JP6031561B1 - 煙突 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハゼ掛けにかかる負荷を補強材で負担することによりスパイラル内筒の損壊を防止し、二重筒構造の崩壊に伴う断熱材破壊、延いては二重筒構造の煙突の機能喪失を防止して延命を達成することができる二重構造の煙突を提供する。【解決手段】二重筒構造の煙突1は、螺旋状のハゼ掛け8を備えるスパイラル内筒2と、この内筒2を取り囲む外筒3との間に断熱材4を装填した二重筒構造の煙突ユニットの複数1A〜1Cを、パッキン6を介在して上下で対向させ、直上と直下で互いに対向する一対の煙突ユニットを接続手段5により接続して構成される。スパイラル内筒2には、螺旋状のハゼ掛け8にかかる負荷を負担して、ハゼ掛け8の分離やハゼ掛け8以外の部位の損傷に伴う当該スパイラル内筒2の損壊を防止する補強材9が備わっている。【選択図】図1

Description

本発明は、内筒と、この内筒を取り囲む外筒との間に断熱材を装填した二重筒構造の煙突に係り、例えば、非常用発電機を駆動するガスタービンエンジンやディーゼルエンジンの排ガス、ボイラー排ガスあるいは産業廃棄物焼却炉の排ガスなどを高所に導いて放散させる大径かつ長寸の大型煙突として好適な二重筒構造の煙突に関するものである。
従来、内筒と、この内筒を取り囲む外筒との間に断熱材を装填した二重筒構造の煙突として、特許文献1に記載のものが提供されている。この二重筒構造の煙突を図5,図6に示す。
図5,図6に示す二重筒構造の煙突1は、ステンレス鋼板からなる横断面円形の内筒2と、亜鉛メッキ鋼板からなる横断面円形の外筒3との間の環状空間に断熱材4を装填した二重筒構造の煙突ユニットの複数1A,1B,1Cを上下に配置するとともに、直上と直下で互いに対向する一対の煙突ユニット1Aと1Bおよび1Bと1Cを嵌め合い構造を主とする接続手段5により互いに接続することにより構築されている。
前記二重筒構造の煙突1では、その運転時、内筒2は高温(650℃)の排ガスに晒され、高熱が継続的に負荷されるので破れにより損傷する。この損傷が経時により拡大すると、内筒2は主として座屈により損壊して二重筒構造が崩壊し、断熱材4が煙道7に落下する断熱破壊を招いて煙突1の機能が喪失する。このような経緯による二重筒構造の煙突1の機能喪失をできる限り遅らせる目的で、内筒2は耐熱強度の高いステンレス鋼板によって製作している。しかし、高熱の継続的負荷による内筒2の損傷を阻止することはできない。
一方、この種の二重筒構造の煙突1では、その口径(内筒2の内径)が大きく(200mm〜1500mm)設定される。ところが、内筒2は薄肉であるため引き抜き手法などによりシームレス(継目無し)に製作することはできない。このため、シームウエルド(継目溶接)した直筒型の内筒2が使用される。しかし、この種の内筒2は、その製作に手間がかかってコスト高を招くばかりか強度が弱い。しかも、二重筒構造の煙突1は、その高さが10mにも達するので、各煙突ユニット1A,1B,1Cおよびこれらの内筒2の高さが高くなり、内筒2の座屈荷重は小さくなる。また、高熱負荷の継続により損傷すると、座屈荷重がさらに小さくなって、損傷度が比較的小さくても(破れが比較的小さくても)、座屈により内筒2が損壊して二重筒構造が崩壊し、断熱材4の煙道7落下に伴う断熱破壊を招いて、二重筒構造の煙突1の機能は喪失する。特に、軸方向に最大圧縮荷重が負荷される最下位の煙突ユニット1Cでは、座屈による内筒2の損壊が最も懸念され、これが二重筒構造の煙突1の機能喪失を早めて短命にしている。
他方、高温の排ガスに晒される内筒2は温度変化によって伸縮(熱膨張・熱収縮)する。高さが10mの二重筒構造の煙突1において、内筒2が650℃の排ガスに晒された高温時と運休時(常温時)の軸方向の伸縮幅は、114.4mmであることが確認されている。このような伸縮を吸収するため、直筒型の内筒2では、例えば滑式の伸縮吸収機構(図示省略)を組み込む必要があり、その分、部品点数が増加して構造が複雑になり、製作工数が増すとともにコスト高を招くことになる。
そこで、前記特許文献1に記載の内筒2の欠点を改善した内筒を備える二重筒構造の煙突1が提供されている。この二重筒構造の煙突1を図7,図8に示す。これらの図において、二重筒構造の煙突1は、ステンレス鋼板からなる横断面円形の内筒2と、亜鉛メッキ鋼板からなる横断面円形の外筒3との間の環状空間に断熱材4を装填した二重筒構造の煙突ユニットの複数1A,1B,1Cを上下に配置するとともに、直上と直下で互いに対向する一対の煙突ユニット1Aと1Bおよび1Bと1Cを、パッキン6を介在させて接続手段5により接続することによって構築される。
各煙突ユニット1A,1B,1Cにおける内筒2は、図8,図9に示すように、螺旋状のハゼ掛け8を備えるスパイラル内筒2からなる。螺旋状のハゼ掛け8は、例えば、板取りにより図10(a)に示すステンレス鋼板からなる斜め帯状の原板80を用意し、この原板80の幅方向一端部(左端部)81に長手方向の全長に亙って図10(b)に示す一方のフック状折り曲げ部81aを形成するとともに、図10(a)の原板80の幅方向他端部(右端部)82に長手方向の全長に亙って図10(c)に示す他方のフック状折り曲げ部82aを形成する。つぎに、原板80を円筒状の芯型(図示省略)外周にあてがって適宜螺旋状に巻回する工程の進行に同期して、前記一方のフック状折り曲げ部81aと他方のフック状折り曲げ部82aとを、図11に示すように、上下に指向して互いに掛け合わせる工程を進行させる手法によって、上下に指向する、所謂、縦甲ハゼからなる螺旋状のハゼ掛け8を備えるスパイラル内筒2を製作できる。
螺旋状のハゼ掛け8を備えるスパイラル内筒2は、特許文献1に記載のシームウエルド(継目溶接)した直筒型の内筒2よりも製作が容易なためコストダウンを図れる。また、剛性の高いハゼ掛け8が螺旋状に備わっていることにより強度が高くなって、軸方向と径方向の圧縮応力がそれぞれ大きくなり、軸方向の圧縮応力が大きくなることで座屈荷重が増大し、座屈による損壊を抑えることができる。したがって、高熱負荷の継続により螺旋状のハゼ掛け8以外の部位83[図10(a)において、原板80の幅W方向一端部81と幅W方向他端部82の間の平坦な部位]が破れて損傷しても、損傷度が相当大きくなって座屈荷重が相当小さくなるまで座屈しない。このため、軸方向に最大圧縮荷重が負荷される最下位の煙突ユニット1Cにおける内筒2の座屈による損壊を有効に抑え、二重筒構造の煙突1の機能喪失を遅延することで延命を達成できる。
また、スパイラル内筒2の熱膨張・熱収縮は、ハゼ掛け8の螺旋方向の伸縮に変換して吸収できるので、特許文献1に記載の内筒2において必要とされる伸縮吸収機構(例えば滑式の伸縮吸収機構)の組み込みが不要になり、部品点数の削減、構造の簡略化および製作工数の低減が達成されて、コストダウンが可能となる。
ところが、螺旋状のハゼ掛け8を備えるスパイラル内筒2では、スパイラル内筒2の自重や熱膨張・熱収縮に伴う螺旋方向の伸縮などの負荷が螺旋状のハゼ掛け8にかかるので、一方の折り曲げ部81aと他方の折り曲げ部82aとの掛け合せが外れて分離し、開きが発生するおそれを有する。開きが発生しても、この開きが極小で局部的なものであれば、二重筒構造の煙突1の機能は保持されて、運行に支障をきたす事態は起こらないので無視することができる。しかし、経時により分離度が大きくなって開きが拡大すると、内筒2が損壊して二重筒構造が崩壊し、断熱材4が煙道7に落下する断熱破壊を招いて二重筒構造の煙突1の機能を喪失させる。
また、高熱負荷の継続により螺旋状のハゼ掛け8以外の部位83が破れて損傷し、この破れが経時による損傷度が拡大すると、最終的に螺旋状のハゼ掛け8のみが残存して崩落するスパイラル内筒2の損壊が起こり、二重筒構造が崩壊し、断熱材4が煙道7に落下する断熱破壊を招いて二重筒構造の煙突1の機能を喪失させる。
特開2004−77046号公報
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたもので、剛性の高いハゼ掛けが螺旋状に備わっていることにより座屈荷重が増大したスパイラル内筒を備える二重構造の煙突でありながら、前記ハゼ掛けを含む内筒にかかる負荷を補強材で負担することにより当該内筒の損壊を防止し、二重筒構造の崩壊に伴う断熱材破壊、延いては二重筒構造の煙突の機能喪失を防止して延命を達成することができる二重構造の煙突の提供を目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明に係る二重構造の煙突は、螺旋状のハゼ掛けを備えるスパイラル内筒と、この内筒を取り囲む外筒との間に断熱材を装填した二重筒構造の煙突において、
鉛直方向に延在する少なくとも二つの補強材が、前記スパイラル内筒螺旋状のハゼ掛けの外周面に取り付けられていることを特徴とするものである。
前記構成の二重筒構造の煙突によると、スパイラル内筒の自重や熱膨張・熱収縮に伴う螺旋方向の伸縮などの螺旋状のハゼ掛けにかかる負荷は、鉛直方向に延在して当該螺旋状のハゼ掛けの外周面に取り付けられている少なくとも二つの補強材が負担する。このため、ハゼ掛けの分離による開きの発生が防止され、スパイラル内筒の損壊を防止できる。また、螺旋状のハゼ掛け以外の部位の損傷拡大で最終的にハゼ掛けのみが残存しても、残存した螺旋状のハゼ掛けは補強材が支持する。換言するなら、残存した螺旋状のハゼ掛けの自重を補強材が負担してハゼ掛けの崩落を防止する。これにより、二重筒構造の崩壊に伴う断熱材破壊、延いては二重筒構造の煙突の機能喪失を防止して、煙突の延命を達成することができる。
本発明に係る二重構造の煙突によれば、補強材によってハゼ掛けを含む内筒にかかる負荷が負担されるので、ハゼ掛けの分離による開きの発生および当該ハゼ掛けの崩落が防止される。これにより、二重筒構造の崩壊に伴う断熱材破壊、延いては二重筒構造の煙突の機能喪失を防止して、煙突の延命を達成することができる。
本発明に係る二重筒構造の煙突の一実施形態を一部省略し、内筒、ハゼ掛け、補強以外を半截断面で示す正面図である。 図1のA−A線に沿う拡大横断平面図である。 スパイラル内筒の一実施形態を拡大して示す正面図である( 遮蔽シートのみ断面で示す) 。 図4(a)は補強材の一例を部分的に示す斜視図であり、図4(b)は補強材の他の例を部分的に示す斜視図である。 第1従来例における煙突ユニットの正面図である。 第1従来例における煙突ユニットの接続状態を示す一部を省略した断面図である。 第2従来例に係る二重筒構造の煙突を一部省略して半截断面で示した正面図である。 図7のB−B線に沿う拡大横断平面図である。 第2従来例に適用される螺旋状のハゼ掛けを備えるスパイラル内筒の正面図である。 図10(a)は原板の正面図を示し、図10(b)は一方のフック状折り曲げ部の説明図であり、図10(c)は他方のフック状折り曲げ部の説明図である。 螺旋状のハゼ掛けを拡大して示す断面説明図である。
以下、本発明に係る二重筒構造の煙突の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る二重筒構造の煙突の一実施形態を一部省略し、内筒2、ハゼ掛け8、補強剤9以外を半截断面で示す正面図、図2は図1のA−A線に沿う横断平面、図3はスパイラル内筒の一実施形態を拡大して示す正面図である( 遮蔽シート12のみ断面で示す) 。なお、前記第1および第2従来例と同一もしくは相当部分には同一符号を付して説明する。
図1〜図3において、二重筒構造の煙突1は、ステンレス鋼板からなる横断面円形の内筒2と、亜鉛メッキ鋼板からなる横断面円形の外筒3との間の環状空間に、ロックウール,セラミックウール,ガラスウールなどの繊維質素材からなる断熱材4を装填した二重筒構造の煙突ユニットの複数1A,1B,1Cを、突き合わせ構造により上下に配置するとともに、直上と直下で互いに対向する一対の煙突ユニット1Aと1Bおよび1Bと1Cを、パッキン6を介在させて接続手段5により接続することによって構築される。前記パッキン6は、環状を呈するガラス繊維のマット状成形体からなる耐熱パッキンによって構成されている。
各煙突ユニット1A,1B,1Cにおける内筒2は、図9に示す従来の内筒2と同様に、図11に示す縦甲ハゼからなる螺旋状のハゼ掛け8を備えており、図1〜図3に示すように、その外周には、鉛直方向に延在するステンレス鋼製の二つの補強材9を備えている。
本実施形態において、各補強材9は、図4(a)に示すように、幅wが15mm,厚さtが1.5mmで、断面が長方形をなすステンレス鋼製のフラット・バー8Aによって構成され、図2に示すように、二重筒構造の煙突1の中心Cを通る直線10上で互いに対向する位置に振り分けて、図1,図3に示すように、鉛直方向に延在して螺旋状のハゼ掛け8の外周面に溶接11(図1参照)により取り付けられている。なお、各補強材9として、前記フラット・バー8Aに代えて、図4(b)に示すように、線径dが2〜3mmのステンレス鋼線8Bを使用してもよい。
一方、各補強材9を含むスパイラル内筒2は、遮蔽シート12によって取り巻かれている。遮蔽シート12は、厚さ1mm未満程度のカーボンシートやガラスシートなどの耐熱シートを円筒状に形成することにより構成される。
本実施形態において適用される接続手段5は、図1に示すように、各煙突ユニット1A,1B,1Cにおける外筒3の下端部外周に巻回して溶接により固着した下側フランジ5a(但し、煙突ユニット1Cの下端部および該下端部外周に巻回固着した下側フランジは図示されていない)と、各煙突ユニット1A,1B,1Cにおける外筒3の上端部外周に巻回して溶接により固着した上側フランジ5b(但し、煙突ユニット1Aの上端部および該上端部外周に巻回固着した上側フランジは図示されていない)および円周方向等間隔に配置されて下側フランジ5aと上側フランジ5bとを互いに締結するボルト・ナットからなる複数の鉛直締結部材5cを備えるフランジ接合によって構成されている。
前記構成の二重構造の煙突1によれば、スパイラル内筒2の自重や熱膨張・熱収縮に伴う螺旋方向の伸縮などの螺旋状のハゼ掛け8にかかる負荷は、鉛直方向に延在して螺旋状のハゼ掛け8の外周面に溶接11により取り付けられている二つの補強材9が負担する。このため、ハゼ掛け8の分離による開きの発生が防止され、スパイラル内筒2の損壊を防止できる。また、螺旋状のハゼ掛け8以外の部位83が破れて損傷し、この損傷が経時により拡大して最終的に螺旋状のハゼ掛け8のみが残存しても当該ハゼ掛け8は二つの補強材9が支持する。換言するなら、残存した螺旋状のハゼ掛け8の自重を補強材9が負担してハゼ掛け8の崩落を防止する。これにより、二重筒構造の崩壊に伴う断熱材破壊、ひいては二重筒構造の煙突1の機能喪失を防止して、煙突1の延命を達成することができる。
前記補強材9は、鉛直方向に延在してスパイラル内筒2に備わる二つによって構成しているが、必要最小数量の二つの補強材9によって、螺旋状のハゼ掛け8にかかる負荷を有効に負担し、ハゼ掛け8の分離による開きの発生および当該ハゼ掛け8の崩落を確実に防止することができる。このため、補強材9の使用数量を削減してコストダウンを図れるばかりか、構造の簡素化および製作の容易化に寄与することが可能となる。
本実施形態のように、二つ補強材9が鉛直方向に延在して螺旋状のハゼ掛け8の外周面に溶接11により取り付けられていると、各補強材9により螺旋状のハゼ掛け8にかかる負荷を直接負担できるので、ハゼ掛け8の分離による開きの発生および当該ハゼ掛け8の崩落をより一層確実に防止することが可能となる。
二つの補強材9を含むスパイラル内筒2は、遮蔽シート12によって取り巻かれているので、たとえ螺旋状のハゼ掛け8が開いたり、螺旋状のハゼ掛け8以外の部位83が破れて損傷しても、遮蔽シート12によって断熱材4の煙道7への落下を確実に防止して断熱破壊を避け、二重筒構造の煙突1の延命に寄与することができる。
螺旋状のハゼ掛け8は、図11に示すように、一方のフック状折り曲げ部81aと他方のフック状折り曲げ部82aとを、上下に指向して互いに掛け合わせた縦甲ハゼによって構成されていることにより水封機能が確保されるので、例えば、雨水が煙道7に流入したり、冬季の寒冷地における煙突運休時に際してスパイラル内筒2の内面に結露水が発生しても、これらの水の断熱材4側への浸水を確実に防止して、断熱材4を保護することが可能となる。
また、縦甲ハゼによって構成されている螺旋状のハゼ掛け8は、一方の下向きフック状折り曲げ部81aに含まれて内外周で対向する2層と、他方の上向きフック状折り曲げ部82aに含まれて内外周で対向する2層とからなる4層構造に仕立てられているので、高熱の継続的な負荷により、上向きフック状折り曲げ部82aにおける内周側の1層に、その螺旋方向の一部損傷が生じても、残る3層の協働によって螺旋状のハゼ掛け8の形態破壊を確実に防止することができる。
前記実施形態では、二つの補強材9を使用して説明しているが、補強材9の数量は三つ以上であってもよい。
本発明に係る二重筒構造の煙突1は、前記実施形態のみに限定されるものではなく、その趣旨および技術思想を逸脱しない範囲であれば、構造変形が可能である。
本発明の二重筒構造の煙突は、非常用発電機を駆動するガスタービンエンジンやディーゼルエンジンの排ガス,ボイラー排ガス或いは産業廃棄物焼却炉の排ガスなどを高所に導いて放散させる大径かつ長寸の大型煙突の構築に有用である。
1 二重筒構造の煙突
2 スパイラル内筒(内筒)
3 外筒
4 断熱材
8 螺旋状のハゼ掛け
9 補強材

Claims (1)

  1. 螺旋状のハゼ掛けを備えるスパイラル内筒と、この内筒を取り囲む外筒との間に断熱材を装填した二重筒構造の煙突において、
    鉛直方向に延在する少なくとも二つの補強材が、前記スパイラル内筒の螺旋状のハゼ掛けの外周面に取り付けられていることを特徴とする二重筒構造の煙突。
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