JP6037625B2 - レーダ干渉除去装置及びレーダ干渉除去方法 - Google Patents

レーダ干渉除去装置及びレーダ干渉除去方法 Download PDF

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本発明は、距離方向に長く周波数変調を起こしている干渉を除去するレーダ干渉除去装置及びレーダ干渉除去方法に関する。
レーダ装置は、回転するアンテナによって所定の繰り返し周期で電波の送信を行うと共に、物標(または目標という)で反射した反射波を受信して、周囲の物標を検出するものである。尚、ここで、方位に対応して行う、繰り返し周期の1周期の送受信をスイープと言う。
レーダ装置で受信される信号からノイズ等の干渉を除去して、正しく物標で反射した反射波のみを抽出するべく、従来、様々な干渉除去方法が知られている。
例えば、方位方向の相関を考慮する方法であり、具体的には、連続する複数のスイープにおける信号間の相関を求め、相関がある信号のみを物標とする方法である。各スイープは、異なる方位の送受信に対応しているが、連続するスイープ間では、電波の送信方位と送信タイミングが異なるものの、物標を反射した反射波であれば、連続するスイープ間で相関を持つ筈である。これに対して距離方向に短いノイズであれば、図6(a)に示すように、方位方向の相関がないので、ノイズだけを除去することができる。
また、特許文献1では、他のレーダ装置から送信された電波によるレーダ干渉を除去するために、スイープ数対到来時刻空間上で直線性を有するかどうかを判定する方法を提案する。他のレーダ装置によるレーダ干渉は、特に他のレーダ装置の繰り返し周期が、この対象となるレーダ装置による繰り返し周期に近い場合に顕著となるが、このようなレーダ干渉はスイープ数対到来時刻空間上で直線性を持つという特性があるので、直線性を持つか否かを判定し、直線性を持つと判定された場合に、その信号を除去することで、レーダ干渉を除去するようにしている。
特開平6−289125号公報
しかしながら、従来の方法だけでは干渉を除去することができない場合があり、典型的には次のようなことが考えられる。
(1) 他のレーダ装置がチャープパルスやFM−CWのような長い変調波を送信している場合
(2) 近距離の観測に無変調パルスを、遠距離の観測にチャープパルスのような変調パルスを使用するレーダにおいて、無変調パルスの反射波が変調パルス受信区間にラウンドトリップエコーとして受信され、それがパルス圧縮されることにより、距離方向に引き伸ばされた場合
上記(1)のように他のレーダ装置から送信された電波が長く、距離方向に長い信号で受信されると、図6(b)に示すように、方位方向に相関を持ってしまうために、従来の方法では除去することができない。また、特許文献1の方法では、スイープ数対到来時刻空間上で直線性がないと除去することはできない。
上記(2)のようなラウンドトリップエコーが発生する場合について、図7を用いて説明する。
図7(a)に示すように、近距離観測用の無変調パルスS1を送信し、所定の送信間隔T1を空けた後、遠距離観測用の変調パルスS2を送信すると、図7(b)に示すように、近距離にある反射源を反射した無変調パルスは無変調パルス受信区間で受信され、遠距離にある反射源を反射した変調パルスは、変調パルス受信区間で受信されるので、この変調パルス受信区間において受信された信号(E(s))に対してパルス圧縮処理を行うことで、図7(c)に示すように受信信号が圧縮されて、送信電力を擬似的に向上させて、遠距離の探知性能を向上させることができる。
しかしながら、遠距離にある反射源からの無変調パルスの反射波が変調パルス受信区間に受信されることがある。このような反射波は、スイープ毎に、無変調パルスS1と変調パルスS2との送信間隔を変えることで、変調パルス受信区間で受信されるタイミングが異なるので、前述の従来の連続するスイープ間の相関を見ることで、通常除去することができる。
ところが、図7(b−1)に示すように、この遠距離からの反射波(I(s))が、変調パルスの反射波(E(s))に重畳して受信されてしまうと、前述の従来の連続するスイープ間の単なる振幅情報の相関では、除去することができない。そのため、除去できないままパルス圧縮処理を行うと、図7(c−1)に示すように、変調パルスの反射波E(s)は圧縮されるものの、無変調パルスの反射波I(s)は却って引き伸ばされてしまう、という問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、距離方向に長く周波数変調を起こしている干渉を除去することのできるレーダ干渉除去装置及びレーダ干渉除去方法を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、発明は、レーダの受信信号から目標からの反射波以外の距離方向に長く周波数変調を起こしている干渉を除去するレーダ干渉除去装置であって、
レーダの繰り返し周毎に得られる各スイープの受信信号に対して、受信信号の瞬周波数を求める瞬周波数演算手段と、
着目するスイープとそれに連続するスイープで着目する距離に対応する受信信号の瞬周波数同士の相関を演算する周波数相関演算手段と、
周波数相関演算手段の演算結果から相関の有無を判定する周波数相関判定手段と、
周波数相関判定手段で相関が無いと判定された場合に、その受信信号を除去する除去手段と、
を備えることを特徴とする。
また、前記瞬周波数演算手段は、各スイープにおける、着目する距離付近に対応する受信信号の単位時間当たりの位相変化量から瞬時周波数を求めることを特徴とする。
また、前記周波数相関演算手段は、連続するスイープにおける、着目する距離に対応する受信信号の瞬時周波数の差異を求めることを特徴とする。
また、スイープ毎に無変調パルスと変調パルスとを時間間隔を空けて送信するレーダ装置において変調パルスに対する変調パルス受信区間に受信された信号に圧縮処理を行ったものを前記レーダの受信信号とすることを特徴とする。
また、本発明は、レーダの受信信号から目標からの反射波以外の距離方向に長く周波数変調を起こしている干渉を除去するレーダ干渉除去方法であって、
レーダの繰り返し周毎に得られる各スイープの受信信号に対して、受信信号の瞬周波数を求める工程と、
着目するスイープとそれに連続するスイープで着目する距離に対応する受信信号の瞬周波数同士の相関を演算する工程と、
前記演算結果から相関の有無を判定する工程と、
相関が無いと判定された場合に、その受信信号を除去する工程と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、着目するスイープとそれに連続するスイープで着目する距離における受信信号の瞬間周波数同士の相関を演算し、その相関の有無を判定することにより、従来の干渉除去では除去できない、距離方向に長く周波数変調を起こしている干渉を除去することができる。
本発明によるレーダ干渉除去装置のブロック図である。 周波数変調を起こしている干渉がある場合の、連続するスイープ間での波形を示す拡大図である。 本発明によるレーダ干渉除去装置をレーダ装置に適用した場合のブロック図である。 本発明によるレーダ干渉除去装置をパルス圧縮レーダ装置に適用した場合の信号処理部のブロック図である。 図4のレーダ装置における干渉処理を説明する波形図である。 (a)は、方位方向に相関を持たない距離方向に短い干渉がある場合の方位と信号との関係を表す図であり、(b)は、方位方向に相関を持つ距離方向に長い干渉がある場合の方位と信号との関係を表す図である。 従来のレーダ装置における干渉処理を説明する波形図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1に示したように、本発明によるレーダ干渉除去装置10は、レーダの受信信号に対して処理を行うもので、主として、スイープデータ記憶手段12と、瞬時周波数相関判定手段14と、除去手段16と、を備える。
今、送信から受信までの時間に対応し目標までの距離に対応する距離番号をr、目標の方位に対応するスイープ番号をs、受信信号の波形をx(r,s)とし、受信信号の振幅値a(r,s)、位相値φ(r,s)とすると、受信信号の波形x(r,s)は、
Figure 0006037625
と表すことができる。
スイープデータ記憶手段12は、レーダからの受信信号からその波形に関連するデータを格納するものであり、距離番号rとスイープ番号sとに対応して、振幅値a(r,s)と位相値φ(r,s)とを格納するメモリ121を備える。ここで、波形の位相値を得るために、スイープデータ記憶手段12は、受信信号をI成分とQ成分に分離するIQ復調手段122を備えることができる。これにより位相値φは、
Figure 0006037625
から求めることができる。
周波数相関判定手段14は、瞬時周波数演算手段142と、周波数相関演算手段144と、周波数相関判定手段146と、を備える。
瞬時周波数演算手段142は、着目するスイープとそれに連続するスイープの着目する距離に対応する瞬時周波数をそれぞれ求めるものである。瞬時周波数は、任意の方法で求めることができるが、例えば、r〜r+1間の受信信号の変化から求めることができる。
即ち、r〜r+1間の受信信号の変化は、
Figure 0006037625
と表すことができる。ここで、
Figure 0006037625
は、複素共役を表す。距離方向のサンプリング時間間隔をΔtとしたときに、瞬時周波数f(r,s)は、この受信信号の位相変化量と
Figure 0006037625
の関係があるので、
Figure 0006037625
として表すことができる。ここで、argは、複素数の偏角を表す。
同様にして、着目するスイープ番号に隣り合うスイープ番号s+1の距離番号rにおける瞬時周波数は、
Figure 0006037625
と表すことができる。
瞬時周波数演算手段142は、スイープデータ記憶手段12から、着目する距離番号r、着目するスイープ番号sに対して、x(r,s)、x(r+1,s)、x(r,s+1)、x(r+1,s+1)または、これらの位相値φ(r,s)、φ(r+1,s)、φ(r,s+1)、φ(r+1,s+1)を読み出し、上記(1)、(2)式を用いて、それぞれの瞬周波数値f(r,s)、f(r,s+1)を求める。
理想状態で受信信号にノイズが重畳されておらず、この受信信号が、目標からの反射波である場合には、連続するスイープ間でその受信時間はほとんど同時と考えられるため、f(r,s)=f(r,s+1)の関係式が成り立つ筈であり、ノイズを考慮してもf(r,s)≒f(r,s+1)の関係式が成り立つ筈である。しかしながら、図2に示すように、周波数変調を起こしている干渉であれば、通常受信時間差があるためにこの関係式が成り立たない。
よって、周波数相関演算手段144は、連続するスイープ間での瞬時周波数の差の絶対値|f(r,s)−f(r,s+1)|を求め、周波数相関判定手段146は、その差をノイズを考慮に入れた閾値Tと比較し、その比較結果に基づき、相関の有無を判定する。例えば、
Figure 0006037625
と判定することができる。
尚、ここでは、隣接する次のスイープとの相関のみを考慮しているが、これに限るものではなく、その代わりにまたはそれに加えて隣接する前のスイープとの相関を考慮してもよく、また3以上の連続するスイープ間での相関を考慮して、判定を行ってもよい。
また、ここでは(1)、(2)式で表される瞬周波数fを直接求めているが、これに限るものではなく、単位時間当たりの位相変化量|φ(r,s)−φ(r,s+1)|は、瞬周波数と等価であるから、この位相変化量を瞬周波数の等価物として求めて、相関の有無の判定に用いてもよい。即ち、
Figure 0006037625
と判定することができる。
瞬時周波数相関判定手段14は、その判定結果を除去手段16へと出力する。除去手段16は、ゲート制御を行い、判定結果に応じて、相関有りと判定された場合には、x(r,s)をそのまま後段に出力し、相関無しと判定された場合には、x(r,s)=0を後段に出力する。こうして連続するスイープ間で瞬時周波数の相関の無い受信信号をマスクすることで、干渉を防止することができる。
以上のレーダ干渉除去装置10は、図3に示すようなレーダ装置30に適用することができる。レーダ装置30は、回転をしながら電波の送受信を行うアンテナ32と、コヒーレント増幅器及び送受信を切り替えるサーキュレータ等を備えて増幅及び送受切換等を行う送受信機部34と、D/Aコンバータ36と、A/Dコンバータ38と、信号処理部40と、を備えてレーダ映像信号を出力するものとすることができ、その信号処理部40に、従来の干渉除去手段と共に、本発明のレーダ干渉除去装置10を設けることができる。
レーダ装置30としては、アンテナ32から無変調パルスのみを送信する装置においても、他のレーダ装置から送信された変調波による干渉が発生するおそれがあり、特に、その他のレーダ装置からの繰り返し周波数が非常に近い場合、隣接するスイープ間で、その変調波が距離的に部分的重なることがあるので、本発明のレーダ干渉除去装置10は有効である。しかしながらこれに限らず、アンテナ32から変調パルスまたは無変調パルスと変調パルスとの両方を送信し、無変調パルスに対する反射信号に対してパルス圧縮を行うパルス圧縮レーダ装置においても、本発明のレーダ干渉除去装置10は有効である。
図4は、このパルス圧縮レーダ装置の信号処理部40の詳細構造のブロック図である。この図において、信号処理部40は、送信波形データに関するデータが格納された送信データ記憶手段42と、無変調パルス送信信号及び変調パルス送信信号を生成する送信波生成手段44と、受信信号を受信する受信手段46と、受信信号を格納するスイープデータ記憶手段48と、受信信号から干渉信号を除去する干渉除去手段52と、干渉除去された変調パルス受信区間に受信された受信信号に対して圧縮処理を行う圧縮手段54と、無変調パルス受信区間と変調パルス受信区間との受信信号とを合成する合成手段56と、合成された受信信号をレーダ映像信号として指示器へと送る指示手段58と、を備える。
送信波生成手段44は、図5(a)に示すように、アンテナの送信繰り返し周期(第2時間T2)毎に、パルス幅の短い無変調パルスS1と、パルス幅の長い変調パルスS2と、の2種類の送信信号を生成する。変調パルスは、周波数が線形に変化するリニアチャープ波、または周波数が非線形に変化するノンリニアチャープ波、または符号列を用いた符号変調波とすることができ周波数変調を行っており、必要に応じて送信データ記憶手段42で格納された波形、周波数または符号列に関する送信波形データを用いて生成することができる。
ここで、短いパルス幅とは、そのパルス幅が2μs未満のものとし、長いパルス幅とは、そのパルス幅が2μs以上のものとする。
パルス幅の短い無変調パルスは、アンテナ32から距離の短い近距離を、パルス幅の長い変調パルスは、アンテナ32からの距離の長い遠距離の探索を行うようにするために、無変調パルスと変調パルスとの時間間隔(以下、第1時間T1)は、近距離を電波が往復伝搬する時間に対応して設定される。尚、第1時間T1は、スイープ毎に異なるように設定される(図5(a)でその差異をΔTで表す)。
送信波生成手段44で生成された送信信号がD/Aコンバータ36によりD/A変換されて、送受信機部34を介してアンテナ32から送受信が行われる。この受信信号は、A/Dコンバータ38によりA/D変換されて、信号処理部40に入力されると、図5(b)に示すような受信信号が受信手段46で受信され、閾値と比較されて、閾値よりも強度の小さいノイズが除去され、スイープデータ記憶手段48に格納される。尚、送信波は強度が強いために、送受信機における回り込みにより、受信手段36で受信される。受信信号は、スイープ毎且つ無変調パルス受信区間及び変調パルス受信区間毎に分離されて格納される。
干渉除去手段52は、連続するスイープ間sとs+1、sとs−1での受信信号の振幅値a(r,s)とa(r,s+1)と、a(r,s)とa(r,s−1)とを比較し、これらの差を求め閾値Th1と比較し、その比較結果に基づき、相関の有無を判定する。例えば、
Figure 0006037625
と判定することができる。そして、相関なしと判定された受信信号をマスクする。
この干渉除去手段52では、前述のように、無変調パルスの反射波のようにパルス幅が短い干渉I1(s)であれば、前記第1時間T1を変化させることで、連続するスイープ間での相関を無くすことができる。図5(c)においては、干渉I1(s)と干渉I1(s+1)とはそれらの信号の振幅同士の相関が無いために、その相関の有無に基づき、図5(d)のように除去することができる。一方、同じ無変調パルスの反射波のようにパルス幅が短い干渉I2(s)であっても、変調パルスの反射波E(s)に重畳し、且つ連続するスイープにおいて重畳状態が続く場合(E(s+1),I2(s+1))には、これを除去することができない。
次に、圧縮手段54は、干渉除去を行った受信信号に対して圧縮処理を行う。圧縮処理は、変調パルス受信区間内の受信信号と参照信号との相関をとることで行う。
この圧縮処理により、図5(e)に示すように、変調パルスの反射波は圧縮パルスとなるものの、無変調パルスの反射波はパルス幅が引き伸ばされ、且つ変調されたパルスとなる。
このように無変調パルスを圧縮することにより生成されたパルス幅が引き伸ばされた変調パルスに対して、本発明のレーダ干渉除去装置10で処理を行うと、連続するスイープ間で、同一距離に対する瞬時周波数が異なっているために、瞬時周波数相関判定手段14により、除去することができるようになる。
また、変調パルスが圧縮された圧縮パルスに関しては、圧縮パルスの瞬時周波数が支配的になり、瞬時周波数の相関が高くなるために、マスクをせずに、残すことができるようになる。
こうして干渉のみが除去されると、合成手段56は、無変調パルス受信区間の受信信号と変調パルス受信区間の受信信号との合成を行い、1スイープ分の受信区間の受信信号を生成する。
そして、指示手段58は、この合成された受信信号を映像信号に変換して指示器へと送信する。
以上の処理により従来除去できなかった干渉が除去されて、正確なレーダ映像を表示することができるようになる。
尚、以上の実施形態においては、各手段46〜58及び干渉除去装置10の各処理を、信号処理部40においてソフトウェア上で行う場合について説明したが、これに限るものではなく、その一部または全部をハードウェア上での処理として行うこととしてもよい。
また、以上の実施形態においては、変調パルスは、各スイープに1つ送信していたが、これに限るものではなく、複数の変調パルスを送信することも可能である。
10 干渉除去装置
142 瞬時周波数演算手段
144 周波数相関演算手段
146 周波数相関判定手段
16 除去手段
30 レーダ装置

Claims (4)

  1. レーダの受信信号から目標からの反射波以外の距離方向に長く周波数変調を起こしている干渉を除去するレーダ干渉除去装置であって、
    レーダの繰り返し周期毎に得られる各スイープの距離番号毎の受信信号から距離番号rの瞬時周波数を求める瞬時周波数演算手段と、
    所定のスイープとそれに連続するスイープで距離番号rの瞬時周波数同士の差異を演算する周波数演算手段と、
    周波数演算手段の演算による差異が所定の閾値以上である否かを判定する周波数判定手段と、
    記差異が所定の閾値以上であると判定された場合に、前記所定のスイープの距離番号rの受信信号を干渉として除去する除去手段と、
    を備えることを特徴とするレーダ干渉除去装置。
  2. 前記瞬時周波数演算手段は、前記所定のスイープとそれに連続するスイープにおける、距離番号r付近受信信号の単位時間当たりの位相変化量から瞬時周波数を求めることを特徴とする請求項1記載のレーダ干渉除去装置。
  3. スイープ毎に無変調パルスと変調パルスとを時間間隔を空けて送信するレーダ装置において、変調パルスに対する変調パルス受信区間に受信された信号に圧縮処理を行ったものを前記レーダの受信信号とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレーダ干渉除去装置。
  4. レーダの受信信号から目標からの反射波以外の距離方向に長く周波数変調を起こしている干渉を除去するレーダ干渉除去方法であって、
    レーダの繰り返し周期毎に得られる各スイープの距離番号毎の受信信号から距離番号rの瞬時周波数を求める工程と、
    所定のスイープとそれに連続するスイープで距離番号rの瞬時周波数同士の差異を演算する工程と、
    前記演算による差異が所定の閾値以上である否かを判定する工程と、
    記差異が所定の閾値以上であると判定された場合に、前記所定のスイープの距離番号rの受信信号を干渉として除去する工程と、
    を備えることを特徴とするレーダ干渉除去方法。
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