JP6033719B2 - 投射用レンズ - Google Patents

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この発明は、投射用レンズに関する。
液晶パネルやDMD(デジタル・ミラー・デバイス)等の画像表示素子に表示された画像をスクリーン上に拡大投射するプロジェクタが広く普及しつつある。
近時、プロジェクタには投射距離の短縮、高い拡大倍率が求められ、また、低コスト化も求められている。
従って、プロジェクタに用いられる投射用レンズにも、広画角、低コストが求められ、また、画像表示素子側の構造に即して長いバックフォーカスが求められる。
勿論、良好な拡大画像を投射できるためには、各種の収差が良好に補正された高性能のものでなければならない。
従来、拡大側に負の屈折力の第1レンズ群、縮小側に正の屈折力の第2レンズ群を配し、長いバックフォーカスを実現した投射用レンズが知られている(特許文献1、2)。
この発明は、長いバックフォーカスと広画角を持ち、性能良好で、特許文献1、2のものよりも少ないレンズ枚数で低コストに実現可能な投射用レンズの提供を課題とする。
この発明の投射用レンズは、レンズ系中で最も大きな空気間隔を隔てて拡大側から順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群とを配してなり、縮小側に略テレセントリックで、第1レンズ群は拡大側から、1A群、1B群、1C群を配してなり、1A群は、両面が非球面であるレンズを1枚含み、1B群は、拡大側から、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、縮小側に大きな曲率を持つ負レンズ、両凹レンズを配してなり、1C群は、少なくとも1枚の正レンズを含み、第2レンズ群は、非球面を有するレンズと、2組の3枚組レンズとを含み、かつ、最も拡大側のレンズの近傍に開口絞りが配置され、前記3枚組レンズは、3枚のレンズを近接させ、もしくは2以上を接合してなり、拡大側の共役点が無限遠の時の空気中におけるバックフォーカス:Bf、全系の焦点距離:f、第1レンズ群の焦点距離:f1、第2レンズ群の焦点距離:f2、が、条件:
(1) 3.0 < Bf/f < 5.5
(2) 2.0 <|f1/f|< 6.0
(3) 4.5 < f2/f < 7.0
を満足することを特徴とする。
この発明の投射用レンズは、上記構成により、大きな画角と良好な性能を実現し、必要にして十分なバックフォーカス確保でき、なおかつ低コストで実現できる。
また、この発明の投射用レンズは、縮小側のテレセントリック性が高い。
実施例1の投射用レンズのレンズ構成図である。 実施例1の投射用レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例1の投射用レンズのコマ収差を示す図である。 実施例1の投射用レンズの、物体距離:995mmにおける球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例1の投射用レンズの、物体距離:995mmにおけるコマ収差を示す図である。 実施例1の投射用レンズの、物体距離:457mmにおける球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例1の投射用レンズの、物体距離:457mmにおけるコマ収差を示す図である。 実施例2の投射用レンズのレンズ構成図である。 実施例2の投射用レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例2の投射用レンズのコマ収差を示す図である。 実施例3の投射用レンズのレンズ構成図である。 実施例3の投射用レンズの、球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例3の投射用レンズのコマ収差を示す図である。 実施例4の投射用レンズのレンズ構成図である。 実施例4の投射用レンズの、球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例4の投射用レンズのコマ収差を示す図である。 実施例5の投射用レンズのレンズ構成図である。 実施例5の投射用レンズの、球面収差、非点収差、歪曲収差を示す図である。 実施例5の投射用レンズのコマ収差を示す図である。
以下、実施の形態を説明する。
図1、図8、図11、図14、図17に、この発明の投射用レンズの実施の形態を5例示す。
これら実施の形態の投射用レンズは、上記順序で、後述する実施例1〜5の投射用レンズに対応する。
繁雑を避けるため、これらの図において符号を共通化する。図の左方を拡大側とし、右方を縮小側とする。
投射用レンズは、光軸上の拡大側に第1レンズ群I、縮小側に第2レンズ群IIを配してなる。
上記各図に示すように、第1レンズ群Iと第2レンズ群IIとは「レンズ系中で最も大きな空気間隔」を隔てて配されている。
第1レンズ群Iは、拡大側から縮小側へ向かって順次、1A群、1B群、1C群を配してなる。
1A群は、両面が非球面であるレンズを1枚含む。
1B群は、拡大側から、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズレンズ、縮小側に大きな曲率を持つ負レンズ、両凹レンズを配してなる。
1C群は、少なくとも1枚の正レンズを含む。
従って、第1レンズ群は、最小で5枚のレンズで構成できる。
第2レンズ群IIは、非球面を有するレンズと、2組の3枚組レンズCB1、CB2とを含み、かつ、最も拡大側のレンズの近傍に開口絞りSが配置される。
3枚組レンズは、3枚のレンズを近接させ、もしくは2以上を接合してなる。
即ち、3枚組レンズは、3枚のレンズを近接させて配置した構成であることも、3枚のレンズのうちの2枚以上を接合した構成であることもできる。
各実施の形態の投射用レンズは、拡大側の共役点が無限遠の時の空気中におけるバックフォーカス:Bf、全系の焦点距離:f、第1レンズ群の焦点距離:f1、第2レンズ群の焦点距離:f2、が、条件:
(1) 3.0 < Bf/f < 5.5
(2) 2.0 <|f1/f|< 6.0
(3) 4.5 < f2/f < 7.0
を満足する。
また、各実施の形態の投射用レンズは「縮小側に略テレセントリック」である。
上記図1、図8、図11、図14、図17の各図において、符号Pは色合成光学系であるプリズムを、符号CGはカバーガラスを合わせて示し、符号MDは表示素子を示す。
即ち、各実施の形態の投射用レンズは、画像表示素子として赤・緑・青の3枚の液晶パネルを用い、各色画像の光をプリズムPで色合成する。
即ち、3板式のプロジェクタに用いることを前提としている。
勿論、この発明の投射用レンズは、このような3板式のプロジェクタ用に限定されるものではない。
短い投射距離で大きな画面を写すことのできる投射用レンズを得るには、従来の投射用レンズより焦点距離をより短くする必要がある。
レンズ面の間隔・曲率半径をそのまま小さくしていくと、それに応じて焦点距離も短くなるが、大きな収差が発生し画質の低下が起こり、バックフォーカスも短くなる。
この発明の投射用レンズは、レンズ系中で最も大きな空気間隔を境に、拡大側から負の屈折力の第1レンズ群Iと、正の屈折力の第2レンズ群IIとを配した構成である。
この構成は所謂「レトロフォーカスタイプ」である。
第1レンズ群は上記の如く、1枚の非球面を有するレンズを1A群に含め、高価な非球面レンズの使用を1枚に留めて低コストを実現している。
また、レトロフォーカスタイプゆえに大きく発生するディストーションを、上記非球面を有するレンズで効果的に補正する。
上記非球面を有するレンズはプラスチックで成形でき、コスト低減にも有効である。
第2レンズ群IIを、非球面を有するレンズ、2組の3枚組レンズを含んだ構成とすることで、緒収差の効果的な補正を可能としている。
上記の如く、3枚組レンズは、3枚のレンズを近接させて配置した構成であることも、3枚のレンズのうちの2枚以上を接合した構成であることもできる。
接合されない構成の場合は、光学性能に影響を与えやすいレンズ偏芯に注意が必要となるが、プロジェクタの大光量化によるレンズ内部の熱に対する信頼性が高まる。
条件(1)は、所望の「大きな画角」を保持しつつ、投射用レンズに必要にして十分なバックフォーカス確保するための条件である。
広い画角を保持しつつ、パラメータ:Bf/fが条件(1)の下限を超えると、バックフォーカス:Bfが短くなる。
このため、投射用レンズと表示素子の間にプリズム等の色合成光学系を配置するのが困難になる。
「十分に長いバックフォーカス」を保持しつつ、条件(1)の上限を超えると、全系の焦点距離:fが小さくなり、諸収差の補正が困難になる。
条件(2)は、十分に長いバックフォーカスと、良好な光学性能を両立するための条件である。
パラメータ:|f1/f|が条件(2)の上限を超えると、|f1|が大きくなり過ぎて第1レンズ群の負の屈折力が小さくなる。
このため、所望のバックフォーカスを得るのが困難になる。
条件(2)の下限を越えると、バックフォーカスは十分に確保できるが、|f1|が小さくなり過ぎて第1レンズ群の負の屈折力が過大になる。
このため、コマ収差、像面湾曲等の収差を良好に保つのが困難になる。
条件(3)は、投射用レンズのコストと、良好な光学性能を両立させるための条件である。
パラメータ:f2/fが条件(3)の上限を超えると、f2が大きくなりバックフォーカスは延びて、それにともない投射用レンズは長大化し、コスト増を招来する。
条件(3)の下限を越えると、第2レンズ群の焦点距離が短くなり、緒収差の補正が困難となる。
第1レンズ群Iは、その1B群の焦点距離:f1Bと、第1レンズ群の焦点距離:f1とが、条件:
(4) 0.4 < f1B/f1 < 0.8
を満足する事が好ましい。
第1レンズ群を構成する1A群〜1C群のうち、1B群が担う負の屈折力を条件(4)が満足されるようにすることにより、良好で安定した性能の実現が容易になる。
後述の実施例に示す投射用レンズは、第1レンズ群内の拡大側に配置された大きな1A群の「非球面を有するレンズ」を、プラスチック製とすることでコストを抑えている。
プラスチックレンズは温度・湿度の影響を受けやすい。
パラメータ:f1B/f1を条件(4)内に収めることで、プラスチックレンズに大きな屈折力を持たせることを避けることができる。
これにより、性能の安定化を図ることができ、所望の「大きな画角」、「十分に長いバックフォーカス」を実現し易い。
2組の3枚組レンズCB1、CB2のうち、拡大側のCB1が正の屈折力、縮小側のCB2は負の屈折力を持つことが好ましい。
各実施の形態とも、そのようになっている。
正の屈折力を持つ3枚組レンズCB1は拡大側から、正レンズL1、両凹レンズL2、両凸レンズL3の3枚のレンズからなる。
負の屈折力を持つ3枚組レンズCB2は、拡大側から、負レンズL4、両凸レンズL5、負メニスカスレンズL6の3枚のレンズからなっている。
上のレンズ表記において、正レンズL1、両凹レンズL2、負メニスカスレンズL6等におけるL1〜L6は「レンズを指称するもの」であり、これらレンズの符号ではない。
両凹レンズL2の材質のd線に対する屈折率:NL2、アッベ数:νL2、レンズL3のd線に対する屈折率:NL3、アッベ数:νL3は、条件(5)、(6)を満足するのが良い。
(5) 0.3 < NL2−NL3 < 0.5
(6) 35 < νL3−νL2 < 60
また、正レンズL1のアッベ数:νL1、部分分散比:θgFは、条件(7)を満足するのが良い。
(7) 0 < θgF−(0.6438−0.001682νL1) <0.05
負レンズL4、両凸レンズL5、負メニスカスレンズL6の材質の、d線に対する屈折率:NL4、NL5、NL6、アッベ数:νL4、νL5、νL6は、以下の条件を満たすのが良い。
(8) 0.3 < (NL4+NL6)/2−NL5 < 0.5
(9) 35 < νL5−(νL4+νL6)/2 < 60
条件(5)、(6)は、3枚組レンズ:CB1中の2枚の両凹レンズL2、両凸レンズL3の材料の屈折率、アッベ数の好ましい範囲を示す。
条件(8)、(9)は、負レンズL4、両凸レンズL5、負メニスカスレンズL6の材質の屈折率、アッベ数の好ましい範囲を示す。
これらのパラメータが、条件(5)、(6)、(8)、(9)を満足することで、倍率色収差、軸上色収差が共に少ない良好な像性能を持つ投射用レンズの実現が容易に可能となる。
条件(7)について付言すると、部分分散比:θgFは、次式により定義される。
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC)
この式において「Ng」、「NF」、「NC」は、それぞれg線(435,83nm)、F線(486.1313nm)、C線(656.27nm)に対する屈折率である。
条件(7)を満たす材料で正レンズL1を形成することにより、投射用レンズの倍率色収差をより小さく、広い画角に亘り良好な画像を得ることが容易に可能となる。
投射用レンズのフォーカシングについて述べる。
各実施の形態の投射用レンズでは、フォーカシングは、第1レンズ群の1B群と1C群を「光軸上で移動」させて行なっている。
そして、拡大側の共役点を遠距離から近距離方向へ移動させフォーカシングする際、1B群と1C群の間隔は拡がり、共に縮小側に移動する。
フォーカシング際、最も拡大側のレンズ群を移動して合焦させることが一般的に行われている。
実施の各形態の投射用レンズでは、第1レンズ群の内部に配された1B群、1C群を移動してピントを合わせることができる。
このようにすると「拡大側に配された大きい1A群を動かす必要がない」ので都合が良い。
投射用レンズは、画角が広いほど「良好な画像を得られる投射距離範囲」が狭くなる。
これは「像面湾曲とディストーションのバランス」が投射距離の変化で崩れやすくなるためである。
遠くのスクリーンに投射しているプロジェクタをスクリーンに近づける際、1B群と1C群の間隔を拡げながら、共に縮小側に移動させる。
これにより、像面の湾曲とディストーションを良好に保ちながらフォーカシングをすることが可能となる。
第2レンズ群IIに用いられる「非球面を有するレンズ」は、プラスチックで形成するのがコスト面から好ましい。
その場合、プラスチックで形成された「非球面を有するレンズ」の焦点距離:fPは、第2レンズ群の焦点距離:f2に対して、以下の条件(10)を満足するのが良い。
(10) 5.0<|fP/f2|
条件(10)は、プラスチックで形成された非球面レンズの温度変化によるピント位置の変動を小さく抑えるのに適した焦点距離の範囲を与えるものである。
パラメータ:|fP/f2|が条件(10)の下限を超えると、プラスチックレンズの焦点距離は短くなりパワーは強まる。
このため、投射用レンズは「温度変化によるピント位置の変動が大きいもの」になり易い。
実施の各形態の投射用レンズは、以下に示す各実施例のように、半画角(度):ω、Fナンバー:FNOが、以下の条件(11)、(12)を満足するように構成できている。
(11) 50°<ω<65°
(12) 1.7<FNO<2.5
即ち、画角が大きく、短い投射距離で所望の大きさの画像が得られる。
さらには、投射画面が従来と同等のサイズになるが、表示素子を小さいものに変えることで画像表示素子がイメージサークル内を移動可能となる。
これにより、鑑賞者からプロジェクタが邪魔にならない方向に画像を十分にシフトして投射できる。
また、条件(12)を満足することにより、十分に明るい投射画像を実現できる。
第2レンズ群は、実施の各形態の如き構成が好ましい。
即ち、拡大側から2組の3枚組レンズに向かって順に、開口絞り、正メニスカスレンズ、負メニスカスレンズを配する。
また、2組の3枚組レンズの縮小側に正レンズを配し、前記負メニスカスレンズを「非球面を有するレンズ」とする。
このようにすると、第2レンズ群は、最小で9枚のレンズで構成できる。前記の如く、第1レンズ群は最小で5枚のレンズ群で構成できる。
従って、投射用レンズは最小で14枚のレンズで構成できる。これは、特許文献1や2に記載されたものよりレンズ枚数が少なく、従って、コスト的に安く実現できる。
以下、具体的な実施例を5例挙げる。
各実施例において、「面番号」は拡大側(スクリーン側)から縮小側(画像表示素子側)へ数えた数字で表し、スクリーンを「物面」、画像表示素子の表示面を「像面」とした。
「R」により各面(開口絞りSの面および、色合成用であるプリズムP、カバーガラスCGの面を含む)の曲率半径(非球面にあっては近軸曲率半径)を表す。
「D」により光軸上の面間隔を表す。
「Nd」及び「νd」により、各レンズの材質の、d線に対する屈折率とアッべ数を示す。
「有効径」は、レンズの光軸から見て、光線の通る最大高さを示す。
「像高」は、光軸から画像表示素子面の最大高さである。
「BF」は、拡大側の共役点が無限遠の時の空気中(プリズム、カバーガラスのない状態)における最も縮小側のレンズ面から近軸像までの距離(バックフォーカス)を表す。
「レンズ全長」は、最も拡大側のレンズ面から最も縮小側のレンズ面までの距離にバックフォーカスを加えたもので表す。
「非球面」の形状は、周知の次式で表す。
Z=(1/R)・h/[1+√{1−(1+K)・(1/R)・h}]
+A3・h3+A4・h4+A5・h5+・・・+An・hn
この式において、「h」は光軸との交点を原点とした光軸に対する高さ、「Z」は、光軸方向の変移、「R」は近軸曲率半径である。
また、「K」は円錐定数:K、「An」はn次項の非球面係数である。
従って、非球面の形状は、上記R、K、An、を与えることにより特定される。
実施例
実施例1〜5の投射用レンズは、何れも同様のレンズ構成を有する。
開口絞りSは、第2レンズ群II中の最も拡大側のレンズ近傍に置かれている。
最も拡大側に配された1A群は、1枚のプラスチックで成形された非球面レンズで構成されている。
なお、ガラスと比べ柔らかいプラスチックのレンズは傷がつき易いので、これを保護するガラスレンズを非球面レンズの拡大側に配置することもできる。
1B群は、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、縮小側に大きな曲率を持つ負レンズ、両凹レンズを拡大側から順に配してなる。
1C群は、1枚の正レンズからなっている。
第2レンズ群IIは、拡大側から2番目のレンズが非球面を有するレンズで、以下2組の3枚組レンズCB1、CB2が続貴、更にその縮小側に正レンズが配置されている。
フォーカシングは1B群と1C群を移動して行っているが、スクリーンに近づくと、1B群と1C群の間隔は拡がり、共に縮小側に移動する動きをする。
投射距離が遠距離、中間距離、近距離の3つの形態における移動群の位置は「可変データ」に示す。
非球面は、面番号に(*)を付けて示す。
また、(FC)は余分な光線をカットするフレアカット絞りを、(絞り)はレンズの明るさを決める開口絞りを示している。
各種データ(Bfを除く)は、投射距離の3形態における中間距離(実施例1:750mm、実施例2:780mm、実施例3:840mm、実施例4:800mm、実施例5:770mm)を代表して示す。
なお、長さの次元を持つ量の単位は、特に断らない限り「mm」である。
「実施例1」
実施例1の投射用レンズは、図1にレンズ構成図を示した投射用レンズである。
実施例1のレンズデータは以下のとおりである。
面番号 R D Nd νd 有効径
物面 ∞ (750.000)
1* −74.034 5.000 1.53159 55.7 57.631
2* 131.294 (可変) 49.745
3 62.466 2.600 1.62041 60.3 38.374
4 31.512 14.107 27.431
5 177.020 1.700 1.80610 33.3 27.033
6 21.946 14.342 19.113
7 −62.582 3.700 1.49700 81.6 19.068
8 53.641 (可変) 18.739
9 56.099 8.000 1.62004 36.3 20.232
10 −75.587 (可変) 20.138
11(FC) ∞ 10.000 10.700
12(絞り) ∞ 0.300 10.027
13 21.597 2.000 1.74077 27.8 10.354
14 31.206 3.820 10.176
15* −32.137 4.500 1.53159 55.7 10.131
16* −40.255 8.507 10.159
17 45.673 4.204 1.84666 23.8 11.174
18 −51.201 1.000 1.91082 35.3 11.077
19 22.225 7.425 1.49700 81.6 10.821
20 −23.978 0.688 11.000
21 297.689 1.100 1.90366 31.3 11.482
22 22.203 12.049 1.49700 81.6 11.699
23 −16.645 1.200 1.91082 35.3 12.505
24 −31.924 0.300 14.027
25 207.881 8.669 1.49700 81.6 15.518
26 −24.098 4.280 15.940
27 ∞ 21.000 1.51680 64.2 14.709
28 ∞ 5.860 13.065
29 ∞ 2.900 1.51680 64.2 12.365
30 ∞ 1.000 12.138
像面 ∞ 。
「可変量」
可変量のデータを以下に示す。
投射距離 995.000 750.000 457.000
D2 16.227 16.347 16.703
D8 10.151 10.187 10.302
D10 28.825 28.669 28.198 。
「非球面データ」
非球面データを以下に示す。
「第1面」
K=0.57、
A3=4.793088×10−4、A4=−4.991811×10−6
A5=1.697895×10−8、A6=−8.387198×10−10
A7=2.648423×10−12、A8=9.113218×10−13
A9=−4.633588×10−15、A10=−1.905991×10−16
A11=7.646048×10−19、A12=−2.459187×10−20
A13=2.685386×10−22、A14=2.011314×10−23
A15=−4.637341×10−26、A16=−2.215674×10−27
A17=−2.090499×10−29、A18=−3.998118×10−31
A19=2.839511×10−33、A20=1.287473×10−34
「第2面」
K=−100、
A3=4.534608×10−4、A4=−7.640319×10−7
A5=−8.162764×10−8、A6=−1.494463×10−9
A7=1.440329×10−11、A8=1.961595×10−13
A9=7.439769×10−15、A10=2.217194×10−17
A11=−1.078864×10−18、A12=−9.185414×10−21
A13=−1.026365×10−21、A14=−9.428516×10−24
A15=−8.811345×10−26、A16=1.761529×10−27
A17=1.317427×10−28、A18=2.469499×10−30
A19=2.581542×10−32、A20=−1.347104×10−33
「第15面」
K=5.547245、
A4=8.001361×10−5、A6=1.993596×10−7
A8=−5.960803×10−10 、A10=−2.777771×10−12
A12=4.777656×10−14
「第16面」
K=−1.223833、
A4=7.267413×10−5、A6=2.793305×10−7
A8=−2.779160×10−9 、A10=1.693741×10−11
A12=−5.561711×10−14
「各種データ」
各種データを以下に示す。
焦点距離 6.062
Fナンバ 1.80
半画角 62.3°
像高 12.000
BF 26.914
レンズ全長 197.328 。
「条件式のパラメータの値」
(1)Bf/f=4.440
(2)|f1/f|=4.249
(3)f2/f=6.026
(4)f1B/f1=0.501
(5)NL2−NL3=0.41382
(6)νL3−νL2=46.4
(7)θgF−(0.6438−0.001682νL1)=0.0137
(8)(NL4+NL6 )/2−NL5=0.41024
(9)νL5 −(νL4+νL6 )/2=48.3
(10)|fP/f2|=10.162 。
実施例1の投射用レンズを、物体距離:750mmにして、縮小側を評価した球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図2に、コマ収差の図を図3に示す。
各収差図は、550nmの波長を持つ緑色光の収差を示すが、球面収差図、コマ収差図には赤、青の光を代表して波長:620nmと470nmの収差も表示している。
非点収差図におけるSはサジタル像面、Mはメリディオナル像面の収差を示す。
物体距離:995mmにしたときの球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図4に、コマ収差の図を図5に示す。
また、物体距離:457mmにしたときの球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図6に、コマ収差の図を図7に示す。
「実施例2」
実施例2の投射用レンズは、図8にレンズ構成図を示した投射用レンズである。
実施例2のレンズデータは以下のとおりである。
面番号 R D Nd νd 有効径
物面 ∞ (780.000)
1* −72.475 4.967 1.53159 55.7 55.489
2* 130.672 (可変) 46.187
3 54.480 2.600 1.62299 58.1 37.242
4 32.460 15.081 28.260
5 245.971 1.700 1.74950 35.0 27.866
6 22.379 14.835 19.500
7 −59.838 4.000 1.49700 81.6 19.465
8 54.677 (可変) 19.399
9 47.504 8.000 1.63980 34.6 20.489
10 −106.491 (可変) 20.381
11(FC) ∞ 11.300 10.200
12(絞り) ∞ 0.300 10.258
13 24.977 2.000 1.74077 27.8 10.598
14 46.065 3.560 10.490
15* −30.345 4.256 1.53159 55.7 10.432
16* −41.450 4.725 10.633
17 64.649 7.000 1.80809 22.8 11.183
18 −17.857 1.805 1.90366 31.3 11.118
19 25.719 7.543 1.49700 81.6 11.207
20 −23.074 0.300 11.500
21 810.471 1.100 1.90366 31.3 12.167
22 25.398 12.542 1.49700 81.6 12.567
23 −18.047 1.200 1.90366 31.3 13.530
24 −30.410 0.300 15.043
25 160.195 9.477 1.49700 81.6 16.897
26 −26.339 4.280 17.300
27 ∞ 21.000 1.51680 64.2 15.801
28 ∞ 10.500 13.885
29 ∞ 2.900 1.51680 64.2 12.422
30 ∞ 1.000 12.158
像面 ∞ 。
「可変量」
可変量のデータを以下に示す。
投射距離 1035.000 780.000 475.000
D2 13.020 13.115 13.395
D8 4.452 4.497 4.647
D10 37.883 37.743 37.313 。
「非球面データ」
非球面データを以下に示す。
「第1面」
K=0.57、
A3=5.303043×10−4、A4=−6.253295×10−6
A5=1.247712×10−8、A6=−4.513559×10−10
A7=4.821348×10−12、A8=8.629571×10−13
A9=−5.812400×10−15、A10=−1.991663×10−16
A11=8.581475×10−19、A12=−1.972546×10−20
A13=3.569126×10−22、A14=2.092983×10−23
A15=−4.985482×10−26、A16=−2.573889×10−27
A17=−2.982292×10−29、A18=−5.242566×10−31
A19=2.927971×10−33、A20=2.051809×10−34
「第2面」
K=−100、
A3=5.086066×10−4、A4=−1.520004×10−6
A5=−9.036290×10−8、A6=−1.557359×10−9
A7=1.492458×10−11、A8=2.264745×10−13
A9=8.099278×10−15、A10=3.091786×10−17
A11=−1.039465×10−18、A12=−1.092419×10−20
A13=−1.093054×10−21、A14=−1.094652×10−23
A15=−1.188119×10−25、A16=1.569960×10−27
A17=1.333533×10−28、A18=2.543562×10−30
A19=2.787521×10−32、A20=−1.275072×10−33
「第15面」
K=4.534508、
A4=7.983308×10−5、A6=1.197932×10−7
A8=−8.078042×10−10 、A10=1.524816×10−12
A12=2.931951×10−14
「第16面」
K=−0.010886、
A4=7.050491×10−5、A6=1.570153×10−7
A8=−2.438210×10−9 、A10=1.331032×10−11
A12=−3.565058×10−14
「各種データ」
各種データを以下に示す。
焦点距離 6.299
Fナンバ 1.80
半画角 61.4°
像高 12.000
BF 31.540
レンズ全長 205.486 。
「条件式のパラメータの値」
(1)Bf/f=5.007
(2)|f1/f|=3.388
(3)f2/f=5.908
(4)f1B/f1=0.653
(5)NL2−NL3=0.40666
(6)νL3−νL2=50.3
(7)θgF−(0.6438−0.001682νL1)=0.0261
(8)(NL4+NL6 )/2−NL5=0.40666
(9)νL5 −(νL4+νL6 )/2=50.3
(10)|fP/f2|=6.603 。
実施例2の投射用レンズを物体距離:780mmにして、縮小側を評価した球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図9に、コマ収差の図を図10に示す。
「実施例3」
実施例3の投射用レンズは図11にレンズ構成を示したものである。
実施例3のレンズデータは以下の通りである。
面番号 R D Nd νd 有効径
物面 ∞ (840.000)
1* −71.316 5.000 1.53159 55.7 52.254
2* 99.322 (可変) 41.379
3 39.282 2.600 1.62041 60.3 30.810
4 29.154 13.696 25.391
5 241.581 1.700 1.74950 35.0 24.987
6 19.815 12.950 17.276
7 −56.894 2.000 1.49700 81.6 17.234
8 39.866 (可変) 16.784
9 43.207 7.527 1.59551 39.2 17.827
10 −66.860 (可変) 17.731
11(FC) ∞ 10.500 9.500
12(絞り) ∞ 0.300 9.785
13 20.327 2.000 1.74077 27.8 10.175
14 29.245 3.161 10.000
15* −28.943 3.968 1.53159 55.7 9.990
16* −36.831 0.300 10.072
17 39.030 7.000 1.75211 25.1 10.199
18 −15.993 2.800 1.85026 32.3 10.071
19 20.452 9.826 1.49700 81.6 9.962
20 −21.004 0.300 10.500
21 −280.614 1.100 1.74950 35.0 10.960
22 20.190 12.329 1.49700 81.6 11.484
23 −16.524 1.200 1.90366 31.3 12.347
24 −31.298 0.300 13.827
25 124.282 8.737 1.49700 81.6 15.431
26 −25.184 4.280 15.831
27 ∞ 21.000 1.51680 64.2 14.669
28 ∞ 5.860 13.047
29 ∞ 2.900 1.51680 64.2 12.358
30 ∞ 1.000 12.134
像面 ∞ 。
「可変量」
可変量のデータを以下に示す。
投射距離 1113.000 840.000 513.000
D2 11.981 12.068 12.322
D8 6.475 6.506 6.605
D10 24.591 24.473 24.120 。
「非球面データ」
非球面データを以下に示す。
「第1面」
K=0.57、
A3=5.114216×10−4、A4=−5.107986×10−6
A5=1.117860×10−8、A6=−7.922243×10−10
A7=4.182816×10−12、A8=9.265955×10−13
A9=−4.609834×10−15、A10=−1.916594×10−16
A11=7.596004×10−19、A12=−2.393625×10−20
A13=2.801994×10−22、A14=2.016131×10−23
A15=−4.506980×10−26、A16=−2.300601×10−27
A17=−2.295049×10−29、A18=−4.255132×10−31
A19=3.890915×10−33、A20=1.778167×10−34
「第2面」
K=−100、
A3=5.441133×10−4、A4=−9.564011×10−7
A5=−8.889517×10−8、A6=−1.684211×10−9
A7=1.024726×10−11、A8=1.241726×10−13
A9=6.410934×10−15、A10=1.008936×10−17
A11=−1.177023×10−18、A12=−8.941309×10−21
A13=−9.879780×10−22、A14=−7.817748×10−24
A15=−4.168967×10−26、A16=2.889993×10−27
A17=1.585986×10−28、A18=2.969743×10−30
A19=2.989743×10−32、A20=−1.574221×10−33
「第15面」
K=4.540293、
A4=9.218204×10−5、A6=2.232958×10−7
A8=−8.60034×10−10 、A10=−3.009491×10−12
A12=6.748403×10−14
「第16面」
K=−1.933833、
A4=7.51165407×10−5、A6=2.493572×10−7
A8=−2.6841427×10−9 、A10=1.350623×10−11
A12=−4.373024×10−14
「各種データ」
各種データを以下に示す。
焦点距離 6.790
Fナンバ 1.80
半画角 59.8°
像高 12.000
BF 26.881
レンズ全長 179.222 。
「条件式のパラメータの値」
(1)Bf/f=3.959
(2)|f1/f|=3.362
(3)f2/f=5.106
(4)f1B/f1=0.580
(5)NL2−NL3=0.35326
(6)νL3−νL2=49.3
(7)θgF−(0.6438−0.001682νL1)=0.0159
(8)(NL4+NL6 )/2−NL5=0.32958
(9)νL5 −(νL4+νL6 )/2=48.4
(10)|fP/f2|=8.883 。
実施例3の投射用レンズを物体距離:840mmにして、縮小側を評価した球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図12に、コマ収差の図を図13に示す。
「実施例4」
実施例4の投射用レンズは図14にレンズ構成を示したものである。
実施例4のレンズデータは以下のとおりである。
面番号 R D Nd νd 有効径
物面 ∞ (800.000)
1* −93.804 5.000 1.53159 55.7 53.389
2* 120.338 (可変) 43.236
3 46.257 2.400 1.51823 59.0 26.416
4 21.477 10.683 18.699
5 419.262 1.700 1.80518 25.5 18.447
6 18.381 9.781 14.130
7 −37.550 1.600 1.48749 70.5 14.067
8 47.839 (可変) 14.300
9 41.732 6.775 1.68893 31.2 14.923
10 −49.433 (可変) 14.893
11(FC) ∞ 9.500 9.500
12(絞り) ∞ 0.300 8.888
13 57.484 2.400 1.80518 25.5 9.167
14 555.228 1.640 9.288
15* −25.859 4.500 1.50982 56.2 9.330
16* −33.109 5.084 10.111
17 55.520 6.505 1.80809 22.8 11.960
18 −21.731 1.000 1.90366 31.3 12.018
19 31.790 11.469 1.48749 70.5 12.503
20 −19.717 0.300 13.322
21 52.378 1.000 1.90366 31.3 12.623
22 17.367 13.360 1.49700 81.6 11.971
23 −16.173 1.200 1.90366 31.3 12.134
24 −42.279 0.300 13.300
25 198.621 7.677 1.49700 81.6 14.256
26 −23.282 4.000 14.623
27 ∞ 22.000 1.51680 64.2 13.545
28 ∞ 4.110 11.845
29 ∞ 3.000 1.51680 64.2 11.362
30 ∞ 1.000 11.130
像面 ∞ 。
「可変量」
可変量のデータを以下に示す。
投射距離 1266.000 800.000 616.000
D2 22.782 22.975 23.127
D8 1.834 1.886 1.924
D10 20.099 19.854 19.664 。
「非球面データ」
非球面データを以下に示す。
「第1面」
K=0.57、
A3=4.6139514×10−4、A4=−5.377887×10−6
A5=−9.820782×10−9、A6=−7.583718×10−11
A7=8.814514×10−12、A8=8.178215×10−13
A9=−7.686097×10−15、A10=−2.201367×10−16
A11=8.832270×10−19、A12=−1.441316×10−20
A13=4.723800×10−22、A14=2.216419×10−23
A15=−5.339537×10−26、A16=−2.839541×10−27
A17=−3.689762×10−29、A18=−6.576238×10−31
A19=2.219714×10−33、A20=2.507276×10−34
「第2面」
K=−100、
A3=5.231747×10−4、A4=−4.332178×10−6
A5=−6.030878×10−8、A6=−8.357348×10−10
A7=2.572249×10−11、A8=3.918656×10−13
A9=9.458667×10−15、A10=−5.195645×10−18
A11=−3.151838×10−18、A12=−7.215128×10−20
A13=−2.320429×10−21、A14=−2.710143×10−23
A15=−9.088159×10−26、A16=1.065206×10−26
A17=4.667923×10−28、A18=9.901164×10−30
A19=8.040545×10−32、A20=−6.060111×10−33
「第15面」
K=4.150557、
A4=8.694906×10−5、A6=2.190674×10−7
A8=1.969463×10−9 、A10=−2.315736×10−11
A12=1.724868×10−13
「第16面」
K=0.550557、
A4=6.794106×10−5、A6=2.483194×10−7
A8=−1.588617×10−9 、A10=1.501033×10−11
A12=−7.117055×10−14
「各種データ」
各種データを以下に示す。
焦点距離 6.417
Fナンバ 1.80
半画角 59.2°
像高 11.000
BF 25.575
レンズ全長 174.464 。
「条件式のパラメータの値」
(1)Bf/f=3.985
(2)|f1/f|=2.762
(3)f2/f=5.019
(4)f1B/f1=0.563
(5)NL2−NL3=0.41617
(6)νL3−νL2=39.2
(7)θgF−(0.6438−0.001682νL1)=0.0261
(8)(NL4+NL6 )/2−NL5=0.40666
(9)νL5 −(νL4+νL6 )/2=50.3
(10)|fP/f2|=9.098 。
実施例4の投射用レンズを物体距離:800mmにして、縮小側を評価した球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図15に、コマ収差の図を図16に示す。
「実施例5」
実施例5の投射用レンズは図17にレンズ構成を示したものである。
実施例5のレンズデータは以下のとおりである。
面番号 R D Nd νd 有効径
物面 ∞ (770.000)
1* −76.736 5.781 1.53159 55.7 54.177
2* 142.517 (可変) 44.928
3 45.665 2.400 1.48749 70.5 32.555
4 28.915 12.561 25.192
5 149.989 2.000 1.80100 35.0 25.241
6 20.222 12.709 17.551
7 −60.907 1.800 1.49700 81.6 17.568
8 51.570 (可変) 17.002
9 72.719 13.000 1.61293 37.0 17.823
10 −65.001 (可変) 17.309
11(FC) ∞ 10.000 10.500
12(絞り) ∞ 0.300 9.643
13 19.877 1.962 1.67270 32.2 10.052
14 26.958 2.819 9.882
15* −31.178 4.578 1.53159 55.7 9.882
16* −39.120 8.088 10.009
17 42.676 4.201 1.84666 23.8 11.048
18 −37.589 1.200 1.91082 35.3 10.995
19 21.028 10.566 1.49700 81.6 10.785
20 −25.980 0.300 11.400
21 145.298 1.200 1.90366 31.3 11.874
22 22.668 9.650 1.49700 81.6 12.010
23 −17.172 0.300 12.258
24 −16.707 1.200 1.90366 31.3 12.243
25 −34.256 0.300 13.704
26 243.518 7.307 1.51680 64.2 15.018
27 −23.028 4.280 13.241
28 ∞ 22.900 1.51680 64.2 11.937
29 ∞ 4.600 11.985
30 ∞ 2.900 1.51680 64.2 11.388
31 ∞ 1.000 12.141
像面 ∞ 。
「可変量」
可変量のデータを以下に示す。
投射距離 1021.000 770.000 469.000
D2 13.695 13.824 14.189
D8 15.155 15.192 15.304
D10 21.389 21.223 20.746 。
「非球面データ」
非球面データは以下のとおりである。
「第1面」
K=0.57、
A3=4.828625×10−4、A4=−4.981507×10−6
A5=8.437321×10−9、A6=−6.602521×10−10
A7=4.529059×10−12、A8=8.933262×10−13
A9=−5.334159×10−15、A10=−1.986763×10−16
A11=7.594175×10−19、A12=−2.265167×10−20
A13=3.181727×10−22、A14=2.077677×10−23
A15=−4.287327×10−26、A16=−2.315079×10−27
A17=−2.471625×10−29、A18=−4.665038×10−31
A19=2.516191×10−33、A20=1.556857×10−34
「第2面」
K=−100、
A3=4.6835278×10−4、A4=−1.397127×10−6
A5=−7.925804×10−8、A6=−1.386848×10−9
A7=1.584353×10−11、A8=2.006425×10−13
A9=7.027547×10−15、A10=6.139714×10−18
A11=−1.463603×10−18、A12=−1.574188×10−20
A13=−1.092422×10−21、A14=−8.789331×10−24
A15=−3.075295×10−26、A16=3.561155×10−27
A17=1.730340×10−28、A18=3.113523×10−30
A19=2.370690×10−32、A20=−1.926342×10−33
「第15面」
K=4.944972、
A4=8.941879×10−5、A6=1.978867×10−7
A8=−7.096404×10−10 、A10=−6.939176×10−13
A12=3.318080×10−14
「第16面」
K=−2.769425、
A4=7.596769×10−5、A6=2.411474×10−7
A8=−1.848238×10−9 、A10=1.042467×10−11
A12=−3.531253×10−14
「各種データ」
各種データを以下に示す。
焦点距離 6.225
Fナンバ 1.80
半画角 59.6°
像高 11.000
BF 26.872
レンズ全長 191.333 。
「条件式のパラメータの値」
(1)Bf/f=4.317
(2)|f1/f|=5.248
(3)f2/f=5.607
(4)f1B/f1=0.431
(5)NL2−NL3=0.41382
(6)νL3−νL2=46.4
(7)θgF−(0.6438−0.001682νL1)=0.0137
(8)(NL4+NL6 )/2−NL5=0.40666
(9)νL5 −(νL4+νL6 )/2=50.3
(10)|fP/f2|=10.347 。
実施例5の投射用レンズを物体距離:770mmにして、縮小側を評価した球面収差、非点収差、歪曲収差の図を図18に、コマ収差の図を図19に示す。
上に挙げた実施例1〜5のうち、実施例1〜4では、第2レンズ群の2組の3枚組レンズは、何れも3枚のレンズを接合した接合レンズである。
実施例5では、第2レンズ群の3枚組レンズCB2は、最も縮小側接合面が接合されておらず、微小な空気間隔を有した構成となっている。
他の接合面に関しても、接合せずに微小な空気間隔を有して構成することができる。
実施例1〜5の投射用レンズは何れも、縮小側に略テレセントリックである。
各実施例とも条件(1)〜(12)を満足している。
I 第1レンズ群
II 第2レンズ群
S 開口絞り
P プリズム
CG カバーガラス
MD 画像表示素子
1A 1A群
1B 1B群
1C 1C群
CB1 3枚組レンズ:CB1
CB2 3枚組レンズ:CB2
特開2010− 85732号公報 特開2012−118243号公報

Claims (12)

  1. レンズ系中で最も大きな空気間隔を隔てて拡大側から順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群とを配してなり、縮小側に略テレセントリックで、
    第1レンズ群は拡大側から、1A群、1B群、1C群を配してなり、
    1A群は、両面が非球面であるレンズを1枚含み、
    1B群は、拡大側から、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズレンズ、縮小側に大きな曲率を持つ負レンズ、両凹レンズを配してなり、
    1C群は、少なくとも1枚の正レンズを含み、
    第2レンズ群は、非球面を有する1枚のレンズと、2組の3枚組レンズとを含み、かつ、最も拡大側のレンズの近傍に開口絞りが配置され、
    前記3枚組レンズは、3枚のレンズを近接させ、もしくは2以上を接合してなり、
    拡大側の共役点が無限遠の時の空気中におけるバックフォーカス:Bf、全系の焦点距離:f、第1レンズ群の焦点距離:f1、第2レンズ群の焦点距離:f2、が、条件:
    (1) 3.0 < Bf/f < 5.5
    (2) 2.0 <|f1/f|< 6.0
    (3) 4.5 < f2/f < 7.0
    を満足することを特徴とする投射用レンズ。
  2. 請求項1記載の投射用レンズにおいて、
    第1レンズ群の焦点距離:f1、第1レンズ群の1B群の焦点距離:f1Bが、条件:
    (4) 0.4 < f1B/f1 < 0.8
    を満足することを特徴とする投射用レンズ。
  3. 請求項1または2記載の投射用レンズにおいて、
    第2レンズ群内の2組の3枚組レンズは、拡大側が3枚組レンズCB1、縮小側が3枚組レンズCB2であり、
    3枚組レンズCB1は正の屈折力を有し、3枚組レンズCB2が負の屈折力を有することを特徴とする投射用レンズ。
  4. 請求項3記載の投射用レンズにおいて、
    3枚組レンズCB1は、拡大側から順に、正レンズL1、両凹レンズL2、両凸レンズL3の3枚のレンズからなり、
    3枚組レンズCB2は、拡大側から順に、負レンズL4、両凸レンズL5、負メニスカスレンズL6の3枚のレンズからなることを特徴とする投射用レンズ。
  5. 請求項4記載の投射用レンズにおいて、
    3枚組レンズCB1に含まれる両凹レンズL2のd線に対する屈折率:NL2、アッベ数:νL2、両凸レンズL3のd線に対する屈折率:NL3、アッベ数:νL3が、条件:
    (5) 0.3 < NL2−NL3 < 0.5
    (6) 35 < νL3−νL2 < 60
    を満足することを特徴とする投射用レンズ。
  6. 請求項4または5記載の投射用レンズにおいて、
    3枚組レンズCB1に含まれる正レンズL1のアッベ数:νL1、部分分散比:θgFが、条件:
    (7) 0 < θgF−(0.6438−0.001682νL1) <0.05
    を満足することを特徴とする投射用レンズ。
  7. 請求項4〜6の任意の1に記載の投射用レンズにおいて、
    3枚組レンズCB2に含まれる負レンズL4、両凸レンズL5、負メニスカスレンズL6のd線に対するそれぞれの屈折率:NL4、NL5、NL6、アッベ数:νL4、νL5、νL6、とするとき、条件:
    (8) 0.3 < (NL4+NL6)/2−NL5 < 0.5
    (9) 35 < νL5−(νL4+νL6)/2 < 60
    を満足することを特徴とする投射用レンズ。
  8. 請求項1〜7の任意の1に記載の投射用レンズにおいて、
    フォーカシングの際、第1レンズ群の1B群と1C群が光軸上を移動してフォーカシングを行うことを特徴とする投射用レンズ。
  9. 請求項8記載の投射用レンズにおいて、
    拡大側の共役点が遠距離から近距離方向へフォーカシングする際、1B群と1C群の間隔が拡がり、共に縮小側に移動することを特徴とする投射用レンズ。
  10. 請求項1〜9の任意の1に記載の投射用レンズにおいて、
    第2レンズ群内の非球面を有するレンズはプラスチックで形成され、該プラスチックで形成されたレンズの焦点距離:fP、第2レンズ群の焦点距離:f2が、条件:
    (10)5.0 <|fP/f2|
    を満足することを特徴とする投射用レンズ。
  11. 請求項1〜10の任意の1に記載の投射用レンズにおいて、
    半画角(度):ω、レンズの明るさを表すFナンバ:FNOが、条件:
    (11) 50° < ω < 65°
    (12) 1.7 < FNO < 2.5
    を満足することを特徴とする投射用レンズ。
  12. 請求項1〜11の任意の1に記載の投射用レンズにおいて、
    第2レンズ群は、拡大側から2組の3枚組レンズに向かって順に、開口絞り、正メニスカスレンズ、負メニスカスレンズが配され、前記2組の3枚組レンズの縮小側に正レンズが配されてなり、前記負メニスカスレンズが非球面を有するレンズであることを特徴とする投射用レンズ。
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