JP6035496B2 - 遊技用操作スイッチ及び遊技機 - Google Patents
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Description
また、所定の遊技情報を得るためや、所定の演出用ゲームに参加するための操作部としては、過去の遊技履歴等の遊技情報を所定の表示装置(例えば、液晶テレビなど)に表示させるための十字キースイッチ、所定の表示装置において遊技の進行と同期して行われるリーチ状態等でのゲーム演出に参加するための演出用スイッチなどがある。
これらの操作スイッチは、遊技者による操作を受け付け可能に可動し、受け付けによる動作を所定の検出手段により検出させることで、遊技者による操作を電気信号に変換して出力するようになっている。
ところが、操作スイッチの操作タイミングを遊技者にすべて委ねることになると、以下のような不都合が生じることになる。
ところが、当選対象によっては、必ずしも対応する図柄で停止しないものもある。
一方、回転中のリールにおいてボーナス図柄を見分けることができない初心者の場合は、ボーナス図柄が引き込み制御可能なタイミングで停止操作を行うことができないため、ボーナス図柄を停止させるために無駄な遊技媒体を費やすことになり、熟練の遊技者との間で、獲得される遊技媒体数に格差が生じることになる。
しかしながら、特定の操作順序が報知されたとしても、操作順序を間違えることもある。
このような間違えは、上記の例では、小役の取りこぼしで済むものの、遊技者に有利な遊技状態への移行の契機となり得る図柄(例えば、アシストタイム突入図柄などのワンチャンス図柄)での停止を逸することとなれば、遊技者に多大な損失を与えることになる。
この遊技機は、受け付けタイミングの適否の報知により、操作ミスを解消しようとするものである。
そして、前記可動部は、押下操作の受け付けにより、操作方向に沿って可動する独立した二つの可動部品を備え、前記通常操作は前記一方の可動部品への押下操作であり、前記特別操作は前記他方の可動部品への押下操作であり、前記動作態様可変手段は、前記特別操作を受け付けた前記他方の可動部品に、当該可動部品単独での押下操作方向に沿った単独直線動作を行わせ、前記通常操作を受け付けた前記一方の可動部品に、前記他方の可動部品を従動させて前記単独直線動作を伴う押下操作方向に沿った並行直線動作を行わせ、前記検出手段は、前記他方の可動部品の前記単独直線動作を検出し、前記複合動作制限手段は、前記並行直線動作を制限する構成とすることができる。
また、前記可動部の前記通常操作は押下操作であり、前記特別操作は回転操作であり、前記動作態様可変手段は、前記回転操作を受け付けた前記可動部に、回転操作方向に沿った回転動作を行わせ、前記押下操作を受け付けた前記可動部に、押下操作方向に沿った直線動作と、前記回転動作とが複合した螺旋動作を行わせ、前記検出手段は、前記回転動作を検出し、前記複合動作制限手段は、前記直線動作を制限する構成とすることができる。
また、前記可動部は、第1位置から第2位置へと可動する第1可動部品と、第3位置から第4位置へと可動する第2可動部品と、を備え、前記通常操作は、前記第1可動部品への操作であり、前記特別操作は、前記第2可動部品への操作であり、前記動作態様可変手段は、前記第2可動部品が操作された場合、当該第2可動部品が前記第3位置から前記第4位置へと可動する前記特別動作を行わせ、前記第1可動部品が操作された場合、当該第1可動部品が前記第1位置から前記第2位置へと可動すると共に、当該第1可動部品による前記第1位置から前記第2位置への可動に従動して、前記第2可動部品が前記第3位置から前記第4位置へと可動する前記複合動作を行わせ、前記検出手段は、前記第2可動部品の前記特別動作を検出し、前記複合動作制限手段は、前記第1可動部品による前記第1位置から前記第2位置への可動を制限する構成とすることができる。
遊技機に搭載される操作スイッチには、遊技機の種類に応じて種々のものがあるが、本実施形態では、変動する図柄を停止させる停止操作を受け付ける停止スイッチに本発明を適用した場合について説明する。
本実施形態の停止スイッチユニット10(10A,10B)は、図1〜図7に示すように、停止操作を受け付け可能に可動する複数の停止スイッチ10a〜10cが一体化されたユニット構造を有し、各停止スイッチ10a〜10cを介して操作態様のそれぞれ異なる通常操作と特別操作を個別に受け付けるとともに、特別操作を常に受け付け可能としながら通常操作を制限可能に構成され、操作性を損なうことなく任意のタイミングでの停止操作(特別操作)を受け付け可能としつつ、遊技者に最適な操作タイミングでの操作を促すようになっている。
ところが、複合動作は制限可能に構成され、この制限により、特別操作のみの受け付けが可能となり、この受け付けにより、停止スイッチ10a〜10cは特別動作を行う。
さらに、特別動作を検出するセンサ50を備えることにより、通常操作又は特別操作のいずれの操作も検出することができるようになっている。
このユニット10Aでは、通常操作は一方のボタン部11への押下操作を意味し、特別操作は他方のボタン部12への押下操作を意味し、ボタン部12が押下操作されると、当該ボタン部12単独で押下操作方向に沿った単独直線動作を行い、ボタン部11が押下操作されると、ボタン部12を従動させて押下操作方向に沿った並行直線動作を行うようになっている。
ところが、ボタン部11の可動(並行直線動作)を制限可能に構成することで、この制限により、ボタン部12のみ押下操作可能となり、操作性を損なうことなく任意のタイミングでの停止操作を受け付け可能としてある。
さらに、ボタン部12の単独直線動作を検出するセンサ50を備えることにより、いずれのボタン部11、12の受け付ける押下操作も検出することができるようになっている。
ところが、ボタン部11の直線動作を制限可能に構成することで、この制限により、回転操作のみ受け付け可能となり、操作性を損なうことなく任意のタイミングでの停止操作を受け付け可能としてある。
さらに、ボタン部11の回転動作を検出するセンサ50を備えることにより、押下操作及び回転操作のいずれの操作も検出することができるようになっている。
このような特徴的な動作を実現すべく、各停止スイッチユニット10は以下のように構成されている。
これにより、上ボタン部11は、押下操作によりボタン挿通孔201とガイド部15に案内されながらZ2方向に移動し、上ボタン部11の背面側とスペーサ25の前面側との間で蓄勢された状態にあるバネ17によりZ1方向に付勢されることになる。
これにより、下ボタン部12は、押下操作によりボタン挿通孔201とガイド部15に案内されながらZ2方向に移動し、下ボタン部12の背面側とスペーサ25の前面側との間で蓄勢された状態にあるバネ18によりZ1方向に付勢されることになる。
さらに、下ボタン部12は、上ボタン部11が押下操作されると、凹部121が下ボタン部12の背面に押されてZ2方向に移動することになる。
具体的には、センサ50は、フォトインタラプタで構成された検出手段であって、ボタンホルダ16に形成された検出片162の進退動作(Z1及びZ2方向への動作)を、遮光/通光(非遮光)により検出可能な位置に固定されている(図3参照)。
センサ50は、光を出射する発光部501と、この発光部501から出射された光を受光する受光部502とを有しており、これら発光部501と受光部502が検出片162の進退経路を挟むように互いに離間した位置に配置され、発光部501からの光が下ボタン部12の単独直線動作に伴う検出片162の進入動作により遮光されることで検出信号を出力し(図3(b)参照)、退出動作で通光されることで検出信号の出力を停止するようになっている(図3(a)参照)。
このように、センサ50を下ボタン部12の単独直線動作を検出可能に構成することにより、上ボタン部11又は下ボタン部12のいずれが押下操作されても下ボタン部12が単独直線動作を行うことから、受け付けた操作をすべて検出することができる。
具体的には、ソレノイド40は、電磁石で構成され、外部からの電力の供給を受けて励磁されることにより、挿入された鉄心部41をZ1側に吸引する。
鉄心部41の軸部411は、連結菅19を介して上ボタン部11の軸部111と接続されている(図3参照)。これにより、ソレノイド40が励磁状態にあるときは、Z1側に吸引された鉄心部41により、上ボタン部11の行う並行直線動作が制限されることになる(複合動作制限手段)。すなわち、ソレノイド40の励磁状態では、上ボタン部11に対する押下操作が制限されることになる。
ところが、このような励磁状態でも、図3(b)に示すように、下ボタン部12は単独直線動作が可能であることから、センサ50は下ボタン部12に対する押下操作を検出することができる。
これにより、操作性を確保しながら任意のタイミングでの押下操作を下ボタン部12を介して受け付け可能とし、普段は遊技者に上ボタン部11を押下操作させることにより、並行直線動作の制限及び制限解除により、遊技者に最適な操作タイミングでの操作を促すことができる。
また、ボタン部11は、図示しないバネによりZ1方向に付勢されるとともに、バネ14によりR1方向に付勢されている。
さらに、ボタン部11は、押下操作を受け付けると、Z2方向に沿った直線動作とR2方向に沿った回転動作とが複合した螺旋動作を行う。
この螺旋動作は、ベース30の取付部301に取り付けられるガイド部15と、ボタンホルダ13との以下のような構造的な関係により実現される
このような構成により、被ガイド面131は、ボタン部11が押下操作を受け付けると、ガイド面151に摺接しながら案内されて、Z2方向に沿った直線動作とR2方向に沿った回転動作とが複合した螺旋動作を行うこととなる。
なお、被ガイド面131は、ボタン部11がR2方向に沿った回転操作を受け付けることにより、ガイド面151に係ることなくガイド面151から離間する。
つまり、ボタン部11は、回転操作(R2)を受け付けると、ガイド面151に係ることなく回転操作(R2)方向に沿った回転動作を行い、押下操作を受け付けると、ガイド面151に案内されることにより、押下操作(Z2)方向に沿った直線動作(Z2)と、回転動作(R2)とが複合した螺旋動作を行うことになる(動作態様可変手段)。
具体的には、センサ50は、図6(i)〜(iii)に示すように、ボタンホルダ13に形成された検出片132の回転動作(R1及びR2方向への動作)を、遮光/通光(非遮光)により検出可能な位置であって、発光部501と受光部502とを結ぶ検出光路が押下操作方向とほぼ直交するように配置されている。
また、検出片132は、押下操作方向に沿って延出形成され、操作ボタン部11と同様な動作を行う。
また、ボタン部11が図6(iii)に示すような押下操作を受け付けると、検出片132が回転動作に直線動作を伴いながら発光部501と受光部502との間に進入することができ、この際には、検出光路が押下操作方向とほぼ直交するため、センサ50自体が検出片132の進退を妨げることはない。
このように、検出片132とセンサ50は、ボタン部11の直線動作によって緩衝しない配置関係を有している。
具体的には、ソレノイド40は、励磁されると、挿入された鉄心部41をZ1側に吸引する。
鉄心部41の軸部411は、ソレノイド40が励磁状態にあるときは、ボタンホルダ13の背面に当接するようになっている。
これにより、ソレノイド40が励磁状態にあるときは、図7(a)に示すように、Z1側に吸引された鉄心部41により、ボタン部11の行う螺旋動作が制限されることになる(複合動作制限手段)。すなわち、ソレノイド40の励磁状態では、ボタン部11に対する押下操作が制限されることになる。
ところが、ボタン部11は軸部411によりZ2方向への直線動作が制限されるものの回転動作可能であることから、センサ50はボタン部11に対する回転操作を検出することができる(図6(ii)参照)。
一方、図7(b)に示すように、ソレノイド40が非励磁状態にあるときは、センサ50は、ボタン部11に対する回転操作はもちろん押下操作も検出できる。
これにより、操作性を確保しながら任意のタイミングでの回転操作を受け付け可能とし、普段は遊技者にボタン部11を押下操作させることにより、螺旋動作の制限及び制限解除により、遊技者に最適な操作タイミングでの操作を促すことができる。
次に、以上のような特徴的な構成を有する停止スイッチユニット10を搭載した遊技機について説明する。
遊技者による操作を受け付け可能に可動する操作スイッチを備える遊技機には、スロットマシン、パチンコ機など様々な種類があるが、本実施形態では、本発明をスロットマシンに適用した場合について説明する。
以下、本実施形態に係るスロットマシン1について図8〜図26を参照しながら詳述する。
また、この表示窓5に対向する領域は、図11に示すように、リール31が停止したときの9つの図柄の組合せを判定するための判定領域(上a〜下a,上b〜下b,上c〜下c)となっており、これらの判定領域において有効ライン1〜5に沿って並ぶ図柄の組合せに応じて付与される遊技価値が判定されるようになっている。
また、筐体1bの下部には、メダルの貯留・払出しを行うメダル払出装置6が設けられる。メダル払出装置6には、メダルを貯留するホッパー6aが設けられ、メダル投入口2より投入されたメダルは、メダルセレクタ2bにより検出されるとともに、ホッパー6aに誘導されるようになっている。
主制御部8は、メインCPU、メインROM、メインRAMなどが一体化された制御用チップの搭載された主基板、これを収容する基板ケース等から構成され、図10に示すように、上記の各操作手段からの信号やメダルセレクタ2bからの信号に基づき、ドラムユニット3、メダル払出装置6などの各装置を制御することで、以下のようなスロットマシン遊技を進行させる。
ゲーム可能なメダル数となったときに、始動スイッチ4が操作されると、主制御部8は、ドラムユニット3を駆動して、各リール31a,31b,31cを回転させる制御を行う。
モータの制御は、モータに出力するパルスを1パルスずつカウントしながら、1図柄分ずつリール31を回転させ、例えば、図12に示すように、図柄に応じたパルス数(19又は20パルス)をモータに出力して1図柄単位でリール31を回転制御するようになっている。
また、マーカー信号は、例えば、図12に示す図柄番号「0」の図柄(左リール31aならば「ブドウ」)が判定領域(上a)を通過するごとに入力され、主制御部8は、各リール31が1回転するごとに各リール31の原点位置を確認する。
このように、主制御部8は、回転中の各リール31において判定領域(上a)を通過する図柄番号をリアルタイムに更新(認識)しながら、リール31の回転を制御する。
さらに、リール31が定速回転中か否かの判定を行う(S3)。未だ定速回転中でないと判定したときには(S3−No)、マーカー信号の監視を続け、一方、定速回転中であると判定したときには、停止スイッチ10a〜10cに対する操作が有効な状態となるため、回転中の各リール31において判定領域(上a)を通過する図柄番号を認識すべく、以下の処理を行う。
パルスカウンタを+1更新しながら、1図柄分のパルス数(19又は20パルス)に達したか否かの判定を行い(S6)、1図柄分のパルス数に達していないときには(S6−No)、1パルス出力ごとにパルスカウンタを+1更新する処理を続け(S4,S5)、1図柄分のパルス数に達したときには(S6−Yes)、パルスカウンタを初期化するとともに(S7)、図柄番号(0〜20)を更新すべく、図柄カウンタを+1更新する(S8)。
このとき、副制御部9に、図柄カウンタの値、すなわち判定領域(上a)を通過する図柄番号を示す図柄番号信号を送信する(S9)。
主制御部8は、以上のような図柄番号更新処理を実行することにより、回転中の各リール31において判定領域(上a)を通過する図柄番号をリアルタイムに認識しながら、リール31の回転を制御している。
この抽選対象には、例えば、図13に示すように、ビッグボーナス、レギュラーボーナスなどのボーナスゲームに移行する権利を獲得するボーナス役(BB1,BB2、RB)、メダルを投入することなく次回ゲームが可能となるリプレイ役(リプレイ1〜6)、所定枚数のメダルが付与される小役(ブドウ1〜3、ベル、ピエロ、チェリー)、図示しないハズレなどがある。
内部抽選では、これらの抽選対象ごとに予め設定された当選値と、始動スイッチ4が操作されたタイミングで取得される乱数値とを比較し、乱数値と一致する当選値に対応する抽選対象を今回ゲームの当選対象(ハズレも含む)として決定するようになっている。
この停止制御では、操作されたタイミングにおいて判定領域(上a)を通過中の図柄番号を参照しつつ、このタイミングからリール31の回転をさらに進めることができるスベリコマ数(例えば、0〜4図柄)の範囲内に、当選対象に対応する図柄があるか否かを判定しながら行い、スベリコマ数の範囲内に当選対象に対応する図柄がある場合には、その図柄を判定領域内に引き込むようにリール31を回転制御し、その図柄がスベリコマ数の範囲内にないときには、その図柄と異なる図柄が判定領域に停止するようにリール31を回転制御する。
この例では、図柄番号2〜8に対応するいずれかの図柄(ベル〜ブドウ)が判定領域(上a)を通過中に停止操作されると、左リール31aに対応するいずれかの判定領域(上a〜下a)に「7」(図柄番号4)を引き込んで停止するようにリール31を制御し、その他の図柄番号(0,1,9〜20)に対応する図柄が判定領域(上a)を通過中に停止操作されると、「7」を判定領域(上a〜下a)に引き込むことはできないので、「7」以外の図柄が判定領域(上a〜下a)に停止するようにリール31を回転制御する。
具体的には、図13に示すように、抽選対象ごとに操作順序が予め定められており、例えば、リプレイ役(リプレイ1〜6)、小役(ブドウ1〜3)では、対応する図柄の組合せはすべて同じ(「リプレイ・リプレイ・リプレイ」、「ブドウ・ブドウ・ブドウ」)であるものの、いずれか一のリプレイ役又は小役が当選対象となった場合、この当選対象に対して要求される操作順序で、停止スイッチ10a,10b,10cを操作しない限り、主制御部8は、対応する図柄の組合せで停止しないようにリールを制御する。
同様に、内部抽選にて当選した当選対象を「ブドウ1」とした場合において、要求される操作順序「左停止スイッチ10a→中停止スイッチ10b又は右停止スイッチ10c」の順に停止スイッチ10a,10b,10cを操作しない限り、「ブドウ・ブドウ・ブドウ」で停止しないようにリールを制御する。
なお、図13に示す「−」は、操作順序の影響を受けない抽選対象を示すもので、これに該当する抽選対象が当選対象となった場合には、操作順序の影響を受けることなく、停止スイッチ10a,10b,10cが操作された操作タイミングに基づいて対応する図柄の組合せで停止するよう各リール31a,31b,31cが制御される。
この図柄の組合せの判定は、判定領域(上a〜下a,上b〜下b,上c〜下c)において(図11参照)、有効ライン1〜5に沿って並ぶ図柄の組合せと、図13に示す抽選対象ごとの図柄の組合せとの比較・照合に基づいて行われ、この図柄の組合せに応じた遊技価値を付与する。
なお、主制御部8は、当選対象がボーナス役(特定の抽選対象)の場合において、対応するボーナス図柄で停止しない限り、次回以降のゲームにその当選を持ち越す制御を行う。
例えば、メダルセレクタ2bが投入されたメダルを検出したこと又はベットボタン2aが操作されたことを示すベット信号(投入情報)、始動スイッチ4が受け付けた始動操作を識別可能なスタート信号(始動情報)、内部抽選にて当選した当選対象を識別可能な当選対象信号(当選対象情報)、停止操作の受け付けが有効となる開始タイミング(例えば、リール31が定速回転になったタイミングで出力されるリール定速回転信号など)を示す停止操作有効信号、回転中の各リール31の位置を示すリール位置情報(図柄位置情報)であって、回転中の各リール31において判定領域(上a,上b,上c)を通過する図柄番号を識別可能な図柄番号信号(変動図柄情報)、停止スイッチ10a,10b,10cが受け付けた停止操作をそれぞれ識別可能な停止信号、ボーナス図柄の停止を示すボーナス開始信号などの様々な制御信号を出力する。
副制御部9は、主制御部8と同様にコンピュータとして構成され、図10に示すように、主制御部8からの制御信号に基づいてスピーカ7a,表示器7bなどの演出手段を制御するとともに、停止スイッチユニット10の制御を行う。
具体的には、副制御部9は、サブCPU、サブROM、サブRAMなどの演出用チップの搭載された副基板、これを収容する基板ケース等から構成され、サブCPUがサブROMに記憶されたプログラムを実行処理することで、スピーカ7a,表示器7bを制御して所定の演出を行わせる。
このような特徴的な動作を実現すべく、ソレノイド40a〜40cを制御する際に参照される複数の情報がサブROMに記憶されている。
副制御部9は、これらの情報と、主制御部8から送信される制御信号とに基づいて、ソレノイド40a〜40cを制御することにより、遊技者に最適な操作タイミングでの停止操作を促すようになっている。
また、停止操作有効信号の入力後は、ソレノイド40a〜40cを非励磁(OFF)とし、通常操作受け付け可能とすることで、停止操作有効期間中であることを遊技者に報知することもできる。
例えば、少なくとも遊技者に有利な抽選対象に当選したときには、当選対象に対応する図柄で停止可能な受け付けタイミングにおいて、ソレノイド40a〜40cを非励磁(OFF)として、通常操作を受け付け可能にするとともに、当選対象に対応する図柄で停止不能な受け付けタイミングにおいて、ソレノイド40a〜40cを励磁(ON)して、通常操作を受け付け不能にする。
その結果、通常操作を受け付け可能なタイミングにおいて、遊技者が停止スイッチ10aを操作(通常操作)することにより、ボーナス図柄(「7」)が判定領域(上a〜下c)に停止することになり、有利な遊技状態であるボーナスゲームに移行することになる。
このような制御により、回転中のリール31において図柄を見分ける技量に左右されることなく、所望する図柄で停止するように、停止操作(目押し)を支援することができる。
なお、上記の例において、ボーナス図柄の停止を示すボーナス開始信号の入力を監視しながら、ゲーム回数をカウントし(例えば、主制御部8から入力されるスタート信号の入力数をカウント)、ボーナス役の持ち越しゲーム回数が予め設定された回数に達してから、上記のタイミングでのソレノイド40a〜40cの制御を開始させることもできる。
これは、予め設定された回数に達する前にボーナス図柄を停止させることができる遊技者(熟練遊技者)に煩わしさを感じさせることなく、目押しに不慣れな遊技者を確実に救済するためである。
当選対象に対応する図柄(この例では、ボーナス図柄)は、当選対象信号と、サブROMに記憶されている、抽選対象とこれに対応する図柄の組合せとの対応関係を示す対応関係情報とから特定される。
また、当選対象に対応する図柄の引き込みの可否は、主制御部8から入力される、回転中の各リール31の位置を示すリール位置情報であって、回転中の各リール31において判定領域(上a,上b、上c)を通過する図柄番号を識別可能な図柄番号信号と、サブROMに記憶されている図柄配列情報(スベリコマ送り数情報を含む)とから求めることができる引き込み可否データ(図14と同等のデータ)を参照して判定される。
これにより、この当選対象に対応する図柄の組合せでの停止が回避され、有利な遊技状態から不利な遊技状態への遷移を免れることができる。
なお、このような制御は、副制御部9が上記の制御を行うか否かを決定する抽選を行い、その抽選に当選したときに限り実行することもできる。
副制御部8は、図16に示すように、まず、スタート信号(ベット信号でも可)の入力タイミング(ON)から停止操作有効信号(リール定速回転信号)が入力(ON)されるまでの間、ソレノイド40a〜40cを励磁(ON)し、すべての停止スイッチ10a〜10cに対する通常操作を受け付け不能とする。
その後は、当選対象において要求される操作順序に応じて停止スイッチ10a〜10cに対する通常操作を順次受け付け可能にする。
次に、副制御部8は、停止スイッチ10aの停止操作に基づく停止信号が入力されると、二番目の停止操作が要求される停止スイッチ10bに対応するソレノイド40bを非励磁(OFF)とし、このとき三番目の停止操作が要求される停止スイッチ10cがあるので、この停止スイッチ10cに対応するソレノイド40cをそのまま励磁(ON)する。
さらに、二番目の停止操作が要求される停止スイッチ10bの停止操作に基づく停止信号が入力されると、三番目の停止操作が要求される停止スイッチ10cに対応するソレノイド40cを非励磁(OFF)とすることで、すべての停止スイッチ10a〜10cに対する通常操作を順次受け付け可能にする。
これにより、当選対象(リプレイ1)において要求される操作順序での停止操作を遊技者に促すことができ、判定領域に当選対象に対応する図柄の組合せ(「リプレイ・リプレイ・リプレイ」)が停止することになる。
副制御部8は、図17に示すように、まず、リプレイ1の場合と同様、スタート信号の入力タイミング(ON)から停止操作有効信号(リール定速回転信号)が入力(ON)されるまでの間、ソレノイド40a〜40cを励磁(ON)し、すべての停止スイッチ10a〜10cに対する通常操作を受け付け不能とし、その後は、当選対象において要求される操作順序に応じて停止スイッチ10a〜10cに対する通常操作を順次受け付け可能にする。
次に、副制御部8は、停止スイッチ10aの停止操作に基づく停止信号が入力されると、残るすべての停止スイッチ10b,10cに対応するソレノイド40b,40cを一斉に非励磁(OFF)とし、停止スイッチ10b又は停止スイッチ10cのいずれかの停止スイッチ10を先に操作するかの選択を遊技者に委ねる。
これにより、当選対象(ブドウ1)において要求される操作順序での停止操作を遊技者に促すことができ、判定領域に当選対象に対応する図柄の組合せ(「ブドウ・ブドウ・ブドウ」)が停止することになる。
また、操作順序情報は、サブROMに記憶することなく、主制御部8から入力される制御信号(押し順信号)に含めることもできる。
また、当選対象において要求される操作順序は、スピーカ7a,表示器7bなどの演出手段を制御して画面表示(LED、7セグ等のその他の表示を含む)又は音出力により(例えば、操作順序「左→中→右」などを表示又は音声出力)、報知することも可能であり、副制御部8は、このような制御をソレノイド40の制御と同期して行うこともできる。
例えば、副制御部9がソレノイド制御に係る遊技演出(例えば、通常操作を受け付け不能とするフリーズ演出)を行うか否かを決定する抽選を行い、その抽選結果に基づいて、一又は二以上の任意のタイミングから所定の時間(任意な時間も含む)に亘り、一又は二以上のソレノイド40を個別に又は一斉に励磁(ON)したり、停止スイッチ10a〜10cの操作順序に応じて各ソレノイド40を個別に励磁(ON)したりすることができる。
また、図19に示すように、停止操作有効信号(リール定速回転信号)が入力されたタイミングから一斉にソレノイド40a〜40cを所定時間(T2)励磁(ON)し、すべての停止スイッチ10a〜10cに対する通常操作を受け付け不能とする遊技演出を行うこともできる。
この場合、停止スイッチ10cが操作される前からのみならず、停止スイッチ10cが操作されてからソレノイド40cを所定時間(T3)励磁(ON)してもよい(スイッチを押し戻すような演出)。
また、上記各遊技演出において、ソレノイド40を所定時間に亘って励磁するにあたり、励磁と非励磁とを繰り返すON/OFF制御を行い、遊技者に振動を伝達することもできる。
さらに、上記各遊技演出は、単独で行ってもよいし、演出手段(スピーカ7a、表示器7b)を介する所定の演出と同時に行ってもよい。
例えば、遊技者に有利な抽選対象(例えば、ボーナス役)に当選したときに、この当選対象に対応する図柄で停止可能又は不能な受け付けタイミングにおいて、通常操作を受け付け可能又は不能にするソレノイド40の制御は、ソレノイド制御処理1において行われる。
図22に示すソレノイド制御処理1は、図15に示したタイミングチャートを実現するためのフローチャートである。
制御信号としてスタート信号が入力されると(S21−Yes)、ボーナス役の当選を示す当選対象信号が既に入力されている否か判定され(S22)、ボーナス役に既に当選しているときには(S22−Yes)、さらに、ボーナス役の当選からスタート信号が入力されるたびに+1カウントされるゲーム回数を参照して、このカウント数が5ゲームに達しているか否かの判定を行う(S23)。5ゲームに達しているときには(S23−Yes)、ソレノイド40a〜40cをすべて励磁(ON)すべく、作動フラグをONし(S24)、図柄番号信号の入力を監視する(S25)。
第三停止信号が入力されると(S41−Yes)、作動フラグのON/OFFにかかわらず、作動フラグをOFFし(S42)、その他の処理を実行する(S43)。
第三停止信号の入力がないときは(S41−No)、その他の処理を実行する(S43)。
その後、制御信号に応じた処理を実行すべく、主制御部8からの制御信号の監視を続ける(S20)。
このようなソレノイド制御処理1を実行することにより、遊技者に有利な抽選対象(例えば、ボーナス役)に当選したときに、この当選対象に対応する図柄で停止可能又は不能な受け付けタイミングにおいて、通常操作を受け付け可能又は不能にすることができ、回転中のリール31において図柄を見分ける技量に左右されることなく、所望する図柄で停止するように、停止操作(目押し)を支援することができる。
制御信号として要求される操作順序を示す押し順信号(当選対象信号でも可)が入力されると(S51−Yes)、演出手段(スピーカ7a,表示器7b)を介して行う押し順演出(要求される停止操作順序を報知)の設定を行うとともに(S52)、予めソレノイド40a〜40cを励磁(ON)し(S53)、リール31が定速回転に達したことを示すリール定速回転信号(停止操作有効信号)の入力を監視する(S54)。
このように、少なくともリール定速回転信号が入力されるまで、ソレノイド40a〜40cを励磁(ON)しておき、すべての停止スイッチ10に対応する通常操作を受け付け不能とすることで、停止操作の受け付けが有効でないこと、すなわち、停止操作無効期間中であることを遊技者に伝達できる。また、従来では、停止操作無効期間中に停止スイッチ10を操作した場合、その操作により要求される操作順序の一つの操作を完了したものと勘違して、操作順序を間違えることがあったが、このような押し順ミスの発生をなくすことができる。
既に停止信号が入力され(S55−No)、それが最初(一番目)の停止操作が要求される停止スイッチ10に対する操作に基づく停止信号であるときには(S57−Yes)、次の停止操作が要求される停止スイッチ10に対応するソレノイド40を非励磁とする(S58)。
さらに、既に停止信号が入力され(S55−No)、それが二番目の停止操作が要求される停止スイッチ10に対する操作に基づく停止信号であるときには(S57−No,S59−Yes)、その次の停止操作が要求される停止スイッチ10に対応するソレノイド40を非励磁とする(S60)。
これにより、要求される操作順序に応じてソレノイド40を順次非励磁とすることができる。
このようなソレノイド制御処理2を実行することにより、当選対象において要求される操作順序に応じて停止スイッチ10a〜10cに対する通常操作を順次受け付け可能とすることにより、操作順序を間違えるという単純なミスから遊技者を救済し、その要求を遊技者に確実に達成させることで、所望する図柄での停止を支援することができる。
最初に、図24に示すソレノイド制御処理3は、図18に示した遊技演出を実現するためのフローチャートである。
具体的には、このソレノイド制御処理3では、図24に示すように、まず、副制御部9は、主制御部8からの制御信号を監視し(S70)、制御信号が入力されない限り(S70−No)、監視を続け(S70)、制御信号が入力されると(S70−Yes)、制御信号に応じた処理を実行する。
制御信号として当選対象信号が入力されると(S71−Yes)、ボーナス役の当選を示す当選対象か否かの判定を行い(S72)、ボーナス役の当選を示す当選対象信号であれば(S72−Yes)、フリーズ演出の当否を決定する抽選を行い(S73)、これに当選すると(S73−Yes)、例えば、ソレノイド40cを励磁(ON)し(S74)、右停止スイッチ10cに対する通常操作を受け付け不能とする。
一方、ボーナス役の当選を示す当選対象信号でないとき(S72−No)、又はフリーズ演出に当選しなかったときは(S73−No)、その他の演出を行う(S75)。
フリーズタイマがゼロ(0)になると(S78−Yes)、ソレノイド40cを非励磁(OFF)とし(S79)、右停止スイッチ10cに対する通常操作を受け付け可能とする。
その後、当選対象信号の入力がないとき(S71−No)、第2停止信号の入力がないとき(S76−No)を含め、その他の演出処理を実行し(S80)、主制御部8からの制御信号の監視を続ける(S70)。
このようなソレノイド制御処理3を実行することにより、右停止スイッチ10cを操作しようとしても操作できないことから、ボーナス図柄が停止する前にボーナス当選を予告的に報知することができる。
具体的には、このソレノイド制御処理4では、図25に示すように、まず、副制御部9は、主制御部8からの制御信号を監視し(S81)、制御信号が入力されない限り(S81−No)、監視を続け(S81)、制御信号が入力されると(S81−Yes)、制御信号に応じた処理を実行する。
制御信号として当選対象信号が入力されると(S82−Yes)、ボーナス役の当選を示す当選対象か否かの判定を行う(S83)。
なお、ボーナス役の当選を示す当選対象信号でないときでも(S83−No)、フリーズ演出の当否を決定する抽選を行い(S87)、これに当選すると(S87−Yes)、同様にソレノイド40a〜40cを一斉に励磁(ON)し(S88)、停止スイッチ10a〜10cに対する通常操作を受け付け不能とする。
一方、フリーズ演出に当選しないときには(S84,S87−No)、その他の演出を行う(S86,S89)。
その後、フリーズタイマがゼロ(0)か否かの判定を行い(S92)、ゼロ(0)になるまでタイマの更新を行う(S92−No)。一方、フリーズタイマがゼロ(0)になると(S92−Yes)、ソレノイド40a〜40cを一斉に非励磁(OFF)とし(S93)、停止スイッチ10a〜10cに対する通常操作をすべて受け付け可能とする。
その後、当選対象信号の入力がないとき(S82−No)、定速回転信号の入力がないとき(S90−No)を含め、その他の演出処理を実行し(S94)、主制御部8からの制御信号の監視を続ける(S81)。
このようなソレノイド制御処理4を実行することにより、停止操作が有効な期間であるにもかかわらず、停止スイッチ10を操作しようとしても操作できないことから、ボーナス当選の可能性(ボーナス役以外の当選対象でもフリーズ演出を行うため)を予告的に報知することができる。
具体的には、このソレノイド制御処理5では、図26に示すように、まず、副制御部9は、主制御部8からの制御信号を監視し(S100)、制御信号が入力されない限り(S100−No)、監視を続け(S100)、制御信号が入力されると(S100−Yes)、制御信号に応じた処理を実行する。
制御信号として既に当選対象信号が入力され、さらに、二番目の停止操作を示す第2停止信号が入力されると(S101−Yes)、既に入力された当選対象信号がボーナス役の当選を示す当選対象か否かの判定を行う(S102)。
ボーナス役の当選を示す当選対象信号であれば(S102−Yes)、フリーズ演出の当否を決定する抽選を行い(S103)、これに当選すると(S103−Yes)、例えば、ソレノイド40cを励磁(ON)し(S104)、右停止スイッチ10cに対する通常操作を受け付け不能とする。
フリーズタイマがゼロ(0)になると(S106−Yes)、ソレノイド40cを非励磁(OFF)とすることで(S107)、右停止スイッチ10cに対する通常操作を受け付け可能とし、その後、その他の演出を行う(S108)。
一方、ボーナス役の当選を示す当選対象信号でないとき(S102−No)、又はフリーズ演出に当選しなかったときは(S103−No)、第2停止信号の入力がないとき(S101−No)を含め、その他の演出を行う(S108)。
また、ソレノイド制御処理5では、前述のソレノイド制御処理3とは異なり、事前にソレノイドが励磁されていないことから(ソレノイド制御処理3では、当選対象信号が入力されたタイミングから励磁)、停止操作の直前まで遊技者にボーナスの当選を事前に悟られることがない。
なお、上記の制御例では、二番目の停止操作を示す第2停止信号が入力されたタイミングからソレノイド40を励磁したが、三番目の停止操作を示す第3停止信号が入力されたタイミングからソレノイド40を励磁することもできる。
また、ソレノイド制御処理3〜5のフリーズタイマの更新中において、励磁と非励磁とを繰り返すON/OFF制御を行うこともできる。
特に、回転中のリール31において図柄を見分ける技量に左右されることなく、所望する図柄で停止するように、停止操作(目押し)を支援したり、要求される操作順序に応じて停止操作を支援したりすることで、遊技に対する技量の格差を是正し、すべての遊技者に受け入れられる親切な遊技機を提供することができる。
例えば、本実施形態では、本発明をスロットマシンに適用したが、パチンコ機などのその他の遊技機に適用することもできる。
また、本発明に係る停止スイッチは、ベットボタン2a、その他の演出用スイッチにも適用することもできる。
1a 前扉
1b 筐体
3 ドラムユニット
31 リール(31a,31b,31c)
4 始動スイッチ
5 表示窓
6 メダル払出装置
7 演出手段
7a スピーカ
7b 表示器
8 主制御部
9 副制御部
10 停止スイッチユニット
10a 左停止スイッチ(可動部)
10b 中停止スイッチ(可動部)
10c 右停止スイッチ(可動部)
40 (40a,40b,40c)ソレノイド(駆動手段、可動制限手段、複合動作制限手段)
411 軸部(可動制限手段、複合動作制限手段)
50 センサ(検出手段、光検出部)
Claims (3)
- 遊技者による操作を受け付けて所定の信号を出力する遊技用操作スイッチであって、
操作態様のそれぞれ異なる通常操作と特別操作を個別に受け付け可能に可動する可動部と、
前記特別操作を受け付けたときに、これに対応した特別動作を前記可動部に行なわせ、前記通常操作を受け付けたときに、前記特別動作を伴う複合動作を前記可動部に行わせ、少なくとも前記特別動作を前記可動部に行わせながら、受け付ける操作ごとに前記可動部の動作態様を変化させる動作態様可変手段と、
前記可動部の前記特別動作を検出する検出手段と、
所定の駆動手段により駆動され、前記可動部の前記複合動作を制限する複合動作制限手段と、を備え、
前記可動部は、
前記複合動作制限手段による制限の有無にかかわらず、前記特別操作を受け付け可能に可動し、前記複合動作制限手段による制限が解除されているときは、前記通常操作と前記特別操作をそれぞれ受け付け可能に可動し、
前記検出手段は、前記可動部が前記通常操作又は前記特別操作のいずれの操作を受け付けても前記可動部の前記特別動作を検出し、
前記可動部は、
押下操作の受け付けにより、操作方向に沿って可動する独立した二つの可動部品を備え、
前記通常操作は前記一方の可動部品への押下操作であり、前記特別操作は前記他方の可動部品への押下操作であり、
前記動作態様可変手段は、
前記特別操作を受け付けた前記他方の可動部品に、当該可動部品単独での押下操作方向に沿った単独直線動作を行わせ、
前記通常操作を受け付けた前記一方の可動部品に、前記他方の可動部品を従動させて前記単独直線動作を伴う押下操作方向に沿った並行直線動作を行わせ、
前記検出手段は、前記他方の可動部品の前記単独直線動作を検出し、
前記複合動作制限手段は、前記並行直線動作を制限する
ことを特徴とする遊技用操作スイッチ。 - 遊技者による操作を受け付けて所定の信号を出力する遊技用操作スイッチであって、
操作態様のそれぞれ異なる通常操作と特別操作を個別に受け付け可能に可動する可動部と、
前記特別操作を受け付けたときに、これに対応した特別動作を前記可動部に行なわせ、前記通常操作を受け付けたときに、前記特別動作を伴う複合動作を前記可動部に行わせ、少なくとも前記特別動作を前記可動部に行わせながら、受け付ける操作ごとに前記可動部の動作態様を変化させる動作態様可変手段と、
前記可動部の前記特別動作を検出する検出手段と、
所定の駆動手段により駆動され、前記可動部の前記複合動作を制限する複合動作制限手段と、を備え、
前記可動部は、
前記複合動作制限手段による制限の有無にかかわらず、前記特別操作を受け付け可能に可動し、前記複合動作制限手段による制限が解除されているときは、前記通常操作と前記特別操作をそれぞれ受け付け可能に可動し、
前記検出手段は、前記可動部が前記通常操作又は前記特別操作のいずれの操作を受け付けても前記可動部の前記特別動作を検出し、
前記通常操作は押下操作であり、前記特別操作は回転操作であり、
前記動作態様可変手段は、
前記回転操作を受け付けた前記可動部に、回転操作方向に沿った回転動作を行わせ、
前記押下操作を受け付けた前記可動部に、押下操作方向に沿った直線動作と、前記回転動作とが複合した螺旋動作を行わせ、
前記検出手段は、前記回転動作を検出し、
前記複合動作制限手段は、前記直線動作を制限する
ことを特徴とする遊技用操作スイッチ。 - 遊技者による操作を受け付けて所定の信号を出力する遊技用操作スイッチであって、
操作態様のそれぞれ異なる通常操作と特別操作を個別に受け付け可能に可動する可動部と、
前記特別操作を受け付けたときに、これに対応した特別動作を前記可動部に行なわせ、前記通常操作を受け付けたときに、前記特別動作を伴う複合動作を前記可動部に行わせ、少なくとも前記特別動作を前記可動部に行わせながら、受け付ける操作ごとに前記可動部の動作態様を変化させる動作態様可変手段と、
前記可動部の前記特別動作を検出する検出手段と、
所定の駆動手段により駆動され、前記可動部の前記複合動作を制限する複合動作制限手段と、を備え、
前記可動部は、
前記複合動作制限手段による制限の有無にかかわらず、前記特別操作を受け付け可能に可動し、前記複合動作制限手段による制限が解除されているときは、前記通常操作と前記特別操作をそれぞれ受け付け可能に可動し、
前記検出手段は、前記可動部が前記通常操作又は前記特別操作のいずれの操作を受け付けても前記可動部の前記特別動作を検出し、
前記可動部は、
第1位置から第2位置へと可動する第1可動部品と、
第3位置から第4位置へと可動する第2可動部品と、を備え、
前記通常操作は、前記第1可動部品への操作であり、
前記特別操作は、前記第2可動部品への操作であり、
前記動作態様可変手段は、
前記第2可動部品が操作された場合、当該第2可動部品が前記第3位置から前記第4位置へと可動する前記特別動作を行わせ、
前記第1可動部品が操作された場合、当該第1可動部品が前記第1位置から前記第2位置へと可動すると共に、当該第1可動部品による前記第1位置から前記第2位置への可動に従動して、前記第2可動部品が前記第3位置から前記第4位置へと可動する前記複合動作を行わせ、
前記検出手段は、前記第2可動部品の前記特別動作を検出し、
前記複合動作制限手段は、前記第1可動部品による前記第1位置から前記第2位置への可動を制限する
ことを特徴とする遊技用操作スイッチ。
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