JP6037136B2 - 自動車ドアロック - Google Patents

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Description

本発明は自動車ドアロックに関し、当該自動車ドアロックは、ロック機構、および前記ロック機構に作用する解除レバーと、少なくとも所与の大きさの加速力が生じたとき(例えば事故(衝突)の場合)に前記ロック機構の回転を防止する保持レバーとを備える作動レバーユニットを有する。
前記作動レバーユニットは、一般に、1若しくはそれ以上のレバーを有する。通常、前記ユニットは、少なくとも内側の作動レバーと、外側の作動レバーと、解除レバーとを含む。
また、前記作動レバーユニットは、連結レバーも含むことが多い。前記作動レバーユニットが作動すると、前記ロック機構は開錠可能である。前記解除レバーは、通常、前記ロック機構の爪部に係合し、当該爪部をこれと係合する回転式ラッチから引き離して前記ロック機構を開錠する。前記回転式ラッチは、次いでバネによって開き、これにより係合しているロックボルトが解除される。その結果、これらに連動して自動車ドアを開くことが可能になる。
事故または衝突が起こった場合は、上述のように一般に大きな加速力が生じ、これは地球による加速の数倍大きい。そのため、各前記自動車ドアロックには著しい慣性力がかかり、前記ロック機構が意図せず開錠し、それに連動してドアロック全体が開錠してしまうおそれがある。
以上に述べたこれらのシナリオは、自動車利用者にとって著しい危険性を示すものである。自動車ドアが意図せず開くと、例えば、それに内蔵されたいかなる安全装置、例えば自動車の乗員を守るサイドエアバッグまたはサイドインパクトプロテクションも提供できなくなってしまう。そのため、例えば衝突時など、上述した異常な加速力が発生している間、前記作動レバーユニットまたは前記ロック機構のどちらか一方の回転を防止するなどこれまですでに種々の措置が実装されている。これらの場合には、いわゆる慣性ロックが使用されるが、当該慣性ロックは通常の動作条件下では静止位置にあり、前記作動レバーユニットまたは前記ロック機構に係合していない。
前記作動レバーユニットに作用する保持レバーは、例えば独国特許出願公開第197 19 999 A1号に開示されている。前記ロックまたは保持レバーは、事故時に上記の加速力が生じた場合、開錠レバーの回転を防止する。この目的のため、前記ロックまたは前記保持レバーおよび前記開錠レバーは、前記開錠レバーの旋回方向に対して横方向に構成され、互いに変位可能である。加速力の増大により相対変位が生じた場合、前記開錠レバーはロックされる。これは、設計を単純に保ちながら、衝突時に望ましくない開錠を防ぐことを目的としている。前記開錠レバーの永続的な回転防止も、全般的に説明されている。
独国特許出願公開第19910 513 A1号の概要では、ドアロック上の衝突時用の把持部(crash catch)について説明している。この把持部は、枢動自在な保持レバーを含み、その旋回軸の周りの慣性力により回転防止位置へと枢動して伝動要素を停止させることができる。また、定位置に固定された対向回転防止面が提供される。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、以下のものがある(国際出願日以降国際段階で引用された文献及び他国に国内移行した際に引用された文献を含む)。
(先行技術文献)
(特許文献)
(特許文献1) 独国特許出願公開第19902561号明細書
(特許文献2) 国際公開第2009/150225号
先行技術の態様は、そのすべてが満足のいく条件を満たしているわけではない。前記システムは、一般に、異常な加速力の発生中、例えば衝突時のみ、前記保持レバーが、前記作動レバーユニットまたはロック機構の回転を防止するように作用する。これは、実際の適用において、例えば腐食または老朽化により前記保持レバーの動きが妨げられ若しくは遅延された場合、結果として誤動作につながるおそれがある。そのような機能障害に関する点検では、前記保持レバーを移動させなければならないが、それは実際には不可能であるため、例えば保守整備の一環として点検を行うこともできない。本発明は、この状況の是正を目的としている。
本発明は、そのような自動車ドアロックの設計を単純に保ちながら機能的信頼性を向上させるように、さらに開発を進める上での技術的な問題に基づいている。
この技術的問題を解決するため、本発明の汎用自動車ドアロックは、前記保持レバーが変位していない状態で標準動作中に衝突が起こった場合、当該保持レバーは、前記ロック機構の回転式ラッチに対して回転防止位置(および前記ロック機構の回転防止位置)の方向へ作用し、標準動作中に変位したときのみ、前記回転式ラッチ、および前記ロック機構の解除位置を可能にすることを特徴とする。
本発明の一部として、通常動作とは前記自動車ドアロックの機能状態をいい、その状態では、通常運転の力学的過程に対応する加速力のみ生じる。
これと対照的に、事故は比較的大きな加速と遅延を伴うことがほとんどである。この場合は、異常な加速過程、異常な加速力、あるいは衝突時または事故時が以降で言及されている。
そのような事故または衝突が起こると、前記保持レバーは(現在の技術水準とは対照的に)標準動作中および衝突時においても、無効状態で回転防止位置にあるため、動作可能に保たれ、例えば永続的に動作可能であり続ける。この機能的位置において、前記保持レバーは、前記回転式ラッチに対して前記回転防止位置の方向へ作用する。すなわち、前記保持レバー、前記回転式ラッチ、および前記ロック機構は、通常動作中および衝突時において前記回転防止位置に移動する。
前記保持レバーは、前記回転式ラッチ、ひいては前記ロック機構の前記解除位置を、標準動作における開錠中に限り可能にし、その場合は前記保持レバー、前記回転式ラッチが、したがって前記ロック機構も各々の解除位置に移動する。
通常動作中に無効状態である場合は、前記作動レバーユニットの解除レバーも開錠を行うように前記ロック機構に作用せず、静止したままになる。このように、前記解除レバーは、回転式ラッチと爪部とを有する前記ロック機構の爪部に対して開錠行うようには作用しない。前記ロック機構に対して前記作動レバーユニットは静止する。これと対照的に、前記通常動作における開錠工程の一部では、前記解除レバーの方向が変化することにより、回転防止爪部の方向が変化して前記爪部が前記回転式ラッチから持ち上げられる。その結果、前記回転式ラッチは、前記爪部から解除され、バネにより開錠位置に移動できるようになる。それまで保持されていたロックボルトは、再び解除される。前記ロックボルトは、通常、自動車ドアに連結されているため、前記自動車ドアもこの工程中に解除される。
標準動作中および衝突時は、前記保持レバー全体がその回転防止位置で永続的に作動状態になる。前記保持レバーは、最終的に、前記回転式ラッチがその回転防止位置に確実にとどまるようにする。衝突時、前記保持レバーの慣性モーメントにより、当該レバーは、前記衝突の方向に関係なく、前記作動レバーユニットの動きに一切影響されない。
ただし、通常動作中に前記作動レバーユニットが作動した場合は、前記保持レバーの方向が変更される。前記保持レバーのこの方向変化は、前記回転防止爪部および前記爪部が作動して解除位置に移動された後に可能となる。前記回転式ラッチは前記爪部から解除され、前記ロック機構を解除する。それまで係合されていた前記回転式ラッチは、開錠中に解除され、前記爪部も前記回転式ラッチから外れる。これは、前記ロック機構の各開錠工程が、本発明の一部として前記保持レバーの作動に対応することを意味しており、前記保持レバーは、その回転防止位置から解除位置に移動される。同様に、これは前記回転防止爪部にも、そしてもちろん前記爪部にもあてはまる。その結果、前記保持レバーは、通常の作動およびトリガー工程の各々により移動される。そのため、技術的現状で見られるいかなる腐食、付着なども生じるおそれはない。結果的に、設計を単純に保ちながら機能的な信頼性が向上する。
有利な実施形態では、前記保持レバーが、軸を中心として回転自在な旋回レバーとして設計される。通常、前記保持レバーは、ロック機構とともにロックケースに収容される。また、回転防止アームおよび補償アームの2つのアームを有するレバーとして前記保持レバーを設計すると有利なことが実証されている。
前記回転防止アームは、前記回転式ラッチを開錠時に解除できるように前記回転式ラッチと係合することが好ましい。
一般に、前記保持レバーは、前記作動レバーユニットの前記解除レバーに連結される。弾性連結部は、この場合、特に有利であることが実証されており、特に衝突時は前記作動レバーユニットの動きが可能な状態で、前記保持レバーを静止したまま保つことができる。ただし、前記作動レバーユニットのそのような動きは、前記保持レバー、または当該により回転が妨げられる前記ロック機構には伝達されない。
詳しく説明すると、前記保持レバーおよび前記解除レバーは、少なくとも1つのバネにより互いに連結される。前記バネは前記保持レバーの前記回転防止アームと係合されてもよい。前記ロック機構を開錠するには、前記解除レバーが、前記回転防止爪部に作用して、閉じた前記回転式ラッチから前記爪部を外すように作動する。この工程中、同時に、前記解除レバーは、前記バネにより当該解除レバーに弾力的に連結された前記保持レバーに作用する。前記保持レバーがこの工程中に前記回転式ラッチを解除できるようにするため、前記保持レバーには、前記回転式ラッチと相互作用する回転防止形状、カム、変形部などを含めることができる。それと同時に、前記把持部と前記回転式ラッチ間の相互作用は、上述の工程が容易に起こるように寸法調整される。
これにより、前記保持レバーは前記回転式ラッチと有利に相互作用する。前記爪部自体は、前記ロック機構の前記回転式ラッチと係合する。この目的のため、前記爪部は前記作動レバーユニット上に構成される。
前記ロックボルトが前記回転式ラッチ内に入ることにより、前記ロック機構または前記回転式ラッチがその施錠状態へと移動し次第、前記爪部が本発明の構成で係合するだけでなく、前記回転防止爪部もその回転防止位置へと移動する。そのため、前記作動レバーユニットのいかなる動きも、前記回転防止爪部が前記爪部から外されるまで、前記ロック機構の開錠につながることはない。
本発明の一環として、前記回転式ラッチは、前記保持レバーと相互作用する。前記保持レバーがその解除位置に移動したときのみ、前記回転式ラッチはその施錠位置から移動可能である。
前記保持レバー、解除レバー、回転防止爪部、および爪部の前記軸は、前記ロックケース内にまとめて構成されると有利であることが示されている。ほとんどの場合、上記の軸は互いに平行に構成される。これは、前記回転式ラッチを貫通または受容する軸にもあてはまる。
前記保持レバーの慣性モーメントは、衝突時も、またそのような場合に異常な加速力が生じても、前記保持レバーが相対運動を起こさないように設定される。このように、前記回転式ラッチおよび前記保持レバーは、そのような場合も静止したまま保たれ、したがってこれが前記ロック機構全体にもあてはまる。そのため、前記ロック機構が意図せず開錠される可能性は排除される。
また前記設計では、ほとんどの場合、衝突中に生じる前記保持レバーの慣性力は、程度の差はあるが容易に、前記作動レバーユニットにかかるいかなる連結力も超える。すでに説明したように、前記保持レバーは、有利な態様で前記バネを介して前記解除レバーに弾力的に連結される。衝突または事故時、前記保持レバーに作用する慣性力は、前記連結バネにより生じるいかなる引張力よりも著しく大きく、前記引張力は例えば、方向が変えられた前記解除レバーから前記保持レバーに伝達される。
前記保持レバーは、当該保持レバーをその回転防止位置に移動する第2のバネにより戻される。
前記保持レバーが毎回の通常開錠工程中に作動されることを考慮すると、単純な設計で特に信頼性の高い機能が提供されることになる。これらが、本発明の主な利点である。
以下、実施形態を参照して本発明をさらに詳しく説明する。
自動車ドアロックは、回転式ラッチと、回転防止爪部と、爪部とを有するロック機構を含む。前記ロック機構は、ロックケース内に構成される。
全体的な構成には、解除レバーと、当該解除レバーに連結されたさらに別のレバー若しくはいくつか別のレバーとを有する作動レバーユニットも含まれる。前記ロック機構をその施錠状態から開錠するには、前記作動レバーユニットにより、前記解除レバーを軸を中心として時計回りの方向に回転させなければならない。そのような前記解除レバーの回転により、当該解除レバーの縁部の1つが、前記回転防止爪部のジャーナル(軸頚)と係合する。この工程における前記解除レバーの前記時計回りの方向への移動により、前記回転防止爪部は軸を中心として反時計回りの方向へ移動する。
その結果、前記回転防止爪部が前記爪部および、当該爪部と係合していた前記回転式ラッチを解除する。バネにより、前記回転式ラッチが、施錠位置から時計回りの方向へ回転して開錠位置へと移動し、それと同時に、当該回転式ラッチと係合していたロックボルトを解除する。前記ロックボルトは自動車ドアに連結されているため、前記自動車ドアもこの動作中に開錠されて、開けられるようになる。
前記回転防止爪部とは別に、前記爪部は、前記ロック機構が確実に前記施錠位置に保持されるようにする。そのため前記回転防止爪部は、前記爪部に加え、前記回転式ラッチの追加保護措置として機能するといえる。
本発明によれば、前記回転式ラッチは、解除レバーにより回転防止位置から解除位置(およびその逆)に移動され、その間、保持レバーがその回転防止位置から解除位置に移動される。このように、前記保持レバーは、軸を中心として回転自在な旋回レバーである。この保持レバーは、実際、2つのアームを伴うレバーとして設計され、回転防止アームと補償アームとを有する。前記回転防止アームは、すでに作動している前記回転式ラッチと相互作用する。
前記保持レバーとその軸は、前記ロック機構とともに前記ロックケースに収容される。前記解除レバーとその軸も同様に前記ロックケースに収容される。同時に、一方の前記回転式ラッチおよび前記回転防止爪部、ならびに他方の前記爪部および前記解除レバーに加えて、前記保持レバーの各前記軸は、常に互いに平行に構成される。すべての軸は、主に前記ロックケースの基準面から垂直に延長し、すべて当該ロックケース内に固定されている。
前記保持レバーがバネの形態の弾性連結部により前記作動レバーユニットに連結されることは明らかである。この目的のため、本実施形態の前記バネにより前記解除レバーが記保持レバーに連結され、前記保持レバーの前記回転防止アームが前記解除レバーに係合する。
前記保持レバーは、前記回転式ラッチ上の対向要素と相互作用するカムまたは変形部を含む。本実施形態において、前記保持レバーはその回転防止アームに凹部を含む。前記回転式ラッチ上に構成されたカムは、この凹部に係合する。
前記保持レバーが反時計回りの方向に軸を中心として回転することで、前記回転式ラッチの前記回転防止位置は前記解除位置に変更される。次いで前記保持レバーは、解除位置に移動する。この、前記保持レバーの軸を中心とした反時計回りの方向への移動は、前記解除レバーが、通常動作において軸を中心として時計回りの方向へ回転して前記ロック機構を開錠することにより起こる。前記作動レバーユニットは、ドアハンドル、例えば内側のドアハンドルまたは外側のドアハンドルにより適宜作動し、開錠状態となる。これは、矢印で示されている。
前記作動レバーユニットを作動させると、当該作動レバーユニットの方向変化(deflection)が起こり、前記保持レバーの通常動作に方向変化が起こる。前記バネによって前記保持レバーが前記解除レバーと連結されていることにより、前記保持レバーは、前記解除レバーが軸を中心として時計回りの方向へ回転するとともに移動される。その結果、前記保持レバーは前記回転式ラッチを解除する。
上述の工程および前記解除レバーの時計回りの方向の回転が、前記停止縁部により、前記回転防止爪部の前記ジャーナルに対して同時に作用することにより、前記回転防止爪部は同期的に作動され、前記爪部は自動的に、または前記解除レバーのさらに別の外形により、前記回転式ラッチから離される。この工程の終了時、前記回転式ラッチは解除された状態であり、施錠位置から軸を中心として時計回りの方向へ移動して当該回転式ラッチと係合していたロックボルトが解除可能となる。
前記作動レバーユニットおよび、結果的に前記保持レバーの方向に変化がない場合、前記保持レバーはその回転防止位置に保たれ、前記ロック機構を保持する前記回転式ラッチも、確実にその回転防止位置の方向に作用される。これは、前記保持レバーが静止状態を保っている場合、前記保持レバーと相互作用する前記回転式ラッチも静止したままとなり、双方のレバーが各々の回転防止位置のまま保たれるため、前記回転式ラッチが施錠状態で保持されることを意味している。この通常動作の位置は、衝突時にも維持される。前記保持レバーの慣性モーメントにより、前記保持レバーの相対運動は衝突時に一切起こらないため、2つの保持レバーおよび回転式ラッチは互いに静止した状態で保たれる。
これは、前記作動レバーユニットの方向が加速力で変えられた場合にもあてはまる。つまり、前記弾性連結部による前記作動レバーユニットと前記保持レバーとの間の方向変化は明らかに許容される。これは、前記解除レバーと前記保持レバー間に構成された前記バネにより保証される。すでに上述したように、前記実施形態の設計では、前記バネにより前記作動レバーユニットと前記保持レバーとの間に加えられて生じるいかなる連結力も、前記保持レバーに作用する慣性力より弱い。すなわち、前記解除レバーの方向が変化した場合でも、前記バネが前記保持レバーの方向を変えることはできず、前記保持レバーはその慣性モーメントにより定位置に保たれる。
別の実施形態において、前記保持レバーは、前記説明した方法で、回転防止爪部を含まないロック機構の前記回転式ラッチに作用し、前記解除レバーが前記爪部に直接作用する。

Claims (7)

  1. 回転式ラッチを有するロック機構と、前記ロック機構に作用する作動レバーユニットと、少なくとも所与の大きさの加速力が生じたとき、例えば衝突事故の場合に前記ロック機構の回転を防止する軸を中心として回転可能な保持レバーとを備えた自動車ドアロックであって、
    前記保持レバーと前記作動レバーユニットとは、保持レバーに作用する慣性力よりも弱いバネにより相互に連結され、
    通常動作中および衝突時において、前記保持レバーが前記作動レバーユニットとの間で相対運動が生じないことにより、前記保持レバーによる記回転式ラッチに対して回転防止位置の方向への付勢が維持されるものであり、通常の開錠動作中にのみ前記保持レバーにより、前記回転式ラッチおよび前記ロック機構が解除位置に移動することが可能となることを特徴とする自動車ドアロック。
  2. 請求項記載の自動車ドアロックにおいて、前記保持レバーは、前記ロック機構とともにロックケースに収容されることを特徴とする自動車ドアロック。
  3. 請求項1または2に記載の自動車ドアロックにおいて、前記保持レバーは、回転防止アームおよび補償アームの2つのアームを有するレバーとして設計されることを特徴とする自動車ドアロック。
  4. 請求項記載の自動車ドアロックにおいて、前記バネは、前記保持レバーの前記回転防止アームと係合することを特徴とする自動車ドアロック。
  5. 請求項1に記載の自動車ドアロックにおいて、前記保持レバーは、前記作動レバーユニットの解除レバーと連結されていることを特徴とする自動車ドアロック。
  6. 請求項1に記載の自動車ドアロックにおいて、前記保持レバーは、前記回転式ラッチと相互作用する、ロックするための形状、カム、または変形部を含むことを特徴とする自動車ドアロック。
  7. 請求項1に記載の自動車ドアロックにおいて、前記作動レバーは爪部を有し、前記爪部が前記保持レバーとともに前記回転式ラッチに対して回転防止位置への付勢を維持することを特徴とする自動車ドアロック。
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