JP6040767B2 - 配信システム、配信方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、配信システム、配信方法、及びプログラムに関する。
マスタ装置となる情報処理装置(コンピュータ)と同一機種の別の情報処理装置上に、マスタ装置と同じディスク内容のシステムを構築する場合、ディスクイメージが別の情報処理装置に配信される。そして、別の情報処理装置のハードディスクにディスクイメージがコピーされ、マスタ装置と同じシステムが構築される。ディスクイメージは、マスタ装置のディスク内容を示すイメージ情報であり、マスタ装置に格納された1つ以上のファイルと、それらのファイルを管理するファイルシステムのファイル構造の情報とを含む。
図1は、ディスクイメージを配信する従来の配信システムの構成例を示している。図1の配信システムは、マスタ装置101、配信元装置102、及び配信先装置103−1〜配信先装置103−3を含む。マスタ装置101、配信元装置102、及び配信先装置103−1〜配信先装置103−3は、通信ネットワーク111を介して互いに接続されている。以下の説明では、配信先装置103−1〜配信先装置103−3のいずれか1台又は複数台を指して、配信先装置103と記す場合がある。
マスタ装置101は、配信されるディスクイメージのベースとなる情報処理装置であり、配信先装置103−1〜配信先装置103−3は、マスタ装置101と同一機種の情報処理装置である。配信元装置102は、マスタ装置101のディスクイメージを、通信ネットワーク111を介して配信先装置103−1〜配信先装置103−3へ配信する情報処理装置である。配信先装置103−1〜配信先装置103−3は、配信されたディスクイメージをハードディスクに書き込むことでシステムを構築する。
このような配信システムによれば、マスタ装置101のディスクイメージを全く同じ構成で配信先装置103へ配信しコピーできるため、短時間で同じディスク内容のシステムを構築することができる。これにより、1台だけでなく複数の配信先装置103上にシステムを構築する場合も1台分の配信時間で一括配信できるため、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラム(AP)のインストール作業のための手間と時間が大幅に削減される。
家庭内ネットワークへのクライアント機器の接続状態及びネットワーク全体の計算資源をプライベートサーバにより管理するデータ処理方法も知られている(例えば、特許文献1を参照)。このデータ処理方法では、クライアント機器からプライベートサーバにダウンロード要求が出されると、パブリックサーバ上のデータ又はプログラムがプライベートサーバにダウンロードされ、クライアント機器に貸し出されたハードディスク領域に置かれる。そして、クライアント機器は、プライベートサーバにダウンロードされたデータ又はプログラムを利用することができる。
セキュア・ネットワーク・インストールのための方法も知られている(例えば、特許文献2を参照)。この方法では、クライアントと同一のサブネット内のプロキシ・サーバが、セキュアな方式でブート・ファイル・サーバからブート・イメージ・ファイルをダウンロードする。そして、クライアントは、プロキシ・サーバからブート・イメージ・ファイルをダウンロードする。
特開2002−297559号公報 特表2009−501986号公報
上述した従来の配信システムには、以下のような問題がある。
配信先装置が設けられたセグメントの外部に配信元装置が設けられている場合、配信先装置には未だオペレーティングシステム(OS)がインストールされていないため、配信先装置がセグメントの境界を越えて配信元装置と通信するのは極めて困難である。そこで、配信先装置と同じセグメント内に、セグメントの境界を越えて配信元装置と通信できる中継装置を設けることが好ましい。中継装置は、配信元装置からディスクイメージを一旦ダウンロードし、同じセグメント内の配信先装置へ配信することができる。
しかし、この配信方法では、配信元装置から中継装置へのディスクイメージのダウンロードが完全に完了するまで、中継装置から配信先装置へのディスクイメージの配信は開始されない。このため、同じセグメント内で配信元装置から配信先装置へディスクイメージを直接配信する場合と比較して、ディスクイメージの配信により長い時間がかかる。
なお、このような問題は、ディスクイメージとしてのイメージ情報を配信する場合に限らず、ディスク以外の記録媒体の記憶内容であるイメージ情報を配信する場合においても生ずるものである。
1つの側面において、本発明は、セグメントの外部の配信元装置からセグメント内の配信先装置へイメージ情報をより高速に配信することを目的とする。
1つの案では、配信システムは、配信先装置、配信元装置、及び中継装置を備える。
配信先装置は、通信ネットワークの1つのセグメント内に設けられ、1つ以上のファイルのファイル構造を含むイメージ情報を複数の部分に分けて受信するための複数の配信要求を送信する。配信元装置は、上記1つのセグメントの外部に設けられ、複数の配信要求のうち1つの配信要求に対応して、イメージ情報の複数の部分のうち一部分を送信する。中継装置は、上記1つのセグメント内に設けられ、配信先装置を起動させ、配信先装置から複数の配信要求を受信して配信元装置へ転送し、配信元装置からイメージ情報の一部分を受信して配信先装置へ転送する。
実施形態の配信システムによれば、セグメントの外部の配信元装置からセグメント内の配信先装置へイメージ情報をより高速に配信することができる。
従来の配信システムの構成図である。 第1の配信システムの構成図である。 第2の配信システムの構成図である。 第3の配信システムの構成図である。 第4の配信システムの構成図である。 実施形態の配信システムの構成図である。 配信元装置が格納する情報を示す図である。 配信シーケンスを示す図である。 詳細な配信シーケンスを示す図(その1)である。 詳細な配信シーケンスを示す図(その2)である。 中継装置が行う動作のフローチャート(その1)である。 中継装置が行う動作のフローチャート(その2)である。 配信先装置が行う動作のフローチャート(その1)である。 配信先装置が行う動作のフローチャート(その2)である。 配信先装置が行う動作のフローチャート(その3)である。 IPアドレスを示す図である。 1台の配信先装置へ配信する場合を示す図である。 1台の配信先装置へ配信する場合の配信時間を示す図である。 10台の配信先装置へ配信する場合を示す図である。 10台の配信先装置へ配信する場合の配信時間を示す図である。 情報処理装置の構成図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
上述したように、従来の配信システムでは、短時間で同じディスク内容のシステムを構築することができる。しかしながら、従来の配信システムには、次のような問題がある。
通信ネットワークが広域ネットワーク(WAN)と複数のセグメントを含む場合、各セグメントとWANとの境界に、ルータやファイアウォール等の接続機器が設けられることが多い。一方、配信先装置には未だOSがインストールされていないため、配信先装置は、セグメントの境界にある接続機器を越えて、WANを介して別のセグメント内の情報処理装置と通信する、通信プロトコルを使用するのが極めて困難である。
そこで、図2に示すように、配信元装置102と配信先装置103とを、接続機器201を境界とする同じセグメント211内に設け、セグメント211内で配信元装置102から配信先装置103へディスクイメージが配信される。
これに対して、図3に示すように、WAN311とセグメント211とが接続機器201を境界として区分され、WAN311側に配信元装置102が設けられ、セグメント211内に配信先装置103が設けられる配信システムを想定してみる。図3において、セグメント211は、例えば、Local Area Network(LAN)であり、企業等のイントラネットを形成する。また、WAN311は、例えば、インターネットであり、Software as a Service(SaaS)型のパブリッククラウド312を形成する。配信元装置102は、パブリッククラウド312内の別のセグメント内に設けられる。
図3の配信システムでは、配信先装置103が接続機器201を越えて配信元装置102と通信するのが極めて困難なため、図4に示すように、セグメント211内に中継装置401を設けることが好ましい。中継装置401にはOSがインストールされており、中継装置401は、接続機器201を越えてパブリッククラウド312内の配信元装置102と通信する通信プロトコルを使用することができる。
図4の配信システムにおける配信方法としては、中継装置401が配信元装置102からディスクイメージを一旦ダウンロードし、セグメント211を介して配信先装置103へ配信する方法が考えられる。この場合、中継装置401は、ダウンロードしたディスクイメージを一旦ハードディスクに格納した後、ハードディスクからディスクイメージを読み出して配信先装置103へ配信する。
しかし、この配信方法では、配信元装置102から中継装置401へのディスクイメージのダウンロードが完全に完了するまで、中継装置401から配信先装置103へのディスクイメージの配信は開始されない。このため、同じセグメント内で配信元装置102から配信先装置103へディスクイメージを直接配信する場合と比較して、ディスクイメージの配信により長い時間がかかる。
なお、このような問題は、このような問題は、ディスクイメージとしてのイメージ情報を配信する場合に限らず、ディスク以外の記録媒体の記憶内容であるイメージ情報を配信する場合においても生ずるものである。
そこで、セグメントの外部の配信元装置102からセグメント内の配信先装置103へイメージ情報をより高速に配信することが望まれる。以下の説明では、イメージ情報を単にイメージと記す場合がある。
ところで、配信先装置103がディスクイメージをハードディスクに書き込む速度は、中継装置401から配信先装置103へのディスクイメージの転送速度より極めて遅いと考えられる。このため、配信先装置103は、書き込み開始時にディスクイメージの全体を受信している必要はない。したがって、中継装置401は、ディスクイメージの全体を一度にダウンロードする必要はなく、セグメント211内でディスクイメージを配信先装置103へ高速に転送する必要もない。
この場合、ディスクイメージを複数の部分に分けて一部分ずつ配信元装置102から中継装置401へ送信し、中継装置401がディスクイメージの一部分を受信する毎に、順次、配信先装置103へ転送するようにしても、書き込み性能は損なわれない。
このような配信方法を採用する場合、例えば、図5に示すように、配信元装置102と中継装置401の間にトンネル511を設定してもよい。中継装置401は、トンネル511を用いて配信先装置103から配信元装置102への通信をカプセル化し、配信元装置102から受信するディスクイメージの一部分を配信先装置103へ転送する。トンネル511を用いた通信プロトコルとしては、例えば、Secure Socket Layer Virtual Private Network(SSL−VPN)のような、接続機器201の設定が不要な通信プロトコルを用いることができる。
図6は、イメージを配信する実施形態の配信システムの構成例を示している。図6の配信システムは、マスタ装置601、配信元装置602、接続装置603、中継装置604、及び配信先装置605−1〜配信先装置605−3を含む。
配信元装置602は、セグメント612の外部のWAN611により形成されるパブリッククラウド613内に設けられ、中継装置604及び配信先装置605−1〜配信先装置605−3は、セグメント612内に設けられる。マスタ装置601は、パブリッククラウド613内に設けられてもよく、別のセグメント内に設けられてもよい。接続装置603は、WAN611とセグメント612の境界に設けられる。セグメント612は、例えば、配信先装置605−1〜配信先装置605−3が設けられるサブネットに対応する。
以下の説明では、配信先装置605−1〜配信先装置605−3のいずれか1台又は複数台を指して、配信先装置605と記す場合がある。セグメント612内の配信先装置605の数は3台に限定されることはなく、1台以上の整数であればよい。
マスタ装置601は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、テープ等の記録媒体を含み、記録媒体内に1つ以上のファイルを格納している。磁気ディスクには、ハードディスクも含まれる。マスタ装置601の記録媒体内の1つ以上のファイルのファイル構造を含むイメージ情報は、配信前に配信元装置602に格納されている。
中継装置604は、配信先装置605を起動させ、配信先装置605は、イメージ情報を複数の部分に分けて受信するための複数の配信要求を、中継装置604へ送信する。中継装置604は、配信先装置605から受信する複数の配信要求を配信元装置602へ転送する。
配信元装置602は、中継装置604から受信する複数の配信要求のうち1つの配信要求に対応して、イメージ情報の複数の部分のうち一部分を中継装置604へ送信する。そして、中継装置604は、配信元装置602からイメージ情報の一部分を受信して配信先装置605へ転送する。
このような配信システムによれば、セグメント612の外部の配信元装置602からセグメント612内の配信先装置605へイメージ情報をより高速に配信することができる。
次に、図7から図16までを参照しながら、図6の配信システムの動作についてより詳細に説明する。
図7は、図6の配信元装置602が格納する情報の例を示している。図7の配信元装置602は、プロキシAP701、ブートイメージ702、ブートAP703、バッチファイル704、バッチファイル705、イメージ711、及び機種対応イメージ712を格納する。
プロキシAP701は、中継装置604によりダウンロードされて実行されるプログラムである。ブートイメージ702は、配信先装置605のメモリ上で動作するミニOSであるブートシステムのファイルを含むイメージであり、中継装置604を介して配信先装置605へ転送される。ブートAP703は、ブートシステム上で動作するAPであり、中継装置604を介して配信先装置605へ転送される。
イメージ711は、マスタ装置601の記録媒体内の1つ以上のファイルのファイル構造を含むイメージであり、中継装置604を介して配信先装置605へ配信される。機種対応イメージ712は、配信先装置605の機種がマスタ装置601の機種と異なる場合に、イメージ711に加えて配信先装置605へ配信されるイメージである。機種対応イメージ712は、マスタ装置601と異なる機種の数だけ用意される。
配信先装置605の機種がマスタ装置601の機種と異なる場合とは、配信先装置605がマスタ装置601とは異なる仕様のデバイス等を含むために、マスタ装置601とは異なるデバイスドライバ等を使用するのが好ましい場合である。機種対応イメージ712には、例えば、デバイスドライバ、カーネル、Hardware Abstraction Layer(HAL)等の機種依存性の高いファイルのうち、1つ又は複数のファイルが含まれる。
バッチファイル704は、配信先装置605がイメージ711を複数の部分に分けて受信して、配信先装置605の記録媒体に書き込むための手順を記述したファイルであり、中継装置604を介して配信先装置605へ転送される。配信先装置605の記録媒体としては、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等を用いることができる。バッチファイル705は、配信先装置605が機種対応イメージ712を受信して配信先装置605の記録媒体に書き込むための手順を記述したファイルであり、中継装置604を介して配信先装置605へ転送される。
図8は、図6の配信システムにおける配信シーケンスの例を示している。図8には、配信先装置605が1台だけ示されているが、配信先装置605の数は複数であってもよい。
中継装置604は、まず、配信元装置602からプロキシAP701をダウンロードし(手順801)、プロキシAP701を実行して、手順802〜手順805の処理を行う。
中継装置604は、配信先装置605を起動させ(手順802)、配信元装置602からトンネル811を介してブートイメージ702及びブートAP703を受信して、配信先装置605へ転送する(手順803)。これにより、配信先装置605のメモリ上でブートシステムが起動し、ブートAP703が動作する。
トンネル811の通信プロトコルとしては、例えば、SSL−VPNを用いることができる。しかし、トンネル811を介して送受信される情報の暗号化が不要な場合は、別の非暗号化通信プロトコルを用いてもよい。
次に、中継装置604は、配信元装置602からトンネル811を介して、イメージ711を複数の部分に分けて受信する(手順804)。そして、中継装置604は、イメージ711の一部分を受信する毎に、受信したイメージ711の一部分を配信先装置605へ転送する。イメージ711の一部分を受信して転送する動作は、イメージ711の全体が配信先装置605へ転送されるまで繰り返される。
次に、中継装置604は、配信元装置602からトンネル811を介して機種対応イメージ712を受信し、受信した機種対応イメージ712を配信先装置605へ転送する(手順805)。
配信先装置605の機種がマスタ装置601の機種と異なる場合、イメージ711に含まれる機種依存性の高いファイルが配信先装置605の仕様に適合していないことがある。このため、イメージ711のみでは、配信先装置605上でOSが起動しない可能性がある。そこで、配信元装置602から機種対応イメージ712を配信先装置605へ配信することで、配信先装置605上でOSを起動させることが可能になる。
なお、配信先装置605の機種がマスタ装置601の機種と同じ場合は、手順805を省略することができる。
図9及び図10は、図8の配信シーケンスをより詳細に表した配信シーケンスの例を示している。図11及び図12は、図9及び図10の配信シーケンスにおいて中継装置604が行う動作のフローチャートであり、図13〜図15は、図9及び図10の配信シーケンスにおいて配信先装置605が行う動作のフローチャートである。図9及び図10には、配信先装置605が1台だけ示されているが、配信先装置605の数は複数であってもよい。
まず、オペレータは、中継装置604のWebブラウザを起動させ、Webブラウザを用いて配信元装置602にアクセスする(手順901、ステップ1101)。このとき、中継装置604は、例えば、HyperText Transfer Protocol over Secure Socket Layer(HTTPS)を用いて配信元装置602にアクセスすることができる。そして、オペレータは、配信先装置605のMedia Access Control(MAC)アドレスをWebブラウザに入力し、中継装置604は、そのMACアドレスを配信元装置602へ送信する(ステップ1102)。これにより、配信先装置605のMACアドレスが配信元装置602に登録される。
次に、オペレータは、配信元装置602から中継装置604へプロキシAP701をダウンロードする(手順902、ステップ1103)。このとき、中継装置604は、例えば、HTTPSを用いて配信元装置602からプロキシAP701をダウンロードすることができる。このプロキシAP701は、配信元装置602に登録された、配信先装置605のMACアドレスが記録されたファイルを含んでいる。
次に、中継装置604は、プロキシAP701を起動させて(手順903、ステップ1104)、その後の手順904〜手順1020(ステップ1105〜ステップ1214)の処理を行う。
中継装置604は、中継装置604のインターネットプロトコル(IP)アドレスを用いて、配信先装置605のためのIPアドレスの候補を生成する(手順904、ステップ1105)。このとき、中継装置604は、中継装置604のIPアドレスからネットワークアドレスとサブネットアドレスを抽出し、ホストアドレスをランダムに生成する。そして、中継装置604は、抽出したネットワークアドレス及びサブネットアドレスと、生成したホストアドレスとを組み合わせて、IPアドレスの候補を生成する。
図16は、32ビットのIPアドレス1601の例を示している。IPアドレス1601は、16ビットのネットワークアドレス、8ビットのサブネットアドレス、及び8ビットのホストアドレスからなる。IPアドレス1601が中継装置604のIPアドレスである場合、中継装置604は、IPアドレス1601とサブネットマスク1602の論理積を求めることで、ネットワークアドレスとサブネットアドレスを抽出することができる。
そして、中継装置604は、8ビットのホストアドレスをランダムに生成して、抽出した16ビットのネットワークアドレス及び8ビットのサブネットアドレスと組み合わせることで、32ビットのIPアドレスの候補を生成することができる。
IPアドレス1601及びサブネットマスク1602のビット数は、32ビットに限られず、他のビット数であってもよい。また、ネットワークアドレス、サブネットアドレス、及びホストアドレスのビット数も、他のビット数であってもよい。
オペレータは、配信先装置605のMACアドレスを確認し、配信先装置605のBasic Input/Output System(BIOS)のpreboot execution environment(PXE)ブート設定をONにする(手順905、ステップ1301)。そして、オペレータは、そのままの状態で、配信先装置605を停止させる(シャットダウンする)(ステップ1302)。これにより、配信先装置605は、セグメント612の通信ネットワークを介して起動できる状態になる。
次に、中継装置604は、IPアドレスの重複チェックを行い(ステップ1106)、生成したIPアドレスの候補と同一のIPアドレスがセグメント612内に存在するか否かを判定する(ステップ1107)。このとき、中継装置604は、生成したIPアドレスに対してInternet Control Message Protocol(ICMP)エコー要求を送信することで、セグメント612内にIPアドレスの候補と同一のIPアドレスが存在しないことを確認できる。
同一のIPアドレスが存在する場合(ステップ1107,YES)、中継装置604は、ステップ1105以降の処理を繰り返す。一方、同一のIPアドレスが存在しない場合(ステップ1107,NO)、中継装置604は、生成したIPアドレスの候補をメモリに登録する(ステップ1108)。
次に、中継装置604は、配信先装置605の台数分のIPアドレスの候補を生成したか否かをチェックし(ステップ1109)、IPアドレスの候補が不足している場合(ステップ1109,NO)、ステップ1105以降の処理を繰り返す。これにより、配信先装置605の台数分のIPアドレスの候補がメモリに登録される。中継装置604がIPアドレスの候補を自動生成してIPアドレスの重複チェックを行うことで、オペレータがIPアドレスの候補を重複しないように設定する必要がなくなる。
配信先装置605の台数分のIPアドレスの候補を生成した場合(ステップ1109,YES)、中継装置604は、セグメント612の通信ネットワークを介して配信先装置605を起動させる(手順906、ステップ1110)。
このとき、中継装置604は、例えば、User Datagram Protocol(UDP)を用いて、Wake On LAN(WOL)マジックパケットのような制御情報を、プロキシAP701のファイルに登録された配信先装置605のMACアドレス宛に送信する。WOLマジックパケットのような制御情報を送信することで、配信先装置605を起動させることができる。
配信先装置605は、中継装置604から制御情報を受信して起動し(手順907、ステップ1303)、IPアドレス要求を中継装置604へ送信する(手順908、ステップ1304)。このとき、配信先装置605のBIOSは、例えば、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)を用いて、IPアドレス要求をセグメント612の通信ネットワーク上にブロードキャストすることができる。
中継装置604は、セグメント612内のIPアドレス要求を監視しており、IPアドレス要求を受信すると、メモリに登録されているIPアドレスの候補の1つを選択して、配信先装置605へ送信する(手順909、ステップ1111)。このとき、中継装置604は、例えば、DHCPを用いて、IPアドレスの候補を配信先装置605へ送信することができる。
配信先装置605のBIOSは、中継装置604から受信したIPアドレスを登録する(ステップ1305)。これにより、配信先装置605にIPアドレスが割り当てられ、配信先装置605は、IPアドレスを用いて通信できるようになる。
その後、中継装置604は、配信元装置602と配信先装置605の間の通信をトンネル811によりカプセル化することで、接続装置603を越えて通信を中継することができる。このとき、中継装置604は、ポートリッスンとメモリ上での転送を行うことで、メモリ以外の記録媒体に通信データを保存しなくても、通信を中継することができる。
配信先装置605は、ブートイメージ要求を中継装置604へ送信し(手順910、ステップ1306)、中継装置604は、受信したブートイメージ要求を配信元装置602へ転送する(手順911、ステップ1112)。このとき、配信先装置605は、例えば、Trivial File Transfer Protocol(TFTP)を用いて、ブートイメージ要求を中継装置604へ送信することができる。また、中継装置604は、例えば、TFTPを用いて、ブートイメージ要求を配信元装置602へ転送することができる。
配信元装置602は、ブートイメージ702を中継装置604へ送信し(手順912)、中継装置604は、受信したブートイメージ702を配信先装置605へ転送する(手順913、ステップ1113)。このとき、配信元装置602は、例えば、TFTPを用いて、ブートイメージ702を中継装置604へ送信することができる。また、中継装置604は、例えば、TFTPを用いて、ブートイメージ702を配信先装置605へ転送することができる。
配信先装置605は、中継装置604からブートイメージ702を受信し(ステップ1307)、ブートイメージ702をメモリ上に展開してブートシステムを起動させる(ステップ1308)。そして、配信先装置605は、ブートシステムにより手順914〜手順919(ステップ1309〜ステップ1313)の処理を行う。
配信先装置605は、再びIPアドレス要求を中継装置604へ送信する(手順914、ステップ1309)。このとき、配信先装置605は、例えば、DHCPを用いて、IPアドレス要求をセグメント612の通信ネットワーク上にブロードキャストすることができる。
中継装置604は、IPアドレス要求を受信すると、メモリに登録されているIPアドレスの候補の1つを選択して、配信先装置605へ送信する(手順915、ステップ1201)。このとき、中継装置604は、例えば、DHCPを用いて、IPアドレスの候補を配信先装置605へ送信することができる。配信先装置605は、中継装置604から受信したIPアドレスを登録する(ステップ1310)。
中継装置604に複数のIPアドレスの候補が登録されている場合、手順915で選択されるIPアドレスの候補は、手順909で選択されるIPアドレスの候補と同じであってもよく、異なっていてもよい。
次に、配信先装置605は、ブートAP要求を中継装置604へ送信し(手順916、ステップ1311)、中継装置604は、受信したブートAP要求を配信元装置602へ転送する(手順917、ステップ1202)。このとき、配信先装置605は、例えば、TFTPを用いて、ブートAP要求を中継装置604へ送信することができる。また、中継装置604は、例えば、TFTPを用いて、ブートAP要求を配信元装置602へ転送することができる。
配信元装置602は、ブートAP703を中継装置604へ送信し(手順918)、中継装置604は、受信したブートAP703を配信先装置605へ転送する(手順919、ステップ1203)。このとき、配信元装置602は、例えば、TFTPを用いて、ブートAP703を中継装置604へ送信することができる。また、中継装置604は、例えば、TFTPを用いて、ブートAP703を配信先装置605へ転送することができる。
配信先装置605は、中継装置604からブートAP703を受信し(ステップ1312)、ブートAP703をメモリ上に展開してブートAP703を起動させる(ステップ1313)。そして、配信先装置605は、ブートAP703により手順920〜手順1018(ステップ1314〜ステップ1502)の処理を行う。
手順920、手順923、手順924、手順927、手順1001、手順1004、手順1006、手順1009、及び手順1017において、中継装置604及び配信先装置605は、例えば、UDPを用いて、互いに通信することができる。また、手順921、手順922、手順925、手順926、手順1002、手順1003、手順1007、手順1008、手順1019、及び手順1020において、配信元装置602及び中継装置604は、例えば、UDPを用いて、互いに通信することができる。
配信先装置605は、配信先装置605のMACアドレスとバッチファイル要求を中継装置604へ送信する(手順920、ステップ1314)。そして、中継装置604は、受信したMACアドレスとバッチファイル要求を配信元装置602へ転送する(手順921、ステップ1204)。
配信元装置602は、受信したMACアドレスを登録し、バッチファイル704を中継装置604へ送信する(手順922)。そして、中継装置604は、受信したバッチファイル704を配信先装置605へ転送する(手順923、ステップ1205)。
配信先装置605は、中継装置604からバッチファイル704を受信し(ステップ1315)、バッチファイル704を実行して、手順924〜手順928(ステップ1401〜ステップ1404)の処理を行う。
配信先装置605は、イメージ711を複数の部分に分けて受信するために、イメージ要求を中継装置604へ送信し(手順924、ステップ1401)、中継装置604は、受信したイメージ要求を配信元装置602へ転送する(手順925、ステップ1206)。
配信元装置602は、イメージ711の一部分を中継装置604へ送信し(手順926)、中継装置604は、受信したイメージ711の一部分を配信先装置605へ転送する(手順927、ステップ1207)。このとき、中継装置604は、受信したイメージ711の一部分をメモリ以外の記録媒体に保存しなくても、配信先装置605へ転送することができる。したがって、イメージ711の全体を配信元装置602から中継装置604へダウンロードする場合よりも高速に、イメージ711を配信先装置605へ配信することができる。
配信先装置605は、中継装置604からイメージ711の一部分を受信し(ステップ1402)、受信したイメージ711の一部分を配信先装置605の記録媒体に書き込む(手順928、ステップ1403)。
そして、配信先装置605は、イメージ711の全体を記録媒体に書き込んだか否かをチェックし(ステップ1404)、未だイメージ711の全体を記録媒体に書き込んでいない場合(ステップ1404,NO)、ステップ1401以降の処理を繰り返す。一方、中継装置604は、配信先装置605から次のイメージ要求を受信したか否かをチェックし(ステップ1208)、次のイメージ要求を受信すると(ステップ1208,YES)、ステップ1208以降の処理を繰り返す。
これにより、イメージ711が複数の部分に分けて一部分ずつ配信元装置602から配信先装置605へ配信され、一部分ずつ配信先装置605の記録媒体に書き込まれる。配信先装置605は、イメージ711の全体を記録媒体に書き込むことでシステムを構築する。
そして、イメージ711の全体が記録媒体に書き込まれると(ステップ1404,YES)、配信先装置605は、バッチファイル要求を中継装置604へ送信する(手順1001、ステップ1405)。
中継装置604は、配信先装置605から次のイメージ要求を受信することなく、バッチファイル要求を受信した場合(ステップ1208,NO)、受信したバッチファイル要求を配信元装置602へ転送する(手順1002、ステップ1209)。
配信元装置602は、バッチファイル705を中継装置604へ送信し(手順1003)、中継装置604は、受信したバッチファイル705を配信先装置605へ転送する(手順1004、ステップ1210)。
配信先装置605は、中継装置604からバッチファイル705を受信し(ステップ1406)、バッチファイル705を実行して、手順1005〜手順1018(ステップ1407〜ステップ1502)の処理を行う。
配信先装置605は、配信先装置605のBIOSから機種の情報を取得し(手順1005、ステップ1407)、配信先装置605の機種と機種対応イメージ要求を中継装置604へ送信する(手順1006、ステップ1408)。そして、中継装置604は、受信した機種と機種対応イメージ要求を配信元装置602へ転送する(手順1007、ステップ1211)。
配信元装置602は、受信した機種に対応する機種対応イメージ712を中継装置604へ送信し(手順1008)、中継装置604は、受信した機種対応イメージ712を配信先装置605へ転送する(手順1009、ステップ1212)。これにより、配信元装置602から配信先装置605へ機種対応イメージ712が配信される。配信された機種対応イメージ712には、例えば、ストレージドライバ、プラグアンドプレイ(PNP)ドライバ等のデバイスドライバ、カーネル、及びHALが含まれる。
配信先装置605は、中継装置604から機種対応イメージ712を受信し(ステップ1409)、受信した機種対応イメージ712をメモリ上に展開する(手順1010、ステップ1410)。
次に、配信先装置605は、機種対応イメージ712に含まれるストレージドライバを記録媒体内の適切な位置にコピーする(手順1011、ステップ1411)。そして、配信先装置605は、ストレージドライバが適切に動作するように、記録媒体内のレジストリを変更する(手順1012、ステップ1412)。
次に、配信先装置605は、機種対応イメージ712に含まれるカーネル及びHALを記録媒体内の適切な位置にコピーする(手順1013、ステップ1413)。そして、配信先装置605は、記録媒体内のブート設定を変更する(手順1014、ステップ1414)。
次に、配信先装置605は、機種対応イメージ712に含まれるPNPドライバを記録媒体内の適切な位置にコピーする(手順1015、ステップ1415)。そして、配信先装置605は、PNPドライバが適切に動作するように、記録媒体内のレジストリを変更する(手順1016、ステップ1416)。
そして、配信先装置605は、イメージ書き込みの終了を示す終了通知を中継装置604へ送信して(手順1017、ステップ1501)、停止する(シャットダウンする)(手順1018、ステップ1502)。中継装置604は、受信した終了通知を配信元装置602へ転送する(手順1019、ステップ1213)。
配信元装置602は、終了通知に対する了解通知を中継装置604へ送信する(手順1020)。中継装置604は、了解通知を受信して(ステップ1214)、プロキシAP701の実行を終了する(手順1021、ステップ1215)。
その後、配信先装置605は、オペレータの電源操作又は中継装置604から送信される制御情報により起動し(手順1022、ステップ1503)、配信先装置605の記録媒体に格納されたOSを起動させる(ステップ1504)。そして、配信先装置605は、OSが起動している間に、PNPドライバの組み込みを行う(手順1023、ステップ1505)。
そして、OSの起動が完了すると(ステップ1506)、オペレータは、配信先装置605の電源をOFFにして、配信先装置605を停止させる(手順1024、ステップ1507)。これにより、配信先装置605のシステムの構築が完了する。
このように、配信先装置605のOSが起動した後では置き換えることが困難なストレージドライバ等のファイルを、OSが起動する前に記録媒体にコピーすることで、機種対応イメージ712に基づいてイメージ711を変更することができる。
以上説明した配信システムによれば、以下のような効果が得られる。
(1)セグメント612の外部の配信元装置602からセグメント612内の配信先装置605へ、ダウンロードの場合より高速にイメージ情報を配信することができる。
(2)配信先装置605と同じセグメント612内に配信元装置602を設ける必要がなく、WAN上のパブリッククラウド613内に配信元装置602を設けることが可能になる。したがって、配信先装置605の管理者(企業等)は、セグメント612内に配信元装置602を設置するための機器の準備や設置作業を行う必要がなくなり、管理者が配信元装置602のメンテナンスを行う必要もなくなる。
パブリッククラウド613内に配信元装置602を設けることが可能になれば、離れた位置にある、独立したLAN又はWAN構成の2拠点間において、災害時等に、インターネットを介してサーバのイメージを配信し、複製サーバを迅速に構築することができる。また、A社が運営するデータセンタへB社のサーバを迅速に移設することもできる。
さらに、センタのサーバが生成したマスタイメージを、単一のLAN又はWANにより接続されていない多数の配信先装置605へ迅速に配信することも可能になる。例えば、スーパーマーケットの多数の店舗に設置されたPoint Of Sales(POS)端末に、本部が作成したマスタイメージを配信することができる。
(3)中継装置604は、メモリ以外の記録媒体に通信データを保存しなくても通信を中継できるため、ダウンロードの場合よりはるかに少ないリソースで、イメージを配信することができる。例えば、携帯端末のようなディスク容量が少ない情報処理装置を、中継装置604として利用することが可能になる。
(4)配信先装置605の機種がマスタ装置601の機種と異なる場合でも、配信先装置605上でOSを起動させることが可能になる。機種の異なる配信先装置605へイメージを配信できれば、例えば、旧型のマスタ装置601上で動作するシステムを新型の配信先装置605へ容易に移行させることができる。
次に、図17から図20までを参照しながら、図6の配信システムの配信性能について考察する。
図17は、配信元装置602から中継装置604を介して1台の配信先装置605−1へイメージ711及び機種対応イメージ712−1を配信する場合を示している。ここで、イメージ711及び機種対応イメージ712−1のサイズをそれぞれ20Gバイト(B)及び1GBとし、WAN611とセグメント612における通信速度をそれぞれ10Mビット/秒(bps)及び1Gbpsとする。また、配信先装置605−1の記録媒体の書き込み速度を200Mbpsとする。
図18は、中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1をダウンロードする場合と、中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1を転送する場合の配信時間の比較を示している。
中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1をダウンロードする場合、中継装置604が配信元装置602からイメージ711をダウンロードするのにかかる時間T1は、次式のように計算できる。
T1=(20GB×8ビット)/10Mbps/60秒=約267分
また、中継装置604がダウンロードしたイメージ711を配信先装置605−1へ送信するのにかかる時間T2は、記録媒体の書き込み速度によって決まり、次式のように計算できる。
T2=(20GB×8ビット)/200Mbps/60秒=約13分
次に、中継装置604が配信元装置602から機種対応イメージ712−1をダウンロードするのにかかる時間T3は、次式のように計算できる。
T3=(1GB×8ビット)/10Mbps/60秒=約13分
また、中継装置604がダウンロードした機種対応イメージ712−1を配信先装置605−1へ送信するのにかかる時間T4は、記録媒体の書き込み速度によって決まり、次式のように計算できる。
T4=(1GB×8ビット)/200Mbps/60秒=約0.7分
したがって、中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1をダウンロードする場合の配信時間は、次式のように計算できる。
T1+T2+T3+T4=約293.7分
一方、中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1を転送する場合、配信元装置602から配信先装置605−1への転送速度は、WAN611の通信速度によって決まる。
この場合、中継装置604が配信元装置602から配信先装置605−1へイメージ711を転送するのにかかる時間T11は、次式のように計算できる。
T11=(20GB×8ビット)/10Mbps/60秒=約267分
また、中継装置604が配信元装置602から配信先装置605−1へ機種対応イメージ712−1を転送するのにかかる時間T12は、次式のように計算できる。
T12=(1GB×8ビット)/10Mbps/60秒=約13分
したがって、中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1を転送する場合の配信時間は、次式のように計算できる。
T11+T12=約280分
このように、中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1を転送する場合の配信時間は、中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1をダウンロードする場合の配信時間より約13.7分短縮される。
次に、図19は、配信元装置602から中継装置604を介して10台の配信先装置(配信先装置605−1〜配信先装置605−10)へ、イメージ711及び機種対応イメージ712−1〜機種対応イメージ712−10を配信する場合を示している。機種対応イメージ712−1〜機種対応イメージ712−10のサイズは、いずれも1GBとする。この場合、セグメント612における通信速度は、1Gbpsの1/10の100Mbpsになる。
配信先装置605−1〜配信先装置605−10の機種はそれぞれ異なる機種であり、機種対応イメージ712−1〜機種対応イメージ712−10は、配信先装置605−1〜配信先装置605−10の機種にそれぞれ対応するイメージである。
図20は、中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1〜機種対応イメージ712−10をダウンロードする場合と、中継装置604がそれらのイメージを転送する場合の配信時間の比較を示している。
中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1〜機種対応イメージ712−10をダウンロードする場合、中継装置604が配信元装置602からイメージ711をダウンロードするのにかかる時間T21は、次式のように計算できる。
T21=(20GB×8ビット)/10Mbps/60秒=約267分
また、中継装置604がダウンロードしたイメージ711を配信先装置605−1〜配信先装置605−10へ送信するのにかかる時間T22は、セグメント612の通信速度によって決まり、次式のように計算できる。
T22=(20GB×8ビット)/100Mbps/60秒=約27分
次に、中継装置604が配信元装置602から機種対応イメージ712−1〜機種対応イメージ712−10をダウンロードするのにかかる時間T23は、次式のように計算できる。
T23=(1GB×8ビット)/10Mbps/60秒×10台=約133分
また、中継装置604がダウンロードした機種対応イメージ712−1〜機種対応イメージ712−10を配信先装置605−1〜配信先装置605−10へ送信するのにかかる時間T24は、セグメント612の通信速度によって決まり、次式のように計算できる。
T24=(1GB×8ビット)/100Mbps/60秒=約1.3分
したがって、中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1〜機種対応イメージ712−10をダウンロードする場合の配信時間は、次式のように計算できる。
T21+T22+T23+T24=約428.3分
一方、中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1〜機種対応イメージ712−10を転送する場合、配信元装置602から配信先装置605−1への転送速度は、WAN611の通信速度によって決まる。
この場合、中継装置604が配信元装置602から配信先装置605−1〜配信先装置605−10へイメージ711を転送するのにかかる時間T31は、次式のように計算できる。
T31=(20GB×8ビット)/10Mbps/60秒=約267分
次に、中継装置604が配信元装置602から配信先装置605−1〜配信先装置605−10へ機種対応イメージ712−1〜機種対応イメージ712−10を転送するのにかかる時間T32は、次式のように計算できる。
T32=(1GB×8ビット)/10Mbps/60秒×10台=約133分
したがって、中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1〜機種対応イメージ712−10を転送する場合の配信時間は、次式のように計算できる。
T31+T32=約400分
このように、中継装置604がイメージ711及び機種対応イメージ712−1〜機種対応イメージ712−10を転送する場合の配信時間は、中継装置604がそれらのイメージをダウンロードする場合の配信時間より約28.3分短縮される。この配信時間の差は、配信先装置605の台数が増加するにつれて大きくなる傾向にあるため、配信先装置605の台数が増加するほど配信時間の短縮効果も大きくなると考えられる。
図6のマスタ装置601、配信元装置602、中継装置604、及び配信先装置605としては、例えば、図21に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いることができる。
図21の情報処理装置は、中央処理装置(Central Processing Unit,CPU)2101、メモリ2102、入力装置2103、出力装置2104、補助記憶装置2105、媒体駆動装置2106、及びネットワーク接続装置2107を備える。これらはバス2108により互いに接続されている。
メモリ2102は、例えば、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)、フラッシュメモリ等の半導体メモリであり、処理に用いられるプログラム及びデータを格納する。
CPU2101(プロセッサ)は、メモリ2102を利用してプログラムを実行することにより、マスタ装置601、配信元装置602、中継装置604、又は配信先装置605の処理を行う。
入力装置2103は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等であり、ユーザ又はオペレータからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置2104は、例えば、表示装置、プリンタ、スピーカ等であり、ユーザ又はオペレータへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。
補助記憶装置2105は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。この補助記憶装置2105には、ハードディスクドライブ、及びフラッシュメモリのような半導体メモリも含まれる。情報処理装置は、補助記憶装置2105にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ2102にロードして使用することができる。
情報処理装置がマスタ装置601である場合、補助記憶装置2105を1つ以上のファイルを格納する記録媒体として用いることができる。情報処理装置が配信元装置602である場合、補助記憶装置2105は、図7のプロキシAP701、ブートイメージ702、ブートAP703、バッチファイル704、バッチファイル705、イメージ711、及び機種対応イメージ712を格納することができる。情報処理装置が配信先装置605である場合、補助記憶装置2105を、配信されたイメージ711及び機種対応イメージ712を格納する記録媒体として用いることができる。
媒体駆動装置2106は、可搬型記録媒体2109を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬型記録媒体2109は、メモリデバイス、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等である。この可搬型記録媒体2109には、Compact Disk Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、Universal Serial Bus(USB)メモリ等も含まれる。ユーザ又はオペレータは、この可搬型記録媒体2109にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ2102にロードして使用することができる。
このように、各種処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、メモリ2102、補助記憶装置2105、及び可搬型記録媒体2109のような、物理的な(非一時的な)記録媒体が含まれる。
ネットワーク接続装置2107は、WAN611又はセグメント612の通信ネットワークに接続され、無線通信又は有線通信に伴うデータ変換を行う通信インタフェースである。情報処理装置は、プログラム及びデータを外部の装置からネットワーク接続装置2107を介して受け取り、それらをメモリ2102にロードして使用することもできる。
なお、情報処理装置が図21のすべての構成要素を含む必要はなく、用途や条件に応じて一部の構成要素を省略することも可能である。また、情報処理装置が携帯端末である場合、マイク及びスピーカのような通話用の装置も構成要素として含まれることがある。
図8〜図10の配信シーケンス及び図11〜図15のフローチャートは一例に過ぎず、配信元装置602、中継装置604、又は配信先装置605の構成や条件に応じて一部の処理を省略又は変更してもよい。例えば、配信先装置605の機種がマスタ装置601の機種と同じ場合は、図8の手順805及び図10の手順1001〜手順1016を省略することができる。この場合、図12のステップ1209〜ステップ1212及び図14のステップ1405〜ステップ1416の処理も省略することができる。
開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
101、601 マスタ装置
102、602 配信元装置
103−1〜105−3、605、605−1〜605−3、605−10 配信先装置
111 通信ネットワーク
201、603 接続機器
211、612 セグメント
311 WAN
312、613 パブリッククラウド
401、604 中継装置
511、811 トンネル
701 プロキシAP
702 ブートイメージ
703 ブートAP
704、705 バッチファイル
711 イメージ
712、712−1〜712−10 機種対応イメージ
1601 IPアドレス
1602 サブネットマスク
2101 CPU
2102 メモリ
2103 入力装置
2104 出力装置
2105 補助記憶装置
2106 媒体駆動装置
2107 ネットワーク接続装置
2108 バス
2109 可搬型記録媒体

Claims (9)

  1. 通信ネットワークの1つのセグメント内に設けられ、1つ以上のファイルのファイル構造を含むイメージ情報を複数の部分に分けて受信するための複数の配信要求を送信する配信先装置と、
    前記1つのセグメントの外部に設けられ、前記複数の配信要求のうち1つの配信要求に対応して、前記イメージ情報の前記複数の部分のうち一部分を送信する配信元装置と、
    前記配信先装置を起動させ、前記配信先装置から前記複数の配信要求を受信して前記配信元装置へ転送し、前記配信元装置から前記イメージ情報の一部分を受信して前記配信先装置へ転送する、前記1つのセグメント内に設けられた中継装置と、
    を備えることを特徴とする配信システム。
  2. 前記配信先装置は、受信したイメージ情報を格納するディスク装置を含むことを特徴とする請求項1記載の配信システム。
  3. 前記中継装置は、前記配信先装置のホストアドレスを示す第1のアドレス情報を生成し、前記第1のアドレス情報と前記1つのセグメントを示す第2のアドレス情報とに基づいて、前記配信先装置を示す第3のアドレス情報を生成し、前記第3のアドレス情報を前記配信先装置へ送信し、前記配信先装置は、前記第3のアドレス情報を用いて前記複数の配信要求を送信し、前記イメージ情報の一部分を受信することを特徴とする請求項1又は2記載の配信システム。
  4. 前記配信先装置は、前記イメージ情報の前記複数の部分を受信した後、前記配信先装置の機種に対応するファイルを含む機種対応イメージ情報を要求する機種対応配信要求を前記中継装置へ送信し、前記中継装置は、前記機種対応配信要求を前記配信元装置へ転送し、前記配信元装置から前記機種対応イメージ情報を受信すると、受信した機種対応イメージ情報を前記配信先装置へ転送することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配信システム。
  5. 前記配信先装置とは異なる1つ以上の配信先装置をさらに備え、前記中継装置は、前記1つ以上の配信先装置の各々から受信する複数の配信要求を前記配信元装置へさらに転送し、前記配信元装置から受信した前記イメージ情報の一部分を前記1つ以上の配信先装置へさらに転送することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の配信システム。
  6. 通信ネットワークの1つのセグメント内に設けられたコンピュータのためのプログラムであって、
    前記1つのセグメント内に設けられた配信先装置を起動させ、
    前記配信先装置から、1つ以上のファイルのファイル構造を含むイメージ情報を複数の部分に分けて受信するための複数の配信要求を受信し、
    前記複数の配信要求を前記1つのセグメントの外部に設けられた配信元装置へ転送し、
    前記複数の配信要求のうち1つの配信要求に対応して、前記配信元装置から前記イメージ情報の前記複数の部分のうち一部分を受信して前記配信先装置へ転送する、
    処理を前記コンピュータに実行させるプログラム。
  7. 前記配信先装置は、受信したイメージ情報を格納するディスク装置を含むことを特徴とする請求項6記載のプログラム。
  8. 通信ネットワークの1つのセグメント内に設けられた中継装置を用いて、前記1つのセグメント内に設けられた配信先装置を起動させ、
    前記中継装置を用いて、前記配信先装置から、1つ以上のファイルのファイル構造を含むイメージ情報を複数の部分に分けて受信するための複数の配信要求を受信し、
    前記中継装置を用いて、前記複数の配信要求を前記1つのセグメントの外部に設けられた配信元装置へ転送し、
    前記配信元装置を用いて、前記複数の配信要求のうち1つの配信要求に対応して、前記イメージ情報の前記複数の部分のうち一部分を前記中継装置へ送信し、
    前記中継装置を用いて、前記配信元装置から前記イメージ情報の一部分を受信して前記配信先装置へ転送する、
    ことを特徴とする配信方法。
  9. 前記配信先装置は、受信したイメージ情報を格納するディスク装置を含むことを特徴とする請求項8記載の配信方法。
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