JP6039466B2 - スキージ及びスクリーン印刷装置 - Google Patents
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Description
(電子回路組立ラインの構成)
図1は、回路基板100(図3参照)に電子部品を実装する電子回路組立ラインの一部を示しており、複数台(図示の例では2台)の印刷装置10と、複数台(図示の例では2台)のシャトルコンベヤ12と、複数台(図示の例では4台)の電子部品装着装置(以下、「装着装置」と略する場合がある)14とを含んでいる。印刷装置10は、電子回路組立ラインにおける回路基板100の搬送方向において、装着装置14に対して上流側に配設されている。シャトルコンベヤ12は、隣接する印刷装置10の間に設けられ印刷装置10を相互に駆動連結している。また、シャトルコンベヤ12は、印刷装置10と装着装置14との間に設けられ各装置10,14を相互に駆動連結している。なお、以下の説明では、図1に示すように、回路基板100の搬送方向をX軸方向、搬送される回路基板100の基板平面に対して平行でX軸方向と直角をなす方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のいずれにも直角をなす方向をZ軸方向と称し、説明する。
次に、印刷装置10について説明する。なお、図1に示す2台の印刷装置10は同様に構成されているため、以下の説明ではその内の1台を代表的に説明する。図3は、印刷装置10の一部を示しており、上部カバー10A(図1参照)を取り外した状態を示している。図3に示すように、印刷装置10は、コンベヤ31と、マスク保持装置41と、スキージ移動装置51とを備えている。コンベヤ31は、装置本体10Bに固定されており、コンベヤベルトを周回動作させて回路基板100をその被印刷面が水平となる姿勢でX軸方向に搬送する。また、コンベヤ31は、支持ピン33を介して回路基板100を下面から支持し搬送方向の所定位置で回路基板100を昇降動作させる昇降装置34を備える。マスク保持装置41は、コンベヤ31のZ軸方向の上方に設けられ、マスク支持台42上に載置されたマスク44を水平な姿勢で保持する。マスク44は、金属製、例えばステンレス製のシートからなり、複数の貫通孔44Aが形成されている。コンベヤ31は、制御装置21(図2参照)により昇降装置34が駆動されることによって、搬送する回路基板100を昇降させ当該回路基板100をマスク44の下面に接触あるいは離間させる。スキージ移動装置51は、マスク保持装置41のZ軸方向の上方に設けられ、一対のスキージ52を備える。スキージ移動装置51は、ガイドレール53に沿ってY軸方向に移動可能に構成され、各スキージ52をマスク44に対してY軸方向に移動させる。また、スキージ移動装置51は、一対のスキージ52のいずれかを昇降させマスク44に接触あるいは離間させるスキージ昇降装置54を備える。スキージ移動装置51及びスキージ昇降装置54は、制御装置21の制御に基づいてスキージ52をマスク44に摺動させて往復運動をさせる。
図6(A)及び図6(B)に示すように、スキージ52は、金属(例えば、ステンレス)製の長方形板状をなす。スキージ52の大きさは、例えば、短手方向(図6(A)の上下方向)の長さが30〜40mm、長手方向(図6(A)の左右方向)の長さが200〜500mm、厚さ(図6(B)の上下方向の長さ)が0.2mmである。なお、図6(B)に示すように、スキージ52の厚さ方向で対向する面71,72が、それぞれ、上記した支持板67が当てられる背面及び半田を押送する前面となる。
ここで、交換された使用後のスキージ52は、付着した半田を除去するために洗浄される。洗浄作業は、例えば、使用者が取り外したスキージ52を洗浄機の洗浄槽に浸漬させ超音波振動により付着した半田を除去する。あるいは、印刷装置10に洗浄機能を備えている場合には、印刷装置10が印刷作業の所定のタイミングでスキージ52を洗浄槽に移動させ自動で洗浄を実施する。このような洗浄作業では、洗浄液として例えばアルコール等の有機溶剤を洗浄槽に入れて洗浄する。
また、二次元コード80A〜80Dは、コードリーダ26(図2参照)による誤読の防止や認識率の向上を図るために、皮膜91と非被覆部92とのコントラストを高める必要がある。例えば、二次元コード80A〜80Dを形成する別の方法として、ステンレス製のスキージ52の面71,72にレーザー加工により二次元コード80A〜80Dを形成する方法が考えられる。しかしながら、このような方法では、レーザー加工により黒色の部分(本実施形態の皮膜91に相当する部分)を形成しようとすると、レーザーの出力を大きくする、あるいは長時間照射するなどしてスキージ52の一部を黒色にする必要がある。結果として、スキージ52が加熱され加熱により変形してしまうおそれがあり、半田の掻き取りが正常に実施できない可能性がある。また、変形の影響を少しでも低減させるため、角部70A〜70Dから離れた位置に二次元コード80A〜80Dを形成する必要がある。これに対し、本実施形態の二次元コード80A〜80Dは、面71,72の表面に炭素系の皮膜91を成膜して黒色の部分を形成している。従って、二次元コード80A〜80Dの製造工程においてスキージ52を変形させることがなくコントラストの高いコードが形成できるため、半田の掻き取り性能を悪化させることなく認識率が高い二次元コード80A〜80Dが容易に形成できる。また、変形の影響を考慮する必要がないため、二次元コード80A〜80Dの形成箇所に自由度を持たせることができる。さらに、洗浄剤に対する耐性も有している。なお、本実施形態においては、スキージ52を変形させることなく識別コードが形成可能であるため、二次元コード80A〜80Dに限らず、例えば二次元コード80A〜80Dに比べて広い形成面積が必要となる1次元バーコードを形成することもできる。
また、皮膜91は、二次元コード80A〜80Dが形成される領域に加え、角部70A〜70Dを含むスキージ52の半田を掻き取る領域にも形成されている。皮膜91は、図6(A)及び図7(A)に示すように、面71,72の長手方向に沿って角部70A〜70Dから所定幅の領域に形成されている。皮膜91は、面71,72の長手方向の中央部において二次元コード80A〜80Dが形成される領域の皮膜91と長手方向に沿って形成された皮膜91とが連結しており、平面視において中央部が中心Oに向かって突出した形状となっている。また、皮膜91は、図6(B)及び図7(B)に示す長辺側の側面において、角部に挟まれた領域の表面全体に形成されている。また、皮膜91は、図6(C)及び図7(C)に示す短辺側の側面において、面71,72の長手方向に沿って形成された皮膜91の所定幅(図6(A)及び図7(A)参照)と同じ幅に形成されている。
以上、上記した本実施形態によれば以下の効果を奏する。
<効果1>本実施形態のスキージ52の面71,72には、黒色の炭素系の皮膜91で被覆される部分と、皮膜91に被覆されずに面71,72の表面が露出する非被覆部92とで所定のパターンが形成された二次元コード80A〜80Dが設けられている。このように構成された二次元コード80A〜80Dは、面71,72の表面との密着性を高めることで有機溶剤などの洗浄剤に対する耐性を高めることができる。従って、洗浄作業により二次元コード80A〜80Dが溶融されることがなく、スキージ52及びその角部70A〜70Dをより確実に管理することができる。その結果、使用者に適切な時期に使用回数の超過を報知することができ交換作業の作業効率の向上が図れるとともに、角部70A〜70Dの摩耗による印刷不良を低減して生産効率の向上が図れる。
例えば、上記実施形態では、二次元コード80A〜80Dを、スキージ52の角部70A〜70Dの各々を識別する情報として用いたが、個々のスキージ52を識別する情報、即ち、スキージ52だけを管理する識別情報として用いてもよい。
皮膜91を形成する領域は、二次元コード80A〜80Dを形成する部分のみでもよい。
スクリーン印刷装置10は、スクリーン印刷装置一例として、マスク44は、印刷マスクの一例として、貫通孔44Aは、印刷マスクに形成される貫通孔の一例として、スキージ52は、スキージ及び基台の一例として、角部70A〜70Dは、基台の被印刷剤を掻き取る領域及び角部の一例として、二次元コード80A〜80Dは、識別情報の一例として、皮膜91は、被覆部の一例として、非被覆部92は、非被覆部の一例として、半田は、被印刷剤の一例として、DLC皮膜は、炭素系の硬質皮膜の一例として挙げられる。
Claims (7)
- 印刷マスク上を摺動することにより被印刷剤を前記印刷マスク上に塗り伸ばしながら掻き取る金属製の基台と、
前記基台の少なくとも一部領域に形成され、金属系あるいは炭素系の皮膜により形成される被覆部と、前記基台の表面が露出する非被覆部と、が所定のパターンを有して形成される識別情報部と、
を備えることを特徴とするスキージ。 - 前記被覆部は、炭素系の硬質皮膜で形成され、
前記炭素系の硬質皮膜は、前記識別情報部が形成される領域に加え、前記基台の前記被印刷剤を掻き取る領域を被覆することを特徴とする請求項1に記載のスキージ。 - 前記被覆部は、黒色の前記金属系あるいは前記炭素系の皮膜で形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のスキージ。
- 前記非被覆部は、前記基台の表面に形成された前記被覆部をレーザー加工により剥離して形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスキージ。
- 前記非被覆部は、前記被覆部の形成において前記基台をマスキングする保護膜の形成パターンにより形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスキージ。
- 前記基台は、矩形板状に形成され、当該基台の各長辺に沿って前記被印刷剤を掻き取る角部が形成され、
前記識別情報部は、前記角部の各々を識別する前記パターンを有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスキージ。 - 前記印刷マスクに形成される貫通孔から前記被印刷剤を回路基板に印刷するスキージとして、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のスキージを備えることを特徴とするスクリーン印刷装置。
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