JP6034974B2 - 鉄道車両の車体 - Google Patents

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Description

本発明は、車体長手方向において複数の側モジュールに分割された側構体を備えた鉄道車両の車体に関する。
一般的に、鉄道車両の構体を製作するにあたっては、金属パネル同士を溶接にて接合することが行われる。しかし、溶接を行うと金属パネルに歪が生じ易いため、高度な溶接スキルが必要となる。また、溶接には電気及び熱を伴うため、艤装品が予め取り付けられた金属パネルに溶接を施すことはできない。そこで、所定の構成に予め製作された複数の側モジュールを締結具等により結合することで側構体を組み立てるモジュール工法が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
欧州特許第1353832号 米国特許第5797646号
ところで、側構体をモジュール化する場合には、個々の側モジュールのサイズを小さくした方が、車体組立工場までの側モジュールの搬送が容易になる。しかし、車体組立時における側モジュールの組み付け作業にあたっては、車体剛性等を考慮し、個々の側モジュールを床構体及び屋根構体にそれぞれ結合していくため、個々の側モジュールを床構体及び屋根構体に対して位置合わせしながら多くの結合作業が必要となり、組み立て作業に負担が生じる。
そこで本発明は、車体剛性を保ちながらも、側モジュールの接合による車体組み立ての作業性を向上させることを目的としている。
本発明に係る鉄道車両の車体は、車体長手方向において複数の側モジュールに分割された側構体からなる第1構体と、前記側構体の鉛直方向の一方側の端部が接合された床構体又は屋根構体からなる第2構体と、を備え、前記複数の側モジュールは、第1モジュールと、前記第1モジュールから車体長手方向に離れて配置された第2モジュールと、前記第1モジュールと前記第2モジュールとの間に車体長手方向に架け渡されて前記第1モジュール及び前記第2モジュールに接合された第3モジュールと、を含み、前記第1モジュール及び前記第2モジュールの各々の前記一方側の端部が、前記第2構体に対向して接合され、前記第3モジュールのうち側面視で前記第1モジュールと前記第2モジュールとの間に位置する領域の前記一方側の端部は、前記第2構体に対向し、かつ、前記第1モジュール及び前記第2モジュールの前記端部よりも前記第2構体に対して自由であり、前記第3モジュールは、前記第1モジュール及び前記第2モジュールを介して前記第2構体に支持される。
前記構成によれば、第1構体の鉛直方向の一方側の端部(下端部又は上端部)を第2構体に接合するにあたり、主として、第1モジュールの端部と第1モジュールから車体長手方向に離れた第2モジュールの端部とを第2構体に接合することで、第1構体の第2構体に対する接合量(例えば、接合長さ又は接合数など)を減らすことができ、車体組み立ての作業性が向上する。しかも、第1モジュールに対して第2モジュールを車体長手方向に離れて配置しても、第1及び第2モジュールは第3モジュールによって車体長手方向に連結されるため、車体剛性を良好にすることが可能となる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、車体剛性を保ちながらも、側モジュールの接合による車体組み立ての作業性を向上させることができる。
第1実施形態に係る鉄道車両の車体を概略的に示す側面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1に示す車体の要部を拡大して示す縦断面図である。 第2実施形態に係る車体における腰板モジュールの取付構造を概略的に示す斜視図である。 第3実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。 第4実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。 第5実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。 第6実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。 第7実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。 第8実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。 第9実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。 第10実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。 第11実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。 第12実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。
以下、実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る鉄道車両の車体を概略的に示す側面図である。図1に示すように、鉄道車両の車体1は、床構体2(第2構体)と、屋根構体3(第2構体)と、床構体2の車幅方向端部と屋根構体3の車幅方向端部とを接続する側構体4(第1構体)と、を備えている。床構体2、屋根構体3及び側構体4の車体長手方向端部には、妻構体(図示せず)が接続されている。床構体2は、車幅方向側方において車体長手方向に延びる側梁5a(長手部材)を有する台枠5と、側梁5aに固定された複数のドア開口ブラケット6と、側梁5aに固定されて後述する腰板モジュール13の下端部に沿わせる複数のカバー板7と、を備えている。
複数のドア開口ブラケット6及びカバー板7は、互いに側梁5aの長手方向に沿って直列的に並んで配置され、側梁5aの側面に溶接W(例えば、スポット溶接又はレーザ溶接)にて固定されている。ドア開口ブラケット6及びカバー板7が側梁5aに側方から溶接された溶接箇所は、ドア開口ブラケット6及びカバー板7の各々の単位で見ると、側面視において側梁5aの長手方向に沿った仮想直線上に配置されている。側梁5aは、水平壁部と、前記水平壁部の車内側の端部から上方に突出する上側垂直壁部と、前記水平壁部の車外側の端部から下方に突出する下側垂直壁部とを有している。ドア開口ブラケット6及びカバー板7も、水平壁部と、前記水平壁部の車内側の端部から上方に突出する上側垂直壁部と、前記水平壁部の車外側の端部から下方に突出する下側垂直壁部とを有している。ドア開口ブラケット6及びカバー板7は、その下側垂直壁部において側梁5aに溶接Wにて固定されている。ドア開口ブラケット6及びカバー板7の上端は、側梁5aの上端よりも上方に位置している。ドア開口ブラケット6及びカバー板7の水平壁部は、側梁5aの水平壁部に対して鉛直方向に隙間をあけている。
屋根構体3は、屋根本体8と、屋根本体8の車幅方向端部に固定されて車体長手方向に延びる軒桁9(長手部材)と、を備えている。側梁5aは、たとえばステンレス等の金属からなり、軒桁9は、たとえばアルミニウム合金等の金属からなる。側梁5a及び軒桁9は、車体長手方向の一方側から他方側まで一体に延びる長尺部材である。床構体2及び屋根構体3は、側面視で上方に向けて凸な円弧状となるように形成されている。即ち、床構体2及び屋根構体3には、組立完了後の車体1の車体長手方向の中央部分が自重で下方に撓むことを考慮し、キャンバーが付けられている。
側構体4には、窓開口15と、窓開口15の車体長手方向一方(図1の左方)に配置された第1ドア開口19と、窓開口15の車体長手方向他方(図1の右方)に配置された第2ドア開口23とが形成されている。側構体4は、車体長手方向において複数の側モジュール11〜14,17,18,21,22に分割されている。これら側モジュール11〜14,17,18,21,22は、少なくともパネル状の部分を有している。側構体4は、第1〜4戸袋モジュール11,12,17,21と、腰板モジュール13と、窓幕板モジュール14と、ドア幕板モジュール18,22と、を備えている。
第1〜4戸袋モジュール11,12,17,21は、腰板モジュール13及び幕板モジュール14,18,22よりも強度が高い。特に、第1〜4戸袋モジュール11,12,17,21は、腰板モジュール13及び幕板モジュール14,18,22よりも車幅方向への曲げ強度(上端部及び下端部を車幅方向に変位させるような曲げに対する強度)が高い。第1〜4戸袋モジュール11,12,17,21は、腰板モジュール13及び幕板モジュール14,18,22よりも厚肉の板で形成されている。
第1戸袋モジュール11は、第1ドア開口19を開閉する引戸であるドア20を収納可能な第1戸袋11aを有し、その下端部及び上端部がそれぞれ床構体2及び屋根構体3に接合されている。第2戸袋モジュール12は、第2ドア開口23を開閉する引戸であるドア24を収納可能な第2戸袋12aを有し、その下端部及び上端部がそれぞれ床構体2及び屋根構体3に接合されている。
第2戸袋モジュール12は、第1戸袋モジュール11から車体長手方向に離れており、第1戸袋モジュール11と第2戸袋モジュール12との間に窓開口15(開口部)が形成されている。即ち、第1戸袋モジュール11は、第1ドア開口19と窓開口15との間に配置されており、第2戸袋モジュール12は、第2ドア開口23と窓開口15との間に配置されている。第1戸袋モジュール11は、第1ドア開口19を画定するように第1ドア開口19の車体長手方向一側(図1の右側)に配置され、第2戸袋モジュール12は、第2ドア開口23を画定するように第2ドア開口23の車体長手方向他側(図1の左側)に配置される。
腰板モジュール13は、第1戸袋モジュール11と第2戸袋モジュール12との間に車体長手方向に架け渡されて、その車体長手方向の両側が第1戸袋モジュール11と第2戸袋モジュール12とにそれぞれ接合されている。腰板モジュール13の車体長手方向の長さは、第1戸袋モジュール11及び第2戸袋モジュール12の各々の長さよりも長い。腰板モジュール13は、窓開口15の下方に位置し、腰板モジュール13の上辺が窓開口15の底辺を規定している。腰板モジュール13は、側構体4を構成する各モジュールの中で、窓開口15の真下の領域において最も床構体2に近い部材である。
腰板モジュール13のうち側面視で第1戸袋モジュール11と第2戸袋モジュール12との間に位置する領域(図1斜線部)の下端部は、床構体2のカバー板7に対向し、かつ、第1戸袋モジュール11及び第2戸袋モジュール12の下端部よりも床構体2に対して自由である。言い換えると、腰板モジュール13のうち側面視で第1戸袋モジュール11と第2戸袋モジュール12との間に位置する領域(図1の斜線部分)の下端部は、第1戸袋モジュール11及び第2戸袋モジュール12の下端部よりも、車体1の撓み変形時における床構体2に対する相対変位の許容度が高い。詳細には、本実施形態では、腰板モジュール13のうち側面視で第1戸袋モジュール11と第2戸袋モジュール12との間に位置する領域の下端部は、カバー板7には接合されておらず、床構体2に対して非接合である。即ち、腰板モジュール13は、第1戸袋モジュール11及び第2戸袋モジュール12を介して床構体2に支持される。
腰板モジュール13のうち第1戸袋モジュール11と重なる部分には、固定用に1つの小穴13aと複数の大穴13cとが形成されている。腰板モジュール13のうち第2戸袋モジュール12と重なる部分には、固定用の長穴13bと複数の大穴13cが形成されている。これら固定用の穴13a〜dには、締結具(例えば、ボルトやリベット)が挿入されて、腰板モジュール13が第1戸袋モジュール11及び第2戸袋モジュール12に固定される。その際、小穴13aに締結具を挿入し、水平に長い長穴13bに締結具を挿入することで、腰板モジュール13が鉛直方向に位置決めされて窓開口15の底辺が規定され、その後に、ばか穴である大穴13cに締結具を挿入することで、締結作業が容易化される。
窓幕板モジュール14は、第1戸袋モジュール11と第2戸袋モジュール12との間に車体長手方向に架け渡されて、その車体長手方向の両側が第1戸袋モジュール11と第2戸袋モジュール12とにそれぞれ接合されている。窓幕板モジュール14の車体長手方向の長さは、第1戸袋モジュール11及び第2戸袋モジュール12の各々の長さよりも長い。接合の仕方は、腰板モジュール13と同様である。窓幕板モジュール14は、窓開口15の上方に位置し、窓幕板モジュール14の下辺が窓開口15の上辺を規定している。窓幕板モジュール14は、側構体4を構成する各モジュールの中で、窓開口15の真上の領域において最も屋根構体3に近い部材である。
窓幕板モジュール14のうち側面視で第1戸袋モジュール11と第2戸袋モジュール12との間に位置する領域の上端部は、屋根構体3の軒桁9に対向し、かつ、第1戸袋モジュール11及び第2戸袋モジュール12の上端部よりも屋根構体3に対して自由である。本実施形態では、窓幕板モジュール14のうち側面視で第1戸袋モジュール11と第2戸袋モジュール12との間に位置する領域の上端部は、屋根構体3の軒桁9に対して非接合である。よって、窓幕板モジュール14は、第1戸袋モジュール11及び第2戸袋モジュール12を介して屋根構体3に支持される。
第1戸袋モジュール11、第2戸袋モジュール12、腰板モジュール13、及び窓幕板モジュール14により囲まれた矩形状の空間が窓開口15である。その窓開口15は、透明な窓板16で覆われており、その窓板16の端部が第1戸袋モジュール11及び第2戸袋モジュール12に接着されている。
第3戸袋モジュール17は、第1戸袋モジュール11との間で第1ドア開口19を車体長手方向に挟んで第1ドア開口19を画定するように第1ドア開口19の車体長手方向他側(図1の左側)に配置されている。第3戸袋モジュール17は、第1ドア開口19を開閉する引戸であるドア20を収納可能な第3戸袋17aを有し、その下端部及び上端部がそれぞれ床構体2及び屋根構体3に接合されている。第1戸袋モジュール11及び第3戸袋モジュール17は、その下端部がドア開口ブラケット6に締結具(例えば、ボルトやリベット)で接合されている。ドア開口ブラケット6には、第1戸袋モジュール11及び第3戸袋モジュール17が接合される接合部としての複数の固定穴6a(図2参照)が形成されている。
ドア開口ブラケット6は、第1戸袋モジュール11に接合される部分と、第3戸袋モジュール17に接合される部分とが1つの板で一体に形成されている。第1戸袋モジュール11及び第3戸袋モジュール17がドア開口ブラケット6に締結される締結箇所は、第1戸袋モジュール11及び第3戸袋モジュール17の各々の単位で見ると、側面視において側梁5aの長手方向に沿った仮想直線上に配置されている。本例では、複数の固定穴6aは、1つのドア開口ブラケット6の単位で見ると、側面視において側梁5aの長手方向に沿った仮想直線上に配置されている。
第1戸袋モジュール11及び第3戸袋モジュール17は、その上端部がドア幕板モジュール18に締結具(例えば、ボルトやリベット)で接合されている。ドア幕板モジュール18は、第1戸袋モジュール11に接合される部分と、第3戸袋モジュール17に接合される部分とが1つの板で一体に形成されている。ドア幕板モジュール18の車体長手方向の長さは、第1戸袋モジュール11及び第3戸袋モジュール17の各々の長さよりも長い。ドア幕板モジュール18は、屋根構体3に対して非接合である。第1戸袋モジュール11、第3戸袋モジュール17、ドア開口ブラケット6、及びドア幕板モジュール18により囲まれた矩形状の空間がドア開口19である。
第4戸袋モジュール21は、第2戸袋モジュール12との間で第1ドア開口23を車体長手方向に挟んで第2ドア開口21を画定するように第2ドア開口21の車体長手方向一側(図1の右側)に配置されている。第4戸袋モジュール21は、第2ドア開口23を開閉する引戸であるドア24を収納可能な第4戸袋21aを有し、その下端部及び上端部がそれぞれ床構体2及び屋根構体3に接合されている。第2戸袋モジュール12及び第4戸袋モジュール21は、その下端部がドア開口ブラケット6に締結具(例えば、ボルトやリベット)で接合されている。
図2は、図1のII−II線断面図である。第1〜第4戸袋モジュール11,12,17,21のいずれも、床構体2及び屋根構体3等への接合の形態は同じであるので、代表して第1戸袋モジュール11について説明する。図2に示すように、ドア開口ブラケット6が、側梁5aに溶接Wで固定されており、第1戸袋モジュール11は、ドア開口ブラケット6の水平壁部に上方から載置され、ドア開口ブラケット6の上側垂直壁部に車外側から当接している。第1戸袋モジュール11は、ドア開口ブラケット6に対して固定穴6aを通した締結具26(例えば、ボルトやリベット)により車内側(側方)及び下側から締結固定されている。第1戸袋モジュール11は、第1戸袋11aと、第1戸袋11aの上側に設けられた取付板部11bとを有している。取付板部11bには、車体長手方向に間隔をあけて配置された複数の締結孔が形成されている。
軒桁9は、車体長手方向において個々のモジュール11〜14,17,18,21,22よりも長い。軒桁9の車幅方向内方の側面には、溝部9aが形成されている。溝部9aは、第1〜第4戸袋モジュール11,12,17,21の取付板部11b(上端部)を固定するための車体長手方向に沿って延びた溝部であり、押し出し成形にて形成されている。
溝部9aは、結合座27が挿入される内部空間25と、取付板部11bに向けて開口するように溝部9aの車体長手方向に沿って延びたスリット9bとを有している。溝部9aの内部空間25には、結合座27が車体長手方向にスライド可能に挿入されている。スリット9bの上下幅は、内部空間25の上下幅及び結合座27の上下幅よりも小さい。第1戸袋モジュール11の取付板部11bは、スリット9bを通して結合座27に締結具28(例えば、ボルトやリベット)により固定されることで、取付板部11bと結合座27とにより軒桁9のスリット9bの上下の縁部が圧接挟持され、第1戸袋モジュール11が軒桁9に接合されることとなる。スリット9bの上下幅は、締結具28のうちスリット9bを通過する部分(軸部)の上下幅よりも大きい。なお、結合座は、車体長手方向に延びて、車体長手方向に所定の間隔をあけた形成された複数の穴を有する板でもよいし、公知のワッシャのようなものでもよい。締結具28としてボルトを用いる場合には、例えばナット等の雌ネジを有する物やナットプレートであってもよい。
腰板モジュール13の下端部とドア開口ブラケット6との間には、隙間29が形成されており、その隙間29にシール部材30としてシリコーン等がコーキングされている。窓板16は、スペーサ31を介して第1戸袋モジュール11の外側面に重ねられており、そのスペーサ31の内側において、窓板16が第1戸袋モジュール11の外側面に接着されている。また、窓板16の下端と腰板モジュール13の上端との間には、シール部材32としてシリコーン等がコーキングされ、窓板16の上端と窓幕板モジュール14の下端との間にも、シール部材32としてシリコーン等がコーキングされている。
図3は、図1のIII−III線断面図である。図3に示すように、腰板モジュール13は、床構体2のカバー板7に対して固定されていない。腰板モジュール13の下端とカバー板7との間には隙間29が形成されており、その隙間29にシール部材30としてシリコーン等がコーキングされている。腰板モジュール13には、内装部品である腰掛部材36が取り付けられる受部材35が固定されている。即ち、腰板モジュール13には、受部材35を介して腰掛部材36が一体化されている。
図4は、図1に示す車体1の要部を拡大して示す縦断面図である。図4に示すように、腰板モジュール13は、側外板38と、側外板38の内側面に溶接された補強部材39とを有している。腰板モジュール13は、その補強部材39の頂部が第1戸袋モジュール11の外側面に当接している。側外板38の下端部は車幅方向内方に向けて湾曲して平坦な下面を形成し、側外板38の上端部も車幅方向内方に向けて湾曲して平坦な上面を形成している。
腰板モジュール13の下端は、床構体2の側梁5a(側部)の上端よりも下方で、且つ、側梁5aの上端の車幅方向外方に位置している。そして、腰板モジュール13の下端部とドア開口ブラケット6との間の隙間29にシール部材30としてシリコーン等がコーキングされている。窓板16の外側部分は、弾性材料からなるスペーサ31を介して第1戸袋モジュール11の外側面に重ねられ、そのスペーサ31の内側において、窓板16が第1戸袋モジュール11の外側面に接着剤40により接着されている。また、窓板16の下端と腰板モジュール13の上端との間には、シール部材32としてシリコーン等がコーキングされている。
以上に説明した構成によれば、側構体4の下端部及び上端部をそれぞれ床構体2及び屋根構体3に接合するにあたり、第1〜第4戸袋モジュール11,12,17,21の下端部及び上端部をそれぞれ床構体2及び屋根構体3に接合し、腰板モジュール13及び幕板モジュール14,18,22は床構体2及び屋根構体3に非接合であるため、側構体4の床構体2及び屋根構体3に対する接合量(例えば、接合長さ又は接合数など)を減らすことができ、車体組み立ての作業性が向上する。しかも、各戸袋モジュール11,12,17,21が車体長手方向に互いに離れていても、各戸袋モジュール11,12,17,21は、床構体2及び屋根構体3に直接に接合されない腰板モジュール13及び幕板モジュール14,18,22によって車体長手方向に連結されるため、車体剛性を良好にすることが可能となる。
また、個々の戸袋モジュール11,12,17,21が床構体2及び屋根構体3に対して接合される車体長手方向の範囲(接合範囲)は、個々の戸袋モジュール11,12,17,21の車体長手方向の長さの範囲内であり、それら個々の接合範囲が車体長手方向に短いので、床構体2及び屋根構体3が側面視で円弧状に湾曲(キャンバー)した状態でも、容易に接合を行うことが可能となる。
さらに、床構体2は、戸袋モジュール11,12,17,21の下端部が接合される固定穴(接合部)が形成されたドア開口ブラケット6を有しているため、戸袋モジュール11,12,17,21の位置が精度良く決まり、ドア開口19,23を精度良く形成することができる。また、戸袋モジュール11,12,17,21の上側の取付板部11bは、軒桁9の溝部9aの内部空間25にスライド可能に挿入された結合座27に締結具28で締結されるので、車体長手方向の位置調整作業が容易になる。即ち、戸袋モジュール11,12,17,21の取り付け作業に際し、取付位置精度の向上と作業容易性とを両立することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、第1戸袋モジュール11を「第1モジュール」とし、第2戸袋モジュール12を「第2モジュール」として考えた場合に、腰板モジュール13及び窓幕板モジュール14が「第3モジュール」に相当し、第3戸袋モジュール17が「第4モジュール」に相当する。また、第1戸袋モジュール11を「第1モジュール」とし、第3戸袋モジュール17を「第2モジュール」として考えた場合には、ドア幕板モジュール18が「第3モジュール」に相当する。なお、内装部品自体が第3モジュールの役目を果たしてもよい。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態に係る車体における腰板モジュール113の取付構造を概略的に示す斜視図である。図5に示すように、第2実施形態の腰板モジュール113は、第1戸袋モジュール11と第2戸袋モジュール12との間に挟まるようにして、第1戸袋モジュール11と第2戸袋モジュール12との間に車体長手方向に架け渡されている。腰板モジュール113の車両長手方向の各端面は、第1戸袋モジュール11及び第2戸袋モジュール12の各端面に対向して当接している。そして、腰板モジュール113は、ブラケット141を介して第1戸袋モジュール11及び第2戸袋モジュール12に締結具により固定されている。これにより、腰板モジュール113の外側面は、第1戸袋モジュール11及び第2戸袋モジュール12の外側面と略同一平面を形成することが可能となる。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。図6に示すように、図6に示すように、第3実施形態では、腰板モジュール213の側外板238の上側部分に、第1戸袋モジュール11に近づくように屈曲した段差部238aが形成されており、その段差部238aの上側の上端部238bが第1戸袋モジュール11の外側面に当接して上方に延びている。窓板16は、スペーサ31を介して側外板238の上端部238bの外側面に重ねられており、そのスペーサ31の内側において、窓板16が上端部238bの外側面に接着剤40にて接着されている。また、窓板16の下端と側外板238の段差部238bの上面との間には、シール部材32としてシリコーン等がコーキングされている。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第4実施形態)
図7は、第4実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。図7に示すように、第4実施形態では、腰板モジュール13の下端と床構体2との間の隙間29には、弾性付勢力により止水する断面U字形状のシール部材130が密着状態で挿入されている。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第5実施形態)
図8は、第5実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。図8に示すように、第5実施形態では、腰板モジュール313の側外板338の下端は、床構体102の側部の上端(側梁5a又はドア開口ブラケット6の上端)よりも下方で、かつ、第1戸袋モジュール11の下端よりも下方に位置している。腰板モジュール313の下端の下方には、ドア開口ブラケット106が対向配置されている。ドア開口ブラケット106のうち腰板モジュール313の下端に対向する部分は、車幅方向外方に向けて下方に傾斜したスロープ部106aが形成されている。これにより、腰板モジュール313とドア開口ブラケット106との間の隙間129に入った水は、自重によりスロープ部106aに沿って外部に排出させることができる。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第6実施形態)
図9は、第6実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。図9に示すように、第6実施形態では、腰板モジュール313の下端は、床構体202の側部の上端(側梁5a又はドア開口ブラケット6の上端)よりも下方で、かつ、第1戸袋モジュール11の下端よりも下方に位置している。腰板モジュール313の下端の真下には、床構体202は配置されていない。よって、腰板モジュール313の下端部と床構体202との間の隙間229は、鉛直方向に向いている。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第7実施形態)
図10は、第7実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。図10に示すように、第7実施形態では、腰板モジュール13の下端部とドア開口ブラケット306との間の隙間29の車幅方向内側において、ドア開口ブラケット306にドレン孔306aが形成されている。これにより、隙間29から侵入した水がドレン孔306aを介して外部に排出される。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第8実施形態)
図11は、第8実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。図11に示すように、第8実施形態では、ドア開口ブラケット6の外面に別体のスロープ部材230が溶接等にて接合されている。スロープ部材230は、側梁5やドア開口ブラケット6よりも薄肉である。スロープ部材230のうち腰板モジュール13の下端に対向する部分は、車幅方向外方に向けて下方に傾斜したスロープ部230aが形成されている。これにより、腰板モジュール13とスロープ部材230との間の隙間に入った水は、自重によりスロープ部230aに沿って外部に排出させることができる。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第9実施形態)
図12は、第9実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。図12に示すように、第9実施形態では、側梁205及びドア開口ブラケット406の上端部が、第1戸袋モジュール11よりも車幅方向外方に位置している。腰板モジュール313の下端は、床構体の(側梁205及びドア開口ブラケット406の)上端よりも下方で、かつ、当該上端よりも車幅方向外方に位置している。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第10実施形態)
図13は、第10実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。図13に示すように、第10実施形態では、側梁305及びドア開口ブラケット406の上端部が、第1戸袋モジュール11よりも車幅方向外方に位置しており、側梁305の上端部305aが、上方にいくにつれて車幅方向外方に向かうように傾斜している。腰板モジュール413の側外板438の下端部438aは、側梁305の上端部305aに沿うように傾斜している。側外板438の下端部438aと側梁305の上端部305aとの間には、斜め上方に延びる隙間329が形成されている。これにより、腰板モジュール413と側梁329との間の隙間329に入った水は、自重により外部に排出させることができる。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第11実施形態)
図14は、第11実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。図14に示すように、第11実施形態では、側梁405及びドア開口ブラケット406の上端部が、第1戸袋モジュール11よりも車幅方向外方に位置しており、側梁405の上端部405aは、車幅方向外方に向けて水平に突出している。そして、腰板モジュール13の下端と側梁405の上端部405aとの間に、シール部材30としてのシリコーン等がコーキングされている。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第12実施形態)
図15は、第12実施形態に係る車体の要部を拡大して示す縦断面図である。図15に示すように、第12実施形態では、側梁505及びドア開口ブラケット406の上端部が、第1戸袋モジュール11よりも車幅方向外方に位置しており、側梁505の上端部505aと、腰板モジュール513の側外板538の下端部538aとが、互いに隙間329をあけて対向している。そして、側梁505の上端部505aと側外板558の下端部538aとに弾性材料からなるシール部材230が係合されて隙間329を塞いでいる。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその構成を変更、追加、又は削除することができる。前記各実施形態は互いに任意に組み合わせてもよく、例えば1つの実施形態中の一部の構成又は方法を他の実施形態に適用してもよい。上述した実施形態では、腰板モジュール13、窓幕板モジュール14及びドア幕板モジュール18,22の全てが、床構体2及び屋根構体3に固定されていないが、それらの一部が床構体2又は屋根構体3に固定されてもよい。腰板モジュール13の下端部は、床構体2の側梁5a(側部)の上端よりも下方で、且つ側梁5aの上端の車幅方向内方に位置してもよい。
上述した実施形態では、腰板モジュール13の下端部は、床構体2に対して非接合であるが、戸袋モジュール11,12,17,21の下端部に比べて、床構体2に対して自由であればよい。例えば、腰板モジュール13の下端部の一部を床構体2に接合したとしても、腰板モジュール13の床構体2に対する接合量(例えば、接合長さ又は接合数など)を、戸袋モジュール11,12,17,21の各々の床構体2に対する接合量よりも少なくすればよい(腰板モジュール13の車体長手方向の長さは、戸袋モジュール11,12,17,21の各々の長さよりも長い。)。これは、窓幕板モジュール14、及びドア幕板モジュール18,22についても同様である。
また、上述した実施形態では、ドアを引き戸とし、当該ドアを収納する戸袋を備える構成としたが、プラグドアとする場合には戸袋を備えなくてもよい。
以上のように、本発明に係る鉄道車両の車体は、車体剛性を保ちながらも、側モジュールの接合による車体組み立ての作業性を向上させることができる優れた効果を有し、この効果の意義を発揮できる鉄道車両に広く適用すると有益である。
1 車体
2 床構体
3 屋根構体
4 側構体
5a 側梁(長手部材)
6 ドア開口ブラケット
9 軒桁(長手部材)
11 第1戸袋モジュール(第1モジュール)
12 第2戸袋モジュール(第2モジュール)
13,113 腰板モジュール(第3モジュール)
14 窓幕板モジュール(第3モジュール)
15 窓開口
17 第3戸袋モジュール(第2モジュール、第4モジュール)
18,22 ドア幕板モジュール(第3モジュール)
19 第1ドア開口
23 第2ドア開口
29,129,229,329 隙間
30,130,230 シール部材
35 受部材
36 腰掛部材

Claims (12)

  1. 車体長手方向において複数の側モジュールに分割された側構体からなる第1構体と、
    前記側構体の鉛直方向の一方側の端部が接合された床構体又は屋根構体からなる第2構体と、を備え、
    前記複数の側モジュールは、第1モジュールと、前記第1モジュールから車体長手方向に離れて配置された第2モジュールと、前記第1モジュールと前記第2モジュールとの間に車体長手方向に架け渡されて前記第1モジュール及び前記第2モジュールに接合された第3モジュールと、を含み、
    前記第1モジュール及び前記第2モジュールの各々の前記一方側の端部が、前記第2構体に対向して接合され、
    前記第3モジュールのうち側面視で前記第1モジュールと前記第2モジュールとの間に位置する領域の前記一方側の端部は、前記第2構体に対向し、かつ、前記第1モジュール及び前記第2モジュールの前記端部よりも前記第2構体に対して自由であり、
    前記第3モジュールは、前記第1モジュール及び前記第2モジュールを介して前記第2構体に支持される、鉄道車両の車体。
  2. 前記第1モジュールと前記第2モジュールとの間には、窓開口またはドア開口からなる開口部が設けられる、請求項1に記載の鉄道車両の車体。
  3. 前記第1構体には、前記開口部としての窓開口と、前記窓開口の車体長手方向一方に配置された第1ドア開口と、前記窓開口の車体長手方向他方に配置された第2ドア開口と、が形成され、
    前記第1モジュールは、前記第1ドア開口と前記窓開口との間に配置され、
    前記第2モジュールは、前記第2ドア開口と前記窓開口との間に配置され、
    前記第3モジュールは、前記窓開口の下方に配置される、請求項2に記載の鉄道車両の車体。
  4. 前記第1モジュールは、前記第1ドア開口を画定するように前記第1ドア開口の車体長手方向一側に配置され、
    前記第2モジュールは、前記第2ドア開口を画定するように前記第2ドア開口の車体長手方向他側に配置される、請求項3に記載の鉄道車両の車体。
  5. 前記第1モジュールは、前記第1ドア開口を開閉するドアを収納可能な第1戸袋を有する第1戸袋モジュールであり、
    前記第2モジュールは、前記第2ドア開口を開閉するドアを収納可能な第2戸袋を有する第2戸袋モジュールである、請求項4に記載の鉄道車両の車体。
  6. 前記複数の側モジュールは、前記第1モジュールとの間で前記第1ドア開口を車体長手方向に挟んで前記第1ドア開口を画定するように前記第1ドア開口の車体長手方向他側に配置された第4モジュールを更に含み、
    前記第2構体は、車幅方向側方において車体長手方向に延びる側梁又は軒桁からなる長手部材と、前記長手部材に固定されたドア開口ブラケットと、を有し、
    前記ドア開口ブラケットには、前記第1モジュールが接合される接合部と、前記第4モジュールが接合される接合部とが形成される、請求項4又は5に記載の鉄道車両の車体。
  7. 前記第3モジュールは、前記窓開口の下方に位置する側外板を有する腰板モジュールである、請求項3乃至6のいずれか1項に記載の鉄道車両の車体。
  8. 前記第3モジュールのうち側面視で前記第1モジュールと前記第2モジュールとの間に位置する領域の前記端部は、前記第2構体に対して非接合である、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の鉄道車両の車体。
  9. 前記第3モジュールの前記端部の少なくとも一部は、前記第2構体に対して隙間をあけている、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の鉄道車両の車体。
  10. 前記第3モジュールの前記端部は、前記床構体に対向し、かつ、前記床構体の側部の上端よりも下方で、且つ前記側部の上端の車幅方向側方に位置する、請求項9に記載の鉄道車両の車体。
  11. 前記隙間に挿入されるシール部材を更に備える、請求項9又は10に記載の鉄道車両の車体。
  12. 前記第3モジュールは、腰掛部材を含む内装部品を取り付け可能な受部材を更に有する、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の鉄道車両の車体。
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