JP6041064B1 - 下駄箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 下履及び上履の夫々の専用の載置面を確保しつつ、収納空間を下履と上履とのいずれか一方を収納できるように共用化し、収納空間を小さくして無駄なスペースの削減を図るとともに、下履及び上履の収納,取り出し作業を容易にできるようにする。【解決手段】 下壁2,上壁3,一方側壁4,他方側壁5及び後壁6により前側に開口7を有したボックス状に形成され、内部を下壁2に下履SAを載置して収納可能な収納空間Eとして構成した本体1を備え、この本体1の収納空間Eに、上履SBが載置される上履板10を設け、この上履板10を、下壁2と平行で且つ下壁2に隣接し上履SBを載置可能にする使用位置X、及び、下壁2から離間して下壁2に下履SAを載置可能にする離間位置Yとの2位置に移動可能に本体1に支持し、上履板10を離間位置Xでロック解除可能にロックするロック手段30を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、下履及び上履の両方を収納することができる下駄箱に関する。
従来、図8に示すように、この種の下駄箱Taは、下壁101,上壁102,一方側壁103,他方側壁104及び後壁105により前側に開口106を有したボックス状に形成された本体100を備えている。本体100の内部は、下壁101に下履SAを載置してこの下履SAを収納可能な収納空間Eaとして構成されている。また、本体100の収納空間Eaの中央より上側には、下壁101と平行で上履SBが載置される上履板107が設けられている。この上履板107は、一方側壁103,他方側壁104及び後壁105に固定されている。これにより、下駄箱内の収納空間Eaを上履板107によって上下に区分し、下履SA及び上履SBを夫々専用の載置面に載置できるようにして特に上履SBが下履SAに付着した土などによって汚れないようにしている(例えば、実開昭48−77229号公報に掲載)。
また、従来においては、図9に示すような下駄箱Tbも知られている。この下駄箱Tbは、下壁101,上壁102,一方側壁103,他方側壁104及び後壁105により前側に開口106を有したボックス状に形成された本体100を備えている。本体100の内部は、下壁101に下履SAを載置してこの下履SAを収納可能な収納空間Eaとして構成されている。収納空間Ea内には、下壁101に載せられる脚111を有し履物を載置できる傾斜した載置板112を有した置き台110が収納されている。このため、下壁101に下履SAを載置し、置き台110の載置板112に上履SBを載置して両者を同時に収納することができる。これにより、下駄箱内の収納空間Eaを載置板112によって斜めに区分し、下履SA及び上履SBを夫々専用の載置面に載置できるようにして、上履SBが下履SAに付着した土などによって汚れないようにすることができる。置き台110の載置板111により、収納空間Eaを斜めに区分しているので、それだけ収納空間Eaを小さくすることができることから、省スペース化が図られている(例えば、実用新案登録第3072740号公報に掲載)。
実開昭48−77229号公報 実用新案登録第3072740号公報
しかしながら、上記前者の特許文献1記載の下駄箱Taにあっては、収納空間Eaが、上履板107によって、下履SA用のスペースと、上履SB用のスペースとの上下に区分けされているので、それだけ、収納空間Eaを広く必要とし、下駄箱全体が大きくなってしまうという問題がある。また、下駄箱の使用者が下履SAを履いている際には、下履SAの収納スペースが空いており、上履SBを履いている際には、上履SBの収納スペースが空くことになり、どちらか一方に履物が置かれている場合、もう一方の収納スペースは使われないまま空いてしまうので、無駄があるという問題もある。
一方、上記後者の特許文献2記載の下駄箱Tbにあっては、置き台110の載置板111により、収納空間Eaを斜めに区分しているので、それだけ収納空間Eaを小さくすることができるが、それでも、上履SBの後壁105側の部分を収納するスペースと、開口106側に出っ張る部分のスペースとを、ある程度確保しなければならない。また、下履SAを収納する際、あるいは、下履SAを取り出す際には、置き台110も逐一取り出さなければならないので、それだけ、収納,取り出し作業が煩雑になっているという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みて為されたもので、下履及び上履の夫々の専用の載置面を確保しつつ、収納空間を下履と上履とのいずれか一方を収納できるように共用化し、収納空間を小さくして無駄なスペースの削減を図るとともに、下履及び上履の収納,取り出し作業を容易にできるようにした下駄箱を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の下駄箱は、下壁,上壁,一方側壁,他方側壁及び後壁により前側に開口を有したボックス状に形成され、内部を上記下壁に下履を載置して該下履を収納可能な収納空間として構成した本体を備え、該本体の収納空間に、上履が載置される上履板を設けた下駄箱において、上記上履板を、上記下壁と平行で且つ該下壁に隣接し上履を載置可能にする使用位置、及び、上記下壁から離間して該下壁に下履を載置可能にする離間位置との2位置に移動可能に上記本体に支持し、上記上履板を、上記離間位置でロック解除可能にロックするロック手段を備えた構成としている。
この下駄箱を使用する際、先ず、上履を収納しておくときは、上履板を使用位置に位置させて、この上履板に上履を載置する。この状態で、下履を収納して上履を履くときは、上履板上に置かれた上履を取出し、上履板を離間位置に移動させ、ロック手段によりロックする。上履板の離間位置では、下壁が露出した収納空間になるので、下履を下壁に載置して収納する。
一方、上履を収納して下履を履くときは、下壁に置かれた下履を取出し、ロック手段のロックを解除して上履板を使用位置に移動させる。上履板の使用位置では、上履板の載置面が露出した収納空間になるので、上履を上履板に載置して収納する。
これにより、収納空間を下履と上履とのいずれか一方を収納できるようにして共用化することができるので、収納空間を小さくして無駄なスペースの削減を図ることができる。また、収納空間を共用化しても、下履は専用の下壁の載置面に載置され、上履は専用の上履板に載置されることになるので、上履に下履の土などの汚れが付着する事態を防止することができる。更に、下履及び上履の収納,取り出しの際は、本体に支持された上履板を、外に取り出すことなく収納空間内部で使用位置もしくは離間位置に移動させるだけの簡単な操作をするだけで良いので、下履及び上履の収納,取り出し作業を容易に行うことができる。
そして、必要に応じ、上記上履板を移動させるための移動機構を設けた構成としている。これにより、上履板を使用位置もしくは離間位置に容易に移動させることができる。
また、必要に応じ、上記上履板を、一方側壁側及び他方側壁側に夫々分割した互いに対称形の一対の分割板で構成し、上記一方側壁側の分割板の側端縁を該一方側壁の下端部に回動可能に軸支し、上記他方側壁側の分割板の側端縁を該他方側壁の下端部に回動可能に軸支し、該一対の分割板の互いに鏡映対称になる回動により、該一対の分割板からなる上履板を、上記使用位置及び離間位置との2位置に移動可能にし、上記移動機構を、上記各分割板の前端の互いに鏡面対称位置に突設される一対のピンと、上下動させられるとともに上下動時に上記一対のピンが摺接して上記各分割板を同時に回動させる長孔を有したガイド板と、上記本体の開口側に位置し該ガイド板を上下動させるためのノブとを備えて構成したことを特徴とする構成としている。
この構成によれば、上履板を使用位置から離間位置に移動させる際は、移動機構のノブを把持してガイド板を上昇させる。これにより、各分割板のピンがガイド板の長孔を摺接し、各分割板は同時に回動させられて離間位置に至る。上履板はロック手段により離間位置にロックする。この場合、ノブを上昇させるだけの簡単な操作で、上履板を使用位置から離間位置に移動させることができるので、作業を容易に行うことができる。
一方、上履板を離間位置から使用位置に移動させる際は、ロック手段のロックを解除し、移動機構のノブを把持してガイド板を下降させる。これにより、各分割板のピンがガイド板の長孔を摺接し、各分割板は同時に回動させられて使用位置に至る。この場合、ノブを下降させるだけの簡単な操作で、上履板を離間位置から使用位置に移動させることができるので、作業を容易に行うことができる。
また、この構成において、上履板は、一対の分割板で構成したので、一枚の上履板に比較して、略半分の大きさになることから、分割板を回動により離間位置に位置させたとき、その高さを低く抑えることができる。そのため、収納空間のスペースを分割板に合わせて小さくすることができ、確実に無駄なスペースの削減を図ることができる。
更に、必要に応じ、上記上履板を、一方側壁側及び他方側壁側に夫々分割した互いに対称形の一対の分割板で構成し、上記一方側壁側の分割板の側端縁を該一方側壁の下端部に回動可能に軸支し、上記他方側壁側の分割板の側端縁を該他方側壁の下端部に回動可能に軸支し、該一対の分割板の互いに鏡映対称になる回動により、該一対の分割板からなる上履板を、上記使用位置及び離間位置との2位置に移動可能にし、上記移動機構を、上記各分割板の後端の互いに鏡面対称位置に突設される一対のピンと、上下動させられるとともに上下動時に上記一対のピンが摺接して上記各分割板を同時に回動させる長孔を有したガイド板と、上記本体の開口側に位置し該ガイド板を上下動させるためのノブとを備えて構成したことを特徴とする構成としている。これにより、上記と同様の作用,効果を奏する。加えて、移動機構のガイド板は、各分割板の後端側、即ち、後壁側に位置するので、本体内部に隠されることになることから、それだけ、外観品質を向上させることができる。
更にまた、必要に応じ、上記上履板を、上記下壁と平行な状態で上下動可能になるように上記本体に対してリンク機構を介して支持し、上記移動機構を、上記上履板の前端縁から突設したノブで構成している。
この構成によれば、上履板を使用位置から離間位置に移動させる際は、移動機構のノブを把持してガイド板を上昇させる一方、上履板を離間位置から使用位置に移動させる際は、移動機構のノブを把持して上履板を下降させる。この場合、ノブを昇降動させるだけの簡単な操作で、上履板を離間位置と使用位置間で移動させることができるので、作業を容易に行うことができる。また、上履板を一枚の板で構成し、リンク機構で支持するので、機構を簡単にすることができる。
この場合、上記リンク機構を、パンタグラフ機構で構成し、該パンタグラフ機構を、上記一方側壁側及び他方側壁側に夫々設けたことが有効である。パンタグラフ機構で上履板の両側を支持するので、上履板の支持が安定する。また、上履板を下壁と平行にして上下動させることができるので、動作をスムーズに行うことができる。
更に、必要に応じ、上記ロック手段を、上記本体側及び上記上履板側の何れか一方に設けられるマグネットと、上記本体側及び上記上履板側の何れか他方に設けられ上記マグネットに磁着可能な磁着体とで構成している。ロックするときは磁着体をマグネットに磁着し、ロック解除するときは上履板を下降させて磁着解除させる。簡単な機構でロック及びロック解除することができ、安価に作製できる。
本発明によれば、下履及び上履の夫々の専用の載置面を確保しつつ、収納空間を下履と上履とのいずれか一方を収納できるように共用化し、収納空間を小さくして無駄なスペースの削減を図るとともに、下履及び上履の収納,取り出し作業を容易に行うことができる。そのため、下駄箱を小型化することができ、この下駄箱を行列状に多数連設した下駄箱装置であって、例えば、学校の出入口に設置される下駄箱装置などにおいても、小型化を図ることができ、極めて有用になる。
本発明の第1の実施の形態に係る下駄箱を透視して示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る下駄箱を上履板の使用位置で示し、(a)は正面図、(b)は平面断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る下駄箱を上履板の離間位置で示し、(a)は正面図、(b)は平面断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る下駄箱の上履板の移動過程を示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る下駄箱を透視して示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る下駄箱を透視して示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る下駄箱を示す側面断面図である。 従来の下駄箱の一例を示す断面図である。 従来の別の下駄箱の一例を示す断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る下駄箱について詳細に説明する。
図1乃至図4には、本発明の第1の実施の形態に係る下駄箱Tを示している。
この下駄箱Tは、下履SA及び上履SBの両方を収納することができるもので、基本的構成は、本体1と、本体1内を移動する上履板10と、上履板10を移動させるための移動機構20と、上履板10のロック手段30とから構成されている。
本体1は、下壁2,上壁3,一方側壁4,他方側壁5及び後壁6により前側に開口7を有した矩形のボックス状に形成され、内部を下壁2に下履SAを載置してこの下履SAを収納可能な収納空間Eとして構成されている。
上履板10は、この本体1の収納空間E内に設けられており、上履SBが載置される。この上履板10は、下壁2と平行で且つ下壁2に隣接し上履SBを載置可能にする使用位置X、及び、下壁2から離間して下壁2に下履SAを載置可能にする離間位置Yとの2位置に移動可能に、本体1に支持されている。
詳しくは、上履板10は、矩形板状のもので、一方側壁4側及び他方側壁5側に夫々分割した互いに対称形の一対の分割板11で構成されている。一方側壁4側の分割板11の側端縁は、一方側壁4の下端部に回動可能に軸支され、他方側壁5側の分割板11の側端縁は、他方側壁5の下端部に回動可能に軸支されており、一対の分割板11の互いに鏡映対称になる回動により、この一対の分割板11からなる上履板10は、使用位置X及び離間位置Yとの2位置に移動可能に支持されている。
一方側壁4及び他方側壁5の下端部の前後には、夫々、所定間隔離間して溶接固定された一対の固定軸受12の組が設けられている。一方、各分割板11の側端縁には、夫々、固定軸受12間に介装される可動軸受13が一体形成されている。そして、この固定軸受12及び可動軸受13に回動軸14が挿通され、この回動軸14を中心に各分割板11は、夫々、回動可能に軸支されている。
また、上履板10を移動させるための移動機構20は、各分割板11の前端の互いに鏡面対称位置に突設される一対のピン21と、上下動させられるとともに上下動時に一対のピン21が夫々挿入され且つ摺接して各分割板11を同時に回動させる一対の長孔22を有したガイド板23と、本体1の開口7側に位置しガイド板23を上下動させるためのノブ24とを備えて構成されている。ガイド板23は、例えば、磁着性材料の鉄などで形成された細長の矩形板状のもので、左右端に内側に折曲形成されて、一方側壁4及び他方側壁5の内面を夫々摺接可能な一対の摺接部25を有している。この摺接部25により、ガイド板23は傾くことなく上下動させられる。また、ガイド板23のピン21からの脱落を阻止するために、ピン21の先端には長孔22の幅よりも大径のストッパ26が設けられている。ノブ24はガイド板23の中央であって、一対の長孔22間から突設して設けられている。
ロック手段30は、本体1側及び上履板10側の何れか一方(実施の形態では本体1)に設けられるマグネット31と、本体1側及び上履板10側の何れか他方(実施の形態ではガイド板23)に設けられマグネット31に磁着可能な磁着体32とで構成されている。マグネット31は、本体1の上壁3の開口7側中央に付設されている。磁着体32は、ガイド板23の中央を内向きに折曲形成した矩形板状に形成されている。ガイド板23は、例えば、磁着性材料の鉄などで形成されているので、磁着体32はマグネット31に磁着する。尚、磁着体32自体をマグネットで構成しても良い。この場合、本体1を鉄などの磁着性剖材で形成し、本体1の一部を磁着体として構成して良く、適宜変更して差支えない。ロックするときは磁着体32をマグネット31に磁着し、ロック解除するときは上履板10を下降させて磁着解除させる。簡単な機構でロック及びロック解除することができ、安価に作製できる。
従って、この実施の形態に係る下駄箱Tによれば、以下のように使用する。
先ず、図2に示すように、上履SBを収納しておくときは、上履板10を使用位置Xに位置させて、この上履板10に上履SBを載置する。この状態で、下履SAを収納して上履SBを履くときは、図1,図3及び図4に示すように、上履板10上に置かれた上履SBを取出し、上履板10を離間位置Yに移動させる。この際、移動機構20のノブ24を把持してガイド板23を上昇させる。これにより、各分割板11のピン21がガイド板23の長孔22を摺接し、各分割板11は同時に回動させられて離間位置Yに至る。上履板10はロック手段30により離間位置Yにロックする。この状態では、下壁2が露出した収納空間Eになるので、下履SAを下壁2に載置して収納する。この場合、上履SBの取り出し後は、ノブ24を上昇させるだけの簡単な操作で、下履SAの収納を行うことができるので、作業を容易に行うことができる。
一方、上履SBを収納して下履SAを履くときは、図3に示す離間位置Yの状態で、下壁2に置かれた下履SAを取出し、図2及び図4に示すように、ロック手段30のロックを解除して上履板10を使用位置Xに移動させる。この際、移動機構20のノブ24を把持してガイド板23を下降させる。これにより、各分割板11のピン21がガイド板23の長孔22を摺接し、各分割板11は同時に回動させられて使用位置Xに至る。この使用位置Xでは、上履板10の載置面が露出した収納空間Eになるので、上履SBを上履板10に載置して収納する。この場合、下履SAの取り出し後は、ノブ24を下降させるだけの簡単な操作で、上履SBの収納を行うことができるので、作業を容易に行うことができる。また、上履SBは、下履SAが載置されていた下壁2ではなく、専用の上履板10に載置されることになるので、下履SAの土などが付着することがないことから、上履SBに汚れが付着する事態が防止される。
これにより、収納空間Eを下履SAと上履SBとのいずれか一方を収納できるようにして共用化することができるので、収納空間Eを小さくして無駄なスペースの削減を図ることができる。特に、上履板10は、一対の分割板11で構成したので、一枚の上履板10に比較して、略半分の大きさになることから、分割板11を回動により離間位置Yに位置させたとき、その高さを低く押えることができる。そのため、収納空間Eのスペースを分割板11に合わせて小さくすることができ、確実に無駄なスペースの削減を図ることができる。
また、収納空間Eを共用化しても、下履SAは専用の下壁2の載置面に載置され、上履SBは専用の上履板10に載置されることになるので、上履SBに下履SAの土などの汚れが付着する事態を防止することができる。更に、下履SA及び上履SBの収納,取り出しの際は、本体1に支持された上履板10を、外に取り出すことなく収納空間E内部で使用位置Xもしくは離間位置Yに移動させるだけの簡単な操作をするだけで良いので、下履SA及び上履SBの収納,取り出し作業を容易に行うことができる。
次に、第2の実施の形態に係る下駄箱Tを説明する。
図5に示すように、これは、上記第1の実施の形態と同様に構成されるが、上記と異なって、移動機構20の一対のピン21及びガイド板23が後壁6側に設けられているとともに、ロック手段30も後壁6側に設けられている。即ち、一対のピン21は各分割板11の後端に突設され、ガイド板23はこの一対のピン21を介して各分割板11を同時に回動させるように後壁6側に設けられている。また、移動機構20のノブ24は、各分割板11の前端に夫々設けられている。これにより、ノブ24を操作して分割板11を回動させれば、上履板10を使用位置Xから離間位置Yに移動させ、あるいは、上履板10を離間位置Yから使用位置Xに移動させることができる。このため、上記第1の実施の形態と同様の作用,効果を奏する。また、この第2の実施の形態によれば、移動機構20の一対のピン21,ガイド板23及びロック手段30が後壁6側に設けられているので、本体1内部に隠されることになることから、それだけ、外観品質を向上させることができる。
次にまた、第3の実施の形態に係る下駄箱Tを説明する。
図6及び図7に示すように、この下駄箱Tは、上記と同様の本体1を有するとともに、本体1の収納空間Eには、下壁2よりは僅かに小さい矩形状に形成され上履SBが載置される1枚の上履板10が設けられている。上履板10は、下壁2と平行で且つ下壁2に隣接し上履SBを載置可能にする使用位置X、及び、下壁2から離間して下壁2に下履SAを載置可能にする離間位置Yとの2位置に移動可能に本体1に支持されている。詳しくは、上履板10は、鉄などの磁着性の金属板で形成されており、下壁2と平行な状態で上下動可能になるように本体1に対してリンク機構を介して支持されている。リンク機構は、パンタグラフ機構40で構成されており、パンタグラフ機構40は、一方側壁4側及び他方側壁5側に夫々設けられている。各パンタグラフ機構40は、一端が側壁下部に軸支される第1リンク41と、一端が第1リンク41の他端に軸支され他端が上履板10の側部に軸支される第2リンク42とからなるリンクの組を鏡映対称に一対備えて構成されている。また、移動機構20は、上履板10の前端縁から突設されたノブ24で構成されている。更に、ロック手段30は、マグネット31と磁着体32とで構成されており、マグネット31は、本体1の上壁3の開口7側中央に付設されている。磁着体32は、上履板10の前端部中央のマグネット31に対向する部位で構成されている。
この第3の実施の形態に係る下駄箱Tによれば、上履板10を使用位置Xから離間位置Yに移動させる際は、移動機構20のノブ24を把持してガイド板23を上昇させ、上履板10の磁着体32をマグネット31に磁着してロックする。一方、上履板10を離間位置Yから使用位置Xに移動させる際は、移動機構20のノブ24を把持して上履板10を下げてマグネット31から離間させるとともに下降させる。この場合、ノブ24を昇降動させるだけの簡単な操作で、上履板10を離間位置Yと使用位置X間で移動させることができるので、作業を容易に行うことができる。また、上履板10を一枚の板で構成し、パンタグラフ機構40で支持するので、機構を簡単にすることができる。更に、パンタグラフ機構40で上履板10の両側を支持するので、上履板の支持が安定する。更にまた、上履板10を下壁2と平行にして上下動させることができるので、動作をスムーズに行うことができる。他の作用,効果は上記と同様である。
尚、上記実施の形態において、ロック手段30は、マグネット31を用いて構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、フックで係止するような機構でも良く、適宜変更して差支えない。また、開口7は常開のもので説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、扉を設けて開閉できるようにしても良く適宜変更して差支えない。
T 下駄箱
SA 下履
SB 上履
1 本体
2 下壁
3 上壁
4 一方側壁
5 他方側壁
6 後壁
7 開口
E 収納空間
10 上履板
X 使用位置
Y 離間位置
11 分割板
12 固定軸受
13 可動軸受
14 回動軸
20 移動機構
21 ピン
22 長孔
23 ガイド板
24 ノブ
25 摺接部
26 ストッパ
30 ロック手段
31 マグネット
32 磁着体
40 パンタグラフ機構
41 第1リンク
42 第2リンク

Claims (7)

  1. 下壁,上壁,一方側壁,他方側壁及び後壁により前側に開口を有したボックス状に形成され、内部を上記下壁に下履を載置して該下履を収納可能な収納空間として構成した本体を備え、該本体の収納空間に、上履が載置される上履板を設けた下駄箱において、
    上記上履板を、上記下壁と平行で且つ該下壁に隣接し上履を載置可能にする使用位置、及び、上記下壁から離間して該下壁に下履を載置可能にする離間位置との2位置に移動可能に上記本体に支持し、
    上記上履板を、上記離間位置でロック解除可能にロックするロック手段を備えたことを特徴とする下駄箱。
  2. 上記上履板を移動させるための移動機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の下駄箱。
  3. 上記上履板を、一方側壁側及び他方側壁側に夫々分割した互いに対称形の一対の分割板で構成し、上記一方側壁側の分割板の側端縁を該一方側壁の下端部に回動可能に軸支し、上記他方側壁側の分割板の側端縁を該他方側壁の下端部に回動可能に軸支し、該一対の分割板の互いに鏡映対称になる回動により、該一対の分割板からなる上履板を、上記使用位置及び離間位置との2位置に移動可能にし、
    上記移動機構を、上記各分割板の前端の互いに鏡面対称位置に突設される一対のピンと、上下動させられるとともに上下動時に上記一対のピンが摺接して上記各分割板を同時に回動させる長孔を有したガイド板と、上記本体の開口側に位置し該ガイド板を上下動させるためのノブとを備えて構成したことを特徴とする請求項2記載の下駄箱。
  4. 上記上履板を、一方側壁側及び他方側壁側に夫々分割した互いに対称形の一対の分割板で構成し、上記一方側壁側の分割板の側端縁を該一方側壁の下端部に回動可能に軸支し、上記他方側壁側の分割板の側端縁を該他方側壁の下端部に回動可能に軸支し、該一対の分割板の互いに鏡映対称になる回動により、該一対の分割板からなる上履板を、上記使用位置及び離間位置との2位置に移動可能にし、
    上記移動機構を、上記各分割板の後端の互いに鏡面対称位置に突設される一対のピンと、上下動させられるとともに上下動時に上記一対のピンが摺接して上記各分割板を同時に回動させる長孔を有したガイド板と、上記本体の開口側に位置し該ガイド板を上下動させるためのノブとを備えて構成したことを特徴とする請求項2記載の下駄箱。
  5. 上記上履板を、上記下壁と平行な状態で上下動可能になるように上記本体に対してリンク機構を介して支持し、上記移動機構を、上記上履板の前端縁から突設したノブで構成したことを特徴とする請求項2記載の下駄箱。
  6. 上記リンク機構を、パンタグラフ機構で構成し、該パンタグラフ機構を、上記一方側壁側及び他方側壁側に夫々設けたことを特徴とする請求項5記載の下駄箱。
  7. 上記ロック手段を、上記本体側及び上記上履板側の何れか一方に設けられるマグネットと、上記本体側及び上記上履板側の何れか他方に設けられ上記マグネットに磁着可能な磁着体とで構成したことを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載の下駄箱。
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