JP6036272B2 - レベルシフト回路、パワーオンリセット回路及び半導体集積回路 - Google Patents

レベルシフト回路、パワーオンリセット回路及び半導体集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP6036272B2
JP6036272B2 JP2012279849A JP2012279849A JP6036272B2 JP 6036272 B2 JP6036272 B2 JP 6036272B2 JP 2012279849 A JP2012279849 A JP 2012279849A JP 2012279849 A JP2012279849 A JP 2012279849A JP 6036272 B2 JP6036272 B2 JP 6036272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
power supply
supply voltage
level shift
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012279849A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014123903A (ja
Inventor
中谷 寧一
寧一 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012279849A priority Critical patent/JP6036272B2/ja
Publication of JP2014123903A publication Critical patent/JP2014123903A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6036272B2 publication Critical patent/JP6036272B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

本発明は、複数の電源電圧で動作する半導体集積回路に使用されるレベルシフト回路及びパワーオンリセット回路と、それらを用いた半導体集積回路に関する。
近年の半導体集積回路は、高集積化が進み1個のチップに様々な機能の回路ブロックが搭載されるようになっている。また、これらの回路ブロックは、扱う信号の種類の違いや、低消費電力化を図った電源制御手法によって、回路ブロック毎に別々の電源電圧で動作させるように構成されている。これらの電源電圧は、各回路ブロックで最適な値が設定されるため、回路ブロック毎に異なる電源電圧で動作することになる。このため、回路ブロック間の信号の接続には、安定して信号が伝送できるようにレベルシフト回路が用いられている。
従来、回路ブロック間の信号授受に用いられるレベルシフト回路は、互いに異なる第1の電源電圧及び第2の電源電圧が供給され、第1の電源電圧にて動作する回路の信号を第2の電源電圧の信号レベルにレベル変換する。このレベルシフト回路において、第1の電源電圧と第2の電源電圧が供給されるタイミングの差によって誤動作する可能性がある。前記の問題点を解決するために以下の様々な提案がなされている。
特許文献1は、低電圧動作の信号を高電圧動作の信号にレベルシフトするレベルシフト回路を開示しており、当該レベルシフト回路は、高電圧電源だけが供給された状態のときに、回路に貫通電流が流れることを防止することを目的とし、レベルシフト回路内部に容量を挿入して内部インバータの立ち上がり時間を制御し、電源起動時の出力信号がLレベル又はHレベルのどちらか一方に決まるようにしている。
しかしながら、容量を挿入するということは、面積の増大を招くことに他ならず、さらに、容量が存在することで、通常動作時の信号の立ち上がり遷移時間と立下り遷移時間に差が生じてしまうことが考えられる。
また、特許文献2においても、容量を用いて電源投入時の回路内部電位の安定を図り、回路誤動作や貫通電流の低減を実現しているが、これもまた、特許文献1と同様に面積の増大と伝送信号の遷移時間の変動がある。
図3は従来例に係るレベルシフト回路の一例の構成を示す回路図である。図3において、当該レベルシフト回路は、信号入力部1と、レベルシフト部3とを備えて構成され、電源電圧VDD1下で動作する入力信号INを、電源電圧VDD2下で動作する出力信号OUTに変換する。ここで、信号入力部1は2つのインバータINV1,INV2が縦続接続されて構成され、レベルシフト部3は、クロスカップル接続された2個のPチャネルMOSトランジスタ(以下、Pチャネルトランジスタという。)と、2個のNチャネルMOSトランジスタ(以下、Nチャネルトランジスタという。)N1,N2と、インバータINV3とを備えて構成される。以下に、2つの電源電圧VDD1,VDD2がとも供給されている、いわゆる通常動作について説明する。
図3において、インバータINV1,INV2には電源電圧VDD1が供給され、インバータINV3には電源電圧VDD2が供給される。PチャネルトランジスタP1,P2の各ソースは電源電圧VDD2に接続され、NチャネルトランジスタN1,N2の各ソースは接地電圧VSSのグラウンドに接続されている。また、前記トランジスタP1のドレイン、前記トランジスタN1のドレイン、前記トランジスタP2のゲートは互いに接続され、ノードS3を構成している。ここで、前記トランジスタP2のドレイン、前記トランジスタN2のドレイン、前記トランジスタP1のゲートは互いに接続され、ノードS4を構成している。ノードS4にはさらに前記インバータINV3の入力端子が接続される。前記インバータINV1には、電源電圧VDD1で動作する回路(図示せず)から信号INが入力される。そして、前記インバータINV3から信号レベルが電源電圧VDD2となった信号OUTが出力される。
以上のように構成されたレベルシフト回路では、信号INがHレベル(VDD1電位)のとき、ノードS1がLレベル(VSS電位)、ノードS2がHレベル(VDD1電位)となり、トランジスタN1がオフされ、トランジスタN2がオンされる。さらにトランジスタP1がオン、トランジスタP2がオフとなる。このとき、ノードS4はLレベルであるので、信号OUTはHレベル(VDD2電位)となる。一方、信号INがLレベルのときは、S4はHレベルとなって、信号OUTはLレベルとなる。すなわち、このレベルシフト回路は入力信号INの信号振幅を電圧(VDD1−VSS)から電圧(VDD2−VSS)にレベル変換して、信号OUTとして出力している。
ところで、複数の電源電圧で動作する半導体集積回路において、複数の電源電圧供給回路の起動時間は、それぞれの回路によって異なることが多い。
図4は従来例に係る2つの電源電圧VDD1,VDD2を発生する電源供給回路の一例を示す回路図である。また、図7は従来例に係る2つの電源電圧VDD1,VDD2の各電圧波形を示すタイミングチャートである。
図4に示す回路構成のように、電源電圧VDD2から電源電圧VDD1を生成するような場合、図7の電源電圧VDD1,VDD2の電圧波形に示すように、まず、電源電圧VDD2が供給された後、電源供給回路の立ち上がり時間だけ遅れて電源電圧VDD1が供給されるようになる。つまり、半導体集積回路に電源電圧VDD2だけが供給される時間が存在し、この期間は、電源電圧VDD1で動作する回路内の全ての信号がLレベルになっていることと等しい状態になる。
この状態を図3の従来技術に係るレベルシフト回路にあてはめると、電源電圧VDD2が供給された後、数μ秒間はノードS1,S2はLレベルであるため、NチャネルトランジスタN1、N2はオフ状態となり、ノードS3,S4は電圧が確定せず中間電圧になる可能性がある。このため、インバータINV3の入力電圧が中間電圧となり、インバータINV3には電源電圧VDD2から接地電圧VSSのグランドへ貫通電流が流れてしまうという問題点があった。また、電源起動時にレベルシフト回路の出力が不安定となるため、回路の誤動作を引き起こす可能性もあった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、半導体集積回路に搭載されるレベルシフト回路において、複数の電源の起動時間差がある場合でも貫通電流を発生させることなく、安定して動作することが可能なレベルシフト回路及びパワーオンリセット回路と、それらを用いた半導体集積回路を提供することにある。
本発明に係るレベルシフト回路は、第1の電源電圧の振幅を有する入力信号を、第2の電源電圧の振幅を有する出力信号に電圧レベルの変換を行うレベルシフト回路において、
前記入力信号を入力する信号入力手段と、
前記入力信号を前記出力信号に電圧レベルを変換するレベルシフト手段と、
前記信号入力手段と前記レベルシフト手段の間に設けられ、前記第1の電源電圧が所定第1の値に立ち上がるまでの時間だけ、前記レベルシフト手段に出力される信号を所定の第2の値に固定するパワーオンリセット手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係るレベルシフト回路によれば、第1の電源電圧の供給がなく、第2の電源電圧が供給されたときにも、出力信号における信号レベルを安定して設定することができる。すなわち、複数の電源の起動時間差がある場合でも貫通電流を発生させることなく、安定して動作することができる。
本発明の一実施形態に係るレベルシフト回路の概略構成を示すブロック図である。 図1のレベルシフト回路の詳細構成を示す回路図である。 従来例に係るレベルシフト回路の一例の構成を示す回路図である。 従来例に係る2つの電源電圧VDD1,VDD2を発生する電源供給回路の一例を示す回路図である。 図2のパワーオンリセット信号(以下、POR信号という。)発生部4の一例の構成を示す回路図である。 図2のレベルシフト回路の動作を示す各電圧波形を示すタイミングチャートである。 従来例に係る2つの電源電圧VDD1,VDD2の各電圧波形を示すタイミングチャートである。 本発明の変形例に係るレベルシフト回路の詳細構成を示す回路図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
図1は本発明の一実施形態に係るレベルシフト回路の概略構成を示すブロック図である。図1においては、本実施形態に係るレベルシフト回路は、信号入力部1及びレベルシフト部3に加えて、POR信号発生部4及びパワーオンリセット部2をさらに備えたことを特徴とする。ここで、信号入力部1は入力信号INを入力し、レベルシフト部3は入力信号INを出力信号OUTに電圧レベルを変換する。パワーオンリセット部2は信号入力部1とレベルシフト部3の間に設けられ、電源電圧VDD1が所定第1の値Vth(図6及び図7)に立ち上がるまでの時間だけ、レベルシフト部3に出力される信号を所定の第2の値に固定する。
また、パワーオンリセット部2には、電源電圧VDD2下で動作し、電源電圧VDD1が前記第1の値に達するまでは、電源電圧VDD2に従って上昇するパワーオンリセット信号を出力するPOR信号発生部4が接続される。パワーオンリセット部2は、パワーオンリセット信号発生部4からのPOR信号に基づいて、電源電圧VDD1が第1の値Vthに達するまでは、信号入力部1からの信号を遮断し、その後伝送する遮断手段であるNチャネルトランジスタN5,N6を備える。また、パワーオンリセット部2は、POR信号発生部4からのPOR信号に基づいて、電源電圧VDD1が第1の値Vthに達するまでは、NチャネルトランジスタN5,N6からレベルシフト部3に出力される信号を電源電圧VDD2及び接地電圧VSSに接続することを保持し、その後接続しない信号固定手段であるNチャネルトランジスタN3,N4とを備える。
図2は図1のレベルシフト回路の詳細構成を示す回路図である。図2において、当該レベルシフト回路は、グランドの接地電圧VSSと、所定の第1の電源電圧との間で変化する振幅を有するデジタル信号である入力信号INを、接地電圧VSSと所定の第2の電源電圧との間で変化する振幅を有する出力信号OUTに、電圧のレベルシフトを行って出力信号OUTとして出力する。ここで、入力信号INは、信号入力部1のインバータINV1によりその信号レベルが反転されて信号inbとして出力され、前記信号inbはさらにインバータINV2によりその信号レベルが反転されて、信号inとして出力される。信号in及びinbは1対の差動信号を構成し、パワーオンリセット部2のNチャネルトランジスタN6,N5の各ドレインにそれぞれ入力される。
パワーオンリセット部2には電源電圧VDD2が供給され、パワーオンリセット部2は、4個のNチャネルトランジスタN3,N4,N5,N6、及び2個のインバータINV4,INV5を備えて構成される。トランジスタN6、N5の各ドレインに入力された信号in、inbはトランジスタN6,N5を介してそれらの各ソースからノードS2,S1を介して出力される。さらに、ノードS2には、電源電圧VDD2との間にNチャネルトランジスタN4が接続され、ノードS1には、接地電圧VSSとの間にNチャネルトランジスタN3が接続される。また、インバータINV4にはPOR信号発生部4から出力されるPOR信号が入力される。当該POR信号は、図6に示すように電源電圧VDD2に従ってかつ対応してその電圧が上昇して電源電圧VDD1が所定のしきい値電圧Vthを超えるまで所定電圧値を保持した後、電源電圧VDD1が所定のしきい値電圧Vthを超えたときに0Vとなる信号である。POR信号はインバータINV4により反転された後、トランジスタN5,N6の各ゲート、及びインバータINV5に入力される。前記インバータINV5からの出力信号はトランジスタN3,N4の各ゲートに入力される。ここで、トランジスタN4は電源電圧VDD2とトランジスタN6のソースとの間に接続され、当該ソースからの出力信号S2はレベルシフト部3のNチャネルトランジスタN2のゲートに入力される。また、トランジスタN3はトランジスタN5のソースと接地電圧VSSとの間に接続され、トランジスタN3のドレインからの出力信号S1はレベルシフト部3のNチャネルトランジスタN1のゲートに入力される。
なお、レベルシフト部3の構成については図3の従来技術に係る回路と同じ構成であり、同一の作用効果を有し、ここでは詳細説明を省略する。
図6は図2のレベルシフト回路の動作を示す各電圧波形を示すタイミングチャートである。以下、図6及び図7を参照してレベルシフト回路の動作について詳述する。
以上のように構成されたレベルシフト回路において、電源電圧VDD1及び電源電圧VDD2が共に安定して供給されている、いわゆる通常状態である場合、POR信号はパワーオンリセットを解除すべくLレベル(VSS電位)となっており、インバータINV4の出力信号(ノードS6)はHレベル(VDD2電位)となり、インバータINV5の出力信号S5はLレベルとなっている。このため、NチャネルトランジスタN6,N5はオンされ、NチャネルトランジスタN4,N3はオフされ、信号入力部1からの信号in、inbはレベルシフト部2に伝送される。このようにして、図2に示すシフトレジスタ回路は、従来技術に係るレベルシフト回路の動作と同じように、入力信号INの信号振幅を電圧(VDD1−VSS)から電圧(VDD2−VSS)にレベル変換して、信号OUTとして出力する。
一方、電源電圧VDD1,VDD2の立ち上がり期間においては、図7に示すように電源電圧VDD2が供給開始された後、電源電圧VDD1が所定のしきい値電圧Vthに達するように上昇するまでの間、電源電圧VDD1の不在期間が存在する。この電源電圧VDD1の不在期間において、詳細後述するようにPOR信号はVDD2電圧と等しい電圧を出力している。図2において、電源電圧VDD1はまだ接地電圧VSSレベルにあるとして、信号in、inbはそれぞれLレベルである。また、POR信号は電源電圧VDD2の上昇と共にHレベルとなる。それ故、インバータINV4の出力信号(ノードS6)はLレベルであって、インバータINV5の出力信号(ノードS5)はHレベルである。このためNチャネルトランジスタN5、N6がオフ状態となり、信号in、inbの伝送を遮断し、NチャネルトランジスタN3,N4はオン状態となって、トランジスタN3はノードS2を接地電圧VSSレベルに保持し、トランジスタN4はノードS1を電源電圧VDD2レベルに保持する。
このようにして電源供給開始時のレベルシフト部3は、トランジスタN1がオンされ、トランジスタN2がオフされるので、ノードS3はLレベルとなり、トランジスタP2がオンして、ノードS4がHレベルとなる。インバータINV3への入力信号がHレベルとなるので、レベルシフト回路の出力信号であるインバータINV3の出力信号がLレベルとなる。このようにして、電源電圧VDD1,VDD2の立ち上がり期間のレベルシフト回路の動作安定化を図ることができる。
次に、第2の電源電圧VDD2が立ち上がって第1の電源電圧VDD1が十分に立ち上がると、POR信号はLレベルに変化する。POR信号がLレベルに変化すると、トランジスタN5,N6はオンされると同時にトランジスタN3,N4はオフに変化し、信号入力部1の出力信号in、inbをそれぞれノードS2,S1へ伝送するようになる。このようにして、本実施形態によれば、電源電圧VDD1,VDD2の立ち上がり時の貫通電流の発生を抑えることができる。
また、説明のために用いた図6及び図7では、VDD2>VDD1であるが、電源電圧VDD2と電源電圧VDD1が等しい電圧である場合や、電源電圧VDD1が電源電圧VDD2より大きい場合でも本実施形態の動作は有効である。特に、VDD2<VDD1である場合、トランジスタN4,N6はNチャネルトランジスタであることが重要である。しトランジスタN4,N6にPチャネルトランジスタを用いた場合、Pチャネルトランジスタのドレイン(電源電圧VDD1になっている)からバルク(電源電圧VDD2)を介して寄生ダイオードが順方向にバイアスされ、不要電流が流れて回路誤動作を起こしてしまう可能性がある。
図5は図2のPOR信号発生部4の一例の構成を示す回路図である。図5において、POR信号発生部4は、ダイオードD1と、抵抗R1と、キャパシタC1と、ヒステリシスインバータSMT1とを備えて構成される。ここで、ダイオードD1と抵抗R1との並列回路の一方端は電源電圧VDD1に接続される一方、その他方端はキャパシタC1を介して接地電圧VSSに接続されるとともに、インバータSMT1の入力端子に接続される。また、インバータSMT1は電源電圧VDD2による駆動される。
以上のように構成されたPOR信号発生部4の動作について、図7の電源電圧VDD1,VDD2の投入波形を用いて図5を参照して説明する。
電源電圧VDD2,VDD1が供給される前は、VDD1=VDD2=VSSであり、キャパシタC1はダイオードD1によって放電されており、インバータSMT1の入力端子はVSS電位となっている。POR信号は、インバータSMT1の反転信号であるので電源電圧VDD2を出力するが、現時点ではVDD2=VSSであるので、POR信号はVSS電位となっている。この状態から電源電圧VDD2が供給され始めると、POR信号は電源電圧VDD2の増大に伴って上昇を始める。また、電源電圧VDD1はまだ供給されていないので、ノードSはVSS電位のままである。
次に、電源電圧VDD1が供給され始めると、抵抗R1によってキャパシタC1が充電されノードSの電圧が上昇し始める。ノードSは電源電圧VDD1電位まで上昇を続けるが、インバータSMT1の入力しきい値電圧を超えたところで、インバータSMT1の出力信号が反転し、POR信号はLレベル(VSS電位)となって、パワーオンリセットを解除する。
図8は本発明の変形例に係るレベルシフト回路の詳細構成を示す回路図である。図8の変形例に係るレベルシフト回路は、図2のレベルシフト回路に比較して以下の点が異なる。
(1)NチャネルトランジスタN4のソースをノードS2に代えてノードS1に接続したこと。
(2)NチャネルトランジスタN3のドレインをノードS1に代えてノードS2に接続したこと。
以上のように構成しても、図2のレベルシフト回路と同様に動作して同様の作用効果を奏する。
以上説明したように、本実施形態及び変形例によれば、POR信号発生部4お酔いパワーオンリセット部2を備えたので、電源電圧VDD1の供給がなく、電源電圧VDD2が供給されたときにも、出力信号における信号レベルを安定して設定することができる。
また、信号遮断手段であるNチャネルトランジスタN5,N6と、信号固定手段であるNチャネルトランジスタN3,N4を備え、電源電圧VDD2が供給されたのち、電源電圧VDD1が供給されるまでの間、出力信号をリセット状態にすることで、レベルシフト回路に貫通電流が流れることを防止できる。
さらに、信号遮断手段及び信号固定手段としてそれぞれNチャネルトランジスタN5,N6及びN3,N4を備えたので、電源電圧VDD1が電源電圧VDD2よりも高い電圧であった場合でも、電源電圧VDD1から電源電圧VDD2への電流の流入を防止できる。
以上の実施形態において、信号固定手段であるNチャネルトランジスタN3,N4は、レベルシフト部3に出力される信号として電源電圧VDD2及び接地電圧を印加しているが、本発明はこれに限らず、レベルシフト部3に出力される信号として電源電圧VDD2及び、負側電源VSSの電圧値である所定の負電圧を印加してもよい。
以上の実施形態においては、レベルシフト回路を構成しているが、図2における、信号入力部1と、パワーオンリセット部2と、レベルシフト部3と、POR信号発生部4とを備えてパワーオンリセット回路を構成してもよい。また、レベルシフト回路又はパワーオンリセット回路とを備えた半導体集積回路装置を構成してもよい。
以上詳述したように、本発明に係るレベルシフト回路によれば、第1の電源電圧の供給がなく、第2の電源電圧が供給されたときにも、出力信号における信号レベルを安定して設定することができる。すなわち、複数の電源の起動時間差がある場合でも貫通電流を発生させることなく、安定して動作することができる。
1…信号入力部、
2,2A…パワーリセット部、
3…レベルシフト部、
4…POR信号発生部、
D1…ダイオード、
R1…抵抗、
C1…キャパシタ、
INV1〜INV5,SMT1…インバータ、
N1〜N6…Nチャネルトランジスタ、
P1,P2…Pチャネルトランジスタ、
S,S1〜S6…ノード。
特開平10−336007号公報 特開平10−318268号公報 特許第3705880号公報

Claims (5)

  1. 第1の電源電圧の振幅を有する入力信号を、第2の電源電圧の振幅を有する出力信号に電圧レベルの変換を行うレベルシフト回路において、
    前記入力信号を入力する信号入力手段と、
    前記入力信号を前記出力信号に電圧レベルを変換するレベルシフト手段と、
    前記信号入力手段と前記レベルシフト手段の間に設けられ、前記第1の電源電圧が所定第1の値に立ち上がるまでの時間だけ、前記レベルシフト手段に出力される信号を所定の第2の値に固定するパワーオンリセット手段とを備え
    前記パワーオンリセット手段は、
    所定のパワーオンリセット信号に基づいて、前記第1の電源電圧が前記第1の値に達するまでは、前記信号入力部からの信号を遮断し、その後伝送する遮断手段と、
    前記パワーオンリセット信号に基づいて、前記第1の電源電圧が前記第1の値に達するまでは、前記遮断手段から前記レベルシフト手段に出力される信号として、前記第2の電源電圧及び、接地電圧又は所定の負電圧を印加する信号固定手段とを備えたことを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 前記遮断手段と前記信号固定手段はそれぞれNチャネルトランジスタであることを特徴とする請求項に記載のレベルシフト回路。
  3. 請求項1又は2に記載のレベルシフト回路を備えた半導体集積回路。
  4. 請求項1又は2に記載のレベルシフト回路と、
    前記第2の電源電圧下で動作し、前記第1の電源電圧が前記第1の値に達するまでは、前記第2の電源電圧に従って上昇するパワーオンリセット信号を出力するパワーオンリセット信号発生手段とを備えたことを特徴とするパワーオンリセット回路。
  5. 請求項4に記載のパワーオンリセット回路を備えた半導体集積回路。
JP2012279849A 2012-12-21 2012-12-21 レベルシフト回路、パワーオンリセット回路及び半導体集積回路 Expired - Fee Related JP6036272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012279849A JP6036272B2 (ja) 2012-12-21 2012-12-21 レベルシフト回路、パワーオンリセット回路及び半導体集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012279849A JP6036272B2 (ja) 2012-12-21 2012-12-21 レベルシフト回路、パワーオンリセット回路及び半導体集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014123903A JP2014123903A (ja) 2014-07-03
JP6036272B2 true JP6036272B2 (ja) 2016-11-30

Family

ID=51404063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012279849A Expired - Fee Related JP6036272B2 (ja) 2012-12-21 2012-12-21 レベルシフト回路、パワーオンリセット回路及び半導体集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6036272B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2848106B2 (ja) * 1992-03-30 1999-01-20 日本電気株式会社 リセット回路
JP3072254B2 (ja) * 1995-09-29 2000-07-31 川崎製鉄株式会社 レベルシフト回路
JP4763924B2 (ja) * 2001-06-28 2011-08-31 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 レベルシフト回路
JP3888464B2 (ja) * 2004-05-10 2007-03-07 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 半導体集積回路
JP4891679B2 (ja) * 2006-07-12 2012-03-07 小橋工業株式会社 畦塗り機の位置センサ取付構造
JP2008177755A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Rohm Co Ltd レベルシフト回路およびそれを用いた半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014123903A (ja) 2014-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5095184B2 (ja) レベルシフタ回路
JP4253720B2 (ja) パワーオンリセット回路
US9806716B2 (en) Output signal generation circuitry for converting an input signal from a source voltage domain into an output signal for a destination voltage domain
JP2009218735A (ja) 半導体集積装置
US9780790B2 (en) High speed level shifter circuit
JP2006279517A (ja) 電圧レベル変換回路及び半導体集積回路装置
JP5845112B2 (ja) スイッチ回路
US7724062B2 (en) Output buffer circuit
JP5295889B2 (ja) レベル変換回路
US10560084B2 (en) Level shift circuit
US20080001628A1 (en) Level conversion circuit
JP6524829B2 (ja) レベルシフト回路
US9571085B2 (en) High voltage driver
JP2010119104A (ja) 位相歪みのない電圧レベル変換器
JP6036272B2 (ja) レベルシフト回路、パワーオンリセット回路及び半導体集積回路
JP2007235815A (ja) レベル変換回路
JP2008187475A (ja) パワーオンリセット回路
JP2013021498A (ja) Cmos論理集積回路
US8502559B2 (en) Level translator
US20100231273A1 (en) Semiconductor device
JP4456464B2 (ja) レベルシフト回路
US20140132322A1 (en) Input circuit
JP2011151579A (ja) レベルシフト回路
US20130321060A1 (en) Input buffer circuit and semiconductor device
JP2009081679A (ja) レベルシフト回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161017

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6036272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees