JP6037262B2 - ストロボ光量調整用カメラアダプタ - Google Patents

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Description

本発明は、ストロボ照射機能を備えるカメラ本体に取り付けたときに、ストロボ照射窓から照射されたストロボ光の光量を調整するためのカメラアダプタに関する。
近年市販されるカメラは、ストロボ照射機能を備えるものが一般的である。ストロボ照射窓から照射されるストロボの光量は、カメラ毎の仕様、機能あるいは用途などによってカメラ毎に異なっている。
ストロボ光の光量は、種々の被写体や撮影環境を勘案して直線的で充分な量に設定されている場合が多い。しかしながらレンズと被写体との距離が近づくにつれ、設定されたストロボ光では光が強すぎるなどして、撮影者の望む陰影や明度が表現された写真が撮影困難である場合がある。このため、カメラのストロボ光を減光させるための減光板、あるいは減光板を供えるアダプタの発明が提案されている。
例えば、下記特許文献1には、携行に便利で、撮影者が必要に応じて手軽にストロボ光を拡散または減光させて撮影することが可能になるディフューザー機能を備えたレンズカバー及びカメラを提供することを課題とする発明であって、非撮影時に撮影レンズの前方に配置され、撮影用レンズを保護するレンズカバーであって、撮影時にストロボ発光器の前方に配置され、前記ストロボ発光器から投射されるストロボ光を拡散または減光させるストロボ用ディフューザーとして兼用される、レンズカバーの発明(以下、「従来技術1」ともいう)が開示されている。
また別の発明として、下記特許文献2には、近接撮影を可能とするアダプタの発明であって、アダプタ本体に、減光板が設けられたアダプタの発明(以下、「従来技術2」ともいう)が開示されている。上記減光板は、ストロボ発光窓の前面を覆う位置に、遮光性を有する樹脂からなり、ストロボ発光窓から放出されたストロボ光の光束の一部を通過させる穴が複数形成された部材である。またアダプタ本体には、撮影レンズの全面に位置決めされ、ピントセット位置を通常の被写体距離よりも近距離側に変更する補助レンズが固定されている。
特開2004−118139号公報 特開平11−38480号公報
しかしながら、従来技術1、2に例示されるストロボ光減光手段は、一定の減光効果は発揮するものの、種々の撮影対象や撮影環境に充分に対応するほどにストロボ光の減光を調整できるものではなかった。即ち、ストロボ撮影時において、特に被写体とカメラとの距離が小さくなるにつれてストロボ光量の調整がシビアになり、また、被写体とカメラとの距離が同じでも撮影環境によってストロボ光量の調整がシビアになる場合があるが、従来技術1、2では、様々なシチュエーションに対応したストロボ光量の調整までは困難であった。
また、従来技術1におけるストロボ用ディフューザー、あるいは従来技術2における減光板は、いずれもストロボ照射窓からの位置が固定されている。これは、該ストロボ用ディフューザーおよび減光板(以下、「減光板等」ともいう)が、特定のカメラとの組み合わせで用いられることが予定される部材であって、その特定のカメラにおいて設定されるストロボ光量を勘案して減光量が設計された部材であるものと理解される。このように、従来技術は一般的に、カメラ本体(あるいは該カメラ本体に備えられたストロボ)と、減光板等あるいは減光板を供えるアダプタとは、1対1の関係にあるものが主流であった。
しかし、昨今ではデジタルカメラの普及なども相俟って、たとえば、一家庭に多種、複数のカメラを所持している場合、あるいは、1つの学校などにおいて多種、複数のカメラを所持している場合などが多い。そこで、特定のカメラに固有のストロボ減光機能を備えるアダプタではなく、多種のカメラに汎用のストロボ減光機能を備えるアダプタが提供されることがカメラの使用者にとって望ましい。
ただし、上述のとおり従来は、カメラ本体と、減光板等あるいは減光板を供えるアダプタとは、1対1の関係にあるものが主流であり、またそれゆえ、ストロボ照射窓からの位置が固定されている減光板などが提案されているに過ぎなかった。即ち、従来技術は特定のカメラにおける特定の光量のストロボに対して減光させることを目的としており、多種のカメラに一つのアダプタを汎用させようとする課題を有しておらず、それぞれのカメラにおけるストロボ光量の相違を勘案した減光を可能とする点について未だ未検討であった。
本発明は、上記問題を鑑みなされたもので、ストロボ照射機能を備えるカメラ本体に取り付けたときに、ストロボ照射窓から照射されたストロボ光の光量を調整することができることを第一の目的とし、また、多種のカメラに対応可能なストロボ光量調整用カメラアダプタを提供することを第二の目的とするものである。
本発明者は、ストロボ照射窓前面に減光板を位置せしめるとともに、必要に応じて該減光板にさらに減光補助板を重ねて重複領域を形成可能とし、該重複領域の面積を調整可能とすることによって、該重複領域にストロボ光の少なくとも一部が照射されたとき、被写体に対するストロボ光の減光量を増大させること、および、上記減光板及び上記減光補助板とストロボ照射窓面との距離の調整を可能とすることによれば、種々の被写体、特にはカメラレンズとの距離が小さく、あるいはまた、寸法の小さい被写体を撮影する場合に、陰影や明度の優れた写真を撮影することが可能であることを見出し、第一の目的を解決するものである。しかも、上述の調整によれば、減光量が有意に調整することができるため、多種のカメラにおけるストロボ光量に対応可能であることを見出し、第二の目的を解決するものである。
即ち本発明は、
(1)カメラ本体に取り付けた際に、該カメラ本体に備わるストロボ照射窓前面に位置せしめ、該ストロボ照射窓から照射されたストロボ光の少なくとも一部を減光することが可能な減光板と、上記減光板の板面と重ねて重複領域を形成し該重複領域の少なくとも一部においてストロボ照射窓から照射されるストロボ光の照射を受けることが可能な減光補助板と、マクロレンズと、上記マクロレンズを支持し、カメラ本体に取り付けた際に該カメラ正面視上、該カメラ本体に備わるレンズ前面に該マクロレンズを位置せしめることを調整可能とするフレキシブルアームと、上記フレキシブルアームが直接または間接に連続する、カメラ本体への着脱可能な取り付け部と、を有し、上記減光板および上記減光補助板それぞれには、上記マクロレンズの外径と略同等の形状の穴部が設けられており、該穴部を上記マクロレンズの外径に着脱可能且つ回動可能に嵌合することによって、該減光板および該減光補助板が間接的にフレキシブルアームによって支持されており、上記減光補助板は、上記重複領域に照射されたストロボ光の減光量が、単一の減光板を透過するストロボ光の減光量よりも大きくすることが可能な部材で構成されており、上記減光板および上記減光補助板の少なくとも一方をマクロレンズの外径を中心に回動させることによって上記重複領域の面積を調整可能とし、カメラ本体に取り付けた際に、上記減光板及び上記減光補助板とストロボ照射窓面との距離の調整および上記重複領域の面積の調整により、ストロボ照射窓から照射されたストロボ光の光量を調整することを特徴とするストロボ光量調整用カメラアダプタ、
を要旨とするものである。
本発明のストロボ光量調整用カメラアダプタ(以下、単に「本発明のアダプタ」ともいう)は、カメラ本体に備わるストロボ照射窓から照射されたストロボ光を減光するにあたり、減光板と減光補助板とが重なる重複領域の面積の増減と、該減光板および該減光補助板と、ストロボ照射窓との距離を調整することにより、減光量の調整を有意に行うことができる。したがって、本発明のアダプタをカメラに取り付けて利用することによれば、カメラと被写体との距離が小さくなる場合、あるいはまた、寸法の小さい被写体を撮影する場合において、種々の撮影環境においても、望ましいストロボ光を被写体に照射させることが調整可能である。この結果、撮影者の望む陰影や明度の表現された写真を撮影することが可能である。
しかも、本発明のアダプタは、上述のとおり、有意に減光量を調整することが可能であるため、特定のカメラだけではなく、ストロボ光量の異なる多種のカメラに対応可能であり、優れた汎用性を有する。
本発明のアダプタの実施態様1における正面図である。 本発明のアダプタの実施態様1における後方からの斜視図である。 図1に示す本発明のアダプタをデジタルカメラに取り付けた際の正面図である。 図1に示す本発明のアダプタをデジタルカメラに取り付けた際の後方からみた斜視図である。 本発明のアダプタの実施態様2における正面側からの斜視図である。 本発明のアダプタの実施態様1における正面図である。
[実施態様1]
以下に、図面を用いて本発明のストロボ光量調整用カメラアダプタを実施するための1の実施態様について説明する。図1は、本発明のアダプタの一実施態様であるアダプタ1の正面図であり、図2は、アダプタ1を後方から見たときの斜視図である。
アダプタ1は、減光板2と、減光補助板3と、レンズ4および枠体5を備えるマクロレンズ6と、を備える。減光板2および減光補助板3には、それぞれマクロレンズ6の枠体5の外径と略同等の形状の穴部7、8が形成されている。そして穴部7、8を枠体5の外径に着脱可能に嵌合させることにより、減光板2および減光補助板3が設置されており、また両者はそれぞれ、図1に示す両端矢印方向にマクロレンズ6の外径を中心として回動可能である。減光板2の板面と減光補助板3の板面とは対面可能となる位置に設けられているため、減光板2および/または減光補助板3を手動で回動させることによって、板面の正面方向から両者を観察したときに、両者が重複する重複領域Aを形成することができ、また重複領域Aの面積の増減を調整することができる。
アダプタ1は、フレキシブルな動作可能の一本のアーム9を備える。アーム9は、マクロレンズ6を支持し、カメラ本体にアダプタ1を取り付けた際に該カメラの正面視上、該カメラに備わるレンズ前面にマクロレンズ6を位置せしめるよう調整可能である。
このようにマクロレンズが直接または間接に(アダプタ1では直接に)フレキシブルアームで支持されることによれば、アダプタを任意に選択されたカメラ本体に取り付けた際に、該カメラ本体に備わるレンズ前面にマクロレンズを位置せしめるよう調整することができるので、多種のカメラに対するアダプタの汎用性をもたらす。ただし、第一の目的を達成する本発明のアダプタであれば、特定のカメラにおいてのみ使用する場合にも、当該特定のカメラにおいて優れたストロボ光量調整効果を発揮するため、本願発明のアダプタは、特定のカメラのみに対応する態様を排除するものではない。
また上述のとおり減光板2および減光補助板3は、マクロレンズ6に支持されているため、結果として、アーム9に間接的に支持されている。そのため、アダプタ1をカメラ本体に取り付けた際、アーム9の動作によりマクロレンズ6の位置をレンズ前面に調整するとともに、カメラ本体正面視上前後方向にマクロレンズ6の位置を調整することにより、結果として、減光板2および減光補助板3とカメラ本体に備わるストロボ照射窓との距離を調整することができる。また、減光板2および減光補助板3は、上述のとおりマクロレンズ6の外径を中心として回動可能であるため、アーム9の動作によってマクロレンズ6の位置を決定したあと、減光板2を回動させることによってカメラ本体正面の任意の位置に設けられているストロボ照射窓の前面に減光板2が位置するよう動作させることができる。また同様に減光補助板3を動作させることによって、所望の面積の重複領域Aを形成、且つ、該重複領域Aの面積の増減を調整することができる。
尚、アダプタ1において、減光板2および減光補助板3は、マクロレンズ6の枠体5に穴部7、8を嵌合させることによって支持されているので、減光体2および減光補助板3の嵌合位置を前後方向に調整することによっても、減光板2および減光補助板3とカメラ本体に備わるストロボ照射窓との距離を調整することが可能である。
アーム9は、固定基板10とスタンド11とを備える取り付け部12に直接連続しており、取付け部12におけるネジ止め手段によりアダプタ1をカメラ本体に取り付け、また取り外すことができる。
本発明におけるネジ止め手段とは、本発明のアダプタをカメラ本体に取付けて着脱可能に固定するための望ましい1つの態様であり、多種のカメラの底面に設けられる共通規格のネジ穴を利用して、アダプタをカメラ本体に取り付ける手段であって、本発明のアダプタを特定のカメラだけではなく、多種のカメラに取り付け可能とすることによって本発明のアダプタに汎用性をもたらす取り付け手段である。
即ち、ネジ止め手段の一態様が採用されるアダプタ1において、固定基板10には、面内において長軸方向に伸長する貫通部13が形成されている。上記ネジ止め手段は、軸部14および頭部15を備える付属のネジ16と、固定基板10と、カメラ本体底部に設けられたネジ穴によって実施される。ネジ止め手段に関する詳細は後述する。
本発明のアダプタ1を任意に選択されたデジタルカメラ21に取り付けた状態を説明するために図3、図4を示す。図3は、アダプタ1をデジタルカメラ21に取り付けた状態の正面図であり、図4は、これを後方からみた際の斜視図である。アダプタ1は、デジタルカメラ21の底部に設けられた図示しない統一規格のネジ穴に、固定基板10に形成された貫通部13を介してネジ16によりネジ止めし、ネジ16の頭部15とデジタルカメラ21の底面との間に貫通部13の周囲の固定基板10を挟んで固定することにより、デジタルカメラ21に取付けられている。当該取り付け方法を、本明細書においてはネジ止め手段と呼ぶ。
上記ネジ止め手段において利用される上記統一規格のネジ穴とは、一般的なカメラ底部に共通する規格として設けられている三脚取付け用ネジ穴である。多くのカメラにおいて、三脚取付け用ネジ穴は、一般的に、統一された規格であるため、本発明のアダプタをネジ止め手段で固定する態様は、ネジ16を上記規格のネジ穴に対応させることによって、上記統一規格の採用される一般的なカメラのいずれにおいても実施可能である。尚、上記統一規格のネジ穴に対応するネジ16として、同規格に対応したものであってもよいし、あるいは、4分の1インチのネジ穴とすることによっても、上記統一規格のネジ穴に対応可能である。
したがって、特定のカメラだけではなく、任意に選択されたカメラに本発明のアダプタを容易に取り付け、また取り外すことができる。またネジ16を、頭部15であって軸部14が設けられていない側に、さらに統一規格のネジ穴を設けた所謂Wネジとすることによれば、デジタルカメラ21にアダプタ1を取り付けた上、さらに三脚を取付けることもできるので好ましい。
尚、汎用性にはこだわらず、本発明のアダプタを特定のカメラに対応させて使用することを予定する場合には、当該特定のカメラの底部に設けられるネジ穴に対応するネジ16を用いればよい。
アダプタ1においてスタンド11は、任意の構成であるが、図3に示すように、ネジ16をネジ止めした際の固体基板10からの、頭部15の高さとスタンド11の高さとが略同じになるよう設計することにより、アダプタ1を取り付けたデジタルカメラ21の自立姿勢が可能となり、使い勝手がよいため好ましい。
デジタルカメラ21は、正面から見た場合に、中心よりやや右寄りにレンズ22が設けられており、中心より左上寄りにストロボ照射窓23が設けられ、上面にシャッター24およびデジタル画像面25が設けられたタイプのデジタルカメラである(シャッター24およびデジタル画像面25は図4参照)。アダプタ1は、上述するネジ止め手段によりデジタルカメラ21に固定した後、レンズ22とマクロレンズ6との位置あわせを、アーム9を動作させることにより行なった上、減光板2をストロボ照射窓23前面に位置するよう回動させる。そして、実際の撮影現場において撮影環境や被写体の寸法、被写体とレンズとの距離などを勘案し、何度かストロボをたきながら撮影し、撮影者が所望する陰影や明度の示される写真が撮影されるよう、重複領域Aの面積を減光補助板3を回動させることによって調整するとともに、マクロレンズ6の位置を前後方向に調整することによって、実質的に減光板2および減光補助板3と、ストロボ照射窓23との距離を調整する。このとき、必要に応じて重複流域Aの面積を調整するとともに、正面視上、重複領域Aがストロボ照射窓23にかかる面積や位置も適宜調整してよい。アダプタ1の使用は、重複領域Aを実質的に形成しないか、重複領域Aがストロボ照射窓前面に位置することを避けて、減光板2のみでストロボ光を受けて透過させる使用態様であってもよく、重複領域Aを形成し、且つ、該重複領域Aをストロボ照射窓23前面の一部にかかるよう位置せしめストロボ光を該重複領域Aと重複領域を形成していない減光板2とで受けて透過させる使用態様、あるいは、重複領域Aを形成し、且つ、該重複領域Aをストロボ照射窓23前面略全体にかかるよう位置せしめ、ストロボ光の多くまたは実質的に全部を重複領域Aで受ける使用態様であってもよい。
アダプタ1は、減光板2および減光補助板3の存在によりストロボ光量の調整を有意に行うことができる上、マクロレンズ6も備えるため、デジタルカメラ21を三脚などで固定することはもとより、手持ち撮影(カメラを手で持って行う撮影)であっても、充分にマクロ撮影を行うことができ、数センチ程度の小さい被写体に対しても適度なストロボ光を照射し、望ましい陰影、明度の写真を撮ることに優れる。
即ち、マクロ撮影を行う場合には、レンズを被写体に数cm以上30cm以下まで近づけ、あるいは、数mm(例えば5mm程度)から数センチ(例えば2〜3cm程度)の小さな被写体に焦点を合わせるために、通常の撮影よりも手ぶれしやすく、手持ち撮影では、望ましい撮影を行うことが困難であった。そのため、三脚を使用しカメラを固定して撮影することが一般的であった。これに対し、マクロ撮影においても、三脚を用いずに手持ち撮影を行いたいという要望があった。たとえば、生きている昆虫等の動きのあるものは三脚でカメラを固定している間に、レンズの視野外に被写体が移動してしまう場合があり、望ましい被写体をタイミングよく撮影することが困難である場合があった。また子供などが手軽にマクロ撮影を行いたい場合に、三脚を持ち運びするのは容易ではない。したがって、三脚を使用せずに、手持ち撮影で、手ぶれのないマクロ撮影を行いたいという要望があった。また、マクロ撮影では、上述のとおり被写体に接近して撮影するため、フラッシュをたくと、写真が白抜けし、あるいは陰影が濃く出すぎるという問題があった。しかしながら、マクロ撮影時、フラッシュをたかないで撮影しようとすると、光量を充分確保するため、シャッタースピードが遅くなり、ますます手ぶれが起きやすくなる。したがって、マクロ撮影においては、特に撮影に適切な光量を確保する必要があるという課題があった。ただし、室内灯下においての撮影、あるいは卓上など対面側から採光が望めない環境に被写体が存在する場合などにおいては、フラッシュを用いないと写真の明度が落ちて望ましい写真がとれないという問題があった。写真の明度を上げるために、フラッシュを使用すれば、被写体との距離が非常に近いことから、上述のとおり白抜けや陰影の問題が発生し、また、フラッシュを使用しなければ、写真の明度が低い上、シャッタースピードが落ち、手ぶれの原因となってしまい、望ましいマクロ撮影ができなかった。さらに、被写体まで距離を小さくし、マクロ撮影を行うことは、手ぶれの問題を低減させることが可能であるものの、昆虫などの動く被写体を撮影する場合には、そのように被写体とレンズとを近接させて、シャッターチャンスをつかむことは困難である場合が多い。
これに対し、本願発明であるアダプタ1であれば、カメラ自体の性能や撮影環境にもよるが、例えば、被写体の大きさ数mm(例えば5〜10mm程度)から数センチ(例えば2〜3cm程度)であり、あるいは、レンズと被写体との距離、数cm以上30cm以下であるような条件であっても、マクロ撮影を望ましく行うことが可能であり、手持ち撮影でも手ぶれを良好に防止することができ、白抜けがなく、陰影の濃すぎない写真を撮影可能とするというマクロ撮影特有の課題に対して、マクロ撮影時における被写体レンズ間の距離および被写体への照射のいずれをも望ましく設定することができる。この結果、白抜けがなく、陰影が一方方向に偏らず、また、濃くなり過ぎない写真を撮ることができる。しかも、驚くべきことに、室内、屋外、太陽光下、室内灯下などの撮影環境を選ばず、手持ち撮影であっても手ぶれが良好に防止されるという効果を発揮することが可能である。
以下にアダプタ1における各構成についてさらに詳細に説明する。
[減光板]
本発明に用いられる減光板2は、ストロボ照射窓23から照射されたストロボ光の少なくとも一部を減光することが可能な部材で形成されたものである。例えば、乳白色の塩ビなどの樹脂板を適当な形状に切断し、これを減光板2とすることができる。ただし本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、減光板2を構成する部材は任意に選択してよい。
減光板2の寸法は特に限定されないが、多種のカメラにおけるストロボ照射窓に対応可能となるように、一般的なストロボ照射窓の縦横寸法を上回る面積を有し、面方向に動作させたときに多種のカメラにおいて任意の位置にあるストロボ照射窓全面を覆うことが可能な程度の大きさとすることが望ましい。厚みは、特に限定されないが、白色、灰色あるいは乳白色などの減光に適した色味の樹脂板を用いる場合には、0.5mm〜2mm程度で適度な減光効果が発揮されうる。また、一般的にカメラ撮影の際に用いられる拡散板、あるいはディフューザーと呼ばれる部材を本発明における減光板2として用いてもよい。減光可能な部材でなる板状部材の面で、直線的なストロボ光を受けると、該減光板を通過するストロボ光は光量が減光されるとともに、板状部材の面方向に光が拡散し、減光と同時に拡散効果をも発揮可能である。ストロボ光が拡散されることによれば、被写体、特にはレンズから距離の近い被写体に対し、望ましくない陰影を与えることを抑制する効果が発揮される。
アダプタ1をデジタルカメラ21に取り付け、アーム9の動作により、レンズ22に対するマクロレンズ6の位置を決めた後、減光板2を回動させてストロボ照射窓23前面に位置せしめ、さらにアーム9の動作により、カメラの正面に対し前後にマクロレンズ6とこれに支持される減光板2を移動させることによって、ストロボ照射窓23と減光板2との距離を調整することができる。即ち、カメラ21に設けられたストロボ光量と被写体、撮影環境を勘案しての望ましい撮影に適した照射量に減光するための調整として、減光板2の位置を調整することによって実施することができる。
[減光補助板]
ただし、減光板2のみでは、ストロボ光量の調整は充分ではなかったことを本発明者は種々の検討から確認し、本発明のアダプタ1に、さらに減光補助板3を設けたものである。上記減光補助板3は、減光板2の板面と重ねて重複領域Aを形成し該重複領域Aの少なくとも一部においてストロボ照射窓23から照射されるストロボ光の照射を受けることが可能である。もちろん被写体や撮影環境によっては、減光補助板3を減光板2と孔7、8の周囲以外は重ならないように回動させ、ストロボ照射窓23から照射されるストロボ光を実質的に減光板2のみで受けて減光させてもよい。
減光補助板3の形状および寸法は、特に限定されず、重複領域Aが多種のカメラにおいて任意の位置に設けられるストロボ照射窓前面に形成可能な程度に充分な大きさとすればよい。
また、アダプタ1では、デジタルカメラ21側から減光板2、減光補助板3の順に設けられているが、順番はこれに限定されず、逆転してもよい。即ち、アダプタ1のように、減光板2において直接にストロボ光を受け、これを透過したストロボ光をさらに重複領域Aが受けてよい。あるいはカメラ側から減光補助板、減光板の順に設けられた態様であって、ストロボ照射窓から照射された光は、重複領域および該重複領域の形成に関与しない減光板面に照射されてもよい。
上記減光補助板3は、上記重複領域Aに照射されたストロボ光の減光量が、単一の減光板2を透過するストロボ光の減光量よりも大きくすることが可能な部材で構成されていればよい。したがって、例えば、減光板2とストロボ光の透過量が同じか、あるいは異なる、他の減光板を減光補助板3として用いても良く、具板的には、減光板2と同様に乳白色等の樹脂板などから構成することができる。あるいは減光補助板3は、ストロボ光の透過が実質的にない、あるいはごく僅かであって、もっぱら照射されたストロボ光を反射する部材であっても良く、具体的には、アルミ板などの光沢のある部材により構成することができる。即ち、アタプタ1において減光補助板3を供える趣旨は、アダプタ1において実質的に減光板2のみにおいてストロボ照射窓23から照射されたストロボ光を受け、該減光板2を透過させることによって被写体に到達するストロボ光を減光させる場合(以下、「減光態様1」ともいう)に比べて、減光板2および減光補助板3の一部を互いに重ねて重複領域Aを形成し、ストロボ照射窓23から照射されたストロボ光の一部を減光板2にのみ透過させるとともに、他の一部を重複町域Aに照射させて、減光態様1よりも被写体に到達するストロボ光量を少なくさせる場合(以下、「減光態様2」ともいう)、および、さらに重複領域Aの面積を増大させて実質的にストロボ照射窓23から照射されたストロボ光を重複領域Aで受け、透過量を非常に小さく抑える場合(以下、「減光態様3」ともいう)を可能とすることにある。もちろん、減光態様1と2、2と3との間において、さらに詳細な減光量の調整が可能である。またアダプタの態様によっては、減光態様3を有していなくてもよい。以上のとおり本発明は、被写体の寸法やレンズと被写体との距離、撮影環境を考慮して、ストロボ光量の調整を行うことができ、望ましい陰影や明度の写真を撮影することが可能である。
[フレキシブルアーム]
アーム9は、柔軟な動作を可能とする、所謂フレキシブルアームであってよい。アーム9は、直接的にはマクロレンズ6を支持し、マクロレンズ6に支持される減光板2および減光補助板3を間接的に支持する。
図1〜4に示すアーム9は、複数の骨部材17が連結してなる構造であって、隣接する骨部材17と骨部材17との間において任意の方向に湾曲する動作が可能である(アーム9の詳細は図4参照)。骨部材17は一端が球部18であり、他端が球部18を嵌合可能な嵌合部19となっており、球部18と嵌合部19とを嵌合させることによって両者間でフレキシブルな動作可能に連結されたフレキシブルアームである。
ただしアーム9は、これに限定されず、例えばこれと異なる態様であって、柔軟な動作を可能とする他の態様のフレキシブルアームであってもよい。例えば金属製、あるいは樹脂性といった任意の材料で構成される、軽い力で所望の方向に湾曲でき、且つ、マクロレンズや減光板、減光補助板を支持可能な強度を有する部材をフレキシブルアームをとして用いてもよい。
[取付け部]
取り付け部12は、上述のとおり図1〜4を用いて説明するネジ止め手段を可能とする構成であり、ネジ止め手段についての説明はここでは割愛する。
ただし本発明における取り付け部はこれに限定されるものではない。本発明における取り付け部は、特定のカメラにのみ取り付けることが可能な取り付け部をも包含するが、好ましい態様としては、任意の多種のカメラに取り付けることが可能な取り付け部である。即ち、上記ネジ止め手段のように、任意の多種のカメラに共通の構造を利用した取り付け手段を採用する取り付け部、あるいは、図5を用いて後述するバンド固定手段のように、任意の多種のカメラにおいて、撮影の妨げにならない箇所にバンドを掛けてアダプタを固定する手段であってもよく、またこれ以外の固定手段を適宜利用することができる。
また、図1〜4を用いて説明するネジ止め手段は、固定基板10をデジタルカメラ21の底面に当てて、該デジタルカメラ21の任意の箇所に設けられた統一規格のネジ穴に合わせてネジ16でネジ止め可能なように、固定基板10の面内に長軸方向に伸長する貫通部13を設けることによって、固定基板10におけるネジ16の止め位置に自由度を持たせたものである。しかし貫通部13は、このように伸長する穴部として設けられていなくてもよく、例えば、固定基板10を小さめに設計し、その面内にネジ16の大きさに適した1つの貫通孔を形成し、任意に選択されたカメラの底部に備わる統一規格のネジ穴に合わせて固定基板自体の位置を調整し、固定してもよい。
[マクロレンズ]
マクロレンズ6は、従来、カメラの周辺機器として使用される、所謂、マクロレンズあるいはクローズアップレンズ等と呼ばれる、拡大レンズと同様の作用を有するレンズである。ただし、従来品は、一般的には、特定のカメラに装着可能に構成されているが、本発明におけるマクロレンズ6は、多種のカメラに汎用可能なアダプタ1に用いられるものであってフレキシブルアームに直接または間接に支持されるため、特定のカメラにおける特定の構造に装着するための構成は有していなくても良い。少なくとも、所謂、マクロレンズあるいはクローズアップレンズに備わるレンズと同様のレンズ4と枠体5を備えていればよい。
尚、本発明のアダプタにおいてマクロレンズは必須の構成ではないが、マクロレンズを備える本発明のアダプタであれば、上述のとおりマクロ撮影において非常に優れた効果を発揮することができる。マクロレンズを備えない本発明の態様については、後述において図5を用いて説明する。
[実施態様2]
図5は、本発明の異なる実施態様であるアダプタ31の正面斜視図である。アダプタ31は、マクロレンズを有しない態様の本発明のアダプタの実施態様の一つである。アダプタ31は、減光板32および減光補助板33が、フレキシブルな動作可能のアーム34に支持されている。減光板32および減光補助板33は互いに重ねられた状態で、面方向に回動可能にアーム34に固定されているため、減光板32と減光補助板33との重なりよりなる重複領域Aの面積は調整可能である。したがって、両者の重複領域Aの面積は任意の大きさに調整することができる。アーム34は、上述するアーム9と同じ構造のフレキシブルアームであって、固定基板35の一端に固定されている。したがって、アダプタ31を任意のカメラに取り付けた際に、該カメラ本体に備わるストロボ照射窓の任意の位置にあわせて、減光板32および減光補助板33の位置を調整することができ、多種なカメラに対応可能である。
減光板32および減光補助板33の大きさは任意であり、またこれらを構成する部材などについては、上述する減光板2、減光補助板3の説明記載に倣うことができるので、ここでは説明を割愛する。
固定基板35には、長軸方向両端寄りに二本の伸縮性の部材よりなるバンド36が設けられおり、固定基板35およびバンド36によりアダプタ31の取付け部37を構成している。2本のバンド36はそれぞれ、固定基板35の一方の長辺と略対面する他方の長辺に結合されて輪をなしている。取付け部37によりアダプタ31をカメラ本体に取付ける場合には、固定基板35をカメラ底面に位置せしめ、二本のバンド36を引っ張りながらカメラ本体に上面にひっかけて固定することができる(バンド止め手段)。
本発明における取付け部は、上述するようにネジ止め手段やバンド止め手段を包含し、任意に選択される多種のカメラにアダプタをとりつけて固定することが可能な手段を実施可能であることが望ましい。アダプタ31における取付け部に、上述するアダプタ1に採用される取り付け手段を用いてもよい。
アダプタ31は、取付け部37によりカメラ本体に取り付けた後、減光板32がカメラ本体に備わるストロボ照射窓前面に位置するようにアーム34を調整し、その後、何度か試し撮りをしながら、減光補助板33を面方向に回動させて重複領域Aの面積を調整するとともに、重複領域Aがストロボ照射窓前面にかかる位置および減光板32とストロボ照射窓との距離をアーム9の動作によって調整しながら、望ましいストロボ光の減光量を決定することができる。
アダプタ31に例示されるように、マクロレンズを用いない本発明の実施態様によれば、カメラ自体の機能や撮影環境にもよるが、たとえば被写体の大きさが数センチ以上、あるいは10cm以上、40cm以下、あるいはさらに30cm以下であって、レンズと被写体との距離が30cm以上50cm以下程度であっても、充分に望ましい撮影を行うことができる。より具体的には植物などの接写撮影などにおいて、陰影や明度の望ましい撮影ができるがこれに限定されない。
[実施態様3]
図6は、本発明の異なる態様を示す正面図である。図6に示す本発明のアダプタ41は、減光板42と減光補助板43とが、アーム45、45’により支持されており、また、マクロレンズ44も別体のアーム45’’に支持されている。アーム45、45’、45’’は、金属性または樹脂性の一連の部材であって、所望の方向に湾曲可能なフレキシブルアームである。
尚、アダプタ41に例示されるように、本発明のアダプタは、フレキシブルアームを2以上備え、それぞれに減光板、減光補助板、マクロレンズを支持させてもよいし、あるいは、1つのフレキシブルアームに減光板とマクロレンズ、他のフレキシブルアームに減光補助板を支持させるなど、支持の組み合わせを任意に決定してよい。
減光板42、減光補助板43の大きさは任意であり、またこれらを構成する部材などについては、上述する減光板2、減光補助板3の説明記載に倣うことができるので、ここでは説明を割愛する。また、マクロレンズ44は、上述するマクロレンズ6と同様の膜とレンズを用いることができ、マクロレンズ6に関する説明を適宜参照できるため、ここでは説明を割愛する。
アーム45、45’、45’’は、それぞれ固定基板46に接合されている。固定基板46は、3本のアームが接合されていること以外は、上述する固定基板10と同様であり、また、スタンド47を含める取り付け部48の取り付け手段は、取り付け部12と同様であるため、ここでは説明を割愛する。
アダプタ41は、任意に選択されたカメラ本体の底面に設けられたネジ穴を利用してネジ止め手段により取り付けられて固定される。そして、マクロレンズ44を該カメラに設けられたレンズの前面に位置させるためにアーム45’’を動作させる。また該カメラ本体に備わるストロボ照射窓前面に減光板42を位置させるためにアーム45を動作させるとともに、減光板42の前面または後面(図5では前面)に減光補助板43を互いの面が略並行となる程度の角度で位置せしめるようアーム45’を動作させる。そして、何度が試し撮りをしながら、アーム45’を動作させることによって、減光補助板43を略面方向に動作させて、重複領域Aの面積を調整するとともに、アーム45、45’を調整することによって、減光板42および減光補助板43と、カメラのストロボ照射窓との距離を調整することによって、望ましいストロボ光の減光量を決定することができる。
アダプタ41は、マクロレンズ44、減光板42、減光補助板43がそれぞれ異なるフレキシブルアームによって直接に支持されている態様が採用されている。このように、減光板と減光補助板とが、異なるフレキシブルアームに支持されている場合には、該フレキシブルアームの動作範囲に、減光板および減光補助板の少なくとも一方を面方向に動作可能とする動作が含まれるため、重複領域を形成し、且つ、該重複領域の面積を調整することができる。
以上に、実施態様1〜3を示しながら本発明を実施するための態様、および本発明の使用の態様について説明したが、これらは本発明を何ら制限するものではない。例えば、マクロレンズを有する実施態様およびマクロレンズを有しない態様の本発明について、推奨される、被写体の寸法や被写体とレンズとの距離などを示したが、これらの記載は本発明が使用される態様を何ら制限するものではない。また、減光板および減光補助板を動作によりストロボ光の減光量の調整方法の例を説明したが、当該説明は、異なる手順や動作によって、使用者の望む減光量に調整することを除外するものではない。
1、31、41 アダプタ
2、32、42 減光板
3、33、43 減光補助板
4 レンズ
5 枠体
6、44 マクロレンズ
7、8 穴部
9、34、45、45’、45’’ アーム
10、35、46 固定基板
11、47 スタンド
12、37、48 取付け部
13 貫通部
14 軸部
15 頭部
16 ネジ
17 骨部材
18 球部
19 嵌合部
21 デジタルカメラ
22 レンズ
23 ストロボ照射窓
24 シャッター
25 デジタル画像画面
A 重複領域

Claims (1)

  1. カメラ本体に取り付けた際に、該カメラ本体に備わるストロボ照射窓前面に位置せしめ、
    該ストロボ照射窓から照射されたストロボ光の少なくとも一部を減光することが可能な減光板と、
    上記減光板の板面と重ねて重複領域を形成し該重複領域の少なくとも一部においてストロボ照射窓から照射されるストロボ光の照射を受けることが可能な減光補助板と、
    マクロレンズと、
    上記マクロレンズを支持し、カメラ本体に取り付けた際に該カメラ正面視上、該カメラ本体に備わるレンズ前面に該マクロレンズを位置せしめることを調整可能とするフレキシブルアームと、
    上記フレキシブルアームが直接または間接に連続する、カメラ本体に対し着脱可能に取り付けることを可能とする取り付け部と、
    を有し、
    上記減光板および上記減光補助板それぞれには、上記マクロレンズの外径と略同等の形状の穴部が設けられており、該穴部を上記マクロレンズの外径に着脱可能且つ回動可能に嵌合することによって、該減光板および該減光補助板が間接的にフレキシブルアームによって支持されており、
    上記減光補助板は、上記重複領域に照射されたストロボ光の減光量が、単一の減光板を透過するストロボ光の減光量よりも大きくすることが可能な部材で構成されており、
    上記減光板および上記減光補助板の少なくとも一方をマクロレンズの外径を中心に回動させることによって上記重複領域の面積を調整可能とし、
    カメラ本体に取り付けた際に、上記減光板及び上記減光補助板とストロボ照射窓面との距離の調整および上記重複領域の面積の調整により、ストロボ照射窓から照射されたストロボ光の光量を調整する
    ことを特徴とするストロボ光量調整用カメラアダプタ。
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