〔実施形態1〕
本発明の第1実施形態について、図1〜図17を参照して以下に説明する。以下の特定の実施形態で説明する構成以外の構成については、必要に応じて説明を省略する場合があるが、他の実施形態で説明されている場合は、その構成と同じである。また、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。さらに、各図面に記載した構成の形状、ならびに、長さ、奥行および幅などの寸法は、実際の形状および寸法を反映させたものではなく、図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更している。
(画像管理システム10)
図2は、本発明の第1実施形態に係る画像管理システム10の構成を示す図である。図2に示すように、画像管理システム10は、写真シール作成装置1、携帯端末(通信端末)6、および管理サーバ(管理装置)4を備えている。
画像管理システム10の概要について、以下に説明する。画像管理システム10は、ユーザの写真撮影、画像の編集、画像の写真シールとしての印刷、画像提供サイトへの画像の保存、および、保存された画像の閲覧を実現するサービスをユーザに提供する。画像提供サイトは、ユーザが自身の画像および他のユーザの画像を閲覧するためのサイトである。また、画像提供サイトは、SNS(Social Networking Service)機能を有し、サイト上でのユーザのコミュニケーションを可能にする。
写真シール作成装置1は、写真撮影、画像編集、および写真シール印刷のサービスを提供するものである。写真シール作成装置1は、ゲームセンターなどの店舗に設置される。以下では、写真シール作成装置1が撮影した撮影画像および当該撮影画像を編集した編集画像等、写真シール作成装置1が生成した画像を生成画像と称する。すなわち、写真シール作成装置1は、生成画像を生成する画像生成装置である。
また、写真シール作成装置1は、ネットワークを介して管理サーバ4と接続しており、生成した生成画像を管理サーバ4に送信することができる。
管理サーバ4は、写真シール作成装置1が生成した生成画像を管理するものであり、上述の画像保存および画像閲覧のサービスを提供する。具体的には、管理サーバ4は、ユーザに生成画像を保存および閲覧させるための画像提供サイトを管理する。
携帯端末6は、ユーザが所持する通信端末である。携帯端末6は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末等である。携帯端末6は、無線通信手段または有線通信手段により写真シール作成装置1と通信することができる。また、携帯端末6は、ネットワークを介して管理サーバ4と通信して、画像提供サイトにアクセスすることができる。すなわち、ユーザは、自身が所持する携帯端末6を操作することによって、写真シール作成装置1によって生成された自身の生成画像を画像提供サイトに保存したり、画像提供サイトに保存された生成画像を閲覧したりすることができる。
なお、ユーザは、携帯端末6と異なる通信端末(例えば、デスクトップ型またはノートブック型のPC等)を用いて、画像提供サイトにアクセスすることもできる。
画像提供サイトへの生成画像の保存には、事前の会員登録が必要である。ユーザは、無料会員として自身を画像提供サイトに登録する。無料会員は、会費を支払う必要がないが、画像提供サイトは保存できる生成画像の枚数に制限を受ける。本実施形態では、無料会員は、1回のゲーム(1プレイ)ごとに1枚の生成画像のみを画像提供サイトに保存できる。
ユーザは、自身の会員属性を、無料会員から有料会員に変更することができる。有料会員は、一定の会費を継続的に支払う必要がある代わりに、画像提供サイトに無制限に生成画像を保存できる。本実施形態では、1プレイで生成された生成画像を全て画像提供サイトに保存できる。
なお、有料会員の制度として、一定の会費を継続的に支払うことにより、無制限に生成画像を保存可能な制度ではなく、画像提供サイトに保存した生成画像の枚数に応じて課金する制度を採用してもよい。
画像管理システム10における写真撮影から画像保存までの流れについて、以下に簡潔に説明する。1人または複数人のユーザは、代金を写真シール作成装置1に支払い、写真撮影および画像編集に関するゲームをプレイする。ユーザはゲーム中に自身を被写体として撮影する。ユーザは、撮影によって生成された撮影画像の中から、編集対象の画像をいくつか選択し、好きなように編集する。また、ユーザは、後で生成画像を画像提供サイトに保存するために、写真シール作成装置1に自身の連絡先(例えばメールアドレス)を入力する。以降は、ユーザが写真シール作成装置1にメールアドレスを入力したこととして説明を行う。しかしながら、メールアドレスは上記連絡先の単なる一例であって、上記連絡先はメールアドレスのみに限定されない。例えば上記連絡先は、例えばメッセージ機能、伝言板機能、またはコメント機能などを有するシステム(メッセージシステム)におけるユーザのアカウントID等であってもよい。
ゲームの終了後、ユーザは写真シールを手に入れる。一方、写真シール作成装置1は、生成した生成画像に、入力されたユーザのメールアドレスを関連付けて、管理サーバ4に送信する。管理サーバ4は、受信したメールアドレス宛に、受信した生成画像を画像提供サイトに保存することを案内するメールを送信する。ユーザは、自身の携帯端末6においてこのメールを受信する。メールには、生成画像を画像提供サイトに保存するための手順が、記載されている。ユーザは、その手順に従い、生成画像を保存するための操作を携帯端末6に対して行う。この結果、画像提供サイトにおけるユーザ専用の画像記憶領域に、生成画像が保存される。
画像提供サイトへの画像保存後、ユーザは、携帯端末6または所望の他の装置を用いて画像提供サイトにログインして、生成画像を閲覧したり、生成画像を携帯端末6または所望の他の装置にダウンロードしたりすることができる。
(写真シール作成装置の構成)
画像管理システム10を構成する各装置の構成および機能について、以下に詳細に説明する。まず、写真シール作成装置1の詳細について、図3〜図11を参照して説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。この図に示すように、写真シール作成装置1は、主に、撮影ユニット11、編集部12、および事後接客部13を備えている。写真シール作成装置1は、撮影ユニット11と編集部12とが接し、かつ、編集部12と事後接客部13とが接した状態で設置される。
(撮影ユニット11)
撮影ユニット11は、撮影部21および背景部22を備えている。撮影部21と背景部22とは、所定の距離だけ離れて設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間である撮影空間において、撮影制御が行われる。
撮影部21は、撮影制御をユーザに行わせる装置である。撮影部21は、撮影空間に入り、撮影制御を行っているユーザの正面に位置する。撮影空間を正面に望む面を構成する撮影部21の正面パネル41には、撮影制御時にユーザによって用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。撮影空間にいるユーザから見て左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル42Aによって構成され、右側面が側面パネル42Bによって構成される。
背景部22は、正面を向いて撮影制御を行っているユーザの背面側に位置する板状の部材である背面パネル51、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル42Aより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52A、および、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル42Bより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52B(図4)から構成される。
撮影部21の左側面を構成する側面パネル42Aと背景部22の側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Aによって連結される。また、撮影部21の右側面を構成する側面パネル42Bと背景部22の側面パネル52Bは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Bによって連結される。
撮影部21の側面パネル42A、連結部23A、および背景部22の側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口G1となる。撮影部21の側面パネル42B、連結部23B、および背景部22の側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口G2となる。
背景部22の上部には、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bに支持される形で背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25には、色または柄の異なる、背景に利用する巻き取り式の背景カーテンが複数収納される。背景カーテンユニット25は、撮影部21に設けられたカメラ等による撮影と連動して動作し、撮影の際に、例えばユーザによって選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。
背景カーテンユニット25に収納される背景カーテンとしては、複数枚のカーテンを1枚のクロマキ用のカーテンとして使用する昇降式カーテンを用意してもよい。また、クロマキ用のカーテンを予め撮影空間の背面となる背面パネル51に張り付けると共に、合成用の背景画像を複数種類用意し、後述する編集制御において、ユーザが所望する背景画像をカーテンの部分に合成することができるようにしてもよい。
撮影空間の上方には、撮影部21の正面パネル41、連結部23A、連結部23B、および背景カーテンユニット25に囲まれる開口が形成され、その開口の一部を覆うように天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて発光するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部には蛍光灯が設けられており、撮影空間の照明としても機能する。
(編集部12)
編集部12は、撮影制御によって得られた撮影画像を編集する処理である編集制御をユーザに行わせる装置である。編集部12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル41の背面に接するように撮影ユニット11に連結して設けられる。編集部12には、編集制御時にユーザによって用いられるタブレット内蔵モニタなどの構成が設けられる。
図3に示す編集部12の構成を正面側の構成とすると、2組のユーザが同時に編集することができるように、編集部12の正面側と背面側には編集制御に用いられる構成がそれぞれ設けられる。
編集部12の正面側は、床面に対して垂直な面であり、側面パネル42Aとほぼ平行な面である面71と、面71の上方に形成された斜面72から構成され、編集制御に用いられる構成が斜面72に設けられる。斜面72の左側には、柱状の形状を有し、照明装置74の一端を支持する支持部73Aが設けられる。支持部73Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部75が設けられる。斜面72の右側にも、照明装置74の他端を支持する支持部73B(図4)が設けられる。
編集部12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、上から見たときの形状がコの字状となるように3本のレール26A乃至26Cを組み合わせて構成される。平行に設けられるレール26Aと26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、他端に残りの一本のレール26Cの両端が接合される。
カーテンレール26には、編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間の内部が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。カーテンレール26に取り付けられたカーテンによって囲まれる編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間が、ユーザが編集制御を行う編集空間となる。
(事後接客部13)
図4は、写真シール作成装置の外観を他の角度からみた斜視図である。事後接客部13は事後接客を行い、ユーザに事後接客に対する操作を行わせる装置である。事後接客には、生成画像を管理サーバ4に送信する処理、ミニゲームをユーザに行わせる処理、アンケートに答えさせる処理などが含まれる。
図4に示すように、事後接客部13は、所定の厚さを有する板状の筐体を有しており、その背面が編集部12の左側面に接するように編集部12に連結して設けられる。事後接客部13の正面には、事後接客に対する操作時にユーザによって用いられるタブレット内蔵モニタ、および、生成画像が印刷されたシール紙が排出される排出口などが設けられる。事後接客部13の正面前方の空間が、シール紙への印刷が終わるのを待っているユーザが事後接客に対する操作を行う事後接客空間となる。
(ユーザの移動)
写真シール作成ゲームの流れと、それに伴うユーザの移動について図5を参照して説明する。図5は、ユーザの移動について説明する図である。
写真シール作成装置1のユーザは、白抜き矢印#1で示すように出入り口G1から、または白抜き矢印#2で示すように出入り口G2から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入り、撮影部21に設けられたカメラおよびタッチパネルモニタなどを利用して撮影制御を行う。
なお、ユーザの画像の撮影においては、すべての撮影がシール紙に印刷される画像を撮影するものとは限らず、携帯端末6に送信するため(又は、携帯端末6において閲覧可能なように、管理サーバ4に送信するため)にのみ撮影される場合もある。これは、印刷される画像と携帯端末6に送信される画像との間でユーザの嗜好が異なることがあるためであり、ユーザの撮影時において、携帯端末6への送信を意識した撮影をしたいユーザの意向にこたえるものである。
撮影制御を終えたユーザは、白抜き矢印#3で示すように出入り口G1を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−1に移動するか、白抜き矢印#4で示すように出入り口G2を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−2に移動する。
編集空間A2−1は、編集部12の正面側の編集空間であり、編集空間A2−2は、編集部12の背面側の編集空間である。編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかが、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方の空間が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動したユーザは編集制御を開始する。編集空間A2−1のユーザと、編集空間A2−2のユーザは同時に編集制御を行うことができる。
編集制御が終了した後、生成画像の中から選択された画像の印刷が開始される。画像の印刷中、編集制御を終えたユーザは、編集空間A2−1で編集制御を行っていた場合には白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−1から事後接客空間A3に移動して事後接客を受け、当該事後接客に対する操作を行う。また、編集制御を終えたユーザは、編集空間A2−2で編集制御を行っていた場合には白抜き矢印#6で示すように編集空間A2−2から事後接客空間A3に移動し、事後接客空間A3において事後接客を受け、当該事後接客に対する操作を行う。
画像の印刷が終了したとき、ユーザは、事後接客部13に設けられた排出口からシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終えることになる。
(各部材の構成)
次に、写真シール作成装置1に備えられる各部材の構成について説明する。
(撮影部21)
図6は、写真シール作成装置1に備えられる撮影部21の構成例を示す図である。撮影部21は、正面パネル41、側面パネル42A、および側面パネル42Bが、箱状の形状を有するベース部43に取り付けられることによって構成される。
正面パネル41は撮影空間A1で撮影制御を行うユーザの正面に位置し、側面パネル42Aと側面パネル42Bは、それぞれ、撮影空間A1で撮影制御を行うユーザの左側、右側に位置する。側面パネル42Aの上方には連結部23Aが固定され、側面パネル42Bの上方には連結部23Bが固定される。
正面パネル41のほぼ中央には撮影・表示ユニット81が設けられる。撮影・表示ユニット81は、カメラ91、正面ストロボ92、およびタッチパネルモニタ93から構成される。
カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(complementary metal-oxide semiconductor)などの撮像素子によって構成され、撮影空間A1にいるユーザを撮影する。カメラ91によって取り込まれた動画像は、タッチパネルモニタ93にリアルタイムで表示される。ユーザによって撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91によって取り込まれた画像は画像(静止画像)として保存される。
カメラ91の下側に設けられたタッチパネルモニタ93は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルによって構成される。タッチパネルモニタ93は、カメラ91によって取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUI(Graphical User Interface)画像を表示し、ユーザの選択操作をタッチパネルによって受け付ける機能とを備えている。タッチパネルモニタ93には、適宜、背景等の画像が合成された後の動画像が表示される。
正面パネル41には、撮影・表示ユニット81の位置を基準として、上方に上ストロボ82が設置される。また、左方に左ストロボ83が設置され、右方に右ストロボ84が設置される。撮影・表示ユニット81の下方の位置には、ベース部43の上面が一部突出する形で下ストロボ85が設けられる。
上ストロボ82は、ユーザを上前方から照射する。左ストロボ83は、ユーザを左前方から照射し、右ストロボ84は、ユーザを右前方から照射する。下ストロボ85は、ユーザを下前方から照射する。
ベース部43にはユーザの足元を照射する足元ストロボ86も設けられる。上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、および足元ストロボ86の内部には蛍光灯が設けられており、天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部の蛍光灯と合わせて、撮影空間A1内の照明として用いられる。後述するように、各蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、撮影空間A1内の明るさが、ユーザが行っている撮影制御の内容に応じて適宜調整される。
足元ストロボ86の右側には、ユーザがお金を投入する硬貨投入返却口87が設けられる。
下ストロボ85を挟んでベース部43の上面の左右に形成されるスペース43Aおよび43Bは、撮影制御を行うユーザが手荷物等を置くための荷物置場として用いられる。正面パネル41の例えば天井付近には、撮影制御の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音を出力するスピーカも設けられる。
(背景部22)
図7は、写真シール作成装置1に備えられる背景部22の構成例を示す図である。上述したように、背面パネル51の上方には背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25のほぼ中央には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを後方中央から照射する背面中央ストロボ101が取り付けられる。
背面パネル51の上方であって、出入り口G1側の位置には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを左後方から照射する背面左ストロボ102が取り付けられる。また、背面パネル51の上方であって、出入り口G2側の位置には、撮影空間A1内で撮影制御を行っているユーザを右後方から照射する背面右ストロボ103が取り付けられる。
(編集部12)
図8は、写真シール作成装置1に備えられる編集部12の構成例を示す図である。この図に示すように、編集部12において、斜面72のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131を挟んで左側にタッチペン132Aが設けられ、右側にタッチペン132Bが設けられる。
タブレット内蔵モニタ131は、タッチペン132A及び132Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集対象画像として選択された画像の編集に用いられる画面である編集画面が表示される。2人で同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aは一方のユーザによって用いられ、タッチペン132Bは他方のユーザによって用いられる。
ここで、ユーザは、編集画面上で、落書きをする感覚で編集をする。編集の種類は、タッチペンで種々の線種および色の落書きをおこなうペン入力、ハートもしくは花びら等の種々の形状または種々のメッセージのスタンプ入力、並びに、背景などに模様を入れる背景操作、名前を入力してスタンプ入力する名前スタンプ機能がある。さらに、化粧のシミュレーションをするコスメ機能、目および顔輪郭などの大きさ形状を微調整する顔微調整機能、並びに、記念日や日付を入れる日付スタンプなどの機能等がある。
なお、編集部12において行われる画像の編集は、すべてが印刷される画像に対する編集であるとは限らず、ユーザが携帯端末6への送信のみを想定している画像(つまり、印刷されない画像)に対する編集である場合もある。これは、印刷される画像と携帯端末6へ送信されてweb上で利用される画像との間で、ユーザの嗜好に違いがあり、例えばブログなどに利用する画像などに対して、印刷される画像に対する編集とは異なる編集をしたいというユーザの意向にこたえるためのものである。
(事後接客部13)
編集部12の左側には事後接客部13が設けられる。図9は、写真シール作成装置1に備えられる事後接客部13の構成例を示す図である。
事後接客部13の上方中央にはタブレット内蔵モニタ161が設けられる。タブレット内蔵モニタ161を挟んで左側にタッチペン162Aが設けられ、右側にタッチペン162Bが設けられる。タブレット内蔵モニタ161もタブレット内蔵モニタ131と同様に、タッチペン162Aまたは162Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ161には、ミニゲームなどの事後接客の工程において用いられる画面が表示される。
タブレット内蔵モニタ161の下には非接触型ICリーダ/ライタ163が設けられ、非接触型ICリーダ/ライタ163の下にはシール紙排出口164が設けられる。シール紙排出口164の下にはスピーカ165が設けられる。
非接触型ICリーダ/ライタ163は、近接された非接触型ICと通信を行い、非接触型ICからのデータの読み出しおよび非接触型ICに対するデータの書き込みを行う。
シール紙排出口164には、編集空間A2−1のユーザが編集制御を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙、または、編集空間A2−2のユーザが編集制御を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙が排出される。編集部12の内部にはプリンタが設けられており、画像の印刷がそのプリンタによって行われる。
スピーカ165は、事後接客時の案内音声、BGM、効果音等の音を出力する。
(写真シール作成装置1の内部構成)
次に、写真シール作成装置1の内部構成について説明する。図10は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付す。重複する説明については適宜省略する。
制御部201は、CPU(Central Processing Unit)などから構成され、ROM(Read Only Memory)206または記憶部202に記憶されているプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御部201には、記憶部202、通信部203、ドライブ204、ROM206、RAM(Random Access Memory)207が接続される。制御部201には、撮影部21、編集部12、事後接客部13、および印刷部211の各構成も接続される。
記憶部202は、ハードディスクまたはフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体からなり、制御部201から供給された各種の設定情報を記憶する。記憶部202に記憶されている情報は制御部201によって適宜読み出される。
通信部203はインターネットなどのネットワークのインタフェースであり、制御部201による制御に従って外部の装置と通信を行う。
ドライブ204には、光ディスクまたは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205が適宜装着される。ドライブ204によってリムーバブルメディア205から読み出されたコンピュータプログラムおよびデータは、制御部201に供給され、記憶部202に記憶されたり、インストールされたりする。
ROM206には、制御部201において実行されるプログラムおよびデータが記憶されている。RAM207は、制御部201が処理するデータおよびプログラムを一時的に記憶する。
撮影部21は、撮影空間A1におけるユーザの撮影制御に関する処理を行う。撮影部21は、硬貨処理部221、背景制御部222、照明制御部223、カメラ91、タッチパネルモニタ93、およびスピーカ224から構成される。
硬貨処理部221は、硬貨投入返却口87に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部221は、例えば300円などの所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部201に出力する。
背景制御部222は、制御部201より供給される背景制御信号に従って背景カーテンユニット25に収納されている背景カーテンの上げ下ろしを行う。背景カーテンの選択がユーザによって手動で行われるようにしてもよい。
照明制御部223は、制御部201より供給される照明制御信号に従って、撮影空間A1内の各ストロボの発光を制御する。上述したように、撮影空間A1には、天井ストロボユニット24のストロボの他に、撮影部21に設けられる上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、下ストロボ85、足元ストロボ86と、背景部22に設けられる背面中央ストロボ101、背面左ストロボ102、背面右ストロボ103が設けられる。各ストロボの内部には蛍光灯も設けられる。
また、照明制御部223は、各ストロボの内部に設けられる蛍光灯の発光量を調整することによって、または、発光させる蛍光灯の数を調整することによって、ユーザが行っている撮影制御の段階に応じて撮影空間A1内の明るさを調整する。
カメラ91は、制御部201による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた画像(撮影画像)を制御部201に出力する。
編集部12Aは、編集空間A2−1におけるユーザの編集制御に関する処理を行う。編集部12Aは、編集部12の正面側に設けられるタブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A、132B、およびスピーカ231から構成される。編集部12Bも編集部12Aと同一の構成を有しており、編集空間A2−2におけるユーザの編集制御に関する処理を行う。
タブレット内蔵モニタ131は、制御部201による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対するユーザの操作を検出する。ユーザの操作の内容を表す信号は制御部201に供給され、編集対象の画像の編集が行われる。
事後接客部13は、事後接客空間A3における事後接客に関する処理を行う。事後接客部13は、タブレット内蔵モニタ161、タッチペン162A、162B、非接触型ICリーダ/ライタ163、およびスピーカ165から構成される。
印刷部211は、印刷制御を行う構成であるプリンタ241、およびシール紙ユニット242から構成される。プリンタ241は、画像、またはユーザによる編集制御によって得られた編集済みの画像を、プリンタ241に装着されたシール紙ユニット242に収納されているシール紙に印刷し、シール紙排出口164に排出する。一点鎖線で囲んで示す事後接客部13と印刷部211が、事後接客空間A3にいるユーザを相手とした事後接客に関する処理を行う構成となる。
また、印刷部211は、印刷制御に係る処理において、シール紙への撮影画像(又は編集画像)の印刷に加え、欄外(シール紙の端部など)に、管理サーバ4へ送信した生成画像を取得するためのURL(Uniform Resource Locater)、及び、シールID(画像取得用ID)などを印刷してもよい。シールIDとは、写真シール作成装置1において1プレイで生成された1又は複数の生成画像を一義的に特定するための識別子であり、ユーザが1プレイにおいて生成された画像を取得するための識別子である。ユーザは、生成画像を取得するためのURLにアクセスし、シールIDを入力することにより、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像を取得するためのウェブページ(画像取得用ページ)を携帯端末6に表示させることができる。
これは、例えば、事後接客部13などにおいてユーザからメールアドレスの入力を受け付ける際に、タイムアウトやミス入力により正しいアドレスを受け付けることができず、生成画像を取得するためのURLなどの情報をユーザに送信することができないなど場合に、シール紙に印刷されているURLにアクセスしてシールIDを入力することによりユーザが生成画像を取得することができるようにするためである。
なお、印刷部211は、生成画像を取得するための情報として、URLではなく、例えば、所定のメールアドレス又はQRコード(登録商標)などを印刷してもよい。所定のメールアドレスが印刷されている場合には、ユーザは、当該所定のメールアドレスに空メールを送信することにより、生成画像を取得するためのURLが記載されたメールを管理サーバ4から受信することができる。また、シール紙にQRコードが印刷されている場合には、ユーザは、携帯端末6を用いてQRコードの示すウェブページへアクセスすることにより、画像取得用ページへ直接アクセスすることもできる。
(制御部の構成)
図11は、写真シール作成装置1に備えられる制御部201の詳細な構成例を示す機能ブロック図である。この図に示すように、制御部201は、通信制御部311、撮影制御部312、編集制御部313、印刷制御部314、および事後接客制御部315を備えている。
通信制御部311は、通信部203による外部の装置との通信を制御する。通信制御部311は、写真シール作成装置1が1プレイにおいて生成した1または複数の生成画像に、画像IDをそれぞれ対応付けて管理サーバ4に送信する。なお、画像IDとは、生成画像を一義的に特定するための情報である。また、通信制御部311は、写真シール作成装置1が1プレイにおいて生成した1または複数の生成画像に、さらに、シールID等のその他の情報を対応付けて管理サーバ4に送信してもよい。また、通信制御部311は、写真シール作成装置1が1プレイにおいて生成した1または複数の生成画像全てを送信するのではなく、ユーザが指定した生成画像のみを管理サーバ4に送信してもよい。
本実施形態では、シールIDを撮影日時および機器IDから成る情報とし、画像IDを、撮影日時、機器IDおよび1プレイで生成された生成画像を識別するための連番から成る情報とする。また、本実施形態では、通信制御部311は、写真シール作成装置1が1プレイにおいて生成した1または複数の生成画像に、画像IDおよびシールIDを対応付けて管理サーバ4に送信する。すなわち、通信制御部311は、当該生成画像に、撮影日時、機器IDおよび連番を対応付けて送信する。
撮影制御部312は、撮影部21による、写真シール作成ゲームを開始する際に投入される代金に関する処理と、ユーザの撮影制御に従いユーザグループを撮影する等、写真シール作成ゲームにおけるユーザの撮影制御に関する処理とを制御する。撮影制御部312は、画像IDおよびシールIDを生成することもできる。
編集制御部313は、編集部12Aおよび編集部12Bによる画像に対する落書き編集等、写真シール作成ゲームにおけるユーザの編集制御に関する処理を制御する。
印刷制御部314は、印刷部211によるシール紙の印刷等、写真シール作成ゲームにおけるユーザの印刷制御に関する処理を制御する。
事後接客制御部315は、事後接客部13による、編集作業を終了したユーザグループを接客する処理等、写真シール作成ゲームにおける事後接客に関する処理を制御する。
(管理サーバ4)
次に、管理サーバ4の詳細について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る管理サーバ4の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、管理サーバ4は、主に、制御部401、記憶部402、および通信部403を備えている。制御部401は、管理サーバ4に備えられる各部材を統括制御する。記憶部402は、管理サーバ4において使用される各種データを記憶する。通信部403は、画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。
(制御部401の詳細)
図1に示すように、制御部401は、通信制御部(送信手段、受信手段)411、メール作成部412、ウェブページ作成部(ページ作成手段)413、画像管理部(設定手段)414およびユーザ管理部415を備えている。
(通信制御部411)
通信制御部411は、通信部403による通信を制御する。
(メール作成部412)
メール作成部412は、写真シール作成装置1で遊んだユーザのメールアドレス宛に送信されるメールを作成する。本実施形態では、メール作成部412は、メールデータベース421に格納されているデータを用いて、通信制御部411から入力されたメールアドレス宛に送信される、画像の保存を案内するメールを作成し、通信制御部411に出力する。
なお、メール作成部412は少なくとも、写真シール作成装置1で遊んだユーザに対する各種通知を作成および出力できればよく、当該通知の形式はメールに限られない。また、当該通知は、プッシュ通知およびプル通知のいずれであってもよい。例えば、写真シール作成装置1から管理サーバ4へ、連絡先としてメッセージシステムにおけるユーザID等の連絡先が送信されてきた場合、メール作成部412は、上記メッセージシステムのメッセージ機能、伝言板機能、コメント機能などにおけるメッセージ(すなわち、上記各種通知)を作成し出力してもよい。もしくは、メール作成部412は、上記メッセージシステム上のメッセージやメールソフトのメールを確認するようユーザに促すプッシュ通知を作成および出力してもよい。
(ウェブページ作成部413)
ウェブページ作成部413は、携帯端末6に表示されるウェブページを作成する。本実施形態では、ウェブページ作成部413は、会員データベース422、ウェブページデータベース423および画像データベース424に格納されているデータを用いて、携帯端末6から受信したアクセス要求に応じたウェブページを作成し、通信制御部411に出力する。詳細は後述するが、ウェブページ作成部413は、ユーザの会員種別に応じたウェブページを作成する。
具体的には、ウェブページ作成部413は、画像提供サイトに会員登録するための会員登録ページ、画像提供サイトに生成画像を保存するための画像保存ページ、各ユーザ固有のページであるマイページ、ユーザ自身のアルバムおよび特定の他のユーザが公開しているアルバム(公開アルバム)が時系列で掲載されているタイムラインページ等の、画像提供サイトを構成するウェブページを作成する。
また、本願に記載の「ページ」は、例えば、ウェブページのように、管理サーバ4が携帯端末6等の通信端末に送信して表示するためのデータを意味する。なお、以降は一例として、本願に記載の「ページ」がウェブブラウザで閲覧可能なウェブページであるとして説明を行う。しかしながら、上記ページはウェブページ以外の形式であってもよい。また、上記ページには、通常、テキストデータおよび画像データが含まれており、さらに、音声データおよび動画データが含まれていてもよい。
(画像管理部414)
画像管理部414は、写真シール作成装置1が生成した生成画像を管理する。本実施形態では、画像管理部414は、写真シール作成装置1から受信した生成画像のうち、ユーザによって指定された生成画像をユーザに対応付けて画像データベース424に保存する。
画像管理部414は、ユーザによって指定された生成画像を保存するとき、当該生成画像を管理するための画像管理情報を生成して、生成した画像管理情報を生成画像に対応付けて保存する。また、画像管理部414は、携帯端末6から受信したユーザの操作指示に基づいて、画像管理情報を更新する。
また、後述のように、ユーザは、画像提供サイト上において、自身が所有する生成画像を、1または複数の生成画像を有するアルバムとして分類することができる。画像管理部414は、各ユーザのアルバムも管理し、アルバムを管理するためのアルバム管理情報をユーザ毎に生成する。画像管理部414は、生成したアルバム管理情報をユーザに対応付けて画像データベース424に保存する。
(ユーザ管理部415)
ユーザ管理部415は、画像提供サイトの会員であるユーザを管理する。ユーザ管理部415は、ユーザを管理するためのユーザ管理情報を生成し、生成したユーザ管理情報を会員データベース422に保存する。なお、ユーザ管理部415は、非会員のユーザも管理してもよく、非会員のユーザのユーザ管理情報を生成してもよい。
(記憶部402の詳細)
図1に示すように、記憶部402は、メールデータベース421、会員データベース422、ウェブページデータベース423、および画像データベース424を有している。
(メールデータベース421)
メールデータベース421は、ユーザに送信するメールを作成するための各種データを格納している。
(会員データベース422)
会員データベース422は、画像提供サイトの会員であるユーザに関する各種情報を格納している。本実施形態では、会員データベース422には、上記ユーザ管理情報がユーザ毎に格納されている。
ユーザ管理情報は、例えば、図20に示すような情報であってよい。図20に示すユーザ管理情報は、「会員ID」、「ユーザ名」、「ユーザ画像」、「フォロー」、「フォロワー」、「評価画像」、「メールアドレス」、「生年月日」、「住所」、「会員属性」、「入会日」および「端末ID」を含む。
「会員ID」は、会員であるユーザを一義的に識別するためのIDである。「ユーザ名」は、ユーザの名称である。「ユーザ画像」は、後述するマイページ等に掲載されるユーザを示す画像であり、ユーザ画像を示すIDが記述される。「フォロー」は、ユーザがフォローした他のユーザであり、フォローした他のユーザの会員IDが記述される。「フォロワー」は、ユーザをフォローしている他のユーザであり、当該他のユーザの会員IDが記述される。「評価画像」は、ユーザが評価した画像であり、当該画像の画像IDが記述される。「メールアドレス」は、ユーザのメールアドレスである。「生年月日」は、ユーザの生年月日である。「住所」は、ユーザの住所である。「会員属性」は、ユーザの会員属性を示し、「有料」または「無料」が記述される。「入会日」は、ユーザが画像提供サイトに会員登録した日である。「端末ID」は、ユーザが所持する携帯端末6を示し、当該携帯端末6を一意に識別するためのIDが記述される。
ここで、会員IDおよびメールアドレス等のユーザを特定するための情報をユーザ特定情報と称する。
また、「フォロー」とは、ユーザ間の一方的な関係であり、ユーザは、フォローしている他のユーザの所有するアルバムのうち、公開アルバム内の生成画像を閲覧することができる。また、本実施形態では、ユーザ自身のタイムラインページ(詳細は後述)に、当該ユーザがフォローしている他のユーザの公開アルバムが掲載される。なお、ユーザが他のユーザをフォローする場合、原則、他のユーザの承認が必要である。すなわち、ユーザが他のユーザにフォローの申請を行い、他のユーザが当該申請を承認することにより、ユーザが他のユーザをフォローする関係が成立する。
(ウェブページデータベース423)
ウェブページデータベース423は、携帯端末6に表示される画像提供サイトのウェブページを作成するための各種データを格納している。
具体的には、ウェブページデータベース423は、タイムラインページに掲載する生成画像の枚数およびタイムラインページに掲載する生成画像の形状と、タイムラインページにおける各生成画像の掲載位置である配置パターンとが対応付けられた配置パターン情報を格納している。また、配置パターン情報の示す配置パターンにおいて、各生成画像の掲載位置と、各生成画像のアルバム内の表示順序とが対応付けられている。
(画像データベース424)
画像データベース424は、写真シール作成装置1によって生成された生成画像のうち、画像提供サイトに保存するようにユーザによって指示された生成画像を格納している。画像データベース424には、生成画像が、会員データベース422に会員として登録されているユーザごとに区別されて格納されている。
また、画像データベース424には、上記画像管理情報および上記アルバム管理情報もユーザ毎に格納されている。画像管理情報は、例えば、図21に示すような情報であってよい。図21に示す画像管理情報は、「画像ID」、「保存日時」、「評価ユーザ」および「コメント」を含む。
「画像ID」は、生成画像を一義的に識別するためのIDであり、「撮影日時」、「機種ID」および「連番」から構成される。「撮影日時」は、写真シール作成装置1が生成画像を撮影した日時である。「機種ID」は、生成画像を生成した写真シール作成装置1の機種を一義的に識別するためのIDである。「連番」は、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像を識別するための番号である。
「保存日時」は、生成画像が画像提供サイトに保存された日時である。「評価ユーザ」は、生成画像に対して評価をしているユーザを示し、当該ユーザの会員IDが記述される。
「コメント」は、生成画像に対して付与されたコメントに関する情報であり、「内容」、「ユーザ」、および「日時」を含む。「内容」は、コメントの内容を示す。「ユーザ」は、コメントを付与したユーザであり、当該ユーザの会員IDが記述される。「日時」は、コメントが付与された日時である。
また、アルバム管理情報は、例えば、図22に示すような情報であってよい。図22に示すアルバム管理情報は、「アルバム」および「画像」を含む。「アルバム」は、アルバムに関する情報であり、「アルバムID」、「アルバム名」、「カバー画像」、「説明文」、「作成日時」、「更新日時」、「表示順序」および「公開設定」を含む。
「アルバムID」は、アルバムを一義的に識別するためのIDである。「アルバム名」は、アルバムの名称である。「カバー画像」は、アルバムのカバー画像(詳細は後述)である。「説明文」は、アルバムの説明文である。「作成日時」は、アルバムが作成された日時である。「更新日時」は、アルバムが更新された日時である。「表示順序」は、後述のマイページにおけるアルバムの表示順序を示す。「公開設定」は、アルバムが公開であるか非公開であるかを示す。非公開にされたアルバム(非公開アルバム)は、画像提供サイト上にて当該非公開アルバムを所有するユーザ自身のみが閲覧可能なアルバムである。
また、「画像」は、アルバムに含まれる生成画像に関する情報であり、「画像ID」および「表示順序」を含む。「画像ID」は、アルバムに含まれる生成画像を示し、アルバムに含まれる生成画像の画像IDが記述される。「表示順序」は、アルバム内における生成画像の表示順序を示す。
なお、「アルバムID」が「001」のアルバムは、デフォルトで設定されるアルバムであるため、「作成日時」が記述されていない。また、「アルバムID」が「001」のアルバムは、「アルバム」の「表示順序」が「0」である。これは、当該アルバムが常に先頭に表示されることを意味する。
また、「公開設定」において、フォロワー全員に公開するのではなく、特定のユーザにのみ公開する場合、その特定のユーザの会員IDが記述されてもよい。
図示はしないが、記憶部402は、写真シール作成装置1から受信した生成画像などのデータを一時的に保存する一時保存データベースも有している。
(通信部403の詳細)
本実施形態では、写真シール作成装置1および携帯端末6が、通信部403の通信相手である。通信部403は、通信制御部411の制御を受けることによって、他の装置からデータを受信したり、他の装置にデータを送信したりする。
(携帯端末6)
図12は、本発明の実施形態1に係る携帯端末6の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、携帯端末6は、主に、制御部601、記憶部602、通信部603、入力部604、および表示部605を備えている。制御部601は、携帯端末6に備えられる各部材を統括制御する。記憶部602は、携帯端末6において使用される各種データを記憶する。携帯端末6は、画像管理システム10を構成する他の装置と通信する。入力部604は、タッチパネルなどの、ユーザが携帯端末6に情報を入力するための装置である。表示部605は、液晶表示装置などの、情報を表示するための装置である。
(制御部601の詳細)
図12に示すように、制御部601は、通信制御部611、入力制御部612、および表示制御部613を備えている。
通信制御部611は、通信部603による通信を制御する。入力制御部612は、入力部604における情報入力を制御する。表示制御部613は、表示部605における情報表示を制御する。たとえば、通信制御部611から入力されたウェブページを表示制御部613が表示部605に出力することによって、当該ウェブページを表示部605に表示させることができる。
(会員登録処理)
画像管理システム10では、画像提供サイトに会員登録したユーザが、生成画像を画像提供サイトに保存することができる。ユーザは、所定の手順に従い自身を画像提供サイトに無料会員として登録する。その手順について、図13を参照して以下に説明する。図13は、会員登録処理時に携帯端末6の表示部605に表示される会員登録ページの一例を示す画面遷移図である。
ユーザは、画像提供サイトに会員登録するために、携帯端末6を用いて画像提供サイトにアクセスする。この結果、図13の(a)に示すような画像提供サイトのトップページ1001が、携帯端末6の表示部605に表示される。トップページ1001は、会員ログイン処理を進めるためのリンク画像1002、および無料会員登録処理を進めるためのリンク画像1003を少なくとも含む。
ユーザは、携帯端末6の入力部604を操作することによって、無料会員登録を進めるためのリンク画像1003を選択する。この結果、携帯端末6は、管理サーバ4と通信し、結果として、図13の(b)に示すような、無料会員登録用のウェブページ1011を表示部605に表示する。
ウェブページ1011は、無料会員登録されるユーザを特定する情報(ユーザ特定情報)を入力するための入力フォーム1012、および、入力されたユーザ特定情報を管理サーバ4に送信するためのリンク画像1013を少なくとも含む。ユーザは、携帯端末6の入力部604を操作することによって、ユーザの会員ID、パスワード、およびメールアドレスなどの各種の個人情報を、ユーザ特定情報として入力フォーム1012に入力する。ユーザは、ユーザ特定情報の入力完了後、リンク画像1013を選択する。これにより携帯端末6は、ユーザ特定情報を管理サーバ4に送信すると共に、ユーザの無料会員登録を管理サーバ4に要求する。
管理サーバ4の通信制御部411は、携帯端末6から送信されたユーザ特定情報を通信部403を通じて受信する。通信制御部411は、受信したユーザ特定情報をメール作成部412に出力すると共に、会員登録用メールの作成をメール作成部412に指示する。この指示を受けて、メール作成部412は、図13の(c)に示すような会員登録用メール1021を作成する。会員登録用メール1021は、受信したユーザ特定情報に含まれるメールアドレス宛のメールであり、無料会員登録の完了を示すウェブページへのURL1022を含んでいる。メール作成部412は、作成した会員登録用メール1021を通信制御部411に出力する。通信制御部411は、入力された会員登録用メール1021を、通信部403を介してユーザのメールアドレス宛に送信する。
携帯端末6は、送信された会員登録用メール1021を受信し、表示部605に表示する。ユーザは、表示された会員登録用メール1021を確認し、URL1022を選択する。これにより携帯端末6は、URL1022によって特定されるウェブページを、管理サーバ4に要求する。
この要求を受けて、管理サーバ4は、無料会員登録を完了させる。具体的には、管理サーバ4が、会員データベース422にユーザ用のアカウント領域(会員固有のデータを保存する記憶領域)を作成し、当該アカウント領域に、ユーザ特定情報を保存する。このとき、ユーザが無料会員であることを表す情報を、アカウント領域に追加する。最後に、管理サーバ4は、無料会員登録が完了したことを示すウェブページを作成し、携帯端末6に送信する。
なお、ユーザは、無料会員の登録後、会員ID及びパスワードを入力することにより画像提供サイトにログインし、所定の手続きを踏むことによって、自身を有料会員として画像提供サイトに登録することができる。この登録完了後、ユーザのアカウント領域には、ユーザが有料会員であることを表す情報が追加される。
(サービスの流れ)
次に、画像管理システム10によって提供されるサービスの流れの詳細について、図14および図15を参照して以下に説明する。図14は、画像管理システム10における写真撮影からマイページ表示までの一連の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
(写真撮影)
図14に示すように、ユーザは、写真シール作成装置1においてゲームのプレイを開始する(ステップS1)。具体的には、ユーザは、写真シール作成装置1の正面パネル41の前に立ち、ゲームのプレイに必要な料金の硬貨を、硬貨投入返却口87に投入する。撮影制御部312は、所定の金額分の硬貨が投入されたか否かを、硬貨処理部221から供給される信号に基づいて判定する。
投入されたと判定した場合、撮影制御部312は、撮影部21を制御し、カメラ91に取り込まれた被写体の動画像をタッチパネルモニタ93にライブビュー表示させ、ユーザによる撮影制御に従って、撮影空間A1にいるユーザを被写体として撮影する(ステップS2)。この撮影制御は撮影処理時間内に複数回行われる。
なお、撮影制御における処理として、シール紙への印刷用の画像の撮影ではなく、携帯端末6への送信用の画像の撮影として、所定の回数の撮影を行うこともある。この場合には、携帯端末6への送信用の画像に適した画像として、合成用画像をクロマキ合成した画像、及び、色フィルターによるフィルタリング処理などの画像処理を施した画像を、撮影時に作成することもある。
写真撮影の終了後、撮影制御部312は、撮影空間A1にいるユーザに対して、編集空間A2−1または編集空間A2−2への移動を案内する。この案内は、案内画面を撮影部21のタッチパネルモニタ93に表示させることによって、または、音声案内をスピーカ224から出力させることによって、行われる。
(画像編集)
案内の終了後、編集制御部313は、編集空間A2−1と編集空間A2−2のうち、撮影制御を終えたユーザの移動先とした方の編集空間に対応する編集部12を制御することによって、編集部12に画像を編集させる(ステップS3)。具体的には、編集制御部313は、編集対象画像として選択または取得された画像に合成するための合成用画像をユーザに選択させ、選択された合成用画像を画像に合成させ、得られた合成画像を、ユーザによる編集操作に従って編集する。また、携帯端末6への送信用の画像に対する編集として、例えば、画像を所定のサイズにトリミングする処理、色フィルターによるフィルタリング処理、及び、複数の画像を一つの画像として仕上げるコラージュ合成処理などの処理を行うこともできる。
編集の終了後、編集制御部313は、編集空間A2−1または編集空間A2−2において編集制御を終えたユーザに、事後接客空間A3への移動を案内する。この案内は、案内画面をタブレット内蔵モニタ131に表示させることによって、または、案内音声をスピーカ231から出力させることによって、行われる。
(写真シール印刷)
案内の終了後、印刷制御部314は、ユーザによって選択された画像をプリンタ241に出力してシール紙に印刷させる(ステップS4)。印刷が終了すると、事後接客制御部315は、印刷が終了した旨をタブレット内蔵モニタ161に表示させ、プリンタ241は、管理サーバ4及び写真シール作成装置1から同じ手順で生成画像を取得可能なように、写真シール作成装置1において作成されたシールIDおよび、画像取得情報(画像取得サイトのURL、または、取得のためのメールアドレスなど)が欄外に印刷され、また、所定の生成画像が中央部に印刷されたシール紙をシール紙排出口164に排出する。
なお、写真シール作成装置1は、管理サーバ4が画像IDおよびシールIDの作成に使用するアルゴリズムと同じアルゴリズムを用いて、通信によらない付帯情報で画像IDおよびシールIDを作成してもよい。この場合、写真シール作成装置1は、管理サーバ4が画像IDおよびシールIDを作成することなく、画像IDおよびシールIDを得ることができ、かつ、管理サーバ4は、写真シール作成装置1が作成した画像IDおよびシールIDを適切に認識して、対応する一時保管データベースに保存された画像を特定できる。
(事後接客)
印刷中、事後接客制御部315は、事後接客部13を制御し、印刷終了待機中のユーザに対する事後接客に関する処理を制御する(ステップS5)。具体的には、事後接客制御部315は、事後接客部13による事後接客に関する処理として、写真シール作成ゲームにおいて生成画像を管理サーバ4に送信するための処理を制御する。その際、事後接客制御部315は、ゲームをプレイしたユーザのメールアドレスを入力するためのメールアドレスの入力画面をタブレット内蔵モニタ161に表示させる。ユーザは、タッチペン162Aまたはタッチペン162Bを用いることによって、現在用いているメールアドレスを入力する。なお、ユーザが指定した生成画像のみを管理サーバ4に送信する場合、事後接客制御部315は、送信する生成画像の選択画面もタブレット内蔵モニタ161に表示させる。
(画像送信)
通信制御部311は、入力されたメールアドレスおよび写真シール作成装置1が1プレイで生成した1または複数の生成画像を、通信部203を通じて管理サーバ4に送信する(ステップS6)。このとき送信される生成画像には、当該生成画像を一義的に特定するための識別子(画像ID)が関連付けられている。さらに、送信される生成画像に、シールID等のその他の情報が関連付けられてよい。写真シール作成装置1から送信されたメールアドレス、生成画像、および画像ID等を、管理サーバ4の通信部403が受信し(ステップS7)、通信制御部411に出力する。通信制御部411は、受信した生成画像を、記憶部402の図示しない一時保存データベースに保存する。保存された生成画像などのデータは、規定の期限が経過するまで一時保存データベースに格納され続け、期限が経過すると自動的に一時保存データベースから削除される。
このように、ユーザが将来有料会員になる場合を考慮して、1プレイで生成されたすべての生成画像を送信する。そのため、ユーザは、無料会員の状態で写真シール作成装置1を利用した後、サイト上で有料会員になった場合に、写真シール作成装置1において生成されたすべての生成画像を取得することができる。
なお、通信制御部311は、管理サーバ4に対し、ユーザが選択した所定の枚数の生成画像、もしくは、制御部201が送信対象と決定した生成画像を送信してもよい。
(案内メールの作成および送信)
通信制御部411は、受信したメールアドレスおよび画像IDをメール作成部412に出力する。なお、シール紙にシールIDが印刷されている場合は、メールに画像IDは記載しなくてもよい。メール作成部412は、通信制御部411から受け取ったメールアドレス宛に送信される、生成画像の保存をユーザに案内する案内メールを作成する。その手順は次の通りである。メール作成部412は、画像IDをウェブページ作成部413に出力すると共に、当該画像IDによって特定される生成画像を保存するためのウェブページを示すURL1102の生成を、ウェブページ作成部413に要求する。なお、画像IDの入力をユーザに促し、生成画像を保存させるURLを要求してもよい。ウェブページ作成部413は、要求されたURL1102を生成し、メール作成部412に出力する。
メール作成部412は、案内メールを作成するためのデータをメールデータベース421から取得する。そして、当該データ、URL1102、およびユーザのメールアドレスを用いて、図15の(a)に示す案内メール1101を作成する。案内メール1101の本文中には、URL1102が記載されている。メール作成部412は、作成した案内メール1101を通信制御部411に出力する。通信制御部411は、通信部403を介して、ユーザのメールアドレス宛に案内メール1101を送信する(ステップS8)。
なお、メール作成部412は、画像IDとその画像IDにかかわる生成画像とをまとめるウェブページではなく、シールIDをユーザに入力してもらうだけのウェブページを示すURLを含む案内メールを送信してもよい。この場合には、管理サーバ4は、案内メールに含まれるURLの示すウェブページ上において、携帯端末6からシール紙の欄外に印刷されたシールIDの入力を受け付け、当該管理サーバ4に送信されている生成画像を表示するようにしてもよい。
(画像保存ページの要求および送信)
携帯端末6の通信部603は、送信された案内メール1101を受信し(ステップS9)、通信制御部611に出力する。通信制御部611は、入力された案内メール1101を表示制御部613に出力する。表示制御部613は、入力された案内メール1101を表示部605に出力する。ユーザは、表示部605に表示された案内メール1101を確認し、画像提供サイトに画像を保存するために、入力部604を用いてURL1102を選択する(ステップS10)。なお、画像IDをユーザが入力するようにしてもよい。
入力制御部612は、入力部604における選択入力を受け付け、URL1102が選択されたことを通信制御部611に通知する。これを受けて通信制御部611は、選択されたURL1102に対応するウェブページを、管理サーバ4に要求する。具体的な手順は次の通りである。通信制御部611は、記憶部602に格納されているユーザの会員IDを取得し、この会員IDを含みかつウェブページの提供を求める所定のリクエストを、通信部603を通じて管理サーバ4に送信する。
通信制御部411は、送信されたリクエストを通信部403を通じて受信し(ステップS11)、ウェブページ作成部413に出力する。ウェブページ作成部413は、リクエストに含まれる会員IDを会員データベース422に照会することによって、ユーザの会員種別を判定する(ステップS12)。本実施形態では、ウェブページ作成部413は、ユーザが無料会員および有料会員のいずれであるかを判定し、判定結果に応じたウェブページを作成する。ウェブページ作成部413は、ユーザが無料会員であると判定した場合には、図15(b)に示すような、無料会員が画像を保存するためのウェブページ1103を作成する。一方、ユーザが有料会員であると判定した場合には、図15(c)に示すような、有料会員が画像を保存するためのウェブページ1107を作成する。
なお、画像を保存する際に、画像にかかわる各情報を修正追記変更可能なウェブページに遷移してもよい。
図15(b)に示すように、ウェブページ1103は、6つのサムネイル画像1104、ユーザに有料会員の登録を促すリンク画像1105、および、画像提供サイトに生成画像を1枚保存するためのリンク画像1106を含んでいる。サムネイル画像1104は、写真シール作成装置1において1プレイで生成された1または複数の生成画像(シールIDに対応する1または複数の生成画像)のサムネイル画像である。図15(b)に示す例では、1プレイで6枚の生成画像が生成されている。サムネイル画像1104の数は、写真シール作成装置1において1プレイで生成された生成画像(シールIDに対応する生成画像)の数に対応する。ユーザが無料会員である場合には保存できる生成画像が1枚であるため、ユーザは6つのサムネイル画像1104の中から1つを選択して、リンク画像1106を押下(タップ)することにより、生成画像を画像提供サイトに保存することができる。なお、ユーザが指定した生成画像のみを管理サーバ4に送信している場合、ウェブページ1103には、そのユーザが指定した生成画像のサムネイル画像1104が表示される。
図15(c)に示すように、ウェブページ1107は、6つのサムネイル画像1104、および、全ての画像を保存するためのリンク画像1108を含んでいる。ユーザが有料会員である場合には1プレイで生成された生成画像を全て保存することができるため、ユーザはリンク画像1108を押下することにより、1プレイで生成された生成画像全てを画像提供サイトに保存することができる。
本例では、ユーザは無料会員であるので、ウェブページ作成部413は、無料会員用のウェブページ1103を作成する。ウェブページ作成部413は、作成したウェブページ1103を通信制御部411に出力する。通信制御部411は、入力されたウェブページ1103を、通信部403を通じて携帯端末6に送信する(ステップS13)。
(画像保存)
携帯端末6は、通信部603を通じてウェブページ1103を受信する(ステップS14)。ウェブページ1103は、通信制御部611を介して表示制御部613に出力される。表示制御部613は、入力されたウェブページ1103を表示部605に出力する。ユーザは、表示部605に表示されたウェブページ1103を確認する。ユーザが無料会員である場合、生成画像が複数枚あったとしても、画像提供サイトに保存できるのは、それらのうちのいずれか1枚である。ユーザは、1枚の生成画像を保存したい場合、入力部604を通じて、いずれかのサムネイル画像1104を選択してから、リンク画像1106を押下する。なお、当該保存したい生成画像は、写真シール作成装置1において携帯端末6へ送信する生成画像として選択した画像に限られず、例えば、画像提供サイトにアクセスしている携帯端末6において保存対象の画像として指定された生成画像であってもよい。
入力制御部612は、入力部604における選択入力を受け付け、所定のサムネイル画像1104およびリンク画像1106が選択されたことを通信制御部611に通知する。これを受けて、通信制御部611は、所定のサムネイル画像1104に対応する生成画像を保存する指示(画像保存指示)を管理サーバ4に送信する(ステップS15)。
送信された画像保存指示を、通信制御部411が通信部403を通じて受信する(ステップS16)。これにより通信制御部411は、画像保存指示の示すユーザが選択した生成画像の保存を画像管理部414に指示する。画像管理部414は、この指示を受けて、一時保存データベースに格納されているユーザの生成画像の画像管理情報を生成し、生成した画像管理情報を対応付けた生成画像を、ユーザの会員IDに関連付けて画像データベース424に保存する(ステップS17)。
なお、無料会員であるユーザは、全ての生成画像を保存したい場合、リンク画像1105を選択する。この場合、有料会員登録のための一連の処理が画像管理システム10において行われる。そして登録が完了すると、全ての生成画像がユーザの会員IDに関連付けられて画像データベース424に保存される。
また、ユーザが有料会員である場合の保存処理は、本質的には上述した無料会員の場合の保存処理と同じである。ただし、ユーザは、ウェブページ1107に含まれるリンク画像1108を選択する。これにより管理サーバ4は、画像データベース424におけるユーザの画像記憶領域に、1プレイで生成された全ての生成画像を保存する。なお、ユーザによる保存する生成画像(無料会員であれば1枚の生成画像、有料会員であれば全ての生成画像)の選択は、写真シール作成装置1において受け付けられていてもよい。この場合には、画像管理部414は、写真シール作成装置1において選択されている生成画像を画像データベース424に保存すればよい。
画像管理部414が生成画像を画像データベース424に保存すると、ウェブページ作成部413は、画像保存完了ページを作成する。ウェブページ作成部413は、例えば、図15(d)に示す画像保存完了ページ1111を作成してもよい。
図15(d)に示すように。画像保存完了ページ1111は、画像管理部414が画像データベース424に保存した生成画像のサムネイル画像1112およびマイページ(詳細は後述)へのリンクテキスト1113を含む。図15(d)では、画像保存完了ページ1111が6つのサムネイル画像1112を含み、6つの生成画像が保存された場合を示している。ユーザは、リンクテキスト1113を押下することにより、携帯端末6にマイページを表示させることができる。
ウェブページ作成部413は、作成した画像保存完了ページ1111を通信制御部411に出力する。通信制御部411は、入力された画像保存完了ページ1111を、通信部403を通じて携帯端末6に送信する(ステップS18)。
携帯端末6の通信制御部611は、通信部603を通じて画像保存完了ページ1111を受信し、受信した画像保存完了ページ1111を表示制御部613に出力する。表示制御部613は、入力された画像保存完了ページ1111を表示部605に出力する(ステップS19)。ユーザは、表示部605に表示された画像保存完了ページ1111を確認することにより、画像提供サイトに保存された生成画像を確認することができる。
(マイページ表示)
ユーザが画像保存完了ページ1111のリンクテキスト1113を選択すると(ステップS20)、入力制御部612は、入力部604における選択入力を受け付け、リンクテキスト1113が選択されたことを通信制御部611に通知する。これを受けて通信制御部611は、選択されたリンクテキスト1113に対応するマイページを、管理サーバ4に要求する。具体的な手順は次の通りである。通信制御部611は、記憶部602に格納されているユーザの会員IDを取得し、この会員IDを含みかつマイページの提供を求める所定のリクエストを、通信部603を通じて管理サーバ4に送信する。
通信制御部411は、送信されたリクエストを通信部403を通じて受信し(ステップS21)、ウェブページ作成部413に出力する。ウェブページ作成部413は、リクエストに基づいてマイページを作成する(ステップS22)。具体的には、ウェブページ作成部413は、リクエストに含まれる会員IDを会員データベース422に照会することによって、ユーザを特定する。ウェブページ作成部413は、特定したユーザのユーザ管理情報および画像管理情報を、会員データベース422、画像データベース424から読み出して、特定したユーザのマイページを作成する。ウェブページ作成部413は、例えば、図16(a)に示すようなマイページ1200を作成してもよい。
ウェブページ作成部413は、作成したマイページ1200を通信制御部411に出力する。通信制御部411は、入力されたマイページ1200を、通信部403を通じて携帯端末6に送信する(ステップS23)。
携帯端末6の通信制御部611は、通信部603を通じてマイページ1200を受信し、受信したマイページ1200を表示制御部613に出力する。表示制御部613は、入力されたマイページ1200を表示部605に出力する(ステップS24)。ユーザは、表示部605に表示されたマイページ1200およびマイページ1200から遷移するページにおいて、画像提供サイトに保存された生成画像を閲覧することができる。
(マイページの詳細)
マイページは、画像提供サイトを構成するウェブページであって、ユーザ毎に作成される各ユーザ固有のウェブページである。具体的には、マイページは、ユーザが画像提供サイト上で所有する生成画像(ユーザが画像提供サイトに保存した生成画像)を閲覧するためのウェブページである。また、マイページには、ユーザのステータスが表示される。また、マイページから、生成画像を整理するためのページ、または、他のユーザの生成画像を閲覧するためのページに遷移することができる。
図16(a)に示すように、マイページ1200は、ユーザ画像1201、ユーザ名1202、所持画像数1203、フォロー人数1204、フォロワー人数1205、評価数1206、アルバム1210、1220、1230、1240、ページ切替ボタン1251〜1255、アルバムメニューボタン1256、および、設定ボタン(システム設定ボタン)1257を含む。
ユーザ画像1201は、ユーザが任意に設定した画像である。ユーザ名1202は、ユーザの名称である。所持画像数1203は、ユーザが画像提供サイト上で所持する生成画像の枚数である。
フォロー人数1204は、ユーザがフォローしている人数である。フォロワー人数1205は、ユーザがフォローされている人数(フォロワーの人数)である。ここで、フォローとは、ユーザ間の一方的な関係である。後述するタイムラインページにおいて、フォローしている他のユーザのアルバムを閲覧することができる。
評価数1206は、ユーザが評価した画像の枚数である。ユーザは、自身の生成画像および他のユーザの生成画像に対して評価することができる。本実施形態では、ユーザは、良いと思った生成画像に対して評価を付与する。すなわち、本実施形態では、ユーザは生成画像に対して、「評価有り/評価無し」の2段階で評価する。ただし、これに限るものではなく、3段階以上の評価をしてもよい。例えば、「すごく良い/とても良い/良い/やや良い/良くない」の5段階で評価してもよい。なお、上記評価は、ユーザアカウントまたは他のユーザのアカウントが所有しているアルバム自体に対して行うことができてもよい。ユーザ自身または他のユーザのアルバムに対して評価を付与することができる場合、評価数1206は、ユーザが評価したアルバムの個数であってもよいし、ユーザが評価した画像の枚数およびアルバムの個数の合計であってもよい。
アルバム1210、1220、1230および1240は、ユーザが画像提供サイト上で所持する生成画像を分類、整理するためのものであり、各アルバムは、1または複数の生成画像を含む。アルバム1210は、デフォルトで設定されるアルバムであり、ユーザが画像提供サイトに保存した生成画像はアルバム1210に含まれる。換言すると、管理サーバ4の画像データベース424に保存されているが、ユーザが画像提供サイト上で自発的にアルバムにまとめていない画像(未整理画像)は全て、アルバム1210に含まれる。一方、アルバム1220、1230および1240は、ユーザが作成したアルバムである。
ここで、アルバム1210〜1240は、アルバム管理情報に示すアルバムの表示順序に従って順番に並べて表示される。なお、アルバム1210は、デフォルトで設定されるアルバムであり、常に先頭に表示される(アルバム管理情報において、アルバムの表示順序が「0」である)。
アルバム1210は、アルバム名1211、カバー画像1212、サムネイル画像1213およびアルバム内画像数1214を含む。アルバム名1211は、アルバムの名称である。カバー画像1212は、アルバムごとにユーザが任意に設定した画像である。サムネイル画像1213は、アルバム内に含まれる生成画像のサムネイル画像である。アルバム内画像数1214は、アルバム内に含まれる生成画像の枚数である。
アルバム1210に表示されるサムネイル画像1213の数は任意でよい。図16(a)に示す例では、3つのサムネイル画像1213が表示されている。本実施形態では、アルバム内の表示順序が1〜3番である生成画像のサムネイル画像がサムネイル画像1213として表示される。
なお、非公開のアルバムに、非公開アイコン1215を表示してもよい。また、アルバム内にユーザがまだ閲覧していない(未読)の生成画像がある場合、未読の生成画像の枚数を示す未読画像数バッジ1216を表示してもよい。例えば、ユーザが画像提供サイトに新たに生成画像を保存した場合、「未整理プリ」アルバム1210に未読画像数バッジ1216が表示される。
また、未読画像数バッジ1216と共に、または未読画像数バッジ1216の代わりに、管理サーバ4の一時保存データベースに保存されている画像(写真シール作成装置1から管理サーバ4に画像データは送信されているが、画像提供サイト上で未保存の画像)の数を示すバッジ(未保存画像数バッジ)を付しても良い。例えば、マイページの「未整理プリ」アルバム1210や、所持画像数1203、システム設定ボタン1257上などに、上記未保存画像数バッジを付してもよい。もしくは、図15にて説明したウェブページ1103のリンク画像1105上に未保存画像数バッジを付しても良い。さらには、タイムラインページ1500において、画像保存ボタン1551上に未保存画像数バッジを付しても良い。そして、これらの未保存画像数バッジをユーザが選択した場合、未保存の画像を一覧表示してもよい。
さらに、上記未保存の画像を一覧表示するときに、保存済みの画像も共に表示してもよい。この場合、上記未保存の画像がグレーアウトされた状態、または未保存である旨の警告が付された状態で、保存済みの画像と明確に区別できる状態で表示されることが望ましい。
また、アルバムに対する評価の数を示すアルバム評価数1221を表示してもよい。本実施形態では、アルバム内の生成画像に対する評価の数の合計をアルバム評価数とする。すなわち、図16(a)に示す例では、アルバム1220内の生成画像に対する評価の合計が50である。ユーザがアルバム評価数1221を押下することにより、評価が付与された画像および当該画像に対して評価を付与したユーザの一覧が表示されてもよい。
ページ切替ボタン1251〜1255は、他のページに切り替えるためのボタンである。ページ切替ボタン1251は、タイムラインページに遷移するためのボタンであり、ページ切替ボタン1252は、ニュースページに遷移するためのボタンであり、ページ切替ボタン1253は、アルバム作成ページに遷移するためのボタンであり、ページ切替ボタン1254は、プリモページに遷移するためのボタンであり、ページ切替ボタン1255は、マイページに遷移するためのボタンである。
なお、プリモページは、読者モデル等の特定のユーザの所有する生成画像を公開するためのページであって、当該特定ユーザの公開専用のアルバムが掲載される。一般のユーザは、プリモページを閲覧することにより、特定のユーザの公開専用のアルバム内の生成画像を自由に閲覧することができる。また、ニュースページは、いいね/フォロー/コメントなどの状況、および、サイト運営側からの情報が掲載されるページである。
アルバムメニューボタン1256は、アルバムメニューページに遷移するためのボタンである。また、システム設定ボタン1257は、各種設定を行うための設定ページに遷移するためのボタンである。
(画像閲覧)
次に、マイページ1200からユーザが所持する生成画像を閲覧する場合のウェブページの遷移について説明する。
ユーザがマイページ1200上のアルバム1210、1220、1230および1240の何れかを押下すると、図16(b)に示すような、アルバム詳細ページ1300に遷移する。図16(b)は、「未整理プリ」アルバム1210のアルバム詳細ページの一例である。
図16(b)に示すように、アルバム詳細ページ1300は、サムネイル画像1301、プルダウンボタン1302、整理ボタン1303および戻るボタン1304を含む。
サムネイル画像1301は、アルバム内の生成画像のサムネイル画像である。各サムネイル画像1301は、アルバム管理情報における画像の表示順序に従って順番に並べて表示される。アルバム詳細ページ1300では、ユーザは、ページをスクロール等することにより、アルバム内の全ての生成画像のサムネイルを閲覧することができる。
プルダウンボタン1302は、表示順序を切り替えるための切替ボタンを表示するためのプルダウンボタンである。ユーザがプルダウンボタン1302を押下することにより、アルバム内の生成画像の表示順序を切り替えるためのボタンが表示される。例えば、ユーザは、新着順、日付順、機種順等で生成画像の表示順序を切り替えることができる。なお、ユーザが生成画像の表示順序を切り替えると、画像管理部414は、アルバム管理情報における画像の表示順序を更新する。
整理ボタン1303は、アルバム内の生成画像を整理するためのアルバム整理ページに遷移するためのボタンである。例えば、ユーザは、アルバム整理ページにおいて、アルバム内における生成画像の表示順序を変更したり、アルバム内の生成画像を削除したり、アルバム内の生成画像を他のアルバムへ移動させたりすることができる。戻るボタン1304は、ひとつ前のウェブページに戻るためのボタンである。
ユーザがアルバム詳細ページ1300上のサムネイル画像1301の何れかを押下すると、選択されたサムネイル画像1301に対応する生成画像を閲覧するための画像詳細ページに遷移する。画像詳細ページは、例えば、図16(c)に示すようなページである。
画像詳細ページ1350は、生成画像1351、ユーザ画像1352およびユーザ名1353、保存日1354、撮影機種1355、評価ボタン1361、コメントボタン1362、設定ボタン(画像設定ボタン)1363、保存ボタン1364、評価数1365、コメント数1366、および、閉じるボタン1367を含む。
生成画像1351は、画像提供サイトに保存されている生成画像そのものである。ユーザ画像1352は、生成画像1351を所持するユーザのユーザ画像である。ユーザ名1353は、生成画像1351を所持するユーザの名称である。保存日1354は、生成画像1351が画像提供サイトに保存された日時である。撮影機種1355は、生成画像1351を生成した写真シール作成装置1の機種である。
評価ボタン1361は、ユーザが生成画像1351に評価を付与するためのボタンである。コメントボタン1362は、ユーザが生成画像1351にコメントを付与するためのボタンである。画像設定ボタン1363は、生成画像1351について種々の設定を行うための設定ページに遷移するためのボタンである。設定ページでは、ユーザは、例えば、生成画像1351を他のアルバムへ移動させたり、生成画像1351を削除したり、生成画像1351をSNSに投稿したりすることができる。
保存ボタン1364は、ユーザが自身の携帯端末6等の通信端末に生成画像1351をダウンロードするためのボタンである。評価数1365は、生成画像1351に付与されている評価の数である。コメント数1366は、生成画像1351に付与されているコメントの数である。なお、ユーザが評価数1365またはコメント数1366を押下することにより、画像に対して評価を付与したユーザの一覧または画像に対してコメントを付与したユーザおよび当該コメントの内容の一覧が表示されてもよい。閉じるボタン1367は、画像詳細ページ1350を閉じて、アルバム詳細ページ1300に戻るためのボタンである。
なお、画像詳細ページ1350における、生成画像1351、ユーザ画像1352およびユーザ名1353、保存日1354、撮影機種1355、評価ボタン1361、コメントボタン1362、画像設定ボタン1363、保存ボタン1364、評価数1365、コメント数1366、および、閉じるボタン1367の位置は図16(c)の例に限らず任意である。例えば、生成画像1351の形状に応じて、画像の属性情報(画像管理情報)の表示位置やボタンの表示位置を変更してもよい。例えば、縦長の生成画像1351と横長の生成画像1351とで表示位置を変更してもよい。
次に、ユーザ自身が作成したアルバムのアルバム詳細ページの一例を図16(d)に基づいて説明する。図16(d)は、「高校めんばー」アルバム1220のアルバム詳細ページの一例である。
図16(d)に示すように、アルバム詳細ページ1370は、アルバム名1371、カバー画像1372、説明文1373、サムネイル画像1374、編集ボタン1381および戻るボタン1382を含む。
アルバム名1371は、アルバムの名称である。カバー画像1372は、アルバムのカバー画像である。説明文1373は、アルバムの説明文である。
サムネイル画像1374は、アルバム内の生成画像のサムネイル画像である。各サムネイル画像1374は、アルバム管理情報における画像の表示順序に従って順番に並べて表示される。図16(d)に示すアルバム詳細ページ1300と同様に、アルバム詳細ページ1370では、ユーザは、ページをスクロール等することにより、アルバム内の全ての生成画像のサムネイルを閲覧することができる。
編集ボタン1381は、アルバムを編集するためのアルバム編集ページに遷移するためのボタンである。例えば、ユーザは、アルバム編集ページにおいて、アルバム内における生成画像の表示順序を変更したり、アルバムに新たな生成画像を追加したり、アルバム内の生成画像を削除したり、アルバム内の生成画像を他のアルバムへ移動させたりすることができる。また、ユーザは、アルバム編集ページにおいて、アルバムの名称、カバー画像、説明文を変更することができる。また、ユーザは、アルバム編集ページにおいて、アルバムの公開設定を変更したり、アルバムをSNSでシェアしたりすることができる。戻るボタン1382は、ひとつ前のウェブページに戻るためのボタンである。
ここで、本実施形態では、アルバム内の生成画像を他のアルバムへ移動した場合、移動元のアルバムから当該生成画像を削除し、移動先のアルバムに当該生成画像を追加する。ただし、これに限るものではなく、アルバム内の生成画像を他のアルバムへ移動した場合、移動先のアルバムに当該生成画像を追加すると共に、移動元のアルバムに当該生成画像を削除せず残してもよい。つまり、移動先のアルバムに重複する生成画像が作成されてもよい。
また、本実施形態では、アルバム内の生成画像を削除した場合、画像データベース424から当該生成画像の画像データが削除される。そのため、ユーザによる削除操作が行われた場合、ユーザに対して、ポップアップ表示等により、生成画像が完全に消去される(後に生成画像を復元できない)旨を通知し、生成画像の削除の合意をとる。だたし、これに限るものではなく、「未整理プリ」アルバム以外の他のアルバム(ユーザが作成したアルバム)内の生成画像を削除した場合、当該他のアルバムから当該生成画像を削除するが、当該生成画像を「未整理プリ」アルバムに残してもよい(当該生成画像を「未整理プリ」アルバムに追加してもよい)。さらに、生成画像を移動させた場合に移動元にも当該生成画像を残す場合、何れかのアルバム内の当該生成画像を削除すると、当該生成画像を何れのアルバムから全て削除してもよい。このとき、当該生成画像を「未整理プリ」アルバムに残してもよい。また、何れかのアルバム内の当該生成画像を削除した場合、削除操作を行ったアルバム内の生成画像のみが削除されてもよい。
(アルバムの作成)
次にアルバムを作成するためのアルバム作成ページについて説明する。
ユーザがマイページ1200等において、ページ切替ボタン1253を押下すると、図17(a)に示すような、アルバム作成ページ1400に遷移する。
図17(a)に示すように、アルバム作成ページ1400は、公開設定ボタン1401、SNSボタン1402、タイトル入力ボックス1403、カバー画像入力ボックス1404、説明文入力ボックス1405および画像追加ボタン1406を含む。
公開設定ボタン1401は、作成するアルバムの公開を設定するためのボタンである。SNSボタン1402は、作成するアルバムをSNSでシェアするためのボタンである。タイトル入力ボックス1403は、作成するアルバムのアルバム名を入力するためのボックスである。カバー画像入力ボックス1404は、作成するアルバムのカバー画像を入力するためのボックスである。説明文入力ボックス1405は、作成するアルバムの説明文を入力するためのボックスである。画像追加ボタン1406は、作成するアルバムに含める生成画像を選択するためのボタンである。
ユーザは、タイトル入力ボックス1403または説明文入力ボックス1405を押下することにより、テキストを入力することができる。また、ユーザは、カバー画像入力ボックス1404を押下することにより、カバー画像として用いる画像を選択したり、カバー画像用に画像を編集することができる。また、ユーザは、画像追加ボタン1406を押下することにより、既存のアルバム(「未整理プリ」アルバムまたはユーザが作成したアルバム)内の生成画像の中から、新たに作成するアルバムに追加する生成画像を選択することができる。
なお、ユーザがカバー画像を選択するのではなく、管理サーバ4(画像管理部414)が自動的にカバー画像を決定してもよい。例えば、画像管理部414は、新たに作成するアルバムに追加する生成画像のうち、最も評価の高い生成画像をカバー画像として決定してもよい。また、画像管理部414は、新たに作成するアルバムに追加する生成画像として、ユーザが最初にまたは最後に選択した生成画像をカバー画像として決定してもよい。特に、「未整理プリ」アルバムのカバー画像は、画像管理部414が自動的に決定してもよい。この場合、例えば、画像管理部414は、「未整理プリ」アルバム内において撮影日時または保存日時が最新または最古の生成画像をカバー画像として決定してもよい。
ユーザが新たに作成するアルバムのアルバム名、カバー画像、説明文、生成画像を入力・選択すると、図17(b)に示すように、アルバム作成ページ1450に入力または選択したアルバム名、カバー画像、説明文、生成画像が表示される。ユーザがアルバム作成に必要な情報を入力した後、アルバム作成ページ1450上の保存ボタン1451を押下することにより、入力または選択した内容で新たなアルバムが作成される。
なお、新たに作成したアルバムの表示順序は「1」となる。つまり、新たに作成したアルバムの表示順序は、「未整理プリ」アルバム1210の次になる。また、新たに作成したアルバム内の生成画像の表示順序は、日付順(保存日時または撮影日時)であってもよいし、ユーザが生成画像を選択した順番であってもよい。
また、ユーザが保存ボタン1451を押下すると、マイページ1200に遷移する。そのため、ユーザは、マイページ1200上でアルバムが新たに作成されたことを確認することができる。
また、マイページ1200上のアルバムメニューボタン1256からもアルバムを作成することができる。ユーザがアルバムメニューボタン1256を押下すると、図17(c)に示すような、アルバムメニューページ1470に遷移する。
図17(c)に示すように、アルバムメニューページ1470は、アルバム作成ボタン1471、アルバム並び替えボタン1472、および、アルバム削除ボタン1473を含む。
アルバム作成ボタン1471は、アルバム作成ページ1400に遷移するためのボタンである。ユーザは、アルバム作成ボタン1471を押下することにより、上記と同様に、アルバムを作成することができる。アルバム並び替えボタン1472は、作成したアルバムのマイページ1200上での表示順序(表示位置)を変更するためのアルバム表示順序変更ページに遷移するためのボタンである。ユーザは、アルバム表示順序変更ページにおいて、ドラッグ&ドロップ等の操作により、作成したアルバムの表示順序を変更することができる。なお、ユーザがアルバムの表示順序を変更すると、画像管理部414は、アルバム管理情報におけるアルバムの表示順序を更新する。アルバム削除ボタン1473は、作成したアルバムを削除するためのアルバム削除ページに遷移するためのボタンである。ユーザは、アルバム削除ページにおいて、作成したアルバムを削除することができる。なお、削除したアルバム内の生成画像は、「未整理プリ」アルバムに移動する。
(タイムラインページの詳細)
次にタイムラインページについて説明する。タイムラインページは、画像提供サイトのウェブページであって、ユーザ自身のアルバムおよび特定の他のユーザの公開アルバムが時系列で掲載されているウェブページである。具体的に、上記特定の他のユーザとは、ユーザがフォローしているユーザである。すなわち、ユーザは、他のユーザをフォローすることにより、タイムラインページにおいて、フォローしているユーザの所有する公開アルバムに含まれる生成画像を閲覧することができる。また、タイムラインページに掲載される画像は、写真シール作成装置1が生成した生成画像だけである。
ユーザがマイページ1200等において、ページ切替ボタン1251を押下すると、図18に示すような、タイムラインページ1500に遷移する。タイムラインページ1500には、公開アルバムに含まれる1枚以上の生成画像と、当該公開アルバムに係る情報(例えば日時、ユーザアカウント名、キャプション、ならびに公開アルバムまたは公開アルバムに含まれる生成画像に対する評価およびコメント等のコミュニケーション行為など)とが、図18に示すように、ひとまとめの記事(記事1550および1560)として掲載される。
図18に示すように、タイムラインページ1500は、ユーザ画像1510、ユーザ名1511、更新時間1512、サムネイル画像1521〜1527、更新内容1530、アルバム評価数1540、画像保存ボタン1551およびユーザ検索ボタン1552を含む。1つのアルバムにつき、ユーザ画像1510、ユーザ名1511、更新時間1512、サムネイル画像1521〜1527、更新内容1530およびアルバム評価数1540が掲載される。
ユーザ画像1510は、アルバムを所有するユーザのユーザ画像である。ユーザ名1511は、アルバムを所有するユーザの名称である。更新時間1512は、現在を基準とする、アルバムが更新(または作成)された時間(経過時間)を示す。なお、更新時間1512に、アルバムが更新(または作成)された時刻を掲載してもよい。更新内容1530は、アルバムの更新内容を示すものであり、図18に示すように、例えば、アルバム名と追加した生成画像の枚数を掲載する。アルバム評価数1540は、アルバムのアルバム評価数である。なお、ユーザがアルバム評価数1540を押下することにより、評価が付与された画像および当該画像に対して評価を付与したユーザの一覧が表示されてもよい。
サムネイル画像1521〜1527は、アルバム内の生成画像のサムネイル画像である。本実施形態では、アルバムのサムネイル画像が掲載される画像掲載領域1520内に最大7つのサムネイル画像が掲載される。なお、画像掲載領域1520内に掲載されるサムネイル画像の枚数は任意でよい。また、画像掲載領域1520内に掲載されるサムネイル画像の最大枚数は、写真シール作成装置1が1プレイで管理サーバ4に送信可能な生成画像の最大枚数と同値でもよい。また、アルバムの更新時以前の所定時間内に追加された生成画像(所定時間内に写真シール作成装置1から管理サーバ4に送信された生成画像)全てのサムネイル画像を画像掲載領域1520内に掲載してもよい。また、単に、アルバムへの追加順序(写真シール作成装置1から管理サーバ4への送信順序)に応じて、最新の7つの生成画像のサムネイル画像を画像掲載領域1520内に掲載してもよい。
また、本実施形態では、サムネイル画像1521〜1527は、アルバム内の表示順序が第1番〜第7番の生成画像のサムネイル画像である。なお、画像掲載領域1520内に掲載されるサムネイル画像は、アルバム内の任意の生成画像のサムネイル画像であってよい。
また、画像掲載領域1520内に複数のサムネイル画像が掲載される場合、大きさ(縮小率)が異なるサムネイル画像が掲載される。具体的には、図18に示すように、本実施形態では、アルバム内の表示順序が第1番目の生成画像のサムネイル画像の大きさを、第2番目〜第7番目の生成画像のサムネイル画像より大きく掲載する。なお、本実施形態では、2種類の大きさ(縮小率)のサムネイル画像を画像掲載領域1520内に掲載しているが、これに限るものではなく、3種以上の大きさ(縮小率)のサムネイル画像を画像掲載領域1520内に掲載してもよい。また、画像掲載領域1520内に複数のサムネイル画像が掲載される場合、撮影日時または保存日時が古い生成画像のサムネイル画像を、他の生成画像のサムネイル画像に比べて小さく掲載してもよい。
また、本実施形態では、画像掲載領域1520内に掲載するサムネイル画像の枚数に応じて、サムネイル画像の掲載位置を変更する。具体的には、図19に示すように、画像掲載領域1520内に掲載するサムネイル画像の枚数(1枚〜7枚)によって、サムネイル画像の配置パターンが変わる。
図19(a)に示すように、画像掲載領域1520内に掲載するサムネイル画像の枚数が1枚の場合(アルバム内の生成画像の枚数が1枚の場合)、アルバム内の第1番目の生成画像のサムネイル画像1521を画像掲載領域1520の中央に配置する。このとき、図19(a)に示すように、画像掲載領域1520の形状が横長の長方形であり、生成画像の形状が縦長の長方形の場合、サムネイル画像1521の縦の長さが画像掲載領域1520の縦の長さと一致するように、サムネイル画像1521の縮小率を設定する。すなわち、画像掲載領域1520内に収まるようにサムネイル画像1521を最大の大きさで掲載する。
また、図19(b)に示すように、画像掲載領域1520内に掲載するサムネイル画像の枚数が2枚の場合(アルバム内の生成画像の枚数が2枚の場合)、アルバム内の第1番目の生成画像のサムネイル画像1521を左側に配置し、第2番目の生成画像のサムネイル画像1522をサムネイル画像1521の右側に配置し、サムネイル画像1521および1522を画像掲載領域1520内に中央寄せで配置する。このとき、サムネイル画像1521の大きさを、サムネイル画像1522より大きくする。
また、図19(c)に示すように、画像掲載領域1520内に掲載するサムネイル画像の枚数が3枚の場合(アルバム内の生成画像の枚数が3枚の場合)、アルバム内の第1番目の生成画像のサムネイル画像1521を左側に配置し、第2番目および第3番目の生成画像のサムネイル画像1522および1523をサムネイル画像1521の右側に上下に並べて配置し、サムネイル画像1521〜1523を画像掲載領域1520内に中央寄せで配置する。このとき、サムネイル画像1521の大きさを、サムネイル画像1522および1523より大きくする。なお、第2番目および第3番目の生成画像のサムネイル画像1522および1523を左右に並べて配置してもよい。すなわち、サムネイル画像1521の右側にサムネイル画像1522を配置し、サムネイル画像1522の右側にサムネイル画像1523を配置してもよい。
また、図19(d)に示すように、画像掲載領域1520内に掲載するサムネイル画像の枚数が4枚の場合(アルバム内の生成画像の枚数が4枚の場合)、アルバム内の第1番目の生成画像のサムネイル画像1521を左側に配置し、第2番目〜第4番目の生成画像のサムネイル画像1522〜1524をサムネイル画像1521の右側に上下に並べて配置し、サムネイル画像1521〜1524を画像掲載領域1520内に中央寄せで配置する。このとき、サムネイル画像1521の大きさを、サムネイル画像1522〜1524より大きくする。
また、図19(e)に示すように、画像掲載領域1520内に掲載するサムネイル画像の枚数が5枚の場合(アルバム内の生成画像の枚数が5枚の場合)、アルバム内の第1番目の生成画像のサムネイル画像1521を左側に配置し、第2番目〜第4番目の生成画像のサムネイル画像1522〜1524をサムネイル画像1521の右側に上下に並べて配置し、さらに第5番目の生成画像のサムネイル画像1525をサムネイル画像1522〜1524の右側に配置し、サムネイル画像1521〜1525を画像掲載領域1520内に中央寄せで配置する。このとき、サムネイル画像1521の大きさを、サムネイル画像1522〜1525より大きくする。
また、図19(f)に示すように、画像掲載領域1520内に掲載するサムネイル画像の枚数が6枚の場合(アルバム内の生成画像の枚数が6枚の場合)、アルバム内の第1番目の生成画像のサムネイル画像1521を左側に配置し、第2番目〜第4番目の生成画像のサムネイル画像1522〜1524をサムネイル画像1521の右側に上下に並べて配置し、さらに第5番目および第6番目の生成画像のサムネイル画像1525および1526をサムネイル画像1522〜1524の右側に上下に並べて配置し、サムネイル画像1521〜1526を画像掲載領域1520内に中央寄せで配置する。このとき、サムネイル画像1521の大きさを、サムネイル画像1522〜1526より大きくする。
また、図19(g)に示すように、画像掲載領域1520内に掲載するサムネイル画像の枚数が7枚の場合(アルバム内の生成画像の枚数が7枚以上の場合)、アルバム内の第1番目の生成画像のサムネイル画像1521を左側に配置し、第2番目〜第4番目の生成画像のサムネイル画像1522〜1524をサムネイル画像1521の右側に上下に並べて配置し、さらに第5番目〜第7番目の生成画像のサムネイル画像1525〜1527をサムネイル画像1522〜1524の右側に上下に並べて配置し、サムネイル画像1521〜1527を画像掲載領域1520内に中央寄せで配置する。このとき、サムネイル画像1521の大きさを、サムネイル画像1522〜1527より大きくする。
ここで、アルバム内の第1番目の生成画像の形状が横長の長方形の場合、図19(h)に示すように、第1番目の生成画像のサムネイル画像1521aの横の長さが、図19(a)〜(g)に示すサムネイル画像1521が掲載されている領域の横の長さと一致するように、サムネイル画像の縮小率を設定してもよい。
また、アルバム内の第1番目の生成画像の形状が横長の長方形の場合、各サムネイル画像の掲載位置を変更してもよい。例えば、図19(i)に示すように、画像掲載領域1520aの形状を縦長の長方形に変更し、サムネイル画像1521aの横の長さが画像掲載領域1520aの横の長さと一致するように、サムネイル画像1521の縮小率を設定する。そして、アルバム内の第1番目の生成画像のサムネイル画像1521aを上側に配置し、第2番目〜第4番目の生成画像のサムネイル画像1522〜1524をサムネイル画像1521aの下側に左右に並べて配置し、さらに第5番目〜第7番目の生成画像のサムネイル画像1525〜1527をサムネイル画像1522〜1524の下側に左右に並べて配置し、サムネイル画像1521a〜1527を画像掲載領域1520a内に中央寄せで配置する。
画像保存ボタン1551は、新たに画像提供サイトに生成画像を保存するための画像保存ページに遷移するためのボタンである。例えば、ユーザは、この画像保存ページにおいて、シールIDを入力することにより、シールIDの示す1または複数の生成画像のうち、1または複数の生成画像を新たに画像提供サイトに保存することができる。
ユーザ検索ボタン1552は、他のユーザを検索するためのユーザ検索ページに遷移するためのボタンである。ユーザは、ユーザ検索ページにおいて、他のユーザを検索し、所望の他のユーザをフォローすることができる。
また、タイムラインページにおいて、ユーザがサムネイル画像の掲載位置を変更した場合、掲載位置の変更に連動して、アルバム内の生成画像の表示順序が変更されてもよい。すなわち、画像管理部414は、ユーザがサムネイル画像の掲載位置を変更すると、アルバム管理情報における画像の表示順序を更新する。具体的には、ユーザがサムネイル画像1521とサムネイル画像1522との掲載位置を入れ替えた場合、画像管理部414は、サムネイル画像1522に対応する生成画像の表示順序を「1」にし、サムネイル画像1521に対応する生成画像の表示順序を「2」に設定してもよい。
また、タイムラインページにおいて、ユーザが何れかのサムネイル画像を押下すると、選択されたサムネイル画像に対応する生成画像の画像詳細ページ1350に遷移する。
また、タイムラインページに、ユーザが未読のアルバムがある場合、ページ切替ボタン1251上に未読のアルバムの個数(更新件数)を示す未読アルバム数バッジを表示してもよい。
(タイムラインページ作成処理)
次に、管理サーバ4が実行するタイムラインページ作成処理について図23に基づいて説明する。図23は、管理サーバ4が実行するタイムラインページ作成処理の一例を示すフローチャートである。
管理サーバ4の通信制御部411は、携帯端末6から、ユーザによるページ切替ボタン1251の押下を示す操作指示を受信すると、ウェブページ作成部413に受信した操作指示を出力し、タイムラインページの作成を指示する。
ウェブページ作成部413は、通信制御部411から受け取った操作指示に基づいて、上記ユーザがフォローしている他のユーザを特定する(S31)。具体的には、ウェブページ作成部413は、記憶部402の会員データベース422から上記ユーザのユーザ管理情報を読み出し、読み出したユーザ管理情報を参照して、上記ユーザがフォローしている他のユーザを特定する。
ウェブページ作成部413は、タイムラインページに掲載する、上記ユーザのアルバムおよび特定した他のユーザの公開アルバムを特定する(S32)。具体的には、ウェブページ作成部413は、記憶部402の画像データベース424から上記他のユーザのアルバム管理情報を読み出し、読み出したアルバム管理情報を参照して、上記他のユーザの所有するアルバムのうち、上記他のユーザが他者に公開しているアルバム(公開アルバム)を特定する。また、ウェブページ作成部413は、記憶部402の画像データベース424から上記ユーザのアルバム管理情報を読み出し、読み出したアルバム管理情報を参照して、上記ユーザの所有するアルバムを特定する。
ウェブページ作成部413は、特定したアルバム毎に、タイムラインページに掲載する生成画像の枚数を特定する(S34)。具体的には、ウェブページ作成部413は、アルバム毎に、アルバム管理情報を参照して、アルバム内の生成画像の枚数が所定枚数未満であるか否かを判定する。ウェブページ作成部413は、所定枚数未満であると判定したアルバムについては、タイムラインページに掲載する生成画像の枚数を、アルバム内の生成画像の枚数とする。つまり、アルバム内の生成画像全てをタイムラインページに掲載する。一方、ウェブページ作成部413は、所定枚数未満ではないと判定したアルバムについては、タイムラインページに掲載する生成画像の枚数を上記所定枚数とする。つまり、アルバム内の生成画像のうち、所定枚数の生成画像をタイムラインページに掲載する。このとき、ウェブページ作成部413は、アルバム内の表示順序が第1番目から第n番目(nは上記所定枚数と同値)の生成画像をタイムラインページに掲載する。なお、アルバムに含まれる生成画像のうち、タイムラインページに掲載する生成画像を掲載画像(代表画像)と称し、掲載画像の枚数を掲載枚数と称する。すなわち、掲載画像は、アルバムに含まれる生成画像の全ての画像、または、アルバムに含まれる生成画像のうちの一部の生成画像である。
ウェブページ作成部413は、特定したアルバム毎に、掲載画像の形状を特定する(S35)。例えば、ウェブページ作成部413は、掲載画像の形状が縦長の長方形であるか、横長の長方形であるかを特定する。また、例えば、ウェブページ作成部413は、掲載画像の画角(掲載画像の形状が長方形であるか正方形であるか)を特定する。また、ウェブページ作成部413は、アルバム内の表示順序が第1番目の生成画像のみの形状を特定してもよい。また、ウェブページ作成部413は、掲載画像がアップ画像であるか全身画像であるかを判定して、掲載画像の形状を特定してもよい。ここで、アップ画像とは、画像の縦横比が1:1、1:1.2または1:1.1である画像である。また、全身画像とは、画像の縦横比が3:4または9:16である画像である。
ウェブページ作成部413は、特定したアルバム毎に、タイムラインページにおける掲載画像の配置パターンを特定する(S36)。具体的には、ウェブページ作成部413は、ウェブページデータベース423から配置パターン情報を読み出し、読み出した配置パターン情報を参照して、特定した掲載枚数および特定した掲載画像の形状に対応する配置パターンを特定する。
ウェブページ作成部413は、特定した配置パターンに基づいて、各アルバムの掲載画像を掲載したタイムラインページを作成する(S37:ページ作成ステップ)。ウェブページ作成部413は、作成したタイムラインページを通信制御部411に出力する。通信制御部411は、受け取ったタイムラインページを通信部403を介して携帯端末6に送信する(S38:送信ステップ)。
なお、S34において、ウェブページ作成部413は、写真シール作成装置1においてユーザが掲載画像として指定した生成画像を掲載画像として決定してもよい。この場合、写真シール作成装置1は、事後接客処理において、ユーザに生成画像の中から掲載画像を指定させる。そして、写真シール作成装置1は、掲載画像であるか否かを示す情報を生成画像に対応付けて、管理サーバ4に生成画像を送信する。ウェブページ作成部413は、アルバム内の生成画像に対応付けられている上記情報を参照して、ユーザが掲載画像として指定した生成画像を特定し、特定した生成画像を掲載画像として決定する。
なお、S36において、ウェブページ作成部413が自動的に掲載画像の配置パターンを特定しているが、これに限るものではない。例えば、ユーザが掲載画像の配置パターンを指定し、ウェブページ作成部413は、ユーザが指定した配置パターンで生成画像を配置してもよい。
次に、タイムラインページにおいて、ユーザが掲載画像の位置を変更することにより、アルバム内の生成画像の表示順序を変更する処理について説明する。
通信制御部411は、携帯端末6から、ユーザによる掲載画像の位置変更を示す操作指示を受信すると、画像管理部414に受信した操作指示を出力し、画像管理部414に表示順序の変更を指示する。
画像管理部414は、通信制御部411から受け取った操作指示に基づいて、掲載位置を変更された掲載画像のアルバム内の表示順序を、変更後の掲載位置に対応する表示順序に設定し、当該アルバムのアルバム管理情報を更新する。
画像管理部414は、更新したアルバム管理情報を画像データベース424に保存し、アルバム管理情報を更新したことをウェブページ作成部413に通知する。ウェブページ作成部413は、更新されたアルバム管理情報に基づいて、タイムラインページを作成する。
〔実施形態2〕
本発明に係る管理サーバ4は、ウェブページ作成部413において、生成画像のうちの所定枚数の画像(代表画像)を掲載したページであって、上記生成画像を異なる大きさで掲載させたページであるタイムラインページを作成してもよい。そして、管理サーバ4は、通信制御部411および通信部403を介し、当該タイムラインページを携帯端末6に送信することにより、携帯端末6に上記タイムラインページを表示させてもよい。
以下、本発明の第2実施形態について、図24〜32を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。また、図面の記載の簡略化のため、複数の図面に繰り返し示される表示要素(ボタン等のオブジェクトやサムネイル画像など)で、各図面において必須でない表示要素については、部材番号の記載および当該部材の説明を省略する。
本実施形態に係る画像提供サイトは、アルバム単位ではなく、生成画像1枚ずつに対し、当該生成画像を他のユーザ(フォロワー)に公開するか否かの設定が可能である点で、実施形態1に係る画像提供サイトと異なる。そして、本実施形態に係る画像提供サイトは、タイムラインページに、1枚以上の生成画像をアルバムに依存せず当該生成画像毎に公開し掲載する点において、実施形態1に係る画像提供サイトと異なる。すなわち、ユーザは、アルバム作成やアルバムへの生成画像の追加(移動)などの行為をしなくとも、他のユーザにタイムライン上で生成画像を閲覧させることができる。なお、以降の説明では、画像提供サイト(タイムラインページ)上で1枚以上の生成画像を他のユーザに向けて公開することを、「投稿する」と称する。本実施形態では、ユーザが投稿することによってタイムラインページに掲載される生成画像が、実施形態1における掲載画像(代表画像)に対応する。
(タイムラインページ2500)
まず始めに、本実施形態に係るタイムラインページについて、図24を用いて詳述する。図24の(a)は、本実施形態に係るタイムラインページ2500を示す図である。タイムラインページ2500は、ユーザ自身の投稿した生成画像と、当該ユーザがフォローしている他のユーザが投稿した生成画像とを共に(あるいはユーザ自身の生成画像と他のユーザの生成画像とを分けて)時系列に表示する。また、タイムラインページ2500は、1回の投稿に含まれる1枚以上の生成画像と、当該投稿に係る情報(例えば投稿日時、投稿したユーザ、キャプション、ならびに投稿された生成画像に対する評価およびコメント等のコミュニケーション行為など)をひとまとめの記事として表示する。タイムラインページ2500上のサムネイル2501〜2507のいずれかが選択されると、選択されたサムネイル(図24の(a)の例ではサムネイル2501)に対応する生成画像の画像詳細ページ2350に遷移する。
図24の(b)〜(d)は、画像詳細ページ2350を示している。画像詳細ページ2350は、実施形態1に係る画像詳細ページ1350と同様の機能に加え、画像の表示領域上でスワイプ操作を行うことにより、当該領域に表示している画像を入れ替えることができる。より具体的には、例えば図24の(b)に示すように画像2501が表示されている状態で、ユーザが図24の(c)の白抜き矢印に示すようにスワイプ操作を行ったとする。この場合、図24の(a)に表示されていた7枚の生成画像のサムネイル2501〜2507のうち、画像2501以外の6枚のうちいずれかが画像2501からスライドされて表示される。例えば図24の(d)の場合、画像2501に入れ替わり画像2502が画像詳細ページ2350に表示されるようになる。なお、図24ではスワイプ操作は左右方向に行うこととしたが、上下または斜め方向へのスワイプに対応して、上述のような画像の入れ替え表示を行うこととしてもよい。
なお、実施形態1に係るタイムラインページ1500(図18)において、サムネイル1521〜1527を選択することにより、画像詳細ページ2350に遷移することとしてもよい。また、この場合においても、図24の(b)〜(d)に示したような、ユーザのスワイプ操作に対応した生成画像(アルバム中の画像)の入れ替え表示を行ってもよい。
(マイページ2200)
図25は、本実施形態に係るマイページ2200を示す図である。マイページ2200には、実施形態1にて説明したマイページ1200(図16の(a))に含まれる表示要素に加え、図示の通り、アルバムタブ2210と、投稿タブ2220とが切替え可能に表示されている。また、マイページ2200には、マイページ1200におけるアルバム作成ページへ遷移するためのページ切替ボタン1253の代わりに(またはページ切替ボタン1253と共に)投稿ボタン2254が設けられている。投稿ボタン2254は、生成画像の投稿を行うためのボタンである。ユーザにより投稿ボタン2254が選択されると、投稿する生成画像を選択するための画像選択ページ3500に遷移する。生成画像の投稿の流れについては、後で詳述する。
図25の(a)は、アルバムタブ2210を表示させた場合のマイページ2200を示している。アルバムタブ2210には、図示の通り、アルバム1210(未整理画像が含まれるアルバム)と、ユーザが作成したアルバム2230とが表示される。ユーザは表示されているアルバムのいずれかを選択することにより、選択したアルバムのアルバム詳細ページ1370を表示させることができる。
一方、図25の(b)は投稿タブ2220を表示させた場合のマイページ2200を表示している。投稿タブ2220には、ユーザ自身の投稿した記事のみ、または後で詳述するタイムラインページ2500にて提示される記事全てが時系列に沿って表示される。なお、投稿タブ2220内の情報は自動または手動でスクロールされてもよい。また、投稿タブ2220内に表示された記事(図25の(b)の場合は記事2550など)を選択すると、当該選択した記事を投稿後に編集するためのページに遷移してもよい。
なお、生成画像を公開するか否かは、画像設定ページにて設定できるようにしてもよい。実施形態1にて説明した通り、画像詳細ページ1350において画像設定ボタン1363が選択されると、各生成画像についての画像設定ページに遷移する。画像設定ページには、生成画像が現在公開されているか、非公開かが記載されており、ユーザは当該記載を参照して生成画像を公開するか否かを判断し、必要に応じて生成画像の公開および非公開の設定を変更する。
また、生成画像を投稿した後に、当該投稿した生成画像を非公開にした場合、上記投稿により掲載される記事に生成画像(生成画像のサムネイル)を表示せず、上記生成画像が非公開である旨を表示すればよい。また、投稿した生成画像を削除した場合は、上記投稿により掲載される記事に、表示すべき生成画像が削除されて存在していない旨を表示すればよい。
(生成画像の投稿)
図26は、生成画像の投稿に係る画面遷移の一例を示す図である。ユーザが生成画像の画像提供サイトへの保存を終え、生成画像を投稿する場合を一例にとり説明する。
図26の(a)は生成画像の保存完了を示すページとして表示される保存画像確認ページ3400を示している。保存画像確認ページ3400には図示の通り、保存が完了した画像を整理するための画像整理ボタン3402が少なくとも配置されている。なお、保存画像確認ページ3400には図示の通り、一部または全部の未整理画像のサムネイル3401や、未整理画像をさらに表示するための表示ボタン3403や、前の画面(この場合はマイページ2200)に戻るための戻るボタン3404が配置されていてもよい。
ここで、ユーザにより保存画像確認ページ3400の画像整理ボタン3402が選択されると、画像選択ページ3500にページが遷移する。なお、図26の(b)に示すようにタイムラインページ2500に投稿ボタン3163を配置し、投稿ボタン3163が選択された場合に画像選択ページ3500に画面遷移することとしてもよい。
図26の(c)および(d)は画像選択ページ3500を示している。画像選択ページ3500は図示の通り、画像提供サイトで保存済の生成画像のサムネイルであって、選択および未選択を切替え可能な状態で表示される生成画像のサムネイル3510と、タイムラインに投稿する生成画像を決定するための投稿画像決定ボタン3501とを少なくとも含んでいる。なお、上記サムネイル3510は生成画像の作成日時、保存日時、または当該生成画像が含まれるアルバムに応じてソートされて表示されてもよい。より好ましくは、「未整理プリ」アルバム1210に含まれる画像が表示される。また、ボタン3501〜3504は、画像のサムネイル3510を1枚以上選択した場合に選択可能となる(アクティブになる)ボタンであってよい。さらに、画像選択ページ3500は、前の画面に戻るための戻るボタン3404を含んでいてもよい。
画像選択ページ3500で生成画像が選択されると、選択された生成画像が未選択のものと区別して表示される。例えば、図26の(c)に示す画像選択ページ3500において画像3510A〜Cが選択された場合、図26の(d)に示すように、選択された画像3510A〜Cがグレーアウトされた状態およびチェックボックスに印が入った状態で表示される。ここで、投稿画像決定ボタン3501が選択された場合、投稿編集ページ3600に遷移する。なお、画像選択ページ3500において、選択する生成画像(すなわち、タイムラインに投稿する生成画像)の枚数に上限を設けてもよい。また、当該上限を超えて生成画像が選択された場合、投稿できる枚数の上限を超えていることを、ポップアップ画面などでユーザに警告してもよい。
図26の(e)は、図26(d)にて投稿画像決定ボタン3501を押下すると表示される投稿編集ページ3600を示している。投稿編集ページ3600は図示の通り、画像選択ページ3500にて選択された生成画像のサムネイル3601A〜3601C(タイムラインに投稿しようとしている生成画像のサムネイル)と、投稿の説明文であるキャプションを入力するキャプション入力欄3604と、生成画像の投稿と共に当該生成画像を追加するアルバムを選択するためのプルダウンリストであるアルバム名リスト3605と、他のシステム(例えば、メッセージ、SNS機能を有するシステムなど)との連携の有無(連携設定)を選択する連携設定スライドバー3606と、投稿を決定する投稿決定ボタン3608と、サムネイルのレイアウトを変更するためのレイアウト変更ボタン2610と、を含む。なお、投稿編集ページ3600にも戻るボタン3404が含まれていても良い。投稿編集ページ3600上では、投稿する生成画像のサムネイルのレイアウトの変更や、当該サムネイルの表示範囲の調整が可能である。サムネイルのレイアウト変更や表示範囲の変更については、後で詳述する。また、投稿編集ページ3600において表示される生成画像のサムネイルは、いずれかを選択すると、投稿編集ページ3600上、およびタイムラインへの投稿時に、選択されたサムネイルが大きく表示されるようにしてもよい。また、キャプション入力欄3604は投稿する生成画像毎に(すなわち、投稿する生成画像1枚ずつに対しキャプションが入力可能なように)設けられてもよい。
なお、投稿する生成画像が1枚の場合は、大きく表示するサムネイルを選択させなくてよい。また、キャプション入力欄3604に対し、所定の文字数制限(例えば500文字)を超えてキャプションが入力された場合、上記文字数制限を超過している分の文字を、制限内の文字と異なる表示様式(例えば赤色にするなど)で表示してもよい。また、キャプション入力欄3604はスクロール可能であってもよい。さらに、画像提供サイトのユーザアカウントのIDを示す特定の文字列を入力した場合は、当該IDのユーザのマイページ2200に対するリンクを、上記文字列に付加してもよい。また、アルバム名リスト3605には少なくとも公開アルバムが選択可能に表示されればよい。また、公開アルバムが存在しない(「未整理プリ」アルバム1210以外にアルバムが作成されていない、または作成されたアルバムが全て非公開アルバムである)場合は、アルバム名リストには、公開アルバムが無い旨を表示し、アルバムを選択不可能としてもよい。また、外部アプリへの意図しない連携を防ぐため、連携設定スライドバー3606は初期設定が連携無し(OFF)であることが望ましい。
ユーザは投稿編集ページ3600においてキャプションを入力し、連携設定を選択する。また、生成画像の投稿と共にアルバムに当該生成画像を追加する場合は、ユーザはアルバム名リスト3605のプルダウンから、当該生成画像を追加するアルバムを選択する。このように、生成画像の投稿に係る入力および選択が終了し、ユーザにより投稿決定ボタン3608が選択されると、画像選択ページ3500にて選択された画像(図26の場合は画像3510A〜C)が画像提供サイト上に投稿される。そして、管理サーバ4は、上記投稿が掲載されたタイムラインページ2500を作成し、携帯端末6に送信する。携帯端末6の表示部605は上記タイムラインページ2500を表示する。図26の(g)は、生成画像の投稿が反映されたタイムラインページ2500を示している。図示の通り、ユーザAの投稿が記事3350としてトップに表示されたタイムラインページ2500が表示部605に表示される。
なお、図26の(e)に示す投稿編集ページ3600において外部アプリとの連携設定を「連携有り」と設定し、かつ、キャプション入力欄3604に上記外部アプリにおける1メッセージで送信可能な文字数を超えて文字を入力した状態で、投稿決定ボタン3608が選択された場合、投稿編集ページ3600に、図26の(f)に示すような、外部システムにおけるメッセージのプレビュー画面をポップアップで重畳表示して、このまま投稿(および外部システムにおけるメッセージ投稿)を行うか否かを選択させてもよい。これにより、外部システムにおける文字数制限を超過していることをユーザに通知することができる。
また、投稿編集ページ3600を経ず、画像選択ページ3500にて投稿を完了できるようなショートカット機能を備えていてもよい。そのとき、画像選択ページ3500にて、ショートカットボタン(図示せず)を設けてもよい。当該ショートカットボタンが選択された場合、選択中の生成画像(図26の場合は画像3510A〜C)を所定の記事にて画像提供サイト上に投稿し、当該投稿を掲載したタイムラインページ2500に遷移してもよい。つまりこの場合、連携設定およびキャプションは自動的に設定される、予め定められた値または文言であってよい。また自動設定された連携設定およびキャプションは、タイムライン2500または投稿した生成画像の画像詳細ページ2350において、投稿後に変更できるようにすればよい。
なお、投稿編集ページ3600にて戻るボタン3404が選択された場合、投稿編集ページ3600で入力されたキャプション、アルバム名リスト3605から選択されたアルバム名、および連携設定は保持されていてもよい。そして、投稿編集ページ3600から戻った画像選択ページ3500にて画像が選択し直され、再び投稿画像決定ボタン3501が選択された場合、上記保持されていたキャプション、アルバム名、および連携設定が表示された状態の投稿編集ページ3600に遷移してもよい。
なお、投稿編集時に特定の公開アルバムの選択がされなかった場合、投稿された生成画像は、投稿済の生成画像をまとめた投稿アルバムに自動的に追加されることとしてもよい。もしくは、上記投稿された生成画像はそれぞれ、公開状態に設定されるが「未整理プリ」アルバム1210、または上記投稿以前に上記生成画像が追加されていたアルバムに含まれたままであってもよい。
例えば、上記投稿の際に、異なるアルバムからそれぞれ1枚以上の生成画像が投稿された場合、すなわち、図26の(d)に示す画像選択ページ3500にて異なるアルバムに含まれる生成画像が選択された場合、図26の(g)に示すタイムラインページ2500の記事3350には、それぞれのアルバムの掲載画像(代表画像)が掲載される。具体的には、例えば、アルバムXから1枚、アルバムYから1枚の生成画像が投稿された場合、タイムラインページには、記事3350としてアルバムXの掲載画像1枚と、アルバムYの掲載画像1枚とが掲載される。つまり、タイムラインページ2500は、1回の投稿において、アルバムXから選択された代表画像とアルバムYから選択された代表画像とを1つのアルバムと見做して1つの記事3350内に収まるように(すなわちアルバム毎に)掲載したページである。
なお、投稿アルバムに生成画像を追加する際の管理サーバ4の処理については、通常のアルバムへの画像の追加と同様の処理であってよい。また、投稿アルバムのデータ構造は通常のアルバムと同様であってもよいし、アルバム情報に当該アルバムが投稿アルバムである旨を記憶させておいてもよい(すなわち、アルバム情報にて投稿アルバムと通常のアルバムとを区別しておいてもよい)。また、投稿アルバムは、常に公開設定が公開状態である(非公開にできない)ようにしてもよい。また、アルバムに追加できる生成画像の枚数に上限がある場合で、投稿アルバムに含まれる生成画像が上記上限に達した場合、2つ目の投稿アルバムが自動的に作成され、その後生成画像が投稿された場合は、上記2つ目の投稿アルバムに、上記投稿された生成画像が追加されてもよい。
なお、画像選択ページ3500は図示の通り、選択した生成画像を含むアルバムを新規作成する新規作成ボタン3502と、選択した生成画像を既存のアルバムに移動させるための移動ボタン3503と、選択した生成画像を削除するための削除ボタン3504と、を含んでいてもよい。
(投稿編集ページの機能)
以下、図27を用いて投稿編集ページにおけるサムネイルのレイアウト変更について説明する。図27の(a)および(b)は、本実施形態に係る投稿編集ページ3600を示す図である。投稿編集ページ3600はレイアウト変更ボタン2610を少なくとも含む。図27の(a)に示す投稿編集ページ3600においてレイアウト変更ボタン2610が選択されると、図27の(b)に示すように、サムネイルのレイアウトのテンプレート2651〜2653が投稿編集ページ3600に選択可能に表示される。ここで、ユーザがレイアウトを1つ選択する(図27の(b)では2652)と、投稿編集ページ3600上でサムネイル2621〜2627が、選択されたレイアウト2652の通りに配置される。なお、サムネイルのレイアウトは、図27の(b)に示したような矩形領域に限られない。例えば、サムネイルをハートや星型などの所定の形状に切り抜いたり、各サムネイルを重畳して表示させたりしてもよい。また、上記レイアウトは、写真シール作成装置1での写真シールのレイアウトと同じまたは類似のレイアウトであってもよい。また、例えば、画像表示領域2620内に、装飾が施されたフレームを配置し、当該フレームにサムネイルをはめ込み表示することにより、サムネイルがコラージュのように表示されるようにしてもよい。また、上記フレームおよびフレーム内の背景画像などに、写真シール作成装置1でのスタンプや背景画像と同じまたは類似の画像を用いてもよい。また、上記フレームさらには、特定のレイアウトやテンプレートを定めずに、規定の枚数のサムネイルを画像表示領域2620内に自由に配置できるようにしてもよい。
なお、図27の(b)に示した、サムネイルのレイアウトの変更時に、各サムネイルの表示範囲の調整が可能であってもよい。図28の(a)は、投稿編集ページ3600において行われる、サムネイルの表示範囲の調整を示す図である。図28の(a)の白抜き矢印が示すように、投稿編集ページ3600上にてサムネイル2621〜2627のいずれかを選択して任意の方向にドラッグすることにより、選択したサムネイル(図28の(a)ではサムネイル2621)の表示範囲を調節することができる。
写真シール作成装置1においては、機種や撮影コースによって、生成画像のアスペクト比が異なる。より具体的には、生成画像には、ユーザの全身を撮影する全身撮影による縦長のもの、ユーザの上半身を撮影するアップ撮影による略正方形のもの、ユーザの幅方向をワイドに撮影するワイド撮影による横長のもの、などの種類がある。したがって、サムネイルの表示範囲を調節可能にすることにより、例えば全身撮影による縦長の生成画像と、略正方形またはワイド撮影による横長の生成画像とがサムネイルとして混在する場合などでも、それぞれのサムネイルのアスペクト比に合わせて、もしくは、当該サムネイルのうちユーザが見せたい範囲だけを、タイムライン上の記事で表示させることができる。
なお、投稿編集ページ3600では、サムネイルの表示範囲の調整の他に、サムネイルの拡大、縮小、回転、上下左右の反転なども可能であってよい。なお、上述したタイムライン1500および2500におけるサムネイルのレイアウト変更やサムネイルの表示範囲の変更は、記事毎に記憶される。
また、図28の(a)に示したサムネイルの表示範囲の調整は、タイムラインページ上で行われてもよい。図28の(b)は、タイムラインページ2500上にてサムネイル2521〜2527の表示範囲を調整する場合の画面例を示す図である。図示の通り、タイムラインページ2500上でいずれかのサムネイル画像を選択し、上下左右等にドラッグすることにより、サムネイルの表示範囲を調節することができる。また、タイムラインページ上でサムネイルのレイアウト変更が可能であってもよい。
なお、上述のように投稿編集ページ3600またはタイムラインページ2500にて調整されたサムネイルの表示範囲は、ユーザアカウント毎に記憶されてもよい。具体的に言えば、図28の(b)に示す生成画像(サムネイル2621〜2627に対応する生成画像)を投稿したユーザがサムネイル2621の表示範囲を変更した場合、当該ユーザのタイムラインページ2500では、表示範囲変更後のサムネイル2621が拡大される一方、上記ユーザをフォローしている他のユーザ(すなわち、上記ユーザのフォロワー)のタイムラインページ2500では、サムネイル2621は、当該他のユーザが調整した(もしくは未調整の場合はデフォルトの)表示範囲で表示されることとしてもよい。
もしくは、ユーザまたはユーザのフォロワーがタイムラインページ2500に表示された各記事のサムネイルいずれかの表示範囲を変更した場合、当該変更が、表示範囲を変更したサムネイルを含む記事を表示する場合に常に適用されるようにしてもよい。例えば、図28の(b)に示す生成画像(サムネイル2621〜2627に対応する生成画像)を投稿したユーザがサムネイル2621の表示範囲を変更した場合、当該ユーザのタイムラインページ2500でも、上記ユーザのフォロワーのタイムラインページ2500でも、サムネイル2621は、上記ユーザが調整した後の表示範囲で表示されることとしてもよい。
また、タイムラインページ2500においてサムネイルのレイアウトや、各記事の表示様式は一括変更可能であってもよい。図29は、タイムラインページにおける表示様式の変形例を示す図である。
図29の(a)は、図24の(a)に示したタイムラインページ2500であって、さらに、レイアウト変更ボタン2900が配置されているタイムラインページ2500を示している。ここで、レイアウト変更ボタン2900が選択されると、各記事内のサムネイルの表示様式が、任意のレイアウトに一括変更される。例えば、具体的には、図29の(b)に示すように、ユーザのスワイプ操作(白抜き矢印)に応じてサムネイルを切替え表示する表示様式に一括で変更される。これにより、ユーザはタイムラインページ2500において記事内のサムネイルの表示様式を、所望のレイアウトに一括変更することができる。なお、変更されるサムネイルの表示様式は、ユーザが予め設定しておいた好みのものでもよいし、自動的に決定されてもよい。
また、レイアウト変更ボタン2900が選択されたときに、記事自体のレイアウトを切替えることとしてもよい。例えば、図29の(c)および(d)に示すように、1つの記事の縦横の大きさ(および、必要に応じてキャプション等の表示文字数やレイアウトなど)を変更してもよい。これにより、タイムラインページ2500全体のレイアウトを一括して変更できるので、当該ページ全体に統一感を持たせることができる。なお、図29に示した表示様式の変更は、ユーザアカウント毎に記憶されていてよい。つまり、ユーザは、タイムラインページ2500を自分の好みの記事の配置で表示させ、閲覧することができる。
また、レイアウト変更ボタン2900が選択されたときに、上述した各記事内のサムネイルのレイアウトなど、サムネイル、キャプション、コメント等記事内の各種表示要素の表示様式と、記事自体のレイアウトとの少なくともいずれかを設定可能なポップアップ画面などを出現させ、任意の表示様式や記事自体のレイアウトをユーザに選択させてもよい。
なお、図28の(b)に示したようなサムネイルの表示範囲の調整や、図29に示したようなサムネイルのレイアウト変更は、実施形態1のタイムラインページ1500(図18)で実行可能としてもよい。
〔変形例〕
(画像提供サイトの機能のアプリケーションでの実現)
上記各実施形態では、管理サーバ4のウェブページ作成部413が画像提供サイトのウェブページを作成して、携帯端末6は、管理サーバ4から当該ウェブページを表示するためのデータを受信して、当該ウェブページを表示している。しかしながら、これに限るものではない。例えば、携帯端末6の表示制御部(ページ作成手段、表示制御手段)613がページ作成機能を有し、管理サーバ4から受信したデータに基づいて、画像提供サイトのページを作成してもよい。
具体的には、携帯端末6の通信制御部611が予め管理サーバ4から画像提供サイトのページの作成に必要なデータ(例えば、画像提供サイトのアプリケーション)を受信しておく。そして、携帯端末6の通信制御部611が管理サーバ4から生成画像および画像管理情報等のデータを受信し、携帯端末6の表示制御部613は、受信したデータに基づいて、画像提供サイトのページを作成する。そして、表示制御部613は、作成したページを表示部605に表示させる。
(サムネイルのレイアウト)
また、実施形態1にて説明したタイムラインページ1500の画像掲載領域1520内におけるサムネイル画像1520〜1526の大きさおよびレイアウト(各サムネイルの割付け)は、生成画像の枚数またはアスペクト比(画角)に応じて決定されてもよい。同様に、実施形態2にて説明した投稿編集ページ3600およびタイムラインページ2500においても、タイムラインページ1500と同様に、表示するサムネイル画像の大きさおよびレイアウトを、生成画像の枚数またはアスペクト比に応じて決定してもよい。各サムネイルは、ユーザが生成画像を選択した順序、生成画像のアルバム内での表示順序、および生成画像のアスペクト比などに応じて上記レイアウトで自動的に配置される。
なお、生成画像のアスペクト比に応じてサムネイルの大きさおよびレイアウトを決定する場合、画像データベース424に記憶されている、生成画像を撮影した写真シール作成装置1の機種、または生成画像を撮影した際の撮影コースから管理サーバ4にアスペクト比を特定させてもよいし、写真シール作成装置1から管理サーバ4に送信する生成画像の画像データに、当該生成画像のアスペクト比を示す情報を付しておき、管理サーバ4は上記画像データに付されたアスペクト比の情報を参照することとしてもよい。上述の通り、写真シール作成装置1では、機種や撮影コースによって、生成画像のアスペクト比が異なる場合がある。そのため、アスペクト比が異なる生成画像それぞれにおいて被写体(ユーザ)の向きも適切となるようにレイアウトが決定されるのが望ましい。
さらに、上記レイアウトにおいて、1枚のサムネイルの表示領域に対するサムネイルの位置合わせについても、所定の法則に従って自動的に決定してもよい。図30の(a)〜(e)は、1枚のサムネイルの表示領域に対する、サムネイルの位置合わせの例を示す図である。
サムネイルAは、当該サムネイルの表示領域Bにサムネイル全体が収まるように、縮小して表示されてもよい(図30の(a))。また、サムネイルAは、当該サムネイルの中心A1と表示領域Bの中心とが一致するように位置合わせされてもよい(図30の(b))。また、サムネイルAは、当該サムネイルのピント位置A2(すなわち、当該サムネイルに対応する生成画像のピント位置)と、表示領域Bの中心とが一致するように位置合わせされてもよい(図30の(c))。なお、上記ピント位置A2は、生成画像が写真シール作成装置1で撮影された際のカメラのピントの位置であってもよいし、撮影後、例えば写真シール作成装置1での編集(落書き)や、画像提供サイト上(または外部システム)における生成画像の編集などで行われる画像処理後のピント位置であってもよい。具体的には、生成画像にぼかし処理を施すことで、撮影時のカメラのピント位置から他の位置(例えばユーザが際立たせたいと思う部分に相当する位置)へ移動させる場合が例示される。また、サムネイルAは、当該サムネイルに含まれる人物の顔の中心位置(例えば鼻など)A3(人物が複数存在する場合は、そのいずれかの人物の顔の中心(重心)位置)と、表示領域Bの中心とが一致するように位置合わせされてもよい(図30の(d))。さらに、サムネイルAは、当該サムネイルのいずれか1辺と、表示領域Bのいずれか1辺とが重なるように位置合わせされてもよい(図30の(e))。
なお、上述したようなレイアウトの基準(生成画像の枚数、アスペクト比など)、サムネイルの配置基準(選択された順序、表示順序、およびアスペクト比など)、およびサムネイルの位置合わせの基準(図30の(a)〜(e))の設定を、図29のレイアウト変更ボタン2900等、タイムライン上における所定のボタン等を押下することにより一括変更することができてもよい。もしくは、レイアウト変更ボタン2900等を押下することにより出現するポップアップ画面等で、任意の基準(表示様式)を選択し一括設定することができるようにしてもよい。この場合さらに、上記変更された設定をユーザアカウント毎に記憶しておき、以降タイムラインページ2500を表示する時は上記設定された各種基準にてサムネイルをレイアウト、配置、および位置合わせしてもよい。
また、上記各実施形態に係るタイムラインページ1500および2500において、サムネイルを図31の(a)または(b)に示すように表示してもよい。図31は、タイムラインページ2500における表示様式の変形例を示す図である。
画像提供サイトは、タイムラインページ1500および2500にて、図31の(a)に示すように、サムネイルの一覧部分2580と、当該一覧から選択したサムネイル(図31の(a)の場合はサムネイル2583)を拡大表示した拡大サムネイル2590とを表示することとしてもよい。なお、上記一覧のうち、いずれのサムネイルが選択されているか(いずれのサムネイルが拡大されているか)は、ユーザ毎に記憶される。例えば図31の(a)の記事2800が示す生成画像を投稿したユーザ(ユーザ名:たえこ)がサムネイル2583を選択した場合、当該ユーザのタイムラインページ2500では、サムネイル2583が拡大される。一方、上記ユーザをフォローしている他のユーザ(すなわち、たえこのフォロワー)のタイムラインページ2500では、当該他のユーザが選択したサムネイルが拡大されて表示される。例えば、上記他のユーザがサムネイル2581を選択していた場合は、サムネイル2581が拡大サムネイル2590として表示される。このように、ユーザは、タイムラインページ2500および1500のサムネイルを自分の好みに応じて表示させ、閲覧することができる。
また、画像提供サイトは、タイムラインページ1500および2500にて、図31の(b)に示すように記事内にカレンダーを表示し、投稿された生成画像のサムネイル2585と、過去に投稿された生成画像のサムネイル2586〜2588とを、投稿日(または撮影日、保存日など)に応じた位置に表示してもよい。このように、過去に投稿された生成画像と、現在投稿された生成画像とを1記事内で、時系列で確認できるようにすることによって、ユーザの生成画像の投稿履歴が一目で認識できる。なお、現在投稿された生成画像のサムネイルは、過去に投稿された生成画像のサムネイルよりも大きなサイズで表示されることが望ましい。また、生成画像のアスペクト比は、写真シール作成装置1の機種や撮影コースによって異なるため、上記サムネイルは画像サイズを異ならせて(縦長の生成画像は縦長のサムネイルで、横長の生成画像は横長のサムネイルで、など)表示されることが望ましい。また、同日に複数の生成画像が投稿された場合には、複数の画像を順に切り替え表示してスライドショーとしてもよい。また、上記カレンダーの日付の欄のいずれかが選択された場合、当該選択された日付に投稿された生成画像のサムネイルを、所定のレイアウト(例えば図26の(b)や(g)にて示したタイムラインページ2500におけるサムネイルと同様のレイアウト)で表示させてもよい。そして、上記所定のレイアウトで表示されたサムネイルのいずれかがさらに選択された場合、当該選択されたサムネイルの画像詳細ページ2350(図24の(b)〜(d))を表示させてもよい。
また、アルバムや生成画像が投稿されたときに、当該投稿に係る生成画像の枚数が、タイムラインページ1500および2500の画像表示領域1520にて表示可能なサムネイルの枚数(例えば7枚)を超える場合は、画像表示領域1520に表示しているサムネイルに対応する生成画像以外に、何枚の画像がアルバムに含まれているか(サムネイルが非表示である生成画像が何枚あるか)を文字やアイコンなどで表示してもよい。
なお、図31の(a)または(b)に示すようなレイアウトの表示様式は、ユーザがタイムラインページ1500または2500上で(例えばタイムラインページ2500のレイアウト変更ボタン2900を押下することにより表示されるポップアップ画面などで)一括で設定可能であっても構わない。そして、設定された表示様式をユーザアカウント毎に記憶しておき、以降当該ユーザのタイムラインページ2500を表示する時は設定された表示様式にて表示してもよい。
また、タイムラインページ1500および2500に表示しているサムネイル(特に、一番大きく表示しているサムネイル)の上に、キャプション、当該サムネイルに対応する生成画像に対するコメント、および評価件数などを重畳して表示させてもよい。このように、通常サムネイルとは別途表示枠をとって表示するキャプションやコメント、評価件数などをサムネイル上に重畳して表示させることによって、上記表示枠を無くし、サムネイルを可及的に大きく表示させることができるという利点がある。
また、タイムラインページ1500および2500をはじめ、上記各実施形態に係る画像提供サイトにおいて、サムネイル画像を並べて表示する場合(例えばマイページ1200および2200、アルバム詳細ページ1370、投稿編集ページ3600など)、表示する画像それぞれの間に隙間(余白)を持たせて配置した表示様式としてもよいし、隙間を空けずに各画像を並べた表示様式としてもよい。隙間を空けて各画像を配置した場合、画像提供サイト上において、各画像を、実際に写真シールを手帳に貼り付けたときのように見せることができる。換言すると、隙間を空けて各画像を配置することにより、画像提供サイトにおける画像表示を、現実に近い様式にすることができるという利点がある。一方、隙間を空けずに各画像を配置した場合、各画像を、より洗練されたデザイン性の高い状態で見せることができる。
なお、縦方向および横方向のいずれかの隙間のみを残すこととしてもよい。例えばタイムラインページ1500および2500では、各記事が上下方向に時系列に表示され、縦方向へのスクロールによって表示される情報の内容が変化する。このような場合は、縦方向の隙間は空けたままとして、横方向の隙間を無くした表示様式としてもよい。
なお、上述した表示様式は、ユーザがタイムラインページ1500または2500上で(例えばタイムラインページ2500のレイアウト変更ボタン2900を押下することにより表示されるポップアップ画面などで)一括で設定可能であっても構わない。そして、設定された表示様式をユーザアカウント毎に記憶しておき、以降当該ユーザのタイムラインページ2500を表示する時は設定された表示様式にて表示してもよい。
(タイムライン上でのユーザ間のコミュニケーション)
また、上記各実施形態に記載のタイムラインページ(タイムラインページ1500および2500)にて表示するサムネイル自体に所定の処理への指示を紐付け、当該サムネイルが選択された場合に、所定の処理を行ってもよい。換言すると、上記サムネイルそれぞれを、所定の処理を行わせるためのボタンとして扱ってもよい。
例えば、タイムラインページ1500および2500のサムネイルのいずれかを選択した場合に、当該選択したサムネイルに対応する生成画像に対し、所定の(例えば「いいね」という)評価を付けることとしてもよい。このように、サムネイルを選択するだけで生成画像の評価を行えるようにすることで、ユーザが生成画像の評価をより気軽に行えるようになり、画像提供サイト上でのユーザ間のコミュニケーション(生成画像の相互評価)が活性化される。なお、この場合、サムネイルを選択したときに、生成画像を評価したことが分かり易いように、特定の効果または画像、文字などを表示して評価を行ったことを視覚的に示してもよい。例えば、サムネイルを選択した際に、当該サムネイル上にハートマークを所定時間表示させてもよい。
もしくは、タイムラインページ1500および2500のサムネイルのいずれかを選択した場合に、当該選択したサムネイルに対応する生成画像についてのコメントを記入するコメント記入欄を表示し、コメント記入を促してもよい。なお、当該コメント記入欄はサムネイルに重畳して表示してもよいし、サムネイルを確認しながらコメントを記入できるよう、当該サムネイルと重畳しない位置に表示してもよい。さらには、タイムラインページ1500および2500のサムネイルのいずれかを選択した場合に、当該選択したサムネイルに対応する生成画像についてとれる行為(評価またはコメントの付与など)を選択可能なように表示してもよい。
また、タイムラインページ1500および2500に表示しているサムネイル(特に、一番大きく表示しているサムネイル)の上に、投稿のキャプションや、当該サムネイルに対応する生成画像に対するコメントなどを重畳して表示させてもよい。なおこのとき、コメントは最新のものから所定の件数分表示することが望ましい。このように、コメントの履歴が確認できるように表示することにより、ユーザ間での会話(コメントのやりとり)を促進させることができる。
また、タイムラインページ1500および2500において、サムネイルに当該サムネイルに対応する生成画像へのコメントを重畳して表示させる場合、当該コメントが、右から左など特定の方向へと流れるように動くようにしてもよい。このように、コメントが動きをもって表示されることにより、タイムラインが華やかになり、ユーザの興味をより喚起することができる。なお、各サムネイルをスライドショーやGIFアニメのように連続的に(見かけ上動画になるように)表示しつつ、当該スライドショーに重畳して、コメントを上述のように動きをもって表示させてもよい。つまり、サムネイルも動画のように、コメントも動画のように見せてもよい。なお、このとき上記コメントは必ずしもサムネイルと関係のあるコメントでなくてもよいが、上記サムネイルいずれかに対応する生成画像に対するコメントを表示させるとより好ましい。
また、タイムラインページ1500および2500の各記事内で、各生成画像または記事自体に付されたコメントを、メッセージアプリ(例えばLINE(登録商標)やSkype(登録商標))のような表示様式で表示してもよい。より具体的には、例えばコメントしたユーザのアイコンをコメントとともに付して表示したり、ユーザ自身の付したコメントと、他のユーザが付したコメントとを表示位置または色を異ならせたりなどして、対話形式に見えるように表示してもよい。このように、対話形式でコメントを表示することにより、ユーザ間での会話(コメントのやりとり)を促進させることができる。また、ユーザは自分のコメントと他人のコメントとを視覚的に区別しやすいので、上記会話を円滑に行うことができる。
なお、このようなタイムラインページにおける生成画像のサムネイルと、キャプションおよびコメント等の各種表示要素との配置関係は、ユーザがタイムラインページ1500または2500上で(例えばタイムラインページ2500のレイアウト変更ボタン2900を押下することにより表示されるポップアップ画面などで)一括で設定可能であっても構わない。そして、設定された配置関係をユーザアカウント毎に記憶しておき、以降当該ユーザのタイムラインページ2500を表示する時は設定された配置関係にて表示してもよい。
(各種通知の設定)
また、上記各実施形態に係る画像提供サイト上で特定の行為が行われた場合、管理サーバ4はユーザの携帯端末6に当該行為があったことを通知してもよい。ここで、「特定の行為」とは、例えばユーザの投稿した生成画像およびアルバムに対する評価やコメントの付加、上記生成画像およびアルバムに対する「お気に入り(クリップ)」の付加、ユーザ自身(ユーザの画像提供サイト上でのアカウント)がフォローされたこと、ユーザがフォローしている(ユーザがフォロワーになっている)他のユーザの生成画像またはアルバムの投稿、ならびに画像提供サイトの運営者からのお知らせなどを示す。なお、「通知」とは携帯端末6へのプッシュ通知であっても、プル通知であってもよい。さらには、マイページ1200または2200から遷移するシステム設定ページにて、上記特定の行為それぞれについて、ユーザの携帯端末6に上記通知を行うか否かを設定できてもよい。
また、画像提供サイト上で上記特定の行為が行われた場合、マイページ1200および2200においてページ切替ボタン1252を選択することにより遷移するニュースページにおいて、上記特定の行為が行われた旨を表示することにより、ユーザに上記特定の行為を通知してもよい。また、上記特定の行為がアルバムまたは生成画像の投稿や、アルバムまたは生成画像に対する評価やコメント、お気に入りの付加など、アルバムまたは生成画像に対する行為である場合、上記通知(ニュースページ上での表示)に付されたリンク(好ましくは、代表画像のサムネイルにリンクが付されているとよい)を選択することによって、上記行為の対象となった記事の詳細ページに遷移できるようにしてもよい。
(ランキングページ)
また、画像提供サイトには、当該サイトの利用者それぞれのマイページ1200または2200に対するアクセス数のランキングや、各利用者の投稿したアルバムや生成画像などに対する評価(評価数または評価点数など)のランキングを表示するページを設けてもよい。このように、ユーザ間に順位づけを行うことにより、ユーザ同士で競争が行われるので、各ユーザに、アクセス数の増加のための工夫や、評価を集めるための工夫、すなわち画像提供サイトの利用の工夫を行わせる動機づけができる。ひいては、画像提供サイト上でのユーザ間のコミュニケーションを活性化させることができる。
なお、上記ランキングは、投稿した生成画像など、ユーザではなく画像のランキングであってもよい。また、上記評価は「いいね」の数、お気に入り(クリップ)の数などであってもよい。また、上記ランキングの上位のユーザには、画像提供サイト上にて利益を受けることができるようにしたり、上記サイト外でプレゼントや、読者モデルへの昇格などの特典を与えたりしてもよい。このように、ランキング上位のユーザに特典を与えることにより、ユーザ同士の競争をさらに活性化することができる。したがって、画像提供サイト上でのユーザ間のコミュニケーションをさらに活性化させることができる。
(生成画像の保存制限)
また、画像提供サイトは、生成画像を携帯端末6にダウンロードさせる場合に、ダウンロードを行うユーザが画像提供サイトに登録した連絡先(メールアドレスなど)と、ダウンロードしようとしている生成画像が写真シール作成装置1で作成されたときに入力された連絡先(すなわち、図14のステップS7において写真シール作成装置1から送信され、管理サーバ4が受信するメールアドレス)とが相違した回数をカウントしていてもよい。そして、条件として上記相違した回数に所定の閾値を設け、当該条件に該当するユーザの、以降の生成画像のダウンロードを禁止してもよい。例えば、所定期間内(例えば30日以内)に所定回数(例えば21回以上)、上記連絡先が相違する生成画像のダウンロードが行われた場合、それ以上生成画像のダウンロードを禁止してもよい。なお、ダウンロードを禁止する前に、複数の条件として閾値を異ならせて設け、ユーザに対し少なくとも一回の警告を通知してもよい。このように、ゲームのプレイ時に、画像提供サイトに登録した連絡先、すなわちユーザの連絡先と異なる連絡先が入力されていた生成画像は、上記ユーザ自身がゲームをプレイして作成した画像でない可能性が高い。そのため、上述のようなダウンロードの禁止または警告を行うことにより、例えば1名のユーザのみが画像提供サイトの有料登録を行い、当該有料登録したユーザが、他人(画像の保存を当該ユーザに依頼した人)の生成画像を、自己の携帯端末6にダウンロードし、当該携帯端末6から上記他人の携帯端末へと送信すること(いわゆる「ダウンロードの代行」)を防ぐことができる。
(マイページにおけるアルバム表示の変形例)
また、図25に示したマイページ2200において、アルバムタブ2210に表示するアルバムが、未整理画像のアルバム1210(未整理画像が便宜上格納されているとみなされるアルバム)のみである場合は、図25に示したようにアルバム毎にカバー画像などを表示するのではなく、未整理画像を一覧表示してもよい。図29は、マイページ2200の変形例を示す図である。図29に示すように、ユーザの作成したアルバム(生成画像の投稿の際に投稿アルバムを作成する場合は、投稿アルバムも)が無い場合のマイページ2200の表示例を示している。図示の通り、未整理画像2251〜2254がアルバムタブ2210内に一覧表示され、ユーザはアルバムタブ内をスクロールさせることにより、全ての未整理画像を閲覧することができる。
一方、ユーザのフォロワーが上述のマイページ2200をフレンドページとして閲覧した場合、上記未整理画像は閲覧不可能としてもよいし、上記未整理画像のうち、公開されている未整理画像(例えば、未整理画像アルバム内に在るまま、タイムラインに投稿された画像など)のみを閲覧可能としてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
写真シール作成装置1、管理サーバ4、および携帯端末6の制御ブロック(特に制御部201、制御部401および制御部601)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、写真シール作成装置1、管理サーバ4、および携帯端末6は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することによって、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークまたは放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。