JP6037026B2 - 音声出力制御装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

音声出力制御装置、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本国際出願は、2013年9月11日に日本国特許庁に出願された日本国特許出願第2013−188383号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2013−188383号の全内容を本国際出願に援用する。
本発明は、複数の音声情報が同時期に存在する場合において、音声出力の調停を行う音声出力制御装置に関する。
車両等に搭載される音声出力インターフェースでは、複数の音声情報が同時期に出力候補になった場合、音声出力の調停を行って出力対象を限定することが行われている。例えば、特許文献1に記載の先行技術では、次のような方法で音声出力の調停を行う。
調停の対象となり得る音声出力について優先度を規定した調停テーブルを作成し、予めナビゲーション装置のソフトウェアに実装しておく。ナビゲーション装置において出力すべき音声情報が同時期に複数存在するときに、調停テーブルに基づく優先順位に従って順位の高い音声情報を優先的に出力する。
上記特許文献1には、同じ種類の情報が繰り返しドライバに提供されるのを防止するために、同じ内容のデータが2回目に入力された場合には、そのデータをディスプレイに表示し、3回目以降において同じ内容のデータが入力された場合には、そのデータを消去するようにしてもよい旨が示唆されている。
特開平10−104003号公報
上記特許文献1に記載の先行技術では、データの内容が同じ音声情報について、その入力回数に応じて一律に、音声出力、ディスプレイ表示またはデータ消去のいずれかの処理が選ばれて実行される。同時期に存在する、データの内容が異なる音声情報の間での調停が行われない。したがって、先行技術では、他の音声情報と比べて相対的に重要な音声情報が調停を経ずに(例えば3回目以降において)一律に消去されてしまう可能性がある。その結果、必要な情報がユーザに伝わらない機会を増やしてしまう可能性がある。
本発明の一局面では、音声情報の情報価値に応じた音声出力の調停を柔軟に行うことができることが望ましい。
本発明の一局面に従う音声出力制御装置は、制御部を備える。制御部は、音声情報の出力を要求する複数の出力要求部から供給される出力要求に応じて、音声情報を音声出力装置から出力させる。制御部は、複数の出力要求が供給された場合に、これらの出力要求に対応する各音声情報に予め設定された情報価値の高低を比較し、その情報価値の高い方の音声情報を優先的に音声出力装置から出力させる。この制御部は、判定部と、価値可変設定部とを有する。
判定部は、各音声情報に対応するコンテントが表示装置から出力されるか否かの判定を行う。この判定は、例えば、表示装置への各コンテントの出力を監視したうえで、その監視結果に基づいて行われてもよいし、音声情報に情報価値とともに予め設定されたコンテントに関する情報に基づいて行われてもよい。あるいは、コンテント表示の調停が行われてもよい。上記判定は、この調停結果に基づいて行われてもよい。判定部は、コンテントが実際に表示される前に判定を行ってもよいし、コンテントが実際に表示された後に判定を行ってもよい。
価値可変設定部は、判定部による判定結果に応じて、上記コンテントに対応する音声情報の情報価値を可変設定するように構成される。この構成により、複数の音声情報が同時期に出力候補になった場合に、各音声情報に対応するコンテントの表示有無を考慮した情報価値の可変設定を行うことができる。
本発明の一局面によれば、先行技術において考慮されていなかったコンテント表示の有無を考慮するので、先行技術のように、入力回数に応じて一律に音声出力を取りやめる場合と比較して、より柔軟な態様で音声情報の出力のスケジュールを調整できる。したがって、音声情報の情報価値に応じた音声出力の調停を柔軟に行うことができる。
価値可変設定部は、コンテントが表示装置から出力される場合に、そのコンテントに対応する音声情報の情報価値を減少させてもよい。この場合、音声出力およびコンテント表示のうちいずれか一方によって全ての情報出力が行われ易くなり、多くの情報を効率よくユーザに提示することができる。
価値可変設定部は、コンテントが表示装置から出力される場合に、そのコンテントに対応する音声情報の情報価値を増大させてもよい。この場合、コンテント表示がなされる情報ほど音声出力が行われ易くなる。したがって、表示に加えた音声出力により、コンテント表示がなされる情報を強調させてユーザに提示する機会を増やすことができる。
上記態様に限らず、価値可変設定部は、各種の態様で音声情報の情報価値を可変設定することができる。例えば、コンテントが表示装置から出力されない場合に、そのコンテントに対応する音声情報の情報価値を増大または減少させてもよい。例えば、このように情報価値を増大させる場合は、コンテント表示がなされる他の音声情報の情報価値が相対的に減少することになるため、既に述べた理由により、多くの情報を効率よくユーザに提示することに繋がる。また例えば、上記のように情報価値を減少させる場合は、コンテント表示がなされる他の音声情報の情報価値が相対的に増大することになるため、既に述べた理由により、コンテント表示がなされる情報ほど強調させてユーザに提示する機会を増やすことに繋がる。
また、価値可変設定部は、コンテントが表示装置から出力される場合に、表示装置におけるそのコンテントの表示形態に応じて、そのコンテントに対応する音声情報の情報価値を可変設定してもよい。
例えば、コンテントの表示情報量が少ない場合には、音声情報の情報価値の減少量を小さくし、コンテントの表示情報量が多い場合には、音声情報の情報価値の減少量を大きくすることが考えられる。この場合、同時期に出力候補になった複数の音声情報に対して、ユーザに提示する情報量が一定になり易い。したがって、多くの情報を公平にユーザに提示することができる。
また例えば、コンテントの表示情報量が少ない場合には、音声情報の情報価値の増加量を小さくし、コンテントの表示情報量が多い場合には、音声情報の情報価値の増加量を大きくすることが考えられる。この場合、コンテントの表示情報量が多い情報ほど音声出力が行われ易くなる。したがって、表示情報量が多い情報を一層強調させてユーザに提示する機会を増やすことができる。
また、本発明の別局面によれば、プログラムを市場に流通させることができる。具体的には、コンピュータを、上記の制御部として機能させるためのプログラムである。
このプログラムは、1ないし複数のコンピュータに組み込まれることにより、本発明の一局面の音声出力制御装置によって奏する効果と同等の効果を奏し得る。なお、本発明の一局面のプログラムは、コンピュータに組み込まれるROMやフラッシュメモリ等に記憶され、これらROMやフラッシュメモリ等からコンピュータにロードされて用いられてもよいし、ネットワークを介してコンピュータにロードされて用いられてもよい。
また、上記のプログラムは、コンピュータにて読み取り可能なあらゆる形態の記録媒体に記録されて用いられてもよい。記録媒体は、有形の非一時的な記録媒体であり得る。この記録媒体としては、例えば、持ち運び可能な半導体メモリ(例えばUSBメモリやメモリカード(登録商標))等が含まれる。
出力制御装置の全体構成を例示するブロック図である。 コンテント情報の構成を例示する説明図である。 制御部が実行するメイン処理の手順を例示するフローチャートである。 調停部が実行する音声調停処理の手順を例示するフローチャートである。 調停部が実行する価値再設定処理の手順を例示するフローチャートである。 図6Aは、音声情報に対応する表示コンテントが出力されない場合の表示画面を例示し、図6Bは、音声情報に対応する表示コンテントが出力される場合の表示画面を例示する説明図である。 音声調停処理の具体的な実行例1を例示する説明図である。 音声調停処理(価値再設定処理の説明を含む)の具体的な実行例2を例示する説明図である。 音声調停処理の具体的な実行例2に対する別例を例示する説明図である。 制御部が実行する割込音挿入処理を例示するフローチャートである。 音声調停処理の具体的な実行例3を例示する説明図である。 制御部が実行する空白期間挿入処理を例示するフローチャートである。
1…出力制御装置、11…入出力インターフェース、12…制御部、13…コンテント管理部、14…記憶部、15…調停部、16…出力部、20…車載ECU、30a,30b…音声出力装置、30c…画像出力装置、40…車載ネットワーク。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本発明は、下記の実施形態によって何ら限定して解釈されない。下記の実施形態の一部を省略した態様も本発明の実施形態である。特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。下記の実施形態の説明で用いる符号を特許請求の範囲にも適宜使用しているが、各請求項に係る発明の理解を容易にする目的で使用しており、各請求項に係る発明の技術的範囲を限定する意図ではない。
<全体構成>
図1に示すように、出力制御装置1は、スピーカ等の音声出力装置30a,30b、ディスプレイ等の画像出力装置30c、および、複数の車載ECU20等の車載機器と接続され、車両用音声表示出力システムを構成している。音声出力装置30a,30bは、車室内の各所に設けられる。画像出力装置30cは、車室内においてドライバ(ユーザ)が視認可能な位置に設けられる。出力制御装置1は、車載ECU20で動作するアプリケーションによる出力要求に応じて音声情報および画像情報の出力を行う車載器である。
車載ECU20は、車両用の各種機能を実現するアプリケーションを実行する複数の電子制御装置である。本実施形態では、車載ECU20のアプリケーションによって提供される機能として、ナビゲーションと連携した音声および画像による経路案内や、ETC(登録商標、Electronic Toll Collection system)電子料金収受システムと連動した音声および画像による料金案内、車両周辺監視システムと連動した音声および画像による運転支援案内、音声および画像による天気情報や道路情報等の各種提供等が例示される。
これらの車載ECU20により実行されるアプリケーションは、音声情報や画像情報の出力が行われる情報出力イベント(音声出力イベント、画像出力イベント)が発生すると、発生した情報出力イベントに関する情報の出力を要求する情報出力要求(音声出力要求、画像出力要求)を、出力制御装置1に対して通知する。出力制御装置1では、アプリケーションから通知された情報出力要求に応じて、音声出力や画像出力のスケジューリングや調停が行われ、情報出力イベントに関する情報が出力装置30a〜30cを介して出力される。
出力制御装置1は、CPUやメモリ等を中心に構成される情報処理装置である。出力制御装置1は、機能的構成として、入出力インターフェース11、制御部12、記憶部14、および出力部16を備える。入出力インターフェース11は、車載ネットワーク40を介して車載ECU20との間で情報の送受信を行う通信用のインターフェースである。車載ECU20から出力制御装置1に対して送信された情報は、入出力インターフェース11を介して制御部12に入力される。記憶部14には、制御部12が実施する各種処理を規定しているプログラムや、上記した音声情報や画像情報といった複数種類のコンテントが格納されている。記憶部14は、例えば制御部12が読取可能な半導体製メモリで構成される。
制御部12は、コンテント管理部13、および調停部15を備える。または、制御部12は、CPUを有し得る。この場合、制御部12は、記憶部14が記憶するプログラムに従う処理を実行することにより、コンテント管理部13および調停部15として機能し得る。コンテント管理部13は、複数の情報出力要求に対する音声出力および画像出力の調停が行われる際に、アプリケーションから出力された情報出力要求に対応する以下のコンテント情報を取得し、取得したコンテント情報を調停部15に供給する。
ここで、コンテント毎に予め設定されたコンテント情報について、音声情報を例に説明する。本実施形態では、コンテント情報は、アプリケーションから出力された情報出力要求(以下「音声出力要求」という)に関連する補足的な情報として、図2に示すように定義されている。調停部15は、音声出力要求に関連するコンテント情報に基づいて音声出力の調停を行う。コンテント情報のうち後述する表示調停結果を除く情報は、予め記憶部14に格納されていてもよいが、本実施形態では、音声出力要求に含まれる形態で車載ECU20(アプリケーション)から入力される。また、コンテント情報のうち後述する表示調停結果は、音声情報に関連または付随する画像情報(以下「表示コンテント」という)が存在する場合に、画像出力の調停結果として調停部15により記述されるものである。
コンテント情報は、図2に示すとおり、遅延可能期限、コンテント長、有意情報終了時刻、割込可能時刻、ライフ、音声情報価値、表示連動度、および表示調停結果等の情報を含む。
遅延可能期限は、アプリケーションにおいて例えば音声出力イベントが発生した時点から音声情報の出力の実行までの遅延の許容時間を示す情報である。ユーザに早期に提示する必要がある緊急性の高い音声情報に対しては、遅延可能期限が短めに設定されている。また、緊急性の低い音声情報に対しては、遅延可能期限が長めに設定されている。
コンテント長は、音声情報を最後まで出力するのに要する時間を示す情報である。有意情報終了時刻は、音声情報の内容を実質的にユーザに伝えきる時刻を示す。有意情報終了時刻は、出力中の音声情報について、有意の内容を含まない文末の文言を省略可能である場合、コンテント長よりも短く設定することができる。具体的には、「この先、右方向です。」という音声情報に対して、「この先、右方向」との音声の出力が終了するまでの時刻を、有意情報終了時刻として設定することもできる。
割込可能時刻は、出力中の音声情報について、例えば、文節の区切り等の意味的に区切れがある時刻を示す情報である。ライフは、アプリケーションにおいて音声出力イベントが発生した時点から音声情報を伝え終わらなければならない有効期限を示す情報である。ライフは、出力制御装置1のシステムにおいて予め設定された時間を用いて定められてもよいし、音声出力要求を出したアプリケーションによって指定されてもよい。例えば、音声出力要求を出したアプリケーションからの指定がない場合には、ライフを遅延可能期限+コンテント長と設定することができる。あるいは、音声出力要求を出したアプリケーションから、音声出力イベントの発生時刻+1時間(1時間以内に出力してほしい)等といった具合に、特定の期限を指定することも可能である。
音声情報価値は、音声情報の情報価値(優先度)を定義する情報である。例えば、音声情報の種別(カテゴリ)毎に、音声情報価値としてデフォルトの値を定義しておくことができる。例えば、安全通知、故障通知、経路案内、料金案内、エンターテイメント情報といった音声情報の目的や内容別のカテゴリに、音声情報を分類することができる。
表示連動度は、表示コンテントとの結び付きの度合を定義する情報である。具体的には、表示連動度は、音声情報を表示コンテントとともにユーザに提示した方がよいか、あるいは、音声情報および表示コンテントのいずれか一方をユーザに提示すれば足りるかを、2値化して表す。前者を表す場合、表示連動度は、値1に設定され、後者を表す場合、表示連動度は、値0に設定される。表示調停結果は、既に述べたように、音声情報に対応する表示コンテントが存在する場合に、画像出力の調停結果として調停部15により記述される。表示調停結果は、音声情報に対応する表示コンテントが画像出力装置30cから出力されるか否かを表す他、その表示コンテントの表示領域の大きさや、表示形態を表すものである。表示形態の例には、表示コンテントを、文字で表す形態、アイコンで表す形態、および、その両方で表す形態が含まれる。
記憶部14には、コンテント情報の雛形や、汎用的に用いられるコンテント情報の内容等、コンテント管理部13が音声出力要求に関するコンテント情報を取得するために必要な情報が含まれている。コンテント管理部13は、記憶部14に格納されている情報を基に、音声出力要求元のアプリケーションから当該音声情報に関するコンテント情報を取得する。調停部15は、コンテント情報が持つ時間の概念や音声情報の情報価値を加味し、音声出力のスケジュール調整等の調停を行う。調停部15が実行する処理の詳細な説明については後述する。出力部16は、調停部15による調停結果として出力された音声情報に基づく音声出力信号を所定の音声出力装置30a,30bに出力させたり、調停結果として出力された画像情報(表示コンテンツ)に基づく画像出力信号を所定の画像出力装置30cに出力させたりするインターフェースである。
<メイン処理>
出力制御装置1の制御部12が実行するメイン処理の手順について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、車載ECU20が実行するアプリケーションにおいて情報出力イベントが発生したときに実行される。
ある車載ECU20が実行するアプリケーションにおいて、情報出力イベントAが発生したと想定する(S100)。情報出力イベントAが画像出力イベントAを含む場合であって、複数種類の画像出力が同時期に存在する場合、制御部12は、S101において、画像出力の調停に係る処理(表示調停処理)を行う。この表示調停処理は、例えば、本願出願人が開示している特許文献(特開2012−190440)と同様に実行されてよい。したがって、この処理に関する詳細な説明については省略する。
情報出力イベントAが画像出力イベントAと音声出力イベントAとを含む場合、制御部12は、情報出力イベントAに対応する音声情報のコンテント情報に、表示調停処理の結果(表示調停結果)を記述する。ここでは、表示調停結果として、その音声出力イベント(音声情報)に対応する表示コンテントが画像出力装置30cから出力されるか否かを表す情報、その表示コンテントの表示領域の大きさや上記表示形態等が記述される。
S100において、音声出力イベントAを含む情報出力イベントAが発生していたと想定する。この場合、制御部12は、この音声出力イベントAに関する音声情報を出力するための音声出力要求Aを、入出力インターフェース11を介して要求元のアプリケーションから受信する(S102)。次のS104では、制御部12は、他の音声出力要求に基づく音声情報の出力を行っていないこと、および後述する出力待機バッファに他の音声出力要求に基づく音声情報が格納されていないことを条件に、出力部16を介して音声出力要求Aに関する音声情報の出力を開始する。上記条件を満たしていない場合、制御部12は、後述する音声調停処理(S110)を行う。
ここで、S104で出力が開始された音声出力要求Aに関する音声情報の出力中に、ある車載ECU20が実行するアプリケーションにおいて別の音声出力イベントBが発生したと想定する(S106)。この場合、制御部12は、音声出力イベントBに関する音声情報を出力するための音声出力要求Bを、入出力インターフェース11を介して要求元のアプリケーションから受信する(S108)。
次のS110では、先発の音声出力要求Aと後発の音声出力要求Bとを対象に、音声調停処理が実行される。音声調停処理は、制御部12の調停部15によって実行される。この音声調停処理の詳細な手順については、後述する。S112では、制御部12は、音声調停処理の結果に基づいて音声出力を実施する。ここでは、出力候補としてセットされている音声情報の出力が完了した後、出力待機バッファに格納されている音声情報があれば、その音声情報を、出力部16を介して出力する。出力待機バッファに複数の音声情報が格納されている場合、これら音声情報は、調停部15によって調整されたスケジュール順に出力部16を介して出力される。音声情報の出力後、制御部12は、本処理を終了する。
<音声調停処理>
制御部12の調停部15が実行する音声調停処理の手順について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、上述のメイン処理(図3参照)のS110において実行される。
S200では、調停部15は、コンテント管理部13によって取得された先発の音声出力要求Aに関するコンテント情報から、先発の音声情報の有意情報終了時刻を取得する。S202では、調停部15は、コンテント管理部13によって取得された後発の音声出力要求Bに関するコンテント情報から、後発の音声情報の遅延可能期限を取得する。
S204では、調停部15は、先発の音声情報の有意情報終了時刻と、後発の音声情報の遅延可能期限とを比較し、時刻の前後関係に応じて処理を分岐する。例えば、音声出力要求Aに関するコンテント情報が示す先発の音声情報の有意情報終了時刻が、コンテント長に対応する場合、上記比較に際して用いられる有意情報終了時刻は、先発の音声情報の出力開始時刻+コンテント長に対応する。S204では、先発の音声情報の有意情報終了時刻が、後発の音声情報の遅延可能期限の以前である場合(S204;YES)、調停部15はS206に進む。一方、先発の音声情報の有意情報終了時刻が、後発の音声情報の遅延可能期限よりも後である場合(S204;NO)、調停部15はS210に進む。
S206では、調停部15は、後発の音声情報の出力用データを、メモリの所定領域に設けられた出力待機バッファに格納する。出力待機バッファは、優先的に出力すべき音声情報の後に出力すべき音声情報を一時的に保存するためのメモリ領域である。出力待機バッファは、優先的に出力すべき音声情報の出力が完了するまで、後に出力すべき音声情報の出力を保留するために用いられる。次のS208では、調停部15は、先発の音声情報の出力データを出力候補にセットし、本処理を終了する。
S210では、調停部15は、上記先発の音声出力要求Aに関するコンテント情報から、先発の音声情報の音声情報価値Aを取得し、さらに、上記後発の音声出力要求Bに関するコンテント情報から、後発の音声情報の音声情報価値Bを取得する。次のS212では、制御部12は、先発の音声情報の音声情報価値Aと後発の音声情報の音声情報価値Bとを対象に、音声情報価値の再設定に係る処理(以下「価値再設定処理」という)を実行する。この価値再設定処理の詳細な手順については、後述する。
そして、S214では、調停部15は、価値再設定処理の結果に基づいて、先発の音声情報の音声情報価値Aと後発の音声情報の音声情報価値Bとを比較し、情報価値の高い方の音声情報を「優先」、価値が低い方の音声情報を「非優先」と決定する。なお、先発の音声情報と後発の音声情報との音声情報価値A,Bが等しい場合、先発の音声情報を「優先」、後発の音声情報を「非優先」とする。また、出力待機バッファに他の音声情報が格納されている場合には、その音声情報を先発の音声情報としてS200〜S214の処理を実施し、全ての音声情報について優先度の順位付けを行う。
次のS216では、調停部15は、非優先の音声情報に関するコンテント情報から、非優先の音声情報のライフを取得する。また、S218では、調停部15は、優先の音声情報に関するコンテント情報から、優先の音声情報の有意情報終了時刻を取得する。
そして、S220では、調停部15は、優先の音声情報の有意情報終了時刻と、非優先の音声情報のライフとを比較し、時刻の前後関係に応じて処理を分岐する。ここでは、優先の音声情報の有意情報終了時刻が、非優先の音声情報のライフの以前である場合(S220;YES)、調停部15はS222に進む。一方、優先の音声情報の有意情報終了時刻が、非優先の音声情報のライフより後である場合(S220;NO)、調停部15はS224に進む。
S222では、調停部15は、非優先の音声情報の出力用データを出力待機バッファに格納する。S224では、調停部15は、非優先の音声情報の出力要求を棄却する。次のS226では、調停部15は、優先の音声情報の出力用データを出力候補にセットし、本処理を終了する。
<価値再設定処理>
制御部12の調停部15が実行する価値再設定処理の手順について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、上述の音声調停処理(図4参照)のS212において実行される。本処理は、先発の音声情報の音声情報価値Aと後発の音声情報の音声情報価値Bとの両方を対象に行われる。
S300では、調停部15は、対象となる音声情報(以下「対象音声情報」という)に関するコンテント情報から、対象音声情報の表示調停結果を取得する。次のS302では、調停部15は、取得した表示調停結果に基づいて、対象音声情報に対応する表示コンテントが、画像出力装置30cから出力されるか否かを判定し、その判定結果に応じて処理を分岐する。対象音声情報に対応する表示コンテントが、画像出力装置30cから出力される場合(S302;YES)、調停部15はS304に進む。対象音声情報に対応する表示コンテントが、図6Aに示すように、画像出力装置30cから出力されない場合(S302;NO)、調停部15はS324に進む。なお、図6Aは、車両周辺監視システムと連動した画像を例示する。例えば同システムと連動した音声により歩行者の存在をユーザに報知するような場合に、図6Aに例示される画像が表示されることが想定される。
S304では、調停部15は、対象音声情報に関するコンテント情報から、対象音声情報の表示連動度を取得する。次のS306では、調停部15は、取得した表示連動度に応じて処理を分岐する。ここでは、対象音声情報の表示連動度が1である場合(つまり、対象音声情報と表示コンテントとの結び付きが強い場合)、調停部15はS307に進む。対象音声情報の表示連動度が0である場合(つまり、結び付きが弱い場合)、調停部15はS314に進む。
S307では、調停部15は、対象音声情報の情報価値を増大させるための係数K1(但し、K1>1)をセットする。次のS308では、調停部15は、S300で取得した表示調停結果に基づいて、対象音声情報に対応する表示コンテントの表示形態を特定し、その表示形態に応じて処理を分岐する。ここでは、対象音声情報に対応する表示コンテントの表示領域が基準より大きい場合(図6B参照)、または、表示形態が強調されたものである場合、換言すれば表示情報量が基準より多い場合(S308;YES)、調停部15はS309に進む。逆に、表示領域が小さい場合、および、表示形態が強調されたものでない場合、換言すれば、表示情報量が基準より少ない場合(S308;NO)、調停部15はS310に進む。
表示情報量が多い表示形態または強調された表示形態の例には、文字とアイコンとの両方によって表示コンテントが出力される表示形態が含まれる。一方、表示情報量が少ない表示形態または強調されていない表示形態の例には、文字およびアイコンのいずれか一方だけによって表示コンテントが出力される表示形態が含まれる。
即ち、S308では、文字とアイコンとの両方によって表示コンテントが出力される場合、肯定判断し、文字およびアイコンのいずれか一方だけによって表示コンテントが出力される場合、否定判断することができる。
別例として、S308では、表示コンテントの表示形態が、イベントの発生およびイベント内容を表示する形態である場合、肯定判断し、表示コンテントの表示形態が、イベントの発生を表示するがイベント内容を表示しない形態である場合、否定判断することができる。
S309では、調停部15は、S307でセットした係数K1を所定割合だけ大きくする。S310では、調停部15は、S307でセットした係数K1を、結果として得られる係数K1が1より大きくなる範囲で所定割合だけ小さくする。次のS312では、調停部15は、対象音声情報の音声情報価値に係数K1を乗じることにより、音声情報価値を再設定する。音声情報価値を再設定すると、本処理を終了する。
対象音声情報と表示コンテントとの結び付きが弱い場合に進むS314では、調停部15は、対象音声情報の情報価値を減少させるための係数K2(但し、0<K2<1)をセットする。次のS316では、調停部15は、S300で取得した表示調停結果に基づいて、対象音声情報に対応する表示コンテントの表示形態を特定し、その表示形態に応じて処理を分岐する。ここでは、表示形態が強調されたものである場合、換言すれば表示情報量が基準より多い場合(S316;YES)、調停部15はS318に進む。逆に、表示形態が強調されたものでない場合、換言すれば表示情報量が基準より少ない場合(S316;NO)、調停部15はS320に進む。
S318では、調停部15は、S314でセットした係数K2を所定割合だけ小さくする。S320では、調停部15は、S314でセットした係数K2を、結果として得られる係数K2が1を超えない範囲で所定割合だけ大きくする。次のS322では、調停部15は、対象音声情報の音声情報価値に係数K2を乗じることにより、音声情報価値を再設定する。音声情報価値を再設定すると、本処理を終了する。
対象音声情報に対応する表示コンテントが、画像出力装置30cから出力されない場合に進むS324では、調停部15は、対象音声情報の音声情報価値に係数を乗じることなく、デフォルトの値として定義された音声情報価値をそのまま設定し、本処理を終了する。
<音声調停処理の具体的な実行例1>
上述の音声調停処理(図4)の具体的な実行例1について、図7を参照しながら説明する。ここでは、経路案内に関する音声情報Aと、料金案内に関する音声情報Bとの2つの音声出力要求が重なった事例を想定する。経路案内に関する音声情報Aは、例えば「およそ300m先、右折です。」との案内音声を含む。料金案内に関する音声情報Bは、例えば「料金は3200円です。」との案内音声を含む。
図7のA部分に示す事例によれば、先発として音声情報Aの出力が開始される。このとき、音声情報Aに関するコンテント情報で示される有意情報終了時刻がt2であるとする。例えば、コンテント情報が示す音声情報Aの有意情報終了時刻が音声情報Aのコンテント長Laに対応する場合、ここで言う有意情報終了時刻t2は、音声情報Aの出力開始時刻t0+コンテント長Laに対応する。音声情報Aに関する音声出力要求Aのイベント発生時刻から音声情報Aの実際の音声出力が遅延可能期限まで待たされた場合、有意情報終了時刻t2は、音声出力要求Aのイベント発生時刻+遅延可能期限に対応する時間長+コンテント長Laである。
図7のA部分に示すように、音声情報Aの出力中における時刻t1において、音声情報Bに関する音声出力イベントが発生したとする。このとき、音声情報Bに関するコンテント情報で示される遅延可能期限がt3であるとする。
図7のA部分に示す事例では、先発の音声情報Aの有意情報終了時刻t2よりも、後発の音声情報Bの遅延可能期限t3の方が後である。この場合、図7のB部分に例示されるとおり、後発の音声情報Bの出力が一時待機させられ、音声情報Aの出力が終わった後に音声情報Bの出力が実施される。
<音声調停処理の具体的な実行例2>
上述の音声調停処理の具体的な実行例2について、図8を参照しながら説明する。この説明は、価値再設定処理(図5参照)に関する説明を含む。本事例の想定は上記実行例1と略同じである。但し、本事例では、音声情報Aに対応する表示コンテントが存在しない。このため、音声情報Aに関するコンテント情報は、表示調停結果および表示連動度を有していない。一方、音声情報Bに関しては、対応する表示コンテントが存在する。このため、音声情報Bに関するコンテント情報は、表示調停結果および表示連動度を有している。さらに、音声情報Bは、対応する表示コンテントとの結び付きが弱いため、表示連動度は0に設定されているものとする。
図8のA部分に例示されるとおり、本事例では、先発の音声情報Aの出力が開始される。このとき、音声情報Aに関するコンテント情報で示される有意情報終了時刻がt13であるとする。例えば、コンテント情報が示す音声情報Aの有意情報終了時刻が音声情報Aのコンテント長Laに対応する場合、ここで言う有意情報終了時刻t13は、音声情報Aの出力開始時刻t10+コンテント長Laに対応する。一方、音声情報Aの出力中における時刻t11において、音声情報Bに関する音声出力イベントが発生したとする。このとき、音声情報Bに関するコンテント情報で示される遅延可能期限がt12であるとする。
本事例では、先発の音声情報Aの有意情報終了時刻t13よりも、後発の音声情報Bの遅延可能期限t12の方が先に到来する。この場合、図8のB部分で例示されるとおり、音声情報Aに関するコンテント情報で示される音声情報価値と、音声情報Bに関するコンテント情報で示される音声情報価値とが比較される。ここでは、デフォルトの値として予め定義された音声情報価値を比較すると、先発の音声情報Aの音声情報価値(値9)よりも、後発の音声情報Bの音声情報価値(値10)の方が大きい事例を想定する。
本事例では、先で述べたとおり、音声情報Aに対応する表示コンテントが存在しないのに対し、音声情報Bに対応する表示コンテントは存在している。このため、音声情報Bを対象として音声情報価値の再設定(価値再設定処理)が実施される。図8のB部分に例示されるとおり、音声情報Bと対応する表示コンテントとの結び付きが弱い場合、係数K2(例えば0.5)が音声情報Bの音声情報価値(値10)に乗じられる。これにより、音声情報Bの音声情報価値として、表示調停と連携した音声情報価値(値5)が新たに設定され、コンテント情報が書き換えられる。これに対し、音声情報Aの音声情報価値(値9)は、変化しない。
よって、音声情報Bに関するコンテント情報で示される音声情報価値(値5)よりも、音声情報Aに関するコンテント情報で示される音声情報価値(値9)の方が大きくなる。このため、音声情報価値に基づく調停の結果、先発の音声情報Aが「優先」、後発の音声情報Bが「非優先」に決定される。図8のC部分に例示されるとおり、優先の音声情報Aの有意情報終了時刻t13が非優先の音声情報Bのライフt14より後に到来する場合、音声情報Bが棄却され、音声情報Aの出力だけが実施(継続)される。このとき、音声情報Bは、音声として出力されないが、これに対応する表示コンテント(図6B参照)は画像として出力される。
別例として仮に音声情報Bに対応する表示コンテントも存在しない場合、音声情報Bの音声情報価値(値10)も、変化しない。この場合、デフォルトで定義されたとおり、音声情報Aに関するコンテント情報で示される音声情報価値(値9)よりも、音声情報Bに関するコンテント情報で示される音声情報価値(値10)の方が大きくなる。
更なる別例として、仮に音声情報Bが対応する表示コンテントを有し、音声情報Bと対応する表示コンテントとの結び付きが強い場合、係数K1(例えば1.5)が音声情報Bの音声情報価値(値10)に乗じられる。これにより、音声情報Bの音声情報価値として、表示調停と連携した音声情報価値(値15)が新たに設定され、コンテント情報が書き換えられる。この場合も、音声情報Aに関するコンテント情報で示される音声情報価値(値9)よりも、音声情報Bに関するコンテント情報で示される音声情報価値(値15)の方が大きくなる。
これらの例の場合、音声情報価値に基づく調停の結果、先発の音声情報Aが「非優先」、後発の音声情報Bが「優先」に決定される。このため、図9に例示されるとおり、音声情報Aの出力が中断され、音声情報Bが割込みで出力される。音声情報Aの出力が途切れるタイミングを、音声情報Aに関するコンテント情報で示される割込可能時刻TIにするとよい。このようにすることで、音声情報Aが中断される際にユーザが受ける違和感を低減できる。
割込みによる音声出力の開始時には、音声情報の直前に割込通知音を出力してもよい。このようにすることで、音声情報の割込みによりユーザが受ける違和感を低減できる。例えば、割込通知音は、関係式「音声情報A(非優先)の割込可能時刻TI+割込通知音のコンテント長LI<音声情報B(優先)の遅延可能期限t12」が満足されていることを条件に出力される。割込通知音のコンテント長LIについては、出力制御装置1のシステムに対して予め定義しておくことができる。
ここで、割込通知音を挿入するために、制御部12がS112で実行する処理(以下「割込音挿入処理という)の詳細を、図10を参照しながら説明する。
制御部12は、音声調停処理の結果に基づき、音声出力要求Aに対応する先発の音声情報Aの出力を中断して、音声出力要求Bに対応する後発の音声情報Bを割込みで出力する場合(S400;YES)、S401に進む。一方、先発の音声情報の出力が完了した後に、後発の音声情報Bを出力する場合(S400;NO)、S405に進む。
S401では、制御部12は、音声情報A(非優先)の割込可能時刻TIに、割込通知音のコンテント長LIを加算した時刻である通知音終了時刻TI+LIを算出する。次のS402では、通知音終了時刻TI+LIが、音声情報B(優先)の遅延可能期限t12より先に到来するか否かを判断する。通知音終了時刻TI+LIが音声情報B(優先)の遅延可能期限t12より先に到来する場合(S402;YES)、S403に進む。それ以外の場合(S402;NO)、S404に進む。
S403では、制御部12は、割込可能時刻TIにおいて音声情報Aの出力を中断した後、割込通知音を出力する。割込通知音の出力完了後、音声情報Bを出力する。S404では、制御部12は、割込可能時刻TIにおいて音声情報Aの出力を中断した後、割込通知音を出力することなく、音声情報Bを出力する。この他、S405では、制御部12は、音声情報Aの出力が完了した後、割込通知音を出力することなく、音声情報Bを出力する。その後、割込音挿入処理を終了する。この割込音挿入処理によって、適切に割込みをユーザに通知することができる。
<音声調停処理の具体的な実行例3>
上述の音声調停処理の具体的な実行例3について、図11を参照しながら説明する。ここでは、天気案内に関する音声情報Aと、料金案内に関する音声情報Bとの2つの音声出力要求が重なった事例を想定する。天気案内に関する音声情報Aは、例えば「○月△日、本日の天気をお知らせします。全国的に晴れです。」との案内音声を含む。料金案内に関する音声情報Bは、例えば「料金は3200円です。」との案内音声を含む。
図11のA部分に示す事例によれば、先発として音声情報Aの出力が開始される。このとき、音声情報Aに関するコンテント情報で示される有意情報終了時刻がt24であるとする。例えば、コンテント情報が示す音声情報Aの有意情報終了時刻が音声情報Aのコンテント長Lcに対応する場合、ここで言う有意情報終了時刻t24は、音声情報Aの出力開始時刻t20+コンテント長Lcに対応する。一方、音声情報Aの出力中における時刻t21において、音声情報Bに関する音声出力イベントが発生したとする。このとき、音声情報Bに関するコンテント情報で示される遅延可能期限がt22であるとする。
図11のA部分に示す事例では、先発の音声情報Aの有意情報終了時刻t24よりも、後発の音声情報Bの遅延可能期限t22の方が先に到来する。この場合、音声情報Aに関するコンテント情報で示される音声情報価値と、音声情報Bに関するコンテント情報で示される音声情報価値との比較による調停が行われる。ここでは、音声情報Aの音声情報価値よりも、音声情報Bの音声情報価値の方が大きい前提で説明を進める。
音声情報の価値に基づく調停の結果、音声情報Aが「非優先」、音声情報Bが「優先」に決定される。さらに、音声情報Bの有意情報終了時刻t23と、音声情報Aに関するコンテント情報で示されるライフt25とが比較され、音声情報Aの待機の可否が判定される。なお、音声情報Bの有意情報終了時刻t23は、音声情報Bの遅延可能期限t22+音声情報Bのコンテント長Lbとする。比較の結果、関係式「音声情報B(優先)の有意情報終了時刻t23≦音声情報A(非優先)のライフt25」を満足することを条件に、音声情報Aが出力待機バッファに格納される。
調停の結果、図11のB部分に例示されるとおり、音声情報Aの出力が中断され、音声情報Bが割込みで出力される。音声情報Aの出力が中断されるタイミングは、音声情報Aに関するコンテント情報で示される割込可能時刻TIに対応する。割込みによる音声出力の開始時には、音声情報Bの出力前に割込通知音を出力する。そして、音声情報Bの出力が完了した後、出力待機バッファに格納されていた音声情報Aの出力が再開される。音声情報Aの出力は、音声情報Aにおける割込可能時刻TIにおいて中断された点の続きから再開される。
割込みによる音声出力のために待機させていた音声情報の出力を再開するときには、直前に無音の空白期間を入れてもよい。このようにすることで、音声出力の切替わりによってユーザが受ける違和感を低減できる。例えば空白期間は、関係式「音声情報A(非優先)のライフt25>音声情報B(優先)の有意情報終了時刻t23+空白期間のコンテント長LN」が満足されていることを条件に挿入され得る。空白期間のコンテント長LNについては、出力制御装置1のシステムに対して予め定義しておくことができる。
ここで、空白期間(無音期間)を挿入するために、制御部12がS112で実行する処理(以下「空白期間挿入処理という)の詳細を、図12を参照しながら説明する。空白期間挿入処理は、割込みによる音声出力が開始されたことを条件に実行される。
空白期間挿入処理を開始すると、制御部12は、割込みによる音声出力が開始された音声情報B(優先)の有意情報終了時刻t23に空白期間のコンテント長LNを加算した時刻である空白期間終了時刻を算出する(S500)。その後、空白期間終了時刻が、割込み後に音声出力される音声情報A(非優先)のライフt25より先に到来するか否かを判断する(S501)。空白期間終了時刻が音声情報A(非優先)のライフt25より先に到来する場合(S501;YES)、S502に進む。一方、それ以外の場合には(S501;NO)、S503に進む。
S502では、制御部12は、音声情報Bの有意情報終了時刻t23に対応するタイミングで音声情報Bの音声出力を終了し無音状態に切り替える。この切替時点が空白期間の開始時点である。空白期間の終了後、音声情報Aの出力を再開する。S503では、制御部12は、音声情報Bの有意情報終了時刻t23に対応するタイミングで音声情報Bの音声出力を終了し、終了直後から音声情報Aの出力を再開する。その後、空白期間挿入処理を終了する。この空白期間挿入処理によって、適切に空白期間を形成することができる。
<効果>
以上説明したように、出力制御装置1は、音声情報の出力を要求する複数の車載ECU20から供給される音声出力要求に応じて、音声情報を音声出力装置30a,30bから出力させる。制御部12は、複数の音声出力要求が供給された場合に、これらの音声出力要求に対応する各音声情報に予め設定された音声情報価値の高低を比較し、その音声情報価値の高い方の音声情報を優先的に音声出力装置から出力させる。このとき、制御部12は、価値再設定処理を実行する。
価値再設定処理では、各音声情報に対応する表示コンテントが画像出力装置30cから出力されるか否かの判定が行われる(S300〜S302)。この判定結果に応じて、表示コンテントに対応する音声情報の音声情報価値が可変設定される(S304〜S324)。
複数の音声情報が同時期に出力候補になった場合、各音声情報に対応する表示コンテントの調停結果を考慮して音声情報価値が可変設定される。このため、単にデフォルトで設定された音声情報価値の高低が比較される場合よりも、音声出力および画像表示による情報出力の観点から全体最適となる音声情報を優先的に出力することができる。
また、出力制御装置1によれば、従来考慮されていなかった画像表示と音声出力との調停を介した連携を図ることにより、入力回数に応じて一律に音声出力を取りやめる場合と比較して、より柔軟な態様で音声情報の出力のスケジュールを調整できる。したがって、音声情報の音声情報価値を最適化して音声出力の調停を柔軟に行うことができる。
価値再設定処理では、表示コンテントが画像出力装置30cから出力される場合に、その表示コンテントとの結び付きが弱ければ、その表示コンテントに対応する音声情報の音声情報価値を減少させる。これにより、音声出力および画像表示のうちいずれか一方によって多くの情報出力が行われ易くなる。したがって、多くの情報を効率よくユーザに提示することができる。
また、価値再設定処理では、表示コンテントが画像出力装置30cから出力される場合に、その表示コンテントとの結び付きが強ければ、その表示コンテントに対応する音声情報の音声情報価値を増大させる。これにより、画像表示がなされる情報ほど音声出力が行われ易くなる。したがって、重要な情報ほど強調してユーザに提示する機会を増やすことができる。
重要な情報としては、緊急性の高い情報や安全性に影響を及ぼす情報を一例に挙げることができる。上記実施例では、表示連動度の情報により、「結び付き」の強弱が予め定義されている。すなわち、価値再設定処理では、予め定められた「結び付き」の強弱を表す情報(表示連動度)に基づき、音声情報価値の増減を行っている。
また、価値再設定処理では、表示コンテントが画像出力装置30cから出力される場合に、画像出力装置30cにおけるその表示コンテントの表示形態に応じて、その表示コンテントに対応する音声情報の音声情報価値が可変設定される。
音声情報と対応する表示コンテントとの結び付きが弱い場合、音声情報の音声情報価値の減少量は、対応する表示コンテントの表示情報量が少なければ、小さくされ、表示コンテントの表示情報量が多ければ、大きくされる。これにより、同時期に出力候補になった複数の音声情報に対して、ユーザに提示される情報量は一定になり易い。したがって、多くの情報を公平にユーザに提示することができる。
音声情報が対応する表示コンテントとの結び付きが強い場合、音声情報の音声情報価値の増加量は、表示コンテントの表示情報量が少なければ小さくされ、表示コンテントの表示情報量が多ければ大きくされる。これにより、表示コンテントの表示情報量が多い情報ほど音声出力が行われ易くなる。したがって、重要な情報を最大限に強調させてユーザに提示する機会を増やすことができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
上記実施形態の価値再設定処理では、表示コンテントが画像出力装置30cから出力される場合に、画像出力装置30cにおけるその表示コンテントの表示形態に応じて、その表示コンテントに対応する音声情報の音声情報価値が可変設定される。しかしながら、価値再設定処理の詳細は、これに限定されるものではない。
例えば、価値再設定処理では、表示コンテントが画像出力装置30cから出力されない場合に、その表示コンテントに対応する音声情報の音声情報価値を、その時に画像出力装置30cにおいて出力される表示コンテントの表示形態に応じて増大または減少させてもよい。ここで音声情報価値を増大させる場合は、画像表示がなされる他の音声情報の情報価値が相対的に減少することになるため、既に述べた理由により、多くの情報を効率よくユーザに提示することに繋がる。また、ここで音声情報価値を減少させる場合は、画像表示がなされる他の音声情報の情報価値が相対的に増大することになるため、既に述べた理由により、重要な情報ほど強調させてユーザに提示する機会を増やすことに繋がる。
また、上記実施形態の価値再設定処理では、表示調停結果に基づいて、各音声情報に対応する表示コンテントが画像出力装置30cから出力されるか否かの判定が行われる。しかしながら、これに限定されるものではなく、上記判定は、画像出力装置30cへの各表示コンテントの出力を監視したうえで、その監視結果に基づいて行われてもよい。この他、上記判定は、アプリケーション側で指定された情報に基づいて行われてもよい。出力制御装置1は、表示調停処理や画像出力装置30cへの出力制御を行うように構成される必要は必ずしもなく、少なくとも音声出力制御装置として構成されていればよい。
また、上記実施形態の出力制御装置1は、車載ECU20から情報出力要求を受信するように構成されているが、このような構成に限定されるものではない。例えば、出力制御装置1は、出力制御装置に搭載された複数のアプリケーションが情報出力要求を通知し、これを受けるように構成されていてもよい。
また、上記実施形態の出力制御装置1では、車両に搭載される態様を例示したが、これに限定されるものではなく、本発明は、車両に搭載される以外の態様で各種のコンピュータに適用することができる。

Claims (7)

  1. 音声情報の出力を要求する複数の出力要求部(20)から供給される出力要求に応じて、音声情報を音声出力装置(30a,30b)から出力させる制御部であって、複数の出力要求に対応する各音声情報に予め設定された情報価値の高低を比較し、該情報価値の高い方の音声情報を優先的に前記音声出力装置から出力させる制御部(12,S110)を備え、
    前記制御部は、
    前記各音声情報に対応するコンテントが表示装置から出力されるか否かを判定する判定部(15,S300〜S302)と、
    前記判定部による判定結果に応じて、前記情報価値を可変設定する価値可変設定部(15,S304〜S324)と、
    を有する音声出力制御装置(1)。
  2. 前記価値可変設定部は、前記コンテントが表示装置から出力される場合に、該コンテントに対応する音声情報の情報価値を減少させる請求項1に記載の音声出力制御装置。
  3. 前記価値可変設定部は、前記コンテントが表示装置から出力される場合に、該コンテントに対応する音声情報の情報価値を増大させる請求項1に記載の音声出力制御装置。
  4. 前記価値可変設定部は、前記コンテントが表示装置から出力される場合に、前記表示装置における該コンテントの表示形態に応じて、該コンテントに対応する音声情報の情報価値を可変設定する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の音声出力制御装置。
  5. 前記価値可変設定部は、前記コンテントが前記表示装置から出力される場合であって、前記コンテントと対応する音声情報との間の結び付きが強い場合には、前記コンテントに対応する音声情報の情報価値を増大させ、前記コンテントが前記表示装置から出力される場合であって、前記コンテントと前記対応する音声情報との間の結び付きが弱い場合には、前記コンテントに対応する音声情報の情報価値を減少させるように構成される請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の音声出力制御装置。
  6. コンピュータを、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の前記制御部として機能させるためのプログラム。
  7. コンピュータ読取可能な記録媒体(14)であって、
    コンピュータ(12)を、
    音声情報の出力を要求する複数の出力要求部(20)から供給される出力要求に応じて、音声情報を音声出力装置(30a,30b)から出力させる制御部であって、複数の出力要求に対応する各音声情報に予め設定された情報価値の高低を比較し、該情報価値の高い方の音声情報を優先的に前記音声出力装置から出力させる制御部と、
    前記各音声情報に対応するコンテントが表示装置から出力されるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に応じて、前記情報価値を可変設定する価値可変設定部
    として機能させるためのプログラムを記録した記録媒体。
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