JP6032631B1 - モスキートネット - Google Patents

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Abstract

【課題】天井から安全に吊り下げることが可能なモスキートネットを実現する。【解決手段】ネット部(3)と、ネット部(3)を天井に接続するための接続部(2)とを備えたモスキートネット(1)であって、接続部(2)は、天井に接続するための天井接続部(21)と、ネット部(3)を吊り下げるための吊下げ部(23)と、荷重を付加することによって2つ以上の分離体に可逆的に分離可能な分離部(22)と、を備えており、天井接続部(21)と、吊下げ部(23)とは、それぞれが別の分離体に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明はモスキートネットに関する。
近年、インテリアとしてのモスキートネットに対する需要が高まっている。モスキートネットは天井から吊り下げて使用されるが、モスキートネットの吊下げには、通常、ビス止め等によって天井に取り付けられた係止具(例えば、フック等)が用いられている。
特許文献1には、モスキートネット内に物品(例えば、ファン)を吊るすためのハンガーが開示されている。特許文献1に記載のハンガーは、二分した上部フックと下部フックとの間を磁石で吸着させることによって、上部フックと下部フックとの間にモスキートネットを挟み込んで保持する構成となっている。これにより、モスキートネットを破損することなくモスキートネットの内側に物品(例えば、ファン)を吊り下げることが可能となる。特許文献1に記載のハンガーは、ファンのような比較的重量のある物品を吊り下げることができるように、上部フックと下部フックとは、強力な永久磁石を用いて吸着されている。
ところで、目的に応じた種々の係止具が開発されている。例えば、特許文献1には、一定以上の加重によりジョイント具のはずれる吊りバンドが開示されている。
また、特許文献2には、物品をズボンの通し環、衣服のボタン孔などへ吊下げておくための物品吊下具が開示されている。
また、特許文献3には、カーテンを容易に着脱可能としたカーテンレール用磁石式ランナーが開示されている。
中国実用新案公告2127440号明細書(1993年 2月24日公告) 実開平6−142号公報(1994年 1月11日公開) 実公昭61−25435号公報(1986年 7月30日公告) 特開2008−86544号公報(2008年 4月17日公開)
しかしながら、モスキートネットは、容易に幼児の手が届く位置に吊り下がっているため、幼児がモスキートネットを体に巻付けて遊んでいる間にネットが首に絡まって首が絞まり、窒息する危険性があるという問題を有している。モスキートネットに関するこのような事故を防止するために、製品の対象年齢を高く設定する措置が取られているが、安全性についての対策が十分に講じられているとは言えないのが現状である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、天井から安全に吊り下げることが可能なモスキートネットを実現することにある。
本発明者らは、従来のモスキートネットは、吊下げに使用される係止具が、吊下げ後にネットが容易に天井から外れないような構造となっている点に着目した。そして、例えば、ネットが幼児の首に絡まった場合のような特定の条件において、当該ネットが容易に天井から外れるようにすることによって、上述したような事故を回避することができ、これによって天井からモスキートネットを安全に吊り下げることが可能となることを独自に見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、上記の課題を解決するために、本発明に係る、モスキートネットは、ネット部と、当該ネット部を天井に接続するための接続部とを備えたモスキートネットであって、上記接続部は、天井に接続するための天井接続部と、上記ネット部を吊り下げるための吊下げ部と、荷重を付加することによって2つ以上の分離体に可逆的に分離可能な分離部と、を備えており、上記天井接続部と、上記吊下げ部とは、それぞれが別の分離体に設けられている構成である。
本発明によれば、荷重がかかると、分離部が2つ以上の分離体に分離することにより接続部が天井から外れて吊り下げられたネット部が天井から外れる。このため、本発明に係るモスキートネットによれば、万一、ネット部が幼児の首に絡まったとしてもネット部が天井から外れるため、首が絞まって窒息する等の事故を防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係るモスキートネットの全体の外観を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るモスキートネットの接続部の構成を概略的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るモスキートネットの接続部が各分離体に分離した状態を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るモスキートネットの接続部の構成を概略的に示す図であり、図2におけるA−A’矢視断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、記述した範囲内で種々の変形を加えた態様で実施できるものである。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A〜B」は、「A以上、B以下」を意味する。
本発明の一実施形態について、図1〜4を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るモスキートネットの全体の外観を概略的に示す斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係るモスキートネットの接続部の構成を概略的に示す正面図である。図3は、本発明の一実施形態に係るモスキートネットの接続部が各分離体に分離した状態を概略的に示す斜視図である。図4は、本発明の一実施形態に係るモスキートネットの接続部の構成を概略的に示す図であり、図2におけるA−A’矢視断面図である。
図1に示すように、本発明に係るモスキートネット1は、ネット部3と、ネット部3を天井に接続するための接続部2とを備えている。ここで、本発明に係るモスキートネット1は、蚊帳としてのみならず、インテリア(例えば、ベッド上の装飾品)としても使用することができる。上記用語「モスキートネット」は、「蚊帳」、「天蓋カーテン」、「ベッドキャノピー」とも言い換えることができる。
本発明の一実施形態に係るモスキートネットの各構成を、「1.接続部」、「2.ネット部」の順に以下に詳細に説明する。
〔1.接続部〕
図2に示すように、接続部2は、天井に接続するための天井接続部としての環21、ネット部3を吊り下げるための吊下げ部としての環23、および分離部22を備えており、分離部22に環21および環23がそれぞれ独立して設けられている。
図3に示すように、分離部22は、荷重を付加することによって分離体221および222に可逆的に分離することができる。そして、環21と、環23とは、それぞれが別の分離体221および222に設けられている。分離部22をこのような構成とすることによって、接続部2を天井に接続される側と、ネット部3を吊り下げる側とに二分することができる。これにより、分離部22に荷重が付加されると、接続部2が二分されて、ネット部3が天井から外れる。
分離部22は、所定の荷重を付加することによって分離することができるように設計されている。分離部22が分離するために付加される荷重の値は、モスキートネットを使用する対象者に応じて適宜設定することができる。例えば、モスキートネットの使用対象者が幼児である場合は、幼児の体重が付加された程度の荷重で分離部22が分離するように設計することができる。また、モスキートネットの使用対象者が成人である場合は、成人の体重が付加された程度の荷重で分離部22が分離するように設計することができる。分離体の分離し易さの観点から、22N以下の荷重を付加することによって分離することができることが好ましく、15N以下の荷重を付加することによって分離することができることがより好ましい。また、分離体が安易に外れすぎない程度の保持力を保つ観点から、分離部22が、7N以上の荷重を付加することによって分離することができることが好ましく、12N以上の荷重を付加することによって分離することができることがより好ましい。分離部22が、22N以下の荷重を付加することによって分離することができるように設計されていることにより、より安全に天井からモスキートネットを吊り下げることが可能となる。また、分離部22が、7N以上の荷重を付加することによって分離することができるように設計されていることにより、7N未満の荷重が付加されても分離部22は分離しないため、例えば、人体の一部(例えば、手、足等)がネット部に触れただけのような場合には分離部22が分離しにくく、このため、意図しないネット部3の落下が起こりにくい。ここで、荷重の単位「N(ニュートン)」は、1Nは、質量1kgの物体に毎秒毎秒1m(m/s)の加速度を生じさせる力の大きさであると定義されている。「N」は、「kg・m/s」と書き換えることが可能である。
分離体221および222は、互いに接着されることによって一体化されて、分離部22を形成している。分離体同士を接着する手段は、分離体同士を可逆的に分離できるものであれば特に限定されない。ここで、上記「可逆的に分離可能」とは、分離体221および222間の分離と接着とを可逆的に行うことができる状態が意図される。例えば、分離体221および222同士は、磁力によって接着(吸着ともいう)されていてもよいし、物理的接着によって接着されていてもよい。分離体221および222間を磁力によって接着させる場合は、磁力によって分離体221および222同士が互いに引き合うため、分離した分離部22を容易に復元することができる。例えば、暗所であって分離体221および222同士の接着に寄与する面(接着面)を目視で確認することが困難な場合であっても、磁力によって分離体221および222同士が互いに引き合うため、分離した分離部を容易に復元することができる。
分離体221および222同士の接着に使用される接着部材として、例えば、磁石、面ファスナー等を用いることができる。接着部材として磁石を使用する場合は、磁石の種類は特に限定されない。例えば、アルニコ磁石、フェライト磁石、ネオジム磁石等の永久磁石を使用することができる。
接着部材は、分離体221および222の接着面の上側、または接着面の下側(すなわち、分離体221および222の内部)に設けることができる。図4に示した図では、接着部材としての磁石4が、分離体221および222の接着面221aおよび222aの下側(すなわち、分離体221および222の内部)に設けられている。この場合、図3に示すように、接着面221aおよび222aにスリット(221bおよび222b)を設けることによって接着面221aおよび222aの下側に設けた磁石4の一部を露出させることができる。これによって、磁石4の吸着力をより強くすることができる。なお、図4中の斜線のハッチングを付した四角はすべて磁石4を表している。図4では、磁石4を3つ重ねたものを接着部材として使用している。スリット221bおよび222bの形状および数は適宜設定することができる。接着部材として面ファスナーを用いる場合は、接着面221aおよび222a上に面ファスナーを設けることができる。
また、図1および図2に示したように、分離部22における分離体221および222の接触様式が面接触であれば、点接触している場合と比較して、接着面221aおよび222aの面積がより大きくなるため、分離体221および222の間の接着安定性をより高くすることができる。分離体221および222が面接触している場合、接着面221aおよび222aは平坦であってもよく、曲面であってもよい。また、例えば、分離体221の接着面221aに1つ以上の凹部が設けられ、分離体222の接着面222aに当該凹部と嵌合可能な凸部が設けられていてもよい。
なお、図1および図2では、分離部22における分離体221および222の接触様式が面接触である構成を示しているが、分離部22における分離体221および222の接触様式は点接触であってもよい。
分離体221および222の形状は特に限定されないが、分離体222が落下した際の安全性を考慮すると、少なくとも、分離体222は、表面に角がない形状であることが好ましい。ここで、「表面に角がない形状」とは分離体222を任意の角度から平面視したときに、周縁部に角がない形状をいう。このような形状としては、例えば、球体、楕円球体、半球体、半楕円球体、円柱等の形状を挙げることができる。図2に示したように、分離体221および222の形状が半球体または半楕円球体である場合は、分離体221および222を一体化して球体または楕円球体の分離部22を形成することができるため、接続部2の美観を向上させることができる。
分離体221および222の大きさは特に限定されないが、分離体222が落下した際の安全性を考慮すると、少なくとも、分離体222は、その表面上の任意の2点間の距離が42mm以上となる部分を有していることが好ましい。少なくとも、分離体222の大きさが上述した大きさであれば、落下した分離体222を乳幼児が誤飲することを防止することができる。ここで、上記「任意の2点間の距離」とは、任意の2点間を結ぶ線分の最小の長さをいう。
図1〜4では、一例として、分離体221および222の形状および大きさが同じである構成を示したが、分離体221および222の形状および大きさは、同一であってもよく、異なっていてもよい。
また、図1〜4では、分離部22の構成の一例として、分離部22が2つの分離体221および222に分離する構成を示しているが、分離部22は、接続部2を二分することができる構成、すなわち、少なくとも2つの分離体に分離することができる構成であればよい。例えば、3つの分離体に分離されるように構成されていてもよく、4つの分離体に分離されるように構成されていてもよい。図3に示したような分離部22が2つの分離体に分離する構成である場合は、接続部2の製造が容易であり、且つ分離した各分離体を一体化して分離部22を復元することも容易である。
分離体221および222の材料は特に限定されないが、製造が容易であること、分離体221および222を軽量化することができることから、ポリプロピレン、ABS等の合成樹脂であることが好ましい。
図1に示すように、天井接続部21は、天井と間隔をあけて接続するための紐状部材7を有していることが好ましい。かかる構成であれば、天井に予めビス止めした環5と天井接続部としての環21とを、紐状部材7を介して間隔をあけて接続することができる。これにより、接続部2を天井に接続して、モスキートネット1を天井から吊り下げることができる。紐状部材7としては、繊維の紐が好ましく、例えば、リボン、ロープ等を好適に使用することができる。繊維の材料は特に限定されず、植物性繊維であってもよく、合成繊維であってもよい。紐状部材7を介して、環5と環21との間隔をあけて接続することにより、接続部2は、紐状部材7を介して天井に対して相対的に動くことができる。その結果、接続部2の天井に対する動きが制限されないため、モスキートネット1の可動範囲を広くすることができる。これにより、例えば、人体の一部(例えば、手、足等)がネット部に触れただけのような場合には分離しにくく、このため、意図しないネット部の落下が起こりにくい。尚、図1では、本発明の一実施形態として、接続部2と天井とを紐状部材7を介して接続した例を示したが、接続部2と天井との接続様式はこれに限定されない。例えば、天井に予めビス止めしたフックに天井接続部としての環21を直接かけることによって、接続部2を天井に接続してもよい。また、天井接続部21の形状は環に特に限定されず、フックであってもよい。また、天井接続部21は、接続部2を天井に直接接続できるようにビスを備えていてもよい。
天井接続部21と分離体221とは一体に形成されていてもよいし、天井接続部21と分離体221とが別々に形成されて互いに結合されていてもよい。また、天井接続部21と分離体221との結合部分は固定されていてもよく、分離体221が天井接続部21に対して相対的に回動可能なように結合されていてもよい。
また、図1〜図4に示すように、分離体222には、吊下げ部としての環23が設けられているが、吊下げ部23の形状は特に限定されず、ネット部3を吊り下げることができる形状(例えば、フック)であればよい。吊下げ部23と分離体222とは一体に形成されていてもよいし、吊下げ部23と分離体222とが別々に形成されて互いに結合されていてもよい。また、吊下げ部23と分離体222との結合部分は固定されていてもよく、分離体222が吊下げ部23に対して相対的に回動可能なように結合されていてもよい。
天井接続部21および吊下げ部23の材料は特に限定されない。例えば、ポリプロピレン、ABS等の合成樹脂;ステンレススチール、真鍮等の金属等であり得る。
図4に示したように、分離体221および分離体222は、内部が中空であることが好ましい。分離体221および分離体222の内部が中空であることにより、分離体221および分離体222を軽量化することができる。これにより、分離体222が落下した際の安全性を向上させることができる。
〔2.ネット部〕
図1に示すように、ネット部3は、笠状の屋根部31と、屋根部31の端部から垂下しているカーテン部32とを有している。ネット部3が屋根部31を有していることにより、ネット部3の内部空間をより広くすることができる。また、ネット部3が落下する際には、屋根部31が空気抵抗を受けるので、ネット部3をゆっくりと落下させることができる。ネット部3の落下速度をさらに低下させるために、屋根部31を構成するネットの目開きを小さくすることもできる。これにより、屋根部31が受ける空気抵抗をより高めることができ、その結果、ネット部3の落下速度をより緩やかにすることができる。ここで、目開きは、下記式にて計算することができる:
目開き(mm)=(25.4/M)−d
上記式中、Mはメッシュ数を表し、dは線径を表している。
屋根部31を構成するネットの目開きと、カーテン部32を構成するネットの目開きとは同じであってもよく、異なっていてもよい。
屋根部31は、頂点ではない端部の周囲に枠体33を備えている。屋根部31は、枠体33以外の骨組みを有していないことが好ましい。これにより、ネット部3を軽量化することができ、且つコンパクトに収納することが可能となる。枠体33以外の骨組みを有していない屋根部31は、ネット部3が吊下げられたときにのみ笠状の形状をとることができる。
枠体33の形態は特に限定されないが、可撓性部材であることが好ましい。これにより、枠体33を折り畳むことができるので、ネット部3をコンパクトに収納することが可能となる。枠体33の形態は、屋根部31の端部の形状を保持できる程度の剛性と、折畳み可能な程度の可撓性との両方の性質を有しているものであれば特に限定されない。例えば、ステンレススチール、鉄等の金属のワイヤ、もしくはポリ塩化ビニル等の合成樹脂のチューブ、または当該合成樹脂のチューブに当該金属のワイヤを通して一体化させたものを、枠体33として好適に使用することができる。これにより、枠体33をより軽量化することができ、且つよりコンパクトに折り畳むことが可能となる。また、上記枠体は、樹脂チューブを有しているものであることがより好ましい。また、枠体33が合成樹脂のチューブである場合、金属のワイヤである場合と比較して、枠体33をより軽量化することができる。ネット部3の屋根部31の端部を筒状に形成し、その中に枠体33を通すことにより、枠体33を屋根部31の端部に設けることができるが、枠体33が合成樹脂のチューブである場合は、屋根部31との摩擦力によって枠体33がずれにくくなる。また、枠体33が合成樹脂のチューブに金属のワイヤを通して一体化させたものである場合は、金属ワイヤのカシメ部分が外れてしまった場合でも、合成樹脂のチューブによりワイヤの先端が保護される為、より安全である。
図1に示すように、ネット部3は、屋根部31の頂点に、接続部2の吊下げ部23と間隔をあけて接続するための紐状部材6を有していることが好ましい。かかる構成であれば、ネット部3と吊下げ部としての環23とを、紐状部材6を介して間隔をあけて接続することができる。紐状部材6としては、繊維の紐が好ましく、例えば、リボン、ロープ等を使用することができる。繊維の材料は特に限定されず、植物性繊維であってもよく、合成繊維であってもよい。紐状部材6を介して、ネット部3と環23との間隔をあけて接続することにより、ネット部3は、紐状部材6を介して接続部2に対して相対的に動くことができる。その結果、ネット部3の接続部2に対する動きが制限されないため、モスキートネット1の可動範囲を広くすることができる。これにより、例えば、人体の一部(例えば、手、足等)がネット部に触れただけのような場合には分離しにくく、このため、意図しないネット部の落下が起こりにくい。尚、図1では、本発明の一実施形態として、接続部2とネット部3とを紐状部材6を介して接続した例を示したが、接続部2とネット部3との接続様式はこれに限定されない。例えば、接続部2とネット部3とを、紐状部材6の代わりにS字フックを介して接続してもよい。また、例えば、接続部2の吊下げ部23をフックとして、ネット部3の屋根部31の頂点に設けた環をフックに掛けてもよい。
〔付記事項〕
本発明を以下のように表現することもできる。
本発明の態様1に係る、モスキートネットは、ネット部と、当該ネット部を天井に接続するための接続部とを備えたモスキートネットであって、上記接続部は、天井に接続するための天井接続部と、上記ネット部を吊り下げるための吊下げ部と、荷重を付加することによって2つ以上の分離体に可逆的に分離可能な分離部と、を備えており、上記天井接続部と、上記吊下げ部とは、それぞれが別の分離体に設けられている構成である。
上記の構成によれば、所定の荷重がかかると、分離部が2つ以上の分離体に分離することにより接続部が天井から外れて吊り下げられたネット部が天井から外れる。このため、本発明に係るモスキートネットによれば、万一、ネット部が幼児の首に絡まったとしてもネット部が天井から外れるため、首が絞まって窒息する等の事故を防ぐことができる。
さらに、上記の構成によれば、分離部は可逆的に分離可能であるので、分離後の分離体を復元することができるため、取扱い性に優れたモスキートネットとなりうる。
したがって、上記の構成によれば、安全性により優れ、且つ取扱い性に優れたモスキートネットとなりうる。
本発明の態様2に係るモスキートネットは、上記の態様1において、上記各分離体同士は、磁力によって吸着されている構成としてもよい。
上記の構成によれば、分離体同士が磁力によって互いに引き合う性質を利用するため、分離した分離部を容易に復元することができる。したがって、上記の構成によれば、取扱い性により優れたモスキートネットとなりうる。
本発明の態様3に係るモスキートネットは、上記の態様1または2において、上記天井接続部は、天井に間隔を開けて接続するための紐状部材、および、上記吊下げ部と上記ネット部とを間隔を開けて接続するための紐状部材の少なくとも一方を有している構成としてもよい。
上記の構成によれば、天井接続部と天井とをフックで接続する場合と比較して、天井に対する天井接続部の動きが制限されず、可動域が広くなる。また、吊下げ部とネット部とをフックで接続する場合と比較して、吊下げ部に対するネット部の動きが制限されず、可動域が広くなる。したがって、上記の構成によれば、取扱い性により優れたモスキートネットとなりうる。
本発明の態様4に係るモスキートネットは、上記の態様1から3のいずれか1項において、上記各分離体同士は、面接触している構成としてもよい。
上記の構成によれば、分離体同士が点接触している場合と比較して、分離体同士の接着に寄与する部分の面積がより大きくなるため、分離体間の接着安定性をより高くすることができる。よって、例えば、人体の一部(例えば、手、足等)がネット部に触れただけのような場合には分離しにくく、このため、意図しないネット部の落下が起こりにくい。また、分離体同士が点接触している場合と比較して、分離体同士の接着に寄与する部分の面積がより大きくなるため、分離した分離部を容易に復元することができる。したがって、上記の構成によれば、取扱い性により優れたモスキートネットとなりうる。
本発明の態様5に係るモスキートネットは、上記の態様1から4のいずれか1項において、上記ネット部は、笠状の屋根部を有しており、上記屋根部は、端部の周囲に枠体を備え、上記枠体は、樹脂チューブを有している構成としてもよい。
上記の構成によれば、ネット部は笠状の屋根部を有しているので、ネット部が落下する際に空気抵抗を受けてネット部の落下速度が遅くなる。したがって、上記の構成によれば、ネット部が落下した時の安全性が向上する。また、上記屋根部の枠体は、端部の周囲に設けられており且つ樹脂チューブを有しているので、ネット部をコンパクトに収納することが可能となり、且つネット部を軽量化することができる。したがって、上記の構成によれば、取扱い性に優れたモスキートネットとなりうる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 モスキートネット
2 接続部
3 ネット部
4 磁石(接着部材)
5 環
6 紐状部材
7 紐状部材
21 環(天井接続部)
22 分離部
23 環(吊下げ部)
31 屋根部
32 カーテン部
33 枠体
221 分離体
221a 接着面
221b スリット
222 分離体
222a 接着面
222b スリット

Claims (5)

  1. ネット部と、当該ネット部を天井に接続するための接続部とを備えたモスキートネットであって、
    上記接続部は、天井に接続するための天井接続部と、
    上記ネット部を吊り下げるための吊下げ部と、
    荷重を付加することによって2つ以上の分離体に可逆的に分離可能な分離部と、を備えており、
    上記天井接続部と、上記吊下げ部とは、それぞれが別の分離体に設けられていることを特徴とする、モスキートネット。
  2. 上記各分離体同士は、磁力によって吸着されていることを特徴とする、請求項1に記載のモスキートネット。
  3. 上記天井接続部を、天井に間隔を開けて接続するための紐状部材、および、上記吊下げ部と上記ネット部とを間隔を開けて接続するための紐状部材の少なくとも一方を有していることを特徴とする、請求項1または2に記載のモスキートネット。
  4. 上記各分離体同士は、面接触していることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のモスキートネット。
  5. 上記ネット部は、笠状の屋根部を有しており、
    上記屋根部は、端部の周囲に枠体を備え、
    上記枠体は、樹脂チューブを有していることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のモスキートネット。
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