JP6032703B2 - 音響信号処理装置及び音響信号処理方法 - Google Patents
音響信号処理装置及び音響信号処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6032703B2 JP6032703B2 JP2012219211A JP2012219211A JP6032703B2 JP 6032703 B2 JP6032703 B2 JP 6032703B2 JP 2012219211 A JP2012219211 A JP 2012219211A JP 2012219211 A JP2012219211 A JP 2012219211A JP 6032703 B2 JP6032703 B2 JP 6032703B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- waveform
- multiplier
- output
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Description
[1.音響信号処理装置の構成例]
まず、本開示の一実施形態例に係る音響信号処理装置について、図1を参照して説明する。図1は音響信号処理装置10の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、本実施の形態例の音響信号処理装置10は、入力端子1と、歪波形生成部2と、高調波抽出部としてのバンドパスフィルタ(以下、「BPF」と称する)3と、遅延回路4と、加算器5と、出力端子6とからなる。
続いて、本実施の形態例による歪波形生成部2の構成及び処理の例について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、歪波形生成部2の構成例を示すブロック図である。本実施の形態例では、歪波形生成部2を、1次のIIRフィルタで構成している。なお、IIRフィルタの次数は1次に限定されるものではなく、2次等の他の次数で校正してもよい。歪波形生成部2は、第1の加算器としての加算器21と、第1の乗算器としての乗算器22と、第2の乗算器としての乗算器23と、遅延素子24と、第3の乗算器としての乗算器25と、第4の乗算器としての乗算器26とを有する。また、歪波形生成部2は、第2の加算器としての加算器27と、比較器28と、選択部29とを有する。
Y=(X+d×係数a1)×係数b1+d×係数b1…式1
すなわち、X<Yの場合、つまり、歪波形生成部2に入力される原信号の波形の傾斜が下向きの場合には、係数a1と係数b1の値によって定まるフィルタ特性に応じて、所定の高周波成分がカットされる。
Y=(X+X×係数c1×係数a1)×係数b1+係数c1×係数b1…式2
ここで、X=Yとおくと、係数c1は以下の式3で表される。
係数c1=(1−係数b1)/(係数a1×係数b1+係数b1)…式3
すなわち、歪波形生成部2を図5に示すように構成し、係数c1を式3に示す値に設定することで、出力信号Yを入力信号Xに追従させることが可能となる。つまり、歪波形生成部2をAPFとして機能させることができる。
Claims (7)
- 入力端子に供給される原信号の波形の傾斜が上向きである期間は前記原信号の波形に追従する波形を出力し、前記原信号の波形の傾斜が下向きである期間は、前記原信号のうちの所定の高い周波数を含まない信号による波形を出力することによって、歪波形を生成する歪波形生成部と、
前記歪波形生成部で生成された歪波形から所定の周波数帯域の信号を前記原信号の高調波として抽出する高調波抽出部と、
前記高調波抽出部で取り出された前記高調波を、前記入力端子に供給される原信号に加算する加算器とを有する
音響信号処理装置。 - 前記歪波形生成部は、
オールパスフィルタとローパスフィルタの両方のフィルタ特性を備える
請求項1に記載の音響信号処理装置。 - 前記ローパスフィルタは、IIRフィルタで構成される
請求項2に記載の音響信号処理装置。 - 前記オールパスフィルタは、前記IIRフィルタに、前記歪波形生成部からの出力信号の値を前記歪波形生成部への入力信号の値に追従させる係数が設定された乗算器を足して構成される
請求項3に記載の音響信号処理装置。 - 前記歪波形生成部は、
当該歪波形生成部に入力される入力信号と、入力される信号に第1の係数を乗算する第1の乗算器から出力された信号とを加算する第1の加算器と、
当該歪波形生成部に入力される入力信号に第2の係数を乗算する第2の乗算器と、
前記第2の乗算器から出力された信号、又は前記第1の加算器から出力された信号に所定の遅延を加える遅延素子と、
前記第1の加算器から出力された信号に第3の係数を乗算する第3の乗算器と、
前記第1の加算器から出力されて前記遅延素子によって遅延が加えられた信号、又は前記第2の乗算器から出力された信号に第3の係数を乗算する第4の乗算器と、
第4の乗算器から出力された信号と、前記第3の乗算器から出力された信号とを加算する第2の加算器と
前記第2の加算器から出力された出力信号の値と、当該歪波形生成部に入力される入力信号の値とを比較する比較器と、
前記遅延素子から出力された信号と、前記第2の乗算器から出力された信号のうちいずれか一方の信号を選択して、前記第1の乗算器と、前記第4の乗算器の両方に出力する選択部とを備える
請求項3に記載の音響信号処理装置。 - 前記比較器によって前記入力信号の値が前記出力信号の値以上であると判定された場合は、前記第2の乗算器から出力された信号を前記選択部が選択され、前記第2の乗算器から出力された信号が前記遅延素子に記憶され、前記比較器によって前記入力信号の値が前記出力信号の値より未満であると判定された場合は、前記選択部によって、前記遅延素子から出力された信号が選択され、
前記第2の乗算器に設定される前記第2の係数は、以下の式で表される
第2の係数=(1−第3の係数)/(第1の係数×第3の係数+第3の係数)
請求項3に記載の音響信号処理装置。 - 入力端子に供給される原信号の波形の傾斜が上向きである期間は前記原信号の波形に追従する波形を出力し、前記原信号の波形の傾斜が下向きである期間は、前記原信号のうちの所定の高い周波数を含まない信号による波形を出力することによって、歪波形を生成するステップと、
前記歪波形から所定周波数帯域の信号を抽出するステップと、
前記抽出された信号を、前記入力端子に供給される原信号に加算するステップとを含む
音響信号処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012219211A JP6032703B2 (ja) | 2012-10-01 | 2012-10-01 | 音響信号処理装置及び音響信号処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012219211A JP6032703B2 (ja) | 2012-10-01 | 2012-10-01 | 音響信号処理装置及び音響信号処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014071403A JP2014071403A (ja) | 2014-04-21 |
JP6032703B2 true JP6032703B2 (ja) | 2016-11-30 |
Family
ID=50746623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012219211A Active JP6032703B2 (ja) | 2012-10-01 | 2012-10-01 | 音響信号処理装置及び音響信号処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6032703B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0955634A (ja) * | 1995-08-11 | 1997-02-25 | Yamaha Corp | 高調波付加回路 |
JPH09261007A (ja) * | 1996-03-27 | 1997-10-03 | Sony Corp | デジタルフィルタ装置 |
JP2001236085A (ja) * | 2000-02-25 | 2001-08-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 音声区間検出装置、定常雑音区間検出装置、非定常雑音区間検出装置、及び雑音区間検出装置 |
JP4233931B2 (ja) * | 2003-06-17 | 2009-03-04 | 日本電信電話株式会社 | 音声・音響信号再生調整方法、装置、および音声・音響信号再生調整プログラム、そのプログラムを記録した記録媒体 |
JP4972742B2 (ja) * | 2006-10-17 | 2012-07-11 | 国立大学法人九州工業大学 | 高域信号補間方法及び高域信号補間装置 |
JP4985570B2 (ja) * | 2008-07-08 | 2012-07-25 | 株式会社Jvcケンウッド | ディジタル音響信号処理方法及び処理装置 |
JP5391992B2 (ja) * | 2009-10-16 | 2014-01-15 | ヤマハ株式会社 | 信号処理装置 |
JP5688547B2 (ja) * | 2010-11-22 | 2015-03-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 音声処理装置、収音装置及び撮像装置 |
-
2012
- 2012-10-01 JP JP2012219211A patent/JP6032703B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014071403A (ja) | 2014-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2209116B1 (en) | Device and method for high-frequency range interpolation of an audio signal | |
CN111970627B (zh) | 音频信号的增强方法、装置、存储介质和处理器 | |
JP4972742B2 (ja) | 高域信号補間方法及び高域信号補間装置 | |
JP6127579B2 (ja) | 雑音除去装置、雑音除去方法、及び雑音除去プログラム | |
JP4701392B2 (ja) | 高域信号補間方法及び高域信号補間装置 | |
US8831236B2 (en) | Generator and generation method of pseudo-bass | |
JP5046786B2 (ja) | 擬似重低音生成装置 | |
JP6032703B2 (ja) | 音響信号処理装置及び音響信号処理方法 | |
JP2014102317A (ja) | 雑音除去装置、雑音除去方法、及びプログラム | |
JP5034228B2 (ja) | 補間装置、音再生装置、補間方法および補間プログラム | |
JP5265008B2 (ja) | オーディオ信号処理装置 | |
JP4984178B2 (ja) | 高域信号補間装置及び高域信号補間方法 | |
JP4872086B2 (ja) | 高域信号補間装置 | |
JP4715385B2 (ja) | 補間装置、オーディオ再生装置、補間方法および補間プログラム | |
JP4815986B2 (ja) | 補間装置、オーディオ再生装置、補間方法および補間プログラム | |
JP6506424B2 (ja) | 音響装置、欠落帯域推定装置、信号処理方法及び周波数帯域推定装置 | |
JP2011151698A (ja) | 音源信号補完装置 | |
JP5774218B2 (ja) | 周波数特性変形装置 | |
JP2019113866A (ja) | 音響装置、欠落帯域推定装置、信号処理方法及び周波数帯域推定装置 | |
JP2007155843A (ja) | 信号補間装置 | |
JP2015191102A (ja) | 音響装置及び信号処理方法 | |
WO2011004687A1 (ja) | 音声信号処理装置、当該音声信号処理装置を備えたオーディオ装置、オーディオビジュアル装置、映像表示装置、情報処理装置、音声信号処理方法、プログラム、及び、当該プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2017009743A (ja) | 音声データ処理装置、電子機器 | |
JP2004064241A (ja) | デジタル遅延回路及びそれを利用したステレオ音場演算回路 | |
JP2007192963A (ja) | オーディオ信号の帯域拡張装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150814 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160927 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161019 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6032703 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |