JP6032192B2 - ハイブリッド車の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の動力源としてエンジンとモータとを搭載したハイブリッド車の制御装置に関する発明である。
近年、低燃費、低排気エミッションの社会的要請から車両の動力源としてエンジンとモータとを搭載したハイブリッド車が注目されている。このようなハイブリッド車は、冬季に熱不足により燃費が悪化する傾向がある。特に、エンジンの冷却水の熱が不足状態になると、エンジンが強制稼働されてエンジン効率が低下することがある。
そこで、冷却水の熱不足を補う技術として、例えば、特許文献1(特開平5−221233号公報)に記載されているように、エンジンの冷却水の熱を利用する温水暖房装置に加えて、電動コンプレッサで熱を発生させる電気暖房装置を搭載するようにしたものがある。このようなシステムにおいては、冷却水温が所定値よりも低いときには、温水暖房装置と電気暖房装置の出力配分を一定にして温水暖房装置と電気暖房装置の両方で暖房を行い、冷却水温が所定値以上のときには、温水暖房装置のみで暖房を行うようにしたものがある。
特開平5−221233号公報
しかし、従来技術では、冷却水温が所定値よりも低いときに温水暖房装置と電気暖房装置の出力配分を一定にするため、次のような問題がある。
冷却水温が低い場合でも、温水暖房装置のヒータコアで冷却水の熱が奪われるため、冷却水温が更に低下する可能性があり、冷却水温が所定水温以下になるとエンジンが強制稼働される。エンジンの強制稼働中は、エンジンの燃焼を停止してモータの動力で走行するEV走行ができないため、燃費が悪化する。また、走行負荷が高くてエンジンの出力が大きい(発熱量が多い)場合でも、冷却水温が所定値よりも低いと、電気暖房装置で電力が消費されるため、その分、EV走行できる距離が短くなって燃費が悪化する。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、温水暖房装置と電気暖房装置の出力配分を適切に設定して燃費を向上させることができるハイブリッド車の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車両の動力源として搭載されたエンジン(11)及びモータ(12)と、エンジン(11)により駆動される発電機(12,17)と、充放電可能なバッテリ(18,21)と、エンジン(11)の冷却水の熱を利用する温水暖房装置(22)と、電気で熱を発生させる電気暖房装置(42)とを備えたハイブリッド車の制御装置において、車両の走行動力と暖房熱量と発電機(12,17)の発電電力とバッテリ(18,21)の放電電力と冷却水の加熱量と冷却水の放熱量とを用いてシステム効率関数を定義し、該システム効率関数が最大になるようにエンジン(11)の出力とモータ(12)の出力と温水暖房装置(22)の出力と電気暖房装置(42)の出力とを設定する制御手段(33)を備えた構成としたものである。
この構成では、走行動力と暖房熱量と発電電力と放電電力と冷却水加熱量と冷却水放熱量とを用いて定義したシステム効率関数が最大になるようにエンジンの出力とモータの出力と温水暖房装置の出力と電気暖房装置の出力とを設定する。システム効率関数を最大とすることの狙いは、エンジンなど単独の効率または走行・暖房それぞれの目的における仕事の効率を独立に最大化することではなく、複数の目的に利用する車両システムの全構成要素の効率を総合的に考慮して、車両システム全体の効率、すなわち燃費を最大化することである。このようにすれば、エンジン強制稼動を招いてシステム全体の効率を悪化させる冷却水温の低下を抑制したり、エンジンの発生熱量を有効活用して電気暖房装置の電力消費を少なくするように暖房出力の配分を調整することでEV走行可能な距離を長くしたりして、暖房時の燃費を向上させることができる。
図1は本発明の一実施例におけるハイブリッド車の制御システムの概略構成を示す図である。 図2は出力設定ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図3は最適MG出力(最高効率配分点のMG出力)及び最適HP出力(最高効率配分点のHP出力)の算出方法を説明するブロック図である。 図4は最高効率配分点算出マップの一例を概念的に示す図である。 図5は最高効率配分点算出マップの作成方法を説明する図である。 図6は最適HP出力(最適HP出力配分ライン上のHP出力)の算出方法を説明するブロック図である。 図7は最適HP出力配分算出マップの作成方法を説明する図である。 図8は最高効率配分点を利用できない場合のHP出力の算出方法を説明するブロック図である。 図9は最適MG出力(最適MG出力配分ライン上のMG出力)の算出方法を説明するブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいてハイブリッド車の制御システムの概略構成を説明する。
車両の動力源として内燃機関であるエンジン11とモータジェネレータ(以下「MG」と表記する)12とが搭載されている。エンジン11の出力軸(クランク軸)の動力がMG12を介して変速機13に伝達され、この変速機13の出力軸の動力がデファレンシャルギヤ機構14や車軸15等を介して車輪16に伝達される。変速機13は、複数段の変速段の中から変速段を段階的に切り換える有段変速機であっても良いし、無段階に変速するCVT(無段変速機)であっても良い。
エンジン11の動力を車輪16に伝達する動力伝達経路のうちのエンジン11と変速機13との間に、MG12の回転軸が動力伝達可能に連結されている。尚、エンジン11とMG12との間(又はMG12と変速機13との間)に、動力伝達を断続するためのクラッチ(図示せず)を設けるようにしても良い。
エンジン11の動力で駆動される発電機17の発電電力がメインバッテリ18に充電される。また、MG12を駆動するインバータ19がメインバッテリ18に接続され、MG12がインバータ19を介してメインバッテリ18と電力を授受するようになっている。発電機17は、DC−DCコンバータ20を介して低圧バッテリ21に接続されている。メインバッテリ18と低圧バッテリ21は、いずれも充放電可能(充電や放電が可能)なバッテリである。
また、車室内を暖房するための暖房装置として、エンジン11の冷却水の熱を利用する温水暖房装置22と、電気で熱を発生させる電気暖房装置42(ヒートポンプ装置)とが搭載されている。
温水暖房装置22は、エンジン11の冷却水通路(図示せず)に、暖房用の温水回路23が接続され、この温水回路23に、暖房用のヒータコア24と電動ウォータポンプ25が設けられている。電動ウォータポンプ25は、低圧バッテリ21の電力で駆動され、この電動ウォータポンプ25によりエンジン11とヒータコア24との間で冷却水(温水)を循環させるようになっている。
電気暖房装置42は、低温低圧のガス冷媒を圧縮して高温高圧のガス冷媒にする電動コンプレッサ37と、高温高圧のガス冷媒から熱を放出させて高圧の液状冷媒にする室内熱交換器38(凝縮器)と、高圧の液状冷媒を減圧膨張させて低温低圧の液状冷媒にする膨張弁39と、低温低圧の液状冷媒に熱を吸収させて低温低圧のガス冷媒にする室外熱交換器40(蒸発器)と、室外熱交換器40で蒸発されなかった液状冷媒を分離してコンプレッサ37にガス冷媒のみを供給するアキュムレータ41等から構成されている。
電動コンプレッサ37は、コンプレッサ用インバータ(図示せず)を介して低圧バッテリ21に接続されている。後述するエアコンECU36によりコンプレッサ用インバータを制御して電動コンプレッサ37を制御するようになっている。ヒータコア24及び室内熱交換器38の近傍には、温風を発生させるブロアファン26が配置され、室外熱交換器40の近傍には、ラジエタファン27が配置されている。
アクセルセンサ28によってアクセル開度(アクセルペダルの操作量)が検出され、シフトスイッチ29によってシフトレバーの操作位置が検出される。更に、ブレーキスイッチ30によってブレーキ操作(又はブレーキセンサによってブレーキ操作量)が検出され、車速センサ31によって車速が検出される。
ハイブリッドECU33は、車両全体を総合的に制御するコンピュータであり、上述した各種のセンサやスイッチの出力信号を読み込んで、車両の運転状態を検出する。このハイブリッドECU33は、エンジン11の運転を制御するエンジンECU34と、インバータ19を制御してMG12を制御すると共に発電機17を制御するMG−ECU35と、暖房装置22,42(電動ウォータポンプ25、ブロアファン26、電動コンプレッサ37等)を制御するエアコンECU36との間で制御信号やデータ信号等を送受信し、各ECU34〜36によって車両の運転状態に応じて、エンジン11、MG12、発電機17、暖房装置22,42等を制御する。
ところで、エンジン11の冷却水温が低い場合、温水暖房装置22による暖房だけでは、冷却水温が更に低下する可能性がある。この場合、冷却水を昇温させるためにエンジン11を強制稼働させると、エンジン11の燃焼を停止してMG12の動力で走行するEV走行ができないため、燃費が悪化する。また、電気暖房装置42の出力を大きくすれば、冷却水温の低下を抑制できるが、電気暖房装置42で電力が消費されるため、その分、EV走行できる距離が短くなって燃費が悪化する。
燃費を改善するには、冷却水の熱が不足しない程度に熱を有効に使いきって電気暖房装置42の出力を最小限にして、EV走行可能な距離を長くすることが求められ、そのためには、温水暖房装置22と電気暖房装置42の出力配分を適切に設定する必要がある。
そこで、本実施例では、ハイブリッドECU33により後述する図2の出力設定ルーチンを実行することで、車両の走行動力と暖房熱量とMG12や発電機17の発電電力とメインバッテリ18や低圧バッテリ21の放電電力とエンジン11の冷却水加熱量と冷却水放熱量とを用いてシステム効率関数を定義し、このシステム効率関数が最大になるようにエンジン11の出力とMG12の出力と温水暖房装置22(ヒータコア24)の出力と電気暖房装置42の出力とを設定する。
これにより、走行(エンジン11及びMG12)と暖房(温水暖房装置22と電気暖房装置42)の出力配分を適切に設定する共に、エンジン11とMG12の出力配分及び温水暖房装置22と電気暖房装置42の出力配分を適切に設定する。
以下、本実施例でハイブリッドECU33が実行する図2の出力設定ルーチンの処理内容を説明する。尚、以下の説明では、エンジン11の出力を「EG出力」と表記し、MG12の出力を「MG出力」と表記する。また、温水暖房装置22(ヒータコア24)の出力を「HC出力」と表記し、電気暖房装置42の出力を「HP出力」と表記する。
図2に示す出力設定ルーチンは、ハイブリッドECU33の電源オン期間中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう制御手段としての役割を果たす。
本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、アクセル開度等に基づいて車両の走行要求パワー(車両の走行に必要なパワー)をマップ又は数式等により算出する。更に、外気温と車室内温度と目標車室内温度等に基づいて暖房要求パワー(車室内の暖房に必要なパワー)をマップ又は数式等により算出する。
この後、ステップ102に進み、現在の車速とバッテリSOC(メインバッテリ18や低圧バッテリ21の充電状態)とに基づいてMG出力許可範囲を設定する。例えば、車速がMG12の上限回転速度に相当する値以下で且つバッテリSOCが所定値(例えば45%)以上の場合には、0から所定MG上限出力(走行要求パワーとMG出力制限値とバッテリ出力制限値の中で最も小さい値)までの範囲をMG出力許可範囲として設定する。これ以外の場合には、MG出力許可範囲=0とする。
更に、現在の冷却水温とバッテリSOCとに基づいてHP出力許可範囲を設定する。例えば、冷却水温が所定値(例えば60℃)以下で且つバッテリSOCが所定値(例えば40%)以上の場合には、0から所定HP上限出力(暖房要求パワーとHP出力制限値とバッテリ出力制限値の中で最も小さい値)までの範囲をHP出力許可範囲として設定する。これ以外の場合には、HP出力許可範囲=0とする。
この後、ステップ103に進み、図3に示すように、最高効率配分点算出マップ(図4参照)を用いて、走行要求パワーと暖房要求パワーとに応じた最適MG出力(最高効率配分点のMG出力)と最適HP出力(最高効率配分点のHP出力)を算出する。最高効率配分点算出マップは、予め試験データや設計データ等に基づいて作成され、ハイブリッドECU33のROMに記憶されている。
最高効率配分点算出マップは、次のようにして作成されている。まず、車両の走行要求パワー(走行動力)と暖房要求パワー(単位時間当りの暖房熱量)とMG12や発電機17の発電電力とメインバッテリ18や低圧バッテリ21の放電電力とエンジン11の冷却水加熱力(単位時間当りの冷却水加熱量)と冷却水放熱力(単位時間当りの冷却水放熱量)とを用いてシステム効率関数を下記(1)式で定義する。
Figure 0006032192
ここで、[−]は無次元数を意味する。αは発電電力の重み係数(例えば1.0)であり、βは放電電力を燃料消費パワーに換算するための係数(例えば0.3)である。また、δは冷却水放熱力を燃料消費パワーに換算するための係数(例えば0.2)であり、γは冷却水加熱力の重み係数(例えば1.0)である。
図5に示すように、このシステム効率関数において、走行要求パワーと暖房要求パワーの組み合わせ毎に、エンジン11とMG12の出力配分及び温水暖房装置22と電気暖房装置42の出力配分を変化させて、システム効率関数の等高線(効率グラフ)を作成し、システム効率関数が最大となる最高効率配分点(最適MG出力と最適HP出力)を算出する。
このようにして算出した走行要求パワーと暖房要求パワーの組み合わせ毎の最高効率配分点(最適MG出力と最適HP出力)のデータを用いて、最高効率配分点算出マップを作成する。具体的には、図4に示すように、走行要求パワーと暖房要求パワーをパラメータとする最適MG出力のマップと、走行要求パワーと暖房要求パワーをパラメータとする最適HP出力のマップを作成する。
最適MG出力と最適HP出力を算出した後、ステップ104に進み、最高効率配分点を利用可能であるか否かを、最適MG出力(最高効率配分点のMG出力)がMG出力許可範囲内で且つ最適HP出力(最高効率配分点のHP出力)がHP出力許可範囲内であるか否かによって判定する。
このステップ104で、最高効率配分点を利用可能であると判定された場合には、ステップ105に進み、MG−ECU35に指令するMG出力を、最適MG出力(最高効率配分点のMG出力)に設定し、エアコンECU36に指令するHP出力を、最適HP出力(最高効率配分点のHP出力)に設定する。
MG出力=最適MG出力
HP出力=最適HP出力
この後、ステップ111に進み、エンジンECU34に指令するEG出力を、走行要求パワーからMG出力を減算した値(走行要求パワー−MG出力)に設定し、エアコンECU36に指令するHC出力を、暖房要求パワーからHP出力を減算した値(暖房要求パワー−HP出力)に設定する。
EG出力=走行要求パワー−MG出力
HC出力=暖房要求パワー−HP出力
以上の処理により、システム効率関数が最大になるようにEG出力とMG出力とHC出力とHP出力とを設定する。
一方、上記ステップ104で、最高効率配分点を利用できないと判定された場合には、ステップ106に進み、最高効率配分点を利用できないのはMG出力許可範囲が原因である(最適MG出力がMG出力許可範囲外である)か否かを判定する。
このステップ106で、最高効率配分点を利用できないのはMG出力許可範囲が原因である(最適MG出力がMG出力許可範囲外である)と判定された場合には、ステップ107に進み、MG出力許可範囲内でMG出力を設定する。この場合、例えば、暖房要求を考慮せずに、走行要求パワーと発電電力と放電電力とを用いてシステム効率関数を定義し、このシステム効率関数が最大又は最大を含む所定範囲内になるようにEG出力とMG出力を設定する。或は、バッテリSOCに応じた充放電電力をマップ等により算出し、走行要求パワーに充放電電力を加算して車両要求パワーを算出する。この車両要求パワーが閾値よりも大きいか否かでエンジン11のオン/オフを判定して、EG出力とMG出力を設定する。このステップ107で算出したMG出力を、MG−ECU35に指令するMG出力として設定する。
この後、ステップ108に進み、MG出力に対してシステム効率関数が最大になるHP出力を結んだ最適HP出力配分ライン上でHP出力を設定する。具体的には、図6に示すように、最適HP出力配分算出マップを用いて、走行要求パワーと暖房要求パワーとMG出力とに応じた最適HP出力を算出する。最適HP出力配分算出マップは、予め試験データや設計データ等に基づいて作成され、ハイブリッドECU33のROMに記憶されている。
最適HP出力配分算出マップは、次のようにして作成されている。図7に示すように、システム効率関数において、走行要求パワーと暖房要求パワーの組み合わせ毎に、エンジン11とMG12の出力配分及び温水暖房装置22と電気暖房装置42の出力配分を変化させて、システム効率関数の等高線(効率グラフ)を作成し、MG出力に対してシステム効率関数が最大になるHP出力を結んだ最適HP出力配分ラインを算出する。このようにして算出した走行要求パワーと暖房要求パワーの組み合わせ毎の最適HP出力配分ラインのデータを用いて、最適HP出力配分算出マップを作成する。
このステップ108で算出した最適HP出力(最適HP出力配分ライン上のHP出力)を、エアコンECU36に指令するHP出力として設定する。もし、最適HP出力がHP出力許可範囲外の場合には、HP出力許可範囲内で最適HP出力に最も近い値を、エアコンECU36に指令するHP出力として設定する。
一方、上記ステップ106で、最高効率配分点を利用できないのはHP出力許可範囲が原因である(最適HP出力がHP出力許可範囲外である)と判定された場合には、ステップ109に進み、HP出力許可範囲内でHP出力を設定する。この場合、例えば、図8に示すように、まず、HP出力比率算出マップを用いて、冷却水温とバッテリSOCとに応じたHP出力比率(暖房要求パワーに対するHP出力の比率)を算出する。HP出力比率算出マップは、予め試験データや設計データ等に基づいて作成され、ハイブリッドECU33のROMに記憶されている。この後、暖房要求パワーにHP出力比率を乗算してHP出力を求める。このステップ109で算出したHP出力を、エアコンECU36に指令するHP出力として設定する。
この後、ステップ110に進み、HP出力に対してシステム効率関数が最大になるMG出力を結んだ最適MG出力配分ライン上でMG出力を設定する。具体的には、図9に示すように、最適MG出力配分算出マップを用いて、走行要求パワーと暖房要求パワーとHP出力とに応じた最適MG出力を算出する。最適MG出力配分算出マップは、予め試験データや設計データ等に基づいて作成され、ハイブリッドECU33のROMに記憶されている。
最適MG出力配分算出マップは、次のようにして作成されている。
システム効率関数において、走行要求パワーと暖房要求パワーの組み合わせ毎に、エンジン11とMG12の出力配分及び温水暖房装置22と電気暖房装置42の出力配分を変化させて、システム効率関数の等高線(効率グラフ)を作成し、HP出力に対してシステム効率関数が最大になるMG出力を結んだ最適MG出力配分ラインを算出する。このようにして算出した走行要求パワーと暖房要求パワーの組み合わせ毎の最適MG出力配分ラインのデータを用いて、最適MG出力配分算出マップを作成する。
このステップ110で算出した最適MG出力(最適MG出力配分ライン上のMG出力)を、MG−ECU35に指令するMG出力として設定する。もし、最適MG出力がMG出力許可範囲外の場合には、MG出力許可範囲内で最適MG出力に最も近い値を、MG−ECU35に指令するMG出力として設定する。
上記ステップ107,108又は上記ステップ109,110でMG出力とHP出力を設定した後、ステップ111に進み、エンジンECU34に指令するEG出力を、走行要求パワーからMG出力を減算した値(走行要求パワー−MG出力)に設定し、エアコンECU36に指令するHC出力を、暖房要求パワーからHP出力を減算した値(暖房要求パワー−HP出力)に設定する。
以上説明した本実施例では、車両の走行要求パワーと暖房要求パワーとMG12や発電機17の発電電力とメインバッテリ18や低圧バッテリ21の放電電力とエンジン11の冷却水加熱力と冷却水放熱力とを用いてシステム効率関数を定義し、このシステム効率関数が最大になるようにEG出力(エンジン11の出力)とMG出力(MG12の出力)とHC出力(温水暖房装置22の出力)とHP出力(電気暖房装置42の出力)とを設定するようにしている。
これにより、走行(エンジン11及びMG12)と暖房(温水暖房装置22と電気暖房装置42)の出力配分を適切に設定することができると共に、エンジン11とMG12の出力配分及び温水暖房装置22と電気暖房装置42の出力配分も適切に設定することができる。その結果、冷却水温の低下を抑制してエンジン11の強制稼働を抑制すると共に、エンジン11の発生熱量を有効活用して電気暖房装置42の電力消費をできるだけ少なくすることが可能となるため、EV走行可能な距離を長くすることができ、燃費を向上させることができる。また、暖房に使う電力と熱量の調整だけでなく、走行に伴う充放電量と発熱量のバランスも調整することができ、冷却水熱を有効に活用しながら、バッテリSOCも管理できるようになる。
本実施例では、例えば、図4に示すように、最高効率配分点算出マップは、走行要求パワー=6kW、暖房要求パワー=1kWのときに、最適MG出力=6kW、最適HP出力=1kWとなるように設定され、この場合、エンジン出力=0kW、HC出力=0kWとなる。これにより、走行要求パワーが低め(6kW)の場合には、できる限りEV走行して燃費向上を図ることができる。また、エンジン11の発熱が無いため、暖房要求パワーを電気暖房装置42で担うことで冷却水温の低下を抑制することができる。
また、最高効率配分点のマップは、走行要求パワー=12kW、暖房要求パワー=4kWのときに、最適MG出力=−2kW、最適HP出力=1kWとなるように設定され、この場合、エンジン出力=14kW、HC出力=3kWとなる。これにより、走行要求パワーが高め(12kW)の場合には、エンジン11の冷却水加熱量が大きいため、HC出力を高め(3kW)に設定する。また、MG出力を負の値(発電側)に設定してMG12で発電(バッテリ18を充電)するようにしているのは、負荷増大によりエンジン11をより高効率で稼働させることと、バッテリSOC回復のためである。更に、冷却水熱量を使い過ぎないように電気暖房装置42も併用する。
また、本実施例では、最高効率配分点のMG出力がMG出力許可範囲外の場合(MG出力許可範囲内でシステム効率関数が最大になるようにMG出力を設定できない場合)には、MG出力許可範囲内でMG出力を設定し、MG出力に対してシステム効率関数が最大になるHP出力を結んだ最適HP出力配分ライン上でHP出力を設定するようにしている。このようにすれば、車速やバッテリSOCによる制限(車速やバッテリSOC基づいたMG出力許可範囲)によって最高効率配分点のMG出力を使えない場合でも、その制限内において最大効率となるようにHP出力を設定することができる。
更に、本実施例では、最高効率配分点のHP出力がHP出力許可範囲外の場合(HP出力許可範囲内でシステム効率関数が最大になるようにHP出力を設定できない場合)には、HP出力許可範囲内でHP出力を設定し、HP出力に対してシステム効率関数が最大になるMG出力を結んだ最適MG出力配分ライン上でMG出力を設定するようにしている。このようにすれば、冷却水温やバッテリSOCによる制限(冷却水温やバッテリSOC基づいたHP出力許可範囲)によって最高効率配分点のHP出力を使えない場合でも、その制限内において最大効率となるようにMG出力を設定することができる。
尚、上記実施例では、最高効率配分点のMG出力を算出した後、走行要求パワーからMG出力を減算してEG出力を求めるようにしたが、これに限定されず、最高効率配分点のEG出力を算出した後、走行要求パワーからEG出力を減算してMG出力を求めるようにしても良い。
また、上記実施例では、最高効率配分点のHP出力を算出した後、暖房要求パワーからHP出力を減算してHC出力を求めるようにしたが、これに限定されず、最高効率配分点のHC出力を算出した後、暖房要求パワーからHC出力を減算してHP出力を求めるようにしても良い。
また、上記実施例では、最高効率配分点のMG出力がMG出力許可範囲外の場合(MG出力許可範囲内でシステム効率関数が最大になるようにMG出力を設定できない場合)に、MG出力許可範囲内でMG出力を設定し、MG出力に対してシステム効率関数が最大になるHP出力を結んだ最適HP出力配分ライン上でHP出力を設定するようにしたが、これに限定されず、MG出力に対してシステム効率関数が最大になるHC出力を結んだ最適HC出力配分ライン上でHC出力を設定するようにしても良い。
或は、最高効率配分点のEG出力がEG出力許可範囲外の場合(EG出力許可範囲内でシステム効率関数が最大になるようにEG出力を設定できない場合)に、EG出力許可範囲内でEG出力を設定し、EG出力に対してシステム効率関数が最大になるHP出力を結んだ最適HP出力配分ライン上でHP出力を設定する(又はEG出力に対してシステム効率関数が最大になるHC出力を結んだ最適HC出力配分ライン上でHC出力を設定する)ようにしても良い。
また、上記実施例では、最高効率配分点のHP出力がHP出力許可範囲外の場合(HP出力許可範囲内でシステム効率関数が最大になるようにHP出力を設定できない場合)に、HP出力許可範囲内でHP出力を設定し、HP出力に対してシステム効率関数が最大になるMG出力を結んだ最適MG出力配分ライン上でMG出力を設定するようにしたが、これに限定されず、HP出力に対してシステム効率関数が最大になるEG出力を結んだ最適EG出力配分ライン上でEG出力を設定するようにしても良い。
或は、最高効率配分点のHC出力がHC出力許可範囲外の場合(HC出力許可範囲内でシステム効率関数が最大になるようにHC出力を設定できない場合)に、HC出力許可範囲内でHC出力を設定し、HC出力に対してシステム効率関数が最大になるMG出力を結んだ最適MG出力配分ライン上でMG出力を設定する(又はHC出力に対してシステム効率関数が最大になるEG出力を結んだ最適EG出力配分ライン上でEG出力を設定する)ようにしても良い。
また、上記実施例では、ハイブリッドECUで出力設定ルーチンを実行するようにしたが、これに限定されず、ハイブリッドECU以外の他のECU(例えばエンジンECUやMG−ECUやエアコンECU等のうちの少なくとも一つ)で出力設定ルーチンを実行するようにしたり、或は、ハイブリッドECUと他のECUの両方で出力設定ルーチンを実行するようにしても良い。
その他、本発明は、図1に示す構成のハイブリッド車に限定されず、車両の動力源としてエンジンとモータジェネレータとを搭載した種々の構成のハイブリッド車(例えば複数のモータジェネレータを搭載したハイブリッド車)に適用して実施することができ、また、車両外部の電源からバッテリに充電可能なPHV車(プラグインハイブリッド車)にも適用して実施できる。
11…エンジン、12…MG(モータ,発電機)、17…発電機、18…メインバッテリ、21…低圧バッテリ、22…温水暖房装置、33…ハイブリッドECU(制御手段)、42…電気暖房装置

Claims (4)

  1. 車両の動力源として搭載されたエンジン(11)及びモータ(12)と、前記エンジン(11)により駆動される発電機(12,17)と、充放電可能なバッテリ(18,21)と、前記エンジン(11)の冷却水の熱を利用する温水暖房装置(22)と、電気で熱を発生させる電気暖房装置(42)とを備えたハイブリッド車の制御装置において、
    前記車両の走行動力と暖房熱量と前記発電機(12,17)の発電電力と前記バッテリ(18,21)の放電電力と前記冷却水の加熱量と前記冷却水の放熱量とを用いてシステム効率関数を定義し、該システム効率関数が最大になるように前記エンジン(11)の出力と前記モータ(12)の出力と前記温水暖房装置(22)の出力と前記電気暖房装置(42)の出力とを設定する制御手段(33)を備えていることを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  2. 前記制御手段(33)は、前記車両の状態に基づいて設定した出力許可範囲内で前記システム効率関数が最大になるように前記エンジン(11)又は前記モータ(12)の出力を設定できない場合には、前記出力許可範囲内で前記エンジン(11)又は前記モータ(12)の出力を設定し、前記エンジン(11)又は前記モータ(12)の出力に対して前記システム効率関数が最大になる前記温水暖房装置(22)又は前記電気暖房装置(42)の出力を結んだ最適出力配分ライン上で前記温水暖房装置(22)又は前記電気暖房装置(42)の出力を設定することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車の制御装置。
  3. 前記制御手段(33)は、前記車両の状態に基づいて設定した出力許可範囲内で前記システム効率関数が最大になるように前記温水暖房装置(22)又は前記電気暖房装置(42)の出力を設定できない場合には、前記出力許可範囲内で前記温水暖房装置(22)又は前記電気暖房装置(42)の出力を設定し、前記温水暖房装置(22)又は前記電気暖房装置(42)の出力に対して前記システム効率関数が最大になる前記エンジン(11)又は前記モータ(12)の出力を結んだ最適出力配分ライン上で前記エンジン(11)又は前記モータ(12)の出力を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド車の制御装置。
  4. 前記制御手段(33)は、前記バッテリ(18,21)の充電状態と前記エンジン(11)の冷却水温と前記車両の速度のうちの少なくとも一つに基づいて前記出力許可範囲を設定することを特徴とする請求項2又は3に記載のハイブリッド車の制御装置。
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