JP6028905B2 - 帳票管理装置及び帳票管理方法並びに帳票管理プログラム - Google Patents

帳票管理装置及び帳票管理方法並びに帳票管理プログラム Download PDF

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本発明は、管理装置び帳票管理方法並びに帳票管理プログラムに関する。
商取引の記録などに用いられる帳票を電子データとして保存し、必要に応じて検索する電子帳票システムが開発されている。例えば、帳票が売上伝票である場合には、会社名や、帳票を作成した日付、商品名、数量、金額などの帳票項目毎にデータが入力され、システムのユーザに閲覧可能に保存される。このために、電子帳票システムには、ユーザがデータの入力や検索ができるように予め帳票項目の種類や、検索可能なデータの範囲をデータ構造として登録しておく必要がある。
データ構造の登録処理では、同じ種類の帳票を多数用意し、システム管理者が全ての帳票の帳票項目の種類と、検索可能なデータの範囲を確認する。さらに、システム管理者は、電子帳票システム上で、帳票項目を特定する情報と、その帳票項目に分類されるデータが入力される範囲とを手動で指定することによってデータ構造を登録する。
例えば、最初に、紙媒体で作成した帳票をOCR(Optical Character Recognition)
技術を用いて電子データ化する。この後、システム管理者が、領域情報と文字データを対比させた帳票イメージをコンピュータの画面上に表示させる。続いて、システム管理者は、帳票項目を特定すると共に、その帳票項目に対応するデータの領域をポインティングデバイスを使用することによって帳票イメージ内で指定する。指定した範囲をコンピュータに登録すると、指定された範囲のデータの書式情報がコンピュータによって自動的に抽出される。これによって、帳票項目と検索可能なデータの範囲が対応付けられたデータ構造が作成される。
このようにして帳票の電子データを登録し、データ構造を作成した後は、ユーザによる検索が可能になる。例えば、ユーザが自身の端末から閲覧した帳票を特定するデータ、例えば、帳票の作成日を入力すると、電子帳票システムが日付で帳票の電子データを検索し、該当する範囲のデータを抽出してユーザの端末の画面に表示させる。
特開2005−44256 特開2010−26750
上記した電子帳票システムでは、データ構造の作成を手動で行う必要があった。このために、1枚の帳票に帳票項目が多数ある場合や、帳票の種類が多数ある場合には、帳票項目を定義する作業が膨大になってしまう。さらに、帳票のフォーマットを変更したり、新しい帳票の使用を開始したりする場合には、データ構造を新たに作成する必要があった。
1つの側面では、本発明は、電子帳票システムのデータ構造を効率良く設定できるようにすることを目的とする。
一態様の帳票管理装置は、複数の帳票のデータを取り込む入力装置と、り込まれた前記帳票のデータに含まれる複数の文字列を抽出し、前記複数の文字列を、前記複数の帳の同じ位置で共通して使用される固定文字列と、前記複数の帳票において同じ位置であるが帳票により内容が異なる可変文字列区別する文字列判定部と、前記固定文字列のみを有する行を区切り行とし、前記区切り行同士の間、又は前記区切り行と帳票の終端までの間を、前記帳票の項目の行範囲として設定する行範囲決定部と、を有する。
また、一態様の帳票管理方法は、複数の帳票のデータに含まれる複数の文字列を抽出し、前記複数の文字列を、前記複数の帳の同じ位置で共通して使用される固定文字列と、前記複数の帳票において同じ位置であるが帳票により内容が異なる可変文字列区別し、前記固定文字列のみを有する行を区切り行とし、前記区切り行同士の間、又は前記区切り行と前記取り込まれた帳票の終端までの間を帳票の項目の行範囲として抽出する。
さらに、一態様の帳票管理プログラムは、複数の帳票のデータに含まれる複数の文字列を抽出し、前記複数の文字列を、前記複数の帳票の同じ位置で共通して使用される固定文字列、または、前記複数の帳票において同じ位置であるが帳票により内容が異なる可変文字列と判別、前記固定文字列のみを有する行を区切り行とし、前記区切り行同士の間、又は前記区切り行と前記帳票の終端までの間を前記帳票の項目の行範囲として抽出する、処理をコンピュータに実行させる。
固定文字列のみ行の特定することによって帳票の中で検索可能な行範囲を自動処理で設定することが可能になるので、帳票に帳票項目が多数ある場合や、帳票の種類が多数ある場合でも容易に帳票を検索可能に管理できる。また、帳票のフォーマットの変更や新規作成が容易になる。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムの概略構成の一例を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムで使用される帳票の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムで使用される帳票データの一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムで使用される帳票項目のデータ構造の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムで使用される帳票項目のデータ構造の作成処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムにおける文字列の抽出処理の一例を説明するための図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムにおける文字列の判定処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムにおける文字列の判定処理の具体例を説明するための図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムにおける行範囲の決定処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムにおける行範囲の決定処理の具体例を説明するための図である。 図11は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムにおける列範囲の決定処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムにおける列範囲の決定処理の具体例を説明するための図である。 図13は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムにおける帳票項目のデータ構造の作成結果の一例を示す図である。 図14は、本発明の実施の形態に係る電子帳票システムにおける検索処理のフローチャートである。
発明の目的及び利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素及び組み合わせによって実現され達成される。
前述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、典型例及び説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
図1に電子帳票システムの概略構成の一例を示す。電子帳票システム1は、帳票を作成する入力用端末2と、入力用端末2で作成した帳票のデータを管理する帳票管理サーバ3と、帳票管理サーバ3のデータを閲覧可能な閲覧用端末4とを含んで構成されている。
入力用端末2は、例えば、店舗や会社の管理部門、営業所などに少なくとも1つ設置されており、商品名や金額などを入力可能に構成された帳票データ作成装置である。入力用端末2は、例えば、図示を省略する入力フォーマットにユーザが商品名や金額などを入力するように構成しても良いし、紙で作成した帳票をOCR機能によって電子データ化する装置でも良い。
閲覧用端末4は、例えば、店舗や会社の管理部門、営業所などに少なくとも1つ設置されており、帳票管理サーバ3に登録されている帳票を閲覧したり、商品名や金額などで特定の帳票を検索したりする帳票データ閲覧装置である。ここで、入力用端末2と閲覧用端末4は、同じ店舗や管理部門、営業所に設置しても良い。さらに、入力用端末2と閲覧用端末4は、1つのコンピュータにそれぞれのプログラムを実行させることで実現させても良い。
帳票管理サーバ3は、入力用端末2や閲覧用端末4との間でデータの授受が可能に構成され、例えば電子帳票の管理プログラムを実行させることによって各種の処理が可能になるコンピュータである。具体的には、帳票管理サーバ3は、CPU(Central Processing
Unit)11と、メモリ12と、HDD(Hard disk drive)などの記録装置13と、表示制御部14及び表示装置15と、出力装置16と、入力装置17と、外部記憶装置18と、通信制御部19とがバス接続された構成を有する。
CPU11は、メモリ12に記録装置13からプログラムやデータを読み出して実行することによって、各種の機能を実現する。この実施の形態において、CPU11は、帳票データを管理するデータ管理部20と、帳票のデータから文字を抽出する文字抽出部21と、固定文字列と可変文字列の判定をする文字列判定部22と、帳票中で検索可能な行範囲を決定する行範囲決定部23と、帳票中で検索可能な列範囲を決定する列範囲決定部24と、所定条件に合致する帳票を検索する検索制御部25とに機能分割される。
メモリ12は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などを有し、データやアプリケーション・プログラムが一時的に格納される。
記録装置13は、帳票管理サーバ3のオペレーティング・システム(OS)やアプリケーション・プログラムが保存される。さらに、帳票を電子データ化した帳票データ26や、帳票の項目と検索可能なデータの範囲、データの書式などの情報から形成されるデータ構造27も記録装置13に格納される。ここで、アプリケーション・プログラムには、この実施の形態における帳票の管理処理を実行させる電子帳票の管理プログラムが含まれる。
表示制御部14は、ディスプレイなどの表示装置15の表示処理を制御する。出力装置16としては、例えばプリンタなどがある。入力装置17は、キーボードやマウスなど、システム管理者がデータを入力するために使用する機器である。入力装置17は、タッチパネル式のディスプレイでも良い。外部記憶装置18は、リムーバブル・ディスクなどの外部記録媒体10にデータを読み書きするための装置である。外部記録媒体10には、例えば、電子帳票の管理プログラムや、その他のアプリケーション・プログラムが予め格納されており、必要に応じてアプリケーション・プログラムを記録装置13にインストール可能になっている。
通信制御部19は、ネットワークを介して入力用端末2や閲覧用端末4との間の通信を制御する。また、ネットワークを介してアプリケーション・プログラムをダウンロードして記録装置13にインストールすることも可能である。ネットワークは、専用回線を用いて構築しても良いし、公衆の回線を利用しても良い。
ここで、通信制御部19や外部記憶装置18は、帳票のデータを帳票管理サーバ3に入力するための入力装置として機能する。また、表示制御部14及び表示装置15、出力装置16、入力装置17、外部記憶装置18は、実施形態に必須の構成要素ではない。また、帳票管理サーバ3は、図1に示す構成要素以外の装置を含んでも良い。
次に、電子帳票システム1で取り扱う帳票のフォーマットの一例を図2に示す。帳票31は、請求書、発注書、受注書、売上伝票などの帳簿類又は伝票類である。図2に示す帳票31は、入力用端末2で作成される電子データを画面表示させたものであり、閲覧用端末4の画面に表示させたり、外部記録媒体10に出力させたりすることが可能である。
帳票31は、上側の中央に帳票の種類を示すタイトル32が配置されている。この例におけるタイトルは、「売上伝票」である。その下には、相手先のデータ欄33と、自社のデータ欄34とが左右に分かれて配列されている。これらのデータ欄33,34には、住所や会社名などが入力又は表示される。右側の自社のデータ欄34の下には、帳票を特定する情報として、売上日の欄35と、伝票番号の欄36と、帳票31を作成した担当者の欄37が順番に配置されている。各欄35〜37には、項目35A,36A,37Aと、各項目の具体的な内容を入力又は表示するデータ欄35B,36B,37Bが上下に分割して配置されている。
さらに、各項目35B〜37Bの下方には、リスト欄38が配置されている。リスト欄38は、売上として計上される商品の情報が1行ずつ配置される。リスト欄38の項目は、左側から配列順に、行番号の項目41、商品コードの項目42、商品名の項目43、数量の項目44、単価の項目45、金額の項目46がある。これらの項目42〜46のそれぞれの下には、各項目42〜46の具体的な内容を入力又は表示する行番号のデータ欄47、商品コードのデータ欄48、商品名のデータ欄49、数量のデータ欄50、単価のデータ欄51及び金額のデータ欄52が配列されている。
ここで、この帳票31では、リスト欄38に7つの欄38A,38B,38C,38D,38E,38F,38Gが上下に配列されている。このために、帳票31には、最大で7種類までの商品をリストアップできる。そして、商品が8種類以上あるときには、2ページ目以降の帳票31が作成される。
このような帳票31を構成するデータのうち、文字及び数字に関する情報は、帳票データ26として抽出される。帳票データ26は、図1に示す帳票管理サーバ3の記録装置1
3に登録される。帳票データ26の一例について図3を参照して説明する。図3では、帳票31が1〜n頁の複数枚ある場合を例示している。
帳票データ26は、複数のデータから構成されており、帳票31の1ページ目の文字及び数字の情報で形成される個別データ26Aを有する。さらに、帳票31の2ページ目、・・・、nページ目の文字及び数字の情報で形成される個別データ26B,・・・,26nが付加されている。
各個別データ26A,26B,・・・,26nは、最初にページ情報61を1つ有する。ページ情報61は、そのページの帳票31の行数などの情報が含まれる。具体的には、帳票31の1ページ目の個別データ26Aのページ情報61は、1ページ目の帳票31の行数の情報が含まれる。
さらに、各ページ情報61の後には、文字属性データ62と文字データ63が複数配列されている。文字属性データ62には、帳票31に含まれる文字のフォントの種類や、文字サイズの情報が含まれる。文字データ63には、直前に配置された文字属性データ62で特定される文字の文字コードや文字の位置情報が含まれる。文字の位置情報は、例えば、帳票31の縦横をXYに分割したときのX座標とY座標である。即ち、帳票31中の1つの文字に対して1つの文字属性データ62と、1つの文字データ63が生成され、一組の文字属性データ62と文字データ63によって、1つの文字の内容、位置、フォント、属性が特定される。
例えば、1ページ目の帳票31中に例えば100個の文字が含まれる場合には、100組の文字属性データ62と文字データ63が生成され、文字の配列の順番に従って配列される。文字の配列の順番とは、例えば、帳票の左端から右端までを一番上の行から一番下の行まで順番にスキャンする場合のその順番に相当する。
帳票31は、ページによって文字数が異なるので、各ページのページ情報61の内容や、文字属性データ62及び文字データ63の数は、ページ毎に異なっても良い。さらに、個別データ26A,26B,・・・,26nの数は、帳票31のページ数に応じて変化する。
ここで、帳票データ26は、入力用端末2から入力された文字又は数字を配列させた情報のみなので、これらの文字又は数字と、帳票31のフォーマットを対応付ける必要がある。具体例をあげると、帳票項目である「売上日」として入力されたデータの帳票31内の場所と、データの種類とを対応付ける必要がある。この実施の形態では、帳票31の帳票項目に対して入力されるデータの配列や範囲、データの種類を定義するデータとして、帳票項目のデータ構造27を自動処理によって形成し、帳票31の再構築やデータ検索を容易に行えるようにしている。そこで、以下に帳票項目のデータ構造27について以下に説明する。
図4に一例を示すように、帳票項目のデータ構造27は、最初に帳票項目の個数のデータ71が配置され、その後に、帳票項目の構造を特定するデータとして、帳票項目範囲72と、帳票項目名73と、帳票項目の型74とが配列される。帳票項目範囲72、帳票項目名73及び帳票項目の型74は、帳票項目の数だけ繰り返して配列される。例えば、帳票項目の個数のデータ71が「5」の場合、帳票項目範囲72、帳票項目名73及び帳票項目の型74は5セット作成される。
ここで、帳票項目範囲72は、1つの帳票項目のデータ欄の範囲を示す左上X座標(帳票項目範囲72A)、左上Y座標(帳票項目範囲72B)、右下X座標(帳票項目範囲7
2C)、右下Y座標(帳票項目範囲72D)を有する。帳票項目名73は、帳票項目の名前を特定する文字データが格納され、帳票項目の型74には、帳票項目のデータ欄に入力されるデータの型、例えば文字列であるか、数字であるか、日付であるかを特定する情報が格納される。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
この実施の形態では、従来は手作業で作成されていたデータ構造をコンピュータ処理によって作成することを特徴とする。そこで、最初に、図5のフローチャートを主に参照して帳票項目のデータ構造27を生成する処理の概略について説明する。
まず、ステップS101において、データ管理部20が帳票データ26を読み込む。帳票データ26は、入力用端末2で作成され、ネットワークを介して帳票管理サーバ3の通信制御部19に入力される。データ管理部20は、帳票データ26をメモリ12に一時的に保管する。続くステップS102では、文字抽出部21が帳票データ26から文字列を抽出する。
さらに、ステップS103で1頁分の帳票データ26を読み込んだら、ステップS104で文字列判定部22が抽出した文字列が固定文字列か可変文字列かを判定する。ステップS103及びS104の処理は、ステップS105において所定の頁数分又は、文字列判定部22が同一種類の帳票分のデータ処理が完了したと判定するまで繰り返される。ここで、所定の頁数とは、データ構造26の生成に十分なサンプル数、又は用意された全ての帳票の頁数に相当する。
この後、ステップS106で、行範囲決定部23が固定文字列のみの行を抽出することによって帳票項目の行範囲を決定する。ここで抽出される行範囲は、図4のデータ構造27の帳票項目範囲72の左上Y座標72Bと右下Y座標72Dに相当する。さらに、ステップS107で列範囲決定部24が、帳票項目の列の範囲を決定する。ここで抽出される列範囲は、ステップS106で抽出された行範囲のそれぞれの列方向の範囲を決定する処理であり、これによって図4のデータ構造27の帳票項目範囲72の左上X座標72Aと右下X座標72Cが決定する。ここまでの処理によって、データ構造27の帳票項目範囲72が確定する。
そして、ステップS108で、帳票項目範囲72に帳票項目名73と、帳票項目の型74を関連付けて帳票項目のデータ構造27を生成する。帳票項目名73は、例えば、帳票項目範囲72の直上の固定文字列を取得する。例えば、商品名の帳票項目では、図2のデータ欄98の帳票項目範囲の上の行の固定文字列である「商品名」が帳票項目名73になる。帳票31のレイアウトによっては、帳票項目範囲72の右や、左、下の固定文字列が帳票項目名73になることもある。
さらに、帳票項目の型74は、帳票項目範囲72内の座標を有する文字列の文字属性データ62を取得することで確定する。そして、帳票項目範囲72の個数が帳票項目の個数のデータ71として抽出される。このようにして、データ構造27を自動処理によって作成したら、データ管理部20は帳票データ26とデータ構造27を記録装置13に格納した後、ここでの処理を終了する。
ここで、ステップS102の文字列の抽出処理と、ステップS104の文字列の判定処理と、ステップS106の行範囲の決定処理と、ステップS107の列範囲の決定処理の詳細について、以下に順番に説明する。
最初に、ステップS102の文字列の抽出処理の具体例について、図6を参照して説明
する。図6に例示する帳票31は、例えば、売上日が、「2012年01月01日」で、伝票番号が「0001」、担当者が「101」として登録されている。例えば、行番号1の欄38Aには、商品コードが「0020」である「カラーテレビ」を「3台」売上として計上されたことが示され、これと共に、カラーテレビの単価が120000円であり、3台の合計金額が360000円であることが示される。以下、行番号2の欄38Bでは、「カラオケセット」の売上が、行番号3の欄38Cでは「電気掃除機」の売上が、行番号4の欄38Dでは「電気スタンド」の売上がそれぞれリストアップされている。そして、各列の欄38A〜38Dにおいて商品コード、数量、単価、金額の情報が入力されている。
各列の欄38A〜38Dのデータを具体的に調べると、例えば、行番号1の欄38Aは、左から、「1」、2つのスペース、「0020」、2つのスペース、「カラーテレビ」9つのスペース、「3」、3つのスペース、「¥120,000」3つのスペース、「¥360,000」、1つのスペースが配列されることによって形成されている。最初の「1」と、「0020」の最初の「0」との間は、1文字以上に相当するスペースがある。スペースの有無は、文字抽出部21が、「1」の文字データに含まれるX座標と、「0020」の最初の「0」の文字データに含まれるX座標との間の差を算出することによって判定する。
即ち、文字抽出部21は、行番号の「1」と、商品コードの「0020」の間にスペースがあるのでこれらを2つの独立した文字列と判定する。さらに、商品コードの「0020」の最初の2つの「0」の間と、2番目の「0」と「2」の間、「2」と最後の「0」の間のそれぞれにはスペースが存在せず、最後の「0」の後にスペースがあることから、「0020」のグループを1つの文字列と判定する。
このようにして、文字抽出部21は、1つの行の全ての文字に対して隣文字との間隔を調べ、1文字以上の間隔を文字列の区切りとすることによって各欄38A〜38Bから文字列を抽出する。この例では、「0020」の最後の「0」と、「カラーテレビ」の「カ」の間に1文字列以上の間隔があるので、「0020」と「カ」は別の文字列と判定する。そして、「カ」から「ビ」までは文字が隙間なく配列されているので、1つの文字列として取り扱う。以降は、同様にして、「3」、「¥120,000」、「¥360,000」が文字列として抽出される。また、文字抽出部21は、その他の項目35A〜37Aや、リスト欄38の各項目41〜46についても文字列を抽出する。
次に、図5のステップS104の文字列の判定処理の詳細について、図7を参照して説明する。
まず、ステップS201で文字列判定部22が複数、例えば2つの帳票31の同一座標の文字列を抽出し、ステップS202で文字列同士を比較する。文字列が一致していれば(ステップS203でYes)、ステップS204で2つの文字列の文字属性同士を比較する。文字属性とは、例えば、文字列に使用されているフォントや、文字サイズ、文字飾りなどである。
文字属性が一致していれば(ステップS205でYes)、ステップS206でその座標の文字列を、各帳票31で共通して使用される固定文字列と判定する。これに対して、ステップS203で文字列が一致しない場合と、ステップS205で文字属性が一致しない場合は、ステップS207に進んでその座標の文字列を、帳票31によって変化する可変文字列と判定する。ステップS206又はステップS207を実行した後は、ステップS208に進む。
そして、ステップS208において、文字列判定部22は現段階で読み込んでいる全て
の帳票31に対する比較が終了したか調べる。全ての帳票での比較が終了していない場合(ステップS208でNo)、ステップS201に戻って、次の帳票31の同一座標の文字列を抽出する。例えば、図3の帳票データ26の例では、1つの帳票データ26がnページから構成されているので、ステップS201からステップS208がn回繰り返される。また、異なる2つ以上の帳票データ26を用いて固定文字の判定処理を実施してしても良い。また、例えば、nページの帳票データ26が2つある場合には、ステップS201からステップS208が2×n回繰り返される。このように、帳票が1枚の場合には、別の帳票を選択し、複数枚の帳票では2ページ以降を選択することが好ましい。
そして、ステップS208までの処理で、全ての帳票31を参照した判定処理が終了したら、ステップS209に進み、帳票31の1ページ中の最後の文字列の判定処理が終了するまで、文字列を順番に変更しながらステップS201からステップS208の処理を繰り返す。
続いて、固定文字列の判定処理の具体例について、図8を参照して説明する。ここで、図8(a)は1ページ目の帳票31Aのイメージを示し、図8(b)は2ページ目の帳票31Bのイメージを示す。また、固定文字列と判定された文字列がハッチングで示されている。
固定文字列の判定処理では、複数のページのデータを読み込んで、同一座標に同一の文字列、かつ同一の文字属性のデータがあるか調べる。そして、固定文字列でない文字列は、可変文字列と判定する。例えば、(a)に示す1ページ目の帳票31Aと、(b)に示す2ページ目の帳票31Bの比較では、ハッチングで示す「売上日」、「伝票番号」、「担当者」などの文字列が、位置、文字列の内容及び属性が一致する。このために、これらの文字列は固定文字列であると判定される。同様に、「No.」や、「商品コード」なども固定文字列と判定される。行番号「No.」の下の「1」、「2」、「3」、「4」も固定文字列と判定される。
これに対して、リスト欄38の商品コードや商品名などの具体的なデータを固定文字列ではなく、可変文字列と判定される。これは、帳票31A,31B毎にデータの内容が異なるためである。さらに、図8(b)に示すように、行番号「No.」の「5」は固定文字列と判定されない。これは、1ページ目の帳票31Aには、商品が5つまでしか計上されていないために、「5」の列が存在しないのに対し、2ページ目の帳票31Bには5個目の商品が計上されており、「5」が存在するためである。また、伝票番号のデータ欄36Bは、1ページ目の「0001」と、2ページ目の「0002」で異なるので可変文字列と判定されている。
ここで、図8の例は、2ページの帳票の場合を示しているが、1頁しかない帳票も存在する。このために、同じ種類の帳票のデータを複数読み込んで固定文字列の判定処理をすることによって、固定文字列と可変文字列の判定精度を向上させる。
次に、図5のステップS106の行範囲の決定処理の詳細について、図9を参照して説明する。
最初に、ステップS301で、行範囲決定部23が、着目した行に含まれる文字列の種類を判定する。その行に属する文字列の全てが固定文字列であった場合(ステップS302でYes)、ステップS303に進み、その行を区切り行に設定する。この後、ステップS304に進む。これに対して、着目した行の中に、1つでも可変文字列が含まれていた場合(ステップS302でNo)、そのままステップS304に進む。
ステップS304では、行範囲決定部23がページの終端に到達したか否かを判定する
。ページ終端に到達していない場合(ステップS304でNo)、ステップS301に戻って前記の処理を繰り返し、別の行に対しても区切り行であるか否かを調べる。これに対して、ページ終端まで処理を終了したら(ステップS304でYes)、ステップS305に進む。ステップS305では、区切り行と次の区切り行の間を行範囲に設定する。又は、最後の区切り行とページ終端の間を行範囲に設定する。この後、ここでの処理を終了する。
続いて、行範囲の決定処理の具体例について、図10を参照して説明する。図10において、固定文字列と判定された文字列は、ハッチングで示している。
例えば、売上日の項目35Aがある行81は、伝票番号のタイトル36Aと、担当者のタイトル37Aがあるだけであり、これらの文字列はハッチングによって示すように固定文字列のみで構成されている。従って、この行81は、行範囲決定部23によって区切り行と判定される。その下の行82は、「伝票番号」のデータ欄36Bが帳票31によって異なる可変文字列である。この行82において、データ欄36Bの両隣のデータ欄35B,37Bは固定文字列と判定されている。この場合には、可変文字列が一箇所含まれているので、区切り行とは判定されない。
さらに、その下のリスト欄38の最初の行83は、「行番号」のタイトル41などの固定文字列のみが配置されている。このために、この行83は、区切り行と判定される。その結果、1つ目の区切り行(行81)から次の区切り行(行83)の間が1つ目の行範囲H1と判定される。
この後は、リスト欄38の行番号「1」に相当する行84から、「4」に相当する最後の行85までは、固定文字列と、可変文字列が混在している。従って、これらの行83,84は、区切り行と判定されない。ここで、帳票31の最後の行85までの判定が終了し、かつ先の区切り行82の後には区切り行が存在しなかったので、区切り行82から最終行85の下端85Bまでの間が、2つの目の行範囲H2と判定される。このようにして行範囲H1,H2を決定すると、空白行がある場合でも行の範囲を正確に決定できる。
次に、図5のステップS107の列範囲の決定処理の詳細について、図11を参照して説明する。
最初に、ステップS401で、列範囲決定部24が、着目した行範囲内の1行目の文字列の左右端の座標を取得する。続いて、ステップS402で、最初に選択した文字列の右端の座標を列範囲の右端の初期値に設定する。さらに、最初に選択した文字列の左端の座標を列範囲の左端の初期値に設定する。
続くステップS403で、列範囲決定部24が、次の行の文字列の左端の座標と、列範囲の左端の座標を比較する。文字列の左端が列範囲の左端以下であれば(ステップS404でYes)、ステップS405で列範囲の左端の座標を、その文字列の左端の座標に更新する。この後、ステップS406に進む。これに対して、ステップS404において、文字列の左端が列範囲の左端より大きい場合は、列範囲の左端の座標を更新することなくステップS406に進む。
ステップS406では、文字列の右端の座標と、列範囲の右端の座標を比較する。このときの文字列は、ステップS403における比較処理で使用した文字列と同じ文字列である。文字列の右端が列範囲の右端以上であれば(ステップS407でYes)、ステップS408で列範囲の右端の座標を、その文字列の右端の座標に更新する。この後、ステップS409に進む。これに対して、ステップS407において、文字列の右端が列範囲の右端より小さい場合は、列範囲の右端の座標を更新することなくステップS409に進む。
そして、ステップS409で、注目した列範囲の最終行の処理が終了するまでステップS403からステップS408までを繰り返す。さらに、ステップS410で、全ての帳票31に対してステップS403からステップS408までの処理を繰り返す。このように、複数の帳票31に対して処理を行い、データを更新することによって、列範囲が精度良く設定される。
続いて、列範囲の決定処理の具体例について、図12を参照して説明する。ここで、図12において各行の文字列の開始位置がずれているのは、文字列の割付処理などによって文字列の開始位置が変化する場合を想定したためである。
最初に、列の範囲を決定する行範囲、例えば行範囲H2を選択する。続いて、行範囲H2内の一番上の可変文字列を基準にして列範囲を決定する。図12の例では、一番上の可変文字列である「カラーテレビ」の左端の「カ」の文字のX座標がX3で、右端の「ビ」のX座標がX6であるので列の範囲の初期値は、左端がX3、右端がX6にそれぞれ設定される。
次に、同じ行範囲H2の2行目の可変文字列である「カラオケセット」のX座標と仮に設定した列範囲とを調べる。左端の「カ」のX座標がX4であり、これは列範囲の左端の初期値であるX3より大きい。このために、列範囲の左端の座標はX3に維持される。これに対して、「カラオケセット」の右端の「ト」のX座標はX8であり、これは列範囲の右端の初期値であるX6より大きい。このために、列範囲の左端の座標は、X8に更新される。これによって、仮の列範囲は、X3以上X8以下になる。
さらに、3行目の可変文字列である「電気掃除機」は左端のX座標がX2なので、列範囲の左端がX2に更新される。一方、列範囲の右端は「機」のX座標がX5であるために、X8が維持される。4行目の可変文字列は、列範囲内に収まっているので、列範囲は更新されずに維持される。このように、同じ行範囲でグループ化された複数の可変文字列の右端同士と左端同士をそれぞれ比較することによって、列範囲W1が決定される。即ち、この例では、行範囲H2かつ列範囲W1の領域が、図2に示す商品名の項目43の検索可能な範囲になる。
以上の処理によって、図4に示すデータ構造が生成される。データ構成で特定される検索可能な範囲の一例を図13に示す。図13には、帳票31にデータ構造27として設定された範囲がハッチングで示している。この例では、検索可能な帳票項目として、伝票番号の帳票項目範囲91と、商品コードの帳票項目範囲92と、商品名の帳票項目範囲93と、数量の帳票項目範囲94と、単価の帳票項目範囲95と、金額の帳票項目範囲96とがハッチングされており、これらの領域に入力された文字列を用いた検索が可能になる。
例えば、商品名の帳票項目範囲92は、直上の商品名の項目43と関連付けられることで、商品名が入力又は表示され、検索可能な範囲になる。ここで、行番号の一番下に検索範囲97が存在する。これは、図8に示す1ページ目の帳票31Aの列番号に「5」がないのに対し、2ページ目の帳票31Bに「5」が存在していたためである。また、売上日のデータ欄35Bと、担当者のデータ欄37Bは、検索可能な範囲に設定されていない。これは、データ構造27の生成処理に使用した帳票31は全て「2012年01月01日」に作成され、かつ担当者が「101」であったためである。売上日のデータ欄35B及び担当者のデータ欄37Bについては、データ構造27を作成する帳票31の数を増やすことで、帳票項目範囲への追加が可能である。
また、余分な検索範囲97は、例えば、ステップS104の固定文字列の判定処理において、判定に使用する閾値を予め設定し、固定文字列の割合が閾値以上であれば、一部に
可変文字列が存在した場合でも固定文字列と判定する処理を追加することによって削除できる。閾値は、僅かに可変文字列が含まれているが、殆ど固定文字列と取り扱えるような値を統計的に算出したものを使用する。また、帳票項目範囲91〜97の中には、数種類の文字列のいずれかが入力される場合もあるので、固定文字列の判定において、2通り又は3通りの短い文字列であれば、固定文字列と判定する処理を追加しても良い。
次に、データ構造27が形成された後の帳票データ26の利用方法の一例として、ユーザによる検索処理について説明する。
図14にフローチャートを示すように、まず、ステップS501で、入力用端末2から帳票のデータを入力し、帳票データ26を作成する。続いて、ステップS502で、入力用端末2から送信された帳票データ26を帳票管理サーバ3が受信し、記録装置13に登録する。
この後、ステップS503で、閲覧用端末4からの要求に応じて、検索制御部25が帳票データ26を検索する。ユーザは、例えば、売上日の項目35Aで日付の範囲を指定して、その範囲に含まれる帳票データ26の検索を要求する。また、金額の項目46で例えば「100,000円以上」を指定し、その条件に合致する帳票データ26の検索を要求する。また、商品名の項目43に例えば「テレビ」と入力し、商品名にテレビが含まれる帳票データ26の検索を要求する。
帳票データ26の検索とは、閲覧用端末4から入力された検索条件に基づいて、検索制御部25が複数の帳票データから検索条件に合致するデータを抽出し、検索要求のあった閲覧用端末4の表示装置に表示させることを言う。また、必要に応じて、抽出した帳票データ26を紙媒体や磁気記録媒体に出力させることも含まれる。ここで、閲覧用端末4は、図13に示すような構造を有する検索画面を表示させるとユーザによる帳票検索が容易になる。即ち、閲覧用端末4が帳票項目範囲91〜95を表示させると、ユーザが検索可能な項目と領域を容易に認識できるようになる。
以上、説明したように、この実施の形態では、複数の帳票31のデータからデータ構造27を自動的に作成するようにしたので、書式のデータがない場合でも自動処理によって検索可能な範囲の設定が可能になる。また、帳票31に帳票項目が多数ある場合や、帳票31の種類が多数ある場合でも容易に帳票31を検索可能に管理できるようになる。さらに、帳票31のフォーマットの変更や新規作成が容易になる。
特に、帳票31は、データ入力される領域や検索対象となる領域に可変文字列が多く含まれるので、固定文字列と可変文字列を識別することによって、帳票項目の検索可能な行方向の範囲を容易に抽出することができる。また、行範囲内の可変文字列の左右の広がりを比較することによって、帳票項目の検索可能な列方向の範囲を容易に抽出ことができる。列範囲を抽出することによって、1行に複数の帳票項目が配列される場合に、各帳票項目を分離することが可能になる。そして、複数の帳票データ26を用いて可変文字列のグループを形成することによって、帳票項目の範囲を自動的に決定するようにしたので、検索可能な範囲を精度良く設定できる。
また、1ページ帳票など、ページ数が少ない帳票31の場合には、複数の帳票31を指定することによってデータ構造27を高精度に作成することが可能である。
さらに、予め記録装置13に登録してある帳票データ26であって、帳票のフォーマットが同一の帳票を選択してデータ構造27を形成しても良い。
ここで、コンピュータを帳票管理サーバ3として機能させる電子帳票の管理プログラムもこの実施の形態に含まれる。電子帳票の管理プログラムは、コンピュータをデータ管理
部20と、文字抽出部21と、文字列判定部22と、行範囲決定部23と、列範囲決定部24と、検索制御部25として機能させる構成を有する。さらに、電子帳票の管理プログラムを実行可能に記録装置13に保存することや、コンピュータにインストール可能に保存した記録媒体や、ダウンロード可能な状態におくことも実施の形態に含まれるものとする。
ここで挙げた全ての例及び条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明及び概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例及び条件に限定することなく解釈するものであり、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換及び変形を施すことができる。
以下に、前記の実施の形態の特徴を付記する。
(付記1) 帳票のデータを取り込む入力装置と、前記取り込まれた帳票のデータに含まれる文字列を抽出し、複数の前記帳票で共通して使用される文字の集合である固定文字列と、前記固定文字列以外の文字列を含む可変文字列とを区別する文字列判定部と、前記固定文字列のみを有する行を区切り行とし、前記区切り行同士の間、又は前記区切り行と帳票の終端までの間を、帳票の項目の検索可能な行範囲として設定する行範囲決定部と、を含むことを特徴とする電子帳票システム。
(付記2) 前記行範囲内に配置される複数の前記可変文字列の両端を比較し、前記行範囲内に配置される全ての前記可変文字列を包含する範囲を、前記取り込まれた帳票の項目の検索可能な列範囲として設定する列範囲決定部を含むことを特徴とする付記1に記載の電子帳票システム。
(付記3) 前記取り込まれた帳票のデータの1つの行において連続して配置されている文字のグループを1つの文字列として判定し、スペースで分けられた文字を異なる文字列と判定する文字抽出部を含むことを特徴とする付記1又は付記2に記載の電子帳票システム。
(付記4) 複数の帳票のデータに含まれる文字列を抽出し、複数の前記取り込まれた帳票で共通して使用される文字の集合である固定文字列と、前記取り込まれた帳票によって変化する文字列を含む可変文字列とを判別し、前記固定文字列のみを有する行を区切り行とし、前記区切り行同士の間、又は前記区切り行と前記取り込まれた帳票の終端までの間を帳票の項目の行範囲として抽出し、前記行範囲を検索可能な範囲として設定することを特徴とする電子帳票の管理方法。
(付記5) 前記行範囲内に配置される複数の前記可変文字列の両端を比較して前記行範囲内に配置される全ての前記可変文字列を包含する列範囲を抽出し、前記列範囲を検索可能な範囲として設定することを特徴とする付記4に記載の電子帳票の管理方法。
(付記6) 前記文字列を抽出するにあたり、前記帳票データの1つの行において連続して配置されている文字のグループを1つの文字列として判定し、スペースで分けられた文字を異なる文字列と判定することを特徴とする付記4又は付記5に記載の電子帳票の管理方法。
(付記7) 複数枚の帳票のデータに含まれる文字列を抽出し、複数の前記帳票で共通して使用される文字の集合である固定文字列と、前記帳票によって変化する文字列を含む可変文字列とを判別するステップと、前記固定文字列のみを有する行を区切り行とし、前記区切り行同士の間、又は前記区切り行と前記帳票の終端までの間を前記帳票の項目の行範囲として抽出するステップと、前記行範囲を検索可能な範囲として設定するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする電子帳票の管理プログラム。
(付記8)
前記行範囲内に配置される複数の前記可変文字列の両端を比較して前記行範囲内に配置される全ての前記可変文字列を包含する列範囲を抽出するステップと、前記列範囲を検索
可能な範囲として設定するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする付記7に記載の電子帳票の管理プログラム。
1 電子帳票システム
2 入力用端末
3 帳票管理サーバ
4 閲覧用端末
13 記録装置
16 通信制御部
21 文字抽出部
22 文字列判定部
23 行範囲決定部
24 列範囲決定部
26 帳票データ
31 帳票
35A 売上日の項目(帳票項目)
36A 伝票番号の項目(帳票項目)
27A 担当者の項目(帳票項目)
41 列番号の項目(帳票項目)
42 商品コードの項目(帳票項目)
43 商品名の項目(帳票項目)
44 数量の項目(帳票項目)
45 単価の項目(帳票項目)
46 金額の項目(帳票項目)
81 行(区切り行)
83 行(区切り行)
H1,H2 行範囲
W1 列範囲

Claims (11)

  1. 複数の帳票のデータを取り込む入力装置と、
    り込まれた前記帳票のデータに含まれる複数の文字列を抽出し、前記複数の文字列を、前記複数の帳の同じ位置で共通して使用される固定文字列と、前記複数の帳票において同じ位置であるが帳票により内容が異なる可変文字列区別する文字列判定部と、
    前記固定文字列のみを有する行を区切り行とし、前記区切り行同士の間、又は前記区切り行と帳票の終端までの間を、前記帳票の項目の行範囲として設定する行範囲決定部と、
    を含むことを特徴とする帳票管理装置
  2. 前記行範囲内に配置される複数の前記可変文字列の両端を比較し、前記行範囲内に配置される全ての前記可変文字列を包含する範囲を取り込まれた前記帳票の項目の検索可能な列範囲として設定する列範囲決定部を含むことを特徴とする請求項1に記載の帳票管理装置
  3. 前記位置は、前記複数の文字列それぞれの、前記文字列が表示された帳票における座標に対応することを特徴とする請求項1に記載の帳票管理装置。
  4. 前記行範囲を検索対象範囲として設定することを特徴とする請求項1に記載の帳票管理装置。
  5. 複数の帳票のデータに含まれる複数の文字列を抽出し、前記複数の文字列を、前記複数の帳の同じ位置で共通して使用される固定文字列と、前記複数の帳票において同じ位置であるが帳票により内容が異なる可変文字列区別し、
    前記固定文字列のみを有する行を区切り行とし、前記区切り行同士の間、又は前記区切り行と前記取り込まれた帳票の終端までの間を帳票の項目の行範囲として抽出することを特徴とする帳票管理方法。
  6. 前記行範囲内に配置される複数の前記可変文字列の両端を比較して前記行範囲内に配置される全ての前記可変文字列を包含する列範囲を抽出し、
    前記列範囲を検索可能な範囲として設定することを特徴とする請求項に記載の帳票管理方法。
  7. 前記位置は、前記複数の文字列それぞれの、前記文字列が表示された帳票における座標に対応することを特徴とする請求項5に記載の帳票管理方法。
  8. 前記行範囲を検索対象範囲として設定することを特徴とする請求項5に記載の帳票管理方法。
  9. 数の帳票のデータに含まれる複数の文字列を抽出し、
    前記複数の文字列を、前記複数の帳票の同じ位置で共通して使用される固定文字列、または、前記複数の帳票において同じ位置であるが帳票により内容が異なる可変文字列と判別
    前記固定文字列のみを有する行を区切り行とし、前記区切り行同士の間、又は前記区切り行と前記帳票の終端までの間を前記帳票の項目の行範囲として抽出する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする帳票管理プログラム。
  10. 前記位置は、前記複数の文字列それぞれの、前記文字列が表示された帳票における座標に対応することを特徴とする請求項9に記載の帳票管理プログラム。
  11. 前記行範囲を検索対象範囲として設定する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項9に記載の帳票管理プログラム。
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