記載の装置。
  6. 前記加熱コイルは、略円筒形の筒状容器の外形に近似する矩形の形態に略形状付けられる、請求項に記載の装置。
  7. 前記搬送装置は、可動なコンベヤーアセンブリと、前記可動なコンベヤーアセンブリの両側に平行な第一と第二の固定摩擦面とを含み、前記搬送装置を操作するステップは、前記平行な第一と第二の固定摩擦面に沿って前記筒状容器を転動することを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記磁気誘導加熱コイルは、前記加熱経路を囲む上側部分、下側部分及び第1、第2の側方部分を有する、請求項4に記載の装置。
  9. 前記搬送装置は、固定摩擦面と移動部材とを含み、該移動部材は、前記筒状容器が前記固定摩擦面上で転動するように前記筒状容器を押しやる、請求項4に記載の装置。
  10. 前記搬送装置は、複数のプッシャーラグを支持するベルトを含み、筒状容器が隣接対のプッシャーラグ間に配置され、前記ベルトが前記加熱経路に沿って移動する際に前記筒状容器がその長手方向軸を中心に転動するようになっている、請求項4に記載の装置。
  11. 前記加熱コイルは、前記筒状容器が前記容器の12時の位置及び6時の位置において主に加熱されるように交番磁界を生成する、請求項4に記載の装置。
  12. 前記1つ又は複数の固定された強磁性部材は、前記第一の方向に延びる1つ又は複数の矩形のプレートを含む、請求項4に記載の装置。
  13. 前記支持フレームは、前記1つ又は複数の固定された強磁性部材に対応する保持するための1つ又は複数の支持レールを含む、請求項4に記載の装置。
  14. 前記1つ又は複数の支持フレームは、前記1つ又は複数の固定された強磁性部材のうちの1つを収納するスロットを画定する、請求項4に記載の装置。
JP2014510347A 2011-05-10 2012-04-25 容器上のコーティングを硬化させる誘導炉 Expired - Fee Related JP6042878B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/104,235 US9451658B2 (en) 2011-05-10 2011-05-10 Induction oven for curing coatings on containers
US13/104,235 2011-05-10
PCT/US2012/034874 WO2012154405A1 (en) 2011-05-10 2012-04-25 Induction oven for curing coatings on containers

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014517991A JP2014517991A (ja) 2014-07-24
JP2014517991A5 JP2014517991A5 (ja) 2015-06-18
JP6042878B2 true JP6042878B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=46046333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014510347A Expired - Fee Related JP6042878B2 (ja) 2011-05-10 2012-04-25 容器上のコーティングを硬化させる誘導炉

Country Status (5)

Country Link
US (2) US9451658B2 (ja)
EP (1) EP2708094B1 (ja)
JP (1) JP6042878B2 (ja)
CN (1) CN103518421B (ja)
WO (1) WO2012154405A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101686356B1 (ko) * 2012-08-24 2016-12-13 지멘스 악티엔게젤샤프트 의료 장치

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10297481B2 (en) * 2013-03-21 2019-05-21 Tokyo Electron Limited Magnetic annealing apparatus
EP3212548B1 (en) * 2014-10-29 2019-07-31 Laitram, L.L.C. Electromagnetic conveyor
CN109219985B (zh) * 2016-04-18 2021-12-03 阿尔卑斯南部欧洲有限责任公司 感应加热器和分配器
CN106040554A (zh) * 2016-05-25 2016-10-26 东营威玛石油钻具有限公司 一种涂层感应加热方法
US10731849B2 (en) * 2016-06-03 2020-08-04 General Electric Technology Gmbh Apparatus and method for welding a waterwall panel
CN106824708A (zh) * 2017-03-29 2017-06-13 湖南双马新材料科技有限公司 一种利用中频加热用于金属管道涂镀固化的工艺方法
CN107051841A (zh) * 2017-04-25 2017-08-18 卢振华 一种导电物质电磁加热固化装置
WO2019226499A1 (en) * 2018-05-21 2019-11-28 Inductoheat, Inc. Electric induction system and method for metallurgically heat treating coil springs
US10871326B2 (en) * 2018-09-06 2020-12-22 Stolle Machinery Company, Llc Infrared can curing oven
IT201900002545A1 (it) * 2019-02-21 2020-08-21 Danieli Automation Spa Induttore e relativo metodo di manutenzione
CN111744737A (zh) * 2019-03-26 2020-10-09 临沂华庚新材料科技有限公司 用于加热管道的设备
EP3956076A4 (en) * 2019-04-19 2023-10-04 Photex Inc. SYSTEM AND METHOD FOR CURING A BOX INTERIOR
MX2022014509A (es) * 2020-05-26 2022-12-13 Ball Corp Aparato y metodo para calentar contenedores o piezas de trabajo metalicas.
CN113365378A (zh) * 2021-06-17 2021-09-07 上海德卫氪自动化工程有限公司 对由可导电材料制成的工件进行感应式加热的平面装置
JP7473099B1 (ja) 2022-12-12 2024-04-23 日本精工株式会社 リング状部材の誘導加熱方法および誘導加熱装置、リング状部材の製造方法、軸受の製造方法、車両の製造方法、ならびに、機械装置の製造方法
WO2024127767A1 (ja) * 2022-12-12 2024-06-20 日本精工株式会社 リング状部材の誘導加熱方法および誘導加熱装置、リング状部材の製造方法、軸受の製造方法、車両の製造方法、ならびに、機械装置の製造方法

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3056876A (en) * 1957-12-24 1962-10-02 Philips Corp Method and a device for inductive heating of work pieces
FR1217338A (fr) 1957-12-24 1960-05-03 Philips Nv Procédé et dispositif de chauffage par induction
NL106308C (ja) 1958-01-08
GB1021928A (en) 1963-06-07 1966-03-09 Edelstahlwerke Aktien Ges Deut An inductor for heating the ends of elongated stock
US3251976A (en) 1963-12-06 1966-05-17 Ohio Crankshaft Co Apparatus and method for heating reduced portions of adjacent workpieces
JPS52755A (en) * 1975-06-24 1977-01-06 Fuji Electric Co Ltd Method and device for die heating
BE831412A (fr) 1975-07-16 1976-01-16 Elphiac Sa Appareil de chauffage par induction
US4050888A (en) * 1976-03-19 1977-09-27 Flynn Burner Corporation Conveyor system for passing coated cans through chamber
US4456804A (en) 1982-07-13 1984-06-26 Campbell Soup Company Method and apparatus for application of paint to metal substrates
US4754113A (en) * 1987-01-02 1988-06-28 Continental Can Company, Inc. Induction coil heating unit for heat sealing closures to containers
US5169621A (en) * 1989-10-17 1992-12-08 Nylok Fastener Corporation Method for coating fasteners
US5529703A (en) 1990-06-04 1996-06-25 Nordson Corporation Induction dryer and magnetic separator
US5821504A (en) * 1990-06-04 1998-10-13 Nordson Corporation Induction heating system for 360° curing of can body coatings
US5349165A (en) * 1992-04-16 1994-09-20 Gas Research Institute Induction heater system for fusing plastics
DE69619155T2 (de) 1995-05-10 2002-09-26 Nordson Corp., Westlake Induktionsheizsystem für Härtung über 360 Grad von Beschichtungen von Dosenkörpern
JP3662643B2 (ja) 1995-11-06 2005-06-22 松下電器産業株式会社 有底金属缶乾燥方法
US6252212B1 (en) * 1999-12-28 2001-06-26 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image fixing apparatus with induction heating device and manufacturing method thereof
JP2002254004A (ja) * 2001-03-02 2002-09-10 Toto Ltd コーティング方法及び装置
AT500219B1 (de) * 2003-05-22 2007-11-15 Masterfoods Austria Ohg Verfahren und vorrichtung zur wärmebehandlung von nahrungsmitteln bzw. futtermitteln, insbesondere zur herstellung von backwaren, wie waffelprodukten
JP4170171B2 (ja) 2003-08-19 2008-10-22 高周波熱錬株式会社 熱処理装置及び熱処理方法
US7767940B2 (en) * 2005-09-29 2010-08-03 Lincoln Global, Inc. Device and method for drying electrode coating
NL1031823C2 (nl) * 2006-05-16 2007-11-20 Staalkat Internat B V Detectie van open breuken in eieren.
JP4307503B2 (ja) * 2007-12-21 2009-08-05 パナソニック株式会社 電池缶およびその製造方法、ならびに電池
EP2307581A1 (en) * 2008-06-30 2011-04-13 Eaton Corporation Continuous production system for magnetic processing of metals and alloys to tailor next generation materials
IT1392169B1 (it) 2008-12-02 2012-02-22 Leva Impianto e procedimento per la verniciatura interna di contenitori metallici
US8225741B2 (en) 2009-01-28 2012-07-24 Mcwane Cast Iron Pipe Company Automated processing line for applying fluid to lengths of pipe
DE102009045373B4 (de) * 2009-10-06 2011-12-08 Bruker Biospin Gmbh Kompakte supraleitende Magnetanordnung mit aktiver Abschirmung, wobei die Abschirmspule das Feldmaximum der Hauptfeldspule dämpft
US20120295358A1 (en) * 2010-01-21 2012-11-22 Siemens Healthcare Diagnostics Inc. Magnetic Conveyor Systems, Apparatus and Methods Including Moveable Magnet
US9060390B2 (en) * 2010-04-01 2015-06-16 Inductoheat, Inc. Electric induction heat treatment of workpieces having circular components

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101686356B1 (ko) * 2012-08-24 2016-12-13 지멘스 악티엔게젤샤프트 의료 장치

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012154405A1 (en) 2012-11-15
US9451658B2 (en) 2016-09-20
US20120288638A1 (en) 2012-11-15
CN103518421A (zh) 2014-01-15
EP2708094B1 (en) 2017-11-08
JP2014517991A (ja) 2014-07-24
CN103518421B (zh) 2016-06-01
EP2708094A1 (en) 2014-03-19
US20160360575A1 (en) 2016-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6042878B2 (ja) 容器上のコーティングを硬化させる誘導炉
EP0749267B1 (en) Can coating and curing system having focused induction heater using thin lamination cores
US5821504A (en) Induction heating system for 360° curing of can body coatings
CN101617562B (zh) 感应加热设备
CN1668143B (zh) 工件加热装置和工件加热方法
US9060390B2 (en) Electric induction heat treatment of workpieces having circular components
EP0776146B1 (en) Induction dryer and magnetic separator
JP2014517991A5 (ja)
RU2728895C1 (ru) Индуцирование теплоты вращающимся магнитом
US5529703A (en) Induction dryer and magnetic separator
WO1994013118A1 (en) Improved magnetic separator
JPH092432A (ja) 缶体被覆を360゜硬化させるための誘導加熱機構
KR100278581B1 (ko) 유도 건조기 및 자기 분리기
JP2009164303A (ja) はんだ付け装置及びはんだ付け方法
JP4956578B2 (ja) 回転ドラム式食品連続加熱機
JP2009110789A5 (ja)
RU162038U1 (ru) Устройство индукционного нагрева изделий нецилиндрической формы
US20240138035A1 (en) Systems and methods for magnetic heat induction and exchange to mobile streams of matter
PT2040512E (pt) Dispositivo e processo para o aquecimento indutivo de uma peça a processar electricamente condutora
AU665005B2 (en) Induction dryer and magnetic separator
WO1993023970A1 (en) Induction dryer and magnetic separator
JP2019020102A (ja) 塗装用乾燥装置
JP2015035330A (ja) 加熱コイル及び連続加熱装置
JP2005122985A (ja) 誘導加熱装置
TH70514B (th) วิธีการให้ความร้อนอย่างต่อเนื่องด้วยการเหนี่ยวนำความถี่สูง และอุปกรณ์ให้ความร้อนอย่างต่อเนื่องด้วยการเหนี่ยวนำความถี่สูง

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6042878

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees