JP6040736B2 - リーク検査治具及びリーク検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リーク検査治具及びリーク検査装置に関し、特に電磁接触器の一部を構成する消弧室のリーク検査時に用いられるリーク検査治具及びその検査治具を備えたリーク検査装置に関する。
従来技術に係る電磁接触器には、例えば水素等のガスを封入したガス密閉型構造体(所謂、ガス封入カプセル)を備えたものがある。このガス密閉型構造体を構成する部品の一つとして、桶状構造をした消弧室がある。
電磁接触器の製造工程において、この消弧室に対してリーク(漏れ)検査を実施する場合があり、その場合には「フード法」と呼ばれる検査方法が用いられることがある。以下、この検査方法について簡単に説明する。
図11は、従来技術に係るリーク検査方法(フード法)を説明する概念図である。フード法は、まず、消弧室10の開放端面(例えば、消弧室10に備わるフランジ溶接板のフランジ面12a)と平板状の封止用パッキン50とを密着させ、リークディテクタ(漏れ検出器)120に備わる真空ポンプ(図示せず)で消弧室10内部を真空引きして減圧する。こうして、消弧室10のフランジ面12aに封止用パッキン50を密着させる(以下、消弧室10のフランジ面12aと封止用パッキン50とが密着した部分を「シール部」ともいう。)。次に、封止用パッキン50をフランジ面12aに密着させた状態で消弧室10をフード(例えば、袋)70で覆い、そのフード70内にリーク検査用ガス(例えば、ヘリウムガス)をリーク検査用ガスボンベ113から連結パイプ111を通じて導入する。なお、リーク検査用ガスをフード70内に導入する際、フード70内は大気圧となっている。
消弧室10にリーク箇所がある場合、リーク検査用ガスは、大気圧である消弧室10外部(フード70内)からリーク箇所を通って減圧された消弧室10内部に流入する。フード法では、この消弧室10内部に流入したリーク検査用ガスをリークディテクタ120で検出することで消弧室10のリーク箇所の有無を判別する。このフード法に係る技術としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
特開平10−300626号公報
しかしながら、上述のフード法では、リークディテクタ120に備わる真空ポンプで消弧室10内部を真空排気するので消弧室10内部の真空度を十分に高めることが困難であり、シール部の密着度が低い場合がある。このため、フード法では、10−8Pa・m/s程度のリークレートのリーク量が測定の限界量であり、リークレートが微小(具体的には、リークレートが10−8Pa・m/s以下)であるとリーク量の測定が困難となる場合がある。これは、シール部の密着度が低いため、検査対象である消弧室10からのリークであるのか、シール部からのリークであるのか区別が付きにくくなるからである。
本発明は、上記事情に鑑み、電磁接触器のガス密閉型構造体の一部を構成する消弧室のリーク検査において用いられる治具であって、従来技術と比較してリークレートが微小であっても高精度にリーク量を測定することができるリーク検査治具及びその検査治具を備えたリーク検査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、真空中で使用するリーク検査治具であって、電磁接触器に備わる一端を開放した有底筒状の消弧室を保持する保持部を設けたワークガイド部と、前記消弧室が前記保持部に保持された状態において、前記消弧室の開放端面と対向して配置することが可能な開閉自在な蓋部と、前記消弧室が前記保持部に保持され、且つ前記蓋部が閉じた状態において、前記消弧室の開放端面と前記蓋部とに当接して配置された封止用パッキンと、前記封止用パッキンを押圧しつつ前記蓋部を固定する蓋固定手段と、を備えることを特徴とするリーク検査治具である。
この構成によると、蓋固定手段で蓋部を固定する際に、蓋部で封止用パッキンを押圧することできる。このため、検査対象である消弧室を本リーク検査治具に設置し蓋部で固定することで、消弧室の開放端面と封止用パッキンとの密着度及び封止用パッキンと蓋部との密着度を高めることができる。よって、消弧室内部に導入したリーク検査用ガスが、開放端面と封止用パッキンとの間または封止用パッキンと蓋部との間からリークするのを低減することができる。ゆえに、消弧室を本リーク検査治具に固定して、真空中において消弧室のリーク検査を実施した場合には、消弧室以外の箇所(具体的には、開放端面と封止用パッキンとの間または封止用パッキンと蓋部との間)からのリーク量を少なくすることができる。したがって、消弧室からのリーク量が微小であったとしてもそのリーク量を高精度で測定することができる。
また、上記のリーク検査治具において、前記蓋固定手段は、ネジを用いて前記封止用パッキンを押圧しつつ前記蓋部を固定することとしてもよい。
この構成によると、ネジを用いて封止用パッキンを押圧しつつ蓋部を固定するので、ネジを締め付けることで容易に封止用パッキンを押圧することが可能となるとともに、リーク検査治具を小型化することができる。
また、本発明の別の態様は、真空チャンバと、前記真空チャンバ内に配置された、上述のリーク検査治具と、前記真空チャンバと連通し、前記真空チャンバ内に存在するリーク検査用ガスを検出するリークディテクタと、を備えたことを特徴とするリーク検査装置である。
この構成によると、真空チャンバ内に配置されたリーク検査治具に検査対象である消弧室を固定し、消弧室内にリーク検査用ガスを導入し、真空チャンバ内部を真空排気することができる。上述のリーク検査治具であれば、消弧室内部に導入したリーク検査用ガスが消弧室以外の箇所(具体的には、開放端面と封止用パッキンとの間または封止用パッキンと蓋部との間)からリークするのを低減することができる。このため、消弧室からのリーク量が微小であったとしてもそのリーク量を高精度で測定することができる。
本発明によれば、蓋固定手段で蓋部を固定する際に、蓋部で封止用パッキンを押圧することできる。このため、ワークガイド部に検査対象である消弧室を設置し蓋部で固定することで、消弧室の開放端面と封止用パッキンとの密着度及び封止用パッキンと蓋部との密着度を高めることができる。このため、消弧室内部に導入したリーク検査用ガスが、消弧室以外の箇所(具体的には、開放端面と封止用パッキンとの間または封止用パッキンと蓋部との間)からリークするのを低減することができる。よって、消弧室を本発明に係る治具に固定し、真空中において消弧室のリーク検査を実施した場合には、消弧室からのリーク量が微小であったとしてもそのリーク量を高精度で測定することができる。
電磁接触器のガス密閉型構造体を示す斜視図である。 図1のA−A′線で切断した断面図である。 消弧室を模式的に示す分解斜視図である。 実施形態に係るリーク検査治具の構造を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は側面図である。 実施形態に係るリーク検査治具の蓋部が開いた状態を示す側面図である。 ワークガイド部の構造を模式的に示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B′線で切断した断面図である。 蓋部の構造を模式的に示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C′線で切断した断面図である。 封止用パッキンの構造を模式的に示す斜視図である。 実施形態に係るリーク検査治具の使用方法を説明する概念図であって、(a)は消弧室を保持する様子を示す概念図、(b)蓋部を閉じた様子を示す概念図である。 実施形態に係るリーク検査治具を備えたリーク検査装置を示す概念図である。 従来技術に係るリーク検査方法(フード法)を説明する概念図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(ガス密閉型構造体及び消弧室の構造)
以下、ガス密閉型構造体1及び消弧室10の構造について、図1〜図3を参照しつつ説明する。
図1は、電磁接触器のガス密閉型構造体(所謂、ガス封入カプセル)の一例を示す斜視図である。図2は、図1のA−A′線で切断した断面図である。図3は、消弧室を模式的に示す分解斜視図である。
図1、図2に示すように、ガス密閉型構造体(所謂、ガス封入カプセル)1は、消弧室10を備えている。そして、消弧室10は、金属角筒体11と、金属角筒体11の上端に配置された桶状体13と、一対の固定接触子16とを備えている。
消弧室10を構成する金属角筒体11は、図3に示すように、金属角筒体11の下端に、その外側に向かって突出するフランジ部12を備えたものである。このフランジ部12のフランジ面12aは、後述する封止用パッキン50と接する部分であり、平坦な面となっている。
消弧室10を構成する桶状体13は、セラミックスや合成樹脂材によって形成された角筒部14とその上端を閉塞する天面板部15とを一体形成したものである。
消弧室10は、この桶状体13の開放端面14a側にメタライズ処理して金属箔を形成し、その金属箔に金属角筒体11を接合することで形成されたものである。
なお、天面板部15には、中央部に一対の固定接触子16を挿通する一対の貫通孔15aが所定間隔を保って形成されている。この貫通孔15aの周囲には、メタライズ処理が施されている。なお、図3においては、貫通孔15aに挿通された固定接触子16の記載は省略されているが、固定接触子16は貫通孔15aを塞ぐように天面板部15に溶接されている。こうして、貫通孔15aは封止されている。
また、天面板部15には、中央部にガス導入パイプ112を挿通する貫通孔15bが形成されている。図3においては、貫通孔15bに挿通されたガス導入パイプ112の記載は省略されているが、ガス導入パイプ112は貫通孔15bを塞ぐように天面板部15に溶接されている。こうして、貫通孔15bは封止されている。
上述したガス密閉型構造体1は、従来技術に係るガス密閉型構造体である。そのため、ここではその内部構造の詳細についての説明は省略する。なお、図1、図2において、2はベース板、3はキャップ、4は固定接点、5は可動端子、5aは可動接点、6は可動軸、7は接触バネ、8は可動鉄心、9は復帰バネをそれぞれ示すものである。
(リーク検査治具の構成)
以下、本発明の実施形態に係るリーク検査治具の構成を図4〜図8を参照しつつ説明する。
図4は、実施形態に係るリーク検査治具の構造を模式的に示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は側面図である。図5は、実施形態に係るリーク検査治具の蓋部が開いた状態を示す側面図である。なお、図4、図5においては、リーク検査治具に固定された消弧室は破線で示されている。図6は、ワークガイド部の構造を模式的に示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B′線で切断した断面図である。図7は、蓋部の構造を模式的に示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C′線で切断した断面図である。図8は、封止用パッキンの構造を模式的に示す斜視図である。
リーク検査治具100は、図4、図5に示すように、ワークガイド部20と、蓋部30と、封止用パッキン50と、を備えている。以下、上記部品の詳細な構造については、図6〜図8を参照しつつ説明する。
ワークガイド部20は、図6に示すように、上述の消弧室10を保持するための部材である。ワークガイド部20の中央部には、貫通部21が設けられている。貫通部21の開口部21aの形状は、消弧室10の天面板部15の形状と概ね同じである。また、この貫通部21の開口部21aの幅A1、A2は、消弧室10の天面板部15の幅a1、a2とそれぞれ概ね同じ長さである(図3参照)。
貫通部21の開口部21aの周囲には、開口部21aの周囲を取り囲むように溝部(保持部)22が形成されている。この溝部22の開口部22aの形状は、消弧室10に備わるフランジ部12の形状と概ね同じである。また。この溝部22の開口部22aの幅B1、B2は、フランジ部12の幅b1、b2とそれぞれ概ね同じ長さである(図3参照)。また、溝部22の深さB3は、フランジ部12の厚みb3よりも深くなっている(図3参照)。また、溝部22の底面22bは、平坦な面である。
ワークガイド部20の面23側の角部には、一対の突出部24が備わっている。突出部24には、幅方向(図面左右方向)に沿って、それぞれ貫通孔24aが備わっている。また、ワークガイド部20の面23には、一対の突出部24と対向する側にネジ孔(雌ネジ)25が備わっている。
蓋部30は、ワークガイド部20の面23と対向して配置することが可能な開閉自在な蓋である。この蓋部30は、消弧室10をワークガイド部20に保持した状態において、後述する封止用パッキン50を消弧室10のフランジ面12側に向かって押圧するためのものである。
蓋30は、図7に示すように平板状の蓋であり、蓋部30の内側面32は、平坦な面である。この蓋部30の内側面32に後述の封止用パッキン50が当接する。また、蓋部30の幅D1、D2は、ワークガイド部20の幅C1、C2とそれぞれ概ね同じ長さである。
蓋部30には、一対の切欠き部33が設けられている。この切欠き部33の形状は、平面視で、ワークガイド部20に備わる突出部24と概ね同じ形状をしている。また、一対の切欠き部33の間には、突出部31が備わっている。このため、ワークガイド部20に備わる一対の突出部24の間に突出部31を嵌め合わせることができる。
突出部31には、幅方向(図面左右方向)に沿って貫通孔31aが設けられている。突出部31の貫通孔31aと、ワークガイド部20に備わる突出部24の貫通孔24aとにノックピン41を挿通することで、ヒンジ部40が構成されている(図4、図5参照)。換言すると、このヒンジ部40によって、ワークガイド部20と蓋部30とは、開閉自在に繋がっている。
また、蓋部30には、ヒンジ部40(突出部31)と対向する側にネジ用貫通孔34が備わっている。
封止用パッキン50は、消弧室10内に導入したリーク検査用ガスが消弧室10の外部に漏れるのを防止するためのものであり、フランジ部12のフランジ面12aと蓋部30の内側面32との間に配置されるものである。換言すると、封止用パッキン50は、溝部22で消弧室10のフランジ部12を保持しつつ蓋部30を閉じた状態で、消弧室10のフランジ面12aと蓋部30の内側面32とに当接するように配置されたパッキンである。
封止用パッキン50は、図8に示すように、平板状のパッキンであり、その幅e1、e2は、溝部22(開口部22a)の幅B1、B2よりもそれぞれ小さくなっている。また、封止用パッキン50の厚みe3は、封止用パッキン50の厚みe3と上述のフランジ部12の厚みb3とを足し合わせた場合に、溝部22の深さB3以上となる厚みとなっている。それらを足し合わせた厚みが溝部22の深さB3未満であると、蓋部30を閉じた場合に、例えばフランジ面12aと封止用パッキン50との間に隙間が生じることになり、それらの部分からリークが生じるおそれがある。なお、封止用パッキン50としては、従来技術に係る封止用パッキンを用いることができる。
蓋部30を固定する蓋固定手段としては、ネジ60が用いられている。ネジ60を用いることで、容易に封止用パッキン50を押圧することができ、フランジ面12aと封止用パッキン50との間及び封止用パッキン50と蓋部30の内側面32との間を強固にシールすることができる。
(リーク検査治具の使用方法)
以下、リーク検査治具100の使用方法を図9を参照しつつ説明する。
図9は、実施形態に係るリーク検査治具の使用方法を説明する概念図であって、(a)は消弧室を保持する様子を示す概念図、(b)蓋部を閉じた様子を示す概念図である。なお、便宜上、図9ではリーク検査治具100は図6(b)及び図7(b)に示した断面図を用いて示されており、消弧室10は側面図を用いて示されている。
まず、図9(a)に示すように、リーク検査治具100の蓋部30を開いた状態にする。次に、リーク検査治具100の貫通部21に消弧室10の桶状体13を挿入する。この際、リーク検査治具100の面23側から桶状体13を挿入する。こうして、消弧室10のフランジ部12を溝部22の底面22bに当接させる。なお、フランジ部12が底面22bに当接した状態が、図5に示した状態に対応するものである。
その後、封止用パッキン50を介して蓋部30を閉じる。最後に、ネジ用貫通孔34にネジ60を通して蓋部30を締め付ける。こうして、ネジ60を締め付けることで、消弧室10のフランジ面12aと封止用パッキン50との密着度を高めつつ、封止用パッキン50と蓋部30の内側面32との密着度を高める。なお、蓋部30を閉じてネジ60を締め付けた状態が、図4に示した状態に対応するものである。
(効果)
(1)以上のように、上記リーク検査治具100では、消弧室10のフランジ部12を保持する溝部22を設けたワークガイド部20と、消弧室10のフランジ部12が溝部22に保持された状態において、消弧室10のフランジ面12aと対向して配置することが可能な開閉自在な蓋部30と、消弧室10のフランジ部12が溝部22に保持され、且つ蓋部30が閉じた状態において、消弧室10のフランジ面12aと蓋部30の内側面32とに当接して配置された封止用パッキン50と、封止用パッキン50を押圧しつつ蓋部30を固定する蓋固定手段と、を備えている。
このため、蓋固定部で蓋部30を固定する際に、蓋部30で封止用パッキン50を押圧することできる。よって、検査対象である消弧室10をリーク検査治具100に設置し蓋部30で固定することで、消弧室10のフランジ面12aと封止用パッキン50との密着度及び封止用パッキン50と蓋部30の内側面32との密着度を高めることができる。ゆえに、消弧室10内部に導入したリーク検査用ガスが、消弧室10以外の箇所(具体的には、フランジ面12aと封止用パッキン50との間または封止用パッキン50と蓋部30の内側面32との間)からリークするのを低減することができる。したがって、消弧室10をリーク検査治具100に固定して、真空中において消弧室10のリーク検査を実施した場合には、消弧室10からのリーク量が微小であったとしてもそのリーク量を高精度で測定することができる。
(2)また、上記リーク検査治具100では、蓋固定部では、ネジ60を用いて封止用パッキン50を押圧しつつ蓋部30を固定している。
このため、ネジ60を締め付けることで容易に封止用パッキン50を押圧することが可能となるとともに、リーク検査治具100を小型化することができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、封止用パッキン50と蓋部30とが分離している場合について説明した(図5、図9参照)が、これに限定されるものではない。例えば、封止用パッキン50を蓋部30の内側面32に予め固定しておいてもよい。この場合であっても、上述の作用効果と同様の作用効果を得ることができる。また、この場合であれば、封止用パッキン50を配置する工程と、蓋部30を閉じる工程の2つの工程を、1つの工程で完了させることができる。よって、作業工程の簡素化を図ることができる。
また、上述の実施形態では、ワークガイド部20に貫通部21及び溝部22を設け、溝部22で消弧室10のフランジ部12を保持する場合について説明したが、これに限定されるものではない。消弧室10を固定可能であれば、ワークガイド部20の保持部の形状については限定されるものではない。
(リーク検査装置の構成)
以下、本発明の実施形態に係るリーク検査装置の構成を図10を参照しつつ説明する。
図10は、実施形態に係るリーク検査治具を備えたリーク検査装置を示す概念図である。
本発明の実施形態に係るリーク検査装置200は、リーク検査治具100と、真空チャンバ110と、リークディテクタ120と、を備えている。
真空チャンバ110は、真空チャンバ110内部を真空排気するための真空ポンプ(図示せず)を備えている。なお、真空チャンバ110は、従来技術に係る真空チャンバを用いることができる。
また、真空チャンバ110は、真空チャンバ壁を貫通する貫通孔115を備えており、その貫通孔115に連結パイプ111が挿通されている。この連結パイプ111は、真空チャンバ110内部とリークディテクタ120とを連通させるためのパイプである。なお、連結パイプ111は、貫通孔115を塞ぐように真空チャンバ110にろう付けされている。こうして、貫通孔115は封止されており、真空チャンバ110内の気密は保たれている。
さらに、真空チャンバ110は、真空チャンバ壁を貫通する貫通孔116を備えており、その貫通孔116にガス導入パイプ112が挿通されている。このガス導入パイプ112は、消弧室10内部にリーク検査用ガスを導入するためのパイプである。ガス導入パイプ112の一端は消弧室10に接続されており、他端はリーク検査用ガスを供給するリーク検査用ガスボンベ113に接続されている。なお、ガス導入パイプ112は、貫通孔116を塞ぐように真空チャンバ110にろう付けされている。こうして、貫通孔116は封止されており、真空チャンバ110内の気密は保たれている。
リーク検査治具100は、固定具114に固定されて、真空チャンバ110内部に配置されている。この固定具114は、例えば真空チャンバ110の内壁に固定された棒状部材である。この固定具114の先端部とワークガイド部20の面26とは、例えば溶接により接合されている。
リークディテクタ120は、連結パイプ111の一端に接続している。つまり、リークディテクタ120は、連結パイプ111を通して真空チャンバ110内部と連通している。
(リーク検査装置の使用方法)
以下、リーク検査装置200の使用方法について図10を参照しつつ説明する。
真空チャンバ110のチャンバ蓋(図示せず)を開き、真空チャンバ110内部に配置されたリーク検査治具100に検査対象の消弧室10を固定する。この固定方法については、上述した通りである。
リーク検査治具100に消弧室10を固定した後、チャンバ蓋を閉じ、真空ポンプで真空チャンバ110内部を真空排気する。なお、通常、真空チャンバ110に備わる真空ポンプはリークディテクタ120に備わる真空ポンプよりも排気量が大きいので、真空チャンバ110内部の真空度は、上述のフード法における消弧室10内部の真空度よりも高くなる。
次に、ガス導入パイプ112を通じて、消弧室10内部にリーク検査用ガスをリーク検査用ガスボンベ113から導入する。この際、予め設定した圧力となるように、消弧室10内部にリーク検査用ガスを導入する。
最後に、真空チャンバ110内部の真空度が予め設定した値となったら、リークディテクタ120を動作させてリーク検査用ガスのリーク量を測定する。
リーク検査時には、消弧室10外部の真空度(つまり、真空チャンバ110内部の真空度)は、消弧室10内部の真空度よりも高くなっている。換言すると、消弧室10外部の圧力(真空チャンバ110内部の圧力)は、消弧室10内部の圧力よりも低くなっている。このため、消弧室10にリーク箇所がある場合には、そのリーク箇所を通して、消弧室10の内側から消弧室10の外側(つまり、真空チャンバ110側)に向かってリーク検査用ガスが流出する。
このようにして、真空チャンバ110内部のリーク検査用ガスの濃度を測定し、消弧室10からのリーク量を測定する。
(従来技術との比較)
従来技術に係るリーク検査(フード法)では、上述のように、10−8Pa・m/s程度のリーク量が測定の限界量であった。しかしながら、本実施形態に係るリーク検査治具100及びそれを備えたリーク検査装置200であれば、10−12Pa・m/sレベルの極小なリーク量であっても測定できることを確認した。
(効果)
(1)以上のように、上記リーク検査装置200では、真空チャンバ110と、真空チャンバ110内に配置されたリーク検査治具100と、真空チャンバ110と連通し、真空チャンバ110内に存在するリーク検査用ガスを検出するリークディテクタ120と、を備えている。
このため、リーク検査治具100に検査対象である消弧室10を固定し、消弧室10内にリーク検査用ガスを導入し、真空チャンバ110内部を真空排気することができる。リーク検査治具100であれば、消弧室10内部に導入したリーク検査用ガスが、消弧室10以外の箇所(具体的には、フランジ面12aと封止用パッキン50との間または封止用パッキン50と蓋部30の内側面32との間)からリークするのを低減できる。このため、消弧室10からのリーク量が微小であったとしてもそのリーク量を高精度で測定することができる。
10…消弧室、11…金属角筒体、12…フランジ部、12a…フランジ面、13…桶状体、14…角筒部、14a…開放端面、15…天面板部、15a…貫通孔、15b…貫通孔、16…固定接触子、20…ワークガイド、21…貫通部、21a…開口部、22…溝部、22a…開口部、22b…底面、23…面、24…突出部、24a…貫通孔、25…ネジ孔、26…面、30…蓋部、31…突出部、31a…貫通孔、32…内側面、33…切欠き部、34…ネジ用貫通孔、40…ヒンジ部、41…ノックピン、50…封止用パッキン、60…ネジ、70…フード、100…リーク検査治具、110…真空チャンバ、111…連結パイプ、112…ガス導入パイプ、113…リーク検査用ガスボンベ、114…固定具、115…貫通孔、116…貫通孔、120…リークディテクタ、200…リーク検査装置

Claims (3)

  1. 真空中で使用するリーク検査治具であって、
    電磁接触器に備わる一端を開放した有底筒状の消弧室を保持する保持部を設けたワークガイド部と、
    前記消弧室が前記保持部に保持された状態において、前記消弧室の開放端面と対向して配置することが可能な開閉自在な蓋部と、
    前記消弧室が前記保持部に保持され、且つ前記蓋部が閉じた状態において、前記消弧室の開放端面と前記蓋部とに当接して配置された封止用パッキンと、
    前記封止用パッキンを押圧しつつ前記蓋部を固定する蓋固定手段と、を備えることを特徴とするリーク検査治具。
  2. 前記蓋固定手段は、ネジを用いて前記封止用パッキンを押圧しつつ前記蓋部を固定することを特徴とする請求項1に記載のリーク検査治具。
  3. 真空チャンバと、前記真空チャンバ内に配置された請求項1または請求項2に記載のリーク検査治具と、前記真空チャンバと連通し、前記真空チャンバ内に存在するリーク検査用ガスを検出するリークディテクタと、を備えることを特徴とするリーク検査装置。
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